JP3703603B2 - 仮想端末 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポーリング方式の通信に用いられる仮想端末に関するものであり、ホスト端末と従属端末とが区別されていないネットワークのデータ通信における通信手順に関するものである。
【0002】
特に、本発明は、リング又はバス構成のネットワークにPCなどの端末が接続されてポーリング方式によりデータ通信を行うLANなどのコンピュータネットワークでのデータ相互通信の場合や、伝送路上に接続された複数の端局と、各端局に監視装置や遠隔制御装置が接続されて通信ネットワークを構成してポーリング方式により端局のアラーム情報などの制御をする集中監視通信や遠隔制御通信を行う場合などに適用可能なデータ相互通信などに用いて好適である。
【0003】
【従来の技術】
通信のプロトコルの1つにベーシック手順によるポーリング方式がある。このポーリング方式による通信は、ポーリング権を取得するホスト端末もしくは従属端末がポーリング信号を複数の従属端末に送出して、従属端末が自端末宛のポーリング信号を受信した時に、送信メッセージを送信して、通信を行うものである。
【0004】
ホスト端末のみがポーリング権を取得して、集中管理する場合では、ホスト端末が故障した場合に従属端末間の通信が不能となる問題があり、ベーシック手順によるポーリング方式はホスト端末と従属端末とが区別されていないマルチ接続ネットワークを構成する。
【0005】
図7は従来のポーリング方式のネットワークの構成図である。
このポーリング方式のネットワークではデータ通信回線2にm個の端末4−#i(i=1〜m)が接続されている。各端末4−#iには、いずれもホスト端末となり得るようにネットワーク内の端末数nが設定されている。
【0006】
そして、ポーリング権を取得した端末4−#iが端末数nだけポーリング信号をデータ通信回線2に送出して、送信メッセージのある端末4−#jが自端末宛のポーリング信号を受信した時にメッセージをデータ通信回線2に送出するようにしている。
【0007】
図8は、ポーリング権を端末4−#1が取得しており、その端末4−#1に設定された端末数nがネットワーク内の端末数mよりも大の場合の、図7のデータ通信フローを示す図である。
【0008】
この図に示すように、端末4−#1は、図示しないが自端末4−#1(アドレスが1)のポーリング信号をデータ通信回線2に送出した後、端末4−#2、端末4−#3、…のアドレス#2,#3,…を順次ポーリング信号POL-2,POL-3 …に指定して、データ通信回線2に送出する。
【0009】
自端末宛のポーリング信号POL-i を受信した端末4−#iは、送信する情報がなければ、データリンクの開放を示すEOTを送出し、送信する情報があれば、送信先の端末を指定してメッセージをデータ通信回線2に送出する。
【0010】
例えば、端末4−#mは、端末4−#1に送信する情報があるので、情報TEXTをデータ通信回線2に送出して、情報TEXTを受信した端末4−#1は、ACK又はNACをデータ通信回線2に返す。
【0011】
ポーリング信号POL-i がi>mになると、このポーリング信号POL-i のアドレスiを有する端末が存在しないので、無応答となる。端末4−#1は、タイマにより一定の時間応答待ちをした後、再度、同じポーリング信号POL-i をデータ通信回線2に送出してリトライをする。
【0012】
そして、このポーリング信号POL-i の送出を一定の回数繰り返すとカウントアウトとなり、次のポーリング信号POL-(i+1) を送出する。このポーリング信号POL-(i+1) に対しても同じことが繰り返される。
【0013】
結局、端末4−#1は、(n−m)個のポーリング信号POL-i(i=(m+1)〜n)に対して、ポーリング信号がカウントアウトとなるまでポーリング信号の送出を行ない、通信が途絶えたことと同じ状態となる。その後、ポーリング信号POL-1,POL-2,…が再び送出されることになる。
【0014】
図9は、ポーリング権を端末4−#1が取得しており、その端末4−#1に設定された端末数nがネットワーク内の端末数mよりも小さい場合の図7のデータ通信フローを示す図である。
【0015】
この図に示すように、端末4−#1は、図示しないが自端末4−#1(アドレスが1)のポーリング信号をデータ通信回線2に送出した後、端末4−#2、端末4−#3、…のアドレス#2,#3,…を順次ポーリング信号POL-2,POL-3 …に設定して、データ通信回線2に送出して、通信を行う。
【0016】
端末4−#1は、設定数nに等しい数のポーリング信号POL-1 〜POL-n を送信した後は、アドレスが(n+1)〜mのポーリング信号は送出されずに、再び、ポーリング信号POL-1,POL-2 …が順次送出されることになる。
【0017】
そのため、端末4−#(n+1)〜端末4−#m宛のポーリング信号が送信されないことになり、これらの端末4−#(n+1)〜端末4−#mからは情報が送信できないことになる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ホスト端末と従属端末の区別のない従来のポーリング方式によるデータ通信では、端末の増設などにより端末数を変更する場合には、全端末4−#i(i=1〜m)にネットワーク内の端末数mへの設定の変更を行わなければならなかった。この設定の変更は、端末の数が多いと、手間が掛かるという問題があった。
【0019】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、ホスト端末と従属端末の区別のないポーリング方式の通信において、端末の増加の際に設定する端末数を一箇所のみにして端末数の変更の手間を省くことのできる仮想端末を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の仮想端末の原理図である。
この図に示すように、データ通信回線10に複数の端末12−#i(i=1〜m)を接続してネットワークを構成し、該各端末12−#iに設定した設定値に基づいて1つの端末よりポーリング信号を送出してデータリンクを確立し、データ通信をするポーリング方式の通信に使用される仮想端末14は、ネットワークを構成する端末12−#i(i=1〜m)の総数mを記憶する記憶手段16と、データ通信回線10よりポーリング信号を受信する受信手段18と、データ通信回線10にデータリンク開放信号などの応答信号を送出する送出手段20と、受信手段18が受信したポーリング信号が示すアドレスが記憶手段16に記憶された端末の総数mを越えるか否かを判別して、該端末の総数mを越えた時、送出手段20に応答信号を送出するように指示する監視手段22とを具備する。
【0021】
このように構成したので、ポーリング権を取得している端末12−#iは、設定された端末数nに従って、アドレスをセットして、ポーリング信号をデータ通信回線10に順次送出する。
【0022】
受信端末は、自端末宛のポーリング信号を受信した時、送信メッセージがあればメッセージをデータ通信回線10に送信して、送信メッセージがなければ、EOTをデータ通信回線10に送信する。
【0023】
ここで、端末12−#iの設定端末数n>mの時は、該当する端末がないにもかかわらず、アドレスが(m+1)〜nまでのポーリング信号が端末12−#iより送出されることになる。
【0024】
受信手段18は、このポーリング信号を受信して、監視手段22に出力する。監視手段22は、ポーリング信号のアドレスを監視して、記憶手段16に記憶された端末の総数mと比較して、アドレスがmよりも大きい時は、送出手段20に対して、EOTを送出するように指示する。
【0025】
送出手段20は、監視手段22からの指示に従って、EOTをデータ通信回線10に送出する。端末12−#iは、送出手段20からのEOTを受信して次のアドレスのポーリング信号を送出する。
【0026】
結局、端末12−#iは、(n−m)個のアドレスを有しない端末に対してポーリング信号を送出することになるが、仮想端末14が代わりにEOTを端末12−#iに返すので、端末12−#iは次のポーリング信号を直ぐに送信することが可能となり、応答待ち時間が短縮される。
【0027】
さらに、データ通信回線10にポーリング信号を送出する機能を送出手段20に付加し、受信手段18が今回受信したポーリング信号が示すアドレスが以前受信したポーリング信号が示すアドレスに一致し、且つ、該一致する2つのポーリング信号を受信するまでの間に受信したポーリング信号の中で最大のアドレスが(記憶手段16に記憶された端末の総数m)よりも小さい時には、(該最大のアドレス+1)のアドレスから端末の総数mまでのアドレスを示すポーリング信号を順次送出するように送出手段20に指示する機能を監視手段22に付加することが望ましい。
【0028】
これにより、ポーリング権を取得してホスト端末となった端末12−#iから送出されるべきポーリング信号が送出されなければ、仮想端末14がポーリング権を取得して、ポーリング信号が送出されていない端末に対してポーリング信号を送出するので、全ての端末で通信が可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明の実施形態による仮想端末の構成図である。
【0030】
仮想端末34は、m個の端末32−#i(i=1〜m)がマルチポイント接続されたデータ通信回線30に接続されている。この仮想端末34は、伝送制御部36、監視部38、端末数テーブル40、及び受信テーブル42を具備する。
【0031】
伝送制御部36は、データ通信回線30より端末32−#iが送信したポーリング信号などを受信して、ポーリング信号ならば監視部38に出力して、監視部38からの指示に従って、ポーリング信号もしくはEOTをデータ通信回線30に送信するものである。
【0032】
監視部38は、伝送制御部36から出力された端末32−#iからのポーリング信号を監視して、該当する端末がないにも係わらずポーリング信号が送出された場合は、EOTを送出するように伝送制御部36に指示をし、ある端末にポーリング信号が送出されない場合には、ポーリング権を取得して、その端末にポーリング信号を送出するように伝送制御部36に指示をするものであり、例えば、プロセッサにより実現する。
【0033】
端末数テーブル40は、ネットワーク内の端末総数mを記憶するものであり、例えば、レジスタなどで構成し、この端末総数mは外部のディプスイッチなどによって端末32−#iが増設される毎に設定される。受信テーブル42は、データ通信回線30より受信したポーリング信号のアドレスを記憶するためのものである。
【0034】
各端末32−#iは、ホスト端末と従属端末との区別が無く、いずれもがホスト端末になり得るものであり、設定された端末数nに従って、その端末数n個分のポーリング信号をデータ通信回線30に送出してベーシック手順に従いデータリンクを確立してデータ通信を行うものである。
【0035】
図3は、図2の仮想端末の動作フローチャートである。
図4は、図3中のポーリング信号送出のフローチャートである。
図5及び図6は、図2のデータ通信フローチャートである。
【0036】
以下、これらの図を参照しつつ、図2の仮想端末の動作の説明をする。
(a) 端末数n>端末総数mの場合
端末32−#iはいずれもポーリング権を取得してホスト端末となり得るが、ここでは一例として、端末32−#1がホスト端末となっている場合を例に説明をする。
【0037】
例えば、各端末32−#iには設置する際に想定される端末の最大端末数を設定しておき、他端末の増設の際には全く既存の端末32−#iに設定した端末数を変更しない運用などが考えられる。
【0038】
図5に示すように、端末32−#1は、設定数nに従って、アドレス=j(j=1〜n)を示すポーリング信号POL-j を順次、データ通信回線30に送出する。このポーリング信号POL-j が端末32−#i(i=1〜m)及び仮想端末34で受信される。
【0039】
端末32−#jは、ポーリング信号POL-j のアドレスjが自身のアドレスに等しい場合、送出するべきメッセージがあれば、テキストTEXTをデータ通信回線30に送信して、メッセージがなければ、EOTをデータ通信回線30に送信する。
【0040】
図3中のステップS2において、仮想端末34の伝送制御部36は、ポーリング信号POL-j を受信すると、監視部38に、例えば、割り込み信号として出力する。
【0041】
ステップS4において、監視部38は、ポーリング信号POL-j 中のアドレスjを取り出す。ステップS6において、アドレスj>端末数テーブル44に設定された端末総数mであるか否かを判定して、否定判定の場合には、ステップS8に進み、肯定判定の場合には、ステップS12に進む。
【0042】
ステップS8において、アドレスjが受信テーブル42に登録されているか否かを判定して、登録されていなければ、ステップS10に進み、登録されていれば、ステップS16に進む。
【0043】
ステップS10において、アドレスjを受信テーブル42に登録して、終了する。図5に示すポーリングPOL-j(j=1 〜m)までは、ステップS2〜ステップS10の処理を行うことになる。
【0044】
受信テーブル42は、該当する端末にポーリング信号が送出されたか否かを監視するために、受信したポーリング信号POL-i のアドレスi を格納するためのものである。
【0045】
ステップS12において、受信テーブル42をクリアする。ステップS14において、端末32−#1が送出したポーリング信号POL-i のアドレスi は、ネットワーク内の端末数mよりも大であり、該当する端末が存在しないので、監視部38は伝送制御部36に対してEOT送出を指示して、伝送制御部36はEOTを送出する。
【0046】
これを端末32−#1が受信して、次のポーリング信号POL-(i+1) を送出して、仮想端末34側では、ステップS2〜ステップS14までの処理を行うことになる。
【0047】
これにより、図6において、端末32−#1が送出した(m+1)番目からn番目までのポーリング信号POL-i(i=(m+1) 〜n)に対しては、仮想端末34がEOTをデータ通信回線30に送信して応答することになり、端末32−#1は直ぐに次のポーリング信号が送出可能となる。
【0048】
(b) 端末数n<端末総数mの場合
例えば、端末32−#iの総数が予想されるべき最大数を越える場合が考えられるが、この場合は、端末数n<端末総数mとなる。
【0049】
ここでも一例として、端末32−#1がポーリング権を取得しておりホスト端末の場合であるとして、端末数n<端末総数mの場合を説明する。
図6に示すように、端末32−#1は、設定数nに従って、アドレスj(j=1〜n)を示すポーリング信号POL-j を順次、データ通信回線30に送出する。このポーリング信号POL-j が端末32−#i(i=1〜m)及び仮想端末34で受信される。
【0050】
端末32−#iは、ポーリング信号POL-j のアドレスjが自身のアドレスに等しい場合、送出するべきメッセージがあれば、テキストTEXTをデータ通信回線30に送信して、メッセージがなければ、EOTをデータ通信回線30に送信する。
【0051】
(a)の場合で説明したように、仮想端末34は、j=1〜mにおいて、図3中のステップS2〜ステップS10までの処理を行って、受信テーブル42にアドレスjを順次登録してゆく。
【0052】
図6に示すように、端末32−#1は、設定された端末数nに等しいポーリング信号POL-j(j=1 〜n)を送出すると、次にポーリング信号POL-1 を送出する。
このポーリング信号POL-1 は、仮想端末34で受信されて、仮想端末34は、図3中のステップS2〜ステップS6までの処理を経て、ステップS8に進む。ステップS8において、jが受信テーブル42に登録されているか否かを判定して、登録されていなければ、ステップS10に進み、登録されていれば、ステップS16に進む。
【0053】
ポーリング信号POL-1 は、既に、受信テーブル42に登録されているので、ステップS16に進むことになる。ステップS16において、受信テーブル42に登録されたポーリング信号の最大アドレスnがmに等しい否かを判定して、n≠mならば、ステップS20に進み、n=mならば、ステップS18に進む。
【0054】
本例では、このポーリング信号POL-1 を受信した時点では、端末32−#1に設定された端末数nはn<mなので、受信テーブル42には、アドレス1〜アドレスnまでのn個が登録されており、受信テーブル42に登録された最大アドレス=nとなるので、ステップS20に進むことになる。ステップ20において、図4中のステップS40以降のポーリング信号送出処理に進む。
【0055】
このポーリング信号送出処理において、仮想端末34はポーリング権を取得して、ホスト端末になる必要があり、このポーリング権の取得方法には様々なものが考えられるが、例えば、コンテンション方式により取得するものとする。
【0056】
コンテンション方式のポーリング権の取得方法は、ポーリング権を取得した端末がポーリング信号を送出して競合がないことを確認することにより取得することができる。ここでは、コンテンション方式によりポーリング権を取得するものとする。
【0057】
また、ポーリング信号は、送信されない端末32−#i(i=(n+1)〜m)に送出すればよいが、ここではポーリング権を取得してからは全ての端末32−#i(i=1〜m)に送出することにする。
【0058】
図4中のステップS40において、k=1に初期値を代入する。ステップS42において、監視部38はアドレス=kのポーリング信号POL-k を送出するように伝送制御部36に指示して、伝送制御部36はポーリング信号POL-k をデータ通信回線30に送出する。
【0059】
このポーリング信号POL-k がアドレスkの端末32−#kで受信されて、端末32−#kは送信メッセージがあれば、メッセージTEXTを送信して、送信メッセージが無ければ、EOTを返す。
【0060】
ステップS44において、他の端末32−#iからポーリング信号を受信したか否かを判定して、受信していなければ、ステップS46に進み、受信していれば、他の端末32−#iがポーリング権を取得したので、ステップS50に進む。
【0061】
ステップS46において、仮想端末34は、EOTを受信すると、kを一つインクリメントする。ステップS48において、k>mであるか否かを判別して、k>mでなければ、ステップS42に戻り、k>mならば、ステップS40に進む。
【0062】
これにより、図6に示すように、仮想端末34は、m個のポーリング信号POL-k (k=1〜m)を順次データ通信回線30に送出して、端末32−#kがこれを受信することになり、全ての端末32−i(i=1〜m)で通信可能となる。
【0063】
そして、仮想端末34は他の端末32−#iがポーリング権を取得するまでは、ホスト端末となって、ポーリング信号を順次送出する。
(c) 端末数n=端末総数mの場合
端末数n=mの場合は、端末32−#1が送出するポーリング信号POL-j(j=1 〜(n-1) については、図3中のステップS2〜ステップS10の処理を経て、受信テーブル42にアドレスj が登録されて、j=n で、ステップS2〜ステップS18の処理を経て、受信テーブル42がクリアされる。
【0064】
そのため、n=mの場合は、仮想端末34はデータ通信回線30に対してEOTもポーリング信号も送出することはない。
以上説明した実施形態によれば、ネツトワーク内の端末数の変更に対して仮想端末の設定を変更するだけでネットワークの再構築ができるため、端末数の変更毎に全端末の設定の変更を行う必要が無くなる。
【0065】
そして、実際の端末数mが予想される最大端末数nよりも少ない場合の応答待ち時間が少なくなり、実際の端末数mが予想される最大端末数nよりも大きい場合でも該当する端末の通信が可能となる。
【0066】
また、従来のネットワークに仮想端末34を用意するだけで上記のネットワークの再構築を実現することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1及び3記載の発明によれば、端末数mが予想される最大端末数nよりも少ない場合に仮想端末側で応答するので、応答待ち時間が少なくなるという効果がある。
【0068】
請求項2及び3記載の発明によれば、実際の端末数mが予想される最大端末数nよりも多い場合でも仮想端末側でポーリング信号を送出するので、全ての端末で通信が可能となり、通信データが消失するようなことがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮想端末の原理図である。
【図2】本発明の実施形態による仮想端末の構成図である。
【図3】図2の仮想端末のフローチャートである。
【図4】図3中のポーリング信号送出のフローチャートである。
【図5】図2のデータ通信フロー(1)である。
【図6】図2のデータ通信フロー(2)である。
【図7】従来のポーリング方式によるネットワークの構成図である。
【図8】図7のデータ通信フロー(1)である。
【図9】図7のデータ通信フロー(2)である。
【符号の説明】
10 データ通信回線
12−#i(i=1〜m) 端末
14 仮想端末
16 記憶手段
18 受信手段
20 送出手段
22 監視手段

Claims (3)

  1. データ通信回線に複数の端末を接続してネットワークを構成し、該各端末に設定した設定値に基づいて1つの端末よりポーリング信号を送出してデータリンクを確立し、データ通信をするポーリング方式の通信に使用される仮想端末において、
    前記ネットワークを構成する前記端末の総数mを記憶する記憶手段と、
    前記データ通信回線より前記ポーリング信号を受信する受信手段と、
    前記データ通信回線に応答信号を送出する送出手段と、
    前記受信手段が受信したポーリング信号が示すアドレスが前記端末の総数mを越えるか否かを判別して、該端末の総数mを越えた時、前記送出手段に前記応答信号を送出するように指示する監視手段と、
    を具備したことを特徴とする仮想端末。
  2. データ通信回線に複数の端末を接続してネットワークを構成し、該各端末に設定した設定値に基づいて1つの端末よりポーリング信号を送出してデータリンクを確立し、データ通信をするポーリング方式の通信に使用される仮想端末において、
    前記ネットワークを構成する前記端末の総数mを記憶する記憶手段と、
    前記データ通信回線より前記ポーリング信号を受信する受信手段と、
    前記データ通信回線にポーリング信号を送出する送出手段と、
    前記受信手段が今回受信したポーリング信号が示すアドレスが以前受信したポーリング信号が示すアドレスに一致し、且つ、該一致する2つのポーリング信号を受信するまでの間に受信したポーリング信号の中で最大のアドレスが前記端末の総数mよりも小さい時には、少なくとも、(該最大のアドレス+1)のアドレスから前記端末の総数mまでのアドレスを示すポーリング信号を送出するように前記送出手段に指示する監視手段と、
    を具備したことを特徴とする仮想端末。
  3. データ通信回線に複数の端末を接続してネットワークを構成し、該各端末に設定した設定値に基づいて1つの端末よりポーリング信号を送出してデータリンクを確立し、データ通信をするポーリング方式の通信に使用される仮想端末において、
    前記ネットワークを構成する前記端末の総数mを記憶する記憶手段と、
    前記データ通信回線より前記ポーリング信号を受信する受信手段と、
    前記データ通信回線にデータリンク開放信号を送出する第1送出手段と、
    前記データ通信回線にポーリング信号を送出する第2送出手段と、
    前記受信手段が受信した応答信号が示すアドレスが前記記憶手段に記憶された前記端末の総数mを越えるか否かを判別して、前記端末の総数mを越えた時、前記第1送出手段に応答信号を送出するように指示する第1監視手段と、
    前記受信手段が今回受信したポーリング信号が示すアドレスが以前受信したポーリング信号が示すアドレスに一致し、且つ、該一致する2つのポーリング信号を受信するまでの間に受信したポーリング信号の中で最大のアドレスが前記端末の総数mよりも小さい時には、少なくとも、(該最大のアドレス+1)のアドレスから前記端末の総数mまでのアドレスを示すポーリング信号を順次送出するように前記第2送出手段に指示する第2監視手段と、
    を具備したことを特徴とする仮想端末。
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