JP3780809B2 - 転写装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、所定の転写位置で記録材を介して像担持体に転写ローラを当接させることによって前記像担持体上のトナー像を前記記録材に転写する転写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリンター、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置では、感光体上に形成したトナー像を中間転写体に1次転写する処理を、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)ごとに行い、これら4色のトナー像を中間転写体上で重ね合わせてカラートナー像を形成している。そして、そのカラートナー像を2次転写ローラによって記録材に2次転写することで記録材にカラー画像を形成し、さらに定着手段によって記録材表面のトナー像を加熱して記録材上にカラー画像を定着している。
【0003】
このように構成された画像形成装置では、各色のトナー像を中間転写体に1次転写している間、2次転写ローラを中間転写体から離間しておく必要がある。より具体的には、以下のタイミングで転写ローラが中間転写体に対して離当接する。
【0004】
1次転写処理を行っている最中では、上記したように2次転写ローラは中間転写体から離間されている。そして、中間転写体の全周のうちトナー像が1次転写される領域、つまり画像領域に4色のトナー像が重ね合わされると、その画像領域の先端が2次転写ローラの位置に移動してきてくるのに対応して2次転写ローラが記録材を介して中間転写体に当接されて当該記録材への2次転写が開始される。一方、画像領域の後端が2次転写ローラを通過すると、2次転写ローラは中間転写体から離間して2次転写を完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、所定の速度で循環回転している中間転写体に対して静止している転写ローラが当接すると、その当接によって中間転写体への負荷変動が生じて中間転写体が一時的に減速され、いわゆるバンディングと呼ばれる画像欠陥が生じる。この問題を解消するため、従来においては、転写ローラを中間転写体に対して離当接させる離当接駆動装置に加えて、転写ローラを回転させる回転駆動装置を設けている。この回転駆動装置は転写ローラを中間転写体の回転方向と逆の方向に回転させるものである。そして、この回転駆動装置によって転写ローラを回転させながら、離当接駆動装置によって転写ローラを中間転写体に向けて移動当接させると、中間転写体への転写ローラの当接時に発生する中間転写体への負荷変動が抑えられてバンディングが抑制されている。
【0006】
しかしながら、従来の転写装置では、2つの独立した駆動装置を設ける必要があり、装置の大型化を招き、また部品点数の増大により装置コストの増大を招くといった問題があった。なお、このような問題は中間転写体を用いたカラー画像形成装置特有の問題というわけではなく、転写ローラが感光体や中間転写体などの像担持体に対して離当接するという構造を有する画像形成装置に共通する問題である。
【0007】
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、小型で、しかも低コストで像担持体への転写ローラの当接によるバンディングの発生を抑制することができる転写装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、所定の転写位置で記録材を介して像担持体に転写ローラを当接させることによって前記像担持体上のトナー像を前記記録材に転写する転写装置であって、上記目的を達成するため、前記転写位置近傍で揺動自在に設けられ、その一方端部に前記転写ローラが回転自在に取付けられた揺動部材と、カム軸と、当該カム軸に固着されたカムとを有し、前記カム軸とともに回転する前記カムによって前記揺動部材を揺動させることで前記転写ローラを前記像担持体に向けて移動し、当接させる揺動機構と、前記転写ローラが前記像担持体に向けて移動するとき、前記カム軸の回転動作に応じて前記転写ローラを前記像担持体の回転方向と逆の方向に回転させる回転機構とを備えている。
【0009】
このように構成された転写装置では、カム軸の回転動作に応じてカムがカム軸を中心として回転し、揺動部材を揺動させる。そのため、その揺動部材の一方端部に取付けられた転写ローラが像担持体に向けて移動し、当接する。また、この転写ローラの移動動作とともに、カム軸の回転動作を受けて転写ローラが像担持体の回転方向と逆の方向に回転する。このようにカム軸の回転動作によって転写ローラが回転しながら、像担持体に移動し、当接する。その結果、像担持体への転写ローラの当接によるバンディングの発生が効果的に抑制される。
【0010】
ここで、カム軸の回転動作を受けて転写ローラを回転させる機構、つまり回転機構を、例えば前記転写ローラの回転軸に固着された第1ギアと、前記カム軸に固着された略扇形状の第2ギアと、前記転写ローラが前記像担持体に向けて移動するとき、前記第2ギアのギア部と噛合して前記カム軸の回転運動を受けるとともに、その回転運動を前記第1ギアに伝達して前記転写ローラを回転させる伝達機構とで構成してもよい。このように構成することで、第2ギアのギア部が伝達機構と噛合している間、例えば転写ローラが像担持体に向けて移動している間のみ転写ローラを回転させ、それ以外の状態では転写ローラが第2ギアの拘束力を受けないように構成することができ、転写ローラを像担持体の回転に従動して動作させることが可能となる。
【0011】
また、前記伝達機構としては、例えば揺動軸に対して回転自在に取付けられ、その外周面が第1および第2ギアと噛合可能となっているアイドルギアで構成することができる。このように構成することで、これら3つのギアは基準ピッチ円で相互に噛み合うこととなり、ギア列(第1ギア、第2ギアおよびアイドルギア)により回転駆動力が伝達される転写ローラの回転速度を一定に保つことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明にかかる転写装置を組み込んだ画像形成装置を示す図である。この画像形成装置は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせてフルカラー画像を形成したり、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成する装置である。この画像形成装置では、ホストコンピュータなどの外部装置から画像形成指令(印字要求内容を示す信号)が制御ユニットに与えられると、制御ユニット内に設けられたメインコントローラが画像形成装置のエンジン部1の動作指示に適した形式のジョブデータ(印字情報)に変換し、サブコントローラに与える。これを受けたサブコントローラはジョブデータに応じて画像形成装置のエンジン部1を制御している。
【0013】
このエンジン部1では、作像ユニット2の感光体21にトナー像を形成可能となっている。すなわち、作像ユニット2は、図1の矢印方向に回転可能な感光体21を備えており、さらに感光体21の周りにその回転方向に沿って、帯電手段としての帯電ローラ22、現像手段としての現像器23Y,23C,23M,23K、およびクリーニング部24がそれぞれ配置されている。帯電ローラ22は帯電バイアス回路(図示省略)から帯電バイアスが印加されており、感光体21の外周面に当接して外周面を均一に帯電させる。
【0014】
そして、この帯電ローラ22によって帯電された感光体21の外周面に向けて露光ユニット3からレーザ光LBが照射される。この露光ユニット3は、画像形成指令を画像展開して得られる画像データに応じてレーザ光LBを感光体21上に走査露光して感光体21上に画像形成指令に対応する静電潜像を形成する。
【0015】
こうして形成された静電潜像は現像部23によってトナー現像される。すなわち、この実施形態では現像部23として、イエロー用の現像器23Y、シアン用の現像器23C、マゼンタ用の現像器23M、およびブラック用の現像器23Kが軸中心に回転自在に設けられている。これらの現像器23Y,23C,23M,23Kは回転位置決めされるとともに、感光体21に対して選択的に当接し、トナーを感光体21の表面に付与する。これによって、感光体21上の静電潜像が顕在化される。そして、現像部23で現像されたトナー像は、1次転写領域TR1で転写ユニット4の中間転写ドラム41上に1次転写される。
【0016】
また、1次転写領域TR1から周方向(図1の矢印方向)に進んだ位置には、クリーニング部24が配置されており、1次転写後に感光体21の外周面に残留付着しているトナーを掻き落とす。
【0017】
転写ユニット4の中間転写ドラム41は感光体21と当接しながら、駆動モータ(図示省略)からの回転駆動力を受けて回転する。そして、カラー画像を記録材に転写する場合には、感光体21上に形成される各色のトナー像を中間転写ドラム41上に重ね合わせてカラー像を形成する。また、モノクロ画像を記録材に転写する場合には、感光体21上のブラックトナー像のみを中間転写ドラム41上に形成する。
【0018】
また、こうして中間転写ドラム41上に担持されたトナー像については、2次転写部7によって記録材に2次転写する。この2次転写部7は本発明にかかる転写装置に相当するものであり、2次転写ローラ71を有している。そして、後で詳述する揺動部材、揺動機構および回転機構によって、適当なタイミングで回転しながら中間転写ドラム(像担持体)41に向けて移動当接して、搬送経路61に沿って2次転写領域TR2に搬送されてくる記録材にトナー像を2次転写する。このように本実施形態では中間転写ドラム41上に記録材に転写すべきトナー像が担持されており、この中間転写ドラム41が本発明の「像担持体」に相当する。また、この2次転写領域TR2が本発明の「所定の転写位置」に相当する。
【0019】
この2次転写領域TR2の近傍には、中間転写ドラム41に対して接離可能にクリーニング部43が設けられており、適当なタイミングで中間転写ドラム41に当接して、2次転写後に中間転写ドラム41の外周面に残留付着しているトナーについては、クリーニング部43によって掻き落される。
【0020】
さらに、搬送経路61に沿って2次転写領域TR2の下流側には、定着ユニット5が配置されており、搬送経路61に沿って搬送されてくる記録材上のトナー像を記録材に定着する。そして、当該記録材はさらに搬送経路61に沿って排出トレイ(図示省略)に搬送される。
【0021】
次に、本発明にかかる転写装置の一実施形態たる2次転写部の構成および動作について図2ないし図5を参照しつつ詳述する。図2は2次転写部の構成を示す斜視図である。また図3は図2の側面図である。この2次転写部7は、2次転写ローラ71と、2次転写領域TR2近傍で揺動自在に設けられた揺動部材72と、揺動部材72を揺動させる揺動機構73と、2次転写ローラ71を中間転写ドラム41の回転方向αと逆の方向βに回転させる回転機構74とで構成されている。
【0022】
2次転写ローラ71は図2に示すように2次転写領域TR2において中間転写ドラム41と平行に配置された円柱状ローラである。そして、この2次転写ローラ71の一方端近傍には、側面視においてハンマ形状に仕上げられた揺動プレート721が配置されている。また、図2への図示を省略しているが、2次転写ローラ71の他方端近傍にも揺動プレートが配置されている。これら一対の揺動プレート721は連結材722で相互に連結されるとともに、揺動軸723を中心としてフレームに軸支されており、揺動軸723を揺動中心として揺動プレート721および連結材722が一体的に揺動自在となっている。なお、この実施形態では、揺動プレート721および連結材722を個別に形成しているが、これらを一体成形してもよいことは言うまでもない。
【0023】
各揺動プレート721の一方端部721aでは、2次転写ローラ71の回転軸711が回転自在に軸支されており、揺動プレート721および連結材722の揺動動作とともに2次転写ローラ71が中間転写ドラム41に対して離当接自在となっている。そして、後で説明するように2次転写ローラ71が記録材を介して中間転写ドラム41と当接すると、中間転写ドラム41に従動して回転しながら、中間転写ドラム41上に形成されたトナー像を記録材に2次転写する。このように、この実施形態では、揺動プレート721、連結材722および揺動軸723により揺動部材72が構成されている。
【0024】
この揺動プレート721の他方端部721bの近傍にカム軸731が回転軸711および揺動軸723とほぼ平行に配置され、フレームに回転自在に軸支されている。また、2次転写ローラ71の一方端側、つまり図2の右下側では、揺動プレート721の他方端部721bに対応してカム732がカム軸731に固着されている。このため、カム軸731に回転駆動力を与えてカム732を回転させると、その回転量に応じてカム732の一部が揺動プレート721の他方端部721bと係合して揺動部材72が揺動軸723を揺動中心として揺動させる。
【0025】
なお、この実施形態では、揺動プレート721の一部に付勢バネ733を取付けて2次転写ローラ71を中間転写ドラム41に向けて付勢させている。したがって、図3に示すように、カム732が揺動プレート721の他方端部721bから離れているときには、付勢バネ733の付勢力によって2次転写ローラ71が中間転写ドラム41に当接される一方、カム732が図4に示すように位置して揺動プレート721の他方端部721bと係合すると、付勢バネ733の付勢力に逆らって揺動部材72を同図の紙面において時計方向に揺動させ、2次転写ローラ71を中間転写ドラム41から離間させる。このように、この実施形態では、カム軸731、カム732および付勢バネ733によって揺動機構73が構成されている。ただし、付勢バネ733は揺動機構73を構成する上で必須となる構成要件ではなく、カムのみによって揺動機構を構成するようにしてもよい。
【0026】
また、回転軸711およびカム軸731には、第1ギア741および第2ギア742がそれぞれ固着されている。この第2ギア742は略扇形形状を有しており、カム軸731の回転とともに回転する。そして、この第2ギア742を介してカム軸731の回転運動を第1ギア741に伝達するために第1および第2ギア741,742の間に伝達機構として機能するアイドルギア743が設けられている。このアイドルギア743は揺動軸723に対して回転自在に取付けられており、第2ギア742のギア部742aがアイドルギア743と噛合している間のみカム軸731の回転運動が3つのギア741〜743からなるギア列によって回転軸711に伝達されて2次転写ローラ71を回転方向βに回転駆動することができる。
【0027】
しかも、この実施形態では、3つのギア741〜743が基準ピッチ円(図3および図4中の1点鎖線)で相互に噛み合うように設定されている。このため、上記のように揺動部材72が揺動したとしても2次転写ローラ71の回転速度を一定に保つことができる。このように、この実施形態では、3つのギア741〜743によって回転機構74を構成している。
【0028】
次に、上記のように構成された2次転写部7の動作について説明する。図5は2次転写部の動作を示すタイミングチャートである。まず、1次転写処理を行っている最中では、カム732は図4に示すように揺動プレート721の他方端部721bと係合して付勢バネ733の付勢力に逆らって2次転写ローラ71を中間転写ドラム41から離間させている(図4)。
【0029】
そして、中間転写ドラム41の画像領域に4色のトナー像が重ね合わされ、その画像領域の先端が2次転写領域TR2に近づいてくると、適当なタイミングT1でカム軸731の回転を開始する。すると、カム軸731の回転に応じてカム732が図4の紙面において時計方向に回転し、その結果、揺動部材72は揺動軸723を揺動中心として反時計方向に揺動していく。また、その揺動動作に連動してカム軸731に固着されている第2ギア742が同図紙面において時計方向に回転し、タイミングT2で第2ギア742のギア部742aがアイドルギア743と噛合してギア列が形成される。その結果、このギア列(第2ギア742−アイドルギア743−第1ギア741)によってカム軸731の回転運動が2次転写ローラ71に与えられて2次転写ローラ71が中間転写ドラムの回転方向αと逆の方向βに回転する。
【0030】
さらにカム軸731が回転すると、第2ギア742のギア部742aとアイドルギア743との噛合が外れた(タイミングT3)後、2次転写ローラ71が搬送経路61に沿って2次転写領域TR2に搬送されてきた記録材(図示省略)を介して中間転写ドラム41に当接して中間転写ドラム41に従動回転する(タイミングT4)。こうして、2次転写処理が行われる。なお、2次転写処理が開始された後、しばらくしてカム軸731の回転は停止されて次の2次転写処理に備えて待機している。
【0031】
以上のように、この実施形態によれば、カム軸731の回転動作によって2次転写ローラ71を中間転写ドラム41に向けて移動させながら、2次転写ローラ71を中間転写ドラム41の回転方向αと逆の方向βに回転させている。したがって、中間転写ドラム41への2次転写ローラ71の当接によるバンディングの発生を効果的に抑制することができる。また、上記のようにカム軸731の回転のみによって、中間転写ドラム41に対する2次転写ローラ71の離当接駆動と、2次転写ローラ71の回転駆動とを同時に行っているため、従来例に比べて構成が簡素なものとなり、装置の小型化や低コスト化において有利なものとなっている。
【0032】
特に、上記実施形態では、略扇形状の第2ギア742を用いることで2次転写ローラ71が記録材を挟んで中間転写ドラム41に当接している間、アイドルギア743との噛合が解除されているので、その当接状態では2次転写ローラ71に対して余分な外力が加わるのを防止することができる。
【0033】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、2次転写ローラ71を中間転写ドラム41に近接移動させている最中の回転数が2次転写処理中の従動回転数よりも若干、例えば数%〜10%程度低くなるように設定しているが、同一回転数または従動回転数よりも若干、例えば数%〜10%程度高くなるように設定してもよい。要は、従動回転数とほぼ同程度の回転数で2次転写ローラ71を回転させながら、中間転写ドラム41に当接させるのが望ましい。
【0034】
また、上記実施形態では、伝達機構としてアイドルギア743によって第1および第2ギア741,742を相互に連結してギア列を形成しているが、アイドルギア743の代わりに複数のギアを組み合わせて伝達機構を構成するようにしてもよい。
【0035】
また、上記実施形態では、2次転写ローラ71の一方端側(図2の右下側)にのみ揺動機構73および回転機構74を設けているが、他方端側にも揺動機構73および回転機構74を設け、2次転写ローラ71の両端側で同時に2次転写ローラ71の離当接駆動および回転駆動を行うようにしてもよい。
【0036】
さらに、上記実施形態では、中間転写ドラム41に形成されたトナー像を記録材に2次転写する転写装置に関するものであるが、中間転写ドラム以外の中間転写媒体(中間転写ベルト、中間転写シートなど)にトナー像を2次転写する転写装置にも本発明を適用することができる。また、中間トナー像を形成することなく、感光体上のトナー像を記録材に転写する転写装置に対して本発明を適用することができる。この装置では、感光体が本発明の「像担持体」に相当する。また、画像形成方式として、いわゆるタンデム方式を採用する画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。また、上記において説明した画像形成装置はプリンタであるが、画像形成装置としては複写機やファクシミリ装置などの画像形成装置全般が含まれる。
【0037】
【発明の効果】
このように、この発明によれば、カム軸とともに回転するカムによって揺動部材を揺動させることで転写ローラを像担持体に向けて移動当接させるとともに、この転写ローラの移動動作とともに、カム軸の回転動作を受けて転写ローラを像担持体の回転方向と逆の方向に回転させるように構成しているので、像担持体への転写ローラの当接によるバンディングの発生を効果的に抑制することができる。しかも、そのような作用効果をカム軸の回転動作のみによって達成することができ、装置の小型化および低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる転写装置を組み込んだ画像形成装置を示す図である。
【図2】この発明にかかる転写装置の一実施形態である2次転写部の構成を示す斜視図である。
【図3】図2の側面図であり、2次転写処理中の状態を示す図である。
【図4】1次転写処理中の状態を示す図である。
【図5】図2の2次転写部の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
7…2次転写部(転写装置)
41…中間転写ドラム(像担持体)
71…2次転写ローラ
72…揺動部材
73…揺動機構
74…回転機構
711…(2次転写ローラの)回転軸
721…揺動プレート
721a…(揺動プレートの)一方端部
721b…(揺動プレートの)他方端部
722…連結プレート
723…揺動軸
731…カム軸
732…カム
741…第1ギア
742…第2ギア
742a…(第2ギアの)ギア部
743…アイドルギア(伝達機構)
TR2…2次転写領域(所定の転写位置)
α…(中間転写ドラムの)回転方向
β…(2次転写ローラの)回転方向

Claims (3)

  1. 所定の転写位置で記録材を介して像担持体に転写ローラを当接させることによって前記像担持体上のトナー像を前記記録材に転写する転写装置において、
    前記転写位置近傍で揺動自在に設けられ、その一方端部に前記転写ローラが回転自在に取付けられた揺動部材と、
    カム軸と、当該カム軸に固着されたカムとを有し、前記カム軸とともに回転する前記カムによって前記揺動部材を揺動させることで前記転写ローラを前記像担持体に向けて移動し、当接させる揺動機構と、
    前記転写ローラが前記像担持体に向けて移動するとき、前記カム軸の回転動作に応じて前記転写ローラを前記像担持体の回転方向と逆の方向に回転させる回転機構とを備えたことを特徴とする転写装置。
  2. 前記回転機構は、
    前記転写ローラの回転軸に固着された第1ギアと、
    前記カム軸に固着された略扇形状の第2ギアと、
    前記転写ローラが前記像担持体に向けて移動するとき、前記第2ギアのギア部と噛合して前記カム軸の回転運動を受けるとともに、その回転運動を前記第1ギアに伝達して前記転写ローラを回転させる伝達機構とを備えた請求項1記載の転写装置。
  3. 前記伝達機構は、前記揺動軸に対して回転自在に取付けられ、その外周面が前記第1および第2ギアと噛合可能となっているアイドルギアで構成された請求項2記載の転写装置。
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