JP3649381B2 - 画像形成装置における駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、感光体や中間転写体などの像担持体に当接して所定の処理(例えば、転写処理、クリーニング処理や現像処理など)を行う処理部材を備えた画像形成装置において、当該処理部材を適当なタイミングで前記像担持体に対して離当接駆動する駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリンター、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置では、感光体上に形成したトナー像を中間転写体に1次転写する処理を、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)ごとに行い、これら4色のトナー像を中間転写体上で重ね合わせてカラートナー像を形成している。そして、そのカラートナー像を2次転写ローラによって記録材に2次転写することで記録材にカラー画像を形成し、さらに定着手段によって記録材表面のトナー像を加熱して記録材上にカラー画像を定着している。
【0003】
このように構成された画像形成装置では、各色のトナー像を中間転写体に1次転写している間、2次転写ローラを中間転写体から離間しておく必要がある。そこで、従来では、付勢バネとカム機構とを組み合わせてなる駆動装置をがぞ形成装置に設け、この駆動装置によって2次転写ローラを中間転写体に対して離当接駆動していた。
【0004】
この駆動装置では、2次転写位置の近傍位置において揺動部材が揺動自在に設けられるとともに、その揺動部材に2次転写ローラが回転自在に軸支されている。そして、付勢バネが揺動部材に取り付けられ、2次転写ローラを中間転写体に向けて付勢し、これによって2次転写ローラが中間転写体に当接して2次転写処理を行う。
【0005】
また、揺動部材の近傍に回転軸が配置されるとともに、この回転軸に対してカムが固着されている。そして、回転軸の回転に伴ってカムが回転し、カムの突出部が揺動部材の一部に係合することで付勢バネのバネ力に逆らいながら揺動部材を中間転写体の反対側に揺動させる。これによって、揺動部材によって保持されている2次転写ローラが中間転写体から離間する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように構成された駆動装置では、カム機構によって2次転写ローラを中間転写体から離間させており、次に2次転写ローラを中間転写体に当接させるタイミング(当接タイミング)では、回転軸の回転とともにカムが回転移動し、これに伴ってカムの突出部が外れて付勢バネのバネ力によって2次転写ローラが中間転写体に移動当接する。このとき、所定の速度で循環回転している中間転写体に対して2次転写ローラが急激に当接することとなり、中間転写体への負荷変動が生じて中間転写体が一時的に減速され、いわゆる当接バンディングと呼ばれる画像欠陥が生じる。
【0007】
また、当接バンディングを防止するためには、付勢バとカム機構との関係を逆転させることも考えられる。つまり、付勢バネによって2次転写ローラを中間転写体から離間させる方向に揺動部材を付勢しておき、当接タイミングにおいてカム機構で揺動部材を2次転写側に押遣り、これによって付勢バネに逆らいながら2次転写ローラを中間転写体に当接させるように構成してもよい。
【0008】
しかしながら、このように構成した場合には、当接バンディングは解消されるものの、離間タイミングで2次転写ローラが急激に中間転写体から離間することとなり、いわゆる離間バンディングが発生してしまう。また、上記したようにカム機構を用いて付勢バネに逆らって2次転写ローラを移動させる構成を採用した場合、バネ力に対抗して回転軸を回転駆動するために比較的トルクの大きな駆動モータを用いる必要があり、その結果、装置の大型化やコスト増大などの問題も生じてしまう。
【0009】
ここで、上記のように付勢バネを用いて2次転写ローラを中間転写体から離間させる代わりに、2次転写ローラの自重によって離間動作を実行するように構成することも考えられる。しかしながら、この提案例においては、2次転写ローラの配設位置、つまり2次転写位置が制約されてしまう。例えば、ドラム状の中間転写体を用いた場合、2次転写位置は中間転写ドラムの最下位置に一義的に決まってしまう。したがって、2次転写位置が設計上規制されてしまうこととなり、画像形成装置の設計自由度を大幅に損ねるという問題が別途発生してしまう。
【0010】
なお、このような問題は2次転写ローラに限定された問題ではなく、感光体や中間転写体などの像担持体に当接して所定の処理を行う処理部材(現像部やクリーニング部など)を像担持体に対して離当接駆動する駆動装置に共通する問題である。
【0011】
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、設計自由度が高く、しかも像担持体の速度変動を抑制すことができる画像形成装置における駆動装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、画像形成装置の像担持体に当接して所定の処理を行う処理部材を適当なタイミングで前記像担持体に対して離当接駆動する駆動装置であって、上記目的を達成するため、回転軸と、前記回転軸に固着され、その外周部の一部に突出部が形成されるとともに、その内面に内面カム溝が形成されたカムと、前記処理部材を保持しながら前記像担持体に対して接近・離間自在に設けられた可動保持部材とを備え、当接タイミングでは、前記回転軸の回転に伴って前記突出部の外周面が前記可動保持部材を前記像担持体側に押遣って前記処理部材を前記像担持体に当接させる一方、離間タイミングでは、前記回転軸の回転に伴って前記内面カム溝の側面が前記可動保持部材から前記カムに向けて突設された係合部と係合しながら前記可動保持部材を前記像担持体の反対側に引き戻して前記処理部材を前記像担持体から離間させる。
【0013】
このように構成された駆動装置では、カムの回転動作に伴ってカムの突出部が可動保持部材を像担持体側に押遣って処理部材を像担持体に当接させる。一方、処理部材を像担持体から離間させる際には、カムの内面カム溝が利用される。つまり、カムの内面に内面カム溝が形成されており、カムの回転動作に伴って内面カム溝の側面が可動保持部材の係合部と係合しながら可動保持部材を像担持体の反対側に引き戻す。こうして、処理部材が像担持体から離間される。このように、この発明では、カムの回転動作によって像担持体に対する処理部材の離当接駆動が行われるため、処理部材の配設位置は任意に設定可能となる。
【0014】
ここで、可動保持部材を、前記処理部材を支持しながら、前記像担持体の近傍で揺動自在に設けられた揺動レバーと、前記揺動レバーに対して遊嵌され、前記突出部と当接可能に構成されたキャップ部と、前記揺動レバーへの前記キャップ部の遊嵌によって形成される収納空間に収納された圧縮バネとで構成してもよい。このように構成した場合、当接タイミングでは、回転軸の回転に伴って突出部の外周面がキャップ部に当接して揺動レバーを揺動させ、これによって揺動レバーを像担持体側に押遣って処理部材を像担持体に当接させる。それに続いて、さらに回転軸が回転すると、圧縮バネを圧縮しながらキャップ部のみが像担持体側に押遣られる。したがって、像担持体に対する処理部材の押圧力が圧縮バネに対応する値となり、押圧力を安定化させることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明にかかる駆動装置を組み込んだ画像形成装置を示す図である。この画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせてフルカラー画像を形成したり、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成する装置である。この画像形成装置では、ホストコンピュータなどの外部装置から画像形成指令(印字要求内容を示す信号)が制御ユニットに与えられると、制御ユニット内に設けられたメインコントローラが画像形成装置のエンジン部1の動作指示に適した形式のジョブデータ(印字情報)に変換し、サブコントローラに与える。これを受けたサブコントローラはジョブデータに応じて画像形成装置のエンジン部1を制御している。
【0016】
このエンジン部1では、作像ユニット2の感光体21にトナー像を形成可能となっている。すなわち、作像ユニット2は、図1の矢印方向に回転可能な感光体21を備えており、さらに感光体21の周りにその回転方向に沿って、帯電手段としての帯電ローラ22、現像手段としての現像器23Y,23M,23C,23K、およびクリーニング部24がそれぞれ配置されている。帯電ローラ22は帯電バイアス回路(図示省略)から帯電バイアスが印加されており、感光体21の外周面に当接して外周面を均一に帯電させる。
【0017】
そして、この帯電ローラ22によって帯電された感光体21の外周面に向けて露光ユニット3からレーザ光LBが照射される。この露光ユニット3は、画像形成指令を画像展開して得られる画像データに応じてレーザ光LBを感光体21上に走査露光して感光体21上に画像形成指令に対応する静電潜像を形成する。
【0018】
こうして形成された静電潜像は現像部23によってトナー現像される。すなわち、この実施形態では現像部23として、イエロー用の現像器23Y、マゼンタ用の現像器23M、シアン用の現像器23C、およびブラック用の現像器23Kが軸中心に回転自在に設けられている。これらの現像器23Y,23M,23C,23Kは回転位置決めされるとともに、感光体21に対して選択的に当接し、トナーを感光体21の表面に付与する。これによって、感光体21上の静電潜像が顕在化される。そして、現像部23で現像されたトナー像は、1次転写領域TR1で転写ユニット4の中間転写ドラム41上に1次転写される。
【0019】
また、1次転写領域TR1から周方向(図1の矢印方向)に進んだ位置には、クリーニング部24が配置されており、1次転写後に感光体21の外周面に残留付着しているトナーを掻き落とす。
【0020】
転写ユニット4の中間転写ドラム41は感光体21と当接しながら、駆動モータ(図示省略)からの回転駆動力を受けて回転する。そして、カラー画像を記録材に転写する場合には、感光体21上に形成される各色のトナー像を中間転写ドラム41上に重ね合わせてカラー像を形成する。また、モノクロ画像を記録材に転写する場合には、感光体21上にブラックトナー像のみを中間転写ドラム41上に形成する。
【0021】
また、こうして中間転写ドラム41上に担持されたトナー像については、2次転写ローラ42によって記録材に2次転写する。この2次転写ローラ42はこの発明にかかる駆動装置によって適当なタイミングで中間転写ドラム(像担持体)41に離当接駆動される。つまり、当接タイミングで2次転写ローラ42は中間転写ドラム41に向けて移動当接して、搬送経路61に沿って2次転写領域TR2に搬送されてくる記録材にトナー像を2次転写する。また、2次転写処理が完了した時点で離間タイミングとなり、2次転写ローラ42は中間転写ドラム41から離間移動する。このように本実施形態では中間転写ドラム41上に記録材に転写すべきトナー像が担持されており、この中間転写ドラム41が本発明の「像担持体」に相当する。また、この2次転写ローラ42が本発明の「処理部材」に相当する。
【0022】
この2次転写領域TR2の近傍には、中間転写ドラム41に対して接離可能にクリーニング部43が設けられており、適当なタイミングで中間転写ドラム41に当接して、2次転写後に中間転写ドラム41の外周面に残留付着しているトナーを掻き落す。
【0023】
さらに、搬送経路61に沿って2次転写領域TR2の下流側には、定着ユニット5が配置されており、搬送経路61に沿って搬送されてくる記録材上のトナー像を記録材に定着する。そして、当該記録材はさらに搬送経路61に沿って排出トレイ(図示省略)に搬送される。
【0024】
次に、本発明にかかる駆動装置の一実施形態について図2ないし図5を参照しつつ詳述する。図2は2次転写ローラを中間転写ドラムに対して離当接駆動する駆動装置の構成を示す斜視図である。また、図3は図2の側面図である。さらに、図4は図3の部分断面図である。
【0025】
この駆動装置7は2次転写ローラ42を中間転写ドラム41に対して離当接駆動する装置である。この駆動装置7では、一対の揺動レバー71,71が中間転写ドラム41の近傍位置で揺動軸711を中心として揺動自在に設けられている。ここで、各揺動レバー71,71に対応する構成は同一であるため、以下の説明においては、図2の手前側の構成について説明し、奥側の構成については同一符号を付して説明を省略する。
【0026】
揺動レバー71は略ハンマー状に形成されており、その柄の部分に相当する揺動アーム部712の後端部に揺動軸711が取付けられている。そして、揺動アーム部712の先端部に、2次転写ローラ42の回転軸421がベアリング72を介して回転自在に軸支されている。また、ハンマー部分に相当する揺動部713は図4に示すように内部が凹部状となるように形成されており、キャップ部73を遊嵌可能となっている。
【0027】
より詳しくは、揺動部713に設けられた凹部の内径はキャップ部73の外径よりも大きくなっており、キャップ部73が揺動部713の凹部内にすっぽりと入り込んでいる。そして、図2および図3に示すように、揺動部713の側面には切欠部713aが形成されており、この切欠部713aにキャップ部73の先端部に形成された係合爪731が係合可能となっている。このように構成することで、キャップ部73が揺動レバー71に対して遊嵌され、一定の遊び量で揺動部713内で進退移動可能となっている。
【0028】
このようにキャップ部73が揺動レバー71に対して遊嵌されると、図4に示すように、それらの間に収納空間SPが形成される。そこで、この実施形態では、この空間SP内に圧縮バネ74を収納し、これによって中間転写ドラム41に対する2次転写ローラ42の押圧力Fを調整している。なお、この点に関しては、後で詳述する。
【0029】
また、キャップ部73に対して回転軸75に固着されたカム76が作用するように構成されており、回転軸75の回転動作に伴ってキャップ部73が進退移動して揺動レバー71を揺動軸711を中心として揺動させることで、2次転写ローラ42が中間転写ドラム41に対して離当接移動する。より詳しく説明すると以下のとおりである。
【0030】
この回転軸75は、図2および図4に示すように、2次転写ローラ42とほぼ平行に配設されており、図示を省略する駆動モータからの回転駆動力を受けて回転する。また、この回転軸75には、揺動レバー71に対応するようにカム76が固着されている。このカム76は、外周部の一部に突出部761が形成されており、回転軸75の回転動作に伴って突出部761の外周面がキャップ部73を中間転写ドラム41側に押遣って2次転写ローラ42を中間転写ドラム41に当接させる。このとき、回転軸75の回転に伴うキャップ部73の中間転写ドラム41側への移動によって揺動レバー71が中間転写ドラム41側に押遣られて2次転写ローラ42を中間転写ドラム41に当接させる。それに続いて、さらに回転軸75が回転すると、圧縮バネ74が圧縮されながらキャップ部73のみが中間転写ドラム41側に押遣られる。したがって、中間転写ドラム41に対する2次転写ローラ42の押圧力Fが圧縮バネ74に対応する値となり、押圧力Fを安定化させることが可能となる。
【0031】
一方、このカム76の内面には内面カム溝762が形成されており、図4に示すように、この内面カム溝762に向かってキャップ部73から係合ボス732が突設されている。そして、回転軸75とともにカム76が回転すると、そのカム76の回転動作に伴って内面カム溝762の側面762aが係合ボス732と係合しながらキャップ部73を中間転写ドラム41の反対側に後退させる(図5)。その結果、揺動レバー71および2次転写ローラ42が中間転写ドラム41から離間移動される。
【0032】
以上のように、この実施形態によれば、カム76の回転動作によって中間転写ドラム41に対する2次転写ローラ42の離当接駆動を行っているため、2次転写ローラ42の配設位置を任意に設定することができる。また、従来例や提案例の如く当接および離間駆動のために付勢バネを用いておらず、いわゆるカム機構のみによって2次転写ローラ42を中間転写ドラム41に対して離当接移動させているため、当接バンディングおよび離間バンディングを抑制することができ、良好な画像品質を得ることができる。また、駆動モータへの負荷が少なくなり、駆動モータの小型化も可能となる。
【0033】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、揺動レバー71とキャップ部73とで本発明の「可動保持部材」と構成するとともに、揺動レバー71とキャップ部73との間に形成される収納空間SPに圧縮バネ74を配置しているが、圧縮バネ74を設けることは必須構成要件ではなく、揺動レバー71とキャップ部73を一体化した可動保持部材を設けるようにしてもよい。ただし、上記したように中間転写ドラム41に対する2次転写ローラ42の押圧力Fを安定化させる上では、圧縮バネ74を設けるのが望ましい。
【0034】
また、上記実施形態では、2次転写ローラ42の両端のそれぞれに設けられた可動保持部材(揺動レバー71およびキャップ部73)を、それぞれ対応するカム76,76で1対1で駆動しているが、1つのカム76で2つの可動保持部材を駆動するように構成してもよい。
【0035】
また、上記実施形態では、中間転写ドラム41に形成されたトナー像を記録材に2次転写する2次転写ローラ42を駆動する駆動装置に関するものであるが、中間転写ドラム以外の中間転写媒体(中間転写ベルト、中間転写シートなど)にトナー像を2次転写する2次転写ローラを駆動する駆動装置にも本発明を適用することができる。また、中間トナー像を形成することなく、感光体上のトナー像を記録材に転写する転写ローラを駆動する駆動装置に対して本発明を適用することができ、この場合、感光体が本発明の「像担持体」に相当する。また、画像形成方式として、いわゆるタンデム方式を採用する画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。また、上記において説明した画像形成装置はプリンターであるが、画像形成装置としては複写機やファクシミリ装置などの画像形成装置全般が含まれる。
【0036】
さらに、上記実施形態では、処理部材として転写ローラを例示し、この転写ローラを駆動する駆動装置について説明したが、感光体や中間転写体などの像担持体に当接して所定の処理を行う処理部材(現像部やクリーニング部など)を像担持体に対して離当接駆動する駆動装置全般について本発明を適用することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、カムの回転動作に伴ってカムの突出部により可動保持部材を像担持体側に押遣り、これによって処理部材を前記像担持体に当接させる一方、カムの内面カム溝の側面に対して可動保持部材の係合部を係合させており、カムの回転動作に伴って可動保持部材を像担持体の反対側に引き戻すように構成しているので、カムの回転動作によって像担持体に対する処理部材の離当接駆動を行うことができ、処理部材を任意の位置に配設することができる。
【0038】
また、従来例や提案例の如く当接および離間駆動のために付勢バネを用いておらず、いわゆるカム機構のみによって処理部材を像担持体に対して離当接移動させているため、当接バンディングおよび離間バンディングを抑制することができ、良好な画像品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる駆動装置を組み込んだ画像形成装置を示す図である。
【図2】2次転写ローラを中間転写ドラムに対して離当接駆動する駆動装置の構成を示す斜視図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図3の部分断面図である。
【図5】2次転写ローラを中間転写ドラムから離間させたときの駆動装置を示す側面図である。
【符号の説明】
7…駆動装置
41…中間転写ドラム(像担持体)
71…揺動レバー(可動保持部材)
73…キャップ部(可動保持部材)
74…圧縮バネ
75…回転軸
76…カム
732…係合ボス(係合部)
761…突出部
762…内面カム溝
762a…(内面カム溝の)側面
SP…収納空間

Claims (2)

  1. 画像形成装置の像担持体に当接して所定の処理を行う処理部材を適当なタイミングで前記像担持体に対して離当接駆動する駆動装置であって、
    回転軸と、
    前記回転軸に固着され、その外周部の一部に突出部が形成されるとともに、その内面に内面カム溝が形成されたカムと、
    前記処理部材を保持しながら前記像担持体に対して接近・離間自在に設けられた可動保持部材とを備え、
    当接タイミングでは、前記回転軸の回転に伴って前記突出部の外周面が前記可動保持部材を前記像担持体側に押遣って前記処理部材を前記像担持体に当接させる一方、
    離間タイミングでは、前記回転軸の回転に伴って前記内面カム溝の側面が前記可動保持部材から前記カムに向けて突設された係合部と係合しながら前記可動保持部材を前記像担持体の反対側に引き戻して前記処理部材を前記像担持体から離間させることを特徴とする画像形成装置における駆動装置。
  2. 前記可動保持部材は、
    前記処理部材を支持しながら、前記像担持体の近傍で揺動自在に設けられた揺動レバーと、
    前記揺動レバーに対して遊嵌され、前記突出部と当接可能に構成されたキャップ部と、
    前記揺動レバーへの前記キャップ部の遊嵌によって形成される収納空間に収納された圧縮バネとを備え請求項1記載の画像形成装置における駆動装置。
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