JP2894340B1 - スペクトラム拡散通信方式 - Google Patents
スペクトラム拡散通信方式Info
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- H04B1/69—Spread spectrum techniques
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- H04B1/7097—Interference-related aspects
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- H04B1/7115—Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers
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- H04B2201/707—Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 異なる拡散符号を各移動局別に割り当てて無
線基地局にアクセスする通信を行う場合、無線基地局に
おいて各移動局のバースト信号の初期同期を行うための
拡散符号発生器と同期補足用相関器（サーチャー）が必
要になり、回路規模が大きくなるという問題がある。ま
た、バースト送信を行う移動局が共通の拡散符号を用い
る場合は、移動局相互の干渉が大きくなりパス検出能力
が劣化し、ＲＡＫＥ合成を実現できないという問題があ
る。 【解決手段】 バースト通信専用の限られた拡散符号を
用い、更に直交性を持ったパイロット（ＰＬ）信号のパ
ターンを移動局に割り当て、ＰＬサーチャー部で相関成
分をＰＬ同相加算により求めることにより、ＰＬ信号パ
ターン毎にパスを分類できるように構成する。ＰＬ信号
パターン毎のパスを相関レベルの大きい順に受信信号に
対する相関成分を求め、ＰＬ信号パターン毎のパスの出
力相関成分をＰＬ ＲＡＫＥ合成部でレイク合成する。
線基地局にアクセスする通信を行う場合、無線基地局に
おいて各移動局のバースト信号の初期同期を行うための
拡散符号発生器と同期補足用相関器（サーチャー）が必
要になり、回路規模が大きくなるという問題がある。ま
た、バースト送信を行う移動局が共通の拡散符号を用い
る場合は、移動局相互の干渉が大きくなりパス検出能力
が劣化し、ＲＡＫＥ合成を実現できないという問題があ
る。 【解決手段】 バースト通信専用の限られた拡散符号を
用い、更に直交性を持ったパイロット（ＰＬ）信号のパ
ターンを移動局に割り当て、ＰＬサーチャー部で相関成
分をＰＬ同相加算により求めることにより、ＰＬ信号パ
ターン毎にパスを分類できるように構成する。ＰＬ信号
パターン毎のパスを相関レベルの大きい順に受信信号に
対する相関成分を求め、ＰＬ信号パターン毎のパスの出
力相関成分をＰＬ ＲＡＫＥ合成部でレイク合成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトラム拡散
通信方式（又は、ＣＤＭＡ：Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏ
ｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、符号分割多元ア
クセス通信方式）に関し、特に、複数の移動局が同一の
拡散符号を用いて同時に無線基地局にアクセス要求する
ようなランダムなバースト信号の受信に適したスペクト
ラム拡散通信方式に関するものである。
通信方式（又は、ＣＤＭＡ：Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏ
ｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、符号分割多元ア
クセス通信方式）に関し、特に、複数の移動局が同一の
拡散符号を用いて同時に無線基地局にアクセス要求する
ようなランダムなバースト信号の受信に適したスペクト
ラム拡散通信方式に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のスペクトラム拡散通信方
式を用いた移動通信システムにおいてパケットデータに
よるランダムアクセスを可能にする受信方式として、た
とえば特開平５−２２７１２４号公報に「符号分割多元
アクセス通信方式」として開示されている技術がある。
式を用いた移動通信システムにおいてパケットデータに
よるランダムアクセスを可能にする受信方式として、た
とえば特開平５−２２７１２４号公報に「符号分割多元
アクセス通信方式」として開示されている技術がある。
【０００３】図８は、この「符号分割多元アクセス通信
方式」に開示された受信方式の一例を示すブロック図で
ある。
方式」に開示された受信方式の一例を示すブロック図で
ある。
【０００４】１つの無線基地局３００と複数の移動局２
００とを備え、無線基地局３００と各移動局２００との
通信にはそれぞれ拡散符号が割り当てられ、双方向の通
信を行う。無線基地局３００は、短周期符号Ｐにより拡
散されたパイロット信号と、短周期符号の１周期を１ビ
ットとし、各移動局２００に対応する長周期符号Ａ，
Ｃ，Ｅにより拡散された情報伝達用信号とを合成して出
力し、また、各移動局２００に対応する受信用長周期符
号Ｂ，Ｄ，Ｆを用いて受信した情報伝達用信号を逆拡散
する。各移動局２００は割り当てられた受信用の長周期
符号Ａ，Ｃ，Ｅを用いて受信した情報伝達用信号を逆拡
散し、送信用の長周期符号Ｂ，Ｄ，Ｆを用いて情報伝達
用信号を拡散して出力する。
００とを備え、無線基地局３００と各移動局２００との
通信にはそれぞれ拡散符号が割り当てられ、双方向の通
信を行う。無線基地局３００は、短周期符号Ｐにより拡
散されたパイロット信号と、短周期符号の１周期を１ビ
ットとし、各移動局２００に対応する長周期符号Ａ，
Ｃ，Ｅにより拡散された情報伝達用信号とを合成して出
力し、また、各移動局２００に対応する受信用長周期符
号Ｂ，Ｄ，Ｆを用いて受信した情報伝達用信号を逆拡散
する。各移動局２００は割り当てられた受信用の長周期
符号Ａ，Ｃ，Ｅを用いて受信した情報伝達用信号を逆拡
散し、送信用の長周期符号Ｂ，Ｄ，Ｆを用いて情報伝達
用信号を拡散して出力する。
【０００５】このような構成において、短周期符号Ｐと
長周期符号Ａ〜Ｆとの発生タイミングの同期をとり、更
に、パイロット信号には、長周期符号のどのビット位置
に対応したパイロット信号の発生であるかを示すタイム
マークを含めることにより長周期符号をグループ分けし
て多数の移動局に割り当てることが可能となる。
長周期符号Ａ〜Ｆとの発生タイミングの同期をとり、更
に、パイロット信号には、長周期符号のどのビット位置
に対応したパイロット信号の発生であるかを示すタイム
マークを含めることにより長周期符号をグループ分けし
て多数の移動局に割り当てることが可能となる。
【０００６】また、短周期符号のパイロット信号ですば
やく同期をとり、パイロット信号に含まれているタイム
マークで長周期符号の対応するグループ部分の同期をと
ることができるので長周期符号の同期もすばやく容易に
行うことができるので、ランダムアクセス性を保ちなが
ら多数の移動局に各々独自の符号を割り当てることを可
能とする符号分割多元アクセス通信方式を提供すること
ができるという技術である。
やく同期をとり、パイロット信号に含まれているタイム
マークで長周期符号の対応するグループ部分の同期をと
ることができるので長周期符号の同期もすばやく容易に
行うことができるので、ランダムアクセス性を保ちなが
ら多数の移動局に各々独自の符号を割り当てることを可
能とする符号分割多元アクセス通信方式を提供すること
ができるという技術である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような、
特開平５−２２７１２４号公報に開示されている技術に
おいては、パイロット信号と情報伝達用信号との間で同
期をとり、タイムマークの挿／抜、タイムマークに合致
した部分符号の発生、といったような特殊な制御を必要
として、それだけ回路規模が大きくなり、複雑になると
いう問題があった。
特開平５−２２７１２４号公報に開示されている技術に
おいては、パイロット信号と情報伝達用信号との間で同
期をとり、タイムマークの挿／抜、タイムマークに合致
した部分符号の発生、といったような特殊な制御を必要
として、それだけ回路規模が大きくなり、複雑になると
いう問題があった。
【０００８】また、その他の従来の技術においては、複
数の移動機が共通の拡散符号を用いて同時に無線基地局
にアクセス要求をするようなバースト信号の受信に際し
ては、同一の拡散符号を複数の移動局が送信することよ
り、それぞれの信号が干渉し合うためと、さらに、その
ようなバースト通信に対しては、スペクトラム拡散通信
では必須な技術である送信電力制御を厳密に行うことが
難しいために、無線基地局が受信するレベルの分散が大
きくなり、パスを検出する際に用いる遅延プロファイル
が乱れるためにパス検出能力が劣化するという問題があ
った。さらには、初期同期用相関器（サーチャー）で各
移動局からのバースト信号を補足しても、各パスの移動
局を容易に識別できないため、スペクトラム拡散通信特
有の通信品質を著しく改善するための技術であるＲＡＫ
Ｅ合成を最適に実現できないという問題もあった。
数の移動機が共通の拡散符号を用いて同時に無線基地局
にアクセス要求をするようなバースト信号の受信に際し
ては、同一の拡散符号を複数の移動局が送信することよ
り、それぞれの信号が干渉し合うためと、さらに、その
ようなバースト通信に対しては、スペクトラム拡散通信
では必須な技術である送信電力制御を厳密に行うことが
難しいために、無線基地局が受信するレベルの分散が大
きくなり、パスを検出する際に用いる遅延プロファイル
が乱れるためにパス検出能力が劣化するという問題があ
った。さらには、初期同期用相関器（サーチャー）で各
移動局からのバースト信号を補足しても、各パスの移動
局を容易に識別できないため、スペクトラム拡散通信特
有の通信品質を著しく改善するための技術であるＲＡＫ
Ｅ合成を最適に実現できないという問題もあった。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスペクトラ
ム拡散通信方式は、多数の移動局が同一の拡散符号を用
いてバースト信号による無線基地局へのアクセスを行っ
たとしても、各信号を精度良く受信でき、かつ、マルチ
パスを識別してＲＡＫＥ（レイク）合成が可能で通信品
質の改善が可能なスペクトラム拡散通信方式を提供する
ものである。
ム拡散通信方式は、多数の移動局が同一の拡散符号を用
いてバースト信号による無線基地局へのアクセスを行っ
たとしても、各信号を精度良く受信でき、かつ、マルチ
パスを識別してＲＡＫＥ（レイク）合成が可能で通信品
質の改善が可能なスペクトラム拡散通信方式を提供する
ものである。
【００１０】本発明に係るスペクトラム拡散通信方式
は、複数の移動局が同一の周波数および同一の拡散符号
を用いて無線基地局にランダムにアクセスするスペクト
ラム拡散通信方式において、移動局には、各移動局ごと
に割り当てられ、符号列の異なるパイロットパターンを
送信データに付加した送信情報を、拡散符号でスペクト
ラム拡散して送信する手段を備える。そして、無線基地
局は、パイロットパターンサーチ手段と、相関手段と、
パイロットパターンレイク合成手段とを含むことを特徴
とする。
は、複数の移動局が同一の周波数および同一の拡散符号
を用いて無線基地局にランダムにアクセスするスペクト
ラム拡散通信方式において、移動局には、各移動局ごと
に割り当てられ、符号列の異なるパイロットパターンを
送信データに付加した送信情報を、拡散符号でスペクト
ラム拡散して送信する手段を備える。そして、無線基地
局は、パイロットパターンサーチ手段と、相関手段と、
パイロットパターンレイク合成手段とを含むことを特徴
とする。
【００１１】パイロットパターンサーチ手段は、パイロ
ットパターン毎に備えられ、対応するパイロットパター
ンの符号列と拡散符号でサーチ範囲のパイロットパター
ン成分同相加算を行って相関成分を求めてパイロットパ
ターン毎のパスの検出を行う手段である。
ットパターン毎に備えられ、対応するパイロットパター
ンの符号列と拡散符号でサーチ範囲のパイロットパター
ン成分同相加算を行って相関成分を求めてパイロットパ
ターン毎のパスの検出を行う手段である。
【００１２】相関手段は、パイロットパターンサーチ手
段が検出したパスに対応した受信信号の相関成分を得る
手段である。
段が検出したパスに対応した受信信号の相関成分を得る
手段である。
【００１３】そして、パイロットパターンレイク合成手
段は、この相関手段が出力する相関成分を同一パイロッ
トパターン毎のパスに対応する出力をまとめて合成出力
する手段である。
段は、この相関手段が出力する相関成分を同一パイロッ
トパターン毎のパスに対応する出力をまとめて合成出力
する手段である。
【００１４】前記の移動局が送信する送信データには、
移動局の識別情報を含み、前記の無線基地局は、パイロ
ットパターンレイク合成手段が出力する信号を復号して
当該信号に含まれる移動局識別情報を抽出して当該信号
の発信元移動局を特定する手段をさらに含むことを特徴
とする。
移動局の識別情報を含み、前記の無線基地局は、パイロ
ットパターンレイク合成手段が出力する信号を復号して
当該信号に含まれる移動局識別情報を抽出して当該信号
の発信元移動局を特定する手段をさらに含むことを特徴
とする。
【００１５】また、本発明に係るスペクトラム拡散通信
方式は、移動局は、各移動局ごとに割り当てられ、符号
列の異なるパイロットパターンを当該移動局の識別情報
を含む送信データに付加した送信情報を、拡散符号でス
ペクトラム拡散して送信する手段を備えている。そし
て、無線基地局は、パイロットパターンサーチ手段と、
複数の相関手段と、パイロットパターンレイク合成手段
と、パス制御手段と、復号手段とを含むことを特徴とす
る。
方式は、移動局は、各移動局ごとに割り当てられ、符号
列の異なるパイロットパターンを当該移動局の識別情報
を含む送信データに付加した送信情報を、拡散符号でス
ペクトラム拡散して送信する手段を備えている。そし
て、無線基地局は、パイロットパターンサーチ手段と、
複数の相関手段と、パイロットパターンレイク合成手段
と、パス制御手段と、復号手段とを含むことを特徴とす
る。
【００１６】パイロットパターンサーチ手段は、パイロ
ットパターン毎に備えられ、対応するパイロットパター
ンの符号列と拡散符号でサーチ範囲のパイロットパター
ン成分同相加算を行って相関成分を求めてパイロットパ
ターン毎のパスの検出を行う手段である。
ットパターン毎に備えられ、対応するパイロットパター
ンの符号列と拡散符号でサーチ範囲のパイロットパター
ン成分同相加算を行って相関成分を求めてパイロットパ
ターン毎のパスの検出を行う手段である。
【００１７】相関手段は、指示されたパスを追随して当
該追随パスの受信信号の相関成分を得る手段である。
該追随パスの受信信号の相関成分を得る手段である。
【００１８】パイロットパターンレイク合成手段は、パ
イロットパターン毎に備えられ、対応するパイロットパ
ターンの信号のレイク合成を行う手段である。
イロットパターン毎に備えられ、対応するパイロットパ
ターンの信号のレイク合成を行う手段である。
【００１９】パス制御手段は、パイロットパターンサー
チ手段が検出したパスの相関レベル値が大きい順に予め
定めた数のパスを選択して、個々のパスを追随するよう
に複数の相関手段にパス情報を指示し、複数の相関手段
が出力する相関成分を同一パイロットパターン毎のパス
に対応する出力をまとめてパイロットパターンレイク合
成手段に入力する制御手段である。
チ手段が検出したパスの相関レベル値が大きい順に予め
定めた数のパスを選択して、個々のパスを追随するよう
に複数の相関手段にパス情報を指示し、複数の相関手段
が出力する相関成分を同一パイロットパターン毎のパス
に対応する出力をまとめてパイロットパターンレイク合
成手段に入力する制御手段である。
【００２０】そして、復号手段は、パイロットパターン
レイク合成手段毎に備えられ、対応するパイロットパタ
ーンレイク合成手段が出力する信号を復号し、当該復号
信号に含まれる移動局識別情報を抽出して当該信号の発
信元移動局を特定する。
レイク合成手段毎に備えられ、対応するパイロットパタ
ーンレイク合成手段が出力する信号を復号し、当該復号
信号に含まれる移動局識別情報を抽出して当該信号の発
信元移動局を特定する。
【００２１】また、本発明のスペクトラム拡散通信方式
の他の形態としては、前記のパイロットパターンサーチ
手段の代わりに、サーチ手段とパイロットパターン検出
手段を備えるものもある。
の他の形態としては、前記のパイロットパターンサーチ
手段の代わりに、サーチ手段とパイロットパターン検出
手段を備えるものもある。
【００２２】サーチ手段は、拡散符号でサーチ範囲の受
信信号の相関成分を計算して受信信号のパス候補を検出
し、パイロットパターン検出手段は、サーチ手段が検出
したパス候補の個々のパイロットパターンに対して対応
するパイロットパターンの符号列との同相加算を行って
パイロットパターンの種類を特定する手段である。
信信号の相関成分を計算して受信信号のパス候補を検出
し、パイロットパターン検出手段は、サーチ手段が検出
したパス候補の個々のパイロットパターンに対して対応
するパイロットパターンの符号列との同相加算を行って
パイロットパターンの種類を特定する手段である。
【００２３】そして、サーチ手段が検出してパイロット
パターン検出手段がパイロットパターンの種類を検出し
たパスに対応した受信信号の相関成分を得る相関手段
と、この相関手段が出力する相関成分を同一パイロット
パターン毎のパスに対応する出力をまとめて合成出力す
るパイロットパターンレイク合成手段とを含むことを特
徴とする。
パターン検出手段がパイロットパターンの種類を検出し
たパスに対応した受信信号の相関成分を得る相関手段
と、この相関手段が出力する相関成分を同一パイロット
パターン毎のパスに対応する出力をまとめて合成出力す
るパイロットパターンレイク合成手段とを含むことを特
徴とする。
【００２４】本発明に係るスペクトラム拡散通信方式
は、このようにパイロットパターンにより各移動局を分
類できるようにしており、パイロットパターンを検出、
識別することにより各移動局からの信号を特定すること
ができる。それによりマルチパスの検出、ひいては、通
信品質を大幅に改善するＲＡＫＥ合成が可能になる。
は、このようにパイロットパターンにより各移動局を分
類できるようにしており、パイロットパターンを検出、
識別することにより各移動局からの信号を特定すること
ができる。それによりマルチパスの検出、ひいては、通
信品質を大幅に改善するＲＡＫＥ合成が可能になる。
【００２５】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【００２６】図１は、本発明に係るスペクトラム拡散通
信方式の前提となる移動通信網の形態を説明するブロッ
ク図である。
信方式の前提となる移動通信網の形態を説明するブロッ
ク図である。
【００２７】同図において、当該移動通信網は、既存の
有線通信網である公衆回線網とは移動通信システム制御
部および交換機１００を介して接続され、この移動通信
システム制御部および交換機１００により当該移動通信
網内および公衆回線網間での通信の処理を行う。なお、
移動通信システム制御部および交換機１００は、移動通
信用交換機と、当該移動通信網を構成する複数の無線基
地局３００を制御する制御装置とを総称した位置付けの
装置である。
有線通信網である公衆回線網とは移動通信システム制御
部および交換機１００を介して接続され、この移動通信
システム制御部および交換機１００により当該移動通信
網内および公衆回線網間での通信の処理を行う。なお、
移動通信システム制御部および交換機１００は、移動通
信用交換機と、当該移動通信網を構成する複数の無線基
地局３００を制御する制御装置とを総称した位置付けの
装置である。
【００２８】無線基地局３００は、この無線基地局３０
０が送受する電波により複数の移動局２００に対する移
動通信サービスを提供する無線ゾーンを形成する。
０が送受する電波により複数の移動局２００に対する移
動通信サービスを提供する無線ゾーンを形成する。
【００２９】この無線基地局３００と移動局２００との
間では、いわゆる、ＣＤＭＡ（Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉ
ｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ：符号分割多元
アクセス）方式またはスペクトラム拡散通信方式と称さ
れる、割り当てられた拡散符号で送信すべき信号を拡散
して同一の周波数の電波により送信し、受信側では同一
の拡散符号を用いて逆拡散して信号を抽出することによ
り通信を行う通信方式が用いられている。
間では、いわゆる、ＣＤＭＡ（Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉ
ｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ：符号分割多元
アクセス）方式またはスペクトラム拡散通信方式と称さ
れる、割り当てられた拡散符号で送信すべき信号を拡散
して同一の周波数の電波により送信し、受信側では同一
の拡散符号を用いて逆拡散して信号を抽出することによ
り通信を行う通信方式が用いられている。
【００３０】本発明に係るスペクトラム拡散通信方式
は、複数の移動局２００が発呼要求とかデータパケット
をランダムにバースト状に送信して無線基地局３００に
アクセスする、バースト信号の受信に特に効果を発揮す
るスペクトラム拡散通信方式である。
は、複数の移動局２００が発呼要求とかデータパケット
をランダムにバースト状に送信して無線基地局３００に
アクセスする、バースト信号の受信に特に効果を発揮す
るスペクトラム拡散通信方式である。
【００３１】通常のスペクトラム拡散通信においては、
移動局２００からの発呼要求が受付けられて相手側との
通信が開始された後の通信のように、専用のトラフィッ
クチャネルを用いた通信として個々の拡散符号が割り当
てられて他の通信との直交性が保たれる。しかし、本願
発明が扱う受信方式は、同一の拡散符号によりランダム
にアクセスされるバースト信号を受信するバースト信号
の受信方式を実現するものである。
移動局２００からの発呼要求が受付けられて相手側との
通信が開始された後の通信のように、専用のトラフィッ
クチャネルを用いた通信として個々の拡散符号が割り当
てられて他の通信との直交性が保たれる。しかし、本願
発明が扱う受信方式は、同一の拡散符号によりランダム
にアクセスされるバースト信号を受信するバースト信号
の受信方式を実現するものである。
【００３２】本願発明の特徴とするところは、各移動局
に対してパイロット（ＰＬ）信号を割り当てることにあ
る。このＰＬ信号は、ゴールド符号やウオルッシュ符号
のような直交性のあるショートコードを複数のパターン
シンボルで識別させ得るようにし、複数の移動局２００
に割り当て登録しておく、例えば、このＰＬ信号のパタ
ーン数が８であった場合、各移動機が有する移動機の識
別番号に従ってＰＬパターン（０）〜ＰＬパターン
（７）を順次繰り返し割り当てる。そして、各移動局は
バースト信号の送信に際しては、この割り当てられたＰ
Ｌパターンを付加する。
に対してパイロット（ＰＬ）信号を割り当てることにあ
る。このＰＬ信号は、ゴールド符号やウオルッシュ符号
のような直交性のあるショートコードを複数のパターン
シンボルで識別させ得るようにし、複数の移動局２００
に割り当て登録しておく、例えば、このＰＬ信号のパタ
ーン数が８であった場合、各移動機が有する移動機の識
別番号に従ってＰＬパターン（０）〜ＰＬパターン
（７）を順次繰り返し割り当てる。そして、各移動局は
バースト信号の送信に際しては、この割り当てられたＰ
Ｌパターンを付加する。
【００３３】図２は、本発明に係る受信方式で用いられ
る移動局２００のバースト信号の送信に係わる部分を抜
書きしたブロック構成図である。
る移動局２００のバースト信号の送信に係わる部分を抜
書きしたブロック構成図である。
【００３４】移動局２００は、発呼要求やデータパケッ
トのランダムアクセスに際して、制御部２５０の制御に
より上述したＰＬパターン、当該移動局の識別番号を含
む移動局識別子および送信データを符号化部４０で符号
化する。符号化された送信情報は、符号拡散部２３０で
拡散処理される。このとき用いられる拡散符号は、当該
移動局がこの無線基地局の無線ゾーンに入ってきたとき
に無線基地局からの報知チャネルにより通知されている
バースト送信用の拡散符号であり、少ない場合は一種
類、多くても３、４種類程度しか用意されていない。制
御部２５０は、当該送信がバースト送信であることよ
り、予め通知されているバースト送信用の拡散符号を符
号拡散部２３０に供給するように制御する。符号拡散部
２３０でスペクトラム拡散された送信情報はＤＡ変換部
２２０でディジタル（Ｄ）／アナログ（Ａ）変換されて
送信機２１０により電波として出力される。
トのランダムアクセスに際して、制御部２５０の制御に
より上述したＰＬパターン、当該移動局の識別番号を含
む移動局識別子および送信データを符号化部４０で符号
化する。符号化された送信情報は、符号拡散部２３０で
拡散処理される。このとき用いられる拡散符号は、当該
移動局がこの無線基地局の無線ゾーンに入ってきたとき
に無線基地局からの報知チャネルにより通知されている
バースト送信用の拡散符号であり、少ない場合は一種
類、多くても３、４種類程度しか用意されていない。制
御部２５０は、当該送信がバースト送信であることよ
り、予め通知されているバースト送信用の拡散符号を符
号拡散部２３０に供給するように制御する。符号拡散部
２３０でスペクトラム拡散された送信情報はＤＡ変換部
２２０でディジタル（Ｄ）／アナログ（Ａ）変換されて
送信機２１０により電波として出力される。
【００３５】このようにして出力された送信信号の送信
フレームの一例を図３に示す。また、ＰＬパターンの一
例について図４に示す。
フレームの一例を図３に示す。また、ＰＬパターンの一
例について図４に示す。
【００３６】次に、本発明に係る通信方式を備えた無線
基地局の構成を図５により説明する。
基地局の構成を図５により説明する。
【００３７】図５は、本発明に係る通信方式を適用した
無線基地局の受信系に関する部分の構成を示すブロック
構成図である。複数の移動局２００−１〜Ｉはそれぞれ
ＰＬパターンとしてＰＬ１〜ＰＬＮを含むバースト信号
をバースト信号用の拡散符号でスペクトラム拡散した信
号で無線基地局３００にアクセスする。
無線基地局の受信系に関する部分の構成を示すブロック
構成図である。複数の移動局２００−１〜Ｉはそれぞれ
ＰＬパターンとしてＰＬ１〜ＰＬＮを含むバースト信号
をバースト信号用の拡散符号でスペクトラム拡散した信
号で無線基地局３００にアクセスする。
【００３８】無線基地局３００では、アンテナ３１０で
信号を受信し、ＡＤ変換部３２０で受信信号をアナログ
／ディジタル変換し、拡散符号復号部で逆拡散して信号
データを取り出す構成となっている。拡散符号復号部
は、バースト信号用の拡散符号に対応して複数の拡散符
号復号部４００−１〜Ｈが設けられている。
信号を受信し、ＡＤ変換部３２０で受信信号をアナログ
／ディジタル変換し、拡散符号復号部で逆拡散して信号
データを取り出す構成となっている。拡散符号復号部
は、バースト信号用の拡散符号に対応して複数の拡散符
号復号部４００−１〜Ｈが設けられている。
【００３９】一例として、拡散符号Ａを用いたバースト
信号の復号部（拡散符号Ａ復号部４００−１）の詳細構
成を説明する。
信号の復号部（拡散符号Ａ復号部４００−１）の詳細構
成を説明する。
【００４０】まず、逆拡散するための拡散符号Ａを生成
する拡散符号生成部４１０を備えている。
する拡散符号生成部４１０を備えている。
【００４１】そして、本発明の特徴とするところは、シ
ステムとして予め準備されている前述したＰＬパターン
の種類に対応して、ＰＬサーチャー部４２０−１〜Ｎ、
ＰＬＲＡＫＥ合成部４６０−１〜ＮおよびＰＬデータ復
号部４７０−１〜Ｎを備えていることにある。
ステムとして予め準備されている前述したＰＬパターン
の種類に対応して、ＰＬサーチャー部４２０−１〜Ｎ、
ＰＬＲＡＫＥ合成部４６０−１〜ＮおよびＰＬデータ復
号部４７０−１〜Ｎを備えていることにある。
【００４２】ＰＬサーチャー部４２０−１〜Ｎは、拡散
符号生成部４１０が出力する拡散符号Ａと移動局から受
信してディジタル変換されたバースト信号を入力し、拡
散符号Ａと各ＰＬパターンの符号列を用いて後述するＰ
Ｌ成分同相加算によりサーチ範囲の相関成分（ＰＬ毎プ
ロファイル）を求めて受信バースト信号のＰＬパターン
毎のマルチパスの検出を行う機能を備えている。そし
て、ＰＬ ＲＡＫＥ合成部４６０−１〜Ｎは、各ＰＬパ
ターン毎のマルチパスに対する相関成分をＲＡＫＥ合成
して出力し、ＰＬデータ復号部４７０−１〜Ｎは、ＲＡ
ＫＥ合成出力された各ＰＬパターンに対応する信号を復
号し、復号した信号に含まれている移動局識別子を抽出
して移動局識別番号を特定してデータを出力する機能を
備えている。
符号生成部４１０が出力する拡散符号Ａと移動局から受
信してディジタル変換されたバースト信号を入力し、拡
散符号Ａと各ＰＬパターンの符号列を用いて後述するＰ
Ｌ成分同相加算によりサーチ範囲の相関成分（ＰＬ毎プ
ロファイル）を求めて受信バースト信号のＰＬパターン
毎のマルチパスの検出を行う機能を備えている。そし
て、ＰＬ ＲＡＫＥ合成部４６０−１〜Ｎは、各ＰＬパ
ターン毎のマルチパスに対する相関成分をＲＡＫＥ合成
して出力し、ＰＬデータ復号部４７０−１〜Ｎは、ＲＡ
ＫＥ合成出力された各ＰＬパターンに対応する信号を復
号し、復号した信号に含まれている移動局識別子を抽出
して移動局識別番号を特定してデータを出力する機能を
備えている。
【００４３】その他の構成要素として、拡散符号生成部
４１０が出力する拡散符号Ａと移動局から受信してディ
ジタル変換されたバースト信号を入力して、指示された
パスに対する追随処理（トラッキング：移動局の位置変
化により移動局と無線基地局との間での信号の伝播遅延
が変化することにより発生する受信パスタイミングの微
少変化を追随する処理）を行う複数のトラッキング部４
４０−１〜Ｍ、同じく拡散符号生成部４１０が出力する
拡散符号Ａと移動局から受信してディジタル変換された
バースト信号を入力し、対応するトラッキング部の出力
に従って入力信号の相関成分を得る相関器４５０−１〜
Ｍ、および後述する制御を行うパス制御部４３０を備え
ている。
４１０が出力する拡散符号Ａと移動局から受信してディ
ジタル変換されたバースト信号を入力して、指示された
パスに対する追随処理（トラッキング：移動局の位置変
化により移動局と無線基地局との間での信号の伝播遅延
が変化することにより発生する受信パスタイミングの微
少変化を追随する処理）を行う複数のトラッキング部４
４０−１〜Ｍ、同じく拡散符号生成部４１０が出力する
拡散符号Ａと移動局から受信してディジタル変換された
バースト信号を入力し、対応するトラッキング部の出力
に従って入力信号の相関成分を得る相関器４５０−１〜
Ｍ、および後述する制御を行うパス制御部４３０を備え
ている。
【００４４】パス制御部４３０は、ＰＬサーチャー部４
２０−１〜Ｎが出力するパス情報を入力し、追随処理す
べきパスを決定してトラッキング部４４０−１〜Ｍに指
示する。また、パス制御部４３０は、トラッキング部に
指示したパス情報との対応より、同一のＰＬパターンに
属するパスの信号を出力する相関器とそのＰＬパターン
に対応するＰＬ ＲＡＫＥ合成部とを接続する指示も行
う。
２０−１〜Ｎが出力するパス情報を入力し、追随処理す
べきパスを決定してトラッキング部４４０−１〜Ｍに指
示する。また、パス制御部４３０は、トラッキング部に
指示したパス情報との対応より、同一のＰＬパターンに
属するパスの信号を出力する相関器とそのＰＬパターン
に対応するＰＬ ＲＡＫＥ合成部とを接続する指示も行
う。
【００４５】このように構成された無線基地局３００の
動作を説明する。
動作を説明する。
【００４６】図５において、移動局２００−１〜Ｉから
のバースト信号は、アンテナ３１０で受信され、ＡＤ変
換部３２０でディジタル変換されて拡散符号Ａ復号部４
００−１に供給される。
のバースト信号は、アンテナ３１０で受信され、ＡＤ変
換部３２０でディジタル変換されて拡散符号Ａ復号部４
００−１に供給される。
【００４７】拡散符号Ａ復号部４００では、ＰＬサーチ
ャー部４２０−１〜Ｎにより、各ＰＬパターン毎のパス
の候補として、ＰＬ成分同相加算レベルの大きい複数の
パスを検出して出力する。ＰＬサーチャー部は、拡散符
号Ａと各ＰＬサーチャー部に対応するＰＬパターンの排
他的論理和の符号列によりサーチ範囲に渡り受信信号の
ＰＬパターン部分との相関成分を計算することによりＰ
Ｌ成分同相加算のプロファイルを求める。そして、ＰＬ
成分同相加算レベルの大きい方から予め決められた複数
のパスを、特定の拡散符号（拡散符号Ａ）、特定のＰＬ
パターンのパスの候補として検出する。各ＰＬサーチャ
ー部４２０−１〜Ｎにより検出されたパス候補のチップ
位相とそれぞれのレベルがパス制御部４３０に送られ
る。
ャー部４２０−１〜Ｎにより、各ＰＬパターン毎のパス
の候補として、ＰＬ成分同相加算レベルの大きい複数の
パスを検出して出力する。ＰＬサーチャー部は、拡散符
号Ａと各ＰＬサーチャー部に対応するＰＬパターンの排
他的論理和の符号列によりサーチ範囲に渡り受信信号の
ＰＬパターン部分との相関成分を計算することによりＰ
Ｌ成分同相加算のプロファイルを求める。そして、ＰＬ
成分同相加算レベルの大きい方から予め決められた複数
のパスを、特定の拡散符号（拡散符号Ａ）、特定のＰＬ
パターンのパスの候補として検出する。各ＰＬサーチャ
ー部４２０−１〜Ｎにより検出されたパス候補のチップ
位相とそれぞれのレベルがパス制御部４３０に送られ
る。
【００４８】図６は、ＰＬサーチャー部で行われる相関
成分の検出の原理を説明する図である。
成分の検出の原理を説明する図である。
【００４９】図６の（Ａ）、（Ｂ）にＰＬパターンの二
つの例を示す（なお、この部分は図４に示したものと同
じである。）。一例として、一周期４チップのショート
コードと４シンボルのＰＬシンボルとを用いたＰＬパタ
ーンを示している。パターンＮｏ．０の符号列は、ショ
ートコード「１、−１、−１、１」とＰＬシンボル
「１、１、−１、−１」とで決まる符号列であり、パタ
ーンＮｏ．１の符号列は、ショートコード「１、−１、
−１、１」とＰＬシンボル「１、１、１、１」とで決ま
る符号列である。
つの例を示す（なお、この部分は図４に示したものと同
じである。）。一例として、一周期４チップのショート
コードと４シンボルのＰＬシンボルとを用いたＰＬパタ
ーンを示している。パターンＮｏ．０の符号列は、ショ
ートコード「１、−１、−１、１」とＰＬシンボル
「１、１、−１、−１」とで決まる符号列であり、パタ
ーンＮｏ．１の符号列は、ショートコード「１、−１、
−１、１」とＰＬシンボル「１、１、１、１」とで決ま
る符号列である。
【００５０】今、ＰＬ Ｎｏ．０サーチャー部が（Ａ）
で示されるＰＬパターンの符号列を持っており、受信信
号の各符号列とタイミングを一致させて相関成分を得る
原理を（Ｃ）に示している。
で示されるＰＬパターンの符号列を持っており、受信信
号の各符号列とタイミングを一致させて相関成分を得る
原理を（Ｃ）に示している。
【００５１】同図（Ｃ）でわかるように、受信信号の符
号列がパターンＮｏ．０と一致していれば、タイミング
が一致したときに相関成分（＝１６）が得られるが、異
なるパターンの符号列に対しては、タイミングが一致し
ても相関成分（＝０）が得られない。
号列がパターンＮｏ．０と一致していれば、タイミング
が一致したときに相関成分（＝１６）が得られるが、異
なるパターンの符号列に対しては、タイミングが一致し
ても相関成分（＝０）が得られない。
【００５２】これにより、ＰＬサーチャー部４２０−１
〜Ｎの各ＰＬサーチャー部は、自己が有するＰＬパター
ンの符号列と同一のＰＬパターンを持った受信信号のみ
を識別して取り出し、そのマルチパスのピークとなるチ
ップ位相を検出する。
〜Ｎの各ＰＬサーチャー部は、自己が有するＰＬパター
ンの符号列と同一のＰＬパターンを持った受信信号のみ
を識別して取り出し、そのマルチパスのピークとなるチ
ップ位相を検出する。
【００５３】次に、再度図５を参照して、ＰＬサーチャ
ー部４２０−１〜Ｎの出力と、それに基づくパス制御部
４３０、トラッキング部４４０−１〜Ｍ、相関器４５０
−１〜ＭおよびＰＬ ＲＡＫＥ合成部４６０−１〜Ｎの
動作を説明する。
ー部４２０−１〜Ｎの出力と、それに基づくパス制御部
４３０、トラッキング部４４０−１〜Ｍ、相関器４５０
−１〜ＭおよびＰＬ ＲＡＫＥ合成部４６０−１〜Ｎの
動作を説明する。
【００５４】簡単のために、移動局２００−１〜３の３
つの移動局にそれぞれＰＬ１、ＰＬ２およびＰＬ３のＰ
Ｌパターンが割り当てられており、拡散符号Ａでスペク
トラム拡散してバースト信号を送信するものとする。ま
た、各ＰＬサーチャー部は相関成分レベルの大きい順
に、＃１〜＃４の四つのピークを検出してレベルの値と
ともに当該ピークを有するパスのチップ位相をパス検出
部４３０に出力するものとする。さらに、トラッキング
部と相関器はそれぞれ１０ユニット備えられているとす
る。
つの移動局にそれぞれＰＬ１、ＰＬ２およびＰＬ３のＰ
Ｌパターンが割り当てられており、拡散符号Ａでスペク
トラム拡散してバースト信号を送信するものとする。ま
た、各ＰＬサーチャー部は相関成分レベルの大きい順
に、＃１〜＃４の四つのピークを検出してレベルの値と
ともに当該ピークを有するパスのチップ位相をパス検出
部４３０に出力するものとする。さらに、トラッキング
部と相関器はそれぞれ１０ユニット備えられているとす
る。
【００５５】このような条件において、拡散符号Ａと受
信信号を入力し、各ＰＬサーチャー部（ＰＬ１、ＰＬ
２、ＰＬ３）が上述したＰＬサーチの結果として出力す
る＃１〜＃４の四つのピークのパスをそれぞれｘ１〜ｘ
４、ｙ１〜ｙ４、ｚ１〜ｚ４と表し、各ピークの拡散符
号Ａに対するピークのレベル値の順位を（ ）の中に示
す値とする。
信信号を入力し、各ＰＬサーチャー部（ＰＬ１、ＰＬ
２、ＰＬ３）が上述したＰＬサーチの結果として出力す
る＃１〜＃４の四つのピークのパスをそれぞれｘ１〜ｘ
４、ｙ１〜ｙ４、ｚ１〜ｚ４と表し、各ピークの拡散符
号Ａに対するピークのレベル値の順位を（ ）の中に示
す値とする。
【００５６】 ＰＬパターン ＃１ピーク ＃２ピーク ＃３ピーク ＃４ピーク ＰＬ１ ｘ１（１） ｘ２（３） ｘ３（６） ｘ４（７） ＰＬ２ ｙ１（２） ｙ２（５） ｙ３（８） ｙ４（１０） ＰＬ３ ｚ１（４） ｚ２（９） ｚ３（１１）ｚ４（１２） パス制御部４３０では、これらの情報にもとづいて各パ
スを拡散符号Ａに対するレベル値の高い順に並べ直す。
スを拡散符号Ａに対するレベル値の高い順に並べ直す。
【００５７】 ０１ ０２ ０３ ０４ ０５ ０６ ０７ ０８ ０９ １０ １１ １２ ｘ１ ｙ１ ｘ２ ｚ１ ｙ２ ｘ３ ｘ４ ｙ３ ｚ２ ｙ４ ｚ３ ｚ４ いま、トラッキング部と相関器の数が１０個であるの
で、パス制御部４３０は順位の高い順に１０番目までの
パスを選び、当該パス情報を各トラッキング部に伝達す
る。
で、パス制御部４３０は順位の高い順に１０番目までの
パスを選び、当該パス情報を各トラッキング部に伝達す
る。
【００５８】 順位 ０１ ０２ ０３ ０４ ０５ ０６ ０７ ０８ ０９ １０ パス ｘ１ ｙ１ ｘ２ ｚ１ ｙ２ ｘ３ ｘ４ ｙ３ ｚ２ ｙ４ すなわち、トラッキング部４４０−１はｘ１のパスを、
トラッキング部４４０−２はｙ１のパスを、トラッキン
グ部４４０−３はｘ２のパスを、・・・、トラッキング
部４４０−１０はｙ４のパスをそれぞれ追随するように
指示し、各トラッキング部に対応する相関器はそれぞれ
に対応したパスの信号の拡散符号Ａに対する相関成分を
出力する。
トラッキング部４４０−２はｙ１のパスを、トラッキン
グ部４４０−３はｘ２のパスを、・・・、トラッキング
部４４０−１０はｙ４のパスをそれぞれ追随するように
指示し、各トラッキング部に対応する相関器はそれぞれ
に対応したパスの信号の拡散符号Ａに対する相関成分を
出力する。
【００５９】ここで更に、パス制御部４３０は、同一パ
スに対する出力信号のＲＡＫＥ合成を行うために、同一
ＰＬパターンに対応する相関器の出力を該当するＰＬ
ＲＡＫＥ合成部に接続する。
スに対する出力信号のＲＡＫＥ合成を行うために、同一
ＰＬパターンに対応する相関器の出力を該当するＰＬ
ＲＡＫＥ合成部に接続する。
【００６０】すなわち、相関器４５０−１，３，６，７
はＰＬ１のパスの信号の相関成分を出力するので各相関
器の出力をＰＬ１ ＲＡＫＥ合成部４６０−１に接続
し、相関器４５０−２，５，８，１０はＰＬ２のパスの
信号の相関成分を出力するので各相関器の出力をＰＬ２
ＲＡＫＥ合成部４６０−２に接続し、相関器４５０−
４，９はＰＬ３のパスの信号の相関成分を出力するので
各相関器の出力をＰＬ３ＲＡＫＥ合成部４６０−３に接
続する。
はＰＬ１のパスの信号の相関成分を出力するので各相関
器の出力をＰＬ１ ＲＡＫＥ合成部４６０−１に接続
し、相関器４５０−２，５，８，１０はＰＬ２のパスの
信号の相関成分を出力するので各相関器の出力をＰＬ２
ＲＡＫＥ合成部４６０−２に接続し、相関器４５０−
４，９はＰＬ３のパスの信号の相関成分を出力するので
各相関器の出力をＰＬ３ＲＡＫＥ合成部４６０−３に接
続する。
【００６１】各ＰＬ ＲＡＫＥ合成部４６０−１〜３で
ＲＡＫＥ合成された信号は、各ＰＬパターンに対応する
ＰＬデータ復号部４７０−１〜３で情報の復号を行い、
復号情報に含まれている移動局の識別情報を抽出して、
各移動局を特定した受信信号として出力される。
ＲＡＫＥ合成された信号は、各ＰＬパターンに対応する
ＰＬデータ復号部４７０−１〜３で情報の復号を行い、
復号情報に含まれている移動局の識別情報を抽出して、
各移動局を特定した受信信号として出力される。
【００６２】このようにして、本発明に係るスペクトラ
ム拡散通信方式では、ＰＬサーチャー部で各ＰＬパター
ン毎の拡散符号Ａに対して相関成分を持つ複数のパス
（マルチパス）を検出し、その検出したパス情報に基づ
いて個々のパスのトラッキングおよび受信信号の相関成
分抽出を行うので、同一の拡散符号を用いたバースト信
号を複数の移動局から同時に受信したとしても、各移動
局からの個々の信号を確実に識別してＲＡＫＥ合成をす
ることができ、通信品質を大幅に改善することができ
る。
ム拡散通信方式では、ＰＬサーチャー部で各ＰＬパター
ン毎の拡散符号Ａに対して相関成分を持つ複数のパス
（マルチパス）を検出し、その検出したパス情報に基づ
いて個々のパスのトラッキングおよび受信信号の相関成
分抽出を行うので、同一の拡散符号を用いたバースト信
号を複数の移動局から同時に受信したとしても、各移動
局からの個々の信号を確実に識別してＲＡＫＥ合成をす
ることができ、通信品質を大幅に改善することができ
る。
【００６３】次に、本発明の第２の実施の形態につい
て、図７を参照して説明する。
て、図７を参照して説明する。
【００６４】図７は、本発明の第２の実施の形態におけ
る無線基地局３００の構成を示すブロック図である。第
１の実施の形態において存在して複数のＰＬサーチャー
部の代わりに、第２の実施の形態においてはサーチャー
部４２１と複数のＰＬ種類検出部４８０−１〜Ｊを備え
ていることに特徴を有する。
る無線基地局３００の構成を示すブロック図である。第
１の実施の形態において存在して複数のＰＬサーチャー
部の代わりに、第２の実施の形態においてはサーチャー
部４２１と複数のＰＬ種類検出部４８０−１〜Ｊを備え
ていることに特徴を有する。
【００６５】拡散符号Ａ生成部４１０、パス制御部４３
０、トラッキング部４４０−１〜Ｍ、相関器４５０−１
〜Ｍ、ＰＬ ＲＡＫＥ合成部４６０−１〜ＮおよびＰＬ
データ復号部４７０−１〜Ｎに関しては、第１の実施の
形態と同様の機能を有する。
０、トラッキング部４４０−１〜Ｍ、相関器４５０−１
〜Ｍ、ＰＬ ＲＡＫＥ合成部４６０−１〜ＮおよびＰＬ
データ復号部４７０−１〜Ｎに関しては、第１の実施の
形態と同様の機能を有する。
【００６６】サーチャー部４２１は、拡散符号生成部４
１０が出力する拡散符号Ａと移動局から受信してディジ
タル変換されたバースト信号を入力し、拡散符号Ａでサ
ーチ範囲に渡り相関成分を計算することによりプロファ
イルを求めて受信バースト信号のパス候補を検出する。
検出したパス候補は、ＰＬ種類検出部４８０−１〜Ｊに
送られ、各パス候補に対応するＰＬパターンが識別され
る。検出されたパス情報と対応するＰＬパターン情報と
はパス制御部４２０に送られ、第１の実施の形態と同様
の動作が行われる。
１０が出力する拡散符号Ａと移動局から受信してディジ
タル変換されたバースト信号を入力し、拡散符号Ａでサ
ーチ範囲に渡り相関成分を計算することによりプロファ
イルを求めて受信バースト信号のパス候補を検出する。
検出したパス候補は、ＰＬ種類検出部４８０−１〜Ｊに
送られ、各パス候補に対応するＰＬパターンが識別され
る。検出されたパス情報と対応するＰＬパターン情報と
はパス制御部４２０に送られ、第１の実施の形態と同様
の動作が行われる。
【００６７】すなわち、パス制御部４３０は、入力した
パス情報とＰＬパターン情報とから追随処理すべきパス
を決定してトラッキング部４４０−１〜Ｍに指示する。
トラッキング部４４０−１〜Ｍでは、指示されたパスに
対する追随処理を行い、相関器４５０−１〜Ｍで対応す
るトラッキング部の出力に従って入力信号の相関成分を
得る。また、パス制御部４３０は、トラッキング部に指
示したパス情報との対応より、同一のＰＬパターンに属
するパスの信号を出力する相関器とそのＰＬパターンに
対応するＰＬ ＲＡＫＥ合成部とを接続する指示を行
う。ＰＬ ＲＡＫＥ合成部４６０−１〜Ｎは、各ＰＬパ
ターン毎のマルチパスに対する相関成分をＲＡＫＥ合成
して出力し、ＰＬデータ復号部４７０−１〜Ｎでは、Ｒ
ＡＫＥ合成出力された各ＰＬパターンに対応する信号を
復号し、復号した信号に含まれている移動局識別子を抽
出して移動局識別番号を特定してデータを出力する。
パス情報とＰＬパターン情報とから追随処理すべきパス
を決定してトラッキング部４４０−１〜Ｍに指示する。
トラッキング部４４０−１〜Ｍでは、指示されたパスに
対する追随処理を行い、相関器４５０−１〜Ｍで対応す
るトラッキング部の出力に従って入力信号の相関成分を
得る。また、パス制御部４３０は、トラッキング部に指
示したパス情報との対応より、同一のＰＬパターンに属
するパスの信号を出力する相関器とそのＰＬパターンに
対応するＰＬ ＲＡＫＥ合成部とを接続する指示を行
う。ＰＬ ＲＡＫＥ合成部４６０−１〜Ｎは、各ＰＬパ
ターン毎のマルチパスに対する相関成分をＲＡＫＥ合成
して出力し、ＰＬデータ復号部４７０−１〜Ｎでは、Ｒ
ＡＫＥ合成出力された各ＰＬパターンに対応する信号を
復号し、復号した信号に含まれている移動局識別子を抽
出して移動局識別番号を特定してデータを出力する。
【００６８】図７を参照して、サーチャー部４２１の動
作、ＰＬ種類検出部４８０−１〜Ｊの動作およびそれに
基づくパス制御部４３０、トラッキング部４４０−１〜
Ｍ、相関器４５０−１〜ＭおよびＰＬ ＲＡＫＥ合成部
４６０−１〜Ｎの動作を説明する。
作、ＰＬ種類検出部４８０−１〜Ｊの動作およびそれに
基づくパス制御部４３０、トラッキング部４４０−１〜
Ｍ、相関器４５０−１〜ＭおよびＰＬ ＲＡＫＥ合成部
４６０−１〜Ｎの動作を説明する。
【００６９】簡単のために、移動局２００−１〜３の３
つの移動局にそれぞれＰＬ１、ＰＬ２およびＰＬ３のＰ
Ｌパターンが割り当てられており、拡散符号Ａでスペク
トラム拡散してバースト信号を送信するものとする。ま
た、サーチャー部４２１は相関レベルの高いピークから
１０個のパス候補を出力し、各パス候補のＰＬパターン
識別のために１０ユニットのＰＬ種類検出部４８０−１
〜１０が備えられ、そしてトラッキング部と相関器もそ
れぞれ１０ユニット備えられているとする。
つの移動局にそれぞれＰＬ１、ＰＬ２およびＰＬ３のＰ
Ｌパターンが割り当てられており、拡散符号Ａでスペク
トラム拡散してバースト信号を送信するものとする。ま
た、サーチャー部４２１は相関レベルの高いピークから
１０個のパス候補を出力し、各パス候補のＰＬパターン
識別のために１０ユニットのＰＬ種類検出部４８０−１
〜１０が備えられ、そしてトラッキング部と相関器もそ
れぞれ１０ユニット備えられているとする。
【００７０】このような条件において、拡散符号Ａと受
信信号を入力し、サーチャー部４２１が出力する１０個
のパスをそれぞれｓ１〜ｓ１０とする。
信信号を入力し、サーチャー部４２１が出力する１０個
のパスをそれぞれｓ１〜ｓ１０とする。
【００７１】 順位 ０１ ０２ ０３ ０４ ０５ ０６ ０７ ０８ ０９ １０ パス ｓ１ ｓ２ ｓ３ ｓ４ ｓ５ ｓ６ ｓ７ ｓ８ ｓ９ ｓ１０ このサーチャー部４２１から出力された１０個のパス情
報はそれぞれＰＬ種類検出部４８０−１〜１０に送ら
れ、各ＰＬ種類検出部で入力されたパスのＰＬパターン
が識別される。各ＰＬ種類検出部では、図６で説明した
ように、予め各移動局に割り当てられているＰＬパター
ンによる符号列と受信信号の符号列とをパス情報のタイ
ミングでＰＬ部分同相成分の同相加算を行い、相関成分
の最も大きいＰＬパターンとそのタイミングをパス制御
部４３０に送る。
報はそれぞれＰＬ種類検出部４８０−１〜１０に送ら
れ、各ＰＬ種類検出部で入力されたパスのＰＬパターン
が識別される。各ＰＬ種類検出部では、図６で説明した
ように、予め各移動局に割り当てられているＰＬパター
ンによる符号列と受信信号の符号列とをパス情報のタイ
ミングでＰＬ部分同相成分の同相加算を行い、相関成分
の最も大きいＰＬパターンとそのタイミングをパス制御
部４３０に送る。
【００７２】各ＰＬ種類検出部の出力においてパスとＰ
Ｌパターンとの対応が下記のようになったとする。
Ｌパターンとの対応が下記のようになったとする。
【００７３】 パス ｓ１ ｓ２ ｓ３ ｓ４ ｓ５ ｓ６ ｓ７ ｓ８ ｓ９ ｓ１０ ＰＬ PL１ PL２ PL１ PL３ PL２ PL１ PL１ PL２ PL３ PL２ この情報に基づいてパス制御部４３０は、各トラッキン
グ部に追随処理すべきパスの情報を転送する。すなわ
ち、トラッキング部４４０−１はｓ１のパスを、トラッ
キング部４４０−２はｓ２のパスを、トラッキング部４
４０−３はｓ３のパスを、・・・、トラッキング部４４
０−１０はｓ１０のパスをそれぞれ追随するように指示
し、各トラッキング部に対応する相関器はそれぞれに対
応したパスの信号の拡散符号Ａに対する相関成分を出力
する。
グ部に追随処理すべきパスの情報を転送する。すなわ
ち、トラッキング部４４０−１はｓ１のパスを、トラッ
キング部４４０−２はｓ２のパスを、トラッキング部４
４０−３はｓ３のパスを、・・・、トラッキング部４４
０−１０はｓ１０のパスをそれぞれ追随するように指示
し、各トラッキング部に対応する相関器はそれぞれに対
応したパスの信号の拡散符号Ａに対する相関成分を出力
する。
【００７４】更に、パス制御部４３０は、同一パスに対
する出力信号のＲＡＫＥ合成を行うために、同一ＰＬパ
ターンに対応する相関器の出力を該当するＰＬ ＲＡＫ
Ｅ合成部に接続する。
する出力信号のＲＡＫＥ合成を行うために、同一ＰＬパ
ターンに対応する相関器の出力を該当するＰＬ ＲＡＫ
Ｅ合成部に接続する。
【００７５】すなわち、相関器４５０−１，３，６，７
はＰＬ１のパスの信号の相関成分を出力するので各相関
器の出力をＰＬ１ ＲＡＫＥ合成部４６０−１に接続
し、相関器４５０−２，５，８，１０はＰＬ２のパスの
信号の相関成分を出力するので各相関器の出力をＰＬ２
ＲＡＫＥ合成部４６０−２に接続し、相関器４５０−
４，９はＰＬ３のパスの信号の相関成分を出力するので
各相関器の出力をＰＬ３ＲＡＫＥ合成部４６０−３に接
続する。
はＰＬ１のパスの信号の相関成分を出力するので各相関
器の出力をＰＬ１ ＲＡＫＥ合成部４６０−１に接続
し、相関器４５０−２，５，８，１０はＰＬ２のパスの
信号の相関成分を出力するので各相関器の出力をＰＬ２
ＲＡＫＥ合成部４６０−２に接続し、相関器４５０−
４，９はＰＬ３のパスの信号の相関成分を出力するので
各相関器の出力をＰＬ３ＲＡＫＥ合成部４６０−３に接
続する。
【００７６】各ＰＬ ＲＡＫＥ合成部４６０−１〜３で
ＲＡＫＥ合成された信号は、各ＰＬパターンに対応する
ＰＬデータ復号部４７０−１〜３で情報の復号を行い、
復号情報に含まれている移動局の識別情報を抽出して、
各移動局を特定した受信信号として出力される。
ＲＡＫＥ合成された信号は、各ＰＬパターンに対応する
ＰＬデータ復号部４７０−１〜３で情報の復号を行い、
復号情報に含まれている移動局の識別情報を抽出して、
各移動局を特定した受信信号として出力される。
【００７７】このようにして、本発明のスペクトラム拡
散通信方式では、サーチャー部で拡散符号Ａに対して相
関成分を持つ複数のパス（マルチパス）を検出し、その
検出したパス個々のＰＬパターンを各ＰＬ種類検出部で
識別し、検出したパス情報に基づいて個々のパスのトラ
ッキングおよび受信信号の相関成分抽出を行うので、同
一の拡散符号を用いたバースト信号を複数の移動局から
同時に受信したとしても、各移動局からの個々の信号を
確実に識別してＲＡＫＥ合成をすることができ、通信品
質を大幅に改善することができる。
散通信方式では、サーチャー部で拡散符号Ａに対して相
関成分を持つ複数のパス（マルチパス）を検出し、その
検出したパス個々のＰＬパターンを各ＰＬ種類検出部で
識別し、検出したパス情報に基づいて個々のパスのトラ
ッキングおよび受信信号の相関成分抽出を行うので、同
一の拡散符号を用いたバースト信号を複数の移動局から
同時に受信したとしても、各移動局からの個々の信号を
確実に識別してＲＡＫＥ合成をすることができ、通信品
質を大幅に改善することができる。
【００７８】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るス
ペクトラム拡散通信方式は、パイロットパターンを移動
局に割り当てて、そのパイロットパターンを識別する構
成を備えているので、同一の拡散符号を用いてバースト
信号を送信することができ、拡散符号の種類により移動
局を識別する方式に比べて、受信系の構成を格段に簡略
化することができる。また、パイロットパターン毎にマ
ルチパスを検出することができるので、たとえ同一の拡
散符号を用いていたとしても、各移動局に対する信号を
確実に捉えることができ、効果的なＲＡＫＥ合成が可能
となり、通話品質を格段に改善することができる。
ペクトラム拡散通信方式は、パイロットパターンを移動
局に割り当てて、そのパイロットパターンを識別する構
成を備えているので、同一の拡散符号を用いてバースト
信号を送信することができ、拡散符号の種類により移動
局を識別する方式に比べて、受信系の構成を格段に簡略
化することができる。また、パイロットパターン毎にマ
ルチパスを検出することができるので、たとえ同一の拡
散符号を用いていたとしても、各移動局に対する信号を
確実に捉えることができ、効果的なＲＡＫＥ合成が可能
となり、通話品質を格段に改善することができる。
【図１】本発明のスペクトラム拡散通信方式による移動
体通信システムの全体構成を示すブロック図である。
体通信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図２】本発明のスペクトラム拡散通信方式における移
動局の送信系の構成を示すブロック図である。
動局の送信系の構成を示すブロック図である。
【図３】本発明のスペクトラム拡散通信方式における移
動局から送信される信号フォーマットの一例を示す信号
フォーマット図である。
動局から送信される信号フォーマットの一例を示す信号
フォーマット図である。
【図４】本発明のスペクトラム拡散通信方式におけるパ
イロット信号の構成を説明する符号図である。
イロット信号の構成を説明する符号図である。
【図５】本発明のスペクトラム拡散通信方式における無
線基地局の受信系の第１の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
線基地局の受信系の第１の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図６】本発明のスペクトラム拡散通信方式におけるＰ
Ｌ同相成分の同相加算により相関成分を得る原理を説明
する符号図である。
Ｌ同相成分の同相加算により相関成分を得る原理を説明
する符号図である。
【図７】本発明のスペクトラム拡散通信方式における無
線基地局の受信系の第２の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
線基地局の受信系の第２の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図８】従来の技術におけるスペクトラム拡散通信方式
の概念を示すブロック図である。
の概念を示すブロック図である。
１００ スペクトラム拡散通信システム制御部および
交換機 ２００−１〜Ｉ 移動局 ３００ 無線基地局 ３１０ アンテナ ３２０ ＡＤ変換部 ４００−１〜Ｈ 拡散符号復号部 ４１０ 拡散符号生成部 ４２０−１〜Ｎ ＰＬサーチャー部 ４２１ サーチャー部 ４３０ パス制御部 ４４０−１〜Ｍ トラッキング部 ４５０−１〜Ｍ 相関器 ４６０−１〜Ｎ ＰＬ ＲＡＫＥ合成部 ４７０−１〜Ｎ ＰＬ復号部 ４８０−１〜Ｊ ＰＬ種類検出部
交換機 ２００−１〜Ｉ 移動局 ３００ 無線基地局 ３１０ アンテナ ３２０ ＡＤ変換部 ４００−１〜Ｈ 拡散符号復号部 ４１０ 拡散符号生成部 ４２０−１〜Ｎ ＰＬサーチャー部 ４２１ サーチャー部 ４３０ パス制御部 ４４０−１〜Ｍ トラッキング部 ４５０−１〜Ｍ 相関器 ４６０−１〜Ｎ ＰＬ ＲＡＫＥ合成部 ４７０−１〜Ｎ ＰＬ復号部 ４８０−１〜Ｊ ＰＬ種類検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H04J 13/04 H04B 7/26 H04L 7/00
Claims (6)
- 【請求項１】 複数の移動局が同一の周波数および同一
の拡散符号を用いて無線基地局にランダムにアクセスす
るスペクトラム拡散通信方式において、 前記移動局は、各移動局ごとに割り当てられ、符号列の
異なるパイロットパターンを送信データに付加した送信
情報を、拡散符号でスペクトラム拡散して送信する手段
を備え、 前記無線基地局は、前記移動局からの信号を受信して、 前記パイロットパターン毎に備えられ、対応するパイロ
ットパターンの符号列と前記拡散符号でサーチ範囲のパ
イロットパターン成分同相加算を行って相関成分を求め
てパイロットパターン毎のパスの検出を行うパイロット
パターンサーチ手段と、 前記パイロットパターンサーチ手段が検出したパスに対
応した受信信号の相関成分を得る相関手段と、 前記相関手段が出力する相関成分を同一パイロットパタ
ーン毎のパスに対応する出力をまとめて合成出力するパ
イロットパターンレイク合成手段とを含むことを特徴と
するスペクトラム拡散通信方式。 - 【請求項２】 前記移動局が送信する送信データには、
当該移動局の識別情報を含み、前記無線基地局は、前記
パイロットパターンレイク合成手段が出力する信号を復
号して当該信号に含まれる移動局識別情報を抽出して当
該信号の発信元移動局を特定する手段をさらに含むこと
を特徴とする請求項１に記載のスペクトラム拡散通信方
式。 - 【請求項３】 複数の移動局が同一の周波数および同一
の拡散符号を用いて無線基地局にランダムにアクセスす
るスペクトラム拡散通信方式において、 前記移動局は、各移動局ごとに割り当てられ、符号列の
異なるパイロットパターンを当該移動局の識別情報を含
む送信データに付加した通信情報を、拡散符号でスペク
トラム拡散して送信する手段を備え、 前記無線基地局は、前記移動局からの信号を受信して、 前記パイロットパターン毎に備えられ、対応するパイロ
ットパターンの符号列と前記拡散符号でサーチ範囲のパ
イロットパターン成分同相加算を行って相関成分を求め
てパイロットパターン毎のパスの検出を行うパイロット
パターンサーチ手段と、 指示されたパスを追随して当該追随パスの受信信号の相
関成分を得る複数の相関手段と、 前記パイロットパターン毎に備えられ、対応するパイロ
ットパターンの信号のレイク合成を行うパイロットパタ
ーンレイク合成手段と、 前記パイロットパターンサーチ手段が検出したパスの相
関レベル値が大きい順に予め定めた数のパスを選択し
て、個々のパスを追随するように前記複数の相関手段に
パス情報を指示し、前記複数の相関手段が出力する相関
成分を同一パイロットパターン毎のパスに対応する出力
をまとめて前記パイロットパターンレイク合成手段に入
力するパス制御手段と、 前記パイロットパターンレイク合成手段毎に備えられ、
対応するパイロットパターンレイク合成手段が出力する
信号を復号し、当該復号信号に含まれる前記移動局識別
情報を抽出して当該信号の発信元移動局を特定する復号
手段とを含むことを特徴とするスペクトラム拡散通信方
式。 - 【請求項４】 複数の移動局が同一の周波数および同一
の拡散符号を用いて無線基地局にランダムにアクセスす
るスペクトラム拡散通信方式において、 前記移動局は、各移動局ごとに割り当てられ、符号列の
異なるパイロットパターンを送信データに付加した送信
情報を、拡散符号でスペクトラム拡散して送信する手段
を備え、 前記無線基地局は、前記移動局からの信号を受信して、 前記拡散符号でサーチ範囲の受信信号の相関成分を計算
して受信信号のパス候補を検出するサーチ手段と、 前記サーチ手段が検出したパス候補の個々のパイロット
パターンに対して対応するパイロットパターンの符号列
との同相加算を行ってパイロットパターンの種類を特定
するパイロットパターン検出手段と、 前記サーチ手段が検出して前記パイロットパターン検出
手段がパイロットパターンの種類を検出したパスに対応
した受信信号の相関成分を得る相関手段と、 前記相関手段が出力する相関成分を同一パイロットパタ
ーン毎のパスに対応する出力をまとめて合成出力するパ
イロットパターンレイク合成手段とを含むことを特徴と
するスペクトラム拡散通信方式。 - 【請求項５】 前記移動局が送信する送信データには、
当該移動局の識別情報を含み、前記無線基地局は、前記
パイロットパターンレイク合成手段が出力する信号を復
号して当該信号に含まれる移動局識別情報を抽出して当
該信号の発信元移動局を特定する手段をさらに含むこと
を特徴とする請求項４に記載のスペクトラム拡散通信方
式。 - 【請求項６】 複数の移動局が同一の周波数および同一
の拡散符号を用いて無線基地局にランダムにアクセスす
るスペクトラム拡散通信方式において、 前記移動局は、各移動局ごとに割り当てられ、符号列の
異なるパイロットパターンを当該移動局の識別情報を含
む送信データに付加した送信情報を、拡散符号でスペク
トラム拡散して送信する手段を備え、 前記無線基地局は、前記移動局からの信号を受信して、 前記拡散符号でサーチ範囲の受信信号の相関成分を計算
して受信信号のパス候補を検出するサーチ手段と、 前記サーチ手段が検出したパス候補の個々のパイロット
パターンに対して対応するパイロットパターンの符号列
との同相加算を行ってパイロットパターンの種類を特定
する複数のパイロットパターン検出手段と、 指示されたパスを追随して当該追随パスの受信信号の相
関成分を得る複数の相関手段と、 前記パイロットパターン毎に備えられ、対応するパイロ
ットパターンの信号のレイク合成を行うパイロットパタ
ーンレイク合成手段と、 前記サーチ手段が検出したパスの相関レベル値が大きい
順に予め定めた数のパスに対して前記パイロットパター
ン検出手段でパイロットパターンの種類を特定して、個
々のパスを追随するように前記複数の相関手段にパス情
報を指示し、前記複数の相関手段が出力する相関成分を
同一パイロットパターン毎のパスに対応する出力をまと
めて前記パイロットパターンレイク合成手段に入力する
パス制御手段と、 前記パイロットパターンレイク合成手段毎に備えられ、
対応するパイロットパターンレイク合成手段が出力する
信号を復号し、当該復号信号に含まれる前記移動局識別
情報を抽出して当該信号の発信元移動局を特定する復号
手段とを含むことを特徴とするスペクトラム拡散通信方
式。
Priority Applications (12)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10052292A JP2894340B1 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | スペクトラム拡散通信方式 |
| EP03011183.5A EP1351406B1 (en) | 1998-03-04 | 1999-02-22 | Spectrum spreading communication system using single spreading code |
| EP10183658A EP2375574A1 (en) | 1998-03-04 | 1999-02-22 | Spectrum spreading commication system using single spreading code |
| EP99103412A EP0940926B1 (en) | 1998-03-04 | 1999-02-22 | Spectrum spreading communication system using single spreading code |
| DE69925656T DE69925656T2 (de) | 1998-03-04 | 1999-02-22 | Spreizspektrumkommunikationssystem unter Verwendung von einem einzigen Spreizcode |
| US09/260,021 US6480523B1 (en) | 1998-03-04 | 1999-03-02 | Spectrum spreading communication system using single spreading code |
| BRPI9900670A BRPI9900670B1 (pt) | 1998-03-04 | 1999-03-03 | sistema de comunicação por espalhamento de espectro e método para se comunicar a partir de uma pluralidade de estações móveis para uma estação rádio base |
| CNB021602646A CN1321505C (zh) | 1998-03-04 | 1999-03-04 | 采用单一扩频码的频谱扩展通信*** |
| KR1019990007098A KR100298975B1 (ko) | 1998-03-04 | 1999-03-04 | 단일 확산 코드를 사용한 스펙트럼 확산 통신 시스템 |
| CN99102749A CN1113496C (zh) | 1998-03-04 | 1999-03-04 | 采用单一扩频码的频谱扩展通信*** |
| US10/284,322 US6827483B2 (en) | 1998-03-04 | 2002-10-31 | Spectrum spreading communication system using single spreading code |
| HK04105766A HK1062969A1 (en) | 1998-03-04 | 2004-08-04 | Spectrunm spreading communication system using single spreading code |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10052292A JP2894340B1 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | スペクトラム拡散通信方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2894340B1 true JP2894340B1 (ja) | 1999-05-24 |
| JPH11252044A JPH11252044A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12910738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10052292A Expired - Lifetime JP2894340B1 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | スペクトラム拡散通信方式 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US6480523B1 (ja) |
| EP (3) | EP0940926B1 (ja) |
| JP (1) | JP2894340B1 (ja) |
| KR (1) | KR100298975B1 (ja) |
| CN (2) | CN1321505C (ja) |
| BR (1) | BRPI9900670B1 (ja) |
| DE (1) | DE69925656T2 (ja) |
| HK (1) | HK1062969A1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US6765894B1 (en) * | 1999-07-05 | 2004-07-20 | Matsushita Electric Industrial Co, Ltd. | Communication terminal apparatus and base station apparatus |
| US20070127553A1 (en) * | 1999-08-13 | 2007-06-07 | Viasat, Inc. | Code Reuse Multiple Access For Satellite Return Link |
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| KR20010020093A (ko) * | 1999-08-14 | 2001-03-15 | 박기업 | 무선 이동통신에서 파일럿 채널을 슬롯으로 구분하는 시스템 |
| JP3279547B2 (ja) * | 1999-09-20 | 2002-04-30 | 日本電気株式会社 | Ｃｄｍａ受信機の同期捕捉装置 |
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| JP2001223611A (ja) | 2000-02-10 | 2001-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 受信装置 |
| DE60040936D1 (de) | 2000-03-20 | 2009-01-08 | Mitsubishi Electric Inf Tech | Basisstation zur Übertragung eines Wortes, das für die Spreizkodes repräsentativ ist, die den mobilen Stationen in Kommunikation mit der Basisstation jeweils zugeteilt sind |
| WO2001073992A1 (fr) * | 2000-03-27 | 2001-10-04 | Fujitsu Limited | Recepteur multi-utilisateur et systeme de communication pour transmission multicode |
| DE60040934D1 (de) * | 2000-04-04 | 2009-01-08 | Mitsubishi Electric Inf Tech | Basisstation zur Übertragung eines Wortes, das für die Anzahl der Spreizkodes repräsentativ ist, die den mobilen Stationen in Kommunikation mit der Basisstation zugeteilt sind |
| JP2001326584A (ja) | 2000-05-18 | 2001-11-22 | Nec Corp | パス検出方式と受信装置 |
| JP3670555B2 (ja) * | 2000-05-24 | 2005-07-13 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 無線通信装置及び無線通信方法 |
| JP2002026767A (ja) * | 2000-07-04 | 2002-01-25 | Nec Corp | Ｃｄｍａ受信装置及びパス検出方法 |
| JP2002026768A (ja) | 2000-07-07 | 2002-01-25 | Nec Corp | 通信装置 |
| JP3676986B2 (ja) * | 2001-03-29 | 2005-07-27 | 松下電器産業株式会社 | 無線受信装置及び無線受信方法 |
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| CN100521667C (zh) * | 2003-03-03 | 2009-07-29 | 三菱电机株式会社 | 获取接收到的脉冲无线电信号的方法、***和装置 |
| CN105577344B (zh) * | 2003-08-12 | 2019-03-08 | 知识产权之桥一号有限责任公司 | 接收装置、终端装置、接收方法以及集成电路 |
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Family Cites Families (29)
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