JP3681259B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操舵トルクの検出値に基づいて決定される操舵力補助用モータのモータ電流目標値を自動制御の目標値として、操舵力補助用モータをPWM制御により回転駆動し、操舵力補助を行う電動パワーステアリング装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
操舵トルクの検出値に基づいて決定される操舵力補助用モータの電流目標値と、操舵力補助用モータの駆動電流の検出値とに基づいて、操舵力補助用モータをPWM制御により回転駆動する電動パワーステアリング装置では、ハンドル(舵輪)の戻し時には、操舵力補助用モータにハンドル戻し電流を流してハンドル戻し制御を行っている。そして、車両が直進するハンドルの中立位置(舵角中点)近く迄戻ると、ハンドル戻し電流を0にしている。
【0003】
しかし、ハンドルがその中立位置迄戻っても、操舵力補助用モータの慣性力により、ハンドルは、中立位置で直ちにはその回転が停止せず、図14に示すような、振り子のように中立位置(0°)の反対側迄行き過ぎては戻る動作を繰り返しながら、中立位置に収斂する。そのため、ハンドルが中立位置に収斂して停止する迄に時間がかかり、その間、車両の走行状態が安定せず、特に、高速走行時にその影響が大きい。
また、同じ車速であっても、その操舵状態によって、ハンドル戻し制御が必要なときと、ハンドル収斂性制御が必要なときとがある。例えば、中速走行時に中立位置近くでハンドルの回転が速ければ、ハンドル収斂性制御が必要であり、中速走行時に中立位置近くでもハンドルの回転が遅ければ、ハンドル戻し制御を行う方がよい。
【0004】
これらの問題を解決するための電動パワーステアリング装置を、本出願人は、他の出願人と共に、特願平8−91341号特許願において提案している。
この電動パワーステアリング装置は、車速、舵角速度、ハンドル戻し制御及びハンドル収斂性制御の関係を、例えば、横軸に車速を、縦軸に舵角速度をそれぞれ取ったグラフである図15に示すように定めてある。つまり、車速が0〜30km/hのときと、車速が30km/h〜80km/hで、舵角速度が55°/sより低いときとは、ハンドル戻し制御が可能となる。
【0005】
車速が30km/hより高く、舵角速度が60°/sより高いときは、ハンドル収斂性制御が可能となる。
車速が30km/h〜80km/hで、舵角速度が55°/s〜60°/sの領域は、ハンドル戻し制御とハンドル収斂性制御との切り換えを行うときの舵角速度がヒステリシスを有する領域であり、前回制御がハンドル戻し制御であったときは、ハンドル戻し制御を行い、前回制御がハンドル収斂性制御又はアシスト制御であったときは、アシスト制御を行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この電動パワーステアリング装置では、図15において、例えば、舵角速度が60°/sより高い状態で、車速が30km/h付近で上下した場合に、ハンドル戻し制御とハンドル収斂性制御とが短時間に交互に切り換わり、ハンドルがハンチングを起こす問題があった。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、同じ操舵状態であっても、その車速及び舵角速度によって、ハンドル戻し制御及びハンドル収斂性制御の何れか好適な制御を行うことができ、操舵フィーリングが良好で、ハンドルを速やかに中立位置に戻すことができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明に係る電動パワーステアリング装置は、操舵トルクの検出値に基づいて操舵力補助用モータのモータ電流の目標値を決定し、該モータ電流が該目標値になるように、前記モータをPWM制御により回転駆動する手段と、舵角速度を検出する舵角速度検出手段と、車速を検出する車速センサとを備え、操舵トルクの検出値が所定範囲内にあり、前記車速センサが検出した車速が第1車速より高く、前記舵角速度検出手段が検出した舵角速度が第1舵角速度より高いときに、前記モータを制動し、前記車速が第1車速より低いとき及び前記車速が、第1車速と第1車速より高い第2車速との間にあり、前記舵角速度が第1舵角速度より低いときに、前記モータを駆動して舵輪を舵角中点へ戻す制御が可能となる電動パワーステアリング装置において、前記車速が第1車速より低い第3車速より低く、前記舵輪を舵角中点へ戻す制御が可能な状態から、前記車速が第3車速と第1車速との間になったときは、引き続き前記制御が可能な状態に維持する手段と、前記車速が第1車速より高く、前記舵角速度が第1舵角速度より高く、前記制御が不能な状態から、前記車速が第1車速と第3車速との間になったときは、引き続き前記制御が不能な状態に維持する手段と、前記舵角速度が、第1舵角速度より低い第2舵角速度より低く、前記舵輪を舵角中点へ戻す制御が可能な状態から、前記舵角速度が第2舵角速度と第1舵角速度との間になったときは、引き続き前記制御が可能な状態に維持する手段と、前記舵角速度が第1舵角速度より高く、前記制御が不能な状態から、前記舵角速度が第1舵角速度と第2舵角速度との間になったときは、引き続き前記制御が不能な状態に維持する手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
この電動パワーステアリング装置では、操舵トルクの検出値が所定範囲内にあり、車速センサが検出した車速が第1車速より高く、舵角速度検出手段が検出した舵角速度が第1舵角速度より高いときに、モータを制動し、車速が第1車速より低いとき及び車速が、第1車速と第1車速より高い第2車速との間にあり、舵角速度が第1舵角速度より低いときに、モータを駆動して舵輪を舵角中点へ戻す制御が可能となる。
そして、車速が第1車速より低い第3車速より低く、舵輪を舵角中点へ戻す制御が可能な状態から、車速が第3車速と第1車速との間になったときは、可能な状態に維持する手段が、引き続きその制御が可能な状態に維持する。また、車速が第1車速より高く、舵角速度が第1舵角速度より高く、舵輪を舵角中点へ戻す制御が不能な状態から、車速が第1車速と第3車速との間になったときは、不能な状態に維持する手段が、引き続きその制御が不能な状態に維持する。
また、舵角速度が、第1舵角速度より低い第2舵角速度より低く、舵輪を舵角中点へ戻す制御が可能な状態から、舵角速度が第2舵角速度と第1舵角速度との間になったときは、可能な状態に維持する手段が、引き続き舵輪を舵角中点へ戻す制御が可能な状態に維持する。また、舵角速度が第1舵角速度より高く、舵輪を舵角中点へ戻す制御が不能な状態から、舵角速度が第1舵角速度と第2舵角速度との間になったときは、不能な状態に維持する手段が、引き続き舵輪を舵角中点へ戻す制御が不能な状態に維持する。
【0009】
これにより、舵輪の戻し制御が可能な状態とモータを制動する状態との切り換えを行うときの車速又は舵角速度にヒステリシスを持たせることができ、舵輪の戻し制御と制動制御とでハンチングが生じることを防止できるので、操舵フィーリングを良好にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る電動パワーステアリング装置の実施の形態を、それを示す図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る電動パワーステアリング装置の実施の形態の要部構成を示すブロック図である。この電動パワーステアリング装置は、操舵軸(図示せず)に設けたトルクセンサ2からの操舵トルク信号が、位相補償部11により位相補償され、アシスト制御部12に与えられる。
【0014】
また、車速センサ7からの車速信号はアシスト制御部12と角速度差制御部4とハンドル戻し制御部22と舵角中点演算部20とデューティ決定部25とハンドル戻し電流演算部26とに与えられる。アシスト制御部12は、位相補償部11からの操舵トルク信号及び車速センサ7からの車速信号に基づいた、アシスト制御(操舵補助制御)のための目標電流値を出力し、比較選択部13に与える。一方、トルクセンサ2からの操舵トルク信号は、角速度差検出部3により微分され、その微分値は角速度差制御部4に与えられる。角速度差制御部4は、与えられた操舵トルク信号の微分値と、車速センサ7からの車速信号とに応じた電流値を出力し、加算手段14に与える。この電流値はモータMの慣性補償に使用される。
【0015】
操舵力補助用のモータMの回転数を検出するモータ回転センサ18からのモータ回転数信号が、相対舵角検出部19に与えられ、相対舵角検出部19は、このモータ回転数信号からハンドル(舵輪)の相対舵角を検出し、舵角中点演算部20と減算手段21と舵角速度検出部24とに与える。
舵角中点演算部20は、与えられた相対舵角から、車両が直進するハンドルの舵角中点を演算し、その演算結果を減算手段21に与える。減算手段21は、与えられた演算結果を相対舵角から減算して、舵角中点からの舵角である絶対舵角を求め、その信号をハンドル戻し制御部22に与える。
【0016】
尚、本実施の形態では、操舵機構に連結されたモータMの回転数に基づいて、相対舵角を検出する例を示したが、モータMの回転数に代えて、例えば、ロータリエンコーダを用いてハンドルに連結された操舵軸の回転数を検出して、相対舵角を検出してもよい。また、相対舵角検出値を用いて絶対舵角を検出する方法に代えて、直接、絶対舵角を検出してもよい。
【0017】
ハンドル戻し制御部22は、絶対舵角と車速センサ7からの車速信号とに基づいた、ハンドルを戻すためのモータMの目標電流値を出力し、ハンドル戻し電流演算部26に与える。
ハンドル戻し電流演算部26は、ハンドル戻し制御部22から与えられた目標電流値に、車速に応じた車速係数を乗じてハンドル戻し電流の目標電流値を演算し、比較選択部13に与える。
比較選択部13は、アシスト制御部12からの目標電流値とハンドル戻し電流演算部26からの目標電流値とのそれぞれの絶対値の大小を比較し、絶対値の大きい方の目標電流値を加算手段14に与える。
加算手段14は、与えられた目標電流値に角速度差制御部4から与えられた電流値を加算し、その加算結果を減算手段15に与える。
【0018】
減算手段15は、加算手段14からの加算結果と、モータ電流検出回路6によって検出されたモータMの駆動電流のフィードバック値との偏差を求め、この偏差をPI制御部16に与える。PI制御部16は、この偏差(比例要素)及び偏差の積分値(積分要素)を前回制御量に加算し、今回の制御量としてPWM制御部17に与える。
PWM制御部17は、この制御量をPWM波信号及びモータMの回転方向を表す信号に変換し、駆動回路5に与える。駆動回路5は、4個のFETQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 がH型ブリッジに構成され、橋絡部分にモータMが設置されている。
【0019】
舵角速度検出部24は、与えられた相対舵角から、ハンドルの回転速度である舵角速度を検出し、舵角速度信号としてデューティ決定部25に与える。
前述したトルクセンサ2からの操舵トルク信号は不感帯検出部23へも与えられる。不感帯検出部23は、与えられた操舵トルク信号がアシスト制御部12の不感帯内にあるか否かを検出し、その検出信号をデューティ決定部25に与える。尚、不感帯検出部23に入力される操舵トルク信号は、位相補償を行う前の値とする。これは、位相補償後の操舵トルク信号では、微分要素が加わり、不感帯を検出する機会が減るためである。
【0020】
デューティ決定部25は、車速センサ7からの車速信号と、不感帯検出部23からの不感帯の検出信号と、舵角速度検出部24からの舵角速度信号とに応じた、モータMを制動するPWM制御のためのデューティファクタを決定し、PWM制御部17に与える。モータMの制動は、ハンドルの戻し時に速やかに中立位置に収斂させるために行う。
【0021】
PWM制御部17は、PI制御部16から与えられた制御量が略0であり、デューティ決定部25から与えられたデューティファクタが所定値より大きいときに、デューティ決定部25から与えられたデューティファクタによるPWM制御により、駆動回路5内でモータMの両端子を短絡して、逆起電力による電流が流れるようにする。
PWM制御部17は、少なくともハンドル戻し制御部22の舵角の不感帯の範囲内(例えば−15°〜15°)でなければ、デューティ決定部25から与えられたデューティファクタによるPWM制御は行わない。
【0022】
以下に、このような構成の電動パワーステアリング装置の制御動作を、それを示すフローチャート(図2,3,4)を参照しながら説明する。
先ず、位相補償部11でトルクセンサ2からの操舵トルク信号の位相補償を行う(S10)。
【0023】
次いで、車速センサ7からの車速信号が例えば20km/h未満のとき(S12)は、ハンドルを中立位置に戻すためにモータMを駆動するハンドル戻し制御を行うべく、ハンドル戻し制御部22で、絶対舵角とハンドル戻しのための目標電流との特性に基づいて、目標電流値を求め、ハンドル戻し電流演算部26に与える。この特性は、図5に示すように、左右回転方向の絶対舵角が例えば15°以上のときは、ハンドル戻しのための目標電流がそれぞれ一定の±1.8Aとなり、15°未満のときは、−15°から−2°までは、1.8Aから0Aに漸減し、15°から2°までは、−1.8Aから0Aにその絶対値が漸減する。
【0024】
ハンドル戻し電流演算部26は、与えられた目標電流値に車速係数を乗じて、ハンドル戻し電流の目標電流値を演算する(S14)。この車速係数は、図6に示すように、車速が0km/hから15km/hまでは1.0で、15km/hから80km/hまでは、1.0から0に漸減し、80km/h以上では0となる。
【0025】
次いで、収斂性制御フラグがセットされており、前回制御がハンドルの戻し時にハンドルを速やかに中立位置に収斂させるハンドル収斂性制御であったときは(S16)、駆動回路5のH型ブリッジを構成する4個のFETQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 の内、高電圧側のFETQ1 ,Q2 の方向指示をオフにする(S18)。
FETQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 は、それぞれ方向指示がオンの状態で、PWM信号が与えられたときに、PWM信号に従ってオンになる。ハンドル収斂性制御のときは、FETQ1 ,Q2 の方向指示はオンの状態になっているので、ハンドル収斂性制御を行わないときは、先ずオフの状態にする。
【0026】
次いで、収斂性制御フラグをクリアする(S20)。
収斂性制御フラグがセットされていないときは(S16)、FETQ1 ,Q2 の方向指示のオフ(S18)及び収斂性制御フラグのクリア(S20)は行わない。
【0027】
車速センサ7からの車速信号が20km/h以上のとき(S12)は、不感帯検出部23で操舵トルクが、アシスト制御部12の不感帯内にあることを検出すれば(S34)、デューティ決定部25で舵角速度検出部24から舵角速度を読み込む(S36)。
不感帯内になければ(S34)、舵角速度を読み込まず、収斂性制御フラグがセットされているか否かを調べる(S16)。
【0028】
舵角速度を読み込んだ後(S36)、車速センサ7からの車速信号が例えば30km/h以上のとき(S37)は、読み込んだ(S36)舵角速度が例えば60°/s以上か否かを調べる(S38)。舵角速度が60°/s以上のときは(S38)、ハンドル収斂性制御のために、デューティ決定部25でPWM制御のデューティファクタであるPWM出力演算値=(舵角速度−60)×K×Kp を演算し(S40)、PWM制御部17に与える。
【0029】
ここで、Kは制御ゲイン、Kp は、図8に示すように、車速が30km/hから120km/hまでは、0から1.0に漸増し、120km/h以上では1.0となる車速係数である。
PWM出力演算値(デューティファクタ)は、例えば、図7に示すように、舵角速度が60°/sから114°/sまでは、75%から100%に漸増し、114°/s以上では100%となる。ここで、PWM出力演算値が100%を超えることがないように、リミッタ処理を行う(S42)。
【0030】
PWM制御部17は、デューティ決定部25から与えられたデューティファクタが所定値より大きいとき、駆動回路5の接地側のFETQ3 ,Q4 の方向指示をオフにして(S44)、FETQ3 ,Q4 がPWM制御でオンにならないようにする。次いで、収斂性制御フラグをセットし(S46)、角速度差制御演算(S22)を行う。
【0031】
読み込んだ(S36)舵角速度が60°/s未満のときは(S38)、デューティ決定部25を作動させない。
読み込んだ(S36)舵角速度が60°/s未満で(S38)、車速が例えば80km/h以上のとき(S48)、ハンドル戻し電流演算部26を作動させず、収斂性制御フラグがセットされているか否かを調べる(S16)。
【0032】
車速センサ7からの車速信号が30km/h未満(つまり20km/h以上30km/h未満)のとき(S37)又は車速信号が80km/h未満のとき(S48)であり、舵角速度が例えば55°/s未満のときは(S50)、ハンドル戻し電流演算部26で、ハンドル戻し制御部22から与えられた目標電流値に車速係数を乗じて、ハンドル戻し電流の目標電流値を演算する(S14)。
【0033】
舵角速度が55°/s以上で(S50)、収斂性制御フラグがセットされていなければ(S52)、ハンドル戻し電流演算部26で、ハンドル戻し制御部22から与えられた目標電流値に車速係数を乗じて、ハンドル戻し電流の目標電流値を演算する(S14)。
収斂性制御フラグがセットされており、前回制御がハンドル収斂性制御であったときは(S52)、駆動回路5のH型ブリッジを構成する4個のFETQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 の内、高電圧側のFETQ1 ,Q2 の方向指示をオフにする(S18)。
【0034】
ここで、ステップS37,S38,S48,S50及びS52では、車速が30〜80km/hのときに、図9(a)に示すように、前回制御がハンドル戻し制御(ハンドル戻し電流の目標電流値の演算)であって、舵角速度が60°/sより低いときは、引き続きハンドル戻し制御を可能としている。車速が30km/h〜80km/hのときに、図9(a)に示すように、前回制御がハンドル収斂性制御又はアシスト制御(ハンドル戻し制御、収斂性制御を行わない制御)であって、舵角速度が55°/sと60°/sとの間にあるときは、角速度差制御を行うようにしている。舵角速度が55°/sより低いときは、ハンドル戻し制御を行う。
【0035】
車速が20〜30km/hのときに、図9(b)に示すように、前回制御がハンドル戻し制御であって、舵角速度が55°/sより高いときは、引き続きハンドル戻し制御を可能としている。車速が20km/h〜30km/hのときに、図9(b)に示すように、前回制御がハンドル収斂性制御又はアシスト制御であって、舵角速度が55°/sより高いときは、角速度差制御を行うようにしている。舵角速度が55°/sより低いときは、ハンドル戻し制御を行う。
【0036】
また、舵角速度が60°/sより高いときに、図9(c)に示すように、前回制御がハンドル戻し制御であって、車速が20km/h〜30km/hのときは、引き続きハンドル戻し制御を可能としている。舵角速度が60°/sより高いときに、図9(c)に示すように、前回制御がハンドル収斂性制御又はアシスト制御であって、車速が20km/h〜30km/hのときは、角速度差制御を行うようにしている。
これにより、ハンドル戻し制御とハンドル収斂性制御との切り換えを行うときの舵角速度及び車速にヒステリシスを持たせることができ、ハンドル戻し制御と制動制御とでハンチングが生じることを防止できる。
【0037】
図10は、車速、舵角速度、ハンドル戻し制御及びハンドル収斂性制御の関係を説明するための説明図である。
車速が0〜20km/hのときと、車速が20km/h〜80km/hで、舵角速度が55°/sより低いときとは、ハンドル戻し制御が可能となる。
車速が30km/hより高く、舵角速度が60°/sより高いときは、ハンドル収斂性制御が可能となる。
車速が30km/h〜80km/hで、舵角速度が55°/s〜60°/sの領域、及び車速が20km/h〜30km/hで、舵角速度が55°/sより高い領域は、ハンドル戻し制御とハンドル収斂性制御との切り換えを行うときの舵角速度がヒステリシスを有する領域であり、前回制御がハンドル戻し制御であったか否かで、ハンドル戻し制御かアシスト制御を行う。
【0038】
尚、角速度差制御演算(S22)及び以下のステップS23,24,26,28は、角速度差制御及びハンドル戻し制御とハンドル収斂性制御との連続性を考慮して、何れの制御においても実行する。
車速信号が20km/h未満のとき(S12)は、収斂性制御フラグをクリアした(S20)後(収斂性制御フラグがセットされていなければ(S16)、ステップS16の後)、モータMの慣性補償のために、角速度差制御部4で操舵トルク信号の微分値と車速とに応じた電流値を演算し(S22)、加算手段14に与える。
【0039】
一方、比較選択部13では、アシスト制御部12からの目標電流値(S23)と、ハンドル戻し電流演算部26からのハンドル戻し電流の目標電流値(S14)との絶対値の大きい方の目標電流値を加算手段14に与える。
加算手段14では、比較選択部13で選択された目標電流値と演算された(S22)電流値とを加算して、モータ電流目標値を算出(S24)する。
【0040】
モータ電流目標値は、減算手段15で、モータ電流検出回路6によって検出されたモータMの駆動電流のフィードバック値との偏差が求められ、この偏差はPI制御部16に与えられる。PI制御部16は、この偏差(比例要素)及び偏差の積分値(積分要素)を前回制御量に加算し(S26)、今回の制御量としてPWM制御部17に与える。
【0041】
次いで、PWM制御部17で、収斂性制御フラグがセットされていなければ(S28)、この制御量をPWM波信号及びモータMの回転方向を表す信号に変換し、駆動回路5に与える(S30,32)。
モータMは、方向指示がオンにされたFETQ1 ,Q4 又はFETQ2 ,Q3 のFET対がPWM波信号によりオン/オフされることにより、方向指示に従う方向へ回転し、アシスト制御又はハンドル戻し制御を行う。
【0042】
収斂性制御フラグがセットされていれば(S28)、駆動回路5の高電圧側のFETQ1 ,Q2 の方向指示をオンにして(S54)、デューティ決定部25から与えられたデューティファクタ(S40)に基づくPWM波信号を駆動回路5に与える(S34)。
モータMは、方向指示がオンにされたFETQ1 ,Q2 のFET対がPWM波信号によりオン/オフされる。これにより、モータMは、自己の惰力回転により発生する逆起電力による電流が流れる回路がPWM制御により形成され(モータMの両端子が短絡され)、この電流による制動力により回転動作が抑制される(ハンドル収斂性制御)。
【0043】
図11は、今回開示される電動パワーステアリング装置の要部構成例を示すブロック図である。この電動パワーステアリング装置は、操舵軸(図示せず)に設けたトルクセンサ2からの操舵トルク信号が、位相補償部11により位相補償され、アシスト制御部12に与えられる。
アシスト制御部12は、位相補償部11からの操舵トルク信号に基づいた、アシスト制御(操舵補助制御)のためのモータの目標電流値を減算手段15と応答遅れ補償部12aとに与える。
【0044】
応答遅れ補償部12aは、アシスト制御部12からの目標電流値と、トルクセンサ2からの操舵トルク信号と、モータ電流検出回路6によって検出されたモータMの駆動電流の検出電流値とを与えられ、目標電流値及び検出電流値が0のときに、操舵トルクの変化に応じたオフセットを前回目標電圧値としてPID制御部16aに与える。
【0045】
減算手段15は、モータの電流目標値と、モータ電流検出回路6によって検出されたモータMの駆動電流のフィードバック値との偏差を求め、この偏差をPID制御部16aに与える。PID制御部16aは、この偏差(比例要素)、偏差の積分値(積分要素)及び偏差の微分値(微分要素)を前回目標電圧値に加算し、今回目標電圧値としてPWM制御部17に与える。
PWM制御部17は、今回目標電圧値をPWM波信号及びモータMの回転方向を表す信号に変換し、駆動回路5に与える。駆動回路5は、4個のFETQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 がH型ブリッジに構成され、橋絡部分に操舵力補助用のモータMが設置されている。
【0046】
以下に、このような構成の電動パワーステアリング装置の制御動作を、それを示す図12のフローチャートを参照しながら説明する。
応答遅れ補償部12aは、先ず、アシスト制御部12から目標電流値を読込み(S60)、次いで、モータ電流検出回路6から検出電流値を読込む(S62)。
次に、目標電流値と検出電流値とが0であるか否かを調べ(S64)、目標電流値と検出電流値とが0であるときは、トルクセンサ2から操舵トルク信号を読込む(S65)。
【0047】
応答遅れ補償部12aは、次に、操舵トルク信号が示す操舵トルクの変化方向を調べ(S66)、変化方向が右のときは、正の目標電圧オフセットを設定し(S68)、この正の目標電圧オフセットを前回目標電圧としてPID制御部16aに与える(S70)。
変化方向が左のときは、負の目標電圧オフセットを設定し(S76)、この負の目標電圧オフセットを前回目標電圧としてPID制御部16aに与える(S70)。
【0048】
PID制御部16aは、減算手段15から与えられた偏差(比例要素)、この偏差の積分値(積分要素)及びこの偏差の微分値(微分要素)を前回目標電圧値に加算し、今回目標電圧値としてPWM制御部17に与えた後(S72)、今回目標電圧値を前回目標電圧値として(S74)リターンする。
PWM制御部17は、この今回目標電圧値をPWM波信号及びモータMの回転方向を表す信号に変換し、駆動回路5に与える。駆動回路5は、PWM波信号及びモータMの回転方向を表す信号に基づき、FETQ1 ,Q4 又はFETQ2 ,Q3 のFET対をオン/オフさせることにより、モータMを回転駆動させる。
応答遅れ補償部12aは、目標電流値と検出電流値とが0であるか否かを調べ(S64)、目標電流値及び検出電流値の何れかでも0でないときは作動しない。
【0049】
図13は、今回開示される他の電動パワーステアリング装置の制御動作を示すフローチャートである。この電動パワーステアリング装置の構成は、図11の応答遅れ補償部12a内に、トルクセンサ2からの操舵トルク信号が示す操舵トルクの変化量に応じた目標電圧オフセット値のテーブルを有している。その他の構成は、上述した図11のブロック図と同様であるので説明を省略する。
【0050】
図13のフローチャートにおいて、この電動パワーステアリング装置の応答遅れ補償部12aは、トルクセンサ2から操舵トルク信号を読込む(S65)。
応答遅れ補償部12aは、次に、前回のトルク値と操舵トルク信号が示す今回のトルク値との差をトルク変化量として演算する(S80)。次に、目標電圧オフセット値のテーブルから、演算したトルク変化量に応じた目標電圧オフセット値を求め、目標電圧オフセットとして設定する(S82)。
応答遅れ補償部12aは、次に、今回のトルク値を前回のトルク値とする(S84)。その他の動作は、上述した図12のフローチャートと同様であるので説明を省略する。
【0051】
以上、開示されたこれらの電動パワーステアリング装置により、従来、操舵力補助用のモータMの駆動方向を切り換えるときに、目標電流値及び検出電流値が0であれば、電流フィードバック制御における目標電圧も0に設定していた為に生じていた、操舵トルク0付近の微舵の領域における演算の応答遅れによりモータ慣性補償制御が十分でない問題が解決でき、操舵制御の応答性が改善され、良好な操舵フィーリングを得ることができる。
【0052】
【発明の効果】
発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、舵輪の戻し制御が可能な状態とモータを制動する状態との切り換えを行うときの車速又は舵角速度にヒステリシスを持たせることができ、舵輪の戻し制御と制動制御とでハンチングが生じることを防止できるので、操舵フィーリングを良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動パワーステアリング装置の実施の形態の要部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る電動パワーステアリング装置の制御動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る電動パワーステアリング装置の制御動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る電動パワーステアリング装置の制御動作を示すフローチャートである。
【図5】絶対舵角とハンドル戻しのための目標電流との特性を示す特性図である。
【図6】ハンドル戻し電流の目標電流値を演算するための車速係数の値を説明するための説明図である。
【図7】ハンドル収斂性制御のためのPWM制御のデューティファクタを説明するための説明図である。
【図8】ハンドル収斂性制御のためのPWM制御のデューティファクタを演算するための車速係数の値を説明するための説明図である。
【図9】ハンドル戻し制御とハンドル収斂性制御との切り換えを行うときの、(a)は、車速が30〜80km/hのときの舵角速度の、(b)は、車速が20〜30km/hのときの舵角速度の、(c)は、舵角速度が60°/sより高いときの車速の各ヒステリシスを説明するための説明図である。
【図10】車速、舵角速度、ハンドル戻し制御及びハンドル収斂性制御の関係を説明するための説明図である。
【図11】開示される電動パワーステアリング装置の要部構成例を示すブロック図である。
【図12】開示される電動パワーステアリング装置の動作を示すフローチャートである。
【図13】開示される電動パワーステアリング装置の動作を示すフローチャートである。
【図14】従来の電動パワーステアリング装置の舵輪の中立位置への収斂性を説明するための説明図である。
【図15】先願の電動パワーステアリング装置の車速、舵角速度、ハンドル戻し制御及びハンドル収斂性制御の関係を説明するための説明図である。
【符号の説明】
2 トルクセンサ
5 駆動回路(回転駆動する手段)
7 車速センサ
12 アシスト制御部(回転駆動する手段)
12a 応答遅れ補償部
13 比較選択部
16 PI制御部
17 PWM制御部(回転駆動する手段)
18 モータ回転センサ(舵角速度検出手段)
19 相対舵角検出部
20 舵角中点演算部
21 減算手段
22 ハンドル戻し制御部
23 不感帯検出部
24 舵角速度検出部(舵角速度検出手段)
25 デューティ決定部
26 ハンドル戻し電流演算部
M (操舵力補助用)モータ
1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 FET

Claims (1)

  1. 操舵トルクの検出値に基づいて操舵力補助用モータのモータ電流の目標値を決定し、該モータ電流が該目標値になるように、前記モータをPWM制御により回転駆動する手段と、舵角速度を検出する舵角速度検出手段と、車速を検出する車速センサとを備え、操舵トルクの検出値が所定範囲内にあり、前記車速センサが検出した車速が第1車速より高く、前記舵角速度検出手段が検出した舵角速度が第1舵角速度より高いときに、前記モータを制動し、前記車速が第1車速より低いとき及び前記車速が、第1車速と第1車速より高い第2車速との間にあり、前記舵角速度が第1舵角速度より低いときに、前記モータを駆動して舵輪を舵角中点へ戻す制御が可能となる電動パワーステアリング装置において、
    前記車速が第1車速より低い第3車速より低く、前記舵輪を舵角中点へ戻す制御が可能な状態から、前記車速が第3車速と第1車速との間になったときは、引き続き前記制御が可能な状態に維持する手段と、前記車速が第1車速より高く、前記舵角速度が第1舵角速度より高く、前記制御が不能な状態から、前記車速が第1車速と第3車速との間になったときは、引き続き前記制御が不能な状態に維持する手段と、前記舵角速度が、第1舵角速度より低い第2舵角速度より低く、前記舵輪を舵角中点へ戻す制御が可能な状態から、前記舵角速度が第2舵角速度と第1舵角速度との間になったときは、引き続き前記制御が可能な状態に維持する手段と、前記舵角速度が第1舵角速度より高く、前記制御が不能な状態から、前記舵角速度が第1舵角速度と第2舵角速度との間になったときは、引き続き前記制御が不能な状態に維持する手段とを備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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