JP3676986B2 - 無線受信装置及び無線受信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル無線通信システムにおいて使用される無線受信装置及び無線受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線によるインターネット接続の普及・発展を考慮して、高速・大容量の無線通信が注目されている。この高速・大容量の無線通信を実現するために、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)方式が注目されており、マルチパスフェージング環境下において、コヒーレントRAKE合成受信が重要となる。これを実現するためには、高精度な各パスの受信タイミング検出(パスサーチ)やチャネル推定が必要となる。
【0003】
このような要求を満足するために、繰り返しパスサーチ・繰り返しチャネル推定が検討されている。この繰り返しパスサーチ・繰り返しチャネル推定は、新、安部田、佐和橋、安達ら”Multi-Carrier/DS-CDMAブロードバンドパケット伝送における繰り返しパスサーチ・チャネル推定法の特性”信学技報 RCS2000−4(2000−04)に開示されている。この技術では、パイロットシンボルのみを用いて初回のパスサーチ及びチャネル推定を行ってRAKE合成、誤り訂正復号した後、パイロットシンボルにこの復号後判定帰還データシンボルを加えてパスサーチ・チャネル推定を再帰的に繰り返す。これにより、受信性能を向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した繰り返しパスサーチ・繰り返しチャネル推定では、繰り返し初期の復号誤りのため、繰り返しによる特性向上が小さい場合がある。また、上述の方法では、既知信号とデータ信号が時間多重され、送信電力も等しいことが前提となっている。このため、W−CDMAの上り回線信号のように、DPDCH(Dedicated Physical Data CHannel)とDPCCH(Dedicated Physical Control CHannel)がコード多重(IQ多重)されており、通常送信電力比が異なっているような場合には、精度良く繰り返しパスサーチ・繰り返しチャネル推定に用いることはできず、特性の向上も望めない。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、繰り返し初期におけるビット誤りの影響を低減し、さらに既知信号とデータ信号の送信電力比が異なる場合でも、精度良く繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定を行うことができる無線受信装置及び無線受信方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線受信装置は、既知信号部分及びデータ部分を含む上り回線における受信信号のデータ部分を復号化した後のデータを符号化する符号化手段と、既知信号の位相と前記符号化されたデータを用いて生成された擬似的既知信号の位相とが等しくなるように前記既知信号の位相又は前記擬似的既知信号の位相を補正する位相補正手段と、前記擬似的既知信号と前記既知信号に対して、前記信号の信頼性に応じて適応的に重み付けを行う重み付け手段と、前記重み付け手段によって重み付けされた擬似的既知信号と既知信号を同相加算する同相加算手段と、同相加算された信号を用いて繰り返しパスサーチを行うパスサーチ手段と、を具備し、前記重み付け手段は、既知信号及び前記擬似的既知信号に対して、既知信号部分の送信電力とデータ部分の送信電力との比に応じて重み付けを行う構成を採る。
【0007】
この構成によれば、既知信号とデータ信号から作成した擬似的既知信号を信号品質に応じた重み付けを行って同相加算できるため、同相加算後の信号品質を向上させることができ、より精度良く繰り返しパスサーチを行うことが可能である。すなわち、送信電力比が異なる既知信号とデータ信号を電力調整した後に同相加算するので、同相加算後のSN比( Signal to Noise Ratio )をより向上させることができ、また、上り回線信号のように既知信号とデータとがIQ多重されている場合でも、既知信号とデータ信号から作成した擬似的既知信号を同相加算することができ、精度良く繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定を行うことができ、受信性能をより向上させることができる。
【0008】
本発明の無線受信装置は、上記構成において、前記重み付け手段が、繰り返しパスサーチの繰り返し回数が大きくなるに従って、前記符号化されたデータを用いて生成された擬似的既知信号に対して、重み付けの値を大きくし、既知信号に対して重み付けの値を小さくして重み付けを行う構成を採る。
【0009】
この構成によれば、繰り返し数に応じて、すなわち擬似的PL信号の信頼性が高くなるにしたがって擬似的PL信号の重みを大きくするので、特に繰り返し初期のビット誤りの影響を低減することができ、さらに精度良く繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定を行うことができるため、受信性能をより向上させることができる。
【0010】
本発明の無線受信装置は、上記構成において、前記重み付け手段が、受信品質と所定の閾値との閾値判定の結果に応じて、既知信号及び前記符号化されたデータを用いて生成された擬似的既知信号に対して重み付けを行う構成を採る。
【0011】
この構成によれば、受信品質に応じて、すなわち擬似的PL信号の信頼性が高くなるにしたがって擬似的PL信号の重みを大きくするので、特に繰り返し初期のビット誤りの影響を低減することができ、さらに精度良く繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定を行うことができるため、受信性能をより向上させることができる。
【0012】
本発明の無線受信装置は、既知信号部分及びデータ部分を含む上り回線における受信信号のデータ部分を硬判定する硬判定手段と、既知信号の位相と前記硬判定されたデータを用いて生成された擬似的既知信号の位相とが等しくなるように前記既知信号の位相又は前記擬似的既知信号の位相を補正する位相補正手段と、前記擬似的既知信号と前記既知信号に対して、前記信号の信頼性に応じて適応的に重み付けを行う重み付け手段と、前記重み付け手段によって重み付けされた擬似的既知信号と既知信号を同相加算する同相加算手段と、同相加算された信号を用いて繰り返しパスサーチを行うパスサーチ手段と、を具備し、前記重み付け手段は、既知信号及び前記擬似的既知信号に対して、既知信号部分の送信電力とデータ部分の送信電力との比に応じて重み付けを行う構成を採る。
【0013】
この構成によれば、復調後の信号を復号化して再符号化せずに、復調後の信号を硬判定して、繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定に用いるので、復号化・再符号化する場合よりも処理を高速化することが可能となる。
【0014】
本発明の無線受信装置は、パスサーチにより得られた受信タイミングに基づいて、擬似的既知信号と既知信号を用いてチャネル推定を行うチャネル推定手段を具備する構成を採る。
【0015】
この構成によれば、精度良く検出されたパスタイミングを用いて逆拡散された信号を用いることができ、より精度良く繰り返しチャネル推定を行うことが可能である。
【0019】
本発明の無線基地局装置は、上記無線受信装置を備えたことを特徴とする。この構成により、W−CDMAの無線基地局装置において、送信電力比が互いに異なるチャネルに多重(IQ多重又は時間多重)された信号を用いて、精度良く繰り返しパスサーチ・繰り返しチャネル推定を行うことができる。
【0020】
本発明の無線受信方法は、既知信号部分及びデータ部分を含む上り回線における受信信号のデータ部分を復号化した後のデータを符号化する符号化工程と、既知信号の位相と前記符号化されたデータを用いて生成された擬似的既知信号の位相とが等しくなるように前記既知信号の位相又は前記擬似的既知信号の位相を補正する位相補正工程と、前記擬似的既知信号と前記既知信号に対して、前記信号の信頼性に応じて適応的に重み付けを行う重み付け工程と、前記重み付け工程によって重み付けされた擬似的既知信号と既知信号を同相加算する同相加算工程と、同相加算された信号を用いて繰り返しパスサーチを行うパスサーチ工程と、を具備し、前記重み付け工程は、既知信号及び前記擬似的既知信号に対して、既知信号部分の送信電力とデータ部分の送信電力との比に応じて重み付けを行う。
【0021】
この方法によれば、既知信号とデータ信号から作成した擬似的既知信号を信号品質に応じた重み付けを行って同相加算できるため、同相加算後の信号品質を向上させることができ、より精度良く繰り返しパスサーチを行うことが可能である。すなわち、送信電力比が異なる既知信号とデータ信号を電力調整した後に同相加算するので、同相加算後のSN比( Signal to Noise Ratio )をより向上させることができ、また、上り回線信号のように既知信号とデータとがIQ多重されている場合でも、既知信号とデータ信号から作成した擬似的既知信号を同相加算することができ、精度良く繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定を行うことができ、受信性能をより向上させることができる。
【0022】
本発明の無線受信方法は、既知信号部分及びデータ部分を含む上り回線における受信信号のデータ部分を硬判定する硬判定工程と、既知信号の位相と前記硬判定されたデータを用いて生成された擬似的既知信号の位相とが等しくなるように前記既知信号の位相又は前記擬似的既知信号の位相を補正する位相補正工程と、前記擬似的既知信号と前記既知信号に対して、前記信号の信頼性に応じて適応的に重み付けを行う重み付け工程と、前記重み付け工程によって重み付けされた擬似的既知信号と既知信号を同相加算する同相加算工程と、同相加算された信号を用いて繰り返しパスサーチを行うパスサーチ工程と、を具備し、前記重み付け工程は、既知信号及び前記擬似的既知信号に対して、既知信号部分の送信電力とデータ部分の送信電力との比に応じて重み付けを行う。
【0023】
この方法によれば、復調後の信号を復号化して再符号化せずに、復調後の信号を硬判定して、繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定に用いるので、復号化・再符号化する場合よりも処理を高速化することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明者は、既知信号とデータを用いて繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定を行う場合には、データの判定誤りの影響を小さくするために、重み付けを行って同相加算することが有効であることを見出して本発明を完成させた。
【0025】
すなわち、本発明の骨子は、既知信号とデータ信号から作成した疑似既知信号に、信号品質に応じた重み付けを行って同相加算することにより、受信信号の品質が悪い状況においても、データの判定誤りの影響を小さくし、精度良く繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定を行うことである。
【0026】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態では、繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定において、既知信号とデータをIQ多重した上り回線信号に対して、位相を合わせるように位相補正した後に、送信電力比に応じて重み付けを行って同相加算する場合について説明する。
【0027】
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線受信装置を備えた無線基地局装置の構成を示すブロック図である。図1に示す無線基地局装置は、受信側の構成のみを記載しているが、この無線基地局装置は送信側の構成も有している。
【0028】
通信端末からの上り回線信号は、アンテナ101を介して無線受信回路102で受信される。無線受信回路102では、上り回線信号に対して所定の無線受信処理(例えば、ダウンコンバートやA/D変換など)を行い、無線受信処理後の信号を逆拡散回路103に出力する。
【0029】
逆拡散回路103では、無線受信処理された信号に対して、通信端末で使用された拡散符号を用いて逆拡散処理を行いパス選択回路104に出力すると共に、乗算器107,109に出力する。すなわち、逆拡散信号は、パス選択のためにパス選択回路104に出力される。また、DPCCHのパイロット(PL)部分(既知信号)の逆拡散信号は、乗算器109に出力され、DPDCH(データ)部分の逆拡散信号は、乗算器107に出力される。
【0030】
乗算器107では、データ部分の逆拡散信号に、復号化されたデータを再度符号化したデータの複素共役値を乗算し、その乗算結果を擬似的なパイロット信号として位相補正回路108に出力する。位相補正回路108では、擬似的なパイロット信号の位相を90°シフトさせ、シフト後の信号を乗算器110に出力する。
【0031】
乗算器110では、シフト後の信号にゲインファクタβdを乗算する。実際には、最大比合成するためにβd2を用いる。ゲインファクタβdを乗算した擬似的なパイロット信号は、加算器111に出力される。乗算器109では、PL部分の逆拡散信号(PL信号)にゲインファクタβcを乗算する。実際には、最大比合成するためにβc2を用いる。ゲインファクタβcを乗算したPL信号は、加算器111に出力される。なお、ゲインファクタβc,βdは、重み制御回路112で制御される。
【0032】
加算器111では、乗算器109から出力された擬似的なPL信号と乗算器110から出力されたPL信号とを加算し、加算後の加算PL信号(擬似的なPL信号とPL信号を加算したもの)を遅延プロファイル生成回路113に出力する。
【0033】
遅延プロファイル生成回路113では、加算PL信号を用いて遅延プロファイルを生成する。この遅延プロファイルは、パス選択回路104に出力する。パス選択回路104では、遅延プロファイルにおいて、所定のしきい値を超える所定数のパス(受信タイミング)を選択する。この選択された受信タイミングにおける逆拡散信号は、RAKE合成部105に出力される。RAKE合成部105では、チャネル推定回路115から出力されたチャネル推定結果を用い、選択されたパスをRAKE合成して、合成後の信号を復号化回路106に出力する。
【0034】
パス選択回路104で選択された受信タイミングにおける逆拡散信号は、チャネル推定回路115にも出力される。乗算器114では、データ部分の逆拡散信号に、復号化されたデータを再度符号化したデータの複素共役値を乗算し、その乗算結果を擬似的なPL信号としてチャネル推定回路115に出力する。チャネル推定回路115では、擬似的なPL信号とPL信号を用いて、チャネル推定を行い、そのチャネル推定結果をRAKE合成回路105に出力する。
【0035】
復号化回路106では、RAKE合成後の信号を復号して受信データとして出力すると共に、符号化回路116に出力する。符号化回路116では、復号されたデータを再符号化して複素共役回路117に出力する。複素共役回路117では、再符号化されたデータの複素共役をとって、それを乗算器107及び乗算器114に出力する。
【0036】
図2は、本発明の無線受信装置を備えた無線基地局装置と無線通信を行う通信端末装置の構成を示すブロック図である。基地局からの下り回線信号は、アンテナ201を介して無線部202で受信される。無線部202では、下り回線信号について所定の無線受信処理(ダウンコンバートやA/D変換など)を行い、無線受信処理後の信号を復調部203に出力する。復調部203は、逆拡散処理、同期検波、RAKE合成、チャネルコーデック、分離などの処理を行う。
【0037】
復調部203で復調された復調データは受信データとして得られると共に、Gパラメータ制御部204に出力される。Gパラメータ制御部204では、基地局からのGパラメータに対応するゲインファクタβd,βcを求めて、そのゲインファクタβd,βcを送信データに乗算(重み付け)する。すなわち、DPDCH(Ich)の送信データは乗算部205に出力され、そこでDPDCH用のゲインファクタβdが乗算される。DPCCH(Qch)の送信データは乗算部206に出力され、そこでDPCCH用のゲインファクタβcが乗算される。このようにして、DPDCH(Ich)とDPCCH(Qch)がゲイン調整される。
【0038】
それぞれゲインファクタβd,βcが乗算されたDPDCH及びDPCCHの送信データは、多重部207で多重された後に変調部208に出力される。変調部208では、多重された信号をディジタル変調処理及び拡散変調処理して、変調後の信号を無線部202に出力する。
【0039】
無線部202では、変調後の信号を所定の無線送信処理(D/A変換やアップコンバートなど)する。この無線送信処理された信号は、上り回線信号としてアンテナ201を介して上り回線信号として基地局に送信される。
【0040】
次に、上記構成を有する無線受信装置の動作について説明する。
通信端末では、送信データに対してゲインファクタを乗算する。すなわち、DPDCH(Ich)の送信データは、DPDCH用のゲインファクタβdが乗算され、DPCCH(Qch)の送信データは、DPCCH用のゲインファクタβcが乗算される。このゲインファクタβc,βdは、下り回線信号に含まれるGパラメータにより決定される。したがって、上り回線信号は、基地局で決定したゲインファクタβc,βdによりゲイン調整されることになる。
【0041】
そして、ゲイン調整されたDPDCHの送信データとDPCCHの送信データがIQ多重されて上り回線信号として基地局に送信される。
【0042】
基地局では、上り回線信号に対して逆拡散処理を行って、PL部分(DPCCHにおけるPL部分)の逆拡散信号とデータ部分(DPDCH)の逆拡散信号を得る。まず、初回のパスサーチやチャネル推定においては、PL部分の逆拡散信号を用いて遅延プロファイル生成回路113で遅延プロファイルを生成し、この遅延プロファイルに基づいてパス選択回路104でパスの受信タイミングを選択する(パスサーチ)。
【0043】
選択された受信タイミングにおけるPL信号の逆拡散信号を用いてチャネル推定回路115でチャネル推定を行って、このチャネル推定結果を用いてRAKE合成回路でデータ部分の逆拡散信号をRAKE合成する。合成後の信号を復号化回路106で復号化して受信データを得ると共に、この復号化したデータに対して符号化回路116で再符号化を行って、複素共役回路117に出力する。複素共役回路117では、繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定のために、符号化されたデータの複素共役を乗算器107及び乗算器114に出力する。
【0044】
乗算器107では、データ部分の逆拡散信号に再符号化されたデータの複素共役が乗算され、擬似的なPL信号が得られる。このようにデータの複素共役を乗算することにより、再符号化したデータの直交変調成分が除去され、擬似的なPL信号として使用することが可能となる。ここで、図3を用いて、擬似的なPL信号とPL信号で加算PL信号を得る処理について説明する。
【0045】
上り回線信号では、PL部分(DPCCHのPL部分)とデータ部分(DPDCH)はコード多重(IQ多重)されている。すなわち、PL部分(DPCCHのPL部分)とデータ部分(DPDCH)は、異なる拡散コードで拡散変調処理された状態で多重されている。このため、PL信号は図3の(a)のようにQ軸上にマッピングされ、データ(擬似的PL信号)は図3の(b)のようにI軸上にマッピングされる。
【0046】
データ(擬似的PL信号)は、位相補正回路108で位相が90°シフトされるので、図3(c)のようにQ軸上に移動することになる。そして、乗算器109でPL信号にゲインファクタβcが乗算され、乗算器110でデータ(擬似的PL信号)にゲインファクタβdが乗算される。このゲインファクタβc,βdは、重み制御回路112により制御される。
【0047】
ゲインファクタは、基地局で決定し、通信端末に対してGパラメータとして通知しているので、重み制御回路112では、通信端末に対して通知したGパラメータに基づいてゲインファクタを制御する。この場合、重み制御回路112では、PL信号及び擬似的PL信号のそれぞれの1ビット当たりのエネルギーを考慮してゲインファクタを制御する。
【0048】
このようにゲインファクタが乗算されたPL信号とデータ(擬似的PL信号)は、加算器111で加算されて図3の(d)に示すように加算PL信号となる。この加算PL信号は、遅延プロファイル生成回路113に出力される。遅延プロファイル生成回路113では、加算PL信号を用いて図3の(e)のように遅延プロファイルを生成する。
【0049】
遅延プロファイルは、パス選択回路104に出力され、上述したようにしてパスサーチが行われ、選択された受信タイミングの情報がRAKE合成回路105及びチャネル推定回路115に出力される。
【0050】
一方、乗算器114では、データ部分の逆拡散信号に、再符号化されたデータの複素共役が乗算され、擬似的なPL信号が得られる。このようにデータの複素共役を乗算することにより、再符号化したデータの直交変調成分が除去され、擬似的なPL信号として使用することが可能となる。
【0051】
チャネル推定回路115では、擬似的なPL信号及びPL信号を用いてチャネル推定を行い、そのチャネル推定結果をRAKE合成回路105に出力する。RAKE合成回路105、復号化回路106、符号化回路116及び複素共役回路117での処理は上述した通りである。そして、複素共役回路117からの複素共役データは、再び乗算器107及び乗算器114に出力される。このようにして繰り返しパスサーと及び繰り返しチャネル推定を行って、パスサーチやチャネル推定の精度を高めて受信性能を向上させる。
【0052】
このように、本実施の形態によれば、送信電力比が互いに異なり、IQ多重(コード多重)されているDPCCH信号とDPDCH信号を位相回転補正して同相加算するので、単位時間当たりのサンプル数が多くなり、より短い時間で遅延プロファイルの平均化を行うことができる。さらに、送信電力比が異なるDPCCH信号とDPDCH信号を電力調整した後に同相加算(最大比合成)するので、同相加算後のSN比(Signal to Noise Ratio)をより向上させることができ、より精度良く繰り返しパスサーチを行うことが可能である。
【0053】
本実施の形態では、データ(擬似的PL信号)に対して位相補正を行った後にゲインファクタを乗算する場合について説明しているが、本発明においては、位相補正前にデータ(擬似的PL信号)にゲインファクタを乗算するようにしても良い。
【0054】
(実施の形態2)
本実施の形態では、繰り返しパスサーチ・繰り返しチャネル推定の繰り返し数に応じてDPCCHとDPDCHに対して重み付けを行う場合について説明する。
【0055】
図4は、本発明の実施の形態2に係る無線受信装置を備えた無線基地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図4において、図1と同じ部分については図1と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0056】
図4に示す無線基地局装置は、繰り返しパスサーチ・繰り返しチャネル推定の繰り返し数を計数する繰り返しカウンタ401を備えている。繰り返しカウンタ401では、複素共役回路117からの出力回数を計数し、その繰り返し数の情報を重み制御回路112に出力する。
【0057】
なお、繰り返し数の制御においては、CRC(Cyclic Redundancy Check)情報も用い、CRCがOKであれば、繰り返しを止めて繰り返し数の計数を停止するようにしても良い。
【0058】
重み制御回路112では、繰り返しパスサーチ・繰り返しチャネル推定の繰り返し数に基づいて、ゲインファクタβcとβdに所定の係数α1を乗算して乗算器109及び乗算器110に出力する。すなわち、PL信号には、乗算器109でβc×α2が乗算され、擬似的PL信号には、乗算器110でβd×αが乗算される。
【0059】
このα1,α2は、繰り返し数により適宜変更して設定される。例えば、繰り返し数が少ない場合には、擬似的PL信号の信頼性が低いと考えられるので、βdの重みを小さくし、βcの重みを大きくする。すなわち重み制御回路112では、α1を大きくし、α2を小さく設定し、このα1をβcに乗算して乗算器109に出力し、α2をβdに乗算して乗算器110に出力する。
【0060】
一方、繰り返し数が多い場合には、擬似的PL信号の信頼性が高いと考えられるので、βdの重みを大きくし、βcの重みを小さくする。すなわち重み制御回路112では、α1を小さくし、α2を大きく設定し、このα1をβcに乗算して乗算器109に出力し、α2をβdに乗算して乗算器110に出力する。
【0061】
このように、繰り返し数に応じて、すなわち擬似的PL信号の信頼性が高くなるにしたがって擬似的PL信号の重みを大きくするので、さらに精度良く繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定を行うことができ、受信性能をより向上させることができる。
【0062】
(実施の形態3)
本実施の形態では、受信品質に応じてDPCCHとDPDCHに対して重み付けを行う場合について説明する。ここでは、受信品質として、SIR(Signal to Interference Ratio)を用いる場合について説明するが受信品質としてSIR以外のパラメータを用いても良い。
【0063】
図5は、本発明の実施の形態3に係る無線受信装置を備えた無線基地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図5において、図1と同じ部分については図1と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0064】
図5に示す無線基地局装置は、受信品質であるSIRを測定するSIR測定回路501を備えている。SIR測定回路501では、逆拡散回路103から出力されたPL部分の逆拡散信号を用いてSIRを測定し、その測定結果を重み制御回路112に出力する。
【0065】
重み制御回路112では、SIRの測定結果に基づいて、ゲインファクタβcとβdに所定の係数α1を乗算して乗算器109及び乗算器110に出力する。すなわち、PL信号には、乗算器109でβc×α2が乗算され、擬似的PL信号には、乗算器110でβd×αが乗算される。
【0066】
このα1,α2は、SIR測定結果により適宜変更して設定される。例えば、SIR測定結果が悪い場合には、伝搬路状況が悪いと考えられ、擬似的PL信号の信頼性が低いと考えられるので、βdの重みを小さくし、βcの重みを大きくする。すなわち重み制御回路112では、α1を大きくし、α2を小さく設定し、このα1をβcに乗算して乗算器109に出力し、α2をβdに乗算して乗算器110に出力する。
【0067】
一方、SIR測定結果が良い場合には、伝搬路状況が良いと考えられ、擬似的PL信号の信頼性が高いと考えられるので、βdの重みを大きくし、βcの重みを小さくする。すなわち重み制御回路112では、α1を小さくし、α2を大きく設定し、このα1をβcに乗算して乗算器109に出力し、α2をβdに乗算して乗算器110に出力する。
【0068】
なお、SIRの良い悪いについては、例えばSIR測定結果に対してしきい値判定を行うことにより決定することができる。
【0069】
このように、受信品質に応じて、すなわち擬似的PL信号の信頼性が高くなるにしたがって擬似的PL信号の重みを大きくするので、さらに精度良く繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定を行うことができ、受信性能をより向上させることができる。
【0070】
(実施の形態4)
本実施の形態では、RAKE合成後の信号を硬判定し、その複素共役を用いて擬似的PL信号を生成して、繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定を行う場合について説明する。
【0071】
図6は、本発明の実施の形態4に係る無線受信装置を備えた無線基地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図6において、図1と同じ部分については図1と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0072】
図6に示す無線基地局装置は、RAKE合成回路105でRAKE合成されたデータを硬判定する硬判定回路601を備えている。硬判定回路601では、RAKE合成回路105でRAKE合成されたデータを硬判定し、この硬判定データを複素共役回路117に出力する。複素共役回路117では、硬判定データの複素共役を得て、この複素共役を乗算器107及び乗算器114に出力する。
【0073】
本実施の形態によれば、RAKE合成回路105の出力を復号化して再符号化せずに、RAKE合成回路105の出力を硬判定して、複素共役回路117に出力するので、復号化・再符号化する場合よりも処理を高速化することが可能となる。
【0074】
なお、本実施の形態において、硬判定するデータとしては、DPCCHのPL部分や、PL部分以外のデータなどを用いることができる。
【0075】
(実施の形態5)
本実施の形態では、DPDCHだけで遅延プロファイルを平均化し、DPCCHだけで遅延プロファイルを平均化し、DPDCHの遅延プロファイルを位相回転補正した後に同相加算して、繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定を行う場合について説明する。
【0076】
図7は、本発明の実施の形態5に係る無線受信装置を備えた無線基地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図7において、図1と同じ部分については図1と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0077】
図7に示す無線基地局装置においては、逆拡散回路103で得られた逆拡散信号は、パス選択のためにパス選択回路104に出力されると共に、DPCCH(PL)部分の逆拡散信号は、遅延プロファイル生成回路701に出力され、DPDCH(データ)部分の逆拡散信号は、乗算器107に出力される。
【0078】
乗算器107では、データ部分の逆拡散信号に、復号化されたデータを再度符号化したデータの複素共役値を乗算し、その乗算結果を擬似的なパイロット信号として遅延プロファイル生成回路702に出力する。
【0079】
遅延プロファイル生成回路701では、DPCCH信号のみで遅延プロファイルを生成してその遅延プロファイルを平均化し、この平均化した遅延プロファイル(図8(a)における上側の遅延プロファイル)を乗算器109に出力する。
【0080】
遅延プロファイル生成回路702では、DPDCH信号のみで遅延プロファイルを生成してその遅延プロファイルを平均化し、この平均化した遅延プロファイル(図8(a)における下側の遅延プロファイル)を位相補正回路108に出力する。位相補正回路108では、擬似的なパイロット信号の遅延プロファイルの位相を90°シフトさせ、シフト後の遅延プロファイルを乗算器110に出力する。
【0081】
乗算器110では、シフト後の遅延プロファイルにゲインファクタβdを乗算する。ゲインファクタβdを乗算した擬似的なパイロット信号の遅延プロファイルは、加算器111に出力される。乗算器109では、DPCCHの遅延プロファイルにゲインファクタβcを乗算する。ゲインファクタβcを乗算した遅延プロファイルは、加算器111に出力される。なお、ゲインファクタβc,βdは、重み制御回路112で制御される。
【0082】
加算器111では、乗算器109から出力された擬似的なPL信号の遅延プロファイルと乗算器110から出力されたDPCCHの遅延プロファイルとを加算し、加算後の加算遅延プロファイル(擬似的なPL信号の遅延プロファイルとPL信号の遅延プロファイルを加算したもの(図8(b)))をパワ算出回路703に出力する。パワ算出回路703では、加算された遅延プロファイルからパワ(I2+Q2)を算出し、その算出結果(パワ遅延プロファイル)をパス選択回路104に出力する。パス選択回路104では、パワ遅延プロファイルにおいて、所定のしきい値を超える所定数のパスを選択する。
【0083】
本実施の形態によれば、DPCCHのみを用いた遅延プロファイルとDPDCHのみを用いた遅延プロファイルを同相加算するので、逆拡散信号を同相加算する場合に比べてメモリ量は多くなるが演算量を少なくすることが可能となる。
【0084】
(実施の形態6)
上記実施の形態1から5においては、DPCCHとDPDCHとがIQ多重されている場合(上り回線信号)の受信(無線基地局受信)について説明したが、本実施の形態では、DPCCHとDPDCHが時間多重されている場合(下り回線信号)の受信(通信端末受信)について説明する。
【0085】
図9は、本発明の実施の形態6に係る無線受信装置を備えた通信端末装置の構成を示すブロック図である。図9に示す通信端末装置は、受信側の構成のみを記載しているが、この通信端末装置は送信側の構成も有している。
【0086】
無線基地局装置からの下り回線信号は、アンテナ901を介して無線受信回路902で受信される。無線受信回路902では、下り回線信号に対して所定の無線受信処理(例えば、ダウンコンバートやA/D変換など)を行い、無線受信処理後の信号を逆拡散回路903に出力する。
【0087】
逆拡散回路903では、無線受信処理された信号に対して、無線基地局で使用された拡散符号を用いて逆拡散処理を行いパス選択回路904に出力すると共に、乗算器907及び乗算器908に出力する。すなわち、逆拡散信号は、パス選択のためにパス選択回路904に出力される。また、DPCCHのパイロット(PL)部分(既知信号)の逆拡散信号は、乗算器908に出力され、DPDCH(データ)部分の逆拡散信号は、乗算器907に出力される。
【0088】
乗算器907では、データ部分の逆拡散信号に、復号化されたデータを再度符号化したデータの複素共役値を乗算し、その乗算結果を擬似的なPL信号として乗算器909に出力する。
【0089】
乗算器909では、擬似的なPL信号に対して、重み制御回路911で制御された重み係数を乗算し、その乗算結果を加算器910に出力する。乗算器908では、逆拡散回路903から出力されたPL信号に対して、重み制御回路911で制御された重み係数を乗算し、その乗算結果を加算器910に出力する。加算器910では、重み係数を乗算したPL信号と重み係数を乗算した擬似的なPL信号とを加算し、加算後の加算PL信号(擬似的なPL信号とPL信号を加算したもの)を遅延プロファイル生成回路912に出力する。
【0090】
遅延プロファイル生成回路912では、加算PL信号を用いて遅延プロファイルを生成する。この遅延プロファイルは、パス選択回路904に出力する。パス選択回路904では、遅延プロファイルにおいて、所定のしきい値を超える所定数のパス(受信タイミング)を選択する。この選択された受信タイミングにおける逆拡散信号は、RAKE合成部905に出力される。RAKE合成部905では、チャネル推定回路914から出力されたチャネル推定結果を用い、選択されたパスをRAKE合成して、合成後の信号を復号化回路906に出力する。
【0091】
パス選択回路904で選択された受信タイミングにおける逆拡散信号は、チャネル推定回路914にも出力される。乗算器913では、データ部分の逆拡散信号に、復号化されたデータを再度符号化したデータの複素共役値を乗算し、その乗算結果を擬似的なPL信号としてチャネル推定回路914に出力する。チャネル推定回路914では、擬似的なPL信号とPL信号を用いて、チャネル推定を行い、そのチャネル推定結果をRAKE合成回路905に出力する。
【0092】
復号化回路906では、RAKE合成後の信号を復号して受信データとして出力すると共に、符号化回路915に出力する。符号化回路915では、復号されたデータを再符号化して複素共役回路916に出力する。複素共役回路916では、再符号化されたデータの複素共役をとって、その複素共役値を乗算器914及び繰り返しカウンタ917に出力する。繰り返しカウンタ917では、複素共役回路916からの出力回数を計数し、その繰り返し数の情報を重み制御回路911に出力する。
【0093】
なお、繰り返し数の制御においては、CRC(Cyclic Redundancy Check)情報も用い、CRCがOKであれば、繰り返しを止めて繰り返し数の計数を停止するようにしても良い。
【0094】
次に、上記構成を有する無線受信装置を備えた通信端末の動作について説明する。
通信端末では、下り回線信号に対して逆拡散処理を行って、PL部分(DPCCHにおけるPL部分)の逆拡散信号とデータ部分(DPDCH)の逆拡散信号を得る。まず、初回のパスサーチやチャネル推定においては、PL部分の逆拡散信号を用いて遅延プロファイル生成回路912で遅延プロファイルを生成し、この遅延プロファイルに基づいてパス選択回路904でパスの受信タイミングを選択する(パスサーチ)。
【0095】
選択された受信タイミングにおけるPL信号の逆拡散信号を用いてチャネル推定回路913でチャネル推定を行って、このチャネル推定結果を用いてRAKE合成回路でデータ部分の逆拡散信号をRAKE合成する。合成後の信号を復号化回路906で復号化して受信データを得ると共に、この復号化したデータに対して符号化回路915で再符号化を行って、複素共役回路916に出力する。複素共役回路916では、繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定のために、符号化されたデータの複素共役を繰り返しカウンタ917及び乗算器916に出力する。
【0096】
乗算器907では、データ部分の逆拡散信号に再符号化されたデータの複素共役が乗算されて、擬似的なPL信号が得られる。このようにデータの複素共役を乗算することにより、再符号化したデータの直交変調成分が除去され、擬似的なPL信号として使用することが可能となる。
【0097】
下り回線信号では、PL部分(DPCCHのPL部分)とデータ部分(DPDCH)は多重(時間多重)されている。すなわち、PL部分(DPCCHのPL部分)とデータ部分(DPDCH)は、異なるタイミングで送信されるように多重されている。
【0098】
PL部分(DPCCHのPL部分)には、乗算器908において重み制御回路911で制御された重み係数が乗算され、データ部分(DPDCH)には、乗算器909において重み制御回路911で制御された重み係数が乗算される。重み制御回路911では、繰り返しカウンタ917の出力である繰り返し数に基づいて重み係数を制御する。
【0099】
具体的には、重み制御回路911では、繰り返し数が少ない場合には、擬似的PL信号の信頼性が低いと考えられるので、データ側の重みを小さくし、PL側の重みを大きくする。一方、繰り返し数が多い場合には、擬似的PL信号の信頼性が高いと考えられるので、データ側の重みを大きくする。
【0100】
重み係数が乗算された擬似的PL信号及びPL信号は、加算器910で加算されて加算PL信号となる。この加算PL信号は、遅延プロファイル生成回路912に出力される。遅延プロファイル生成回路912では、加算PL信号を用いて遅延プロファイルを生成する。
【0101】
遅延プロファイルは、パス選択回路904に出力され、上述したようにしてパスサーチが行われ、選択された受信タイミングの情報がRAKE合成回路905及びチャネル推定回路914に出力される。
【0102】
一方、乗算器907では、データ部分の逆拡散信号に、再符号化されたデータの複素共役が乗算され、擬似的なPL信号が得られる。このようにデータの複素共役を乗算することにより、再符号化したデータの直交変調成分が除去され、擬似的なPL信号として使用することが可能となる。
【0103】
チャネル推定回路914では、擬似的なPL信号及びPL信号を用いてチャネル推定を行い、そのチャネル推定結果をRAKE合成回路905に出力する。RAKE合成回路905、復号化回路906、符号化回路915及び複素共役回路916での処理は上述した通りである。そして、複素共役回路916からの複素共役は、乗算器907及び乗算器914に出力される。このようにして繰り返しパスサーと及び繰り返しチャネル推定を行って、パスサーチやチャネル推定の精度を高めて受信性能を向上させる。
【0104】
このように、本実施の形態によれば、繰り返し数に応じて、すなわち擬似的PL信号の信頼性が高くなるにしたがって擬似的PL信号の重みを大きくするので、さらに精度良く繰り返しパスサーチや繰り返しチャネル推定を行うことができ、受信性能をより向上させることができる。また、時間多重されているDPCCH信号とDPDCH信号を重み付けした後に同相加算するので、単位時間当たりのサンプル数が多くなり、より短い時間で遅延プロファイルの平均化を行うことができる。さらに、同相加算後のSN比(Signal to Noise Ratio)をより向上させることができ、より精度良く繰り返しパスサーチを行うことが可能である。
【0105】
本実施の形態では、時間多重されたデータ部分とPL部分とを用いて繰り返しパスサーチ及び繰り返しチャネル推定を行う場合について説明しているが、本実施の形態では、時間多重されたデータとPLを送信するチャネルとコード多重された下り共通パイロット信号も用いて繰り返しパスサーチ及び繰り返しチャネル推定を行っても良い。この場合、下り共通パイロット信号の送信電力は、時間多重されたデータとPLを送信するチャネルの送信電力と異なるため、繰り返し回数に加え、実施の形態1〜5のように、両者の送信電力比を考慮して重み係数を制御する。
【0106】
本発明は上記実施の形態1から6に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態1から6は、適宜組み合わせて実施することが可能である。
【0107】
上記実施の形態1から5では、DPDCH側に対して位相回転補正を行った後に同相加算する場合について説明しているが、本発明は、DPCCH側に対して位相回転補正を行った後に同相加算する場合にも適用することができる。
【0108】
なお、ゲインファクタβc,βdについては、送信側と受信側とで同じ値を用いる必要はなく、ゲインファクタβcとβdとの間の比が保たれていれば良い。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の無線受信装置及び無線受信方法は、既知信号とデータ信号から作成した擬似的既知信号を信号品質に応じた重み付けを行って同相加算できるため、同相加算後の信号品質を向上させることができ、より精度良く繰り返しパスサーチを行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線受信装置を備えた無線基地局装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の無線受信装置を備えた無線基地局装置と無線通信を行う通信端末装置の構成を示すブロック図
【図3】実施の形態1における遅延プロファイル生成を説明するための図
【図4】本発明の実施の形態2に係る無線受信装置を備えた無線基地局装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3に係る無線受信装置を備えた無線基地局装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4に係る無線受信装置を備えた無線基地局装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態5に係る無線受信装置を備えた無線基地局装置の構成を示すブロック図
【図8】実施の形態5における遅延プロファイル合成を説明するための図
【図9】本発明の実施の形態6に係る無線受信装置を備えた通信端末装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101,201,901 アンテナ
102,902 無線受信回路
103,903 逆拡散回路
104,904 パス選択回路
105,905 RAKE合成回路
106,906 復号化回路
108 位相補正回路
112,911 重み制御回路
113,701,702,912 遅延プロファイル生成回路
115,914 チャネル推定回路
116,915 符号化回路
117,916 複素共役回路
202 無線部
203 復調部
204 Gパラメータ制御部
207 多重部
208 変調部
401,917 繰り返しカウンタ
501 SIR測定回路
601 硬判定回路
703 パワ算出回路

Claims (8)

  1. 既知信号部分及びデータ部分を含む上り回線における受信信号のデータ部分を復号化した後のデータを符号化する符号化手段と、既知信号の位相と前記符号化されたデータを用いて生成された擬似的既知信号の位相とが等しくなるように前記既知信号の位相又は前記擬似的既知信号の位相を補正する位相補正手段と、前記擬似的既知信号と前記既知信号に対して、前記信号の信頼性に応じて適応的に重み付けを行う重み付け手段と、前記重み付け手段によって重み付けされた擬似的既知信号と既知信号を同相加算する同相加算手段と、同相加算された信号を用いて繰り返しパスサーチを行うパスサーチ手段と、を具備し、前記重み付け手段は、既知信号及び前記擬似的既知信号に対して、既知信号部分の送信電力とデータ部分の送信電力との比に応じて重み付けを行うことを特徴とする無線受信装置。
  2. 前記重み付け手段は、繰り返しパスサーチの繰り返し回数が大きくなるに従って、前記符号化されたデータを用いて生成された擬似的既知信号に対して、重み付けの値を大きくし、既知信号に対して重み付けの値を小さくして重み付けを行うことを特徴とする請求項1に記載の無線受信装置。
  3. 前記重み付け手段は、受信品質と所定の閾値との閾値判定の結果に応じて、既知信号及び前記符号化されたデータを用いて生成された擬似的既知信号に対して重み付けを行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の無線受信装置。
  4. 既知信号部分及びデータ部分を含む上り回線における受信信号のデータ部分を硬判定する硬判定手段と、既知信号の位相と前記硬判定されたデータを用いて生成された擬似的既知信号の位相とが等しくなるように前記既知信号の位相又は前記擬似的既知信号の位相を補正する位相補正手段と、前記擬似的既知信号と前記既知信号に対して、前記信号の信頼性に応じて適応的に重み付けを行う重み付け手段と、前記重み付け手段によって重み付けされた擬似的既知信号と既知信号を同相加算する同相加算手段と、同相加算された信号を用いて繰り返しパスサーチを行うパスサーチ手段と、を具備し、前記重み付け手段は、既知信号及び前記擬似的既知信号に対して、既知信号部分の送信電力とデータ部分 の送信電力との比に応じて重み付けを行うことを特徴とする無線受信装置。
  5. パスサーチにより得られた受信タイミングに基づいて、擬似的既知信号と既知信号を用いてチャネル推定を行うチャネル推定手段を具備することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線受信装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の無線受信装置を備えたことを特徴とする無線基地局装置。
  7. 既知信号部分及びデータ部分を含む上り回線における受信信号のデータ部分を復号化した後のデータを符号化する符号化工程と、既知信号の位相と前記符号化されたデータを用いて生成された擬似的既知信号の位相とが等しくなるように前記既知信号の位相又は前記擬似的既知信号の位相を補正する位相補正工程と、前記擬似的既知信号と前記既知信号に対して、前記信号の信頼性に応じて適応的に重み付けを行う重み付け工程と、前記重み付け工程によって重み付けされた擬似的既知信号と既知信号を同相加算する同相加算工程と、同相加算された信号を用いて繰り返しパスサーチを行うパスサーチ工程と、を具備し、前記重み付け工程は、既知信号及び前記擬似的既知信号に対して、既知信号部分の送信電力とデータ部分の送信電力との比に応じて重み付けを行うことを特徴とする無線受信方法。
  8. 既知信号部分及びデータ部分を含む上り回線における受信信号のデータ部分を硬判定する硬判定工程と、既知信号の位相と前記硬判定されたデータを用いて生成された擬似的既知信号の位相とが等しくなるように前記既知信号の位相又は前記擬似的既知信号の位相を補正する位相補正工程と、前記擬似的既知信号と前記既知信号に対して、前記信号の信頼性に応じて適応的に重み付けを行う重み付け工程と、前記重み付け工程によって重み付けされた擬似的既知信号と既知信号を同相加算する同相加算工程と、同相加算された信号を用いて繰り返しパスサーチを行うパスサーチ工程と、を具備し、前記重み付け工程は、既知信号及び前記擬似的既知信号に対して、既知信号部分の送信電力とデータ部分の送信電力との比に応じて重み付けを行う重み付けを行うことを特徴とする無線受信方法。
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