JP3684566B2 - 車両用乗員保護装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばエアバッグやシートベルトのプリテンショナ等の車両用乗員保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平7−186879号公報には、搭乗者の重量及び位置に基づきエアバッグの展開圧力を調整するものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、複数のエアバッグの展開が独立して判定されるため、例えば、衝突時に運転席エアバッグは展開したが、助手席エアバッグは展開しないという矛盾した制御になる可能性があり、乗員が違和感を感じたり、エアバッグの信頼性に疑問を持つことが考えられる。
【0004】
また、複数のエアバッグの展開が独立して判定される構成において、エアバッグ展開条件が成立しても非展開でよい場合や非展開でも展開した方がよい場合があり、このような状況において適切にエアバッグの展開又は非展開を判定する必要がある。
【0005】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされ、その目的は、互いの乗員保護部材の作動を対応させ、乗員が受ける違和感を解消する車両用乗員保護装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明の車両用乗員保護装置は以下の構成を備える。即ち、
第1乗員を保護するための第1乗員保護部材と、第1乗員に関する第1条件を満たすことで前記第1乗員保護部材を作動する第1制御手段と、第2乗員を保護するための第2乗員保護部材と、第2乗員に関する第2条件を満たすことで前記第2乗員保護部材を作動する第2制御手段とを備える車両用乗員保護装置であって、前記第1制御手段は、前記第2乗員保護部材の作動の有無を検出し、該作動の有無に対応するように前記第1乗員保護部材の作動の有無を補正する第1補正手段を備える。
【0007】
また、好ましくは、前記第1補正手段には補正可能な限度が設定されている。
【0008】
また、好ましくは、前記第1及び第2乗員保護部材は、車両用エアバッグ又は車両用シートベルトのプリテンショナである。
【0009】
また、好ましくは、前記第1及び第2乗員は、それぞれ助手席及び運転席に着座している乗員である。
【0010】
また、好ましくは、前記第2制御手段は、前記第1乗員保護部材の作動の有無を検出し、該作動の有無に対応するように前記第2乗員保護部材の作動の有無を補正する第2補正手段を備える。
【0011】
また、好ましくは、前記第1及び第2補正手段には補正可能な限度が設定されている。
【0012】
また、好ましくは、前記第1及び第2制御手段は、同じ加減速度信号を参照する。
【0013】
また、好ましくは、前記第1条件と前記第2条件とでは検出する乗員状態が互いに異なる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、第1制御手段は、第2乗員保護部材の作動の有無を検出し、その作動の有無に対応するように第1乗員保護部材の作動の有無を補正することにより、互いの乗員保護部材の作動を対応させ、乗員が受ける違和感を解消できる。また、エアバッグ展開条件が成立しても非展開でよい場合や非展開でも展開した方がよい場合において適切にエアバッグの展開又は非展開を判定できる。
【0015】
請求項2の発明によれば、第1補正手段には補正可能な限度が設定されていることにより、互いの乗員保護部材の作動又は非作動を対応させつつ、第1乗員保護部材を必ず作動させるべき、或いは必ず非作動とするべき場合には、その作動或いは非作動を確実に実行することができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、第1及び第2乗員保護部材は、車両用エアバッグ又は車両用シートベルトのプリテンショナであることにより、互いのエアバッグ又はプリテンショナの作動を対応させ、乗員が受ける違和感を解消できる。
【0017】
請求項4の発明によれば、第1及び第2乗員は、それぞれ助手席及び運転席に着座している乗員であることにより、常時乗員が存在する運転席用乗員保護部材の作動内容に、乗員が存在しない場合もある助手席用乗員保護部材の作動内容を対応させるので、制御の精度がより求められる運転席用乗員保護装置はその作動、非作動が助手席乗員の状態に左右されず、運転席用乗員保護装置の作動、非作動をより精度良く行なえる。
【0018】
請求項5の発明によれば、第2制御手段は、第1乗員保護部材の作動の有無を検出し、この作動の有無に対応するように第2乗員保護部材の作動の有無を補正することにより、互いの乗員保護部材の作動を対応させ、乗員が受ける違和感を解消できる。
【0019】
請求項6の発明によれば、第1及び第2補正手段には補正可能な限度が設定されていることにより、互いの乗員保護部材の作動又は非作動を対応させつつ、第1乗員保護部材或いは第2乗員保護部材を必ず作動させるべき、或いは必ず非作動とするべき場合には、その作動或いは非作動を確実に実行することができる。
【0020】
請求項7の発明によれば、第1及び第2制御手段は、同じ加減速度信号を参照することにより、同じ加減速度信号を参照しているにもかかわらず、互いの乗員保護部材の作動が相異する場合でも乗員が受ける違和感を解消できる。
【0021】
請求項8の発明によれば、第1条件と第2条件とでは検出する乗員状態が互いに異なることにより、互いの乗員保護部材の作動が相違しやすい状況でも、互いの乗員保護部材の作動を対応させ、乗員が受ける違和感を解消できる。また、エアバッグ展開条件が成立しても非展開でよい場合や非展開でも展開した方がよい場合において適切にエアバッグの展開又は非展開を判定できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、本実施形態の車両用乗員保護装置のブロック図である。
【0024】
図1に示すように、本実施形態の車両用乗員保護装置は、車両の衝突時に発生する急激な減速度に応じて展開する運転席エアバッグ装置1と、助手席エアバッグ装置3と、運転席プリテンショナ5と、助手席プリテンショナ6とを備え、エアバッグコントローラ11が減速度(G)センサ7、ベルトセンサ8、運転席荷重センサ9、助手席荷重センサ10からの各検出信号を受けて制御する。
【0025】
Gセンサ7は、例えば車体のバンパーフレームやカウル部のクロスメンバ等に設置され、車体に作用する前後方向の加減速度を検出して、この検出信号をエアバッグコントローラ11に出力する。
【0026】
エアバッグコントローラ11は、Gセンサ7により検出された加減速度の平均値に基づいて、車両が衝突状態となったか否かを判定すると共に、車両の衝突時に運転席プリテンショナ5と助手席プリテンショナ6の作動させるか否か及び運転席インフレータ2と助手席インフレータ4を起爆させるか否かの判定基準となる閾値及びその作動時期を設定する。
【0027】
また、エアバッグコントローラ11は、運転席荷重センサ9の検出信号により運転席にかかる荷重(つまり、運転者の重量)を演算する。
【0028】
更に、エアバッグコントローラ11は、助手席荷重センサ10の検出信号により助手席にかかる荷重(つまり、助手席の搭乗者の重量)を演算し、この助手席荷重に基づいて衝突前の所定時期から衝突時までの間における搭乗者の移動距離を演算する。
【0029】
運転席プリテンショナ5と助手席プリテンショナ6は、Gセンサ7及びベルトセンサ8の各検出信号により車両が所定の衝突状態にあり、かつ運転席や搭乗者乗員がシートベルトを着用しているならば、所定タイミングで運転席プリテンショナ5と助手席プリテンショナ6を作動させる。
【0030】
図2は、運転席エアバッグ装置の断面図である。
【0031】
図2に示すように、運転席エアバッグ装置1は、運転席エアバッグ20と運転席インフレータ2を有する。運転席エアバッグ20は、ステアリングホイール28の中央部に設けられた収納ケース22内に折り畳んだ状態で収納され、車両の衝突時に収納ケース22の表面を覆う保護パッド22aを破断して膨張することにより、ステアリングホイール28と運転席に着座した乗員との間において展開するように構成されている。
【0032】
運転席インフレータ2は、仕切壁23により左右に分割されて収容された一対のガス発生剤24、25と、このガス発生剤24、25を夫々個別に燃焼させる一対のスクイブ26、27とを有する。そして、車両の衝突時に、エアバッグコントローラ11から出力される制御信号に応じてスクイブ26、27の一方又は両方を後述するフローチャートの積分値Gや運転席荷重Wに応じて所定の作動タイミングで起爆させる。
【0033】
尚、助手席エアバッグ装置3は、運転席エアバッグ装置1と同様の構成にて、助手席手前におけるグローブボックス上部のインストルメントパネルに内蔵されており、後述するフローチャートの積分値Gや助手席の搭乗者の移動距離Lに応じて所定の作動タイミングで起爆される。
【0034】
エアバッグコントローラ11は、助手席エアバッグ装置3の作動の有無を検出し、この作動の有無に対応するように運転席エアバッグ装置1の作動の有無を補正すると共に、運転席エアバッグ装置1の作動の有無を検出し、この作動の有無に対応するように助手席エアバッグ装置3の作動の有無を補正する。
[第1の実施形態]
<運転席エアバッグ装置>
図3は、第1実施形態の運転席エアバッグ装置の展開制御を説明するフローチャートである。
【0035】
図3に示すように、処理が開始されると、ステップS1ではエアバッグコントローラ11は、Gセンサ7から検出信号gを読み込む。ステップS2では、検出信号gの積分値Gを演算する。ステップS3では、積分値Gが所定閾値G0以上か否かを判定する。ステップS3で積分値Gが所定閾値G0以上ならば(ステップS3でYES)、ステップS4に進み、所定閾値G0未満ならば(ステップS3でNO)、ステップS1にリターンする。
【0036】
ステップS4では、エアバッグコントローラ11は、運転席荷重センサ9からの検出信号Wを読み込む。ステップS5で運転席エアバッグの展開判定値Kを演算する。
【0037】
ステップS5の展開判定値Kは、図9に示す積分値Gのマップから求まる補正値αと、図10に示すマップから求まる補正値βとの積により演算される(K=α×β)。
【0038】
ステップS6では、展開判定値Kが所定閾値K0以上か否かを判定する。ステップS6で展開判定値Kが所定閾値K0以上ならば(ステップS6でYES)、ステップS7に進み、所定閾値K0未満ならば(ステップS6でNO)、ステップS13に進む。
【0039】
ステップS7ではフラグAをセットする。フラグAのセットにより、第1条件として運転席エアバッグの展開条件が成立したことを表わす。
【0040】
ステップS8では、フラグBがセットされているか否かを判定する。フラグBのセットにより、第2条件として助手席エアバッグの展開条件が成立したことを表わす。ステップS8でフラグBがセットされているならば(ステップS8でYES)、ステップS12に進んで、運転席エアバッグを展開する。一方、ステップS8でフラグBがリセットされているならば(ステップS8でNO)、ステップS9に進んで、ステップS4で読み込まれた検出信号Wから補正値W0を減算する(W=W−W0)。
【0041】
ステップS10では、ステップS9で補正された検出信号Wを用いて展開判定値Kを演算する。ステップS11では、展開判定値Kが所定閾値K0以上か否かを判定する。ステップS11で展開判定値Kが所定閾値K0以上ならば(ステップS11でYES)、ステップS12に進み、所定閾値K0未満ならば(ステップS11でNO)、ステップS16に進んで運転席エアバッグを非展開とする。
【0042】
また、ステップS13ではフラグAをリセットする。ステップS14では、フラグBがセットされているか否かを判定する。ステップS14でフラグBがセットされているならば(ステップS14でYES)、ステップS15に進んでステップS4で読み込まれた検出信号Wから補正値W0を加算する(W=W+W0)。一方、ステップS14でフラグBがリセットされているならば(ステップS14でNO)、ステップS16に進んで運転席エアバッグを非展開とする。
【0043】
第1実施形態の運転席エアバッグの展開制御では、減速度Gと運転席荷重Wから運転席エアバッグの展開判定を行ない、運転席エアバッグの展開条件が成立しても助手席エアバッグの展開条件が不成立ならば、運転席エアバッグの展開条件が成立しにくくなるように運転席荷重Wを減算補正すると共に、運転席エアバッグの展開条件が不成立でも助手席エアバッグの展開条件が成立ならば、運転席エアバッグの展開条件が成立しやすくなるように運転席荷重Wを加算補正することにより、運転席エアバッグの展開状態を助手席エアバッグの展開状態に対応させ、乗員が受ける違和感を解消することができる。
<助手席エアバッグ装置>
図4は、第1実施形態の助手席エアバッグ装置の展開制御を説明するフローチャートである。
【0044】
図4に示すように、処理が開始されると、ステップT1ではエアバッグコントローラ11は、Gセンサ7から検出信号gを読み込む。ステップT2では、検出信号gの積分値Gを演算する。ステップT3では、積分値Gが所定閾値G0以上か否かを判定する。ステップT3で積分値Gが所定閾値G0以上ならば(ステップT3でYES)、ステップT4に進み、所定閾値G0未満ならば(ステップT3でNO)、ステップT1にリターンする。
【0045】
ステップT4では、エアバッグコントローラ11は、助手席荷重センサ10にからの検出信号に基づいて、ステップT3の条件成立前の所定時期から条件成立時までの間における搭乗者の頭部の移動距離Lを演算する。ステップT5では、助手席エアバッグの展開判定値Mを演算する。
【0046】
ステップT5の展開判定値Mは、図9に示す積分値Gのマップから求まる補正値αと、図11に示すマップから求まる補正値γとの積により演算される(M=α×γ)。
【0047】
ステップT6では、展開判定値Mが所定閾値M0以上か否かを判定する。ステップT6で展開判定値Mが所定閾値M0以上ならば(ステップT6でYES)、ステップT7に進み、所定閾値M0未満ならば(ステップT6でNO)、ステップT13に進む。
【0048】
ステップT7ではフラグBをセットする。フラグBのセットにより、第2条件として助手席エアバッグの展開条件が成立したことを表わす。
【0049】
ステップT8では、フラグAがセットされているか否かを判定する。フラグAのセットにより、第1条件として運転席エアバッグの展開条件が成立したことを表わす。ステップT8でフラグAがセットされているならば(ステップT8でYES)、ステップT12に進んで、助手席エアバッグを展開する。一方、ステップT8でフラグAがリセットされているならば(ステップT8でNO)、ステップT9に進んで、ステップS4で演算された移動距離Lから補正値L0を減算する(L=L−L0)。
【0050】
ステップT10では、ステップT9で補正された移動距離Lを用いて展開判定値Mを演算する。ステップT11では、展開判定値Mが所定閾値M0以上か否かを判定する。ステップT11で展開判定値Mが所定閾値M0以上ならば(ステップT11でYES)、ステップT12に進み、所定閾値M0未満ならば(ステップT11でNO)、ステップT16に進んで助手席エアバッグを非展開とする。
【0051】
また、ステップT13ではフラグBをリセットする。ステップT14では、フラグAがセットされているか否かを判定する。ステップT14でフラグAがセットされているならば(ステップT14でYES)、ステップT15に進んでステップT4で演算された移動距離Lから補正値L0を加算する(L=L+L0)。一方、ステップT14でフラグAがリセットされているならば(ステップT14でNO)、ステップT16に進んで助手席エアバッグを非展開とする。
【0052】
第1実施形態の助手席エアバッグの展開制御では、減速度Gと移動距離Lから助手席エアバッグの展開判定を行ない、助手席エアバッグの展開条件が成立しても運転席エアバッグの展開条件が不成立ならば、助手席エアバッグの展開条件が成立しにくくなるように移動距離Lを減算補正すると共に、助手席エアバッグの展開条件が不成立でも運転席エアバッグの展開条件が成立ならば、助手席エアバッグの展開条件が成立しやすくなるように移動距離Lを加算補正することにより、助手席エアバッグの展開状態を運転席エアバッグの展開状態に対応させ、乗員が受ける違和感を解消することができる。
<変形例>
尚、図3のステップS8〜S11を除いてステップS7からS12に進むと共に、ステップS14、S15を除いてステップS13からステップS16に進むように展開制御を行なってもよい。更に、図3のステップS8〜S11を除いた展開制御を行なってもよい。
【0053】
また、図4のステップT8〜T11を除いてステップT7からT12に進むと共に、ステップT14、T15を除いてステップT13からステップT16に進むように展開制御を行なってもよい。更に、図4のステップT8〜T11を除いた展開制御を行なってもよい。
[第2の実施形態]
<運転席エアバッグ装置>
図5は、第2実施形態の運転席エアバッグ装置の展開制御を説明するフローチャートである。
【0054】
第1実施形態では、図3のステップS9、S15において運転席荷重Wを補正したのに対して、第2実施形態ではステップS17においてステップS2で算出された積分値Gから補正値G1を減算し(G=G−G1)、ステップS18において積分値Gから補正値G1を加算する(G=G+G1)。
【0055】
他の処理については、図3と同様の処理を行なうステップには同一の符号を付して説明を省略する。
<助手席エアバッグ装置>
図6は、第2実施形態の助手席エアバッグ装置の展開制御を説明するフローチャートである。
【0056】
第1実施形態では、図4のステップT9、T15において運転席荷重Wを補正したのに対して、第2実施形態ではステップT17においてステップT2で算出された積分値Gから補正値G1を減算し(G=G−G1)、ステップT18において積分値Gから補正値G1を加算する(G=G+G1)。
【0057】
他の処理については、図4と同様の処理を行なうステップには同一の符号を付して説明を省略する。
【0058】
第2実施形態も第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<変形例>
尚、図5のステップS8、S17、S10、S11を除いてステップS7からS12に進むと共に、ステップS14、S18を除いてステップS13からステップS16に進むように展開制御を行なってもよい。更に、図5のステップS8、S17、S10、S11を除いた展開制御を行なってもよい。
【0059】
また、図6のステップT8、T17、T10、T11を除いてステップT7からT12に進むと共に、ステップT14、T18を除いてステップT13からステップT16に進むように展開制御を行なってもよい。更に、図6のステップT8、T17、T10、T11を除いた展開制御を行なってもよい。
[第3の実施形態]
<運転席エアバッグ装置>
図7は、第3実施形態の運転席エアバッグ装置の展開制御を説明するフローチャートである。
【0060】
第1実施形態では、図3のステップS5、S6において運転席荷重Wから演算された展開判定値Kを判定し、ステップS9〜S11、S15において運転席荷重Wを補正したのに対して、第3実施形態ではステップS19において展開判定値Kを、図12に示す展開判定値Kのマップから10段階の規定値Nに分け、ステップS20で規定値Nが6以上か否かにより運転席エアバッグの展開条件が成立したか否かを判定している。
【0061】
更に、ステップS21ではステップS19で算出された規定値Nを1だけ減算し(N=N−1)、ステップS23において規定値Nから1だけ加算し(N=N+1)、ステップS22ではステップS21又はS23で決定された規定値Nが6以上か否かにより運転席エアバッグの展開条件が成立したか否かを判定している。
【0062】
他の処理については、図3と同様の処理を行なうステップには同一の符号を付して説明を省略する。
<助手席エアバッグ装置>
図8は、第3実施形態の運転席エアバッグ装置の展開制御を説明するフローチャートである。
【0063】
第1実施形態では、図4のステップT5、T6において運転席荷重Wから演算された展開判定値Kを判定し、ステップT9〜T11、T15において運転席荷重Wを補正したのに対して、第3実施形態ではステップT19において展開判定値Kを、図12に示す展開判定値Kのマップから10段階の規定値Nに分け、ステップT20で規定値Nが6以上か否かにより助手席エアバッグの展開条件が成立したか否かを判定している。
【0064】
更に、ステップT21ではステップT19で算出された規定値Nを1だけ減算し(N=N−1)、ステップT23において規定値Nから1だけ加算し(N=N+1)、ステップT22ではステップT21又はS23で決定された規定値Nが6以上か否かにより運転席エアバッグの展開条件が成立したか否かを判定している。
【0065】
他の処理については、図4と同様の処理を行なうステップには同一の符号を付して説明を省略する。
【0066】
第3実施形態では、第1実施形態の効果に加えて、規定値Nが6以上か否かを判定するにあたり演算処理が容易になる。
<変形例>
尚、図7のステップS8、S21、S22を除いてステップS7からS12に進むと共に、ステップS14、S23を除いてステップS13からステップS16に進むように展開制御を行なってもよい。更に、図7のステップS8、S21、S22を除いた展開制御を行なってもよい。
【0067】
また、図8のステップT8、T21、T22を除いてステップT7からT12に進むと共に、ステップT14、T23を除いてステップT13からステップT16に進むように展開制御を行なってもよい。更に、図8のステップT8、T21、T22を除いた展開制御を行なってもよい。
【0068】
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の車両用乗員保護装置のブロック図である。
【図2】運転席エアバッグ装置の断面図である。
【図3】第1実施形態の運転席エアバッグ装置の展開制御を説明するフローチャートである。
【図4】第1実施形態の助手席エアバッグ装置の展開制御を説明するフローチャートである。
【図5】第2実施形態の運転席エアバッグ装置の展開制御を説明するフローチャートである。
【図6】第2実施形態の助手席エアバッグ装置の展開制御を説明するフローチャートである。
【図7】第3実施形態の運転席エアバッグ装置の展開制御を説明するフローチャートである。
【図8】第3実施形態の助手席エアバッグ装置の展開制御を説明するフローチャートである。
【図9】積分値Gと補正値αとの関係を示すマップである。
【図10】運転席荷重Wと補正値βとの関係を示すマップである。
【図11】移動距離Lと補正値γとの関係を示すマップである。
【図12】展開判定値Kと規定値Nの関係を示すマップである。
【符号の説明】
1…運転席エアバッグ装置
2…運転席インフレータ
3…助手席エアバッグ装置
4…助手席インフレータ
5…運転席プリンテンショナ
6…助手席プリテンショナ
7…Gセンサ
8…ベルトセンサ
9…運転席荷重センサ
10…助手席荷重センサ
11…エアバッグコントローラ

Claims (8)

  1. 第1乗員を保護するための第1乗員保護部材と、
    第1乗員に関する第1条件を満たすことで前記第1乗員保護部材を作動する第1制御手段と、
    第2乗員を保護するための第2乗員保護部材と、
    第2乗員に関する第2条件を満たすことで前記第2乗員保護部材を作動する第2制御手段とを備える車両用乗員保護装置であって、
    前記第1制御手段は、前記第2乗員保護部材の作動の有無を検出し、該作動の有無に対応するように前記第1乗員保護部材の作動の有無を補正する第1補正手段を備えることを特徴とする車両用乗員保護装置。
  2. 前記第1補正手段には補正可能な限度が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用乗員保護装置。
  3. 前記第1及び第2乗員保護部材は、車両用エアバッグ又は車両用シートベルトのプリテンショナであることを特徴とする請求項1に記載の車両用乗員保護装置。
  4. 前記第1及び第2乗員は、それぞれ助手席及び運転席に着座している乗員であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用乗員保護装置。
  5. 前記第2制御手段は、前記第1乗員保護部材の作動の有無を検出し、該作動の有無に対応するように前記第2乗員保護部材の作動の有無を補正する第2補正手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用乗員保護装置。
  6. 前記第1及び第2補正手段には補正可能な限度が設定されていることを特徴とする請求項5に記載の車両用乗員保護装置。
  7. 前記第1及び第2制御手段は、同じ加減速度信号を参照することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両用乗員保護装置。
  8. 前記第1条件と前記第2条件とでは検出する乗員状態が互いに異なることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の車両用乗員保護装置。
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