JP3637169B2 - 車両の換気・脱臭装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両において、車室内の換気及び脱臭を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両においては、通常換気装置が装備されており、この換気装置によって車室内に新鮮な外気を流通させるようになっている。ところが、例えば煙草の臭いのような異臭は上記換気装置による換気だけではなかなか取り去ることができず、このような臭いは、活性炭を利用した脱臭具を用いて脱臭したり、或は芳香剤を散布して異臭を緩和するといった手段が一般に用いられているが、あまり効果的とはいえない。
【0003】
そこで、オゾンの高い脱臭能力を利用して、車内にしみ込んだ異臭を取り除く車両用脱臭装置が種々開発され、例えば実開平3−104414号公報にて公開されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
オゾン発生装置を用いて車内の脱臭を行なう場合、オゾン濃度が高いほど脱臭効果が高いが、基準濃度以上のオゾンは人体に有害となる虞れがある。そこで上記のようにオゾンを用いて車内の脱臭をはかる従来の装置は、車内空気のオゾン濃度を検出するオゾンセンサを設け、このオゾンセンサの検出信号にて車内のオゾン濃度が基準値以上にならないようにオゾン発生装置のオゾン発生量を制御する制御装置を設け、これにより車内のオゾン濃度を人体にとって安全な範囲内に保持する、という方策を採っている。
【0005】
ところが、ワゴン車のように荷物室と車室とが連通している車両において、例えば、釣りに関係する荷物(釣り道具,えさ或は釣りあげた魚等)や猟犬,ペット,その他ねぎ,たくあん等の食品類等、強い臭いを発生するものを荷物室に載せた場合、その強烈な臭気が車室内にしみつき、長期にわたって乗員に不快感を与えるが、このような強烈な臭気が車室内にしみついた場合は、上記のように基準値を越えない低いオゾン濃度では、そのしみついた臭いをとることはなかなか困難である、という課題を有している。
【0006】
本発明は上記のような従来の課題を解決することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車両の荷室部に設けられており、一端部に車室内の空気のみを吸入する吸入口を有し、他端部に車内へ空気を送る吐出口と車外へ空気を送る換気口とを有するダクト部と、上記吸入口と吐出口及び換気口との間のダクト部内に配置されたファンと、上記ダクト部内に上記ファンと直列に配置されたオゾン発生器と、上記吐出口と換気口との開閉を切換える切換ダンパとからなる脱臭ユニットを車体に設け、前記脱臭ユニットは、ファンのオン,オフと、オゾン発生器のオン,オフと、切換ダンパの制御とによって、少なくとも、車内空気を車外に排出させる換気モードと、車内のオゾン濃度を人体に安全な基準値以下の低濃度に保ちつつオゾンで車内空気を脱臭するオゾン常用モードと、上記基準値を越える高濃度のオゾンにて車内空気の強力脱臭を行なうオゾン燻蒸モードとの3モードを切換え選択し得るものであり、モード切換スイッチのモード選択信号に基づき、上記脱臭ユニットの3モードを選択的に制御するコントロールユニットを設けたことを特徴とするものであり、上記オゾン燻蒸モードの選択にて、車内にしみついた強烈な異臭を効果的に脱臭することができる。
【0008】
又、上記コントロールユニットが、イグニッションスイッチがオフであって、モード切換スイッチがオゾン燻蒸モードのモード選択信号を発しており、且つ乗員が全て降車したことを検知したときに、オゾン燻蒸モードの作動を開始し、第1の設定時間を経過した後にオゾン発生器をオフとし、その後ファンが回転を続けて車内のオゾン濃度を減衰させ、第2の設定時間を経過した後にファンを停止させて、オゾン燻蒸モードの作動を終了する、という制御を行なうことにより、乗員が基準値を越える高濃度のオゾンにさらされる危険性を防止し、且つ高濃度のオゾンによる脱臭作動終了後の車内の残留オゾンの減衰が効率的に行なわれ、車内のオゾン濃度が比較的短時間の間に基準値以下の範囲まで低下し、乗員の安全性の向上がはかれるものである。
【0009】
更に、上記オゾン燻蒸モードの作動が始まってから最後にファンが停止するまでの間、車外からのドアロック装置の解錠を不能とするか、或は車外からドアロック装置を解錠しようとしたとき警報器を作動させて警告する、というセキュリティシステムを設けたことにより、乗員の安全性を更に一層向上させることができるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図1は本発明の第1の実施例を示すもので、図1(A)において、1は脱臭ユニットであり、例えばワゴン車のように荷物室と車室とが連通している車両の場合、該脱臭ユニット1は荷物室内の左右のリヤクォータ部の何れか一方又は双方に設けられる。該脱臭ユニット1は、上部に車内空気を吸入する吸入口7を有し下部に車内へ空気を吐出する吐出口8と車外へ空気を排出する換気口9を備えたダクト部6と、該ダクト部6の吸入口7部に設けられたファン(例えばシロッコファン)2と、ダクト部6内に配設されたオゾン発生器3と、上記吐出口8と換気口9の開閉を切換える切換ダンパ4とからなる。
【0012】
そして、コントロールユニット10にて上記ファン2,オゾン発生器3及び切換ダンパ4が制御されることによって、換気モード,オゾン常用モード及びオゾン燻蒸モードの3モードの切換えが行われるようになっている。
【0013】
図1(B)に示すように、コントロールユニット10は、モード切換スイッチ11のモード選択信号とエンジン(イグニッションスイッチ)のオン,オフ信号と後述するセキュリティコントロールユニット12のセキュリティ・オン,オフ信号の入力に基づき、脱臭ユニット1の制御を行う。
【0014】
上記モード切換スイッチ11は、例えばインストルメントパネルの運転席前方位置等ドライバが操作し易い位置に取付けられ、手動操作にて、換気モードとオゾン常用モードとオゾン燻蒸モードとの3モード及びオフの選択ができるようになっており、このモード選択信号はコントロールユニット10に入力される。
【0015】
上記セキュリティコントロールユニット12は、乗員が全て降車し車内に誰も残っていないことを検出してセキュリティ・オンの信号を発し、それ以外のときはセキュリティ・オフの信号を発するものであり、具体的には、例えばドア(通常運転席側ドア)ラッチ装置の車外からの施錠を検知する施錠検知手段を用い、該施錠検知手段が車外からの施錠を検知したとき全ての乗員が降車したと判断してセキュリティ・オンの信号を発するものが使用されるが、上記施錠検知手段に加え、乗員が着座する全てのシートに離席センサを設け、これら全ての離席センサの離席検出信号と上記施錠検知手段の車外からの施錠検知信号とで、乗員がすべて降車し車内に誰も残っていないと判断してセキュリティ・オン信号を発する構成としても良く、その他乗員が全て降車したことを検出し得る任意の構成を採用できる。
【0016】
以下、コントロールユニット10の脱臭ユニット1の制御に付き、図2のフローチャートを参照して説明する。
【0017】
即ち、先ずステップS1でイグニッションスイッチがオンか否かを判断し、オンであればステップS2に進みモード切換スイッチ11で換気モード,オゾン常用モード,オフのうちのどれを選択しているかを判断する。イグニッションスイッチがオフであればステップS6に進む。
【0018】
ステップS2で、換気モードを選択していると判断すると、ステップS3に進み、切換ダンパ4を吐出口8を閉,換気口9を開とするa位置とし、ファン2をオンとし、オゾン発生器3はオフとし、車内空気を吸入口7からダクト部6内に吸入して換気口9から車外に排出する換気状態とする。
【0019】
ステップS2でオゾン常用モードを選択していると判断すると、ステップS4に進み、切換ダンパ4を吐出口8を開,換気口9を閉とするb位置とし、ファン2をオンとし、オゾン発生器3を弱で作動させ、ファン2の駆動によって室内空気を吸入口7よりダクト部6内に吸入しオゾン発生器3にて発生したオゾンで脱臭して吐出口8から車内へ吐出する、という常用脱臭状態とする。
【0020】
そして、モード切換スイッチ11をオフとすればステップS5に進み、ファン2及びオゾン発生器3をオフとして上記の換気モード,オゾン常用モードの作動を停止すると共に、切換ダンパ4をa位置とする。
【0021】
エンジンがオンの状態では、モード切換スイッチ11でオゾン燻蒸モードを選択しても、コントロールユニット10はオゾン燻蒸モードへの切換えを行なわない。
【0022】
ステップS1でイグニッションスイッチがオフであった場合は、ステップS6に進み、モード切換スイッチ11でオゾン燻蒸モードを選択しているか否かを判断し、オゾン燻蒸モードを選択していると、ステップS7でセキュリティコントロールユニット12がセキュリティ・オン信号を発しているか否かを判断する。セキュリティ・オン信号を発していると、ステップS8でセキュリティ・コントロールユニット12の監視フラグをセットした後、ステップS9に進み、切換ダンパ4をb位置とし、ファン2をオンとし、オゾン発生器3を強で作動させ、ファン2の駆動にて吸入口7よりダクト部6内に吸入した車内空気を高濃度のオゾンにて脱臭して吐出口8から車内に吐出する、というオゾン燻蒸による強力脱臭状態とすると共に、ステップS10にてタイマーのカウントを開始する。 ステップS6又はS7にて、オゾン燻蒸モードを選択していないか、又はセキュリティ・オンでなかった場合は、脱臭ユニット1の制御は行なわない。
【0023】
ステップS10にてカウントした経過時間tを、ステップS11にて第1の設定時間T1 と比較し、t=T1 になるとステップS12に進み、オゾン発生器3をオフとしてオゾンの発生を停止させ、駆動し続けるファン2にて吸入口7からダクト部6内に吸入した車内空気を吐出口8から車内に吐出する、という車内空気の循環状態とする。
【0024】
次に、ステップS13にて第1の設定時間T1 に第2の設定時間T2 を加算した時間T1 +T2 と前記経過時間tとを比較し、t=T1 +T2 となると、ステップS14に進み、ファン2をオフにすると共に、ステップS15にてセキュリティコントロールユニット12の監視フラグをリセットし、オゾン燻蒸モードの作動を終了する。
【0025】
尚、セキュリティコントロールユニット12では所定時間毎に図3に示すフローチャートが実行されており、監視フラグがセットされている状態で解錠動作が行なわれたとき警告を発するように構成されている。
【0026】
上記において、オゾン発生器3の強,弱の制御は、コントロールユニット10によるオゾン発生器3への供給電力のオン,オフのデユーティ比制御によって行なわれ、弱の場合は基準値以下の範囲(人体にとって安全な範囲)の低濃度のオゾン発生量とし、強の場合は充分な強力脱臭を行なうことができるよう車内オゾン濃度を上記基準値を越えた高濃度のオゾン発生量とする。
【0027】
車内のオゾン濃度を基準値を越えた高濃度とするオゾン燻蒸モードを、エンジンがオフであって、セキュリティコントロールユニット12が車外からの施錠を検知してセキュリティ・オン信号を発しており、且つモード選択スイッチ11にてオゾン燻蒸モードを選択したときのみ作動するようにしたことにより、乗員が高濃度のオゾンにさらされるような危険性は防止され、更にオゾン発生を停止させた後に第2の所定時間T2 の間、ファン2が駆動を続けて車内空気を強制循環させることにより、車内の残存オゾン濃度の減衰が効率的に行なわれ、車内のオゾン濃度が基準値以下の範囲まで減衰するのに要する時間を短縮することができる。
【0028】
図4は、本発明の第2の実施例を示すもので、図4(A)に示すように、脱臭ユニット1は、第1実施例の場合と同様に、例えばワゴン車の荷物室の左右のリヤクォータ部の何れか一方又は双方に設けられ、上部に吸入口7を有しその下部に第1吐出口81を有し且つ下端部に第2吐出口82と換気口9とを備えたダクト部6と、ダクト部6の吸入口7部近傍に設けられたファン2と、吸入口7と第1吐出口81との間に設けられたオゾン発生器3と、第1吐出口81と第2吐出口82との間に配設された触媒5と、第1吐出口81を開閉する第1切換ダンパ41と、第2吐出口82と換気口9との開閉を切換える第2切換ダンパ42とから構成される。
【0029】
上記触媒5は、オゾンを分解しオゾン濃度を人体に悪影響を及ぼさない基準値以下の範囲に低減させると共に、オゾンだけでは取りきれない悪臭成分を除去する機能をもつもので、例えば家庭用消臭器等で一般に用いられ従来より公知のものである。
【0030】
そして、コントロールユニット10にて、上記ファン2,オゾン発生器3,第1切換ダンパ41及び第2切換ダンパ42がそれぞれ制御される。
【0031】
上記コントロールユニット10は、図4(B)に示すように、モード切換スイッチ11のモード選択信号と、セキュリティコントロールユニット12のセキュリティ・オン,オフ信号と、エンジン(イグニッションスイッチ)のオン,オフ信号との入力に基づき、図5のフローチャートに示すような制御を行なう。
【0032】
即ち、図5において、先ずステップS1でイグニッションスイッチがオンか否かを判断し、オンであればステップS2に進みモード切換スイッチ11で換気モード,オゾン常用モード,オフのうちのどれを選択しているかを判断し、イグニッションスイッチがオフであればステップS6に進むことは第1実施例の場合と同じである。
【0033】
ステップS2で、換気モードを選択していると判断すると、ステップS3に進み、第1切換ダンパ41を第1吐出口81を閉とするa位置とし、第2切換ダンパ42を第2吐出口81を閉,換気口9を開とするa位置とし、ファン2をオンとし、オゾン発生器3はオフとし、ファン2の駆動にて車内空気を吸入口7からダクト部6内に吸入して換気口9から車外に排出する換気状態とする。
【0034】
ステップS2でオゾン常用モードを選択していると判断するとステップS4に進み、第1切換ダンパ41をa位置とし、第2切換ダンパ42を第2吐出口82を開,換気口9を閉とするb位置とし、ファン2をオンとし、オゾン発生器3をオンとし、ファン2の駆動にて吸入口7よりダクト部6内に吸入した車内空気をオゾン発生器3により発生したオゾンにて脱臭し、触媒5を通過する間にオゾン濃度を人体に安全な基準値以下の範囲に低減させた後、第2吐出口82より車内に吐出する常用脱臭状態とする。
【0035】
このオゾン常用モードにおいては、車内の空気をオゾンで脱臭した後、オゾン濃度を基準値以下に低減して車内に戻すので、乗員の安全を確保しながら車内空気の脱臭を連続して行うことができる。
【0036】
モード切換スイッチ11がオフであればステップS5に進み、ファン2及びオゾン発生器3をオフとし、換気モード,オゾン常用モードの作動を停止すると共に、第1切換ダンパ41,第2切換ダンパ42を共にa位置とする。
【0037】
ステップS1にて、イグニッションスイッチがオフであった場合は、ステップS6に進んでモード切換スイッチ11でオゾン燻蒸モードを選択しているか否かを判断し、オゾン燻蒸モードであればステップS7に進んでセキュリティ・オンであるか否かを判断し、セキュリティ・オンであればステップS8にて監視フラグをセットした後、ステップS9に進む。ステップS6でオゾン燻蒸モードでない場合、又はステップS7でセキュリティ・オンでない場合は、脱臭ユニット1の制御を行なわない。
【0038】
ステップS9では、第1切換ダンパ41を第1吐出口81を開とし触媒5方向への通路を閉とするb位置とし、第2切換ダンパ42をb位置とし、ファン2をオンとし、オゾン発生器3をオンとし、ファン2の駆動にて吸入口7よりダクト部6内に吸入した車内空気をオゾン発生器3が発生したオゾンにて脱臭して第1吐出口81から車内に吐出する、というオゾン燻蒸による強力脱臭状態とすると共に、ステップS10にてタイマーのカウントを開始する。
【0039】
ステップS10にてカウントした経過時間tを、ステップS11にて第1の設定時間T1 と比較し、t=T1 になるとステップS12に進み、オゾン発生器3をオフとしてオゾンの発生を停止させ、駆動し続けるファン2にて吸入口7からダクト部6内に吸入した車内空気を第1吐出口81から車内に吐出する、という車内空気の循環状態とする。
次に、ステップS13にて第1の設定時間T1 に第2の設定時間T2 を加算した時間T1 +T2 と前記経過時間tとを比較し、t=T1 +T2 となると、ステップS14に進み、ファン2をオフにすると共に、ステップS15にてセキュリティコントロールユニット12の監視フラグをリセットし、オゾン燻蒸モードの作動を終了する。
【0040】
この第2実施例においても、第1実施例と同様に、セキュリティコントロールユニット12では所定時間毎に図3に示すフローチャートが実行されており、監視フラグがセットされている状態で解錠動作が行なわれたとき警告を発するように構成されている。
【0041】
図6は本発明の第3実施例を示すもので、脱臭ユニット1としては図4(A)に示す第2実施例と同じものを用い、モード切換スイッチ11で換気モードとオゾン常用モードとオゾン燻蒸モードとの3モードの選択が可能であることも上記第2実施例と同じであるが、この第3実施例では、車内の臭気濃度を検知する臭いセンサ13を設け、上記オゾン常用モードに、自動(Auto)と手動(Manu)の選択手段を設け、モード切換スイッチ11でオゾン常用モードの手動を選択すると、上記第2実施例のオゾン常用モードの場合と同じ作動を行なうが、自動を選択すると、上記臭いセンサ13の信号によって車内の臭気濃度が所定値以上のときはオゾン常用モードの作動が行なわれ車内の臭気濃度が所定値より低くなったときは自動的にオゾン常用モードの作動を停止させる、という自動制御をコントロールユニット10が行なうものである。上記オゾン常用モード以外の換気モード及びオゾン燻蒸モードの制御については、第2実施例の場合と全く同じであり、図6において図4と同一の符号は図4と同じ部分を表している。
【0042】
上記のように、モード切換スイッチ11にオゾン常用モードの自動と手動との選択手段を設け、オゾン常用モードの自動を選択したとき、臭いセンサ13の信号によってオゾン常用モードの自動制御を行なう構成は、図1及び図2の第1実施例にも適用可能である。
【0043】
上記第1乃至第3の実施例において、脱臭ユニット1を車両荷物室の左右のリヤクォータ部にそれぞれ取付けたものにおいては、左右の脱臭ユニット1,1の双方が同時に同じ作動をする場合と、左右何れか一方の脱臭ユニットだけを作動させる場合との選択を行なうことができるようにしても良い。
【0044】
図7は本発明の第4の実施例を示すもので、この例では左右のリヤクォータ部の一方に脱臭ユニット1を組込み、他方に換気ユニット101を組込み、モード切換スイッチ11のモード選択信号と、エンジン(イグニッションスイッチ)のオン,オフ信号と、セキュリティコントロールユニット12のセキュリティ・オン,オフ信号等に基づき、コントロールユニット10が上記脱臭ユニット1と換気ユニット101とを関連づけて制御するようにしたものである。
【0045】
即ち、図7(A)において、脱臭ユニット1は、上部に吸入口7を備え下部に吐出口8を備えたダクト部6と、ファン2と、オゾン発生器3とからなり、ファン2の駆動にて車内空気を吸入口7からダクト部6内に吸い込みオゾン発生器3の発生オゾンで脱臭して吐出口8から車内に吐出するようになっている。換気ユニット101は、換気ファン102と吸入口107と換気口109とからなり、換気ファン102の駆動にて車内空気を吸入口107から吸入して換気口109より車外に排出するようになっている。
【0046】
そして、図7(B)に示すように、コントロールユニット10は、モード切換スイッチ11のモード選択信号とエンジン(イグニッションスイッチ)のオン,オフ信号とセキュリティコントロールユニット12のセキュリティ・オン,オフ信号との入力に基づき、以下に述べるような制御を行なう。尚、この例では、モード切換スイッチ11にて選択できるモードを、換気モードと、オゾン常用モードと、オゾン常用・換気モードと、オゾン燻蒸モードとの4モードとした例を示している。
【0047】
即ち、先ずイグニッションスイッチのオン,オフを判断し、オンであればモード切換スイッチ11で選択されているモードは何かを判断する。
【0048】
換気モードが選択されていると、ファン2と換気ファン102とをオンとし、オゾン発生器3はオフとする。すると、ファン2の駆動にて車内空気を吸入口7よりダクト部6内に吸入して吐出口8から吐出し、換気ファン102の駆動にて車内空気を吸入口107から吸入して換気口109より車外へ排出する。この場合、脱臭ユニット1の吐出口8と換気ユニット101の吸入口107とは互いに向き合った位置にあるので、換気ファン102は、吸入口107周辺部の空気を吸入するだけでなく、脱臭ユニット1の吐出口8から吐出された空気を効率よく吸い込んでは換気口109から車外に排出するので、荷物室内はほぼまんべんなく効果的に換気される。
【0049】
オゾン常用モードが選択されていると、ファン2をオンとし、オゾン発生器3を弱で作動させ、換気ユニット101の換気ファン102はオフとし、ファン2の駆動にて吸入口7よりダクト部6内に吸入した車内空気を発生オゾンにて脱臭した後、吐出口8から車内に吐出する、という常用脱臭状態とする。
【0050】
オゾン常用・換気モードが選択されていると、ファン2をオンとし、オゾン発生器3を弱で作動させ、換気ユニット101の換気ファン102をオンとする。すると、ファン2の駆動にて吸入口7からダクト部6内に吸入された車内空気を発生オゾンで脱臭し、吐出口8から車内に吐出すると共に、この吐出された空気は荷物室を横断して他側の吸入口107から吸入され、該吸入口107の周辺部分の空気と一緒に換気口109から車外に排出される、という常用脱臭・換気状態となる。
【0051】
モード切換スイッチ11がオフであると、ファン2,切換ファン102及びオゾン発生器3を全てオフとする。
【0052】
イグニッションスイッチがオフであると、モード切換スイッチ11でオゾン燻蒸モードが選択されているか否かを判断し、オゾン燻蒸モードが選択されていると、セキュリティコントロールユニット12がセキュリティ・オンであるか否かを判断し、セキュリティ・オンであれば、セキュリティコントロールユニットの監視フラグをセットし、ファン2をオンとし、オゾン発生器3を強で作動させ、換気ファン102をオフとし、オゾン燻蒸の強力脱臭状態とすると共に、タイマーのカウントを開始する。
【0053】
そして、上記タイマーカウントにて得られるオゾン燻蒸モードの作動経過時間tが第1の設定時間T1 に達すると、オゾン発生器3をオフとしてオゾンの発生を停止すると共に、換気ファン102をオンとし、駆動を続けるファン2と該換気ファン102の駆動とで換気状態とし、上記経過時間tが第1の設定時間T1 と第2の設定時間T2 との加算時間T1 +T2 に達したとき、ファン2と換気ファン102とをオフとし、セキュリティコントロールユニット12の監視フラグをリセットしてオゾン燻蒸モードの作動を終了する。
【0054】
上記において、オゾン発生器3の強,弱の制御は、前記第1実施例の場合と同様に、コントロールユニット10によるオゾン発生器3への供給電力のオン,オフのデユーティ比制御によって行なわれ、弱の場合は基準値以下の範囲(人体にとって安全な範囲)の低濃度のオゾン発生量とし、強の場合は充分な強力脱臭を行なうことができるよう車内オゾン濃度を上記基準値を越えた高濃度のオゾン発生量とする。
【0055】
図8は、本発明の第5の実施例を示すもので、左右のリヤクォータ部の片側に脱臭ユニット1を組込み、他側に換気ユニット101を組込んだ基本的な構成においては、図7に示す第4実施例と同じであるが、脱臭ユニット1の具体的構成において第4実施例とは異なるものである。
【0056】
即ち、図8(A)に示すように、脱臭ユニット1は、上部に吸入口7を有しその下部に第1吐出口81を有し且つ下端部に第2吐出口82を備えたダクト部6と、該ダクト部6の吸入口7部近傍に設けたファン2と、吸入口7と第1吐出口81との間に配置したオゾン発生器3と、第1吐出口81と第2吐出口82との間に配設した触媒5と、切換ダンパ4とで構成され、該切換ダンパ4は、第1吐出口81を閉じ触媒5方向への通路及び第2吐出口82を開とするa位置と、第1吐出口81を開とし触媒5方向の通路及び第2吐出口82を閉とするb位置とに制御されるようになっている。換気ユニット101は、第4実施例と同様に、換気ファン102と吸入口107と換気口109とで構成される。
【0057】
そして、図8(B)に示すように、コントロールユニット10が、モード切換スイッチ11のモード選択信号と、セキュリティコントロールユニット12のセキュリティ・オン,オフ信号と、エンジン(イグニッションスイッチ)のオン,オフ信号等の入力に基づき、上記脱臭ユニット1と換気ユニット101の制御を行なうことは、上記第4実施例の場合と同じである。
【0058】
具体的な制御態様については、換気モードとオゾン常用モードとオゾン常用・換気モードのときに、切換ダンパ4をa位置とする制御が加わり、オゾン燻蒸モードのときに切換ダンパ4をb位置にする制御が加わる点と、オゾン発生器3の弱と強の制御が不要となる点が、上記第4実施例と異なるだけで、その他の制御は第4実施例の場合と同じである。
【0059】
尚、上記第4実施例及び第5実施例において、車内の臭気濃度を検出する臭いセンサを設け、モード切換スイッチ11のオゾン常用モードに自動と手動の選択手段を設定し、オゾン常用モードの自動を選択したとき、前記第3実施例の場合と同様に、上記臭いセンサが検出した臭気濃度に基づき、オゾン常用モードの作動が自動的に制御されるようにしても良い。又、第4実施例及び第5実施例において、換気ユニット101の換気口109を、車内空気の排出は可能であるが車外から車内方向への流れは阻止するワンウエイシャッタ機能をもった構成としても良い。
【0060】
上記第1乃至第5実施例において、オゾン燻蒸モードはイグニッションスイッチがオフの状態で行なわれるので、バッテリ過放電防止を考慮して、T1 +T2 時間だけ作動を行なうように設定している。第2の設定時間T2 はファンの回転によって車内のオゾン濃度が人体に安全な基準値(例えば0.05ppm )以下の範囲まで減衰するのに要する時間を考慮して設定される。
【0061】
又、このオゾン燻蒸モードの作動が始まってから車内のオゾン濃度が基準値を下回る値に減衰するまでのT1 +T2 の間は、外部からのドアの解錠操作を不能とするか、或は例えば外部からドアのキーシリンダにキーを挿し込んだとき警報器が作動して警告を与える、といったセキュリティシステムを装備することにより、残留オゾンによる人体への悪影響の虞れをなくし、安全性のより一層の向上をはかることができるものである。
【0062】
更に、本発明の換気・脱臭装置は、ワゴン車だけでなくすべての車両に適用でき、設置場所も荷物室に限らず車体の任意の場所を選択し得る。
【0063】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、オゾンにより車内の脱臭を行なう脱臭装置に車内の換気を強制的に行なう換気機能をもたせ、車内の強制換気を行なう換気モードと、人体に安全な基準値以下のオゾン濃度で車内の脱臭を行なうオゾン常用モードと、上記基準値を越えた高濃度のオゾンで車内の強力脱臭を行なうオゾン燻蒸モードとの選択を自由に行なうことができるようにすると共に、該オゾン燻蒸モードを選択したとき、エンジンがオフで、且つ乗員が全て降車したことを検知したときだけ、オゾン燻蒸モードの作動が行なわれる構成としたことにより、乗員が車内に存在しない状態にて最強脱臭作動が行なわれ、車内にしみついた強烈な異臭を乗員に悪影響を及ぼすことなく効果的に脱臭することができる。
【0064】
又、このオゾン燻蒸モードでは、ファン及びオゾン発生器の作動による脱臭作動が開始してから設定時間後にオゾン発生器だけがオフとなり、それ以後はファンだけが回り続けて車内のオゾン濃度を減衰させ、車内オゾン濃度が基準値以下となってファンが停止する、という制御が行なわれるものであり、これにより強力脱臭作動後の残留オゾン濃度の減衰が短時間に効率的に行なわれ、安全性の向上がはかれる。
【0065】
更に、上記オゾン燻蒸モードの脱臭作動が開始してから車内オゾン濃度が基準値以下となってファンが停止するまでの間、ドアロック装置を車外から解錠できないようにするか、或は車外から解錠しようとすると警報器が作動して警告を与える、というセキュリティシステムを設けることにより、より一層の安全性向上をはかることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図で、(A)は脱臭ユニットの断面図、(B)は脱臭ユニットの制御ブロック図である。
【図2】図1に示す装置の制御態様例を示すフローチャートである。
【図3】セキュリティコントロールユニットによる制御態様例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例を示す図で、(A)は脱臭ユニットの断面図、(B)は脱臭ユニットの制御ブロック図である。
【図5】図4に示す装置の制御態様例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3実施例を示す図で、(A)は打臭ユニットの断面図、(B)は脱臭ユニットの制御ブロック図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す図で、(A)は脱臭ユニットと換気ユニットとを組付けた車両荷物室の断面図、(B)は(A)に示す脱臭ユニットと換気ユニットの制御ブロック図である。
【図8】本発明の第5実施例を示す図で、(A)は脱臭ユニットと換気ユニットとを組付けた車両荷物室の断面図、(B)は(A)に示す脱臭ユニットと換気ユニットの制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 脱臭ユニット
2 ファン
3 オゾン発生器
4 切換ダンパ
5 触媒
6 ダクト部
7 吸入口
8 吐出口
9 換気口
10 コントロールユニット
11 モード切換スイッチ
12 セキュリティコントロールユニット
13 臭いセンサ
41 第1切換ダンパ
42 第2切換ダンパ
81 第1吐出口
82 第2吐出口
101 換気ユニット
102 換気ファン
107 吸入口
109 換気口
Claims (7)
- 車両の荷室部に設けられており、一端部に車室内の空気のみを吸入する吸入口を有し、他端部に車内へ空気を送る吐出口と車外へ空気を送る換気口とを有するダクト部と、上記吸入口と吐出口及び換気口との間のダクト部内に配置されたファンと、上記ダクト部内に上記ファンと直列に配置されたオゾン発生器と、上記吐出口と換気口との開閉を切換える切換ダンパとからなる脱臭ユニットを車体に設け、モード切換スイッチのモード選択信号に基づき、上記ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気を換気口から車外に排出する換気モードと、ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気をオゾン発生器が発生する低濃度のオゾンで脱臭処理して吐出口から車内に吐出するオゾン常用モードと、ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気をオゾン発生器が発生する高濃度のオゾンで脱臭処理して吐出口から車内に吐出するオゾン燻蒸モードとの3モードを選択的に制御するコントロールユニットを設けたことを特徴とする車両の換気・脱臭装置。
- 車両の荷室部に設けられており、一端部に車室内の空気のみを吸入する吸入口を有し中間部に車内へ空気を送る第1吐出口を有し他端部に車内へ空気を送る第2吐出口と車外へ空気を送る換気口とを有するダクト部と、上記吸入口と第1吐出口との間のダクト部内に配置されたファンと、該ファンと直列に上記吸入口と第1吐出口との間のダクト部内に配置されたオゾン発生器と、上記第1吐出口と第2吐出口との間のダクト部内に配設された触媒と、上記第1吐出口と上記触媒方向への通路との開閉を切換える第1切換ダンパと、上記第2吐出口と換気口との開閉を切換える第2切換ダンパとからなる脱臭ユニットを車体に設け、モード切換スイッチのモード選択信号に基づき、上記ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気を換気口から車外に排出する換気モードと、ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気をオゾン発生器が発生するオゾンで脱臭処理し触媒でオゾン濃度を低減してから第2吐出口から車内に吐出するオゾン常用モードと、ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気をオゾン発生器が発生するオゾンで脱臭処理して第1吐出口より車内に吐出するオゾン燻蒸モードとの3モードを選択的に制御するコントロールユニットを設けたことを特徴とする車両の換気・脱臭装置。
- 車両の荷室部に設けられており、一端部に車室内の空気のみを吸入する吸入口を有し他端部に車内へ空気を送る吐出口を有するダクト部と、該ダクト部内に配置されたファンと、該ファンと直列に上記ダクト部内に配置されたオゾン発生器とからなる脱臭ユニットを車体の左右何れか一方の側壁部に設け、他方の側壁部に吸入口と車外へ空気を送る換気口と換気ファンとからなる換気ユニットを設け、モード切換スイッチのモード選択信号に基づき、上記ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気を吐出口から車内に吐出すると共に換気ファンの駆動にて車内空気を吸入して換気口から車外に排出する換気モードと、ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気をオゾン発生器が発生する低濃度のオゾンで脱臭処理して吐出口から車内に吐出するオゾン常用モードと、ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気をオゾン発生器が発生する低濃度のオゾンで脱臭処理して吐出口から車内に吐出すると共に換気ファンの駆動にて車内空気を換気口から車外へ排出するオゾン常用・換気モードと、ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気をオゾン発生器が発生する高濃度のオゾンで脱臭処理して吐出口から車内に吐出するオゾン燻蒸モードとの4モードを選択的に制御するコントロールユニットを設けたことを特徴とする車両の換気・脱臭装置。
- 車両の荷室部に設けられており、一端部に車室内の空気のみを吸入する吸入口を有し中間部に車内へ空気を送る第1吐出口を有し他端部に車内へ空気を送る第2吐出口を有するダクト部と、上記吸入口と第1吐出口との間のダクト部内に配置されたファンと、該ファンと直列に上記吸入口と第1吐出口との間のダクト部内に配置されたオゾン発生器と、上記第1吐出口と第2吐出口との間のダクト部内に配設された触媒と、上記第1吐出口と上記触媒方向への通路との開閉を切換える切換ダンパとからなる脱臭ユニットを車体の左右何れか一方の側壁部に設け、他方の側壁部に吸入口と車外へ空気を送る換気口と換気ファンとからなる換気ユニットを設け、モード切換スイッチのモード選択信号に基づき、上記ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気を第2吐出口から車内に吐出すると共に換気ファンの駆動にて車内空気を換気口から車外に排出する換気モードと、ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気をオゾン発生器が発生するオゾンで脱臭処理し触媒でオゾン濃度を低減してから第2吐出口から車内に吐出するオゾン常用モードと、ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気をオゾン発生器が発生するオゾンで脱臭処理し触媒でオゾン濃度を低減してから第2吐出口より車内に吐出すると共に換気ファンの駆動にて車内空気を換気口より車外へ排出するオゾン常用・換気モードと、ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気をオゾン発生器が発生するオゾンで脱臭処理して第1吐出口より車内に吐出するオゾン燻蒸モードとの4モードを選択的に制御するコントロールユニットを設けたことを特徴とする車両の換気・脱臭装置。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の車両の換気・脱臭装置において、車内の臭気濃度を検出する臭いセンサを設け、モード切換スイッチにはオゾン常用モードの自動と手動との選択手段が設けられ、オゾン常用モードの自動を選択したときは、コントロールユニットが、上記臭いセンサの検出信号に基づき、車内の臭気濃度が所定値を越えたときオゾン常用モードの作動を行ない、車内の臭気濃度が所定値以下となったとき該作動を停止させる、という自動制御を行ない、オゾン常用モードの手動を選択したときは、コントロールユニットが、そのモード選択信号にてオゾン常用モードの作動を行ない、モード切換スイッチをオフとすることによって該作動を停止する、という制御を行なうことを特徴とする車両の換気・脱臭装置。
- 請求項1乃至5の何れかに記載の車両の換気・脱臭装置において、コントロールユニットは、乗員の乗降を検知する手段を有し、エンジンがオフであって、モード切換スイッチがオゾン燻蒸モードのモード選択信号を発しており、且つ乗員が全て降車したことを検知したとき、オゾン燻蒸モードの作動を開始し、第1の設定時間経過後にオゾン発生器を停止させ、その後はファンだけが駆動を続けて第2の設定時間経過後にファンを停止させる、という制御を行なうことを特徴とする車両の換気・脱臭装置。
- 請求項6に記載の車両の換気・脱臭装置において、オゾン燻蒸モードの作動開始から第1の設定時間及び第2の設定時間が経過してファンが停止するまでの間、車外からのドアロック装置の解錠を不能とするか又は車外からドアロック装置を解錠しようとしたとき警報器を作動させて警告を与える手段を設けたことを特徴とする車両の換気・脱臭装置。
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