JP3642458B2 - ネットワークファクシミリ通信システムの制御方法およびネットワークファクシミリ装置 - Google Patents
ネットワークファクシミリ通信システムの制御方法およびネットワークファクシミリ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3642458B2 JP3642458B2 JP13831498A JP13831498A JP3642458B2 JP 3642458 B2 JP3642458 B2 JP 3642458B2 JP 13831498 A JP13831498 A JP 13831498A JP 13831498 A JP13831498 A JP 13831498A JP 3642458 B2 JP3642458 B2 JP 3642458B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- document
- facsimile
- network
- bank
- workstation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法、および、パーソナルコンピュータ装置と、このパーソナルコンピュータ装置に接続され、そのパーソナルコンピュータ装置に対して所定のファクシミリモデム機能を提供するとともに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法、および、ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムに適用されるネットワークファクシミリ装置、および、パーソナルコンピュータ装置と、このパーソナルコンピュータ装置に接続され、そのパーソナルコンピュータ装置に対して所定のファクシミリモデム機能を提供するとともに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムに適用されるネットワークファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムが実用されている。
【0003】
このようなネットワークファクシミリ通信システムを用いると、ローカルエリアネットワークに接続された複数のワークステーション装置から、公衆網に接続されているファクシミリ装置へ画情報を送信することができるので、非常に便利である。
【0004】
また、ネットワークファクシミリ装置を直接操作して送信動作を行う際、ドキュメントバンクに登録されている定型文書を用いることができるので、例えば、頻繁に送付する可能性のある案内地図などの文書を、送信の都度読みとる必要がなく、便利である。ここで、ドキュメントバンクに登録された文書は、例えば、ワンタッチダイアルや短縮ダイアルに登録することができ、ワンタッチダイアルまたは短縮ダイアルを操作入力するだけで、登録された文書を使用することができる。
【0005】
また、定型文書の文書属性を送付状などの送信票として登録すれば、送信原稿に先立って送信票の画像を送信することができ、送付状を別途用意する必要がなく便利である。さらに、ドキュメントバンクに登録する際に、送信宛先の情報(例えば、電話番号、ワンタッチ番号、短縮番号など)も登録しておけば、例えば、送付状と送信宛先を、ドキュメントバンクに登録された文書を選択するための1つのキー操作で選択することができ、送信操作が非常に簡便なものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来装置には、次のような不具合を生じていた。
【0007】
すなわち、従来、ドキュメントバンクに対して文書を登録する際、登録する原稿をスキャナで読み取らせることで、文書データを作成していたので、文書の画像が不鮮明であったり、黒すじや白抜けを生じたり、あるいは、濃度ムラが生じるなど、送信する文書内容に不具合を生じることがあった。
【0008】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、ドキュメントバンクへ登録する文書の画像の画質を向上することのできるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法およびネットワークファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法において、上記ワークステーション装置は、上記ドキュメントバンクへ登録する定型文書を作成し、その定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨を要求するドキュメントバンク登録要求電子メールを作成し、そのドキュメントバンク登録要求電子メールを上記定型文書の画情報とともに上記ネットワークファクシミリ装置へ送信する一方、上記ネットワークファクシミリ装置は、上記ドキュメントバンク登録要求電子メールを受信すると、そのドキュメントバンク登録要求電子メールとともに受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するようにしたものである。
【0010】
また、ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法において、上記ワークステーション装置は、上記ドキュメントバンクへ登録する定型文書を作成し、その定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨を要求するドキュメントバンク登録要求電子メールを作成し、そのドキュメントバンク登録要求電子メールを上記定型文書の画情報とともに上記ネットワークファクシミリ装置へ送信する一方、上記ネットワークファクシミリ装置は、上記ドキュメントバンク登録要求電子メールを受信すると、そのドキュメントバンク登録要求電子メールとともに受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するとともに、その登録が正常に終了した際には、要求されたドキュメントバンク登録要求が正常終了した旨を通知する正常終了通知電子メールを、上記ドキュメントバンク登録要求電子メールの送信元へ送信し、上記登録がエラーした際には、要求されたドキュメントバンク登録要求がエラーした旨を通知するエラー通知電子メールを、上記ドキュメントバンク登録要求電子メールの送信元へ送信するようにしたものである。
【0011】
また、ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法において、上記ネットワークファクシミリ装置は、ローカルエリアネットワークを介して上記ワークステーション装置とポイント・ツー・ポイント接続され、仮想のファクシミリモデム手段を上記ワークステーション装置に提供する一方、上記ワークステーション装置は、上記仮想のファクシミリモデム手段との間で所定のモデムコマンドおよびグループ3ファクシミリ伝送手順コマンドを上記ファクシミリモデム手段との間でやりとりし、ファクシミリ通信を実現するファクシミリ通信手段を備え、上記ワークステーション装置は、上記ドキュメントバンクへ登録する定型文書を作成し、その定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨を、上記所定のモデムコマンドを用いて上記ネットワークファクシミリ装置へ通知するとともに上記定型文書の画情報を上記ネットワークファクシミリ装置へ送信する一方、上記ネットワークファクシミリ装置は、上記ワークステーション装置から上記モデムコマンドを用いて定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのワークステーション装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するようにしたものである。
【0012】
また、ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法において、上記ネットワークファクシミリ装置は、ローカルエリアネットワークを介して上記ワークステーション装置とポイント・ツー・ポイント接続され、仮想のファクシミリモデム手段を上記ワークステーション装置に提供する一方、上記ワークステーション装置は、上記仮想のファクシミリモデム手段との間で所定のモデムコマンドおよびグループ3ファクシミリ伝送手順コマンドを上記ファクシミリモデム手段との間でやりとりし、ファクシミリ通信を実現するファクシミリ通信手段を備え、上記ワークステーション装置は、上記ドキュメントバンクへ登録する定型文書を作成し、その定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨を、上記所定のモデムコマンドを用いて上記ネットワークファクシミリ装置へ通知するとともに上記定型文書の画情報を上記ネットワークファクシミリ装置へ送信する一方、上記ネットワークファクシミリ装置は、上記ワークステーション装置から上記モデムコマンドを用いて定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのワークステーション装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するとともに、その登録がエラーした際には、そのエラー発生時点で、上記モデムコマンドのエラー信号を上記ワークステーション装置へ送信するようにしたものである。
【0013】
また、パーソナルコンピュータ装置と、このパーソナルコンピュータ装置に接続され、そのパーソナルコンピュータ装置に対して所定のファクシミリモデム機能を提供するとともに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法において、上記パーソナルコンピュータ装置は、上記ドキュメントバンクへ登録する定型文書を作成し、上記ドキュメントバンクへ登録する旨を上記ネットワークファクシミリ装置へ通知するとともに上記定型文書の画情報を上記ネットワークファクシミリ装置へ送信する一方、上記ネットワークファクシミリ装置は、上記パーソナルコンピュータ装置から定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのパーソナルコンピュータ装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するようにしたものである。
【0014】
また、パーソナルコンピュータ装置と、このパーソナルコンピュータ装置に接続され、そのパーソナルコンピュータ装置に対して所定のファクシミリモデム機能を提供するとともに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法において、上記パーソナルコンピュータ装置は、上記ドキュメントバンクへ登録する定型文書を作成し、上記ドキュメントバンクへ登録する旨を上記ネットワークファクシミリ装置へ通知するとともに上記定型文書の画情報を上記ネットワークファクシミリ装置へ送信する一方、上記ネットワークファクシミリ装置は、上記パーソナルコンピュータ装置から定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのパーソナルコンピュータ装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するとともに、その登録がエラーした際には、登録エラーを上記パーソナルコンピュータ装置へ通知するようにしたものである。
また、ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムに適用されるネットワークファクシミリ装置において、上記ワークステーション装置より、定型文書の画情報とともに上記ドキュメントバンクへ登録する旨を要求するドキュメントバンク登録要求電子メールを受信すると、そのドキュメントバンク登録要求電子メールとともに受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するものである。
また、ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムに適用されるネットワークファクシミリ装置において、上記ワークステーション装置より、定型文書の画情報とともに上記ドキュメントバンクへ登録する旨を要求するドキュメントバンク登録要求電子メールを受信すると、そのドキュメントバンク登録要求電子メールとともに受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するとともに、その登録が正常に終了した際には、要求されたドキュメントバンク登録要求が正常終了した旨を通知する正常終了通知電子メールを、上記ドキュメントバンク登録要求電子メールの送信元へ送信し、上記登録がエラーした際には、要求されたドキュメントバンク登録要求がエラーした旨を通知するエラー通知電子メールを、上記ドキュメントバンク登録要求電子メールの送信元へ送信するものである。
また、ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムに適用されるネットワークファクシミリ装置において、上記ネットワークファクシミリ装置は、ローカルエリアネットワークを介して上記ワークステーション装置とポイント・ツー・ポイント接続され、仮想のファクシミリモデム手段を上記ワークステーション装置に提供する一方、上記ワークステーション装置から所定のモデムコマンドを用いて定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのワークステーション装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するものである。
また、ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムに適用されるネットワークファクシミリ装置において、上記ネットワークファクシミリ装置は、ローカルエリアネットワークを介して上記ワークステーション装置とポイント・ツー・ポイント接続され、仮想のファクシミリモデム手段を上記ワークステーション装置に提供する一方、上記ネットワークファクシミリ装置は、上記ワークステーション装置から所定のモデムコマンドを用いて定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのワークステーション装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するとともに、その登録がエラーした際には、そのエラー発生時点で、上記モデムコマンドのエラー信号を上記ワークステーション装置へ送信するものである。
また、パーソナルコンピュータ装置と、このパーソナルコンピュータ装置に接続され、そのパーソナルコンピュータ装置に対して所定のファクシミリモデム機能を提供するとともに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムに適用されるネットワークファクシミリ装置において、上記ネットワークファクシミリ装置は、上記パーソナルコンピュータ装置から定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのパーソナルコンピュータ装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するものである。
また、パーソナルコンピュータ装置と、このパーソナルコンピュータ装置に接続され、そのパーソナルコンピュータ装置に対して所定のファクシミリモデム機能を提供するとともに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムに適用されるネットワークファクシミリ装置において、上記ネットワークファクシミリ装置は、上記パーソナルコンピュータ装置から定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのパーソナルコンピュータ装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するとともに、その登録がエラーした際には、登録エラーを上記パーソナルコンピュータ装置へ通知するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施例にかかるネットワークシステムを示している。
【0017】
同図において、ローカルエリアネットワークLANには、複数のワークステーション装置WS1〜WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワークファクシミリ装置FXが接続されている。
【0018】
ここで、メールサーバ装置SMは、ローカルエリアネットワークLANに接続されているワークステーション装置WS1〜WSnを利用するユーザ、および、ネットワークネットワークファクシミリ装置FXに対して、周知の電子メールの収集および配布のサービスを提供するものである。
【0019】
また、ワークステーション装置WS1〜WSnには、グループ3ファクシミリ伝送手順処理を実行するとともに、ファクシミリ画情報を作成および表示出力するファクシミリアプリケーションソフトウェア(ファクシミリ通信手段)、および、ローカルエリアネットワークLANを介して種々のデータのやりとりを行うための種々のソフトウェアなどの種々のプログラムが導入されており、特定のユーザにより使用されるものである。ここで、特定のユーザは、一人または複数人のユーザであってよい。
【0020】
また、ネットワークファクシミリ装置FXは、ローカルエリアネットワークLANに接続したワークステーション装置WS1〜WSnに対して、ファクシミリモデム機能等を提供するためのサーバ機能、画情報を電子メールとしてやりとりするための電子メール処理機能、および、公衆網(PSTN)に接続し、この公衆網を伝送路として用いてグループ3ファクシミリ伝送手順による画情報伝送を行う伝送機能を備えている。
【0021】
図2は、ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を示している。
【0022】
同図において、システム制御部1は、このネットワークファクシミリ装置FXの各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このネットワークファクシミリ装置FXに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものである。
【0023】
スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部7は、このネットワークファクシミリ装置FXを操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0024】
符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
【0025】
グループ3ファクシミリモデム10は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
【0026】
網制御装置11は、このファクシミリ装置を公衆網(PSTN)に接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0027】
ローカルエリアネットワークインターフェース回路12は、このネットワークファクシミリ装置FXをローカルエリアネットワークLANに接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、ローカルエリアネットワークLANを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。
【0028】
これらの、システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網制御装置11、および、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、内部バス14に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス14を介して行われている。
【0029】
また、網制御装置11とグループ3ファクシミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行なわれている。
【0030】
図3は、ワークステーション装置WS(WS1〜WSn)の構成例を示している。
【0031】
同図において、CPU(中央処理装置)21は、このワークステーション装置WSの動作制御を行うものであり、ROM(リード・オンリ・メモリ)22は、CPU21が起動時に実行するプログラムや必要なデータ等を記憶するためのものであり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)23は、CPU21のワークエリア等を構成するためのものである。
【0032】
キャラクタジェネレータ24は、図形文字の表示データを発生するためのものであり、時計回路25は、現在日時情報を出力するためのものであり、ローカルエリアネットワークインターフェース回路26は、このワークステーション装置WSをローカルエリアネットワークLANに接続するためのものである。
【0033】
磁気ディスク装置27は、種々のアプリケーションプログラム、ワークデータ、ファイルデータ、画情報データなどの種々のデータを記憶するためのものであり、CRT画面表示装置27は、このワークステーション装置WSを操作するための画面を表示するためのものであり、表示制御部29は、CRT画面表示装置27の表示内容を制御するためのものである。
【0034】
キーボード装置30は、このワークステーション装置WSに種々のキー操作を行うためのものであり、画面指示装置31は、CRT画面表示装置28の任意の点を指示する等の操作作業を行うためのものであり、入力制御部32は、キーボード装置30および画面指示装置31の入力情報を取り込む等するためのものである。
【0035】
これらのCPU21、ROM22、RAM23、キャラクタジェネレータ24、時計回路25、ローカルエリアネットワークインターフェース回路26、磁気ディスク装置27、表示制御部29、および、入力制御部32は、バス33に接続されており、これらの各要素間のデータのやりとりは、主としてこのバス33を介して行われる。
【0036】
さて、本実施例において、基本的には、ローカルエリアネットワークLANに接続されている端末相互間でのデータのやりとりは、いわゆるTCP/IPと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルと、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行われる。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位レイヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)という通信プロトコルが適用される。
【0037】
また、各端末がメールサーバ装置SMに対して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や送信要求などのために適用するプロトコルとしては、いわゆるPOP(Post Office Protocol)などを適用することができる。
【0038】
また、TCP/IP,SMTP,POPなどの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式やデータ構造などについては、それぞれIETF(Internet Engineering Task Force)というインターネットに関する技術内容をまとめている組織から発行されているRFC(Request For Comments)文書により規定されている。例えば、TCPはRFC793、IPはRFC793、SMTPはRFC821、電子メールの形式は、RFC822,RFC1521,RFC1522(MIME(Multi Purpose Mail Extension)形式)などでそれぞれ規定されている。
【0039】
そして、ネットワークファクシミリ装置FXは、読み取った原稿画像を公衆網PSTNを介して他のグループ3ファクシミリ装置へ、または、ローカルエリアネットワークLAN(さらには、インターネット)を介してワークステーション装置WS1〜WSnのユーザへ送信するとともに、公衆網PSTNを介して他のグループ3ファクシミリ装置より受信した画情報を、そのときに指定されたサブアドレスに対応したユーザに対して、電子メールを用いて転送したり、あるいは、ローカルエリアネットワークLANのワークステーションWSより受信した画情報を、指定された短縮ダイアルに対応した公衆網PSTNのグループ3ファクシミリ装置へ転送する転送サービス機能等を備えている。
【0040】
また、自端末宛に受信した電子メールについては、本文情報に配置される画情報を取り出して、記録出力するようにしている。
【0041】
ここに、ファクシミリ画情報はバイナリデータであり、電子メールには、直接バイナリデータを含ませることができないので、所定の変換方法(例えば、Base64符号化方法)を適用して可読情報(7ビットのキャラクタコード)に変換した状態で、電子メールに含められる。このような電子メールの本文情報の形式をMIME形式という。
【0042】
また、ネットワークファクシミリ装置FXは、ドキュメントバンク機能を備えている。
【0043】
このドキュメントバンク機能は、ネットワークファクシミリ装置FXを直接操作して送信動作を行う際、登録されている定型文書を送信文書として指定したり、あるいは、ユーザが用意した送信原稿に先立って送信票として送付する文書を、登録された内容から選択することができるようにしたものである。
【0044】
ここで、ドキュメントバンクに登録された文書は、例えば、ワンタッチダイアルや短縮ダイアルに登録することができ、ワンタッチダイアルまたは短縮ダイアルを操作入力するだけで、登録された文書を使用することができる。さらに、ドキュメントバンクに登録する際に、送信宛先の情報(例えば、電話番号、ワンタッチ番号、短縮番号など)も登録しておけば、例えば、送付状と送信宛先を、ドキュメントバンクに登録された文書を選択するための1つのキー操作で選択することができ、送信操作が非常に簡便なものとなる。
【0045】
さて、本実施例では、このネットワークファクシミリ装置FXのドキュメントバンク機能へ登録する文書を、ワークステーション装置WSから送信することができるようにしている。
【0046】
すなわち、ワークステーション装置WSでは、ドキュメントバンク機能へ登録する送信文書を、適宜なアプリケーションソフト(例えば、日本語ワードプロセッサなど)を利用して作成し、その送信文書のデータを、TIFF−Fというフォーマットの画像データへ変換する。
【0047】
そして、この画像データを、電子メールを利用して、ネットワークファクシミリ装置FXへ送信し、ドキュメントバンクへ登録する。
【0048】
この場合に、ワークステーション装置WSがネットワークファクシミリ装置FXへ、ドキュメントバンク登録する際に用いる電子メール(以下、ドキュメントバンク登録要求メールという。)の一例を図4に示す。
【0049】
このドキュメントバンク登録要求メールは、本文情報に2つのパートを含む、いわゆる、マルチパートMIME形式の電子メールであり、ヘッダ情報のToフィールドには、宛先であるネットワークファクシミリ装置FXのメールアドレスが配置され、Fromフィールドには、ワークステーション装置WSのメールアドレス(送信ユーザのメールアドレスでもよい。)が配置され、Subjectフィールドには、この電子メールがドキュメントバンク登録要求メールであることをあらわす内容(document bank)が配置される。
【0050】
また、本文情報の第1パートには、「[document bank]セクション」の内容が配置され、その第2パートには、ドキュメントバンク機能へ登録する画情報の画像データ(TIFF−F形式)が配置される。
【0051】
また、「[document bank]セクション」の「Setフィールド」の値は、ONあるいはOFFのいずれかの値をとり、「Numberフィールド」の値には、登録する番号(ワンタッチ番号または短縮番号)の値が配置され、「Nameフィールド」の値には、登録する際の名称が配置される。
【0052】
そして、ネットワークファクシミリ装置FXは、受信した電子メールが、上述した形式のドキュメントバンク登録要求メールであった場合には、「[document bank]セクション」の「Numberフィールド」に配置されている番号に、「Nameフィールド」に配置されている登録名称で、第2パートのファクシミリ画情報を登録して保存し、ドキュメントバンク機能から、その登録したファクシミリ画情報を呼び出せるようにする。
【0053】
この場合のワークステーション装置WSの処理の一例を図5に示す。
【0054】
ユーザからドキュメントバンクへの画情報登録が指令されると(判断101の結果がYES)、登録先のワンタッチ番号と登録名称をユーザに入力させ(処理102)、登録する送信文書の原稿を作成させる(処理103)。
【0055】
次いで、その登録原稿の内容をTIFF−F形式の画像データへ変換し(処理104)、さらに、上述したドキュメントバンク登録要求メールのヘッダ情報を作成する(処理105)。
【0056】
次いで、処理104で作成した画像データをMIMEエンコードして、本文情報の第2パートの内容を作成し(処理106)、処理102で入力されたワンタッチ番号と登録名称をそれぞれ「[document bank]セクション」の「Numberフィールド」と「Nameフィールド」にそれぞれ配置するとともに、「Setフィールド」に値「ON」を配置して、ドキュメントバンク登録要求メールの本文情報を完成し、そのドキュメントバンク登録要求メールを送信する(処理107)。
【0057】
図6は、この場合に、電子メールを受信した場合にネットワークファクシミリ装置FXが実行する処理の一例を示している。
【0058】
まず、ネットワークファクシミリ装置FXは、所定の時間間隔で、メールサーバ装置SMに対して、自端末宛の電子メールが受信されているかどうかを問い合わせる(処理201)。
【0059】
それにより、メールサーバ装置SMから、電子メールが受信されていることが通知されると(判断202の結果がYES)、受信されている全ての電子メールをメールサーバ装置SMより取得する(処理203)。
【0060】
次いで、受信した電子メールを1つ選択し(処理204)、そのヘッダ情報を解析する(処理205)。その選択した電子メールがドキュメントバンク登録要求メールであるかどうかを調べ(判断206)、判断206の結果がYESになるときには、本文情報の第1パートの「[document bank]セクション」の「Numberフィールド」から登録番号を取得するとともに、「Nameフィールド」から登録名称を取得する(処理207)。
【0061】
次に、本文情報の第2パートの内容をMIMEデコードして、TIFF−Fフォーマットの画像データを取り出し(処理208)、その取り出した画像データを、ファクシミリ画情報のフォーマットへフォーマット変換して、その変換後のファクシミリ画情報をドキュメントバンク機能へ登録する文書情報として保存し(処理209)、処理207で取得した登録番号へ、処理207で取得した登録名称の登録文書として、処理209で保存した文書情報をドキュメントバンク機能へ登録する(処理210)。
【0062】
そして、全ての受信した電子メールについての処理が終了したかどうかを調べ(判断211)、判断211の結果がNOになるときには、処理204に戻り、残りの電子メールについて同様の処理を実行する。
【0063】
また、判断211の結果がYESになるときには、このときの処理を終了する。
【0064】
また、判断206の結果がNOになるときには、通常の受信メール処理(例えば、配信処理など)を実行する。また、受信メールがない場合で、判断202の結果がNOになるときには、この処理を実行しない。
【0065】
このようにして、本実施例では、ワークステーション装置WSで作成した画像データを、ネットワークファクシミリ装置FXのドキュメントバンク機能に登録するので、ドキュメントバンク機能に登録されるファクシミリ画情報の画像には、スキャナ6から読み取らせた画情報のような画質劣化がなく、高品質な画像をドキュメントバンク機能に登録することができる。
【0066】
ところで、ドキュメントバンク機能へ登録する文書は、送信票として登録することもできる。この場合、図7に示すようなドキュメントバンク登録要求メールを用いる。
【0067】
このドキュメントバンク登録要求メールは、本文情報に2つのパートを含む、いわゆる、マルチパートMIME形式の電子メールであり、ヘッダ情報のToフィールドには、宛先であるネットワークファクシミリ装置FXのメールアドレスが配置され、Fromフィールドには、ワークステーション装置WSのメールアドレス(送信ユーザのメールアドレスでもよい。)が配置され、Subjectフィールドには、この電子メールがドキュメントバンク登録要求メールであることをあらわす内容(document bank)が配置される。
【0068】
また、本文情報の第1パートには、「[document bank]セクション」の内容が配置され、その第2パートには、ドキュメントバンク機能へ登録する画情報の画像データ(TIFF−F形式)が配置される。
【0069】
また、「[document bank]セクション」の「Setフィールド」の値は、ONあるいはOFFのいずれかの値をとり、「Numberフィールド」の値には、登録する番号(ワンタッチ番号または短縮番号)の値が配置され、「Nameフィールド」の値には、登録する際の名称が配置され、また、「Cover」フィールドの値は、ONあるいはOFFのいずれかの値をとる。
【0070】
そして、ネットワークファクシミリ装置FXは、受信した電子メールが、上述した形式のドキュメントバンク登録要求メールであった場合には、「[document bank]セクション」の「Numberフィールド」に配置されている番号に、「Nameフィールド」に配置されている登録名称で、第2パートのファクシミリ画情報を、「Coverフィールド」の値がONの場合には、送信票として、また、OFFの場合には、通常の文書として登録して保存し、ドキュメントバンク機能から、その登録したファクシミリ画情報を呼び出せるようにする。
【0071】
また、ネットワークファクシミリ装置FXは、ドキュメントバンク登録要求電子メールの内容にしたがったドキュメントバンク登録動作が適切に終了した場合には、図8または図9に示したような登録メールを、ドキュメントバンク登録要求電子メールの送信元(すなわち、ワークステーション装置WSまたは登録ユーザ)へ送信し、ドキュメントバンク登録動作が適切に終了しなかった場合には、図10に示したようなエラーメールを、ドキュメントバンク登録要求電子メールの送信元(すなわち、ワークステーション装置WSまたは登録ユーザ)へ送信するようにして、ドキュメントバンク登録の結果を、送信元へ通知するようにしている。
【0072】
この場合のワークステーション装置WSの処理の一例を図11に示す。
【0073】
ユーザからドキュメントバンクへの画情報登録が指令されると(判断301の結果がYES)、登録先のワンタッチ番号と登録名称をユーザに入力させ(処理302)、次いで、登録する文書を送信票として登録するか否かをユーザに問い合わせ(処理303)、登録票として登録することがユーザにより指定された場合には(判断304がYES)、送信票フラグをセットする(処理305)。また、判断304の結果がNOになるときには、処理305を実行せず、送信票フラグをセットしない。
【0074】
次に、登録する送信文書の原稿を作成させ(処理306)、その登録原稿の内容をTIFF−F形式の画像データへ変換し(処理307)、さらに、上述したドキュメントバンク登録要求メールのヘッダ情報を作成する(処理308)。
【0075】
次いで、処理307で作成した画像データをMIMEエンコードして、本文情報の第2パートの内容を作成し(処理309)、処理302で入力されたワンタッチ番号と登録名称をそれぞれ「[document bank]セクション」の「Numberフィールド」と「Nameフィールド」にそれぞれ配置し、「Setフィールド」に値「ON」を配置し、「Coverフィールド」には、送信票フラグの内容に対応した値(送信票フラグがセットされているときには、値ON、送信票フラグがセットされていないときには、値OFF)をセットしてドキュメントバンク登録要求メールの本文情報を完成し、そのドキュメントバンク登録要求メールを送信する(処理310)。
【0076】
図12および図13は、この場合、電子メールを受信した場合にネットワークファクシミリ装置FXが実行する処理の一例を示している。
【0077】
まず、ネットワークファクシミリ装置FXは、所定の時間間隔で、メールサーバ装置SMに対して、自端末宛の電子メールが受信されているかどうかを問い合わせる(処理401)。
【0078】
それにより、メールサーバ装置SMから、電子メールが受信されていることが通知されると(判断402の結果がYES)、受信されている全ての電子メールをメールサーバ装置SMより取得する(処理403)。
【0079】
次いで、受信した電子メールを1つ選択し(処理404)、そのヘッダ情報を解析する(処理405)。その選択した電子メールがドキュメントバンク登録要求メールであるかどうかを調べ(判断406)、判断406の結果がYESになるときには、本文情報の第1パートの「[document bank]セクション」の「Numberフィールド」から登録番号を取得するとともに、「Nameフィールド」から登録名称を取得する(処理407)。
【0080】
次に、登録番号にすでに何らかの情報が登録されているかどうかを検査し(処理408)、登録されていない場合で、判断409の結果がNOになるときには、本文情報の第2パートの内容をMIMEデコードして、TIFF−Fフォーマットの画像データを取り出し(処理410)、その取り出した画像データを、ファクシミリ画情報のフォーマットへフォーマット変換して、その変換後のファクシミリ画情報をドキュメントバンク機能へ登録する文書情報として保存する(処理412)。
【0081】
ここで、「[document bank]セクション」の「Coverフィールド」の値がONに設定されていて、送信票として指示されているかどうかを調べ(判断412)、判断412の結果がYESになるときには、処理407で取得した登録番号へ、処理407で取得した登録名称の送信票の登録文書として、処理411で保存した文書情報をドキュメントバンク機能へ登録する(処理413)。
【0082】
また、判断412の結果がNOになるときには、処理407で取得した登録番号へ、処理407で取得した登録名称の登録文書として、処理411で保存した文書情報をドキュメントバンク機能へ登録する(処理414)。
【0083】
次に、ドキュメントバンクへの登録が正常に終了した旨をあらわす上述したような登録メールを作成し(処理415)、その登録メールを送信する(処理416)。
【0084】
そして、全ての受信した電子メールについての処理が終了したかどうかを調べ(判断417)、判断417の結果がNOになるときには、処理404に戻り、残りの電子メールについて同様の処理を実行する。
【0085】
また、判断417の結果がYESになるときには、このときの処理を終了する。
【0086】
また、ドキュメントバンク登録要求メールで指示された登録番号にすでに何らかの情報が登録されている場合で、判断409の結果がYESになるときには、ドキュメントバンクへの登録がエラーした旨をあらわす上述したようなエラーメールを作成し(処理418)、その登録メールを送信して(処理419)、判断417へ移行する。
【0087】
また、判断406の結果がNOになるときには、通常の受信メール処理(例えば、配信処理など)を実行する。また、受信メールがない場合で、判断402の結果がNOになるときには、この処理を実行しない。
【0088】
このようにして、本実施例では、ワークステーション装置WSで作成した画像データを、ネットワークファクシミリ装置FXのドキュメントバンク機能に登録するので、ドキュメントバンク機能に登録されるファクシミリ画情報の画像には、スキャナ6から読み取らせた画情報のような画質劣化がなく、高品質な画像をドキュメントバンク機能に登録することができる。
【0089】
また、送信票として登録することを指定することができるので、便利である。また、ドキュメントバンクへの登録動作が正常に終了した際には、その旨を通知する登録メールを送信元へ返信するとともに、ドキュメントバンクへの登録動作がエラーした際には、その旨を通知するエラーメールを送信元へ返信するので、ドキュメントバンク登録要求メールの送信元では、自分が指定したドキュメントバンク登録の登録結果を適切に知ることができ、非常に便利である。
【0090】
ところで、上述した実施例では、ネットワークファクシミリ装置FXとワークステーション装置WSとの間のデータのやりとりは、電子メールを用いて行われていたが、このデータのやりとりとして、ネットワークファクシミリ装置FXとワークステーション装置WSとの間に、ローカルエリアネットワークLANを介して仮想的な回線を設け、その仮想回線上でデータのやりとりを行うようにすることもできる。
【0091】
そして、この場合、ワークステーション装置にインストールされているファクシミリアプリケーションソフトウェアがワークステーション装置に装備されているファクシミリモデム装置を使用すると同じ態様で、ネットワークファクシミリ装置を使用することができるようにすると、通信の即時性は良好となる。
【0092】
図14は、この場合に、ネットワークファクシミリ装置FXのシステム制御部1におけるデータ通信制御系の概略を示したものである。
【0093】
同図において、ローカルエリアネットワークドライバDL1は、ローカルエリアネットワークインターフェース回路12との間で種々のデータのやりとりを行うためのものであり、ローカルエリアネットワーク制御部CL1は、ローカルエリアネットワークドライバDL1との間でやりとりするデータのうち、モデムコマンドについては、モデムコマンド制御部MC1との間でやりとりし、電子メールに関するデータについてはメール制御部MC1との間でやりとりする。また、それ以外のデータについては、データ制御部DC1との間で直接にやりとりする。
【0094】
モデムコマンド制御部MC1は、例えば、EIA(Electoric Industries Association)−592(クラス2)などのモデムコマンドを解釈して、対応するモデム制御情報を作成するものであり、そのモデム制御情報は、データ制御部DC1を介し、モデムコマンド処理部MP1との間でやりとりされる。
【0095】
メール制御部MC1は、電子メールの配信などの処理を行うためのものであり、上位プロトコルの処理は、データ制御部DC1が実行する。
【0096】
ファクシミリ伝送制御部FC1は、グループ3ファクシミリ伝送手順処理等のファクシミリ伝送制御処理を実行するためのものであり、モデムコマンド処理部MP1は、グループ3ファクシミリモデム10および網制御装置11を制御するためのものである。
【0097】
また、図15は、この場合に、ワークステーション装置WSのCPU21がファクシミリアプリケーションプログラムを実行する際の制御系の概略を示したものである。
【0098】
シリアルポートインターフェースSF1は、ファクシミリアプリケーション(ファクシミリ通信手段)AP1が行う通信動作について、シリアル転送ポートのリソースを提供するためのものであり、通信ドライバCD1は、シリアルポートインターフェースSF1との間で種々のシリアル通信データをやりとりするためのものであり、シリアルポートドライバ(通信制御手段)SD1は、ファクシミリアプリケーションAP1との間のシリアルデータ転送について、直接的に関与する部分であり、例えば、通信ドライバCD1とローカルエリアネットワークドライバDL2との間のデータのやりとりを行う。また、ローカルエリアネットワークドライバDL2は、ローカルエリアネットワークインターフェース回路26との間で種々のデータのやりとりを行うためのものである。
【0099】
すなわち、この場合、ワークステーション装置WSでは、ファクシミリアプリケーションAP1がファクシミリモデム装置との間で行うモデムコマンド等のデータのやりとりは、シリアルポートドライバSD1により、ローカルエリアネットワークLANを介してネットワークファクシミリ装置FXとの間でのデータのやりとりへと変換される。
【0100】
また、ネットワークファクシミリ装置FXでは、ローカルエリアネットワーク制御部CL1により、ワークステーション装置WSのファクシミリアプリケーションAP1との間でやりとりするモデムコマンドは、モデムコマンド制御部MC1へと中継される。
【0101】
すなわち、ワークステーション装置WSのファクシミリアプリケーションAP1が送信したモデムコマンドは、ローカルエリアネットワークLANを介し、ネットワークファクシミリ装置FXで受信され、ネットワークファクシミリ装置FXのローカルエリアネットワーク制御部CL1を介し、モデムコマンド制御部MC1へと送られ、グループ3ファクシミリモデム10が制御される。
【0102】
また、モデムコマンド処理部MP1からファクシミリアプリケーションAP19に対して送られるレスポンス信号などは、ローカルエリアネットワーク制御部CL1、ローカルエリアネットワークLANドライバDL1を介し、さらに、ローカルエリアネットワークLANを介してネットワークファクシミリ装置FXで受信され、シリアルポートドライバSD1を介して、通信ドライバCD1へ送られ、最終的にファクシミリアプリケーションAP1へと伝送される。
【0103】
図16は、ワークステーション装置WSのファクシミリアプリケーションAP1が送信動作するときのファクシミリアプリケーションAP1とネットワークファクシミリ装置FXとの間で伝送手順信号の一例を示している。なお、この伝送手順信号は、EIA(Electoric Industries Association)−592(クラス2)のコマンド体系(いわゆる、ATコマンド体系)に従ったものである。なお、このコマンド体系は、いわゆるデファクトスタンダード(業界における事実上の標準)として広く使用されているものであるので、本発明の説明では、その詳細についての説明を省略する。
【0104】
さて、本実施例では、ワークステーション装置WSのファクシミリアプリケーションAP1におけるATコマンド体系の機能を利用して、ドキュメントバンク機能への画情報の登録を行う。
【0105】
まず、ドキュメントバンク機能への画情報の登録要求は、ダイアルコマンドATDTを利用して、ネットワークファクシミリ装置FXへ通知する。このダイアルコマンドATDTには、ファクシミリモデムへ宛先の電話番号を通知するための文字列がパラメータとして付加され、本実施例では、ドキュメントバンク機能への画情報の登録要求のための文字列として、「00000−#01」を用いる。
【0106】
ここで、「00000」がドキュメントバンク機能への画情報の登録要求をあらわす文字列であり、「−」で区切られた次の情報が登録先のワンタッチ番号または短縮番号を示している。この場合、「#01」なので、ワンタッチ番号の「01」への登録要求である。また、短縮番号への登録は、「#*01」のように表記することができる。この場合は、短縮番号の「01」への登録要求をあらわす。
【0107】
したがって、ワークステーション装置WSでは、ファクシミリアプリケーションAP1の実行中にユーザよりドキュメントバンク登録指令がされると、登録先のワンタッチ番号を入力させるとともに、ドキュメントバンク機能へ登録する送信文書を作成させる。この送信文書は、画像データへ変換され、さらにMH符号化されて送信画情報として保存される。
【0108】
次いで、送信宛先の電話番号として、例えば、「00000−#01」(ワンタッチ番号「01」へ登録する場合。)という文字列を作成し、ファクシミリアプリケーションAP1によるATコマンド体系の送信動作を開始させ、送信宛先の電話番号として、その作成した文字列を指定する。
【0109】
それにより、ファクシミリアプリケーションAP1は、ダミーの送信動作を行い、ダイアルコマンドATDTのパラメータとして「00000−#01」を送出し、所定のATコマンド体系に従ったプロトコルで、保存されている送信画情報を送信する。
【0110】
一方、ネットワークファクシミリ装置FXでは、ワークステーション装置WSのファクシミリアプリケーションAP1より起動され、ATコマンド体系が始動されると、所定のファクシミリモデム機能の動作を開始する。
【0111】
そして、ダイアルコマンドATDTのパラメータとして「00000−#01」を受信すると、ドキュメントバンク機能への登録要求であると認識し、この場合には、登録先としてワンタッチ番号「01」が指定されたと認識する。
【0112】
次いで、ネットワークファクシミリ装置FXは、ダミーの送信時の処理動作を実行してワークステーション装置WSより画情報を受信し、その受信した画情報を、ドキュメントバンク機能のワンタッチ番号「01」へと登録する。
【0113】
図17は、送信操作時のファクシミリアプリケーションAP1の処理の概要を示している。
【0114】
ドキュメントバンク登録が指令されると(判断501の結果がYES)、登録先のワンタッチ番号を入力させる(処理502)とともに、ドキュメントバンク機能へ登録する送信文書を作成させる(処理503)。次いで、作成された送信文書を画像データへ変換しその画像データをMH符号化して送信画情報として保存する(処理504)。
【0115】
次いで、送信宛先の電話番号として、例えば、「00000−#01」(ワンタッチ番号「01」へ登録する場合。)という文字列を作成し(処理505)、、ファクシミリモデム(この場合は、ネットワークファクシミリ装置FX)へ接続し(処理506)、それ以降は、ATコマンド体系の送信処理を実行する(処理507)。また、この送信処理では、送信宛先の電話番号として処理505で作成した文字列を指定し、保存されている送信画情報を送信する。
【0116】
また、判断501の結果がノーになるときには、通常の送信処理を実行する(処理508)。
【0117】
図18は、この場合のネットワークファクシミリ装置FXの処理の一例を示している。
【0118】
いずれかのワークステーション装置WSより起動されて送信要求されると(判断601の結果がYES)、所定のATコマンド体系処理を開始する(処理602)。
【0119】
このATコマンド体系処理においてダイアルコマンドを受信すると、そのパラメータの内容を認識し(処理603)、それがドキュメントバンク登録指令の「00000」であるかどうかを調べる(判断604)。
【0120】
判断604の結果がYESになるときには、ダミーのグループ3ファクシミリ送信時処理を実行して(処理605)、ワークステーション装置WSより登録する画情報を受信して保存する。
【0121】
送信時処理を終了すると、登録するワンタッチ番号を取得し(処理606)、その取得したワンタッチ番号を登録番号として、ドキュメントバンク機能に保存した画情報を登録する(処理607)。
【0122】
また、判断604の結果がNOになるときには、通常の送信処理(処理608)を実行する。
【0123】
このようにして、本実施例では、ワークステーション装置WSで作成した画像データを、ネットワークファクシミリ装置FXのドキュメントバンク機能に登録するので、ドキュメントバンク機能に登録されるファクシミリ画情報の画像には、スキャナ6から読み取らせた画情報のような画質劣化がなく、高品質な画像をドキュメントバンク機能に登録することができる。
【0124】
ところで、ワークステーション装置WSから指定された登録番号について、すでに情報が登録されている場合、または、ワークステーション装置WSより登録する画情報を受信するときに受信エラーを生じているときには、それぞれエラー終了して、その旨をワークステーション装置WSへ通知する必要がある。
【0125】
例えば、ワークステーション装置WSから指定された登録番号について、すでに情報が登録されている場合には、そのことは、ダイアルコマンドの受信直後に判定できるので、図19に示したように、ダイアルコマンドATDTの受信後に、話中である旨を通知する「BUSY」という文字列を応答することで、エラー通知することができる。
【0126】
また、ワークステーション装置WSより登録する画情報を受信するときに受信エラーを生じているときには、図20に示すように、画情報の受信直後に、データエラーをあらわす「ERROR」という文字列を応答することで、画情報の受信がエラーしたことを通知することができる。
【0127】
また、ドキュメントバンク機能へ登録する文書は、送信票として登録することもできる。この場合、ダイアルコマンドATDTのパラメータとしては、「00000−#01−01」を用いる。
【0128】
ここで、「00000」がドキュメントバンク機能への画情報の登録要求をあらわす文字列であり、「−」で区切られた次の情報が登録先のワンタッチ番号または短縮番号を示し、「−」で区切られた次の情報が送信票への登録の有無をあらわすフラグとして用いられている。この場合、「#01」なので、ワンタッチ番号の「01」への登録要求である。また、最後の情報が「01」なので、送信票として登録することを要求している。通常の文書として登録する場合には、最後の情報が「00」にセットされる。
【0129】
図21は、この場合において、送信操作時のファクシミリアプリケーションAP1の処理の概要を示している。
【0130】
ドキュメントバンク登録が指令されると(判断701の結果がYES)、登録先のワンタッチ番号を入力させ(処理702)、次いで、登録する文書を送信票として登録するか否かをユーザに問い合わせ(処理703)、登録票として登録することがユーザにより指定された場合には(判断704がYES)、送信票フラグをセットする(処理705)。また、判断704の結果がNOになるときには、処理705を実行せず、送信票フラグをセットしない。
【0131】
次に、登録する送信文書の原稿を作成させ(処理706)、次いで、作成された送信文書を画像データへ変換しその画像データをMH符号化して送信画情報として保存する(処理707)。
【0132】
次いで、送信宛先の電話番号として、例えば、「00000−#01−01」(ワンタッチ番号「01」へ、送信票として登録する場合。)という文字列を作成し(処理708)、ファクシミリモデム(この場合は、ネットワークファクシミリ装置FX)へ接続し(処理709)、それ以降は、ATコマンド体系の送信処理を実行する(処理710)。また、この送信処理では、送信宛先の電話番号として処理708で作成した文字列を指定し、保存されている送信画情報を送信する。
【0133】
また、判断701の結果がNOになるときには、通常の送信処理を実行する(処理711)。
【0134】
図22は、この場合のネットワークファクシミリ装置FXの処理の一例を示している。
【0135】
いずれかのワークステーション装置WSより起動されて送信要求されると(判断801の結果がYES)、所定のATコマンド体系処理を開始する(処理802)。
【0136】
このATコマンド体系処理においてダイアルコマンドを受信すると、そのパラメータの内容を認識し(処理603)、それがドキュメントバンク登録指令の「00000」であるかどうかを調べる(判断804)。
【0137】
判断804の結果がYESになるときには、指定されたワンタッチ番号について、すでに情報が登録されているかどうかを調べ(判断805)、情報が登録されていない場合で、判断806の結果がNOになるときには、ダミーのグループ3ファクシミリ送信時処理を実行して(処理807)、ワークステーション装置WSより登録する画情報を受信して保存する。
【0138】
送信時処理を終了すると、そのときの画情報受信が正常に終了したかどうかを調べ(判断808)、判断808の結果がYESになるときには、登録するワンタッチ番号を取得し(処理809)、次いで、送信票として登録する指定がされているかどうかを調べ(判断810)、判断810の結果がYESになるときには、処理809で取得したワンタッチ番号を登録番号として、ドキュメントバンク機能に保存した画情報を、送信票として登録する(処理811)。
【0139】
また、判断810の結果がノーになるときには、処理809で取得したワンタッチ番号を登録番号として、ドキュメントバンク機能に保存した画情報を、送信票として登録する(処理812)。
【0140】
また、判断808の結果がNOになるときには、ワークステーション装置WSに対して、データ受信エラーをあらわす文字列「ERROR」を応答して(処理813)、この処理をエラー終了する。
【0141】
また、指定されたワンタッチ番号へ情報が登録されている場合で、判断806の結果がYESになるときには、ワークステーション装置WSに、文字列「BUSY」を応答して(処理814)、この処理をエラー終了する。
【0142】
また、判断804の結果がNOになるときには、通常の送信処理(処理815)を実行する。
【0143】
このようにして、本実施例では、ワークステーション装置WSで作成した画像データを、ネットワークファクシミリ装置FXのドキュメントバンク機能に登録するので、ドキュメントバンク機能に登録されるファクシミリ画情報の画像には、スキャナ6から読み取らせた画情報のような画質劣化がなく、高品質な画像をドキュメントバンク機能に登録することができる。また、送信票の登録を指定することもでき、便利である。
【0144】
また、指定されたワンタッチ番号(または短縮番号)に、すでに情報が登録されている場合には、その旨をエラー通知するので、ワークステーション装置WSのユーザは、指定したワンタッチ番号へはドキュメントバンク登録できない旨を明確に知ることができる。それにより、例えば、別のワンタッチ番号へ変更して再度ドキュメントバンク登録動作を行うことができる。
【0145】
また、受信した画情報が受信エラーした場合には、データエラーを通知するので、ワークステーション装置WSのユーザは、再度ドキュメントバンク登録動作を行えるので、便利である。
【0146】
ところで、上述した実施例では、ローカルエリアネットワークLANを介してワークステーション装置WSとネットワークファクシミリ装置FXが接続されている場合について説明したが、本発明は、図23に示すように、パーソナルコンピュータ装置PCと、このパーソナルコンピュータ装置PCを直接接続することができるファクシミリ装置からなるファクシミリシステムについても同様にして適用することができる。
【0147】
ここで、図23に示したファクシミリシステムにおいて、図2と同一部分、および、相当する部分には、同一符号を付している。また、このファクシミリシステムは、パーソナルコンピュータ装置に接続し、パーソナルコンピュータ装置に対して、ファクシミリ通信機能を提供するファクシミリ装置と、パーソナルコンピュータ装置から構成されている。
【0148】
同図において、システム制御部1は、このファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このファクシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するためのものである。
【0149】
スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部7は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0150】
符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
【0151】
グループ3ファクシミリモデム10は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
【0152】
網制御装置11は、このファクシミリ装置を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0153】
パーソナルコンピュータインターフェース回路15は、例えば、シリアルデータインターフェース回路からなり、外部のパーソナルコンピュータ装置PCに接続して、所定のデータ伝送手順に従い、種々のデータをやりとりするためのものである。
【0154】
これらの、システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網制御装置11、および、パーソナルコンピュータインターフェース回路15は、内部バス14に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス14を介して行われている。
【0155】
また、網制御装置11とグループ3ファクシミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行なわれている。
【0156】
また、パーソナルコンピュータ装置PCは、パーソナルコンピュータインターフェース回路15を介し、ファクシミリ装置との間で、所定のポイント・ツー・ポイント伝送手順に従って、画情報や種々のコマンド情報(例えば、ATコマンド体系のコマンドやレスポンスなど)等の送受信を行う機能を備えている。
【0157】
また、システム制御部1は、このようにパーソナルコンピュータインターフェース回路12を介して、パーソナルコンピュータ装置PCとの間で、上述したATコマンド体系の伝送手順に従って、画情報や種々のコマンド情報等の送受信を行う機能も備えている。
【0158】
また、さらに、このファクシミリ装置は、パーソナルコンピュータ装置PCに対して、プリンタ機能(プロッタ6をプリンタとして作用)、画像読取機能(スキャナ5により読み取った画像データを転送)などの種々の機能も提供することができる。
【0159】
そして、この場合に、パーソナルコンピュータ装置PCとファクシミリ装置がファクシミリ送信あるいはドキュメントバンク機能への文書登録のためにそれぞれに実行する処理は、上述した実施例におけるファクシミリアプリケーションの処理とネットワークファクシミリ装置FXの処理にそれぞれ相当するので、その説明は省略する。
【0160】
またさらに、本発明は、モデムを用い、公衆網を介してパーソナルコンピュータ装置とファクシミリ装置を接続する場合にも、同様にして適用することができる。その場合、グループ3ファクシミリ伝送手順のファイル転送モードなどを利用することができる。
【0161】
なお、上述した実施例では、ドキュメントバンク機能に登録する番号として、ワンタッチ番号を用いる場合について説明したが、短縮番号も用いることができる。
【0162】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ワークステーション装置で作成した画像データを、ネットワークファクシミリ装置のドキュメントバンク機能に登録するので、ドキュメントバンク機能に登録されるファクシミリ画情報の画像には、スキャナから読み取らせた画情報のような画質劣化がなく、高品質な画像をドキュメントバンク機能に登録することができるという効果を得る。
【0163】
また、送信票として登録することを指定することができるので、便利であるという効果も得る。また、ドキュメントバンクへの登録動作が正常に終了した際には、その旨を通知する登録メールを送信元へ返信するとともに、ドキュメントバンクへの登録動作がエラーした際には、その旨を通知するエラーメールを送信元へ返信するので、ドキュメントバンク登録要求メールの送信元では、自分が指定したドキュメントバンク登録の登録結果を適切に知ることができ、非常に便利であるという効果も得る。
【0164】
また、指定されたワンタッチ番号(または短縮番号)に、すでに情報が登録されている場合には、その旨をエラー通知するので、ワークステーション装置のユーザは、指定したワンタッチ番号へはドキュメントバンク登録できない旨を明確に知ることができるので便利であるという効果も得る。
【0165】
また、受信した画情報が受信エラーした場合には、データエラーを通知するので、ワークステーション装置のユーザは、再度ドキュメントバンク登録動作を行えるので、便利であるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるネットワークシステムを示したブロック図。
【図2】ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を示したブロック図。
【図3】ワークステーション装置WS(WS1〜WSn)の構成例を示したブロック図。
【図4】ドキュメントバンク登録要求メールの一例を示した概略図。
【図5】ワークステーション装置WSの処理の一例を示したフローチャート。
【図6】電子メールを受信した場合にネットワークファクシミリ装置FXが実行する処理の一例を示したフローチャート。
【図7】ドキュメントバンク登録要求メールの他の例を示した概略図。
【図8】登録メール(送付票登録する場合)の一例を示した概略図。
【図9】登録メール(送付票登録しない場合)の一例を示した概略図。
【図10】エラーメールの一例を示した概略図。
【図11】ワークステーション装置WSの処理の他の例を示したフローチャート。
【図12】電子メールを受信した場合にネットワークファクシミリ装置FXが実行する処理の他の例の一部を示したフローチャート。
【図13】電子メールを受信した場合にネットワークファクシミリ装置FXが実行する処理の他の例の他の部分を示したフローチャート。
【図14】ネットワークファクシミリ装置FXのシステム制御部1におけるデータ通信制御系の概略を示したブロック図。
【図15】ワークステーション装置WSのCPU21がファクシミリアプリケーションプログラムを実行する際の制御系の概略を示したブロック図。
【図16】ワークステーション装置WSのファクシミリアプリケーションAP1が送信動作するときのファクシミリアプリケーションAP1とネットワークファクシミリ装置FXとの間で伝送手順信号の一例を示したタイムチャート。
【図17】送信操作時のファクシミリアプリケーションAP1の処理の概要を示したフローチャート。
【図18】ネットワークファクシミリ装置FXの処理の一例を示したフローチャート。
【図19】ワークステーション装置WSから指定された登録番号について、すでに情報が登録されている場合の伝送手順信号の一例を示したタイムチャート。
【図20】ワークステーション装置WSより登録する画情報を受信するときに受信エラーを生じているときの伝送手順信号の一例を示したタイムチャート。
【図21】送信操作時のファクシミリアプリケーションAP1の処理の概要の他の例を示したフローチャート。
【図22】ネットワークファクシミリ装置FXの処理のさらに他の例を示したフローチャート。
【図23】本発明のさらに他の実施例にかかるファクシミリシステムの一例を示したブロック図。
【符号の説明】
FX ネットワークファクシミリ装置
WS,WS1〜WSn ワークステーション装置
Claims (12)
- ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法において、
上記ワークステーション装置は、上記ドキュメントバンクへ登録する定型文書を作成し、その定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨を要求するドキュメントバンク登録要求電子メールを作成し、そのドキュメントバンク登録要求電子メールを上記定型文書の画情報とともに上記ネットワークファクシミリ装置へ送信する一方、
上記ネットワークファクシミリ装置は、上記ドキュメントバンク登録要求電子メールを受信すると、そのドキュメントバンク登録要求電子メールとともに受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録することを特徴とするネットワークファクシミリ通信システムの制御方法。 - ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法において、
上記ワークステーション装置は、上記ドキュメントバンクへ登録する定型文書を作成し、その定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨を要求するドキュメントバンク登録要求電子メールを作成し、そのドキュメントバンク登録要求電子メールを上記定型文書の画情報とともに上記ネットワークファクシミリ装置へ送信する一方、
上記ネットワークファクシミリ装置は、上記ドキュメントバンク登録要求電子メールを受信すると、そのドキュメントバンク登録要求電子メールとともに受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するとともに、その登録が正常に終了した際には、要求されたドキュメントバンク登録要求が正常終了した旨を通知する正常終了通知電子メールを、上記ドキュメントバンク登録要求電子メールの送信元へ送信し、上記登録がエラーした際には、要求されたドキュメントバンク登録要求がエラーした旨を通知するエラー通知電子メールを、上記ドキュメントバンク登録要求電子メールの送信元へ送信することを特徴とするネットワークファクシミリ通信システムの制御方法。 - ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法において、
上記ネットワークファクシミリ装置は、ローカルエリアネットワークを介して上記ワークステーション装置とポイント・ツー・ポイント接続され、仮想のファクシミリモデム手段を上記ワークステーション装置に提供する一方、
上記ワークステーション装置は、上記仮想のファクシミリモデム手段との間で所定のモデムコマンドおよびグループ3ファクシミリ伝送手順コマンドを上記ファクシミリモデム手段との間でやりとりし、ファクシミリ通信を実現するファクシミリ通信手段を備え、
上記ワークステーション装置は、上記ドキュメントバンクへ登録する定型文書を作成し、その定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨を、上記所定のモデムコマンドを用いて上記ネットワークファクシミリ装置へ通知するとともに上記定型文書の画情報を上記ネットワークファクシミリ装置へ送信する一方、
上記ネットワークファクシミリ装置は、上記ワークステーション装置から上記モデムコマンドを用いて定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのワークステーション装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録することを特徴とするネットワークファクシミリ通信システムの制御方法。 - ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法において、
上記ネットワークファクシミリ装置は、ローカルエリアネットワークを介して上記ワークステーション装置とポイント・ツー・ポイント接続され、仮想のファクシミリモデム手段を上記ワークステーション装置に提供する一方、
上記ワークステーション装置は、上記仮想のファクシミリモデム手段との間で所定のモデムコマンドおよびグループ3ファクシミリ伝送手順コマンドを上記ファクシミリモデム手段との間でやりとりし、ファクシミリ通信を実現するファクシミリ通信手段を備え、
上記ワークステーション装置は、上記ドキュメントバンクへ登録する定型文書を作成し、その定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨を、上記所定のモデムコマンドを用いて上記ネットワークファクシミリ装置へ通知するとともに上記定型文書の画情報を上記ネットワークファクシミリ装置へ送信する一方、
上記ネットワークファクシミリ装置は、上記ワークステーション装置から上記モデムコマンドを用いて定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのワークステーション装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するとともに、その登録がエラーした際には、そのエラー発生時点で、上記モデムコマンドのエラー信号を上記ワークステーション装置へ送信することを特徴とするネットワークファクシミリ通信システムの制御方法。 - パーソナルコンピュータ装置と、このパーソナルコンピュータ装置に接続され、そのパーソナルコンピュータ装置に対して所定のファクシミリモデム機能を提供するとともに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法において、
上記パーソナルコンピュータ装置は、上記ドキュメントバンクへ登録する定型文書を作成し、上記ドキュメントバンクへ登録する旨を上記ネットワークファクシミリ装置へ通知するとともに上記定型文書の画情報を上記ネットワークファクシミリ装置へ送信する一方、
上記ネットワークファクシミリ装置は、上記パーソナルコンピュータ装置から定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのパーソナルコンピュータ装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録することを特徴とするネットワークファクシミリ通信システムの制御方法。 - パーソナルコンピュータ装置と、このパーソナルコンピュータ装置に接続され、そのパーソナルコンピュータ装置に対して所定のファクシミリモデム機能を提供するとともに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法において、
上記パーソナルコンピュータ装置は、上記ドキュメントバンクへ登録する定型文書を作成し、上記ドキュメントバンクへ登録する旨を上記ネットワークファクシミリ装置へ通知するとともに上記定型文書の画情報を上記ネットワークファクシミリ装置へ送信する一方、
上記ネットワークファクシミリ装置は、上記パーソナルコンピュータ装置から定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのパーソナルコンピュータ装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するとともに、その登録がエラーした際には、登録エラーを上記パーソナルコンピュータ装置へ通知することを特徴とするネットワークファクシミリ通信システムの制御方法。 - ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムに適用されるネットワークファクシミリ装置において、
上記ワークステーション装置より、定型文書の画情報とともに上記ドキュメントバンクへ登録する旨を要求するドキュメントバンク登録要求電子メールを受信すると、そのドキュメントバンク登録要求電子メールとともに受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録することを特徴とするネットワークファクシミリ装置。 - ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムに適用されるネットワークファクシミリ装置において、
上記ワークステーション装置より、定型文書の画情報とともに上記ドキュメントバンクへ登録する旨を要求するドキュメントバンク登録要求電子メールを受信すると、そのドキュメントバンク登録要求電子メールとともに受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するとともに、その登録が正常に終了した際には、要求されたドキュメントバンク登録要求が正常終了した旨を通知する正常終了通知電子メールを、上記ドキュメントバンク登録要求電子メールの送信元へ送信し、上記登録がエラーした際には、要求されたドキュメントバンク登録要求がエラーした旨を通知するエラー通知電子メールを、上記ドキュメントバンク登録要求電子メールの送信元へ送信することを特徴とするネットワークファクシミリ装置。 - ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムに適用されるネットワークファクシミリ装置において、
上記ネットワークファクシミリ装置は、ローカルエリアネットワークを介して上記ワークステーション装置とポイント・ツー・ポイント接続され、仮想のファクシミリモデム手段を上記ワークステーション装置に提供する一方、
上記ワークステーション装置から所定のモデムコマンドを用いて定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのワークステーション装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録することを特徴とするネットワークファクシミリ装置。 - ローカルエリアネットワークに接続されるとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりし、さらに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置と、上記ローカルエリアネットワークに接続される1つ以上のワークステーション装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムに適用されるネットワークファクシミリ装置において、上記ネットワークファクシミリ装置は、ローカルエリアネットワークを介して上記ワークステーション装置とポイント・ツー・ポイント接続され、仮想のファクシミリモデム手段を上記ワークステーション装置に提供する一方、
上記ネットワークファクシミリ装置は、上記ワークステーション装置から所定のモデムコマンドを用いて定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのワークステーション装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するとともに、その登録がエラーした際には、そのエラー発生時点で、上記モデムコマンドのエラー信号を上記ワークステーション装置へ送信することを特徴とするネットワークファクシミリ装置。 - パーソナルコンピュータ装置と、このパーソナルコンピュータ装置に接続され、そのパーソナルコンピュータ装置に対して所定のファクシミリモデム機能を提供するとともに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムに適用されるネットワークファクシミリ装置において、
上記ネットワークファクシミリ装置は、上記パーソナルコンピュータ装置から定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのパーソナルコンピュータ装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録することを特徴とするネットワークファクシミリ装置。 - パーソナルコンピュータ装置と、このパーソナルコンピュータ装置に接続され、そのパーソナルコンピュータ装置に対して所定のファクシミリモデム機能を提供するとともに、定型文書をドキュメントバンクへ登録する機能を備えたネットワークファクシミリ装置とからなるネットワークファクシミリ通信システムに適用されるネットワークファクシミリ装置において、
上記ネットワークファクシミリ装置は、上記パーソナルコンピュータ装置から定型文書の画情報を上記ドキュメントバンクへ登録する旨が通知されると、そのパーソナルコンピュータ装置から受信した画情報を、指定された登録態様で上記ドキュメントバンクへ登録するとともに、その登録がエラーした際には、登録エラーを上記パーソナルコンピュータ装置へ通知することを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13831498A JP3642458B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | ネットワークファクシミリ通信システムの制御方法およびネットワークファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13831498A JP3642458B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | ネットワークファクシミリ通信システムの制御方法およびネットワークファクシミリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11331478A JPH11331478A (ja) | 1999-11-30 |
JP3642458B2 true JP3642458B2 (ja) | 2005-04-27 |
Family
ID=15219005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13831498A Expired - Fee Related JP3642458B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | ネットワークファクシミリ通信システムの制御方法およびネットワークファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3642458B2 (ja) |
-
1998
- 1998-05-20 JP JP13831498A patent/JP3642458B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11331478A (ja) | 1999-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10271265A (ja) | ネットワークファクシミリ装置の制御方法 | |
JP3608024B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置の制御方法 | |
JP3672437B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置 | |
JP3618988B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置の制御方法 | |
JPH11234496A (ja) | ネットワークファクシミリ装置の制御方法 | |
JP3642458B2 (ja) | ネットワークファクシミリ通信システムの制御方法およびネットワークファクシミリ装置 | |
JPH11341199A (ja) | ネットワークファクシミリ装置の制御方法 | |
JP3719006B2 (ja) | 画像データ処理装置及び画像データ処理方法 | |
JP3638433B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置 | |
JP3775936B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置 | |
JPH06350788A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2001236274A (ja) | ネットワークファクシミリ装置およびその制御方法およびネットワークファクシミリ送信装置およびネットワークファクシミリ受信装置 | |
JP3879919B2 (ja) | 通信装置 | |
JP3657144B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置およびネットワークファクシミリ装置のプログラム | |
JP3608027B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置 | |
JP3527096B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置の制御方法 | |
JP2001274944A (ja) | ネットワークファクシミリ装置 | |
JPH11150645A (ja) | ファクシミリ通信システムの制御方法 | |
JPH1132198A (ja) | ネットワークファクシミリ装置の制御方法 | |
JP4283130B2 (ja) | ファクシミリ装置およびデータ処理装置 | |
JP2003264706A (ja) | ネットワークファクシミリ装置 | |
JPH10334023A (ja) | ネットワーク通信に適用される電子機器、ネットワーク通信システム、ネットワーク通信方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP3608026B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置 | |
JP2000083119A (ja) | ネットワークファクシミリ装置の制御方法 | |
JP3642459B2 (ja) | ネットワークファクシミリ通信システムの制御方法およびネットワークファクシミリ装置およびワークステーション装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040402 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041019 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050118 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |