JP3712515B2 - 遊星歯車装置 - Google Patents

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    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、内歯歯車に円弧歯形を、遊星歯車の外歯歯車の歯形にエピトロコイド歯形を用いた内接噛み合い型遊星歯車装置に関する。更に詳しくは、本発明は、上述の型式の遊星歯車装置において高効率、無摩耗、ノーバックラッシ、高負荷能力、高剛性、高精度、および優れた制御性を同時に得るための技術に関する。
【0002】
本発明は、工作機械の割り出し盤や産業用ロボットなどのモーションコントロール装置またはサーボアクチュエータの高性能化を図ることを目的とするものである。
【0003】
【従来の技術】
従来のマシニングセンター(MC)の割り出し盤などでは、ACサーボモータとウオーム減速機との組合せ構成がほとんどである。しかし、ウオーム減速機の効率が極めて低く、噛合い歯面に大きな滑りや高い面圧のため高速化に問題が生じる。また、歯面の滑りによる摩耗によりバックラッシが増加し、性能が低下する。バックラッシを除去するためには調整機構を必要とし、この調整機構のメンテナンスが繁雑である。
【0004】
一方、ウオーム減速機以外に容易に高減速比を得られる減速機としては、工業用ロボットの関節によく使用されているように、内歯歯車に円弧歯形を有する内接噛み合い型遊星歯車装置や波動歯車装置がある。
【0005】
例えば、実公昭61−16439号公報には、内歯歯車のハウジングである環状枠の内面に取付けられた外ピンに2分割した外ローラを回動可能に取付け、外ローラ間に微少間隔δだけ離れた外ピンの中間支持部を設けたことを特徴とする内歯歯車がピンとローラよりなる円弧歯形を、外歯歯車がトロコイド系歯形を有する内接式遊星歯車減速機が開示されている。
【0006】
また、実開昭58−102855号公報には、ピン形状の内歯を具備したケース、該ケースと相対回転可能に配設した支持ブロック、前記内歯に噛合する外歯を具備し偏心公転運動を行なうピニオン、および前記支持ブロックに設けられ該ピニオンを作動させる偏心クランク機構を有する偏心揺動型減速機において、前記ピンの両端を転がり軸受により前記ケースに回転可能に支持したことを特徴とする偏心揺動型減速機が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のMCの割り出し盤などに用いられるACサーボモータとウオーム減速機との組合せ構成では、ウオーム減速機の効率が極めて低く、高速化に問題が生じる。また、歯面の滑りによる摩耗でバックラッシが増加して性能が低下する。バックラッシを除去するために調整の機構も必要とし、調整のメンテナンスが繁雑である。
【0008】
上述した実公昭61−16439号公報においては、ピンに支持されている滑り軸受(ローラ)が外歯であるトロコイド歯車と噛合っており、ローラと外歯の間、或いは、ローラとピンの間のどちらかに必ず滑りを生じる。
【0009】
また、実開昭58−102855号公報においては、ピンの両端がころがり軸受により支持されており、ピンで外歯と噛合うが、位相の異なる二つの外歯歯車は同時に同一ピンと噛合うことで必ず滑りを生じる。また、バックラッシを調整する機構もない。
【0010】
更に、特開昭58−149438号公報においては、片持ち支持されたピンに滑り軸受(ローラ)が片持ち支持されており、剛性が弱く、接触状態が片当りとなり、バックラッシ調整機構も複雑である。
【0011】
しかし、これらの減速機においても、歯面の噛合いには滑りが必ず存在し、歯面の摩耗によりバックラッシが増加するという問題を生じる。これら減速機の使用中に、このバックラッシを調整する機構はないので、従来のこの減速機はMC割り出し盤のような高精度のモーションコントロール装置として実用化できていない。
【0012】
【発明の目的】
本発明は、モーションコントロール装置の高速化、ノーメンテナンス化、高性能化を目的とする。すなわち、運転に伴って性能の劣化と変化が少なく、ノーバックラッシ、小ヒステリシスで、ハイリニアリティを有し、入力に対して出力に高い追従性を保つことができ、変動の少ない高効率で入力側から出力側の負荷トルクやイナーシャルを推定することが容易にでき、且つ、高剛性を有する正確なモーションコントロール用途に最適な増減速機を提供することを目的する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、上記の目的を、内歯歯車の歯形に円弧歯形を、遊星歯車の外歯歯車の歯形にエピトロコイド歯形を用いた内接噛合い型遊星歯車装置において、前記内歯歯車は両持ち支持したピンおよび該ピンに嵌合したころがり軸受からなり、前記外歯歯車の歯形を歯先と歯底が前記ころがり軸受の外輪と噛合わないように修整してあるとともに該ころがり軸受の外輪を前記外歯歯車に予圧状態で噛合させていることを特徴とする遊星歯車装置により達成する。
【0014】
また、本発明は、この遊星歯車装置の組立て方法として、回転軸線に対して偏心配置したクランク部を有するクランクピンおよび該クランク部に嵌合させた遊星歯車からなり、該遊星歯車に噛合する内歯歯車の歯形に円弧歯形を、遊星歯車の外歯歯車の歯形にエピトロコイド歯形を用いた内接噛み合い型遊星歯車装置の組立て方法において、前記外歯歯車と噛合う内歯歯車としてころがり軸受を使用し、該ころがり軸受を両持ち支持したピンで支持するようにし、該ピンを自由にころがり軸受に挿入できるよう嵌め合い隙間を有するとともに外歯歯車と内歯歯車との組立て後にころがり軸受の外輪と前記外歯歯車との間に予圧が掛かるような寸法のものを選定するとともに前記外歯歯車のトロコイド歯形歯底と歯先とが前記ころがり軸受と噛合わないように修整しており、クランクピンの偏心方向に合致した位置に位置しているころがり軸受にピンを挿入し、順次クランクピンをころがり軸受1個分ずつ回転させクランクピンおよび遊星歯車の偏心方向を変化させて、クランクピンの偏心方向に合致した位置に位置しているころがり軸受にピンを順次挿入し、全てのころがり軸受にピンを挿入した後、外歯歯車と内歯歯車とを該ころがり軸受の外輪を前記外歯歯車に予圧状態で噛合うよう組立てることを特徴とする遊星歯車装置の組立て方法を提供する。
【0015】
【実施の形態】
本発明は、内歯歯車の歯形に円弧歯形を、遊星歯車の外歯歯車の歯形にエピトロコイド歯形を用いた内接噛み合い型遊星歯車装置であり、外歯歯車と噛合うのは両持ち支持されているピンに嵌合されたころがり軸受の外輪としている。かつ、ころがり軸受を支持するピンところがり軸受間の嵌め合いは、ピンを自由にころがり軸受に挿入できるような隙間をもたせている。また、簡単にバックラッシをなくすため、外歯歯車の直径寸法と内歯歯車の直径寸法を考慮し適切なピンを選択して歯面に予圧をかけるようにする。このピンところがり軸受間の嵌め合いは隙間ばめとしており、また、外歯歯車の歯形歯先と歯底をころがり軸受と噛合わせないように修整して、外歯歯車の歯底と歯先の位置に抵抗を与えることなく、ころがり軸受の支持用のピンを簡単にころがり軸受に挿入して組立ることができるようにする。ピンの直径が大きいほど歯面にかける予圧が大きい。噛み合い部は転がり噛合いであるので、歯面に大きな予圧をかけても、クランクを軽く回転でき、ピンを順次に挿入していくことができる。このため、ピンの直径サイズを変えることで簡単に歯面予圧を調整でき、バックラッシをなくすことができる。また、歯面に予圧をかけて初期変形が発生したり、多少の加工誤差があっても、無負荷時に同時に多数の歯が噛合うことができ、精度、剛性とリニアリティ性を改善できる。
【0016】
好ましくは、遊星歯車のピンを支持する箇所に半円溝を形成して、内研削し易い構造として高精度に仕上げることができるようにする。
【0017】
【実施例】
以下本発明の実施例を示す添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。支持ブロック13本体は、図1に示すように、円板状部17および該円板状部17から突設した柱状部21からなる。円板状部17は、裏面に第2外歯車43を収納する凹部17aを有し、表面には隣接柱状部21間に所定深さの軸受装着孔17bを形成している。また図1の如く、支持ブロック13の一部をなす端円板25を支持ブロックの柱状部21にピン23により一体的に結合するために、ピン孔21cを柱状部21の頭部部分に形成している。このピン23は負荷により作用する剪断荷重に耐え得るに充分な寸法を有している。また、端円板25を支持ブロックの柱状部21にボルト24によっても固定するための螺子孔21eを柱状部21に形成している。
【0018】
図1において端円板25には、柱状部21のピン孔21cに対応してピン孔25aを穿ち、螺子孔21eに対応してボルト貫通孔25cを穿ち、前述の円板状部17に形成した軸受装着孔17bに対応して軸受装着孔25dを形成している。
【0019】
軸受装着孔17b、25dにそれぞれロ―ラ軸受27、29を装着し、該軸受27、29間に2枚のピニオン33の自転運動を取出すピンとしてクランクピン31を回転可能に両端支持している。クランクピン31はその回転軸線ACDに対し距離eだけ偏心配置した2つのクランク部31a、31cを有し、ピニオン33が軸受35を介して該クランク部31a、31cに嵌合されている。
【0020】
ピニオン(遊星歯車)33は図2に示すように外周面にエピトロコイド歯形を用いた外歯33aを有し、クランクピン31のクランク部31aまたは31cに軸受35を介して係合するピン孔33bを具備する。
【0021】
本実施例においては支持ブロック13の円板状部17および端円板25の外周部にボ―ル軸受36a、36bを装着し、ハブ37を回転可能に支持している。ハブ37はその内周面に、ピニオン33の外周に形成した外歯33aの歯数より僅かに多い数の小径ピン39を、等配的に設けている。すなわち、ハブ37の内面に小径ピン39の数に等しい数の半円溝37a(図3、図4)を等配的に形成しており、この半円溝37aに小径ピン39を装着することにより小径ピン39の軸方向の両端が両持ち支持される。また、小径ピン39の軸方向両端面は図1に示すように軸受36a、36bの外輪の側面により軸方向の移動が防止されている。
【0022】
小径ピン39は、2つのころがり軸受40、40に挿着されており、ころがり軸受40、40の外輪はピニオン33(図2に示すように外歯歯車になっている)の外歯33aに噛合うようになっている。なお、上述の実施例では、ころがり軸受40、40の内輪を省略して小径ピン39を挿着していたが、場合によっては、図5および図6に示す第2実施例のように、ころがり軸受40、40の内輪に小径ピン39を挿着してもよい。
【0023】
以上の構成により、ピニオン33は支持ブロック13の柱状部21に遊嵌合しており、クランクピン31の自転運動によりそのクランク部31a、31cの中心軸線がクランクピン31の回転軸線に対して公転運動することにより2つのピニオン33は偏心公転運動され、外歯33aがハブ37のピンに支持されたころがり軸受40、40の外輪と係合する。
【0024】
サーボモータなどのモ―タ(図示せず)の出力軸の回転は、該出力軸に止着した、または入力回転軸(図示せず)に止着した第1外歯車(図示せず)を通じそれに噛合う第2外歯車43に両歯車の歯数比に応じ減速して伝達される。第2外歯車43の回転により支持ブロック13に回転可能に両端支持されたクランクピン31のクランク部31aは公転運動を生じ、ピニオン33は軸受35を介してピン孔33bがクランク部31aに係合しているので、クランク部31aの公転運動により偏心公転運動される。
【0025】
このとき、複数個のクランクピン31は、ピニオン33の公転運動成分と自転運動成分のうち、自転運動成分のみがハブ37に取り出されるように、機能している。従って、ピニオン33の偏心公転運動によりピニオンの外周に形成した外歯33aがハブ37の内周に両持ち支持したピンに支承されたころがり軸受40の外輪に係合しハブ37を減速回転させる。しかして、ハブ37に取付けたスプロケット(図示せず)により出力が取出される。
【0026】
以下、図1および図2に示した遊星歯車装置の組立て手順を説明する。支持ブロック13を構成している円板状部17の軸受装着穴17bに軸受27を装着し、その軸受27にクランクピン31の図1で示した左側端部を装着する。
【0027】
次に、支持ブロック13の柱状部21およびクランクピン31に2枚のピニオン33を装着する。
【0028】
一方、ハブ37のピン39を装着する半円溝37aに対応する位置に、ころがり軸受40を装着する。ころがり軸受40はハブ37に形成された半円溝37aに相当する数だけ装着する。
【0029】
支持ブロック13の円板状部17の外周部にボール軸受36aを装着し、このボール軸受36aに、上述のようにしてころがり軸受40を装着したハブ37を挿入する。これにより、支持ブロック13とハブ37がほぼ同軸状に二重の円筒状態となるとともに、クランクピン31aが支持ブロック13に装着された状態となる。
【0030】
すなわち、ピニオン33の外周に形成された外歯歯車とハブ37との間に所定数のころがり軸受40が装着された状態となる。但し、このころがり軸受40にはピン39が未だ装着されていないため、ころがり軸受40は装着位置の近傍において僅かに移動可能である。
【0031】
次に、図7に示すように、クランクピン31の偏心方向に合致した位置に位置している軸受40にピン39を挿入し、ピン39の両端をハブ37の半円溝37aに装着する。この状態ではクランクピン31の偏心によりピニオン33が偏心しており、ハブ37とピニオン33の歯形の先端との間に隙間があるため、ピン39は容易に半円溝37aに装着可能である。
【0032】
このようにして、クランクピン31の偏心方向に偏心した位置にある一対のころがり軸受40にピン39を挿入した後で、クランクピン31を回転させることにより、図8に示すようにクランクピン31の偏心方向を変化させ、それに合わせてピニオン33の偏心方向を変化させ、ころがり軸受40の1個分だけ変化させる。その状態で、図9に示すように、クランクピン31の偏心方向に合致した次のころがり軸受40にピン39を装着し、ピン39の両端をハブ37に形成した半円溝37aによって固定する。
【0033】
以下、順次クランクピン31を回転させ、クランクピン31の偏心方向に位置したころがり軸受40に、ピン39を順次挿入して行く。全てのころがり軸受40にピン39が挿入された後で、ボール軸受36bをハブ37と支持ブロック13の円板状部17の先端部との間に装着し、更に端円板25を被せ、位置決めピン23により円板状部17と端円板25との位置決めをした上で、ボルト24により円板状部17と端円板25を締結して、支持ブロック13を堅固に構成する。
【0034】
以上のようにしてピニオン33の外歯歯車と噛合うころがり軸受40は、両持ち支持されたピン39により支持された状態となる。なお、この場合に、ころがり軸受40を支持するピン39ところがり軸受40間の嵌め合いとしては、ピン39を自由にころがり軸受40に挿入できるような隙間を持たせておく。また、バックラッシュをなくすために、外歯歯車(ピニオン33)の直径寸法ところがり軸受40で構成される内歯歯車の直径寸法を考慮し、適切なピン39を選択して、ころがり軸受40の外輪と外歯歯車(ピニオン33)の歯面との間に予圧を掛けるようにする。この場合に、ピン39ところがり軸受40間の嵌め合いは隙間嵌めとしておく。外歯歯車(ピニオン33)の歯形には、歯先と歯底を修整して歯底と歯先の位置に抵抗を与えることなく、ころがり軸受40の支持用ピン39を簡単にころがり軸受40に挿入して組立てができるようにしている。
【0035】
なお、図5および図6に示す第2実施例はセンタークランク型の遊星歯車装置であって、入力回転軸31はクランクピンを構成しており、入力回転軸(クランクピン)31はローラ軸受27、29を介してピニオン33の内周に係合しており、ピニオン33は外周に2つの外歯部33aを具備している。また、円板体45はボルト45aによって支持ブロック13に着脱自在に取付けられている。この円板体45と支持ブロック13とが着脱自在になっているので、ボール軸受36a、36b、小径ピン3a、ころがり軸受40の組付けが容易に行える。
【0036】
【発明の効果】
本発明により、モーションコントロール装置の高速化、ノーメンテナンス化、高性能化がはかられる。すなわち、運転に伴って性能の劣化と変化が少なく、ノーバックラッシ、小ヒステリシスで、ハイリニアリティを有し、入力に対して出力に高い追従性を保つことができ、変動の少ない高効率で入力側から出力側の負荷トルクやイナーシャルを推定することが容易にでき、且つ、高剛性を有する正確なモーションコントロール用途に最適な増減速機が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の断面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1のころがり軸受40支持部の詳細を示す断面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】本発明の第二実施例の断面図である。
【図6】図5の一部断面とした側面図である。
【図7】本発明に係る遊星歯車装置の組立て手順を説明する正面図である。
【図8】本発明に係る遊星歯車装置の組立て手順を説明する正面図である。
【図9】本発明に係る遊星歯車装置の組立て手順を説明する正面図である。
【符号の説明】
13 支持ブロック
17 円板状部
25 端円板
31 クランク部
33 ピニオン33
37 ハブ37
39 ピン39
40 ころがり軸受40

Claims (5)

  1. 内歯歯車の歯形に円弧歯形を、遊星歯車の外歯歯車の歯形にエピトロコイド歯形を用いた内接噛合い型遊星歯車装置において、前記内歯歯車は両持ち支持したピンおよび該ピンに嵌合したころがり軸受からなり、前記外歯歯車の歯形を歯先と歯底が前記ころがり軸受の外輪と噛合わないように修整してあるとともに該ころがり軸受の外輪を前記外歯歯車に予圧状態で噛合させていることを特徴とする遊星歯車装置。
  2. 前記遊星歯車を複数枚具備していることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車装置。
  3. 前記内歯歯車のピンを支持する箇所に半円溝が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊星歯車装置。
  4. MC用割り出し装置などの高精度モーションコントロール装置としてサーボモータとともに請求項1〜の何れか1項に記載の遊星歯車装置を用いたことを特徴とする遊星歯車装置。
  5. 回転軸線に対して偏心配置したクランク部を有するクランクピンおよび該クランク部に嵌合させた遊星歯車からなり、該遊星歯車に噛合する内歯歯車の歯形に円弧歯形を、遊星歯車の外歯歯車の歯形にエピトロコイド歯形を用いた内接噛み合い型遊星歯車装置の組立て方法において、前記外歯歯車と噛合う内歯歯車としてころがり軸受を使用し、該ころがり軸受を両持ち支持したピンで支持するようにし、該ピンを自由にころがり軸受に挿入できるよう嵌め合い隙間を有するとともに外歯歯車と内歯歯車との組立て後にころがり軸受の外輪と前記外歯歯車との間に予圧が掛かるような寸法のものを選定するとともに前記外歯歯車のトロコイド歯形歯底と歯先とが前記ころがり軸受と噛合わないように修整しており、クランクピンの偏心方向に合致した位置に位置しているころがり軸受にピンを挿入し、順次クランクピンをころがり軸受1個分ずつ回転させクランクピンおよび遊星歯車の偏心方向を変化させて、クランクピンの偏心方向に合致した位置に位置しているころがり軸受にピンを順次挿入し、全てのころがり軸受にピンを挿入した後、外歯歯車と内歯歯車とを該ころがり軸受の外輪を前記外歯歯車に予圧状態で噛合うよう組立てることを特徴とする遊星歯車装置の組立て方法。
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