JP3630786B2 - 紙幣搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばパチンコ台の脇に設置する紙幣投入機(通常は台間球貸機の一部として形成される)に投入された紙幣を受け取って所要部、例えばパチンコ島の端部などに搬送する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の紙幣搬送装置として、例えば特開昭64−28138号公報に記載のものが知られている。この紙幣搬送装置は、島を構成すべく背合わせに設置した一対のパチンコ台列の間隙に配設して使用される。各パチンコ台列には、2台のパチンコ台に対し1台の割合で紙幣投入機を備えた球貸機が設置されており、各紙幣投入機に投入された紙幣は投入機裏側で紙幣搬送装置に受け取られ、パチンコ島の端部などに設けた紙幣収容部に搬送される。
【0003】
この場合、紙幣搬送装置は2台のパチンコ台に相当する長さの搬送ユニットを一単位として、この搬送ユニットを複数個連結して構成されている。各搬送ユニットは、中間部の合流ローラで紙幣投入機からの紙幣を合流搬送できるようになっており、また、この部分には搬送部の合流ローラや搬送ベルトなどを作動させる駆動装置が搭載されている。
【0004】
すなわち、各搬送ユニットは、紙幣を合流搬送すべく紙幣投入機に対応して設置された合流搬送部を中間に配設し、その上流側と下流側の両側に直線搬送部を配設して、これらを一体に組み込んだ構成になっている。
【0005】
しかし、パチンコ台の幅の種類には歴史的経緯から統一された規格がなく、メーカや地域によりまちまちとなっている。具体的には関東系、関西系の2種類がある。また、紙幣投入機も上記のように2台のパチンコ台に1台、或いは1台のパチンコ台に1台を設ける場合もあり、紙幣投入機の配設ピッチも必ずしも一定しない。このため、従来の紙幣搬送装置では、長さの異なる各種の搬送ユニットを用意する必要があり、汎用的に製作できない不具合があった。また、故障の際に迅速に交換できるように、長くてかさばる予備の搬送ユニットを保管しておく必要があった。
【0006】
さらに、従来の紙幣搬送装置は搬送ユニット同士が差し込み形式で連結固定されているため、故障が発生すると、修理する場合であっても、故障部位を搬送ユニット毎交換する場合であっても、その復旧に手間がかかる問題があった。また、交換に際し、搬送ユニットの一部の故障であっても、高価な搬送ユニット全体を交換せざるを得ず、不経済であると云った問題点があり、本発明の出願人はかかる問題点を解決するため、「横並びに配設した複数の遊技台に沿って設けた主搬送路と、隣接する遊技台同士の間に設けた紙幣投入口に一端が臨み、他端が前記主搬送路に至る複数の副搬送路とを備え、前記紙幣投入口から投入された紙幣を前記副搬送路と前記主搬送路とを介して前記遊技台の並び方向の端部まで搬送する紙幣搬送装置を、前記主搬送路と前記副搬送路との各合流部に設けられて前記副搬送路から前記主搬送路に紙幣を合流搬送する合流搬送ユニットと、隣接する前記合流搬送ユニット同士の間に設けられて紙幣を前記遊技台の並び方向に受渡し搬送する中継搬送ユニットとから構成し、且つ、前記各合流搬送ユニットと前記各中継搬送ユニットをそれぞれ一体に形成すると共に、前記中継搬送ユニットが前記合流搬送ユニットに着脱自在に構成した紙幣搬送装置」の提案を、既に特願平6−258727号において行った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
先に提案した特願平6−258727号の紙幣搬送装置において、投入した紙幣が詰まったときにはこれを容易に取り除くことができるようにすると共に、搬送途中の紙幣が盗まれない構成にする必要があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本発明は、横並びに配設した複数の遊技台に沿って設けた主搬送路と、所望の隣接する遊技台同士の間に設けた紙幣投入機の出口に一端が臨み、他端が前記主搬送路に至る複数の副搬送路とを備え、前記紙幣投入機に投入された紙幣を前記副搬送路と前記主搬送路とを介して前記遊技台の並び方向の所要部位まで搬送する紙幣搬送装置が、前記主搬送路と前記副搬送路との各合流部に設けられて前記副搬送路から前記主搬送路に紙幣を合流搬送する合流搬送ユニットと、隣接する前記合流搬送ユニット同士の間に設けられて紙幣を前記遊技台の並び方向に搬送する中継搬送ユニットとからなり、且つ、前記各合流搬送ユニットと前記各中継搬送ユニットがそれぞれ一体に形成されると共に、前記中継搬送ユニットが前記合流搬送ユニットに着脱自在に形成された紙幣搬送装置において、前記中継搬送ユニットを、内部に紙幣搬送機構を備えて形成した中継搬送ユニット本体と、前記紙幣搬送機構を遮蔽する遮蔽部材とから形成し、この遮蔽部材が中継搬送ユニット本体の下面または上面に固定される取付部と、この取付部からヒンジを介して回動可能に連設した側面部と、この側面部から連設され、前記中継搬送ユニット本体の残余の上面または下面に設けた凹部に係脱可能な係止部とからなり、前記側面部によって中継搬送ユニット本体の紙幣搬送機構が横方向から露出可能に設けられるようにした第1の構成の紙幣搬送装置と、
【0010】
前記第1の構成の紙幣搬送装置において、中継搬送ユニット本体の紙幣搬送機構が遮蔽部材の対向設置した一対の側面部によって左右両側からそれぞれ露出可能に遮蔽するようにした第3の構成の紙幣搬送装置と、
【0011】
前記第1または第2の構成の紙幣搬送装置において、側面部の紙幣搬送機構に臨む面に上下に分れた突出部を設けるようにした第3の構成の紙幣搬送装置と、
【0012】
前記第2〜第3の構成の紙幣搬送装置において、中継搬送ユニット本体を構成するフレームをアルミニウムまたはアルミニウム合金によって形成し、遮蔽部材を高分子樹脂によって形成するようにした第4の構成の紙幣搬送装置と、
【0013】
前記第4の構成の紙幣搬送装置において、高分子樹脂がポリプロピレンであり、ヒンジを自己ヒンジで形成するようにした第5の構成の紙幣搬送装置と、
【0014】
前記第1〜第5の構成の紙幣搬送装置において、係止部の先端にスプリングにより付勢される金属球を配設するようにした第7の構成の紙幣搬送装置と、
【0015】
前記第1〜第6の構成の紙幣搬送装置において、紙幣搬送機構を露出させる遮蔽部材の操作と中継搬送ユニットの合流搬送ユニットからの離脱操作とを妨げる盗難防止手段とを設けるようにした第7の構成の紙幣搬送装置と、
【0016】
前記第7の構成の紙幣搬送装置において、盗難防止手段をキー操作によって着脱可能に設けるようにした第8の構成の紙幣搬送装置と、
【0017】
前記合流搬送ユニットに内部の紙幣搬送機構を逆転して紙幣を逆送りすることのできる手動操作手段を設けるようにした第9の構成の紙幣搬送装置と、
【0018】
前記第1〜第8の構成の紙幣搬送装置において、合流搬送ユニットの内部に設けた紙幣搬送機構を逆転して紙幣を逆送りすることのできる手動操作手段を、合流搬送ユニットに設けるようにした第10の構成の紙幣搬送装置と、を提供して前記課題を解決するようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態例を図面に基づいて説明する。図1は本発明になる紙幣搬送装置1の設置利用状態を示す平面図であり、図から判るように、本発明の紙幣搬送装置1は、島を構成すべく背合わせに設置する一対のパチンコ台列A,Aなどの間隙に配設して利用される。
【0020】
各パチンコ台列Aには、複数のパチンコ台Bが横並びに配設され、その横方向に隣接するパチンコ台B,Bの間隙それぞれに、図示しない台間球貸機の一部を構成するように紙幣投入機Cを形成して挿設する。そして、各紙幣投入機Cは、その前面に紙幣投入口C1を、背面に紙幣排出口C2を備えて、紙幣100が何れの紙幣投入機Cに投入されても、背面の紙幣排出口C2に臨む副搬送路Sから紙幣搬送装置1に内蔵する主搬送路Mに受け取られ、主搬送路Mを走行して例えば島の端部などに設ける図示しない紙幣収納部に搬送されるように構成する。なお、紙幣100は横立ち姿勢で各紙幣投入機Cに投入され、紙幣搬送装置1によって横立ち姿勢のまま前記紙幣収納部まで搬送されるように構成する。
【0021】
紙幣搬送装置1は、副搬送路Sと主搬送路Mとの各合流部位に配設されて紙幣100を当該副搬送路Sから主搬送路Mに合流搬送する合流搬送ユニット2と、隣接する合流搬送ユニット2,2間に配設されて合流搬送ユニット2と共に主搬送路Mを構成する中継搬送ユニット4とを、交互に順次連結して組み立てる。
【0022】
合流搬送ユニット2,中継搬送ユニット4は、図2に示すようにそれぞれフレーム21,41内に紙幣100の搬送機構22,42を組み込んでカセット式にそれぞれ一体化し、各合流搬送ユニット2は両側の紙幣投入機C,C(又は本体部となる図示しない台間球貸機)にねじ止めし(図6参照)、各中継搬送ユニット4は後述するように前後の合流搬送ユニット2,2に着脱自在に形成する。
【0023】
合流搬送ユニット2は、主搬送路Mと副搬送路Sとの合流搬送路を構成する合流ガイド23と、この合流ガイド23に臨むように設ける一対の本流側ローラ24A,24Bおよび一対の合流側ローラ25A,25Bとからなる紙幣100の搬送機構22をフレーム21内に備えるように形成する。
【0024】
したがって、上流側の中継搬送ユニット4から横立ち姿勢で送り込まれる紙幣100は、回転する一対の本流側ローラ24A,24Bに挟み込まれるようにして、主搬送路M上を下流側の中継搬送ユニット4に送り出される。一方、紙幣投入機Cの搬送機構C3から送り込まれる紙幣100は、合流ガイド23の湾曲壁23Aまたは23Bを受けにして、回転する当該合流側ローラ25Aまたは25Bによって、カーブしながら主搬送路Mに合流すると共に、下流側の中継搬送ユニット4に送り出される。
【0025】
また、合流搬送ユニット2の下側には、図3および図4に示したように、本流側ローラ24A,24B、合流側ローラ25A,25Bなどを回転させる駆動装置としての駆動モータ26を搭載する。
【0026】
そして、図5に示したように、駆動モータ26のギヤ26aと例えば本流側ローラ24Aの回転軸24aの下部に固定するギヤ27とを噛み合わせると共に、合流搬送ユニット2のフレーム21を貫通して上方に延設する回転軸24aの上部にギヤ27Aと、回転軸24aを手動で逆転したり正転させるための手動ノブ27Cとを固定し、さらにギヤ27Aが他方の本流側ローラ24Bの回転軸24bの上部に固定するギヤ27Bおよび図示しないプーリの回転軸31aの上部に固定するギヤ28Aとそれぞれ噛み合い、且つ、ギヤ27Bが図示しないプーリの回転軸31bの上部に固定するギヤ28Bと噛み合うように構成する。
【0027】
また、駆動モータ26のギヤ26aは、合流側ローラ25Aの回転軸25aの下部に固定するギヤ29とも噛み合うようにすると共に、合流搬送ユニット2のフレーム21を貫通して上方に延設する回転軸25aの上部にギヤ29Aを固定し、このギヤ29Aと他方の合流側ローラ25Bの回転軸25bの上部に固定するギヤ29Bとが噛み合い、さらにこのギヤ29Bの下に固定したギヤ29Cに中間ギヤ29Dが噛み合うように構成する。
【0028】
したがって、本流側ローラ24Aが矢印の向きに回転するように駆動モータ26を回転させると、他方の本流側ローラ24Bも矢印の向きに回転するので、上流の中継搬送ユニット4から供給される紙幣100を下流の中継搬送ユニット4に送り出すことができる。また、合流側ローラ25A,25Bもそれぞれ矢印の向きに回転するので、紙幣100は何れの側の紙幣投入機Cに投入されても副搬送路Sから主搬送路Mに搬送される。
【0029】
このように構成する合流搬送ユニット2は、例えば図6に示すようにフレーム21の両側面の上下に各一対の脚部材32,32を設け、この脚部材32,32を介して左右の両紙幣投入機C,C(又は台間球貸機)にそれぞれねじ止めするように構成する。したがって、各種長さの脚部材32を準備すれば、両紙幣投入機C,C(又は台間球貸機)の間隙の広狭に自在に対応することができる。
【0030】
一方、中継搬送ユニット4の搬送機構42は、図2に示したようにフレーム41の両端部に2組の主従プーリ43A,43B,44A,44Bをそれぞれ回転自在に軸止し、それぞれの間に搬送ベルト45,45を掛け渡して構成する。
【0031】
両搬送ベルト45,45は、相互に接触して主搬送路Mを構成し、その接触面に紙幣100を挟み込むようにして搬送する。そして、主プーリ43Aの回転軸の上端部に固定する入力ギヤ46aと、主プーリ43Bの回転軸の上端部に固定する入力ギヤ46bとが噛み合い、且つ、入力ギヤ46bが合流搬送ユニット2の中間ギヤ29Dに噛み合うように構成する。
【0032】
すなわち、中継搬送ユニット4は図4に示したように、前後の合流搬送ユニット2,2に対して上方にワンタッチで離脱でき、また上方からワンタッチで装着できるように構成する。その際、中継搬送ユニット4の入力ギヤ46bが合流搬送ユニット2の中間ギヤ27Dに係脱されるように設ける。したがって、駆動モータ26の回転動力は、中間ギヤ27D,入力ギヤ46b,46aを介して主プーリ43B,43Aに伝達され、両搬送ベルト45,45が同時に走行する。
【0033】
なお、合流搬送ユニット2に設ける係止突起30と中継搬送ユニット4に設ける係止穴47とを互いに嵌合可能に形成し、係止突起30を係止穴47に嵌合させることによって、ワンタッチで係合装着した合流搬送ユニット2と中継搬送ユニット4とが不用意に離間することがないように構成する。
【0034】
中継搬送ユニット4のフレーム41は、アルミニウムまたはアルミニウム合金(例えば、A6063S−T5など)による押出し形材で形成すれば、長尺の形材を必要な長さに切断して使用できる。すなわち、パチンコ台Bの機種の相違や、紙幣収納部に接続する部分などの、他の部分と長さが異なる中継搬送ユニット4が必要な場合には、適宜、形材からフレーム41を切り出して、中継搬送ユニット4を製作する。したがって、中継搬送ユニット4は、長さ変更に対し、簡単に、且つ、低コストで対応することができる。
【0035】
また、中継搬送ユニット4のフレーム41には、図7および図8に示すように紙幣100の搬送機構42を露出可能に被覆できる高分子樹脂製の一対の遮蔽部材48,48を左右両面に取着する。すなわち、遮蔽部材48,48は、フレーム41の底面に取付部49,49を例えばねじによって着脱可能に取着し、取付部49,49からそれぞれ一方の側に自己ヒンジ50,50を介して側面部51,51を連設し、さらに先端部にスプリング52,52によって付勢される金属製の球53,53を有する係止部54,64を連設し、金属球53,53をフレーム41の上面両側にそれぞれ列設した複数の係止穴55の適宜のものに嵌合させることで、側面部51,51が搬送機構42を両面から遮蔽し、金属球53,53を当該係止穴55から外し、自己ヒンジ50,50を介して側面部51,51を回動することで、搬送機構42が露出するように構成する。
【0036】
なお、遮蔽部材48は、側面部51を繰り返し回動しても自己ヒンジ50の部分から破断し難くするため、硬度と柔軟性の両方に富んだ樹脂、例えばポリプロピレンなどによって形成する。また、各遮蔽部材48の側面内側には、搬送ベルト45,45の非接触部分を上下から多少の余裕を持って挟み込めるように、突出部56,57を上下に分離して形成し、両遮蔽部材48,48の突出部56,56および57,57同士により、搬送ベルト45,45の接触部に挟まれて搬送される横立ち姿勢の紙幣100を案内し、紙幣100が適宜配設するフレーム支柱58などに触れて折れたり、詰まったりすることがないように構成する。
【0037】
また、特定の人以外には係合装着した中継搬送ユニット4が合流搬送ユニット2から離間できないようにし、且つ、中継搬送ユニット4の搬送機構42を遮蔽するようにセットした遮蔽部材48の側面部51,51が回動できないようにもする、キー91付きの盗難防止手段9を設ける。
【0038】
この盗難防止手段9は、図9および図10に示すように一端に設ける一対の係止爪92,92を合流搬送ユニット2の上流側端部に設ける一対の係止フック33,33に係合し、キー91を回動操作するとキー91に連動する脱落防止手段93が合流搬送ユニット2の天板34の下に潜り込んで上方に抜き取ることができないように構成すると共に、この状態で一対の平行な垂設胴94,94が、係止穴55に金属球53が嵌合して搬送機構42を遮蔽している遮蔽部材48の側面部51,51を外側から覆うように拘束して、両側面部51,51が回動できないように構成する。
【0039】
したがって、盗難防止手段9をセットしておけば、遮蔽部材48の両側面部51,51が回動できないし、合流搬送ユニット2から中継搬送ユニット4を外すこともできないので、キー91を持っている責任者以外の人の搬送機構42への接触が防止され、これにより搬送中の紙幣100の盗難が確実に防止できる。
【0040】
また、出没可能な上下一対の紙幣搬送ガイド59,59を下流側端部に備える中継搬送ユニット4が着脱し易いように、合流搬送ユニット2の天板34に天板欠落部34aを設けるので、この天板欠落部34aを塞ぐための水平被覆部95を盗難防止手段9の一対の係止爪92,92の間に突出形成する。
【0041】
さらに、合流搬送ユニット2の上面に水平面内で回転可能に浮上防止手段35A,35Bを軸着し、それぞれを対峙する中継搬送ユニット4,4の側に回動させることで、浮上防止手段35Aが盗難防止手段9の水平被覆部95を介して中継搬送ユニット4の下流側を、浮上防止手段35Bがねじ止めするカバー部材98を介して中継搬送ユニット4の上流側をそれぞれ押圧し、中継搬送ユニット4を確実に固定すると共に、ギヤ駆動部に埃などが侵入しないように構成する。
【0042】
また、中継搬送ユニット4には、紙幣100の通過を検出するためのセンサ99を設置し、上流側から搬送されてくる紙幣100をこのセンサ99が検出すると、下流側直近の副搬送路Sに設置する図示しない前記の紙幣搬送中断手段に制御信号を出力して所定時間、すなわちセンサ99が検出する紙幣100が下流側直近の合流搬送ユニット2を通過するのに要するだけの時間が経過する間は、当該紙幣投入口C1から投入される紙幣100が副搬送路Sから主搬送路Mに搬送されないように制御して、主搬送路Mを搬送される紙幣100と、副搬送路Sを搬送される紙幣100とが合流搬送ユニット2で重ならないようにする。
【0043】
センサ99は、下流側直近の紙幣投入口C1から投入される紙幣100が当該合流搬送ユニット2によって副搬送路Sから主搬送路Mに合流搬送されているときだけ検出動作を行うようにすると共に、紙幣100の通過を検出すると主搬送路Mの搬送機構42に制御信号を出力して所定時間、すなわち下流側直近の紙幣投入口C1から投入される紙幣100が当該合流搬送ユニット2によって副搬送路Sから主搬送路Mに合流搬送されるのに要するだけの時間が経過する間、主搬送路Mの搬送機構42を停止するように構成し、主搬送路Mを搬送される紙幣100と、副搬送路Sを搬送される紙幣100とが合流搬送ユニット2で重ならないようにすることもできる。
【0044】
なお、本発明は上記した一実施の形態に限定されるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0045】
【発明の効果】
本発明の紙幣搬送装置は、中継搬送ユニットに内部の紙幣搬送機構を露出可能に遮蔽する遮蔽部材を備えているので、搬送中に紙幣が万一詰まっても、遮蔽部材を回動するなどして紙幣搬送機構を簡単に調べることができ、特に紙幣搬送機構を逆転して紙幣を逆送りすることのできる手動ノブを備えた装置では、詰まった紙幣を逆送りして簡単に抜き取ることができると云ったメリットがある。
【0046】
また、遮蔽部材による紙幣搬送機構の露出操作と中継搬送ユニットの合流搬送ユニットからの離脱操作とを妨げる盗難防止手段を備えた紙幣搬送装置においては、盗難防止手段を外すためのキーを責任者が保管するようにすれば、責任者以外の人の搬送機構への接触が防止され、これにより搬送中の紙幣の盗難が確実に防止できるようになると云ったメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙幣搬送装置の設置利用状態を示す説明図。
【図2】紙幣搬送装置の要部の構造を示す説明図。
【図3】合流搬送ユニットに中継搬送ユニットを装着した状態を示す説明図。
【図4】合流搬送ユニットから中継搬送ユニットを外した状態を示す説明図。
【図5】ギヤの噛み合い状態を示す説明図。
【図6】中継搬送ユニットの取付状態を示す説明図。
【図7】紙幣搬送装置の全体を斜視図で示す説明図。
【図8】遮蔽部材の構造を示す説明図。
【図9】盗難防止手段の構造を斜視図で示す説明図。
【図10】盗難防止手段を装着した状態を示す説明図。
【符号の説明】
1 紙幣搬送装置
2 合流搬送ユニット
21 フレーム
22 搬送機構
23 合流ガイド
23A、23B 湾曲壁
24A、24B 本流側ローラ
24a、24b 回転軸
25A、25B 合流側ローラ
25a、25b 回転軸
26 駆動モータ
26a ギヤ
27、27A、27B ギヤ
27C 手動ノブ
28A、28B ギヤ
29、29A、29B、29C ギヤ
29D 中間ギヤ
30 係止突起
31a、31b 回転軸
32 脚部材
33 係止フック
34 天板
34a 天板欠落部
35A,35B 浮上防止手段
4 中継搬送ユニット
41 フレーム
42 搬送機構
43A、43B 主プーリ
44A、44B 従プーリ
45 搬送ベルト
46a,46b 入力ギヤ
47 係止穴
48 遮蔽部材
49 取付部
50 自己ヒンジ
51 側面部
52 スプリング
53 金属球
54 係止部
55 係止穴
56・57 突出部
58 フレーム支柱
59 紙幣搬送ガイド
9 盗難防止手段
91 キー
92 係止爪
93 脱落防止手段
94 垂設胴
95 水平被覆部
98 カバー部材
99 センサ
100 紙幣
A パチンコ台列
B パチンコ台
C 紙幣投入機
C1 紙幣投入口
C2 紙幣排出口
C3 搬送機構
M 主搬送路
S 副搬送路

Claims (10)

  1. 横並びに配設した複数の遊技台に沿って設けた主搬送路と、所望の隣接する遊技台同士の間に設けた紙幣投入機の出口に一端が臨み、他端が前記主搬送路に至る複数の副搬送路とを備え、前記紙幣投入機に投入された紙幣を前記副搬送路と前記主搬送路とを介して前記遊技台の並び方向の所要部位まで搬送する紙幣搬送装置が、前記主搬送路と前記副搬送路との各合流部に設けられて前記副搬送路から前記主搬送路に紙幣を合流搬送する合流搬送ユニットと、隣接する前記合流搬送ユニット同士の間に設けられて紙幣を前記遊技台の並び方向に搬送する中継搬送ユニットとからなり、且つ、前記各合流搬送ユニットと前記各中継搬送ユニットがそれぞれ一体に形成されると共に、前記中継搬送ユニットが前記合流搬送ユニットに着脱自在に形成された紙幣搬送装置において、
    前記中継搬送ユニットは、内部に紙幣搬送機構を備えて形成した中継搬送ユニット本体と、前記紙幣搬送機構を遮蔽する遮蔽部材とから形成し、この遮蔽部材が中継搬送ユニット本体の下面または上面に固定される取付部と、この取付部からヒンジを介して回動可能に連設した側面部と、この側面部から連設され、前記中継搬送ユニット本体の残余の上面または下面に設けた凹部に係脱可能な係止部とからなり、前記側面部によって中継搬送ユニット本体の紙幣搬送機構が横方向から露出可能に設けられることを特徴とする紙幣搬送装置。
  2. 中継搬送ユニット本体の紙幣搬送機構が遮蔽部材の対向設置した一対の側面部によって左右両側からそれぞれ露出可能に遮蔽されることを特徴とする請求項1記載の紙幣搬送装置。
  3. 側面部の紙幣搬送機構に臨む面に上下に分れた突出部が設けられたことを特徴とする請求項2に記載の紙幣搬送装置。
  4. 中継搬送ユニット本体を構成するフレームがアルミニウムまたはアルミニウム合金によって形成され、遮蔽部材が高分子樹脂によって形成されたことを特徴とする請求項2または3に記載の紙幣搬送装置。
  5. 高分子樹脂がポリプロピレンであり、ヒンジが自己ヒンジであることを特徴とする請求項4記載の紙幣搬送装置。
  6. 係止部の先端にスプリングにより付勢された金属球が配設されたことを特徴とする請求項1〜5何れかに記載の紙幣搬送装置。
  7. 遮蔽部材による紙幣搬送機構の露出操作と中継搬送ユニットの合流搬送ユニットからの離脱操作とを妨げる盗難防止手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜6何れかに記載の紙幣搬送装置。
  8. 盗難防止手段がキー操作によって着脱可能に設けられたことを特徴とする請求項7記載の紙幣搬送装置。
  9. 横並びに配設した複数の遊技台に沿って設けた主搬送路と、所望の隣接する遊技台同士の間に設けた紙幣投入機の出口に一端が臨み、他端が前記主搬送路に至る複数の副搬送路とを備え、前記紙幣投入機に投入された紙幣を前記副搬送路と前記主搬送路とを介して前記遊技台の並び方向の所要部位まで搬送する紙幣搬送装置が、前記主搬送路と前記副搬送路との各合流部に設けられて前記副搬送路から前記主搬送路に紙幣を合流搬送する合流搬送ユニットと、隣接する前記合流搬送ユニット同士の間に設けられて紙幣を前記遊技台の並び方向に搬送する中継搬送ユニットとからなり、且つ、前記各合流搬送ユニットと前記各中継搬送ユニットがそれぞれ一体に形成されると共に、前記中継搬送ユニットが前記合流搬送ユニットに着脱自在に形成された紙幣搬送装置において、
    前記合流搬送ユニットに内部の紙幣搬送機構を逆転して紙幣を逆送りすることの可能な手動操作手段を設けたことを特徴とする紙幣搬送装置
  10. 合流搬送ユニットの内部に設けた紙幣搬送機構を逆転して紙幣を逆送りすることの可能な手動操作手段が、合流搬送ユニットに設けられたことを特徴とする請求項1〜8何れかに記載の紙幣搬送装置。
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