JP3558670B2 - 両面記録ファクシミリ装置及びその装置における画情報の処理方法 - Google Patents

両面記録ファクシミリ装置及びその装置における画情報の処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複数ページの受信画像を記録紙の両面に1ページずつ記録する両面記録ファクシミリ装置及びその装置における画情報の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
本願の発明者らは、先に特願平5−255329号明細書において、この種のファクシミリ装置を提案している。
【0003】
その提案のファクシミリ装置は、記録紙の片面に1ページの画像を記録した後、その記録紙を裏返して他方の面に次の1ページの画像を記録するようにしている。また、その場合、記録紙の表面(おもてめん)の画像は、通常どおり原稿画像の先頭ラインから順に記録するが、裏面の画像は、原稿画像の最終ラインから反対方向に記録するようにしている。
【0004】
これにより、記録紙に画像記録する記録装置が1つで済むと共に、記録紙を裏返して記録部に再セットする搬送装置が簡単な構成で済むようになる。
【0005】
ここで、上記ファクシミリ装置が、複数ページの画情報を受信する場合の動作を考える。
【0006】
この場合、図13(a)に示すように、送信側から圧縮データを1ページ単位に順次受信する。この圧縮データは、画情報が符号化されたものである。ここでは、例えば、MMR(Modified Modified Relativeelement address designate)方式で符号化されているものとする。
【0007】
ファクシミリ装置は、1ページ目P1の圧縮データを受信すると、必要に応じて画像メモリに一時格納しながら読み出して元の画情報に戻す。そして、同図(c)に示すようなタイミングで、記録紙の片面に先頭ラインから順次画像記録する。1ページ目P1の画像記録が終ると、同図(d)に示すように、記録紙を裏返して記録位置に再セットする。
【0008】
次に、2ページ目P2の圧縮データを受信すると、同図(b)に示すように、必ず画像メモリに一時格納する。そして、1ページ分受信し終わると、画像メモリ内で復号して元の1ページ分の画情報に展開する。そして、その展開した画情報を、記録紙の裏面に、上記と反対の方向、すなわち最終ラインから先頭方向に順次画像記録する。
【0009】
上記2ページ目の受信動作中、3ページ目P3の圧縮データを受信する。3ページ目P2の圧縮データは、必ず画像メモリに一時格納する。そして、2ページ目P2の上記記録動作が終了した後、その3ページ目P3の圧縮データを元の画情報に戻して、別の記録紙の表面に画像記録する。
【0010】
この後、上記2ページ目P2の動作と3ページ目P3の動作とを交互に繰り返す。従って、偶数ページの圧縮データを処理する場合には、画像メモリ内で元の画情報を1ページ分展開した後、記録動作を実行することになる。
【0011】
元の画情報を1ページ分展開するのは、画情報がMMR方式で符号化されているためである。MMR方式では、各ラインの画情報は、前ラインを参照しながら順次符号化するので、最終ラインの画情報を取り出すためには、全ての画情報を再生しなければならない。
【0012】
従って、上記動作では、ファクシミリ装置の画像メモリは、例えば、展開された2ページ目P2の画情報を格納している期間中に、受信する3ページ目P3の圧縮データをさらに格納する必要がある。
【0013】
すなわち、上記画像メモリは、少なくとも、圧縮されていない生の画情報1ページ分と、圧縮データ1ページ分とを同時に格納するだけの容量が必要になる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、記録紙の両面に画像記録する場合、受信データを一時格納するために、大容量のメモリが必要になってしまうという問題があった。
【0015】
本発明は、上記の問題を解決し、メモリ容量を削減することができる両面記録ファクシミリ装置及びその装置における画情報の処理方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
このため本発明は、送信側は、複数ページの画情報を送信する場合、奇数ページの画情報と偶数ページの画情報とを一定ライン数ずつ交互に送信する一方、受信側は、記録紙の各面にそれぞれ画像記録する2つの画像記録手段を備え、受信した奇数ページの画情報は、その画像記録手段の一方を使用して記録紙の一面に順次記録すると共に、受信した偶数ページの画情報は、上記画像記録手段の他方を使用して記録紙の他方の面に順次記録することを特徴とする。
【0019】
【作用】
上記構成により、受信側が、連続的に受信する画情報に対して、処理速度が追いつかず、受信した画情報を一時メモリに格納する場合でも、メモリには一定ライン数分の画情報を格納すればよいので、メモリ容量を削減することができる。
【0021】
【実施例】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の第1の実施例に係るファクシミリ装置のブロック構成図を示したものである。図において、スキャナ1は原稿画像を読み取るもので、両面記録プロッタ2は受信画像を記録紙の両面に記録出力するものである。符号化復号化部3は、送信する画情報を符号化してデータ圧縮する一方、受信した画情報を復号して元の画情報に戻すものである。この符号化復号化部3には、画情報を複数ページ送信する際に、1ページごとに画情報の符号化方式を切り換える符号化方式切換手段3aを備えている。
【0023】
画像メモリ4は、送受信する画情報を必要に応じて一時格納するものである。モデム5は、画情報や伝送制御のための各種手順信号を送受信するものである。網制御装置6は、電話回線が接続され、発着信の際に所定の回線制御を行なうものである。操作表示部7は、オペレータが各種操作を行なうと共に、装置が動作状態等を表示するものである。システム制御部8は、上記各部を制御するマイクコンピュータであり、システムバス9は、上記各部が相互間で各種制御信号やデータをやりとりする信号ラインである。
【0024】
図2は、両面記録プロッタ2の内部構成を示す模式図である。図において、記録紙収納部2aは、定形サイズの記録紙Pを多数収容するものである。記録紙搬送装置2bは、その記録紙収納部2aから記録紙Pを1枚ずつ取り出して搬送するものである。記録装置2cは、その記録紙Pに画像記録するものである。記録紙反転復帰装置2dは、片面に画像記録した記録紙Pを裏返して再度記録紙搬送装置2bに引渡すものである。
【0025】
以上の構成で、次に本実施例のファクシミリ装置相互間の通信動作を説明する。
【0026】
送信側のオペレータは、スキャナ1に送信原稿をセットして、操作表示部7で所定の発信操作を実行する。これにより、送信側ファクシミリ装置は、受信側に発呼する。受信側ファクシミリ装置が応答すると、両者装置は、既知の伝送制御手順を開始する。そして、さらに送信側は画情報の送信処理、受信側は画情報の受信処理をそれぞれ開始する。
【0027】
送信側ファクシミリ装置は、送信処理を開始すると、図3に示すように、スキャナ1で原稿画像を1ライン読み取る(処理101)。そして、いま読み取っている原稿画像が、原稿の奇数ページであるのか偶数ページであるのかを判別する(処理102)。
【0028】
読み取っている原稿画像が奇数ページである場合には(処理102のY)、読み取った1ラインの画情報をMMR方式により符号化してデータ圧縮する(処理103)。一方、偶数ページである場合には(処理102のN)、読み取った1ラインの画情報をMH(Modified Huffman)方式により符号化してデータ圧縮する(処理104)。
【0029】
なお、MMRは、2次元逐次処理符号化と呼ばれるもので、1ページの画情報を1ラインずつ順次符号化する際に、常に手前の1ラインを参照する符号化方式である。従って、1ページの第1ラインの画情報が最終ラインまでの全ての符号情報に影響を及ぼすことになる。MHは、1次元符号化と呼ばれるもので、画情報を1ラインずつ符号化する際に、他のラインを参照しない符号化方式である。この場合、各ラインの画情報とその符号情報とは1:1に対応し、1ラインの画情報が他のラインの符号情報に影響しない。
【0030】
ファクシミリ装置は、このようにして符号化した1ライン分の圧縮データを送信する(処理105)。この後、前ページ送信し終ったかどうか判別し(処理106)、まだ送信し終っていない場合(処理106のN)、同様の処理を繰り返す(処理101)。
【0031】
これにより、図4(a)に示すように、送信側から各ページの圧縮データが順次送信される。この場合、奇数ページP1,P3・・・の画情報は、MMR方式でデータ圧縮されたものであり、奇数ページP2,P4・・・の画情報は、MH方式でデータ圧縮されたものである。
【0032】
送信側ファクシミリ装置は、前ページ送信し終ると(処理106のY)、送信処理を終了する。
【0033】
一方、受信側ファクシミリ装置は、図4(b)に示すように、圧縮データを受信すると、一旦画像メモリ4に格納する。次いで、記録処理を開始する。
【0034】
図5は、この記録処理を示したもので、まず、両面記録プロッタ2内の記録紙搬送装置2bは、記録紙収納部2aから新しい記録紙を1枚取り出して記録位置にセットする(処理201)。この後、画像メモリ4に蓄積している1ページ分の圧縮データを先頭ラインから順次元の画情報に戻して、得られた画情報を記録装置2cにより記録紙Pに記録する(処理202)。
【0035】
この場合、図6(a)に示すように、記録紙Pが記録装置2cの下部を通過するように搬送され、その表面Aに1ページの受信画像が記録される。
【0036】
この後、次ページがあるかどうか判別する(処理203)。次ページがある場合(処理203のY)、いま画像記録した記録紙Pを裏返して記録装置2cの記録位置に際セットする。すなわち、記録紙反転復帰装置2dは、図6(b)に示すように、記録装置2cを通過した記録紙Pを引き戻して、その後端部を記録紙搬送装置2bに引き渡す。記録紙搬送装置2bは、同図(c)に示すように、その記録紙Pを受け取って記録位置に再度セットする。これにより、記録紙Pは裏返されて、裏面Bに画像記録する状態になる。また、このとき、記録紙Pの搬送方向の向きが、同図(a)とは反対になる(処理204)。
【0037】
この後、ファクシミリ装置は、画像メモリ4内の次ページの圧縮データの読み取りを開始する。この場合、圧縮データの最終ラインから1ラインずつ順次元の画情報に戻して、得られた画情報を記録紙Pに記録する(処理205)。なお、この画情報は偶数ページであり、MH方式で符号化されているので、圧縮データの最終ラインから1ラインずつ元の画情報を再生することができる。これにより、記録紙Pの裏面Bに1ページの受信画像が記録される。
【0038】
裏面Bの記録動作が終ると、両面記録プロッタ2は画像記録した記録紙Pを排紙する(処理206)。そして、次ページの圧縮データがあるかどうか判別する(処理207)。次ページの圧縮データがある場合には(処理207のN)、同様の処理を繰り返す(処理201へ)。
【0039】
これにより、各ページの受信画像が記録紙Pの各面に順次記録されるようになる。
【0040】
図4(c)は、各ページの記録タイミング、同図(d)は、記録紙Pを裏返して再セットする動作タイミングをそれぞれ示している。すなわち、奇数ページの画像記録の後、記録紙Pを裏返して再セットし、偶数ページを記録している。また、偶数ページを画像記録する場合には、最終ラインから逆方向に記録することにより、記録紙Pの表面Aと裏面Bの画像の上下が一致することになる。
【0041】
いま、このようにして受信画像を最終ページまで記録し終わったとする。この場合、記録紙Pの表面Aに画像記録して終了する場合と、表面Bに画像記録して終了する場合とがある。表面Aに画像記録して終了する場合には(処理203のN)、裏面Bに画像しないまま記録紙Pを排紙して(処理208)、以上の記録処理を終了する。また、表面Bに画像記録して終了する場合には(処理207のN)、記録紙Pを排紙した後(処理206)、そのまま終了する。
【0042】
以上のように、本実施例では、奇数ページの画情報はMMR方式で符号化して送信するが、偶数ページの画情報はMH方式という1次元符号化方式で符号化して送信するようにしている。そして、受信側では、奇数ページの圧縮データは、通常どおり先頭ラインから順次元の画情報に戻して記録紙の一面に記録する一方、偶数ページの画情報は、圧縮データのままメモリに一時格納した後、最終ラインから順次元の画情報に戻して記録紙の他方の面に記録するようにしている。
【0043】
このように、偶数ページの画情報を1次元符号化方式で符号化することにより、従来のように、1ページの圧縮データ全体を元の画情報に展開してメモリに格納する必要がなくなる。従って、上記実施例では、画像メモリ4は、2ページ分の圧縮データと復号した元の画情報1〜2ライン分を格納できる容量があればよいことになる。これにより、画情報を蓄積するメモリ容量を削減することができるようになる。
【0044】
また、本実施例では、奇数ページの画情報は、圧縮率の高いMMR方式でデータ圧縮して伝送するようにしたので、通信時間を極力短縮することができる。
【0045】
なお、上記実施例では、偶数ページの画情報は1次元符号化方式で符号化するようにしたが、例えば、MR(Modified Relative element address designate)方式のような2次元符号化方式で符号化するようにしてもよい。MR方式で画情報を符号化する場合、1ラインの画情報がその後の複数ラインの符号情報に影響を及ぼす。この影響を及ぼすライン数は、設定されるKパラメータに対応するもので、通常数ラインである。従って、1ページの圧縮データは、数ライン単位で最終ライン側から順次再生することができる。この場合、再生した数ライン分の画情報を一時格納するだけ余分にメモリ容量が必要になる。しかし、1ページ分のメモリ容量が必要であった従来と比較すると、メモリ容量を大幅に削減することができる。
【0046】
図7は、本発明の第2の実施例に係るファクシミリ装置のブロック構成図である。本実施例のファクシミリ装置は、図1と同一名称の各部により構成されているが、両面記録プロッタ10、符号化復号化部11およびモデム12が、図1のものと異なっている。
【0047】
図8は、両面記録プロッタ10の内部構成の模式図である。図において、記録紙収納部10aは記録紙を収容するものである。記録紙搬送装置10bは、その記録紙収納部10aから記録紙Pを1枚ずつ取り出して搬送するものである。記録装置10cと記録装置10dは、記録紙Pの各面にそれぞれ画像記録するものである。
【0048】
本実施例の符号化復号化部11は、通信中に符号化方式を切り換えることはない既知機能のものである。一方、モデム12は、圧縮データの送信中、周期的にデータ伝送速度を高低2段階に切り換える伝送速度切換手段12aを備えている。
【0049】
以上の構成で、次に本実施例のファクシミリ装置相互間の通信動作を説明する。
【0050】
送信側のオペレータは、前述の実施例と同様に、送信原稿をセットして、所定の発信操作を実行する。これにより、送信側ファクシミリ装置は、受信側に発呼して、所定の通信手順順の後、送信側は画情報の送信処理、受信側は画情報の受信処理をそれぞれ開始する。
【0051】
送信側ファクシミリ装置は、送信処理を開始すると、図9に示すように、スキャナ1により原稿画像を2ページ分読み取って得られた画情報を一旦画像メモリ4に蓄積する(処301)。
【0052】
次に、ファクシミリ装置は、蓄積した1ページ目の画情報を予め設定されている一定ライン数分、例えば10ライン分だけ読み出して符号化復号化部11によりデータ圧縮する(処理302)。そして、得られた圧縮データをモデム12により9600bpsのデータ伝送速度で送信する(処理303)。
【0053】
次に、蓄積した画情報の2ページ目から一定ライン数分の画情報を読み出してデータ圧縮する(処理304)。そして、圧縮データを4800bpsのデータ伝送速度で送信する(処理305)。
【0054】
この後、蓄積した2ページ分の画情報を送信し終わったかどうか判別し(処理306)、まだ終わっていない場合(処理306のN)、同様の処理を繰り返す(処理302へ)。
【0055】
これにより、図10に示すように、1ページ目P1の圧縮データと2ページ目P2の圧縮データが一定ライン数単位で交互に送信される。この場合、2ページ目P2は、データ伝送速度が遅いので、その分伝送時間がかかることになる。
【0056】
ファクシミリ装置は、このようにして2ページ分送信し終わると(処理306のY)、セットされた送信原稿を全ページ送信し終ったかどうか判別する(処理307)。まだ、送信原稿が残っている場合には(処理307のN)、次の2ページ分を同様に処理する(処理301へ)。
【0057】
このようにして、全ページ送信し終ると(処理307のY)、以上の送信処理を終了する。
【0058】
なお、図示していないが、上記処理301を繰り返す際に、残っている原稿が1ページだけの場合には、1ページだけ読み取って画情報を蓄積する。そして、その場合、処理304と処理305は、実行しないようにする。
【0059】
一方、受信側ファクシミリ装置は、受信処理を開始すると、図10(b)に示すように、送信される圧縮データを受信して画像メモリ4に一時格納する。そして、記録処理を実行する。
【0060】
記録処理を開始すると、図11に示すように、両面記録プロッタ10内の記録紙搬送装置10bは、記録紙収納部10aから新しい記録紙Pを1枚取り出して記録位置セットする(処理401)。次いで、画像メモリ4から一定ライン数分の圧縮データを読み出して元の画情報に戻す。そして、記録装置10cにより記録紙Pの表面にその一定ライン数分の画像を記録する(処理402)。
【0061】
この後、記録紙搬送装置10bにより記録紙Pを一定ライン数分逆送りする(処理403)。そして、次に受信している一定ライン数分の圧縮データを読み出して元の画情報に戻す。そして、記録装置10dにより記録紙Pの裏面に対応する画像を記録する(処理404)。
【0062】
この後、同一ページの圧縮データがさらに継続して送信されているかどうか判別し(処理405)、継続している場合(処理405のY)、同様の処理を繰り返す(処理402へ)。
【0063】
そして、2ページ分の処理が終った場合(処理405のN)、記録紙Pを排紙する(処理406)。この後、さらに次ページを受信しているかどうか判別する(処理407)。次ページがある場合(処理407のY)、新しい記録紙Pを取り出して同様の処理を繰り返す(処理401へ)。
【0064】
図10(c)は、一定ライン数単位に画像記録するタイミング、同図(d)は、記録紙Pを逆送りする動作タイミングをそれぞれ示している。すなわち、奇数ページの画像は、そのページの圧縮データを受信した後、直ちに記録している。そして、その奇数ページの画像記録の後、記録紙Pを一定ライン数分逆送りしている。この記録紙Pの逆送り動作中に受信する偶数ページの圧縮データは、画像メモリ4に一時格納され、その逆送り動作終了後、偶数ページの画像を記録している。
【0065】
このようにして、全ページ処理すると(処理407のN)、以上の記録処理を終了する。
【0066】
なお、図示していないが、処理407で次ページ有りと判定し、処理401から動作を繰り返す際に、残っている受信画像が1ページだけの場合には、処理402を実行した後、処理403と処理404は、実行しないようにする。
【0067】
以上のように、本実施例では、両面記録プロッタ10内に、記録紙Pの各面にそれぞれ画像記録する2つの記録装置10c,10dを配設している。そして、送信側では、奇数ページの画情報と次の偶数ページの画情報を一定ライン数ずつ交互に送信し、受信側では、受信した奇数ページの画情報は、記録装置10cで画像記録し、偶数ページの画情報は記録装置10dで画像記録するようにしている。
【0068】
また、受信側では、奇数ページの画情報を記録した後、記録紙Pを逆送りして偶数ページの画情報を記録している。そして、この記録紙Pの逆送り動作中、受信する偶数ページの圧縮データを画像メモリ4に一時格納している。
【0069】
従って、画像メモリ4は、少なくとも上記圧縮データを一時格納するだけの容量が必要なる。この場合、本実施例では、画情報を一定ライン数単位で伝送するので、画像メモリ4は、その一定ライン数分の圧縮データを格納できればよいことになる。これにより、画像メモリ4のメモリ容量を削減することができようになる。
【0070】
また、送信側は、偶数ページの圧縮データを送信する場合、データ伝送速度を低くして、奇数ページよりも、時間をかけて送信するようにしている。これにより、受信側では、偶数ページの圧縮データ受信中に、記録紙Pを逆送りすることができるので、送信される圧縮データを順次確実に記録することができる。
【0071】
なお、上記実施例では、送信側は、奇数ページの圧縮データを9600bps、偶数ページの圧縮データを4800bpsでそれぞれ送信するようにしたが、これらのデータ伝送速度は任意に設定できることはいうまでもない。
【0072】
また、偶数ページの圧縮データを、時間をかけて送信するために、上記のようにデータ伝送速度を下げるようにしたが、図1の実施例のように、画情報の符号化方式を切り換えて、送信時間を変えるようにしてもよい。
【0073】
例えば、通常の2値画情報の場合、MMR方式は、MH方式よりもデータ圧縮効果が高いので、奇数ページの画情報はMMR方式で符号化して送信し、偶数ページの画情報はMH方式で符号化して送信すればよい。但し、擬似中間調の2値画情報の場合、上記とは反対に、MH方式の方が圧縮率が高くなることがある。この場合には、上記とは反対に符号化方式を設定すればよい。これにより、偶数ページの圧縮データの送信時間長くすることができる。
【0074】
また、送信側は、奇数ページの圧縮データを送信した後、直ちに偶数ページの圧縮データを送信するようにしたが、受信側で偶数ページの記録準備ができた後、偶数ページの圧縮データを送信するようにしてもよい。これにより、受信側が、偶数ページの圧縮データを画像メモリ4に一時格納しなくても済み、画像メモリ4のメモリ容量をさらに削減することができる。
【0075】
さらに、上記実施例では、記録装置10cと記録装置10dとは、記録紙Pの両側の同一位置に配設したが、図12に示すように、記録装置10dを記録装置10cから記録紙Pの搬送方向に一定ライン数分ずらした位置に配設してもよい。これにより、記録紙Pを逆送りしなくてもよくなる。また、送信側が偶数ページの圧縮データを奇数ページよりも時間をかけて送信しなくてもよくなる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明によれば、送信側は、奇数ページの画情報と偶数ページの画情報とを一定ライン数ずつ交互に送信し、受信側は、各ページの画情報を2つの画像記録手段で記録紙に各面にそれぞれ記録するようにしたので、受信側の記録処理が間に合わず、受信した画情報を一時メモリに格納する場合でも、そのメモリは一定ライン数分の画情報を格納できればよいので、メモリ容量を削減することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るファクシミリ装置のブロック構成図である。
【図2】両面記録プロッタの内部構成の模式図である。
【図3】ファクシミリ装置の送信処理の動作フローチャートである。
【図4】ファクシミリ装置の動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図5】受信側ファクシミリ装置の記録処理の動作フローチャートである。
【図6】両面記録プロッタの動作説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係るファクシミリ装置のブロック構成図である。
【図8】上記実施例における両面記録プロッタの内部構成の模式図である。
【図9】上記実施例における送信処理のフローチャートである。
【図10】上記実施例におけるファクシミリ装置の動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図11】上記実施例における受信側ファクシミリ装置の記録処理の動作フローチャートである。
【図12】記録装置の配設位置を変えた両面記録プロッタの他の実施例を示す説明図である。
【図13】従来のファクシミリ装置の動作タイミングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 スキャナ
2,10 両面記録プロッタ
2a,10a 記録紙収納部
2b,10b 記録紙搬送装置
2c,10c,10d 記録装置
2d 記録紙反転復帰装置
3,11 符号化復号化部
3a 符号化方式切換手段
4 画像メモリ
5,12 モデム
6 網制御装置
7 操作表示部
8 システム制御部
9 システムバス
12a 伝送速度切換手段
P 記録紙

Claims (6)

  1. 送信側は各ページの画情報を順次送信する一方、受信側は受信した各ページの画情報を記録紙の各面に順次記録する両面記録ファクシミリ装置において、
    複数ページの画情報を送信する際に、奇数ページの画情報と偶数ページの画情報を一定ライン数ずつ交互に送信する送信手段と、
    受信した奇数ページの画情報を記録紙の一面に順次記録する第1記録手段と、
    受信した偶数ページの画情報を記録紙の他方の面に順次記録する第2記録手段とを備えたことを特徴とする両面記録ファクシミリ装置。
  2. 送信側は各ページの画情報を順次送信する一方、受信側は受信した各ページの画情報を記録紙の各面に順次記録する両面記録ファクシミリ装置における画情報の処理方法において、
    送信側は、複数ページの画情報を送信する場合、奇数ページの画情報と偶数ページの画情報を一定ライン数ずつ交互に送信する一方、受信側は、記録紙の各面にそれぞれ画像記録する2つの画像記録手段を備え、受信した奇数ページの画情報は、その画像記録手段の一方を使用して記録紙の一面に順次記録すると共に、受信した偶数ページの画情報は上記画像記録手段の他方を使用して記録紙の他方の面に順次記録することを特徴とする両面記録ファクシミリ装置の画情報の処理方法。
  3. 受信側の上記2つの画像記録手段を記録紙両面の同一位置に配置し、送信側では、偶数ページの画情報を奇数ページの画情報よりも時間をかけて送信する一方、受信側では、奇数ページの一定ライン数の画情報を記録紙に記録した後、記録紙を一定ライン数だけ逆送りして偶数ページの画情報の記録位置に戻すことを特徴とする請求項2記載の両面記録ファクシミリ装置の画情報の処理方法。
  4. 送信側では、偶数ページの画情報は、奇数ページの画情報よりも送信するデータ伝送速度を遅くすることを特徴とする請求項3記載の両面記録ファクシミリ装置の画情報の処理方法。
  5. 送信側では、画情報をデータ圧縮して送信する場合、偶数ページの画情報は、奇数ページの画情報よりも圧縮率の低い符号化方式によりデータ圧縮することを特徴とする請求項3記載の両面記録ファクシミリ装置の画情報の処理方法。
  6. 受信側の上記2つの画像記録手段を、記録紙両面に副走査方向一定ライン数分だけずれた位置に配置したことを特徴とする請求項2記載の両面記録ファクシミリ装置の画情報の処理方法。
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