JP3632066B2 - デジタル画像複写システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクス等のアプリケーションが合体したデジタル画像複写システムに関するもので、特に、画像記憶手段を有し、画像データを一旦記憶蓄積した後に必要に応じて出力するデジタル画像複写システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は画像データをデジタル信号として扱う複写機の簡易ブロック図である。この図に示すように、画像データをデジタル信号として扱う複写機は、画像読み取り部101で画像データを読み取り、画像処理部102でγ変換、画質補正などの画像処理を行い、画像記録部103で画像データを転写紙上に画素単位に印字し、画像を記録する。
画像データをデジタル信号として扱う場合には、その画像データをメモリ等の蓄積メディアに蓄えることが可能となる。
【0003】
図6は画像記憶部を持った複写機のブロック図である。
画像記憶部104を持つ場合、画像読み取り部101で読み取った画像データを一度画像記憶部104に蓄積しておき、複数枚の複写を行う場合には、画像読み取り部101で毎回原稿を読み取る代わりに、蓄積した画像データを画像記憶部104から読み出すことが可能となる。
すると、画像読み取り部の動作を複写枚数分行う必要がないので動作音がより静かになり、また、画像記録部103の動作速度を画像読み取り部101の動作速度より速くすることが出来れば複写時間を短縮することが可能である(一般に、画像読み取り部101より画像記録部103の動作速度の方を速くすることは容易で、商品として実現されている)。
また、画像記憶部104では、画像データの記憶順序と読み出すときの順序を変えることによって画像データを回転して出力したりすることができる。
【0004】
単体の複写機の場合は、図6のような構成で画像記憶部104を持ったデジタル複写機が実現できた。近年、複写アプリケーションのみならず、プリンタアプリケーション、ファクシミリアプリケーションを同時に1台の装置で実現する複合機と呼ばれる複写システムが開発され、1台2役〜3役の機能が市場に受け入れられている。こういった複写システムでも、単体の複写機と同様な画像記憶部を持っており、プリンタ出力のための画像データの一時保持や、ファクシミリ送受信画像データの一時保持等にも利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、単体複写機と同じ構成の画像記憶部では、画像データの入力パスと出力パスがそれぞれ1つしかないため、複写、プリンタ、ファクシミリのアプリケーションのどれかが画像記憶部を使用しているときには、他のアプリケーションが画像記憶部を使用しようとしても制限があった。
それは例えば、あるアプリケーションが画像記憶部に画像データを入力している最中は他のアプリケーションは入力が出来ないとか、あるアプリケーションが画像記憶部に画像データを出力している最中は他のアプリケーションは出力が出来ないといった事である。
これは実際の動作としては、複写機として使用中はプリンタとして使うための印刷データを受け付けられないといった不具合や、複写機として使用中にファクシミリ受信が出来ないといった不具合が生じるという事である。
【0006】
しかしながら複合機にこのような制限があると、折角1台2役〜3役の機能を盛り込んでも、同時にそれらを利用出来ないことになり、複合機であるメリットが薄れてしまう。これを回避するためには、個々のアプリケーションごとに画像記憶部を持たせることになるが(現状はそういう構成のものが作られている)、同じような機能のものを複数持つとなると、当然ながら画像記憶部に必要なコストが高くなるし、必要スペースが大きくなるという問題が発生する。
【0007】
また、画像記憶部は、1枚の原稿データを複数枚複写を行う場合のみでなく、複数ページからなる文書を全て記憶しておいて、それをページ順に複数部数複写する場合にも用いられる(一般に電子ソート機能と呼ばれる)。この場合、原稿ページをページメモリに一旦格納し、それをさらに2次記憶装置に転送して蓄積する方法が採られる(このとき、データ圧縮を行った後に2次記憶部に蓄積することにより蓄積枚数を増加させ、かつ、データ転送速度を短縮するのが一般的である)。ページメモリとしては読み書き速度が重要視されるので、半導体メモリで構成するのが普通である。
【0008】
また、2次記憶装置としては大容量のメモリが必要となるので、蓄積ビット単価の安いハードディスク装置を用いることが多い。このように2次記憶装置を用いれば電子ソート機能を比較的安価に実現できるが、ハードディスク装置は読み出しと書き込みを同時に行うことが出来ないので、複合機において、例えば複写アプリケーションで電子ソートを使用中にプリンタアプリケーションでも電子ソートを使用したい、といった要求に応じることが出来ない。また、ハードディスクは、読み書き速度が半導体メモリに比べて遅く、かつ、振動や衝撃に弱い面があり、データ記憶における信頼性が低いという問題があった。
【0009】
本発明は、複数のアプリケーションの同時使用及びデータ蓄積の信頼性の向上が可能なデジタル画像複写システムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、文書原稿をデジタル画像データに変換する原稿読み取り手段と、デジタル画像データに対し所定の処理を行う画像処理手段と、デジタル画像データを記憶可能な画像記憶手段と、前記画像処理手段もしくは前記画像記憶手段から送られてきたデジタル画像データに基づいて記録材に像形成して画像を記録する画像記録手段と、外部アプリケーションと前記各手段とでデジタル画像データのやり取りをするための接続手段とを備えたデジタル画像複写システムにおいて、前記画像記憶手段は、デジタル画像データを入力するための入力パス及びデジタル画像データを出力するための出力パスをそれぞれ2系統以上ずつ有し、1または複数の上記手段からの入力画像データ及び入力画像データを符号化した符号データを時分割処理にて見掛け上同時に記憶でき、1または複数の上記手段への出力画像データ及び出力画像データを符号化した符号データを時分割処理にて見掛け上同時に出力できることを特徴とするものである。
【0011】
また上記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、文書原稿をデジタル画像データに変換する原稿読み取り手段と、デジタル画像データに対し所定の処理を行う画像処理手段と、デジタル画像データを記憶可能な画像記憶手段と、前記画像処理手段もしくは前記画像記憶手段から送られてきたデジタル画像データに基づいて記録材に像形成して画像を記録する画像記録手段と、外部アプリケーションと前記各手段とでデジタル画像データのやり取りをするための接続手段とを備えたデジタル画像複写システムにおいて、前記画像記憶手段は、デジタル画像データを入力するための入力パスを2系統以上、及びデジタル画像データを出力するための出力パスを1系統有し、1または複数の上記手段からの入力画像データ及び入力画像データを符号化した符号データを時分割処理にて見掛け上同時に記憶し上記手段の1つに出力できることを特徴とするものである。
【0012】
本発明では画像記憶部の入出力パスを複数用意し、これらを時分割処理で有効にするように制御することによって、見掛け上、複数のアプリケーションが同時に画像記憶部を使用しているように動作させるようにした。これによって、複合機において1つのアプリケーションが画像記憶部を占有して他のアプリケーションが使えないという事にならないため、複合機における1台2役〜3役が文字通り何時でも機能可能となる。
【0013】
また、画像記憶部において単一の画像記憶部を装備し、時分割で読み書きを行う事によって電子ソートなどの便利な機能を複数のアプリケーションが同時に使えるので、複合機における同時動作の制限が大きく緩和され、複写動作において原稿画像データを読み終わったら、画像記録部から出力し終わるのを待たずに次の原稿読み取り動作を行えるといったことも可能となる。また、複数の記憶部を持つことによる制御の複雑化を回避することが可能となり、ハードディスクを用いないので、データ蓄積の信頼性が向上する。
【0014】
また、画像記憶部の入力パスを複数有することで、例えば複写動作中にプリンタとしての印刷データを受け取ったり、ファクシミリ受信が可能となる。この場合は低コストでありながら、現状より格段に機能向上を図ることができ、複合機として有効である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
本発明では画像記憶手段内の構成、動作に特徴があるので、この部分について説明する。他の、原稿読み取り、画像記録手段については通常の複写システムと同様な構成、動作であるので説明を省く。
【0016】
図1は本発明の第1の実施の形態を示すデジタル画像複写システムの構成図である。
まず入力系として、画像読み取り部101、ファクシミリ部105、プリンタコントローラ部106がある。出力系としては、画像記録部103と、ファクシミリ部105がある。これらの入出力に応じて画像処理内容を選択可能にした画像処理部102があり、さらに画像処理部102には画像記憶部104が接続され、これら全体を全体制御部107が制御する形になっている。
【0017】
一方、画像記憶部104は、入力インタフェース部がIN(1)108とIN(2)109の2つ、出力インタフェース部がOUT(1)110とOUT(2)111の2つある。また、画像記憶部104は、記憶制御部112、可変長符号化部(1)113、可変長復号部(1)114、可変長符号化部(2)115、可変長復号部(2)116、記憶部117を備える。
例えば、原稿読み取り部101から画像データを直接記憶部117に記憶するパスとしては、画像処理部102、画像記憶部104の入力インタフェース部IN(1)108、記憶制御部112、記憶部117へ流れるパスとなる。
一方、記憶部117から画像記録部103へのパスとしては、記憶制御部112、出力インタフェース部OUT(1)110、画像処理部102、画像記録部103へ流れるパスとなる。
【0018】
ファクシミリ部105やプリンタコントローラ部106から画像記憶部104へのパスも同様である。記憶部117に画像データを記憶しておくことによって、原稿画像を複数枚複写したいときに必要回数画像読み取り部101を動作させずとも、記憶部117に格納されたデータを画像記録部103に必要回数送ることによって複写が行える。
【0019】
次に符号化機能を利用する電子ソート動作について説明する。
前記の説明と同様に、画像読み取り部101等から記憶部117に画像データが格納された後、その格納された画像データは、記憶制御部112を経由して可変長符号化部(1)113に送られ、ここでデータ圧縮されて再度記憶部117に符号データとして蓄積される。
【0020】
以上の動作が複数枚からなる原稿画像全部について行われ、記憶部117には原稿画像データが圧縮された形で全ページ記憶されることになる。勿論、記憶部117が所望の複数枚数からなる原稿画像を記憶するのに必要充分な容量を持っていれば、ここで挙げた可変長符号化部(1)113,(2)115、復号部(1)114,(2)116での圧縮、伸長処理は省略することも可能である。
【0021】
次に記録する動作になるが、この場合は記憶部117に蓄積された符号データが可変長復号部(1)114に送られ、ここで復号が行われて元の画像データに戻され、記憶制御部112を経由して再度記憶部117に送られる。
ここで、1ページ分の画像データが戻された後、さらに記憶制御部112を経由し、出力インタフェース部OUT(1)110を通って画像処理部102へ送られ、必要な画像処理を施された後に、画像記録部103へ送られて転写紙に記録される。
【0022】
以上のデータ処理の流れが、蓄積された原稿枚数分繰り返されると、複数枚からなる原稿一部の複写動作が完了する。それを所望の回数分繰り返せば、電子ソートによって複数部数の複写が行えることになる。
【0023】
次に複数のアプリケーションによる同時動作について説明する。まず画像記憶部104の入出力時分割動作について説明する。
現在、世の中で使われている半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置では、入出力の口が1つしかないが(半導体メモリでは入力と出力が別々になっている素子もあるが、時間的に同時には読み書きが出来ないので、1つと見做せる)、画像記憶部104の入出力パスは4本であり、それらが見掛け上同時に使えなければならない。
【0024】
説明のため、これら4本の入出力はそれぞれ8ビットのデータバスで構成され、8ビット単位のデータの入出力を10MHzの周波数(つまり、100ns周期)で行うものとする。勿論、これらの数値はシステム構成によって異なるし、それぞれが違った数値であってもよいが、ここでは話を簡単にするためにそうする。
【0025】
入出力インタフェース部IN(1)108,(2)109、OUT(1)110,(2)111と、画像処理部102との間は、前記の通り10MHz/8ビットの速度で画像データをやり取りする。この速度と同調して記憶部117へのデータ入出力を行うためには、記憶部117への入出力を10MHz/32ビットで行えばよい。但し、入力と出力を同時に行うことは出来ないので、入出力を合わせて32ビットという事ではなく、8ビット入力4回分を32ビットにまとめて10MHzで行うという意味である。
【0026】
図2に記憶制御部112で行われるデータ入出力のタイミング例を示す。
8ビット入力の個々のサイクルをT1〜Tnで表すと、入力インタフェース部IN(1)108でT1〜T4サイクル中に入力されたA1〜A4のデータがT5サイクルにおいてメモリに入力される。同様に、入力インタフェース部IN(2)109でT1〜T4サイクル中に入力されたB1〜B4のデータはT6サイクルにおいてメモリに入力される。
出力の場合は、T3サイクルでメモリから出力されたデータがT5〜T8サイクルにおいてC1〜C4の順序で出力され、同様にT4サイクルでメモリから出力されたデータがT5〜T8サイクルにおいてD1〜D4の順序で出力される。
【0027】
このようなタイミングで入出力を時分割処理することにより、4本の入出力が見掛け上同時に行われているように動作可能となる。これらのうちの1つが使われない場合、例えば入力インタフェース部IN(2)109でのデータの入力が無い場合は、図2でいえばT1〜T4サイクル中にB1〜B4のデータが無いことなので、T6サイクルはメモリアクセスが無くなるだけで、特に制御タイミングが変わる訳ではない。
【0028】
次に同時動作の例として、複写アプリケーションで電子ソート動作中にプリンタアプリケーションで電子ソート動作を行う場合を説明する。
まず、複写アプリケーションでの電子ソート動作であるが、前記の説明と同様に、画像データは画像読み取り部101から画像処理部102を経由し、時分割動作された入力インタフェース部IN(1)108及び記憶制御部112を通って記憶部117の一部(A)に格納された後、その格納された画像データは、記憶制御部112を経由して可変長符号化部(1)113に送られ、ここでデータ圧縮されて記憶部117の別な部分(B)に符号データとして蓄積される。
【0029】
このとき、同時にプリンタコントローラ部106から画像データが送られてくる。これも画像処理部102を経由し、時分割動作された入力インタフェース部IN(2)109及び記憶制御部112を通って記憶部117のさらに別な部分(C)に格納された後、その格納された画像データは記憶制御部112を経由して可変長符号化部(2)115に送られ、ここでデータ圧縮されて記憶部117の別な部分(D)に符号データとして蓄積される。以上の動作が所望の枚数分繰り返されることで入力が行われる。
【0030】
次に出力動作であるが、出力対象が画像記録部103である場合は同時動作は行えないので、アプリケーション単位に順番に出力するか、ページ単位に交互に出力するかを選ぶ必要がある。例えば、ページ単位に交互に出力する場合は、次のような動作となる。
【0031】
まず、複写アプリケーションでの電子ソート出力は、記憶部117の(B)部に蓄積された符号データが可変長復号部(1)114に送られ、ここで復号が行われて元の画像データに戻され、記憶制御部112を経由して記憶部117の(A)部に送られる。
ここで、1ページ分の画像データが戻された後、さらに記憶制御部112を経由し、出力インタフェース部OUT(1)110を通って画像処理部102へ送られ、必要な画像処理を施された後に画像記録部103へ送られて転写紙に記録される。
【0032】
続いてプリンタアプリケーションの電子ソート動作が行われる。即ち、記憶部117の(D)部に蓄積された符号データが可変長復号部(2)116に送られ、ここで復号が行われて元の画像データに戻され、記憶制御部112を経由して記憶部117の(C)部に送られる。
ここで、1ページ分の画像データが戻された後、さらに記憶制御部112を経由し、出力インタフェース部OUT(2)111を通って画像処理部102へ送られ、必要な画像処理を施された後に画像記録部103へ送られて転写紙に記録される。
【0033】
以上の動作が交互に繰り返されて見掛け上同時にアプリケーションが実行されることになる。なお、この場合画像記録部103には2つのアプリケーションで出力された転写紙を仕分けする機能があると都合がよい。
【0034】
次に他の同時動作の例として、ファクシミリアプリケーションで画像読み取り後、送信動作中にプリンタアプリケーションで電子ソート動作を行う場合を説明する。
ファクシミリアプリケーションでの画像読み取り後の送信動作であるが、画像データは画像読み取り部101から画像処理部102を経由し、時分割動作された入力インタフェース部IN(1)108及び記憶制御部112を通って記憶部117の一部(A)に格納される。
【0035】
このとき、同時にプリンタコントローラ部106から画像データが送られてくる。これも画像処理部102を経由し、時分割動作された入力インタフェース部IN(2)109及び記憶制御部112を通って記憶部117の(B)部に格納された後、その格納された画像データは記憶制御部112を経由して可変長符号化部(1)113に送られ、ここでデータ圧縮されて記憶部117の(C)部に符号データとして蓄積される。以上の動作が所望の枚数分繰り返されることで入力が行われる。
【0036】
次にファクシミリアプリケーションでの出力動作であるが、記憶部117の(A)部に格納された画像データは、記憶制御部112を経由し、出力インタフェース部OUT(1)110を通って画像処理部102へ送られ、必要な画像処理を施された後にファクシミリ部105へ送られて、ここで送信動作が行われる。同時にプリンタアプリケーションの電子ソート動作が行われる。即ち、記憶部117の(C)部に蓄積された符号データが可変長復号部(1)114に送られ、ここで復号が行われて元の画像データに戻され、記憶制御部112を経由して記憶部117の(B)部に送られる。
【0037】
ここで、1ページ分の画像データが戻された後、さらに記憶制御部112を経由し、出力インタフェース部OUT(2)111を通って画像処理部102へ送られ、必要な画像処理を施された後に画像記録部103へ送られて転写紙に記録される。以上の動作が繰り返されて見掛け上同時にファクシミリアプリケーションとプリンタアプリケーションが実行されることになる。
【0038】
さらに他の同時動作の例として、複写アプリケーションで電子ソート動作を連続して行う場合を説明する。
まず、第1の複写アプリケーションでの電子ソート動作であるが、画像データは画像読み取り部101から画像処理部102を経由し、時分割動作された入力インタフェース部IN(1)108及び記憶制御部112を通って記憶部117の一部(A)に格納された後、その格納された画像データは記憶制御部112を経由して可変長符号化部(1)113に送られ、ここでデータ圧縮されて記憶部117の別な部分(B)に符号データとして蓄積される。
【0039】
以上の画像入力動作が原稿枚数分行われると、次に出力動作に移る。即ち、記憶部117に蓄積された符号データが、可変長復号部(1)114に送られ、ここで復号が行われて元の画像データに戻され、記憶制御部112を経由して記憶部117の(A)部に送られる。
ここで1ページ分の画像データが戻された後、さらに記憶制御部112を経由し、出力インタフェース部OUT(1)110を通って画像処理部102へ送られ、必要な画像処理を施された後に画像記録部103へ送られて転写紙に記録される。
【0040】
この時点では画像読み取り部101は使われていないので、第1の複写アプリケーションでの電子ソート出力中に第2の複写アプリケーションでの電子ソート動作を受け付けられることになる。つまり、このとき画像読み取り部101から画像データが送られてくる。これも画像処理部102を経由し、時分割動作された入力インタフェース部IN(2)109及び記憶制御部112を通って、記憶部117の別な部分(B)に格納された後、その格納された画像データは記憶制御部112を経由して可変長符号化部(2)115に送られ、ここでデータ圧縮されて記憶部117の別な部分(C)に符号データとして蓄積される。
【0041】
以上の動作が所望の枚数分繰り返されることで第2の複写アプリケーションでの電子ソート入力が第1の複写アプリケーションでの電子ソートとは独立に同時に行われる。そして、第1の複写アプリケーションでの電子ソート出力が終了した後、記憶部117の(C)部に蓄積された符号データが可変長復号部(2)116に送られ、ここで復号が行われて元の画像データに戻され、記憶制御部112を経由して記憶部117の(B)部に送られる。
【0042】
ここで1ページ分の画像データが戻された後、さらに記憶制御部112を経由し、出力インタフェース部OUT(2)111を通って画像処理部102へ送られ、必要な画像処理を施された後に画像記録部103へ送られて転写紙に記録される。以上のようにして第2の複写アプリケーションでの出力が実行されることになる。
【0043】
図3は本発明の第2の実施の形態を示すデジタル画像複写システムの構成図である。
この実施形態のシステムは、画像記憶部104内の出力パスの数が図1に示す第1の実施形態のシステムと変わっている点を除けば、基本的には同様の動作をするものであるので説明を省略する。また、画像記憶部104の入出力時分割動作についても図2と同等であるので説明を省略する。
【0044】
図4は本発明の第3の実施の形態を示すデジタル画像複写システムの構成図である。
このシステムは、図1に示す第1の実施形態のシステムの構成に固定長符号化・復号部118を付加したものである。この場合、画像データは、画像読み取り部101から画像処理部102を経由し、固定長符号化・復号部118において固定長符号化され、固定長符号データが時分割動作された入力インタフェース部IN(1)108または(2)109及び記憶制御部112を通って記憶部117に蓄積される。
【0045】
つまり、記憶部117に蓄積されるデータが画像データそのものではなく、固定長符号データである点が第1の実施形態の場合とは異なる。記憶部117に蓄積された固定長符号データは、必要に応じて前述の説明と同様に、さらに可変長符号化される場合もある。出力の場合は、固定長符号データが記憶部117から記憶制御部112を経由し、出力インタフェース部OUT(1)110または(2)111を通って画像処理部102へ送られ、さらに固定長符号化・復号部118において画像データに復号され、必要な画像処理を施された後に画像記録部103へ送られて転写紙に記録される。
【0046】
【発明の効果】
請求項1及び請求項2記載の発明では、画像記憶部の入出力パスを複数用意すると同時に、複数ページの画像データを格納可能な記憶手段を備え、これらを時分割処理で有効に制御することによって、見掛け上、複数の機能が同時に画像記憶手段を使用しているように動作させるようにした。これによって、複合機において1つの機能が画像記憶部を占有して他の機能が使えないという事にならないため、複合機における1台2役〜3役が文字通り殆どの場合、機能可能となる。
また複写動作において、第1の複写ジョブ(電子ソート)で画像読み取り終了後、転写紙記録中に次の複写ジョブ(電子ソート)で画像読み取りを開始させることが可能なので、複写機の使い勝手が向上し、生産性も向上する。
【0047】
請求項2記載の発明の場合、請求項1記載の発明よりも出力パスが1本少ないことによる機能的制限はあるが、従来技術よりも機能を向上させることができる。例えば、複写動作中にプリンタとしての印刷データを受け取ったり、ファクシミリ受信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すデジタル画像複写システムの構成図である。
【図2】記憶制御部で行われるデータ入出力のタイミング例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すデジタル画像複写システムの構成図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示すデジタル画像複写システムの構成図である。
【図5】画像データをデジタル信号として扱う複写機の簡易ブロック図である。
【図6】画像記憶部を持った複写機のブロック図である。
【符号の説明】
101 画像読み取り部
102 画像処理部
103 画像記録部
104 画像記憶部
105 ファクシミリ部
106 プリンタコントローラ部
107 全体制御部
108,109 入力インタフェース部
110,111 出力インタフェース部
112 記憶制御部
113,115 可変長符号化部
114,116 可変長復号部
117 記憶部
118 固定長符号化・復号部

Claims (2)

  1. 文書原稿をデジタル画像データに変換する原稿読み取り手段と、
    デジタル画像データに対し所定の処理を行う画像処理手段と、
    デジタル画像データを記憶可能な画像記憶手段と、
    前記画像処理手段もしくは前記画像記憶手段から送られてきたデジタル画像データに基づいて記録材に像形成して画像を記録する画像記録手段と、
    外部アプリケーションと前記各手段とでデジタル画像データのやり取りをするための接続手段とを備えたデジタル画像複写システムにおいて、
    前記画像記憶手段は、デジタル画像データを入力するための入力パス及びデジタル画像データを出力するための出力パスをそれぞれ2系統以上ずつ有し、1または複数の上記手段からの入力画像データ及び入力画像データを符号化した符号データを時分割処理にて見掛け上同時に記憶でき、1または複数の上記手段への出力画像データ及び出力画像データを符号化した符号データを時分割処理にて見掛け上同時に出力できることを特徴とするデジタル画像複写システム。
  2. 文書原稿をデジタル画像データに変換する原稿読み取り手段と、
    デジタル画像データに対し所定の処理を行う画像処理手段と、
    デジタル画像データを記憶可能な画像記憶手段と、
    前記画像処理手段もしくは前記画像記憶手段から送られてきたデジタル画像データに基づいて記録材に像形成して画像を記録する画像記録手段と、
    外部アプリケーションと前記各手段とでデジタル画像データのやり取りをするための接続手段とを備えたデジタル画像複写システムにおいて、
    前記画像記憶手段は、デジタル画像データを入力するための入力パスを2系統以上、及びデジタル画像データを出力するための出力パスを1系統有し、1または複数の上記手段からの入力画像データ及び入力画像データを符号化した符号データを時分割処理にて見掛け上同時に記憶でき上記手段の1つに出力できることを特徴とするデジタル画像複写システム。
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