JP3668446B2 - 多気筒内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多気筒内燃機関の吸気装置に関し、特にサージタンクと連通管により連通するレゾナンスチャンバを有する多気筒内燃機関の吸気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば特開平11−50924号公報、特開平11−117819号公報等に開示されているように、吸気装置の吸気マニホルドに、連通管によりレゾナンス(共鳴)チャンバに連通するサージタンクを設け、このレゾナンスチャンバにより吸気こもり音等の吸気音を低減したり、吸入空気の脈動を平滑化し、サージタンクに発生する打音を除去し、また内燃機関のトルクも向上せんとする構造が採用されている。これらには、サージタンクとは別体のレゾナンスチャンバをサージタンクに連通管により接続した構造や、レゾナンスチャンバをサージタンクと一体に形成した構造がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば特開平11−50924号公報に開示されたものは、レゾナンスチャンバがサージタンクと別体をなすものであるが、この構造は部品点数が増加すると共に組み付け作業工数が増大し、製造コストも高騰するという問題がある。更に、レゾナンスチャンバとサージタンクとの連通路が吸気導入口から最も離れた分岐吸気管近傍に開口していることから、サージタンクにおいて発生する吸気音をレゾナンスチャンバによって低減する際の各分岐吸気管からの振動周波数を均一化させることが困難である。
【0004】
一方、特開平11−117819号公報に開示されたものは、レゾナンスチャンバがサージタンク及び各分岐吸気管と一体をなし、成型性を考慮して各分岐吸気管に沿って分割面を形成した2つの分割体(インテークマニホルド部品11、21)を、その溶着部同士を突き合わせて振動溶着することで一体に接合させた構造となっており、部品点数が削減され、製造コストも低廉になっている。ところが、この構造は、分割面に形成された溶着部が曲面状をなすと共にその溶着面積が大きいため、全周に均一なシール性を確保することが困難であるという問題がある。更に、両分割体が、互いを接合する際の位置決め手段を備えていないことから、溶着時、直接溶着治具で両分割体を押さえるようになるため、その位置合わせが困難であるという問題もある。
【0005】
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決するべく案出されたものであり、製造が容易であると共にシール性も容易に確保可能であり、しかも高い共鳴効果の期待できるレゾナンスチャンバを有する多気筒内燃機関の吸気装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するべく、本発明の請求項1では、連通管18が設けられた仕切部材13を下部ケーシング12上に被せ、上端面部に各気筒の分岐吸気管2a、2b、2c、2dが開口する上部ケーシング14を前記仕切部材に被せ、前記下部ケーシング12、前記仕切部材13及び前記上部ケーシング14の外周縁部同士を重ね合わせて振動溶着し略同一平面Pで密閉し且つ一体化することにより前記下部ケーシング12と前記仕切部材13との間にレゾナンスチャンバ16を画定し、前記仕切部材13と前記上部ケーシング14との間にサージタンク15を画定し、これら両チャンバを前記連通管によって互いに連通するようにしてなる多気筒内燃機関の吸気装置であって、前記下部ケーシングの開口内縁に形成された段部12aに前記仕切部材の外周に形成された段部13aを置いてこれら下部ケーシングと仕切部材との相互位置決めを行い、前記上部ケーシングの開口端面の外周の全周に渡って形成された凹部14aに、前記仕切部材の前記開口端面との対向面の外周の全周に渡って形成された凸条13bを嵌め込んでこれら仕切部材と上部ケーシングとの相互位置決めを行い、前記凸条を溶着リブとして振動溶着することを特徴とするものとした。このようにすれば、溶着時に、別の位置決め治具などを用いずに各部の位置決めを行うことができるので、製造を容易化することができる。しかも段部同士、或いは凸条と凹部とで溶着部が嵌り合い、凸条が溶着リブとして機能するので、全周に渡る均一なシール性の確保が容易になる。更に、請求項2の発明では、前記仕切部材13の前記連通管18、前記分岐吸気管の開口2a、2b、2c、2d列の中央に対向して開口させるものとした。これにより、各分岐吸気管からの振動周波数を均一化でき、各気筒均等に吸気音を低減でき、吸入空気の脈動も平滑化できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0008】
図1は、本発明が適用された吸気系の全体を示している。この吸気系は、図示されない4気筒内燃機関の車体に搭載された状態で前方を向く面に設けられており、シリンダヘッドに内設された吸気ポート(図示せず)に接続される吸気マニホルド2と、吸気マニホルド2の吸気上流端に接続されたレゾネータ付き吸気チャンバ3と、吸気チャンバ3の右端部の上面に開口した吸気流入口に接続されたスロットルボディ4と、吸気マニホルド2の反スロットルボディ4側の端部にて排気還流量を制御するEGRバルブ6とを備えている。
【0009】
吸気マニホルド2は、例えばアルミニウム合金の鋳造にて形成されており、図2に示すように、吸気チャンバ3の上面とシリンダヘッドの前面とを連結するように、略エルボ状に湾曲した4本の分岐吸気管2a、2b、2c、2dを有している。
【0010】
図2〜図4に良く示すように、吸気装置の吸気チャンバ3は、大容積の箱形容器状をなす熱可塑性樹脂製の下部ケーシング12と、この下部ケーシング12上に被せられた楕円半球容器状をなす熱可塑性樹脂製の仕切部材13と、仕切部材に被せられた略ドーム状をなす熱可塑性樹脂製の上部ケーシング14とを有している。この下部ケーシング12の縁部と、仕切部材13の縁部と、上部ケーシング14の縁部とを重ね合わせて振動溶着により3つの部材を結合して同一平面Pで密閉することにより下部ケーシング12と仕切部材13との間にレゾナンスチャンバ16を画定し、仕切部材13と上部ケーシング14との間にサージタンク15を画定している。
【0011】
更に具体的には、下部ケーシング12の内縁に形成された段部12aに仕切部材13の段部13aが置かれることで両者が位置決めされ、また、仕切部材13上に形成された全周に亘る凸条13bが上部ケーシング14の凹部14aに嵌め込まれて両者が位置決めされ、3つのの部材が位置決めされた状態で振動溶着(熱溶着)することにより、一体に接合されている。ここで、凸条13bは、位置決めのみならず溶着リブとしても機能している。
【0012】
上部ケーシング14の上端には、吸気マニホルド2に接続するようにその各分岐吸気管2a、2b、2c、2dの基端部が形成されており、各分岐吸気管2a、2b、2c、2dの開口2aa、2ba、2ca、2daが上部ケーシング14の上端面に直列して設けられている。また、仕切部材13には、サージタンク15とレゾナンスチャンバ16とを連通するための所定の径及び長さの連通管18が一体的に形成されている。この連通管18のサージタンク15側開口は、各分岐吸気管2a、2b、2c、2dの開口2aa、2ba、2ca、2da列の中央に対向して設けられている。
【0013】
上記吸気系にあっては、外気が空気導入口から取り込まれ、エアダクト、エアクリーナ(いずれも図示せず)を通過し、スロットルボディ4に供給された後、サージタンク15へ導かれる。そして、サージタンク15に導入された空気は分岐空気管2a、2b、2c、2dから各気筒の燃焼室に供給されることとなる。
【0014】
その際、スロットルボディ4はサージタンク15の上流側に下向き開口で装着され、レゾナンスチャンバ16はサージタンク15の下方に開口連通されており、レゾナンスチャンバ16を含むサージタンク15で反転した吸気圧力波は、スロットルボディ4を通って流入してくる吸気の流れとの対向が避けられ、その影響を直接受けることがなくなる。これにより、吸気圧力波はサージタンク15及び各分岐吸気管2a、2b、2c、2dにおける減衰が最大限に抑えられ、スムーズに他の気筒にその影響を及ぼすことができ、中回転速度減に設定された吸気の共鳴過給効果により吸気の体積効率を向上させることができる。
【0015】
尚、内燃機関の中回転速度減において共鳴過給効果による体積効率の向上を図るには、ヘルムホルツの方程式に基づき連通管18の径または長さを変更すれば良い。連通管18の径及び長さは、その変更が容易であり、これらを変更することにより吸気音低減周波数及びトルク向上周波数を容易に変更できる。また、連通管18のレゾナンスチャンバ内への突入長を長くすると好ましく、サージタンク内の吸気流が乱されるのを抑制することができる。
【0016】
尚、仕切部材13の形状を変更することにより、上部ケーシング14及び下部ケーシング12を変更することなく、サージタンク15の容積及びレゾナスチャンバ16容積を変更することが可能である。これにより異なる周波数の吸気音も低減可能となる。
【0017】
上記構成では4気筒内燃機関の吸気装置について説明したが、これに限定されず、6気筒等、他の多気筒内燃機関にも容易に適用可能であることは云うまでもない。
【0018】
【発明の効果】
上記した説明により明らかなように、請求項1に記載された本発明による多気筒内燃機関の吸気装置によれば、サージタンク並びにレゾナンスチャンバを画定する複数の部材同士の溶着時に、別の位置決め治具などを用いずに各部材同士の相互位置決めを行うことができるので、製造を容易化する上に大きな効果を奏することができる。しかも段部同士、或いは凸条と凹部とで溶着部が嵌り合い、凸条が溶着リブとして機能するので、全周に渡る均一なシール性の確保を容易化する上に効果的である。また、請求項2に記載された本発明による多気筒内燃機関の吸気装置によれば、仕切部材の連通管を、分岐吸気管の開口列の中央に対向して開口させることで、各分岐吸気管からの振動周波数を均一化でき、各気筒均等に吸気音を低減でき、吸入空気の脈動も平滑化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された吸気系の斜視図
【図2】図1の吸気装置(吸気チャンバ)の要部構造を示す断面図。
【図3】図2の吸気装置の要部分解断面図。
【図4】図3のシール面部分を拡大した図。
【符号の説明】
2 吸気マニホルド
2a、2b、2c、2d 分岐吸気管
3 吸気チャンバ
12 下部ケーシング
13 仕切部材
14 上部ケーシング
15 サージタンク
16 レゾナンスチャンバ
18 連通管

Claims (2)

  1. 連通管が設けられた仕切部材を下部ケーシング上に被せ、上端面部に各気筒の分岐吸気管が開口する上部ケーシングを前記仕切部材に被せ、前記下部ケーシング、前記仕切部材及び前記上部ケーシングの外周縁部同士を重ね合わせて振動溶着し略同一平面で密閉し且つ一体化することにより前記下部ケーシングと前記仕切部材との間にレゾナンスチャンバを画定し、前記仕切部材と前記上部ケーシングとの間にサージタンクを画定し、これら両チャンバを前記連通管によって互いに連通するようにしてなる多気筒内燃機関の吸気装置であって、
    前記下部ケーシングの開口内縁に形成された段部に前記仕切部材の外周に形成された段部を置いてこれら下部ケーシングと仕切部材との相互位置決めを行い、
    前記上部ケーシングの開口端面の外周の全周に渡って形成された凹部に、前記仕切部材の前記開口端面との対向面の外周の全周に渡って形成された凸条を嵌め込んでこれら仕切部材と上部ケーシングとの相互位置決めを行い、
    前記凸条を溶着リブとして振動溶着することを特徴とする多気筒内燃機関の吸気装置。
  2. 前記仕切部材の前記連通管が、前記分岐吸気管の開口列の中央に対向して開口していることを特徴とする請求項1に記載の多気筒内燃機関の吸気装置。
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