JP3575027B2 - 直動転がり案内ユニット - Google Patents

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は,長手方向両側面に形成した複数列の軌道面を形成した軌道レール,該軌道面に対応する軌道面を形成したケーシング及び各軌道面間を転走する多数の転動体を有する直動転がり案内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,直動転がり案内ユニットにおいて,負荷域即ち軌道面で転動体を保持するものとしては,各種のものが開発され,それなりの効果を発揮してきたが,多くの直動転がり案内ユニットは平板状の部材に転動体がボールの場合では該ボール直径よりもわずかに狭いスリットを形成し,該スリットによってボールを保持する構造の保持器であった。
【0003】
また,直動転がり案内ユニットについては,軌道レール上を摺動するスライダはケーシングと該ケーシングの両端に固定したエンドキャップを有すると共に,該エンドキャップの両端には側面シールとスライダの下面に取り付けた下面シールを有している。更に,直動転がり案内ユニットでは,軌道レールに形成した軌道面とケーシングに形成した軌道面との間に形成される軌道を転動する複数個のころ,及び該ころをケーシングに保持するため該ケーシングに固定される保持板を有しているものがある。
【0004】
上記のような直動転がり案内ユニットとして,四条列無限直動転がり案内ユニットがある。該四条列無限直動転がり案内ユニットを,図10,図11及び図12を参照して説明する。図10は四条列無限直動転がり案内ユニットの一例を示す斜視図,図11は図10の四条列無限直動転がり案内ユニットの端面図,及び図12は図10の線D−Dにおける部分の断面図である。
【0005】
四条列無限直動転がり案内ユニットは,ほぼI字形の断面を有する軌道レール1,該軌道レール1に対して相対運動可能即ち摺動可能に跨架するスライダ2,軌道レール1とスライダ2間にパラレル,即ち,負荷域の隣合うローラの中心軸が平行で転動可能に介在する複数個の円筒ころ3を有している。軌道レール1は,長手方向の両側面18に軌道面5,6を構成する凹溝8が形成されている。軌道レール1の凹溝8の両縁部上下面は,傾斜面に形成されて上側軌道面5と下側軌道面6を構成する。スライダ2は,軌道レール1に跨架するため凹部10を形成したケーシング4とケーシング4の長手方向両端面に取り付けたエンドキャップ7を有している。スライダ2の摺動時の軌道レール1とスライダ2との境界面のシールのため,エンドキャップ7の端面には側面シール20が取り付けられ,スライダ2の下面には下面シール(図示せず)が取り付けられている。
【0006】
ケーシング4の凹部10には,軌道レール1の上側軌道面5と下側軌道面6とに対応する部位に上側軌道面11と下側軌道面12が形成されている。また,ケーシング4の上側軌道面11と下側軌道面12との間には,係止溝15が形成されている。ケーシング4の係止溝15には,保持板9に設けた係合凸部16が係合している。保持板9は,その一部が軌道レール1の凹溝8に遊嵌し,ケーシング4にボルト17によって固定されている。
【0007】
このような四条列無限直動転がり案内ユニットは,軌道レール1の上側軌道面5と下側軌道面6とケーシング4の上側軌道面11と下側軌道面12とで軌道レール1の一側面に二条が形成され,軌道レール1の両側面で四条のころ転動用負荷軌道路が形成される。これらのころ転動用負荷軌道路には,対向する軌道面5と11,6と12間に嵌合して多数の円筒ころ3が転動する。ケーシング4には戻り通路13,14が形成され,エンドキャップ7にはころ転動用負荷軌道路と戻り通路13,14とを連通する方向転換路(図示せず)が形成されている。従って,ころ転動用負荷軌道路,方向転換路及び戻り通路13,14によって片側二条の無限循環路が形成され,例えば,一方の無限循環路が他方の無限循環路の内方に配置され,異なる長さの周路に形成され,長い周路の大無限循環路のループ内に短い周路の小無限循環路が配置され,干渉することなく互いにたすき掛け状に交差状態に形成され,しかも,大無限循環路と小無限循環路との負荷軌道路面は,長さが同一に形成されている。そして,軌道レール1上をスライダ2が摺動する時に,多数の円筒状ころ3は大無限循環路と小無限循環路とをそれぞれ循環して移動することになる。勿論,各無限循環路は,図示していないが,互いに交差することで同一長さに構成することも可能なものであり,又は交差することなく,上下方向に並列に構成することも可能なものである。
【0008】
上記のような直動転がり案内ユニットとしては,例えば,特開平1−175564号公報,特願平2−106311号(特開平2−296159号公報参照),特願平3−166326号(特開平4−366016号公報参照)等に開示されたものがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,従来の四条列無限直動転がり案内ユニットについては,ケーシング4にエンドキャップ7を取り付けるに当たってケーシング4に対してエンドキャップを正確に位置決めし,ころ転動用負荷軌道路,方向転換路及び戻り通路13,14によって形成される二条の無限循環路を正確に構成してスムースなころ3の循環転動を可能にさせると共に,軌道レール1とスライダ2との境界部に適正な摺動面を構成して良好なシールを確保する必要がある。
【0010】
また,ケーシング4に保持板9を取り付ける場合に,図示のように,ケーシング4に形成した穴23にボルト17を通して保持板9に形成したねじ穴に螺入し,保持板9をケーシング4に固定しているのが一般的である。更に,保持板9は,ケーシング4に形成した係止溝15に正確に整合するように,係合凸部16を形成しなければならず,加工精度を高精度に要求され,保持板9の製作だけでなく,ケーシング4の加工精度も要求され,製作コストが高くなるという問題がある。
【0011】
この発明の目的は,上記の課題を解決することであり,複数列の多数の転動体を保持する保持板の全長をケーシングの全長より長く形成すると共に,前記保持板に複数列の切り抜き孔を形成し,該切り抜き孔に前記各転動体を転走可能に嵌合保持し,しかも前記保持部をエンドキャップに形成した係止溝に差し込み式に係止して前記保持板を前記エンドキャップに固定し,従来のように前記保持板にねじ穴等を形成する必要なく,また,前記転動体に当接する前記保持板の面を高精度に加工する必要もなく,構造を簡潔に且つ低コストに製作できる直動転がり案内ユニットを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は,長手方向両側面に複数列の軌道面を形成した軌道レール,前記各軌道面に対向する位置に形成した軌道面を備えた前記軌道レールに対して移動可能なケーシング,対向する前記各軌道面間を転走する多数の転動体,前記各軌道面に連通する各方向転換路を備え且つ前記ケーシングの長手方向両端に取り付けた各エンドキャップ及び前記軌道レールと前記ケーシングとの間に配置した前記転動体を保持する保持板を有する直動転がり案内ユニットにおいて,
前記保持板の全長を前記ケーシングの全長より長く形成すると共に,前記保持板は,断面L字状の板状部材でなり,平板状部分に前記転動体を嵌合保持し且つ前記転動体の転走可能な複数列の切り抜き孔を形成した保持部,該保持部の下端が反軌道レール側へ屈曲した屈曲部,及び該屈曲部の両端から突出した係止部を有し,前記屈曲部の端部は前記エンドキャップに形成した移動方向に途中まで延びる係合溝に嵌合し,前記屈曲部の前記係止部が前記係合溝の終端から更に切り込まれた係合穴に嵌入し,前記保持板の前記保持部の上端部は前記エンドキャップの内側面に沿って上方へ切り込んだ嵌合溝に嵌入していることを特徴とする直動転がり案内ユニットに関する。
【0013】
また,この直動転がり案内ユニットにおいて,前記転動体は円筒ころで構成されている。
【0014】
この発明による直動転がり案内ユニットは,上記のように構成されているので,保持板には転動体を保持する切り抜き孔を形成するだけでよく,前記切り抜き孔は高精度を要求されることがなく,また前記保持板の両端部に形成した係止部をエンドキャップに形成した係合穴に抜き差し式に嵌入するだけで,前記保持板をスライダに固定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下,図面を参照して,この発明による直動転がり案内ユニットの実施例を説明する。この発明による直動転がり案内ユニットは,上記の四条列無限直動転がり案内ユニットと基本的には同様の機能を有するものであるので,同一の部品には同一の符号を付す。図1はこの発明による直動転がり案内ユニットの実施例を示す正面図,図2は図1の側面図,図3は図1の線A−Aの矢視方向に見た断面図,図4は図2の線B−Bの矢視方向に見た断面図,図5は図1の線C−Cの矢視方向に見た保持板を配置していない状態を示す断面図,図6は図1の線C−Cの矢視方向に見た保持板を配置した状態を示す断面図,図7は保持板の正面図,図8は図7の平面図,及び図9は図7の側面図である。
【0016】
図1,図2及び図3に示すように,この直動転がり案内ユニットは,長手方向両側面18に上側軌道面5と下側軌道面6を備えた軌道レール1,及び軌道レール1に跨架して軌道レール1に対して相対移動可能なスライダ2から構成されている。スライダ2は,軌道レール1に対して相対摺動可能である。スライダ2は,上側軌道面5に対向する位置に上側軌道面11及び下側軌道面6に対向する位置に下側軌道面12を形成したケーシング4,ケーシング4の長手方向両端に取り付けたエンドキャップ7,軌道レール1とスライダ2との間に配置された保持板25,並びに対向する上側軌道面5と上側軌道面11との間及び下側軌道面6と下側軌道面12との間で転走して循環移動可能な多数の転動体となる円筒ころ3を有している。
【0017】
また,この直動転がり案内ユニットは,ケーシング4の長手方向両端に取り付けられたエンドキャップ7の端面には,図示していないが,側面シール及びケーシング4とエンドキャップ7との下面に配置された下面シールを有している。エンドキャップ7はケーシング4の両端面に複数の取付孔にねじ24等を貫通させて取り付けられている。また,エンドキャップ7の内側には,多数のころ3がケーシング4と軌道レール1間の摺動面を循環する方向を転換する方向変換路32,36が両側に形成されている。また,ケーシング4には,上側軌道面11及び下側軌道面6に対応し,エンドキャップ7に形成した各方向変換路32,36に連通する戻り通路13,14が形成されている。
【0018】
この直動転がり案内ユニットは,保持板25の構成に特徴を有するものであり,保持板25の全長はケーシング4の全長より長く形成されている。保持板25は,特に,図4,図7及び図9に示すように,断面L字状の板状部材でなり,平板状部分に転動体である円筒ころ3を嵌合保持する共に各円筒ころ3が転走可能な上下2列の切り抜き孔26,27を形成した保持部19を有している。更に,保持板25は,保持部19の下端が反軌道レール1側へ屈曲した屈曲部21,及び屈曲部21の両端から突出した係止部28を有している。切り抜き孔26,27は,保持板25の長手方向に所定の幅で伸長しており,その幅のサイズは円筒ころ3が通過できないが,円筒ころ3の転動面が軌道レール1の軌道面5,6で転走できる程度に突出できる大きさに形成されている。しかも,切り抜き孔26,27の切込み面即ち円筒ころ3の支持面37,38は,円筒ころ3の保持板25に対する当接面,言い換えれば,円筒ころ3の転動面と端面との面に対応して傾斜面に形成されている。
【0019】
図3に示すように,ケーシング4に対向する部分の保持板25の屈曲部25は,ケーシング4の下面31の下方に位置している。エンドキャップ7には,移動方向に途中まで伸びる係合溝30と,係合溝30の終端から更にエンドキャップ7に切り込まれた係合穴29が形成されている。そして,保持板25の屈曲部21は,エンドキャップ7の係合溝30に嵌入し,また,屈曲部21の両端の係止部28は,エンドキャップ7の係合穴29に嵌入されている。
【0020】
更に,エンドキャップ7には,図5に示すように,軌道レール1を跨架するために形成した凹部34の内側面35に沿って切り込まれた嵌合溝33が形成されている。嵌合溝33には,図6に示すように,保持板25の上端部39が嵌入している。従って,保持板25をエンドキャップ7に取り付けた状態では,保持板25の上端部39がエンドキャップ7の嵌合溝33に嵌入し,且つ保持板25の両端部に形成した係止部28がエンドキャップ7の係合穴29に嵌入するので,保持板25の保持部19はエンドキャップ7の内側面35に沿って隣接状態でエンドキャップ7に強固に固定される。従って,保持板25が,円筒ころ3の自重で軌道レール1側へ撓むようなことがなく,円筒ころ3をスライダ2側に強固に保持することができる。
【0021】
更に,この直動転がり案内ユニットでは,エンドキャップ7に形成した移動方向に伸びる係合溝30の端面に,保持板25の屈曲部21の端面40を当接させるように構成されていれば,保持板25は,エンドキャップ7に対して屈曲部21の所定以上の移動を規制するストッパーとして機能し,保持板25はエンドキャップ7に対して過剰な移動をすることがなく,エンドキャップ7から保持板25が脱落するようなこともない。
【0022】
この直動転がり案内ユニットにおいて,スライダ2を組み立てる一例として,例えば,次のような工程で行うことができる。ケーシング4の長手方向一端面に一方のエンドキャップ7をねじ24で取り付ける。ケーシング4の軌道面11,12,エンドキャップ7の方向転換路32,36及びケーシング4の戻り通路13,14に円筒ころ3を充填する。次いで,保持板25の保持部19の上端部39をエンドキャップ7の嵌合溝33に嵌入すると共に,保持板25の屈曲部21をエンドキャップ7の係合溝30に嵌入し,更に保持板25をエンドキャップ7に押し込むことによって,保持板25の係止部28をエンドキャップ7の係合穴29に嵌入させる。次に,他方のエンドキャップ7の方向転換路32,36に円筒ころ3を充填し,エンドキャップ7の嵌合溝33に保持部19の上端部39を嵌入すると共に,エンドキャップ7の係合溝30に保持板25の屈曲部21を嵌入させ,更にケーシング4にエンドキャップ7を押し付けて保持板25の係止部28をエンドキャップ7の係合穴29に嵌入させる。最後に,ねじ24をエンドキャップ7の取付孔を通じてケーシング4に螺入して緊締し,ケーシング4にエンドキャップ7を固定する。
【0023】
この直動転がり案内ユニットの上記実施例では,ケーシング4に形成した2列の軌道面11,12は,エンドキャップ7に形成した方向転換路32,36を通じて戻り通路13,14へと互いに交差する転走路に構成されているが,場合によっては,この直動転がり案内ユニットは,軌道面,方向転換路及び戻り通路から形成される円筒ころの転走路を上下に並列に形成することもできる。
【0024】
【発明の効果】
この発明による直動転がり案内ユニットは,上記のように,保持板の全長をケーシングの全長より長く形成すると共に,前記保持板は転動体を嵌合保持し且つ前記転動体の転走可能な複数列の切り抜き孔を形成した保持部,該保持部の下端が反軌道レール側へ屈曲した屈曲部及び該屈曲部の両端から突出したエンドキャップの係合穴に嵌入する係止部を有するので,前記保持板は確実に前記ケーシングの両端の前記エンドキャップに確実に且つ堅固に固定され,前記転動体を確実に保持することができる。
【0025】
しかも,前記保持板には前記転動体を保持する前記切り抜き孔を形成するだけの簡単な構造でよく,前記保持板の両端部に形成した前記係止部を前記エンドキャップに形成した係合穴に嵌入するだけで,前記保持板を前記エンドキャップに固定することができ,しかも前記保持板が座屈を起こして曲がるような変形をすることがない。従って,前記保持板は前記転動体を前記ケーシングに常に確実に保持し,前記保持板は前記ケーシングと前記エンドキャップに常に密着した状態で接触させることができる。
【0026】
それ故,この直動転がり案内ユニットにおける前記保持板には,従来のようなケーシングと保持板に対するねじ穴加工は不要になり,しかも前記切り抜き孔には高精度の加工が要求されず,部品点数を減少させることができ,前記保持板の製造コストを大幅に低減でき,前記エンドキャップに対する前記保持板の取付けも極めて容易に嵌め外し可能であり,組り付け性を向上させることができる。
【0027】
また,この直動転がり案内ユニットにおいて,前記エンドキャップに形成した移動方向に伸びる前記係合溝の端面に,前記保持板の前記屈曲部の端面を当接させるように構成すれば,前記保持板は,前記エンドキャップに対して前記屈曲部の所定以上の移動を規制するストッパーとして機能させることができ,前記保持板が前記エンドキャップに対して過剰な移動をすることがなく,前記エンドキャップから前記保持板が脱落するようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による直動転がり案内ユニットの一実施例を示す正面図である。
【図2】図2は図1の側面図である。
【図3】図1の線A−Aの矢視方向に見た断面図である。
【図4】図2の線B−Bの矢視方向に見た断面図である。
【図5】図1の線C−Cの矢視方向に見た保持板の除去状態を示す断面図である。
【図6】図1の線C−Cの矢視方向に見た保持板をエンドキャップに配置した状態を示す断面図である。
【図7】この発明による直動転がり案内ユニットに組み込む保持板の一実施例を示す正面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図7の側面図である。
【図10】従来の直動転がり案内ユニットの一例を示す斜視図である。
【図11】図10の側面図である。
【図12】図10の線D−Dにおける断面図である。
【符号の説明】
1 軌道レール
3 円筒ころ(転動体)
4 ケーシング
5,6 軌道レールの軌道面
7 エンドキャップ
11,12 ケーシングの軌道面
18 側面
19 保持部
21 屈曲部
25 保持板
26,27 切り抜き孔
28 係止部
29 係合穴
30 係合溝
33 嵌合溝
39 保持板の上端部

Claims (2)

  1. 長手方向両側面に複数列の軌道面を形成した軌道レール,前記各軌道面に対向する位置に形成した軌道面を備えた前記軌道レールに対して移動可能なケーシング,対向する前記各軌道面間を転走する多数の転動体,前記各軌道面に連通する各方向転換路を備え且つ前記ケーシングの長手方向両端に取り付けた各エンドキャップ及び前記軌道レールと前記ケーシングとの間に配置した前記転動体を保持する保持板を有する直動転がり案内ユニットにおいて,
    前記保持板の全長を前記ケーシングの全長より長く形成すると共に,前記保持板は,断面L字状の板状部材でなり,平板状部分に前記転動体を嵌合保持し且つ前記転動体の転走可能な複数列の切り抜き孔を形成した保持部,該保持部の下端が反軌道レール側へ屈曲した屈曲部,及び該屈曲部の両端から突出した係止部を有し,前記屈曲部の端部は前記エンドキャップに形成した移動方向に途中まで延びる係合溝に嵌合し,前記屈曲部の前記係止部が前記係合溝の終端から更に切り込まれた係合穴に嵌入し,前記保持板の前記保持部の上端部は前記エンドキャップの内側面に沿って上方へ切り込んだ嵌合溝に嵌入していることを特徴とする直動転がり案内ユニット。
  2. 前記転動体は円筒ころであることを特徴とする請求項1に記載の直動転がり案内ユニット。
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JPH0463812A (ja) * 1990-07-03 1992-02-28 Mitsubishi Petrochem Co Ltd 側鎖にアゾメチン基を有する共重合体

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