JP3708424B2 - 給紙装置 - Google Patents
給紙装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3708424B2 JP3708424B2 JP2000330756A JP2000330756A JP3708424B2 JP 3708424 B2 JP3708424 B2 JP 3708424B2 JP 2000330756 A JP2000330756 A JP 2000330756A JP 2000330756 A JP2000330756 A JP 2000330756A JP 3708424 B2 JP3708424 B2 JP 3708424B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- drive shaft
- paper feed
- sheet feeding
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置等の画像形成装置等において、印刷部等の画像形成部等に印刷用紙などのシートを供給するために有用な給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置である孔版印刷装置では、外周面に製版された孔版原紙が巻装されて回転駆動される印刷ドラムと、この印刷ドラムの下方に配置されて印刷用紙を印刷ドラムに押しつける押圧手段を備えており、印刷ドラムと押圧手段の間に給紙装置が印刷用紙を供給して印刷を行なう構成となっている。
【0003】
図5は、印刷装置に設けられている従来の給紙装置の斜視図である。
給紙台1の上には印刷用紙が積み重ねて載置される。給紙台1の上面には、印刷用紙の両側縁を案内する側面板2が間隔調整可能に設けられている。給紙台1は、図示しない昇降機構によって昇降可能であり、積載された印刷用紙の送り出しに伴い上昇する。
【0004】
給紙台1の上方において、給紙台1に隣接した印刷装置の本体には、第1の駆動軸3が水平に設けられている。第1の駆動軸3の一端には第2給紙ロールであるピックアップロール4が取り付けられている。第1の駆動軸3の他端は図示しない駆動源に連結されている。ピックアップロール4の下側には図示しない捌き板が配置されている。
【0005】
給紙台1の上方であって、印刷用紙の送り方向についてピックアップロール4よりも手前の位置には、印刷用紙を取り出す第1給紙ロールであるスクレーパロール5が二個設けられている。二個のスクレーパロール5は、略水平に配置された第2の駆動軸6に所定間隔をおいて取り付けられており、ピックアップロール4を間に挟む位置にある。スクレーパロール5を支持する第2の駆動軸6は、その一端部側において支持機構7で支持され、他端部側を自由端とした片持ち状態とされている。そして、スクレーパロール5を支持する第2の駆動軸6は、片持ち状態のまま、支持機構7により第1の駆動軸3を中心として上下方向に所定角度回動することができる。
【0006】
印刷装置の本体には、支持機構7の上方近傍に付勢アーム8が設けられている。付勢アーム8は略L字形であり、その中央において装置の本体に軸止されている。付勢アーム8の一端は支持機構7の係止部9に接している。また、付勢アーム8の他端は付勢手段としてのばね10で引っ張られている。これによって、付勢アーム8の一端が支持機構7を押して下方に付勢し、スクレーパロール5が給紙台1上の印刷用紙に適当な圧力で接する。
【0007】
また、前記支持機構7は伝動機構11を内蔵している。第2の駆動軸6は伝動機構11を介して第1の駆動軸3と同じ方向に連動する。また、第2の駆動軸6と各スクレーパロール5の間にはワンウェイクラッチが内装されており、第2の駆動軸6とスクレーパロール5は送り駆動時にだけ連動する。
【0008】
給紙時、二個のスクレーパロール5は積載された印刷用紙の上面に接している。ピックアップロール4を駆動すると二個のスクレーパロール5も同方向に連動して回転する。二個のスクレーパロール5によって印刷用紙が先方に送られ、ピックアップロール4と捌き板との間で捌かれて1枚だけがさらに先方に送られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の給紙装置によれば、送り出した印刷用紙が所期の方向に直進せず、斜め方向に送られてしまう(この現象を斜行と呼ぶ。)という問題があった。
【0010】
これは、積載された印刷用紙の表面に二個のスクレーパロールが均一に接触していないためであると考えられる。即ち、二個のスクレーパロールが印刷用紙にそれぞれ与えている圧力が異なり、圧力のバランスが崩れているため、印刷用紙が片方のスクレーパロールに片寄って送り出されてしまうのである。
【0011】
このように圧力バランスが崩れる原因を、本発明者は次のように認識した。まず、従来の給紙装置では簡易な構成を主眼として設計されているため、二個のスクレーパロール5は外力に弱い片持ち状態の駆動軸6に支持されており、このため駆動軸6と給紙台1の表面との平行度が充分でなかった。ここで二個のスクレーパロール5を揺動可能な構成とし、印刷用紙の表面に対してスクレーパロール5が追随して安定した接触を維持しうる構成とすることは技術的に不可能ではない。しかし、回転駆動部分を含むスクレーパロール5及び駆動軸6に印刷用紙の傾斜に対応する機構を付加することは装置全体の構成を複雑化し、実際上採用することができない。
【0012】
本発明は、姿勢変更できない固定構造かつ片持ち構造の駆動軸に支持された二個のスクレーパロールを有する給紙装置において、スクレーパロールと印刷用紙の接触状態を改善して印刷用紙の斜行を防止することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された給紙装置は、印刷用紙が積載される給紙台(1)と、前記給紙台の上方に片持ち状態で実質的に水平に配置された駆動軸(6)と、前記駆動軸に所定間隔をおいて取り付けられた一対の第1給紙ロール(5)と、前記給紙台に設けられて上面に印刷用紙が載置され、前記駆動軸と実質的に直交する軸線に関して左右に揺動可能な圧受け部(30)と、を有する給紙装置において、前記圧受け部が、前記給紙台の前記第1給紙ロールの直下にあたる部分に形成された凹部(31,36)と、前記凹部内で揺動し得るように配置された載置板(33,38)とを有しており、前記載置板の表面が前記給紙台の表面と略一致していることを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載された給紙装置は、請求項1記載の給紙装置において、前記給紙台(1)上に積載された印刷用紙の両側縁を案内すべく前記給紙台に間隔調整可能に設けられた一対の側板(2)をさらに有することを特徴としている。
【0015】
請求項3に記載された給紙装置は、請求項1記載の給紙装置において、前記駆動軸(6)に対して実質的に平行な第2の駆動軸(3)と、前記第2の駆動軸に設けられて前記一対の第1給紙ロールの間に配置された第2給紙ロール(4)とをさらに有することを特徴としている。
【0017】
請求項4に記載された給紙装置は、
印刷用紙が積載される給紙台(1)と、
前記給紙台の上方に片持ち状態で実質的に水平に配置された駆動軸(6)と、
前記駆動軸に所定間隔をおいて取り付けられた一対の第1給紙ロール(5)と、を有する給紙装置において、
印刷用紙が載置される載置板(41)と、前記載置板の両側縁に設けられて前記載置板上の印刷用紙の両側縁を案内する案内板(42)と、前記駆動軸と実質的に直交する方向に沿って前記載置板の下面に設けられて前記給紙台に接する凸条(43)とを備え、前記凸条に関して左右に揺動可能となるように前記給紙台上に別部材として設置される印刷用紙供給箱(40)を備えたことを特徴としている。
【0018】
【本発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の第1の例を図1及び図2を参照して説明する。
この印刷装置及び給紙装置の構成は図5を参照して説明した従来のものと略同一であり、給紙台21の構成が一部だけ従来と相違する。同一の構成部分には従来と同一の符号を付して説明を省略する。
【0019】
本例の給紙台21には、印刷用紙15の搬送方向について最も先端の部分に、圧受け部30が設けられている。この位置は、第1給紙ロールであるスクレーパロール5の直下にあたる。図1に示すように、圧受け部30は、給紙台1の一部に形成された凹部31と、凹部31の中央に設けられた支持凸条32と、支持凸条32に載置されて凹部31内に配置された載置板33とを有している。支持凸条32は、前述した第1及び第2の駆動軸6と実質的に直交する方向に沿っているので、その上に載置された載置板33は印刷用紙15の左右両側縁に向けて揺動することができる。又は、図2に示す圧受け部35のように、給紙台21に凹部36を形成し、支持凸条37を下面に形成した載置板38を凹部36内に配置する構成としてもよい。いずれの場合も、載置板33,38の表面が給紙台21の表面と略一致し、かつ載置板33,38と凹部31,36の隙間は載置板33,38が凹部31,36内で揺動し得る程度に余裕がなければならない。また、いずれの場合も、印刷用紙15の幅方向に関する圧受け部30,35の寸法は、給紙台21自体の幅に比べて相当小さく設定されており、設けられる位置は給紙台21の中央である。
【0020】
かかる構成において、図2に示すように圧受け部35の幅に相当する幅の印刷用紙15を載置板38に載せて給紙を行なう。例えば、給紙台21に対して小さい寸法であるはがきなどを給紙する場合がこれに相当する。積み重ねられたはがきの先端側が載置板38の上に積載され、最も上のはがきの上面にスクレーパロール5が付勢力をもって接触する。はがきの後半部分の両側縁は給紙台21の側面板2によって案内される。ここで、図2中に矢印で示したように2個のスクレーパロール5がはがきに与える押圧力にばらつきが生じると、はがきは直進せずに斜行してしまう。しかし、本例では異なる左右の押圧力に対応して載置板38が左右に傾斜することができる。かかるセルフアライメント機構によって、はがきに加わる押圧力が左右で均一になるので、はがきは斜行せずに直進することができる。
【0021】
本発明の実施の形態の第2の例を図3及び図4を参照して説明する。
この印刷装置及び給紙装置の構成は図5を参照して説明した従来のものと同一であり、同一の構成部分には従来と同一の符号を付して説明を省略する。
第2の例では、スクレーパロール5からの圧力を受けて揺動する圧受け部として、給紙台1とは別体の部材であるはがき給紙用のアタッチメント40を採用した。
【0022】
図3に示すように、このアタッチメント40は、はがきが載置される載置板41と、載置板41の両側縁に設けられて載置板41上の印刷用紙の両側縁を案内する案内板42と、載置板41の下面に設けられて給紙台1に接する軸線となる支持凸条43を備える略箱型乃至皿型のカセット部材である。アタッチメント40ははがきの印刷時に給紙台1に設置して使用され、それ以外の時には給紙台1から外して保管しておく。
【0023】
図4に示すように、はがきの印刷時、複数枚のはがき(印刷用紙15)をアタッチメント40に収納して給紙台1に載置する。給紙台1の側面板2を図にて内側に移動し、アタッチメント40が左右に揺動できる程度の隙間を残してアタッチメント40を挟む。ここで、給紙台1を上昇させてスクレーパロール5を一番上のはがきに接触させる。ここで印刷を開始する。2個のスクレーパロール5がはがきに与える押圧力にばらつきが生じても、異なる左右の押圧力に対応してアタッチメント40が支持凸条43を中心として左右に揺動するので、はがきに加わる押圧力は左右で均一になり、はがきは斜行せずに直進することができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、第1給紙ロールであるスクレーパロールの駆動軸と実質的に直交する軸線について左右に揺動可能な圧受け部を給紙台に設け、この上に印刷用紙を載置するようにしたので、2個のスクレーパロールが不均一な圧力で印刷用紙に接しても、この圧受け部が揺動して圧力の不均一を解消するので、印刷用紙を斜行させることなく直進させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1の例を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の第1の例の変形例を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の第2の例であるアタッチメントの斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態の第2の例であるアタッチメントの使用状態を示す斜視図である。
【図5】従来の給紙装置の斜視図である。
【符号の説明】
2…側面板
4…第2給紙ロールであるピックアップロール
5…第1給紙ロールであるスクレーパロール
6…スクレーパロールの駆動軸
15…印刷用紙
21…給紙台
30、35…圧受け部
40…圧受け部としてのアタッチメント
41…載置板
42…案内板
43…支持凸条
Claims (4)
- 印刷用紙が積載される給紙台と、
前記給紙台の上方に片持ち状態で実質的に水平に配置された駆動軸と、
前記駆動軸に所定間隔をおいて取り付けられた一対の第1給紙ロールと、
前記給紙台に設けられて上面に印刷用紙が載置され、前記駆動軸と実質的に直交する軸線に関して左右に揺動可能な圧受け部と、を有する給紙装置において、
前記圧受け部が、前記給紙台の前記第1給紙ロールの直下にあたる部分に形成された凹部と、前記凹部内で揺動し得るように配置された載置板とを有しており、前記載置板の表面が前記給紙台の表面と略一致していることを特徴とする給紙装置。 - 前記給紙台上に積載された印刷用紙の両側縁を案内すべく前記給紙台に間隔調整可能に設けられた一対の側板を有する請求項1記載の給紙装置。
- 前記駆動軸に対して実質的に平行な第2の駆動軸と、
前記第2の駆動軸に設けられて前記一対の第1給紙ロールの間に配置された第2給紙ロールと、
を有する請求項1記載の給紙装置。 - 印刷用紙が積載される給紙台と、
前記給紙台の上方に片持ち状態で実質的に水平に配置された駆動軸と、
前記駆動軸に所定間隔をおいて取り付けられた一対の第1給紙ロールと、を有する給紙装置において、
印刷用紙が載置される載置板と、前記載置板の両側縁に設けられて前記載置板上の印刷用紙の両側縁を案内する案内板と、前記駆動軸と実質的に直交する方向に沿って前記載置板の下面に設けられて前記給紙台に接する凸条とを備え、前記凸条に関して左右に揺動可能となるように前記給紙台上に別部材として設置される印刷用紙供給箱を備えたことを特徴とする給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000330756A JP3708424B2 (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000330756A JP3708424B2 (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | 給紙装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002128290A JP2002128290A (ja) | 2002-05-09 |
JP3708424B2 true JP3708424B2 (ja) | 2005-10-19 |
Family
ID=18807219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000330756A Expired - Fee Related JP3708424B2 (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | 給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3708424B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6324074B2 (ja) * | 2014-01-08 | 2018-05-16 | キヤノン株式会社 | シート積載装置、シート給送装置及び画像形成装置 |
JP6682279B2 (ja) * | 2016-01-27 | 2020-04-15 | キヤノン株式会社 | シート給送装置及び画像形成装置 |
-
2000
- 2000-10-30 JP JP2000330756A patent/JP3708424B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002128290A (ja) | 2002-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5975517A (en) | Paper feeding apparatus of printing device | |
JP3708424B2 (ja) | 給紙装置 | |
JP3706620B2 (ja) | 給紙装置 | |
JPH0122178B2 (ja) | ||
JP3076998B2 (ja) | 給紙装置 | |
JP2766767B2 (ja) | 給紙装置 | |
JP2002302269A (ja) | 給紙装置 | |
JP2800370B2 (ja) | 給紙装置 | |
JPH0986675A (ja) | 画像形成装置の給紙トレイ | |
JP2877810B2 (ja) | 給排紙装置 | |
KR200228385Y1 (ko) | 화상형성장치의 급지 장치 | |
JP2000185828A (ja) | 給紙装置 | |
JPH082700A (ja) | 給紙装置 | |
JP3544526B2 (ja) | 給紙装置 | |
JPH0519245U (ja) | 給紙トレイ | |
JP3834981B2 (ja) | 用紙供給装置 | |
JP3554256B2 (ja) | シート給送装置及び画像形成装置 | |
JP2539086B2 (ja) | 給紙装置 | |
JP3099738U (ja) | 送紙装置 | |
JPH02138041A (ja) | 給紙装置 | |
JP2576875Y2 (ja) | 給紙装置 | |
JP2528390B2 (ja) | 自動給紙装置の用紙分離装置 | |
TW202327898A (zh) | 具有連動式擋紙結構的進紙模組及使用其的列印裝置 | |
JP2000085989A (ja) | 給紙装置 | |
JPH0748040A (ja) | 給紙装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050328 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050803 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |