JP3705463B2 - パネル材の連結構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、浴室ユニット等の天井パネル材と壁パネル材との連結構造に係り、特に、両パネル材を略直角状に連結することが非常に容易で、かつ、連結解除も容易なパネル材の連結構造に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
従来のこの種の天井パネル材と壁パネル材とを連結する手段としては、両パネル材の端部に形成された断面略凹状の係止溝に、逆L字状に形成された連結部材を嵌合し連結しているのが一般的である。
【0003】
しかしながら、上記従来の天井パネル材と壁パネル材の連結構造にあっては、単に逆L型に形成された連結部材を両パネル材の係止溝に嵌合させて連結しているだけの構成であるため、経時使用による震動等の作用によって天井パネル材が浮き上がり、接合部に間隙が発生する、という問題を有していると共に、連結部材で連結した後は、上記浮き上がりを防止するため、上記接合部を連結金具で固定しなければならず、また、躯体との当たりに注意しなければならないため、内組み作業が非常に煩雑である、という問題を有していた。
【0004】
この発明は、かかる現状に鑑み創案されたものであって、その目的とするところは、天井パネル材と壁パネル材との連結を、躯体との当たりを考えることなく極めて容易に連結することができると共に、経時使用によっても天井パネル材が浮き上がる心配がなく、さらに、上記連結状態の解除も容易なパネル材の連結構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にあっては、端部に断面形状が略凹状に形成された係止溝が形成されてなる天井パネル材と壁パネル材とを連結部材を介して略直角に連結するパネル材の連結構造を技術的前提とし、上記連結部材を、天井パネル材側の係止溝に固定され自由端部側が略L字状に形成された天井側係止体と、上記壁パネル材の係止溝に固定されるバネ片を有する受体と、から構成し、上記天井側係止体は、係止溝から外方に延設された上記L字状の係止片部が上記壁パネル材の上面に冠着される形状に形成されていると共に、上記受体のバネ片は、両パネル材を連結したときに天井パネル材の係止溝に弾接係止したことを特徴とするものである。
【0006】
また、この発明にあっては、上記目的を達成する他の手段として、端部に断面形状が略凹状に形成された係止溝が形成されてなる天井パネル材と壁パネル材とを連結部材を介して略直角に連結するパネル材の連結構造を技術的前提とし、上記連結部材を、天井パネル材側の係止溝に固定され自由端部側が略L字状に形成された天井側係止体と、上記壁パネル材の係止溝に固定されるバネ片を有する受体と、から構成し、上記受体は、係止溝から垂直方向に延設された係止片部に上記天井側係止体が挿通可能な穴部を形成すると共に、該穴部の周縁部から上記バネ片を延設し、上記天井側係止体の先端部を上記受体の穴部に挿入し落とし込んだときに、上記バネ片が上記天井側係止体の平面部に弾接係止したことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、この発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0008】
図1と図2は、この発明の実施の第1形態例に係る天井パネル材1Aと壁パネル材1Bとの連結構造を示しており、両パネル材1A,1Bの接合側枠部2A,2Bには断面形状が略凹状に形成された係止溝3A,3Bが夫々形成されており、該両パネル材1A,1Bは、係止溝3A,3Bに夫々固定された連結部材5を介して略直角状に連結するように構成されている。
【0009】
尚、上記係止溝3A,3Bは、この形態例では、両パネル材1A,1Bの接合側枠部2A,2Bの長手方向に沿って所要間隔毎に所要数が形成されているが、この発明にあってはこれに限定されるものではなく、場合によっては両パネル材1A,1Bの接合側枠部2A,2Bの全長にわたって形成することもでき、この場合には、上記連結部材5もこれに対応する長さ及び形状に適宜形成される。
【0010】
上記連結部材5は、天井パネル材1A側の係止溝3Aに固定される天井側係止体10と、上記壁パネル材1Bの係止溝3Bに固定されるバネ片26を有する受体20と、から構成されている。
【0011】
上記天井側係止体10は、上記係止溝3Aの底部に密着してビス11を介して固着される座部12と、この座部12から水平方向に延設された延長片部13と、この延長片部13から逆凹状に形成された嵌合係止片部14と、から構成されており、該嵌合係止片部14は、前記壁パネル1Bの上端部に冠着される大きさに形成されている。
【0012】
一方、上記受体20は、壁パネル材1Bの上端部に形成された係止溝3Bの底部にビス27を介して密着固定される座部21と、この座部21の一端部から逆凹状に形成され上記壁パネル材1Bの室内側周縁部に冠装される延長片部22と、該延長片部22の外側片部23に切り起し形成された上記バネ片26と、から構成されている。
【0013】
それ故、この形態例に係る天井パネル材1Aと壁パネル材1Bの連結構造にあっては、先ず、天井パネル材1Aの係止溝3Aに、上記天井側係止体10の座部12をビス11で固着する。このとき、上記天井側係止体10の嵌合係止片部14は、逆凹状にセットされる。
【0014】
一方、上記壁パネル材1Bの係止溝3Bの室内側周縁部に上記受体20の延長片部22を冠装すると共に、該受体20の座部21を係止溝3Bの底部にビス27で固着する。
【0015】
次に、上記天井パネル材1Aを壁パネル材1Bに落とし込むと、上記天井側係止体10の嵌合係止片部14が壁パネル1Bの上端部に冠着される。このとき、上記受体20のバネ片26が天井パネル1Aの係止溝3Aに弾接係止するので、上記連結状態は経時保持される。
【0016】
このように、この形態例に係る天井パネル材1Aと壁パネル材1Bの連結構造にあっては、天井パネル材1Aを壁パネル材1Bへと落とし込むだけの作業で容易に連結することができ、しかも、他の固定金具で上記連結状態を補強する必要もないため、躯体との当たりを考えることなく連結することができるため、完全な内組み作業を行うことができる。
【0017】
また、上記連結状態を解除する場合には、例えば、ドライバー等の工具で上記バネ片26を押圧しながら天井パネル材1Aを持ち上げるだけで、極めて容易に上記連結状態を解除することができる。
【0018】
図3乃至図5は、この発明の実施の第2形態例に係る天井パネル材1Aと壁パネル材1Bとの連結構造を示しており、この形態例では、両パネル材1A,1Bの接合側枠部2A,2Bには断面形状が略凹状に形成された係止溝3A,3Bが夫々形成されており、該両パネル材1A,1Bは、係止溝3A,3Bに夫々固定された連結部材5を介して略直角状に連結するように構成されている。
【0019】
そして、上記連結部材5は、天井パネル材1A側の係止溝3Aに固定される天井側係止体30と、上記壁パネル材1Bの係止溝3Bに固定されるバネ片46,46を有する受体40と、から構成されている。
【0020】
上記天井側係止体30は、上記係止溝3Aの底部に密着してビス31を介して固着される座部32と、この座部32から水平方向に延設された延長片部33と、この延長片部33から横倒L字状に形成された係止片部34と、から構成されている。
【0021】
一方、上記受体40は、壁パネル材1Bの上端部に形成された係止溝3Bの底部にビス47を介して密着固定される座部41と、この座部41の一端部から垂直方向に延設された延長片部42と、該延長片部42に開設された矩形状の穴部43と、この穴部43の上縁部から天井パネル方向に切り起し形成された上記バネ片46,46と、から構成されており、上記穴部43は、上記天井側係止体30の係止片部34が挿通可能な大きさを有して開設されている。
【0022】
それ故、この形態例に係る天井パネル材1Aと壁パネル材1Bの連結構造にあっては、先ず、天井パネル材1Aの係止溝3Aに、上記天井側係止体30の座部32をビス31で固着する。このとき、上記天井側係止体30の係止片部34の先端部は、下方向に垂設された状態でセットされる。
【0023】
一方、上記壁パネル材1Bの係止溝3Bの底部に、ビス47を介して上記受体40の座部41を密着固定する。
【0024】
次に、上記天井パネル材1Aに固着された天井側係止体30の係止片部34を上記壁パネル材1Bに固着された受体40の穴部43に挿通した後、該天井パネル材1Aを自重落下させる。このとき、上記受体40のバネ片46,46は、上記天井側係止体30の係止片部34に押圧されて延長片部42の裏面側へと後退するが、上記係止片部34が落とし込まれて、上記壁パネル1Bの裏側周縁部に係止されると、上記各バネ片46,46は原位置へと付勢力により復帰し、図5に示すように、上記天井側係止体30の水平な延長片部33に弾接係合するので、上記連結状態は経時保持される。
【0025】
このように、この形態例に係る天井パネル材1Aと壁パネル材1Bの連結構造にあっては、天井パネル材1Aの係止片部34を壁パネル材1Bの受体40の穴部43に挿通し落とし込むだけの作業で容易に連結することができ、しかも、他の固定金具で上記連結状態を補強する必要もないため、躯体との当たりを考えることなく連結することができるため、完全な内組み作業を行うことができる。
【0026】
勿論、上記連結状態を解除する場合には、天井パネル材1Aを持ち上げた後に該天井パネル材1Aを壁パネル材1Bから離間する方向に引き抜くだけで、極めて容易に上記連結状態を解除することができる。
【0027】
【発明の効果】
この発明に係るパネル材の連結構造は、以上説明したように構成されているので、天井パネル材と壁パネル材との連結を、躯体との当たりを考えることなく極めて容易に連結することができると共に、経時使用によっても天井パネル材が浮き上がる心配がなく、さらに、上記連結状態の解除も容易である等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態例に係る天井パネル材と壁パネル材の連結構造を分解して示す断面説明図である。
【図2】同天井パネル材と壁パネル材の連結状態を示す断面説明図である。
【図3】この発明の実施の第2形態例に係る天井パネル材と壁パネル材の連結構造を分解して示す断面説明図である。
【図4】同連結に用いられる受体の構成を示す正面図である。
【図5】同天井パネル材と壁パネル材の連結状態を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1A 天井パネル材
1B 壁パネル材
2A,2B 接合側枠部
3A,3B 係止溝
5 連結部材
10,30 天井側係止体
20,40 受体
26,46 バネ片
Claims (2)
- 端部に断面形状が略凹状に形成された係止溝が形成されてなる天井パネル材と壁パネル材とを連結部材を介して略直角に連結するパネル材の連結構造において、上記連結部材を、天井パネル材側の係止溝に固定され自由端部側が略L字状に形成された天井側係止体と、上記壁パネル材の係止溝に固定されるバネ片を有する受体と、から構成し、上記天井側係止体は、係止溝から外方に延設された上記L字状の係止片部が上記壁パネル材の上面に冠着される形状に形成されていると共に、上記受体のバネ片は、両パネル材を連結したときに天井パネル材の係止溝に弾接係止されることを特徴とするパネル材の連結構造。
- 端部に断面形状が略凹状に形成された係止溝が形成されてなる天井パネル材と壁パネル材とを連結部材を介して略直角に連結するパネル材の連結構造において、上記連結部材を、天井パネル材側の係止溝に固定され自由端部側が略L字状に形成された天井側係止体と、上記壁パネル材の係止溝に固定されるバネ片を有する受体と、から構成し、上記受体は、係止溝から垂直方向に延設された係止片部に上記天井側係止体が挿通可能な穴部を形成すると共に、該穴部の周縁部から上記バネ片を延設し、上記天井側係止体の先端部を上記受体の穴部に挿入し落とし込んだときに、上記バネ片が上記天井側係止体の平面部に弾接係止されることを特徴とするパネル材の連結構造。
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JP21892497A JP3705463B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | パネル材の連結構造 |
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1997
- 1997-07-31 JP JP21892497A patent/JP3705463B2/ja not_active Expired - Fee Related
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