JP3712273B2 - 光学ピックアップ装置及びマルチレンズホルダー - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えばミニディスク等の光ディスク用ピックアップに使用するマルチレンズを所定位置に固定保持するためのマルチレンズホルダー及びこのようなマルチレンズホルダーを用いた光学ピックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ミニディスク等の光ディスク用ピックアップは、例えば図5に示すように構成されている。
図において、光ディスク用ピックアップ1は、ベースブロック2上に備えられた対物レンズ3aを含む二軸アクチュエータ3と、このベースブロック2上に図6に示すように、ネジ2aにより取り付けられかつシールドケース2bによりシールドされた、フォトダイオードを含む光学ブロック4とから構成されている。
【0003】
ここで、上記光学ブロック4は、図7に示すように、MOベース5上にそれぞれ接着剤等により固定された、コリメータレンズ5a及び5b,ウォラストンプリズム5c,ビームスプリッタ5d及びレーザダイオード5eを有している。
【0004】
さらに、光学ブロック4は、MOベース5上にて、バネ圧等により回転調整可能に仮固定されたグレーティングアッセンブリ6と、同様にこのMOベース5上にて、バネ圧等により光軸方向(矢印で示す方向)に移動調整可能に仮固定されたマルチレンズアッセンブリ7とを有しており、このMOベース5は、その上方からシールドケース8によりシールドされている。
【0005】
このように構成された光ディスク用ピックアップ1においては、上述した各光学要素は、図8の光路図に示すように配設されることになる。
従って、レーザーダイオード5eから射出した光ビームは、グレーティングアッセンブリ6により三分割され、コリメータレンズ5a及びビームスプリッタ5dを介して横方向に進んだ後、前記対物レンズ3aの下方に配設されたプリズムミラー8にて上方に向かって反射される。
【0006】
その後、この光ビームは、対物レンズ3aを通過し、その際この対物レンズ3aの作用によって屈折される。これにより、光ビームは、対物レンズ3aの上方にて回転駆動される光ディスク9の表面に設けられたピット上で集束する。
【0007】
この光ディスク9の表面で反射された反射光ビームは、再び上記対物レンズ3aを介して、プリズムミラー8で反射された後、レーザーダイオード5eに向かって進み、ビームスプリッタ5dに入射する。
このビームスプリッタ5d内にて、上記反射光ビームは、このビームスプリッタ5dの反射面によって分岐され、ウォラストンプリズム5c,コリメータレンズ5b及びマルチレンズアッセンブリ7を介して、フォトダイオード4aに入射する。
【0008】
ここで、マルチレンズアッセンブリ7は、図9に示すように、円筒面と凹状の球面により形成されるマルチレンズ7aと、このマルチレンズ7aを保持するマルチレンズホルダー7bとから構成されている。これにより、上記反射光ビームは、フォトダイオード4aの受光面にて集束する際、ディスク9が対物レンズ3aに対して、正確にフォーカシングされている場合には、集束は、正円として、このフォトダイオードの4分割ディテクタの中心に位置する。
【0009】
これに対して、ディスク9が対物レンズ3aに対して接近したり、離反したときには、フォーカシングがずれることになる。
従って、このマルチレンズ7aの作用によって、上記集束は、正円ではなく、楕円になる。このため、フォトダイオード4aの分割された各ディテクタからの出力信号の差分がゼロではなくなる。
かくして、この差分をゼロにするように、対物レンズ3aを支持する二軸アクチュエータ3を駆動制御することにより、フォーカシングが行なわれ得ることとなる。
【0010】
このように、マルチレンズ7aはフォーカシングに関して重要な機能を有している。このため、ディスク9が正規の所定位置にある場合に、反射光ビームがフォトダイオード4aの受光面にて、中心で正円のスポットが得られるように、マルチレンズアッセンブリ7は、図7にて矢印で示す方向、即ち光軸方向に移動調整される。
さらに、マルチレンズ7aは、フォトダイオード4aの4分割された各ディテクタに対して、楕円のスポットが交差するように、円筒面の軸方向の角度規制が要求されることになる。
【0011】
このため、マルチレンズホルダー7bは、例えば図9に示すように、構成されている。
図9において、マルチレンズホルダー7bは、長手方向に貫通する光路7cを有する中空の直方体状に形成されている。そして、この光路7cの一端に、後述するマルチレンズ7aを受容すべきレンズ収納部7dが形成されている。また、マルチレンズホルダー7bは、その上面に、調整用溝7eが形成されている。
【0012】
さらに、マルチレンズホルダー7bは、その外側面のうち、光軸方向に延びる上側の一つの長辺に関して、比較的大きなRを有するように、面取り7mされている。そして、この長辺に対向する側面7fが大きな曲率半径を有する円筒状に形成されていると共に、その底面7gが平坦に形成されている。
【0013】
ここで、上記レンズ収納部7dは、図9(B)に示すように、正面視D字状のマルチレンズ収納部分7d1と、このマルチレンズ収納部分7d1の両側に設けられた二つの接着剤収納部分7d2とから構成されている。
【0014】
一方、マルチレンズ7aは、図10に示すように形成されている。
図10において、マルチレンズ7aは、有効径の外側部分にて、外形の一部が切り取られることにより、所謂Dカット7hが施されている。
【0015】
このDカット7hは、マルチレンズ7aの回転方向の基準として役立つ。かくして、マルチレンズ7aは、図9(B)に鎖線で示すように、マルチレンズホルダー7bのレンズ収納部7d内にて、回転しないように、保持され、接着剤収納部分7d2に接着剤を流し込むことにより、固定される。
【0016】
このようにして、マルチレンズ7aとマルチレンズホルダー7bから組み立てられたマルチレンズアッセンブリ7は、図11に示すように、前記MOベース5の取付溝5a内に挿入される。
【0017】
そして、マルチレンズホルダー7bの上述した面取り面に対して、シールドケース8の斜め下方に突出した抑え片8aが、弾性的に当接する。これによって、このマルチレンズホルダー7bは、その底面7gがMOベース5の取付溝5aの底面に面接触により、またその側面7fが、この取付溝5aの内壁に線接触により、それぞれ押し付けられることになる。
【0018】
従って、このマルチレンズホルダー7bは、この取付溝5a内にて、シールドケース8の弾性に基づいて、光軸に垂直な方向に関しては位置決めされ、かつ光軸方向に移動可能に保持されることになる。
【0019】
このようにMOベース5の取付溝5a内に取り付けられたマルチレンズアッセンブリ7は、上方から、調整用偏心ドライバ等の先端をこのマルチレンズホルダーの調整用溝7eに挿入して、光軸方向に移動することにより、光軸方向の位置が調整される。
【0020】
かくして、光軸方向に関する調整が完了したマルチレンズアッセンブリ7は、上記MOベース5の取付溝5a内から下方に開口する孔5bを介して接着剤が流し込まれることにより、この取付溝5a内で完全に固定されることになる。
この場合、接着剤に所謂くさび効果を持たせるために、このマルチレンズホルダー7bの底面には、凹陥部7iが設けられている(図9参照)。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような構成の光ディスク用ピックアップ1においては、上記マルチレンズアッセンブリ7は、そのマルチレンズホルダー7bの全体の外形形状及び調整用溝7c,凹陥部7iが、フライス加工による全周加工により、形成されている。
【0022】
また、このマルチレンズホルダー7bは、マルチレンズ7aのDカット7hに対する突当て及びマルチレンズ7a全体の芯出しを行なうために、このマルチレンズ7aの周りを包囲するように、マルチレンズ7aの形状に対応した形状のレンズ収納部7dが形成されている。従って、このレンズ収納部7dは、軸方向からのフライス加工による堀込み加工により、形成されている。
【0023】
このため、マルチレンズホルダー7bは、外形形状と光路,レンズ収納部,凹陥部の形成に関して、それぞれフライス加工が必要である。
特に、レンズ収納部7dに関しては、マルチレンズ収納部分7d1と接着剤収納部分7d2から構成されているために、それぞれの収納部分7d1,7d2について、フライス加工を行なう必要がある。
【0024】
このフライス加工は、エンドミルを円を描くように移動することにより、外径部及び内径部を加工することになるため、送り操作が複雑であり、作業時間が長くなってしまう。
【0025】
また、一度チャッキングして、マルチレンズホルダー7bの外形形状を加工した後に、このチャッキングを一旦外して、再度チャッキングを行なうことにより、レンズ収納部7dを加工するようになっている。
【0026】
従って、二回のチャッキング操作が必要であると共に、再チャッキングの際に、取付位置がずれてしまうことがあり、レンズ収納部7dの寸法のバラツキが比較的多く発生することになる。
かくして、このようなマルチレンズホルダー7bを加工する場合、加工工程が複雑で、時間がかかると共に、コストが高くなってしまい、さらに寸法精度が悪いという問題があった。
【0027】
本発明は、以上の点に鑑み、少ない工程により、短時間で正確に加工されるようにした、マルチレンズホルダー及びこのようなマルチレンズホルダーを用いた光学ピックアップ装置を提供することを目的としている。
【0028】
上記目的は、本発明によれば、光源からの光ビームをコリメータレンズ及び対物レンズを介して光学記録媒体へ入射させると共にこの光学記録媒体からの光ビームを上記対物レンズ及びコリメータレンズを介して光検出器へ入射させるようにした光学ピックアップ装置であって、前記コリメータレンズと前記光検出器との間に介挿され、外周に位置決め用の平坦部が設けられたマルチレンズと、前記マルチレンズを保持するレンズホルダーとを具備し、前記マルチレンズホルダーは、前記マルチレンズの外周よりも小さい第1の径を有する光路用の第1の貫通孔が設けられた本体と、前記第1の貫通孔と同心円状であって前記マルチレンズの外周と略等しい第2の径を有し、前記第1の貫通孔と連続するように設けられたレンズ収容用の第2の貫通孔を有するレンズ収容部と、前記第2の貫通孔の開放側でその内周を跨ぐように設けられ、前記マルチレンズの平坦部と当接するレンズ位置決め用の当接面を有し、かつ、この当接面には前記第1の貫通孔と同心円状であって前記第2の径よりも小さい第3の径に相当する円弧状面を有する貫通溝が設けられたレンズ位置決め用部材とが一体的に形成されてなることを特徴とする光学ピックアップ装置により、達成される。
また、上記目的は、本発明によれば、外周に位置決め用の平坦部が設けられたマルチレンズを保持するレンズホルダーであって、前記マルチレンズの外周よりも小さい第1の径を有する光路用の第1の貫通孔が設けられた本体と、前記第1の貫通孔と同心円状であって前記マルチレンズの外周と略等しい第2の径を有し、前記第1の貫通孔と連続するように設けられたレンズ収容用の第2の貫通孔を有するレンズ収容部と、前記第2の貫通孔の開放側でその内周を跨ぐように設けられ、前記マルチレンズの平坦部と当接するレンズ位置決め用の当接面を有し、かつ、この当接面には前記第1の貫通孔と同心円状であって前記第2の径よりも小さい第3の径に相当する曲率を有する貫通溝が設けられたレンズ位置決め用部材とが一体的に形成されたことを特徴とするマルチレンズホルダーにより、達成される。
本発明では、好ましくは、前記マルチレンズホルダーの本体の外周には、前記第1の貫通孔と同心円状となるように位置調整用の溝が設けられている。
本発明では、好ましくは、前記マルチレンズホルダーは、前記第2の貫通孔の内周に設けられ、前記第1の貫通孔と同心円状であって前記第2の径よりも大きい第4の径を有する拡径部を有する。
本発明では、好ましくは、前記マルチレンズと前記レンズ位置決め用部材とを接着する接着剤が前記貫通溝に流し込まれている
【0031】
【作用】
上記構成によれば、引抜き材または押出し材から成る素材の軸方向の周りの円筒状の溝及び光路,レンズ収容部が、旋盤加工による円筒溝加工により、形成されることになる。
【0032】
これにより、従来のマルチレンズホルダーの場合には、別々に形成されていた調整用溝及び接着材用溝が、全周加工によって同時に形成されることになる。
【0033】
また、マルチレンズのDカットに対応する立上り部が、フライス加工による直線的な移動による削除加工によって、形成されることになる。
【0034】
【実施例】
以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図4を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0035】
ここで、本実施例の加工方法により形成されるマルチレンズホルダーが装備される光学ピックアップとしては、例えば図5乃至図8にて説明したMD(ミニディスク)用の光学ピックアップがそのまま適用できる。
すなわち、図5において、光ディスク用ピックアップ1は、ベースブロック2上に備えられた対物レンズ3aを含む二軸アクチュエータ3と、このベースブロック2上に図6に示すように、ネジ2aにより取り付けられかつシールドケース2bによりシールドされた、フォトダイオードを含む光学ブロック4とから構成されている。
【0036】
ここで、上記光学ブロック4は、図7に示すように、MOベース5上にそれぞれ接着剤等により固定された、コリメータレンズ5a及び5b,ウォラストンプリズム5c,ビームスプリッタ5d及びレーザダイオード5eを有している。
【0037】
さらに、光学ブロック4は、MOベース5上にて、バネ圧等により回転調整可能に仮固定されたグレーティングアッセンブリ6と、同様にこのMOベース5上にて、バネ圧等により光軸方向(矢印で示す方向)に移動調整可能に仮固定されたマルチレンズアッセンブリ7とを有しており、このMOベース5は、その上方からシールドケース8によりシールドされている。
【0038】
このように構成された光ディスク用ピックアップ1においては、上述した各光学要素は、図8の光路図に示すように配設されることになる。
これにより、既に説明した手法により、光磁気ディスク等の記録媒体に所定の情報を記録したり、ディスク上の記録を再生したりすることができる。
【0039】
ここで、マルチレンズアッセンブリ7を構成するマルチレンズホルダーは、本実施例の場合、図1に示すように構成されている。
図1において、マルチレンズホルダー10は、長手方向に貫通する光路11を有する中空の直方体状に形成されている。
そして、この光路11の一端に、マルチレンズ20を受容すべきレンズ収納部12が形成されている。また、マルチレンズホルダー10は、その光路11を包囲する外周面に、光軸を中心とする円筒状の環状溝13が形成されている。
【0040】
さらに、マルチレンズホルダー10は、外側面のうち、光軸方向に延びる一つの長辺に関して、比較的大きなRを有するように、面取りされている。そして、この長辺に対向する側面14が大きな曲率半径を有する円筒状に形成されていると共に、その底面15が平坦に形成されている。
【0041】
ここで、上記レンズ収納部12は、図1(C)に示すように、光軸と同心の円筒状のマルチレンズ収容部分12aと、このマルチレンズ収容部分12aの外側の拡径部12bと、さらにその外側の縮径部12cとから成る。
そして、このレンズ収納部12は、マルチレンズホルダー10全体が光軸の周りに回動されることにより、旋盤加工によって形成される。この場合、上記マルチレンズ収容部分12aの直径A(図3(A)参照)は、マルチレンズ自体の直径に対して、必要なクリアランス分を加えた寸法に選定されている。
【0042】
このようにしてレンズ収容部12が形成されたマルチレンズホルダー10は、その後、図1に示すように、レンズ収容部12の縮径部12c付近の部分16(鎖線図示)が、フライス加工によって除去される。
このとき、縮径部12cを画成する部分が、立上り部17として、図1(B)に示されているように僅かに残り、この残った部分が、マルチレンズのDカットに当接すべき斜めの基準面17aが形成されることになる。このため、上記縮径部12cの直径B(図3(A)参照)は、マルチレンズ収容部分12aの直径Aより、小さく選定されている。
【0043】
また、円筒状のマルチレンズ収容部分12a,縮径部12cを形成する際、切削刃の形状を考慮すると、拡径部12bの外側にはテーパが不可避となる。このため、マルチレンズが装着されたとき、このマルチレンズのDカットが、立上り部17の基準面17aに対して当接されるためには、このレンズ収容部12の内端面から縮径部12cの内端までの距離Dが、マルチレンズの外周縁における厚さより小さく、かつレンズ収容部12の内端面から縮径部12cの外端までの距離Eが、マルチレンズの外周縁における厚さより小さく選定される必要がある。
【0044】
尚、この拡径部12bの内側にテーパ部を設けることにより、この除去部分16の深さF(F=E−C)が、このテーパ部の範囲内にあるようにされる。
即ち、この距離Cが、レンズ収容部12の内端面から外端面までの距離Gと、レンズ収容部12の内端面から拡径部12bの最大径部までの距離Hとの間にあるように、形成されると、上記部分16が除去加工された後に、マルチレンズ収容部分12aにおけるバリの発生が排除されることになり、後処理が不要となる。
【0045】
これにより、マルチレンズは、レンズ収容部12内に装着されたとき、その外周面が、マルチレンズ収容部分12aの内壁により芯出しされる。しかも、マルチレンズ20のDカットが、立上り部17の基準面17aに当接することにより、回転方向の角度位置が規制されることになる。かくして、このマルチレンズは、レンズ収容部12内にて、所定の回転角度位置で、固定保持される。
【0046】
さらに、マルチレンズホルダー10は、その軸方向の周りに形成された環状溝13の上側部分が、従来のマルチレンズホルダー7bの調整用溝7eと同様に、マルチレンズホルダーの光軸方向に沿う位置調整のために利用される。また、この環状溝13の下側部分が、従来のマルチレンズホルダー7bの接着用溝7iと同様に、接着剤のくさび効果を得るために役立つ。
【0047】
本実施例によるマルチレンズホルダー10は、以上のように構成されており、マルチレンズホルダー10を製造する場合には、以下図2乃至図4に順次に示すように、加工が行なわれる。
【0048】
先づ図2において、マルチレンズホルダー10の素材18が、旋盤等の工作機械のチャック19に対してチャッキングされる。
この場合、素材18は、好ましくは、例えば引抜き加工または押出し加工により形成された、図示するように棒状のあるいは筒状ノ引抜き材または押出し材が使用される。これにより、この素材18は、既にマルチレンズホルダー10の外形を有している。
【0049】
続いて、図3に示すように、この素材18は、光軸の周りに回動され、切削刃によって、内部を貫通する光路11と、マルチレンズ収容部分12a,拡径部12b,縮径部12cから成るレンズ収容部12とが形成される。
同時に、この素材18は、その周囲に、環状溝13が形成される。これらの加工作業は、すべて旋盤による全周に亘る円筒溝加工によって、行なわれることになる。
【0050】
最後に、図4に示すように、素材18は、その先端部分が、フライス加工によって、レンズ収容部12の拡径部12bまでの部分が、一部を残して削除される。
その後、この素材18は、チャッキングされている根元部分が、切り落とされる。かくして、マルチレンズホルダー10が完成することになる。
【0051】
この場合、このマルチレンズホルダー10の加工作業は、一回のチャッキングによって、連続的に行なわれ得ることになる。従って、外形形状に対するレンズ収容部12,環状溝13及び削除部分16の位置ずれが排除され、高い寸法精度が得られることになる。
【0052】
このようにして形成されたマルチレンズホルダー10のレンズ収容部12内に、図1(B)に鎖線で示すように、マルチレンズ20が嵌入される。これにより、このマルチレンズ20は、その周面が、レンズ収容部12のマルチレンズ収容部分12aの内壁によって光軸に対して芯出しされる。
【0053】
同時に、このマルチレンズ20は、そのDカットが、マルチレンズホルダー10の立上り部17の基準面17aに当接することにより、回転方向の角度位置が規制されることになる。かくして、このマルチレンズ20は、マルチレンズホルダー10のレンズ収容部12に対して、所定の角度位置で光軸に整合して、保持されることになる。
【0054】
尚、マルチレンズ20の固定は、例えばこのマルチレンズ20のDカットと、基準面17aの間の円弧状面との間に生ずる間隙内に、接着剤を流し込む等によって、行なわれ得る。
【0055】
上述したマルチレンズホルダー10は、従来のマルチレンズホルダー7bと同様に、MOベースの取付溝内にて、光軸方向に移動可能にバネ等によって仮固定される。
さらに、マルチレンズホルダー10の環状溝13の上部に対して、上方から、調整用偏心ドライバ等の先端を挿入して、光軸方向に移動することにより、マルチレンズの光軸方向の位置が調整される。
【0056】
かくして、光軸方向に関する調整が完了したマルチレンズホルダー10は、上記MOベースの取付溝内から下方に開口する孔を介して、この環状溝13の下部内に接着剤が流し込まれることにより、この取付溝内で完全に固定されることになる。
【0057】
このように、本実施例によれば、引抜き材または押出し材から成る素材の軸方向の周りの円筒状の溝及び光路,レンズ収容部が、旋盤加工による円筒溝加工により、形成されることになる。
従って、従来のマルチレンズホルダーの場合には、外形形状は、フライス加工による全周加工によって、形成されていたが、本実施例によるマルチレンズホルダーの場合には、その外形形状が、引抜き加工または押出し加工によって前以て形成されているので、面倒なフライス加工作業が不要となり、容易に形成されることになる。
【0058】
また、調整用溝及び接着材用溝として利用される円筒状の溝は、全周加工によって同時に形成されることになるので、加工工程が削減されることになり、より短時間で加工が行なわれ得ることになる。
さらに、マルチレンズの所謂Dカットに対応する立上り部は、フライス加工による削除加工によって、形成されることになる。従って、全加工工程は、一回のチャッキングにより、連続的に行なわれ得るので、加工時間が短縮されると共に、加工精度が向上されることになる。
【0059】
尚、上述した実施例においては、ミニディスク用光学ピックアップについて説明したが、これに限らず、他の光ディスク用光学ピックアップのための光軸方向に移動可能に保持されるマルチレンズホルダーに、本発明を適用し得ることは明らかである。
【0060】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、フライス加工による掘り込み加工が不要となり、旋盤による円筒溝加工及びフライス加工による削除可能のみによって、容易にかつ短時間で、マルチレンズホルダーが加工される。従って、マルチレンズホルダー及びこのようなマルチレンズホルダーを用いた光学ピックアップ装置の製造コストが低減されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により加工されたマルチレンズホルダーの一実施例を示す(A)側面図,(B)正面図及び(C)要部を示す断面図である。
【図2】図1のマルチレンズホルダーの加工前の状態を示す(A)側面図及び(B)正面図である。
【図3】図2のマルチレンズホルダーを円筒加工した状態を示す(A)側面図及び(B)正面図である。
【図4】図3のマルチレンズホルダーを除去加工した状態を示す(A)側面図及び(B)正面図である。
【図5】光ディスク用ピックアップの一例の構成を示す概略斜視図である。
【図6】図5の光ディスク用ピックアップの要部の構成を示す分解斜視図である。
【図7】図6の光学ブロックの分解斜視図である。
【図8】図7の光学ブロックの光学的構成を示す概略斜視図である。
【図9】図7の光学ブロックで使用されている従来のマルチレンズホルダーの(A)断面図及び(B)正面図である。
【図10】図8の光学ブロックで使用されているマルチレンズの(A)正面図,(B)側面図及び(C)底面図である。
【図11】図7の光学ブロックにおけるマルチレンズアッセンブリの取付状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
10 マルチレンズホルダー
11 光路
12 レンズ収容部
12a マルチレンズ収容部分
12b 拡径部
12c 縮径部
13 環状溝
14 側面
15 底面
16 削除部分
17 立上り部
17 基準面a
18 素材
19 チャック
20 マルチレンズ
21 間隙

Claims (7)

  1. 光源からの光ビームをコリメータレンズ及び対物レンズを介して光学記録媒体へ入射させると共にこの光学記録媒体からの光ビームを上記対物レンズ及びコリメータレンズを介して光検出器へ入射させるようにした光学ピックアップ装置であって、
    前記コリメータレンズと前記光検出器との間に介挿され、外周に位置決め用の平坦部が設けられたマルチレンズと、
    前記マルチレンズを保持するレンズホルダーと
    を具備し、
    前記マルチレンズホルダーは、
    前記マルチレンズの外周よりも小さい第1の径を有する光路用の第1の貫通孔が設けられた本体と、
    前記第1の貫通孔と同心円状であって前記マルチレンズの外周と略等しい第2の径を有し、前記第1の貫通孔と連続するように設けられたレンズ収容用の第2の貫通孔を有するレンズ収容部と、
    前記第2の貫通孔の開放側でその内周を跨ぐように設けられ、前記マルチレンズの平坦部と当接するレンズ位置決め用の当接面を有し、かつ、この当接面には前記第1の貫通孔と同心円状であって前記第2の径よりも小さい第3の径に相当する円弧状面を有する貫通溝が設けられたレンズ位置決め用部材と
    が一体的に形成されてなる
    ことを特徴とする光学ピックアップ装置。
  2. 請求項1に記載の光学ピックアップ装置であって、
    前記マルチレンズホルダーの本体の外周には、前記第1の貫通孔と同心円状となるように位置調整用の溝が設けられていることを特徴とする光学ピックアップ装置。
  3. 請求項1に記載の光学ピックアップ装置であって、
    前記マルチレンズホルダーは、前記第2の貫通孔の内周に設けられ、前記第1の貫通孔と同心円状であって前記第2の径よりも大きい第4の径を有する拡径部を有することを特徴とする光学ピックアップ装置。
  4. 請求項1に記載の光学ピックアップ装置であって、
    前記マルチレンズと前記レンズ位置決め用部材とを接着する接着剤が前記貫通溝に流し込まれていることを特徴とする光学ピックアップ装置。
  5. 外周に位置決め用の平坦部が設けられたマルチレンズを保持するレンズホルダーであって、
    前記マルチレンズの外周よりも小さい第1の径を有する光路用の第1の貫通孔が設けられた本体と、
    前記第1の貫通孔と同心円状であって前記マルチレンズの外周と略等しい第2の径を有し、前記第1の貫通孔と連続するように設けられたレンズ収容用の第2の貫通孔を有するレンズ収容部と、
    前記第2の貫通孔の開放側でその内周を跨ぐように設けられ、前記マルチレンズの平坦部と当接するレンズ位置決め用の当接面を有し、かつ、この当接面には前記第1の貫通孔と同心円状であって前記第2の径よりも小さい第3の径に相当する円弧状面を有する貫通溝が設けられたレンズ位置決め用部材と
    が一体的に形成されたことを特徴とするマルチレンズホルダー。
  6. 請求項5に記載のマルチレンズホルダーであって、
    前記本体の外周には、前記第1の貫通孔と同心円状となるように位置調整用の溝が設けられていることを特徴とするマルチレンズホルダー。
  7. 請求項5に記載のマルチレンズホルダーであって、
    前記第2の貫通孔の内周に設けられ、前記第1の貫通孔と同心円状であって前記第2の径よりも大きい第4の径を有する拡径部を更に具備することを特徴とするマルチレンズホルダー。
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