JP3702012B2 - 直動転がり案内ユニット - Google Patents

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【0001】
発明の属する技術分野
この発明は,軌道レール,軌道レール上を相対摺動可能なスライダ及び軌道レールとスライダとの間を転走する転動体を有する直動転がり案内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,直動転がり案内ユニットは,長手方向両側面に軌道溝を形成した軌道レール,前記軌道溝と対向する位置に軌道溝を形成して前記軌道レールに対して相対移動可能なケーシング,該ケーシングの両端に固定されたエンドキャップ,及び前記軌道レールと前記ケーシングとの前記軌道溝間に嵌合する転動体とから構成されている。軌道レール上を相対摺動するスライダは,ケーシングとエンドキャップとを有している。
【0003】
従来,図14及び図15に示すような直動転がり案内ユニットが知られている。図14は従来の直動転がり案内ユニットの一例を示す斜視図,及び図15は図14の直動転がり案内ユニットの一部を示す分解図である。
【0004】
図14及び図15に示すように,直動転がり案内ユニットは,長手方向両側面10に形成した長手方向に延びる軌道レース溝36に上下の軌道面11を備えた軌道レール1と,軌道レール1上を跨架して摺動可能に装着されたスライダ2とから構成されている。スライダ2は,軌道レール1に対して相対的に摺動可能であり且つ各軌道面11に対向する位置に軌道面12を形成したケーシング3,対向する軌道面11,12間で相対移動可能に転動する多数の転動体である円筒ころ4,及びケーシング3の摺動方向即ち長手方向両端にそれぞれ取り付けたエンドキャップ5を有している。各エンドキャップ5には,軌道レール1の上面31とスライダ2との間の長手方向のシールを達成するリップ部33を備えた側面シール30がねじ34で取り付けられると共に,軌道レール1とスライダ2間の転動体4及び摺動面に潤滑剤を供給するためグリースニップル32が取り付けられている。更に,ケーシング3から円筒ころ4が脱落するのを防止するため,保持板28が多数の円筒ころ4を囲むようにケーシング3に取り付けられている。また,ケーシング3及びエンドキャップ5と軌道レール1の長手方向両側面10との間の隙間をシールするためにエンドキャップ5及びケーシング3の下面に下面シール29が取り付けられている。ケーシング3には,転動体の円筒ころ4が循環するためリターン孔21が形成され,リターン孔21にはその全長にわたって延び且つ円筒ころ4のリターン路16の無負荷軌道路を形成する長手方向中空状のスリーブ35が挿嵌されている。
【0005】
上記のような直動転がり案内ユニットとして,特開平4−194413号公報に開示された四条列無限直動案内ユニットがある。該四条列無限直動案内ユニットは,長手方向側壁面に形成された上側軌道面と下側軌道面とを有する軌道溝を形成した軌道レールと,軌道レールに跨がって摺動移動可能なスライダとから構成されている。スライダは,リターン孔を備えたケーシングとケーシングの両端に固定された方向変換路を備えたエンドキャップから成る。ケーシングのリターン孔には,円筒ころがリターンするためのリターン路を形成する合成樹脂から成る二分割されたスリーブが挿嵌されている。
【0006】
また,特公平4−27405号公報には,無限直線運動用ころがり軸受に使用された弾性スペーサが開示されている。該弾性スペーサは,ころ状転動体と入れ換えて等間隔に装填し,転動体間のすきまを吸収するものである。また,特開平5−141415号公報に開示された直線運動用のころがり軸受は,リターン路に案内ライニング(スリーブ)が挿入されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来,直動転がり案内ユニットにおいて,転動体が無限循環しているタイプの直動転がり案内ユニットは,スライダが軌道レールに沿って摺動する場合に,摺動抵抗即ち摩擦抵抗がバラツクという変化があり,スライダの摺動運動に滑らかさに欠けるという問題がある。その理由として,転動体が軌道レールの軌道溝とスライダの軌道溝とに挟まれた負荷軌道路からエンドキャップに形成された方向変換路及びケーシングに形成されたリターン路の無負荷循環路を通って無限循環することにより,転動体が負荷を受けて狭くなった負荷軌道路と,転動体との間に隙間が存在する無負荷循環路とを出入りすることになるので,転動体の転走に摩擦の変化が発生することに因るものと考えられる。
【0008】
従来,負荷軌道路と無負荷循環路との境界領域で発生する転動体に対する摩擦変化を低減するため,転動体の摺動を滑らかにするには,次のような対策が採用されている。
(1)軌道溝間の負荷軌道路の入口と出口,言い換えれば,スライダのケーシングの軌道溝の入口と出口を,転動体が入出し易くするため,軌道溝の入口と出口を滑らかな形状になるようにクラウニング加工を施す。
(2)転動体がボールである場合には,上記(1)の対策のみでも,転動体の滑らかな摺動を実現することができるが,転動体が円筒ころ即ちローラである場合には,ローラに角が存在するので,理想どおりの摺動運動を実現することが困難である。そこで,従来,転動体がローラである場合には,例えば,前掲特公平4−27405号公報に開示されているように,弾性スペーサをころ状転動体の間に装填して解決している。
【0009】
しかしながら,上記(1)の対策では,ケーシングに軌道溝の入口と出口に摩擦の変化のない理想的なクラウニング加工を施すことは,加工上困難なことである。また,上記(2)の対策では,弾性スペーサが円筒ころに混じって無負荷循環路を転走する場合には問題はないが,円筒ころと弾性スペーサとの混合した転動体が負荷軌道路を転走する場合には,円筒ころのみが負荷を受けることになるので,弾性スペーサを混合しない場合と比較して更に負荷容量が減少し,また,負荷変動が発生することになり,スライダのスムースな摺動運動ができなくなるという問題が発生する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の目的は,上記の課題を解決することであり,循環転走する転動体,特に,円筒ころがスムースに転走するように,リターン路に挿入するスリーブを,転動体による外力で変形できる弾性力を持たせる構造に構成し,転動体が滑らかなスムースな摺動運動を実現するように構成した直動転がり案内ユニットを提供することである。
【0011】
この発明は,長手方向側面に形成された軌道面を備えた軌道レール,前記軌道面に対向した軌道面を備えたケーシング,該ケーシングの長手方向両端にそれぞれ取り付けられたエンドキャップ,及び前記軌道レールと前記ケーシングとの前記軌道面間の軌道路を転走する転動体を有し,前記ケーシングには前記転動体がリターンするリターン路を形成するためのリターン孔が形成され,前記エンドキャップには前記転動体が前記軌道路から前記リターン路へ方向を転換させる方向転換路が形成されている直動転がり案内ユニットにおいて,
前記ケーシングの前記リターン孔にはその全長にわたって延びるスリーブが挿嵌され,前記スリーブによって前記転動体の前記リターン路が形成され,前記リターン孔の壁面と前記スリーブの外面との間には前記スリーブが弾性変形できる隙間が設けられ,前記スリーブが弾性変形できるように,前記スリーブには前記リターン路を転走する前記転動体の転動軸線上で且つ前記スリーブの長手方向に延びるスリットが形成されていることを特徴とする直動転がり案内ユニットに関する。この直動転がり案内ユニットは,特に,前記転動体が円筒ころで構成されている場合に,前記スリーブの弾性変形の機能が発揮される。
【0012】
また,前記スリーブはその長手方向に沿って前記転動体が転走する転動面において二分割された一対の半割スリーブから構成されている。
【0013】
また,前記スリーブはその長手方向に延びる前記リターン路が形成された筒状に形成されている。
【0014
また,前記スリーブと前記ケーシングの前記リターン孔との間の前記隙間には潤滑剤が保留され,前記スリーブの前記スリットを通じて前記転動体が潤滑される。
【0015
また,前記スリーブの両端部を前記ケーシングの両端に固定するため前記スリーブの両端部は前記ケーシングの前記リターン孔に嵌合する大径部に形成され,前記スリーブの中間部は前記リターン孔の壁面との間に前記スリーブが弾性変形できる前記隙間を形成するように小径部に形成されている。
【0016
また,前記スリーブの両端部は前記エンドキャップに形成された前記方向変換路に接続する嵌合溝に嵌入され,前記スリーブをそれぞれの前記エンドキャップに固定したものである。
【0017
この直動転がり案内ユニットは,長尺状の軌道溝を有する軌道レール,軌道レールに摺動自在なスライダ及び軌道レールの軌道面とスライダを構成するケーシングの軌道面との間の軌道を転走して無限循環する転動体から成り,ケーシングに形成されたリターン孔に転動体のリターン路を形成するようにスリーブを嵌挿し,該スリーブが弾性変形できるようにリターン孔とスリーブとの間に隙間を形成したので,転動体が負荷軌道路からエンドキャップの方向変換路を通ってリターン路を循環する時に,スリーブにはその長手方向に,特に転動体が円筒ころの場合にはころ端面側にスリットが形成されると共に,スリーブの外面とケーシングのリターン孔との間には隙間が形成されているので,転動体が摩擦抵抗を受けて詰まるような状態が発生しても,転動体によってスリーブがリターン路の転動面即ち案内面を拡大する方向に直ちに弾性変形し,その弾性変形によって転動体の摩擦抵抗を逃がすことができ,転動体がスリーブ内のリターン路をスムースに転走することができる。
【0018
【発明の実施の形態】
以下,図面を参照して,この発明による直動転がり案内ユニットの実施例を説明する。図1はこの発明による直動転がり案内ユニットに組み込まれるスリーブの一実施例を示す正面図,図2は図1のスリーブの平面図,図3は図1のスリーブの側面図,図4は図1の線A−Aにおける断面図,図5は図1の線B−Bにおける断面図,図6は図1のスリーブの両端部の拡大正面図,図7は図6の線D−Dにおける部分を示す断面図,図8はケーシングのリターン孔にスリーブを挿嵌した状態を示す端面図,図9は二つ割りスリーブのスリーブ部材を整合してリターン路を形成した状態を示す断面図,図10はスリーブで形成されたリターン路を転走する転動体の状態を示す説明図,及び図11はケーシングにスリーブの両端を固定して隙間を形成した状態を示す断面図である。
【0019
この直動転がり案内ユニットは,例えば,図14及び図15に示す直動転がり案内ユニットと基本的には同一の構成を有するものであり,該構成においてスリーブの構成が相違する以外は,実質的に同一の構成を有するものであるので,同一部品には同一の符号を付し,重複する説明を省略する。
【0020
この直動転がり案内ユニットは,図8(図14参照)に示すように,長手方向側壁面10に形成された長手方向に延びる軌道レール溝36に上下の軌道面11を備えた長尺状の軌道レール1,軌道面11に対向して形成された軌道面12を備えたケーシング3,ケーシング3の長手方向両端にそれぞれ取り付けられたエンドキャップ5,軌道レール1とケーシング3との軌道面11と12で形成される軌道路23を転走する転動体の円筒ころ4,及び円筒ころ4を保持する保持手段を有するものである。保持手段は,ケーシング3の長手方向に対向して延びて円筒ころ4を保持する保持板28から構成されている。軌道レール1には傾斜面から成る上側と下側との軌道面11が形成され,ケーシング3には傾斜面から成る上側と下側との軌道面12が形成されている。軌道レール1の軌道面11は,側面10の長手方向に延びる軌道レール溝36に沿ってその上下部に形成されている。軌道レール溝36には,保持手段を構成する保持板28が嵌入され,保持板28はケーシング3に当接させた状態で支持されている。円筒ころ4は,互いに対向する上側軌道面11と12の間に形成される上側の軌道路23と互いに対向する下側軌道面11と12の間に形成される下側の軌道路23とを転走するように構成されている。
【0021
この直動転がり案内ユニットは,ケーシング3にはリターン孔21が軌道面12に平行に延びて形成され,ケーシング3のリターン孔21にはその全長にわたって延び且つ円筒ころ4がリターンするリターン路16を形成するようにスリーブ6が挿嵌され,エンドキャップ5には円筒ころ4が軌道路23からリターン路16へ方向を転換させる方向転換路22が形成されている。この直動転がり案内ユニットは,特に,リターン孔21の壁面とスリーブ6の中間領域の小径部14の外面との間に,スリーブ6が弾性変形できる隙間25を設けたことを特徴としている。
【0022
この実施例では,スリーブ6は,その長手方向に沿って円筒ころ4が転走する転動面37において二分割された半割スリーブ20から構成されている。スリーブ6を二分割した場合には,一対の半割スリーブ20を互いに当接面15で整合させてリターン路16を形成する。半割スリーブ20おいて,当接面15の一端部に図4に示すように凸部17が設けられ,また,当接面15の他端部に図5に示すように凹部18が形成されている。一対の半割スリーブ20を互いに当接面15で整合させると,凸部17が凹部18に嵌入され,両者が結合される。スリーブ6を一対の半割スリーブ20で構成すると,割面の当接面での整合状態が接離し,リターン路16の弾性変形を可能にする。更に,半割スリーブ20に形成されるリターン路16の両端には,図6及び図7に示すように,円筒ころ4がスムースに転走できるように,端部が面取り19されて滑らかな通路壁面に形成されている。
【0023
スリーブ6は,図示していないが,場合によっては,二分割の構造にすることなく,その長手方向に延びるリターン路16が形成される筒状のパイプで形成することもできる。この場合には,スリーブ6に形成するスリット8は,スリーブ6の長手方向で且つ周方向に隔置して円筒ころ端面側二箇所に形成されている。場合によっては,スリーブ6に形成するスリット8は,適宜の数,例えば,4〜6箇所に形成され,スリーブ6自体が適正に弾性変形できるように形成されている。
【0024
この直動転がり案内ユニットは,スリーブ6が弾性変形できるように,スリーブ6にはリターン路16を転走する円筒ころ4の転動軸線上で且つスリーブ6の長手方向に延びるスリット8が形成されていることである。また,スリーブ6にスリット8を形成することによってスリット8を通じてスリーブ6の内外に潤滑剤が出入できる。従って,スリーブ6とケーシング3のリターン孔21との間の隙間25には潤滑剤が保留されるので,スリーブ6のスリット8を通じて円筒ころ4が潤滑剤によって潤滑される。
【0025
この実施例では,図11に示すように,スリーブ6は,ケーシング3に固定されている。図11では,スリーブ6は一対の半割スリーブ20で構成され,半割スリーブ20の当接面15が見える状態であるが,スリーブ6,隙間25及びリターン路16の関係を明確に示すため,半割スリーブ20の当接面15を斜線で示している。スリーブ6の半割スリーブ20の両端部は,ケーシング3の両端に固定するため,スリーブ6の両端部の外径はケーシング3のリターン孔21に嵌入するように大径部13に形成されている。また,スリーブ6の小径部14の外面と,リターン孔21の壁面との間には,スリーブ6が径方向に弾性変形できるように,隙間25が形成されている。ケーシング3のリターン孔21に半割スリーブ20を圧入等で挿入してリターン路16を形成すると,ケーシング3の両端面にエンドキャップ5を取り付けると,リターン路16はエンドキャップ5に形成されている方向変換路22に段差を発生することなく,スムースに接続される。リターン路16は円筒ころ4のための無負荷循環路を構成し,リターン路16では円筒ころ4は,図11に示されるように,後方の円筒ころ4に押される状態でリターンすることになる。この時,円筒ころ4に過剰な摩擦が発生すると,円筒ころ4によってスリーブ6がスリット8を有するので容易に弾性変形し,円筒ころ4に対する摩擦抵抗を吸収して円筒ころ4をスムースに転走させることができる。
【0026
次に,図12を参照して,この発明による直動転がり案内ユニットの別の実施例を説明する。この実施例は,上記実施例と比較してスリーブの形状が相違すると共に,スリーブの固定構造が異なっている以外は,同一の構成を有するものである。スリーブ7はその外径が全長にわたってストレート形状に形成されている。エンドキャップ5の端面には,方向変換路22に接続する嵌合溝26を形成した環状突起部24が形成されている。スリーブ7の両端部がエンドキャップ5に形成された嵌合溝26に嵌入され,スリーブ7がそれぞれのエンドキャップ5に固定される。スリーブ7の外面14とケーシング3のリターン孔21の壁面との間に隙間25が形成され,スリーブ7の弾性変形を可能にしている。この実施例では,エンドキャップ5に設けた環状突起部24をケーシング3の両端に嵌合するため,ケーシング3に環状溝38を形成する必要があるが,環状突起部24はケーシング3の環状溝38内に支持され,スリーブ7の両端部を挿嵌するための極めて強固な嵌合溝26を提供でき,しかも,エンドキャップ5の方向変換路22とスリーブ7のリターン路16との接続状態をスムースに仕上げることができ,転動体の円筒ころ4のスムースな転走を可能にする。また,スリーブ7は,上記実施例と同様に,円筒スリーブで形成するか,或いは一対の半割スリーブで構成することもできる。
【0027
次に,図13を参照して,この発明による直動転がり案内ユニットの更に別の実施例を説明する。この実施例は,第2実施例と比較してスリーブの固定構造が異なっている以外は,同一の構成を有するものである。スリーブ7はその外径が全長にわたってストレート形状に形成されている。エンドキャップ5の端面には,方向変換路22に接続する大径の嵌合溝27が形成されている。スリーブ7の両端部がエンドキャップ5に形成された嵌合溝27に嵌入され,スリーブ7がそれぞれのエンドキャップ5に固定される。スリーブ7の外面14とケーシング3のリターン孔21の壁面との間に隙間25が形成され,スリーブ7の弾性変形を可能にしている。また,スリーブ7は,上記各実施例と同様に,円筒スリーブに形成するか,或いは一対の半割スリーブで構成することもできる。
【0028
【発明の効果】
この発明による直動転がり案内ユニットは,上記のように構成され,次のような効果を有する。即ち,この直動転がり案内ユニットは,転動体が負荷軌道路からエンドキャップの方向変換路を通ってリターン路の無負荷循環路を循環する時,スリーブにはその長手方向に円筒ころの端面側にスリットが形成されると共に,スリーブの外面とケーシングのリターン孔との間に隙間が形成されているので,転動体が摩擦抵抗を受けて詰まるような状態が発生しても,スリーブがリターン路の案内面を拡大する方向に直ちに弾性変形し,その弾性変形によって転動体の摩擦抵抗を逃がすことができ,転動体がリターン路をスムースに転走できる。また,スリーブを一対の半割スリーブで構成した場合には,前記スリーブは前記半割スリーブの当接面15で半径方向に最大隙間分だけ拡径され,前記スリーブの弾性変形が可能になり,転動体の摩擦抵抗を吸収する機能を発揮する。
【0029
また,この直動転がり案内ユニットを用いれば,従来使用していた弾性スペーサを転動体間に装填する必要がなく,負荷容量が低減したり,負荷変動が発生することがない。更に,この直動転がり案内ユニットでは,ケーシングのリターン孔と該リターン孔に挿嵌したスリーブとの間に隙間を形成するだけで,転動体の摺動抵抗を逃がして吸収できるので,例えば,従来のようなケーシングの軌道面に必ずしもクラウニング加工を行なう必要もなく,転動体のスムースな転走を確保することもできる。勿論,ケーシングの軌道面にクラウニング加工を行えば,より良好に転動体が転走することは明らかである転動体が軌道面間の負荷軌道路及び方向変換路やリターン路の無負荷循環路を無限循環する場合に,転動体が負荷軌道路での摺動時に摺動による摩擦抵抗のバラツキ即ち変動によって滑らかさに欠ける場合が発生するが,この直動転がり案内ユニットでは,転動体の無限循環において無負荷循環路で転動体の摩擦抵抗の変動を,スリットを設けたスリーブの弾性力で吸収し,転動体の転走をスムースにし,転動体の転走全体として滑らかな作動状態を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による直動転がり案内ユニットに組み込まれるスリーブの一実施例を示す正面図である。
【図2】 図1のスリーブの平面図である。
【図3】 図1のスリーブの側面図である。
【図4】 図1の線A−Aにおける断面図である。
【図5】 図1の線B−Bにおける断面図である。
【図6】 図1のスリーブの両端部の拡大正面図である。
【図7】 図6の線D−Dにおける部分を示す断面図である。
【図8】 ケーシングのリターン孔にスリーブを挿嵌した状態を示す端面図である。
【図9】 二つ割りスリーブのスリーブ部材を整合してリターン路を形成した状態を示す断面図である。
【図10】 スリーブで形成されたリターン路を転走する転動体の状態を示す説明図である。
【図11】 スリーブの両端をケーシングに固定して隙間を形成した状態の一実施例を示す断面図である。
【図12】 スリーブの両端をそれぞれのエンドキャップに固定して隙間を形成した状態の別の実施例を示す断面図である。
【図13】 スリーブの両端をそれぞれのエンドキャップに固定して隙間を形成した状態の更に別の実施例を示す断面図である。
【図14】 従来の直動転がり案内ユニットの一例を示す斜視図である。
【図15】 図14の直動転がり案内ユニットの一部を示す分解図である。
【符号の説明】
1 軌道レール
3 ケーシング
4 円筒ころ(転動体)
5 エンドキャップ
6,7 スリーブ
8 スリット
10 側面
11,12 軌道面
13 大径部
14 小径部
16 リターン路
20 半割スリーブ
21 リターン孔
22 方向変換路
23 軌道路
25 隙間
26 環状溝

Claims (7)

  1. 長手方向側面に形成された軌道面を備えた軌道レール,前記軌道面に対向した軌道面を備えたケーシング,該ケーシングの長手方向両端にそれぞれ取り付けられたエンドキャップ,及び前記軌道レールと前記ケーシングとの前記軌道面間の軌道路を転走する転動体を有し,前記ケーシングには前記転動体がリターンするリターン路を形成するためのリターン孔が形成され,前記エンドキャップには前記転動体が前記軌道路から前記リターン路へ方向を転換させる方向転換路が形成されている直動転がり案内ユニットにおいて,
    前記ケーシングの前記リターン孔にはその全長にわたって延びるスリーブが挿嵌され,前記スリーブによって前記転動体の前記リターン路が形成され,前記リターン孔の壁面と前記スリーブの外面との間には前記スリーブが弾性変形できる隙間が設けられ,前記スリーブには前記リターン路を転走する前記転動体の転動軸線上で且つ前記スリーブの長手方向に延びるスリットが形成されていることを特徴とする直動転がり案内ユニット。
  2. 前記スリーブはその長手方向に沿って前記転動体が転走する転動面において二分割された一対の半割スリーブから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の直動転がり案内ユニット。
  3. 前記スリーブはその長手方向に延びる前記リターン路が形成された筒状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の直動転がり案内ユニット。
  4. 前記スリーブと前記ケーシングの前記リターン孔との間の前記隙間には潤滑剤が保留され,前記スリーブの前記スリットを通じて前記転動体が潤滑されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の直動転がり案内ユニット。
  5. 前記スリーブの両端部を前記ケーシングの両端に固定するため前記スリーブの両端部は前記ケーシングの前記リターン孔に嵌合する大径部に形成され,前記スリーブの中間部は前記リターン孔の壁面との間に前記スリーブが弾性変形できる前記隙間を形成するように小径部に形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の直動転がり案内ユニット。
  6. 前記スリーブの両端部は前記エンドキャップに形成された前記方向変換路に接続する嵌合溝に嵌入され,前記スリーブをそれぞれの前記エンドキャップに固定したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の直動転がり案内ユニット。
  7. 前記転動体は円筒ころであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の直動転がり案内ユニット。
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