JP3628086B2 - スナック菓子包装袋の搬送方法、及びスナック菓子包装袋の搬送・箱詰め方法 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば三方シール包装形態に製造されたスナック菓子包装袋を立てて一列状に密着させ、縦方向から横方向へL字状の水平搬送経路を移送できるスナック菓子包装袋の搬送方法及びスナック菓子包装袋の搬送・箱詰め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
スナック菓子包装袋は、縦型製袋充填包装機により包装されるもので、袋背面中央を縦シールするとともに袋上端と袋下端を横シールして内部にスナック菓子をバラ詰め状態とし、該スナック菓子の破損を避けるために空気で膨らませて、上下の横シール部の両端を内空部よりも張り出させた独特な三方シール包装形態をしている。
【0003】
従来、スナック菓子包装袋の搬送は、縦型製袋充填包装機で生産された後、ベルトコンベアで搬送するのが一般的である。スナック菓子包装袋の箱詰めは、これまで多くの場合は、スナック菓子の破損を回避するためスナック菓子包装袋を把持できないことやスナック菓子包装袋の独特の形態の故に、ベルトコンベア上で一定間隔で倒れた状態で搬送されてくるスナック菓子包装袋を人手により一袋ずつ取り上げて段ボール箱に詰め込んでいるのが現状である。
【0004】
スナック菓子包装袋を機械的に箱詰めする方法は、これまでのところ、いくつかの包装機メーカーで開発されており、産業用ロボットを用いバキュームハンドでスナック菓子包装袋を一袋ずつ取り上げて段ボール箱に詰め込む方法が提案されている。しかしながら、この方法では綺麗に一列に整列させて詰め込むことは到底できず、処理能力を人手作業に比べて高くすることができないし、ときにはスナック菓子の破損を生じたりしていた。
【0005】
また本願出願人において採用してきたスナック菓子包装袋を機械的に箱詰めする方法は、数袋を段差があるベルトコンベア上に落として少しずつずらして刺し身重ねとしてから横送りして段ボール箱内に落とし込む、といった技術を採用してきたが、やはり、綺麗に一列に整列させて詰め込むにはなお一層の改良の余地がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、スナック菓子包装袋の搬送及び箱詰め包装は、他の商品と異なり内部に相当量の空気を含んでいるので、如何にして綺麗に集積し、或いは箱内に詰め込んで、その個数を上げることができるかが目標とされている。そこで、スナック菓子包装袋は、製袋充填包装装置によって逐次切り離された状態で連続して製造されるが、そうした順次供給されてくるスナック菓子包装袋を集積し、集積したスナック菓子包装袋を一つのグループとして取り扱い易い状態にして、簡単で効率の良い搬送、又は搬送・箱詰を可能にする点で解決すべき課題がある。
【0007】
本発明の目的は、上述した点を考慮して案出したもので、所要数のスナック菓子をスナック菓子包装袋の独特の形態の故に極めて簡素な手段で、縦方向から横方向へのL字状の水平搬送経路を円滑に移送することができ、スナック菓子を破損する惧れがなく、ひいては、下蓋が閉じられ上蓋が開いた状態で横倒しされた段ボール箱の開口内に最大数のスナック菓子包装袋を収容可能にするスナック菓子包装袋の搬送方法、及びスナック菓子包装袋の搬送・箱詰め方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願第一の発明は、所要個数のスナック菓子包装袋W,W,・・・をテーブル1上に立てて縦方向に一列に並べて密着させ縦送りしてから横送りする搬送方法であって、縦送りにおいては、棒状の短尺水平ガイドレール2と長尺水平ガイドレール3とで前記スナック菓子包装袋Wの上端の横シール部の両端耳部W1,W1を載せて案内する状態にして縦送りプッシャー4で押し、前記所要個数のスナック菓子包装袋W, W,・・・の前記短尺水平ガイドレール2に載った前記耳部W1が前記短尺水平ガイドレール2と一直線に配された棒状のゲートガイドレール5に載り移りかつ一番先頭の前記スナック菓子包装袋Wが前方の横送りガイド兼用ストッパ6に接触する時点で前記縦送りプッシャー4を停止させ、横送りにおいては、前記ゲートガイドレール5を前記スナック菓子包装袋Wの前記耳部W1から離れ且つ上方へ揺動し、続いて、前記縦送りプッシャー4と前記横送りガイド兼用ストッパ6に挟まれた前記所要個数のスナック菓子包装袋W,W,・・・を前記ゲートガイドレール5が前記耳部W1から離れた方向に横送り手段7Aで横送りすることを特徴とするスナック菓子包装袋の搬送方法である。
【0009】
第一発明によれば、縦送りにおいては、スナック菓子包装袋は、棒状の短尺水平ガイドレールと長尺水平ガイドレールとで上端の横シール部の両端耳部を載せて案内する状態にされ、スナック菓子包装袋はその包装袋の広い正面及び裏面をそれぞれ密着させた状態とされる。縦送りプッシャーは、そうした密着状態のスナック菓子包装袋を、短尺水平ガイドレールに載った所要個数のスナック菓子包装袋の耳部が短尺水平ガイドレールと一直線に配された棒状のゲートガイドレールに載り移つりかつ一番先頭のスナック菓子包装袋が前方の横送りガイド兼用ストッパに接触する時点まで送り、その時点で停止する。横送りにおいては、ゲートガイドレールをスナック菓子包装袋の耳部から離れ且つ上方へ揺動し、続いて、縦送りプッシャーと横送りガイド兼用ストッパに挟まれた密着状態にある所要数のスナック菓子包装袋を一括して、ゲートガイドレールが耳部から離れていった方向に横送り手段で押して送る。したがって、空気を相当量含むスナック菓子包装袋は、倒れたり破れたりすることなく、一括して縦送りから横送りへとL字状の搬送路で効率良く搬送される。
【0010】
また本願第二の発明は、スナック菓子包装袋W,W,・・・をテーブル1上に立てて縦方向に一列に並べて密着させ縦送りしてから横送りすることにより、段ボール箱の横向きの開口内へ最大数の前記スナック菓子包装袋W,W,・・・を一度に収容するスナック菓子包装袋の搬送・箱詰め方法であって、
縦送りにおいては、棒状の短尺水平ガイドレール2と長尺水平ガイドレール3とで前記スナック菓子包装袋Wの上端の横シール部の両端耳部W1,W1を載せて案内する状態にして縦送りプッシャー4で押し、前記最大数のスナック菓子包装袋W,W,・・・の前記短尺水平ガイドレール2に載った前記耳部W1が前記短尺水平ガイドレール2と一直線に配された棒状のゲートガイドレール5に載り移りかつ一番先頭の前記スナック菓子包装袋Wが前方の横送りガイド兼用ストッパ6に接触する時点で前記縦送りプッシャー4を停止させ、
横送りにおいては、前記ゲートガイドレール5を前記スナック菓子包装袋Wの前記耳部W1から離れ且つ上方へ揺動し、続いて、前記縦送りプッシャー4と前記横送りガイド兼用ストッパ6に挟まれた前記最大数のスナック菓子包装袋W,W,・・・を前記ゲートガイドレール5が前記耳部W1から離れた方向に横送りプッシャー7Bで押して横倒しされた段ボール箱Hの開口内に横列に重ねて入れることを特徴とするスナック菓子包装袋の搬送・箱詰め方法である。
【0011】
第二発明によれば、スナック菓子包装袋は、縦送りにおいては、棒状の短尺水平ガイドレールと長尺水平ガイドレールとで上端の横シール部の両端耳部を載せて案内する状態にされ、スナック菓子包装袋はその包装袋の広い正面及び裏面をそれぞれ密着させた状態とされる。縦送りプッシャーは、そうした密着状態のスナック菓子包装袋を、短尺水平ガイドレールに載った箱詰めの際の最大数のスナック菓子包装袋の耳部が短尺水平ガイドレールと一直線に配された棒状のゲートガイドレールに載り移りかつ一番先頭のスナック菓子包装袋が前方の横送りガイド兼用ストッパに接触する時点まで送り、その時点で停止する。横送りにおいては、ゲートガイドレールをスナック菓子包装袋の耳部から離れ且つ上方へ揺動し、続いて、縦送りプッシャーと横送りガイド兼用ストッパに挟まれた密着状態にある最大数のスナック菓子包装袋を一括して、ゲートガイドレールが離れて行った方向に横送りプッシャーで押して送る。密着状態にあるスナック菓子包装袋は、横倒しされた段ボール箱の開口内に横列に重ねて入れられる。したがって、空気を相当量含むスナック菓子包装袋は、倒れたり破れたりすることなく、一括して縦送りから横送りへとL字状の搬送路を経て段ボール箱内に効率良く箱詰めされる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1(a)(B)(C)は、本願第一の発明の実施の形態に係る、スナック菓子包装袋の搬送方法を採用したスナック菓子包装袋の搬送装置を示す。この実施の形態のスナック菓子包装袋の搬送方法は、所要個数の三方シール包装形態のスナック菓子包装袋W,W,・・・を袋立ち上げ爪9,9,・・・の起立動作によりテーブル1上に立て起こして丸棒状の短尺水平ガイドレール2と長尺水平ガイドレール3でスナック菓子包装袋W,W,・・・の耳部W1, W1を載せて縦方向に一列に並べて密着させ、板状の縦送りプッシャー4で縦送りして一方の耳部W1を短尺水平ガイドレール2から丸棒状のゲートガイドレール5に載り移らせて横送り開始位置まで縦送りしてから挟持板構造の横送り手段7Aで横送りするものである。この実施の形態では、段ボール箱Hをテーブル1の下に位置させてスナック菓子包装袋W,W,・・・を落とし込み収容するようになっているが、本願第一の発明はスナック菓子包装袋W,W,・・・を縦方向に一列に並べて密着させ縦送りしてから横送りする技術に関するもので、スナック菓子包装袋Wの立て起こしや箱詰めは関連的に示しているものである。各ガイドレール2,3,5は、丸棒状として説明したが、走行抵抗が小さければ、断面丸状以外の形状でも構わないことは明らかである。
【0013】
この実施の形態では、スナック菓子包装袋Wは、図示しない縦形製袋充填包装機によって包装され、モータ11で常時駆動されるコンベア8上に搬送されてくる。サーボモータ12で間欠駆動されるチェーン巻掛け装置8のエンドレスチェーン8aには、所要等間隔に袋立ち上げ爪9,9,・・・が付設されており、袋立ち上げ爪9,9,・・・は、コンベアベルト10a,10aが左右に離れているコンベア10の下側からベルト間の隙間10bを通して搬送方向下流へ向かって揺動して起立し、該起立状態でコンベア10の下流側に隣接するテーブル1に設けられたスリット1aを通して漸次に沈み込む動作を行う。袋立ち上げ爪9,9,・・・のこの動作により、コンベア10上に搬送されてきた三方シール包装形態のスナック菓子包装袋Wは下流側に立ち上がっている袋立ち上げ爪9に当接するとともに次の袋立ち上げ爪9の起立動作により立ち上がり、次々に立ち上げたスナック菓子包装袋W,W,・・・はテーブル1上で一列状に配列される。この方法をとれば、ベルトコンベア上へ袋の上端と下端が前後方向に向くように倒れた状態に一定ピッチ離れて搬送されてくる三方シール包装形態のスナック菓子包装袋を、垂直に立て起こして一列密着状態に確実に整列させることができ、極めて高い処理能力が得られる。
【0014】
テーブル1上には、一列状に配列されるスナック菓子包装袋W,W,・・・の横送り側の側面に、テーブル1へサポート13で支持された丸棒状の短尺水平ガイドレール2と、横送り開始位置に対応させて短尺水平ガイドレール2と一直線となるように配列されエアシリンダ装置14により持ち上がり位置5’へ揺動する丸棒状のゲートガイドレール5とが配設されている。短尺水平ガイドレール2とゲートガイドレール5を合わせた長さに等しい長さの丸棒状の長尺水平ガイドレール3が、短尺水平ガイドレール2とゲートガイドレール5と平行に所要寸法離れるように配設されかつ所要高さに調整されている。袋立ち上げ爪9により一個ずつ立ち起こしたスナック菓子包装袋Wは、その上端の横シール部の両端耳部W1,W1を短尺水平ガイドレール2と長尺水平ガイドレール3に載せた状態で、両ガイドレール2,3間に挟むように受け入れられて縦方向に案内される。
【0015】
この場合、仮に、短尺水平ガイドレール2と長尺水平ガイドレール3が、スナック菓子包装袋Wの高さの中程を挟んで案内している場合や、短尺水平ガイドレール2と長尺水平ガイドレール3をスナック菓子包装袋Wの高さもある二枚の板で作ってスナック菓子包装袋Wを案内する場合には、スナック菓子包装袋Wが前方に倒れていき、自重で短尺水平ガイドレール2と長尺水平ガイドレール3のサポートから離脱してしまう。しかしながら、本発明ではそうした不都合は生じず、短尺水平ガイドレール2と長尺水平ガイドレール3が、棒状でありスナック菓子包装袋Wの上端の横シール部の両端耳部W1,W1を載せた状態であるから、スナック菓子包装袋Wは、短尺水平ガイドレール2と長尺水平ガイドレール3に載せられた上端の横シール部の両端耳部W1,W1を介して、重量を担持されて円滑にスライドしていく。
【0016】
次いで、縦送りプッシャー4が、上流側上昇待機位置からロッドレスシリンダ15で縦送り方向に移動されるとともに、カムフォロア18が三角形の板カム17の傾斜面に案内されてエアシリンダ装置16によって袋立ち上げ爪9の起立動作と干渉しないように下降されていく。縦送りプッシャー4は、この動作の際に、テーブル1上に立て起こされた所要数のスナック菓子包装袋W,W,・・・を袋立ち上げ爪9から引き継ぐようにして縦方向に押動していく。所要数のスナック菓子包装袋Wは、その上端の横シール部の短尺水平ガイドレール2に載った一方の耳部W1が短尺水平ガイドレール2からゲートガイドレール5に載り移るようにして、送られる。
【0017】
この場合、仮にゲートガイドレール5がないとすれば、一列に密着状態の所要数のスナック菓子包装袋W,W,・・・は、ゲートガイドレール5がない側において前後にばらけて倒れてしまうが、本発明は、ゲートガイドレール5によって前記のばらけ・転倒を回避している。
そして、縦送りプッシャー4は、一番前のスナック菓子包装袋Wが前方の横送りガイド兼用ストッパ6に接触する時点で停止される。そうすると、前記所要数のスナック菓子包装袋W,W,・・・は、横送り開始位置に位置決めされたことになる。
【0018】
次いで、横送りを行うが、縦送りに機能したゲートガイドレール5は、スナック菓子包装袋W,W,・・・に対して横送り方向の前側に位置しているので横送りの邪魔になる。そこで、ゲートガイドレール5をスナック菓子包装袋Wの耳部W1から離れる方向に符号5’で示す上方へ揺動する。しかる後、縦送りプッシャー4と横送りガイド兼用ストッパ6に挟まれた所要数のスナック菓子包装袋W,W,・・・は、横送り手段7Aによって、ゲートガイドレール5が揺動によって離れて行った方向に押して横送りされる。
本発明における横送りは、所要数のスナック菓子包装袋W,W,・・・を縦送りの経路から横へ移動するだけの短い距離で良く、長い距離を横送りすることは必要的ではない。
【0019】
この実施の形態において長い距離を横送りするためには、横送り手段7Aについて、ロッドレスシリンダ19の移動ステージに設けられたミニシリンダ20により接近・離隔自在でありスナック菓子包装袋W,W,・・・を配列方向と直交する方向から挟んで囲み込みできる一対の囲い込みプレート7a,7aにより構成することができる。横送り開始位置に位置決めされた所要数のスナック菓子包装袋W,W,・・・をゲートガイドレール5が揺動して離れる前にプレート7a,7aを狭めることでスナック菓子包装袋W,W,・・・を挟持し、ロッドレスシリンダ19を駆動してスナック菓子包装袋W,W,・・・をテーブル1上を滑らせて横送りする。そして、スナック菓子包装袋W,W,・・・が横送りの終端位置にきてテーブル1に開設した開口1bに対応したら、プレート7a,7aを開いてスナック菓子包装袋W,W,・・・を開口1bを通して落下させ、ダンボール箱Hに収容する。
なお、プレート7a,7aに変えて、板状のプッシャーで押すようにした場合には、短い距離を横送りすることが好ましいが、長い距離を横送りするには、両側にガイド板を立設する。
【0020】
以上のように、テーブル1上に縦方向に一列状に密着して配列される所要数のスナック菓子包装袋W,W,・・・を縦方向の距離がどのように長くても縦送りプッシャー4と極めて簡素なガイドレールによって円滑に移送することができ、移送の終点位置で90度向きを変えて押し出せば良いので、極めて低コストで所要数のスナック菓子包装袋W,W,・・・を一まとめにした搬送が行える搬送ラインを構築することができる。
【0021】
図2(a),(b)は、本願第二の発明の実施の形態に係るスナック菓子包装袋の搬送・箱詰め方法を採用したスナック菓子包装袋の搬送・箱詰め装置を示す。
この実施の形態のスナック菓子包装袋の搬送・箱詰め方法では、横倒しされた段ボール箱Hの開口内に横列に重ねて入れ得る最大数の三方シール包装形態のスナック菓子包装袋W,W,・・・を袋立ち上げ爪9,9,・・・の起立動作によりテーブル1上に立て起こし、スナック菓子包装袋W,W,・・・の耳部W1,W1を丸棒状の短尺水平ガイドレール2と長尺水平ガイドレール3に載せて、縦方向に一列に並べて前後に密着させ、スナック菓子包装袋W,W,・・・を板状の縦送りプッシャー4で縦送りする。スナック菓子包装袋W,W,・・・は、一方の耳部W1が短尺水平ガイドレール2から丸棒状のゲートガイドレール5に載り移らせて横送り開始位置まで縦送りされる。その後、横列で箱入れ可能な最大数のスナック菓子包装袋W,W,・・・を板状のプッシャーよりなる横送りプッシャー7Bで横送りすることにより、下蓋が閉じられていて上蓋が開いた状態の段ボール箱Hを横に倒して横向きとした開口内へ前記最大数のスナック菓子包装袋W,W,・・・を一度に収容するものである。
なお、第二発明の実施の形態について、前述した第一発明の実施の形態と同一の部分は、同一符号を付け、説明を省略するか、簡略な説明に留めるものとした。
【0022】
この実施の形態では、テーブル1上の横送り側には丸棒状の短尺水平ガイドレール2とゲートガイドレール5の二本を縦方向に一直線となるように配列しかつゲートガイドレール5を前記横送り開始位置に対応させ、短尺水平ガイドレール2とゲートガイドレール5を合わせた長さに等しい長さの丸棒状の長尺水平ガイドレール3を短尺水平ガイドレール2とゲートガイドレール5と平行に所要寸法離れるように配設する。
【0023】
図1の場合と同様に、袋立ち上げ爪9,9,・・・に、コンベア10の下側からベルト隙間10bを通して搬送方向下流へ向かって揺動して起立しテーブル1に設けられたスリット1aを通して漸次に沈み込む動作を行わせる。この動作によって、コンベア10上に搬送されてきたスナック菓子包装袋Wを下流側に立ち上がっている袋立ち上げ爪9に当接させるとともに後方の袋立ち上げ爪9の起立動作により立ち上げ、次々に立ち上げたスナック菓子包装袋W,W,・・・をテーブル1上で一列状に配列させるようにして一個ずつテーブル1上に載せる。
【0024】
次々に立ち上げるスナック菓子包装袋W,W,・・・を短尺水平ガイドレール2と長尺水平ガイドレール3とで挟むように受け入れて、スナック菓子包装袋Wの上端の横シール部の両端耳部W1,W1を短尺水平ガイドレール2と長尺水平ガイドレール3に載った状態とする。
【0025】
次いで、縦送りプッシャー4によって所要数のスナック菓子包装袋W,W,・・・を縦方向に押して、各スナック菓子包装袋Wの上端の横シール部について、その一方の耳部W1を短尺水平ガイドレール2からゲートガイドレール5に載り移らせる。他方の耳部W1は、長尺水平ガイドレール3に載った状態のまま移動する。スナック菓子包装袋W,W,・・・の押し送りによって、一番前のスナック菓子包装袋Wが前方の横送りガイド兼用ストッパ6に接触する時点で、縦送りプッシャー4を停止させる。
【0026】
次いで、ゲートガイドレール5をスナック菓子包装袋Wの耳部W1から離れ且つ上方へ揺動し、続いて、縦送りプッシャー4と横送りガイド兼用ストッパ6に挟まれた所要数のスナック菓子包装袋W,W,・・・を、スナック菓子包装袋W,W,・・・に対してゲートガイドレール5が離れて行った方向に板状の横送りプッシャー7Bで押して横送りする。この横送りにより所要数のスナック菓子包装袋W,W,・・・が段ボール箱Hの開口内へ収容される。段ボール箱Hの開口の左右位置の上蓋片h,hは回動アクチュエータ21によって回動される蓋開き板22により開かれる。
なお、段ボール箱Hに二段に収容する場合には、L字搬送を二回繰り返す。そうすると、段ボール箱Hの開口を上にすると二段に収容できることになる。
【0027】
段ボール箱Hの横向きの開口内に三方シール包装形態のスナック菓子包装袋Wを横列に重ねて入れ得る最大数とは、きつく収容したときの袋数、乃至、ゆったりと収容できもう一袋入るかどうかの隙間が空くような場合の袋数を含む。
スナック菓子包装袋Wをテーブル1上に立てて縦方向に一列に並べる場合、スナック菓子包装袋Wを一個ずつ処理する場合に限らず、人手により複数の袋を一度に処理する場合を含む。
【0028】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明のスナック菓子包装袋の搬送方法によれば、テーブル上に三本のガイドレール、縦送りプッシャー及び横送り手段を設けるだけで、所要数のスナック菓子包装袋を立てて一列状に密着させて前方に倒れないようにかつスナック菓子包装袋にスナック菓子を破損する外力となる挟圧力を全く加えないで横送り開始位置まで確実に縦送りすることができる。横送りは、横送りの構成次第で、短くも長くも行うことができ、もって確実に縦送りから横送りへとL字状の搬送路で搬送することができる。したがって、本第一発明によれば、極めて低コストで信頼性の高い搬送ラインを構築でき、長尺なラインを搬送するのに好適であり、また、横倒しされた段ボール箱の開口内に一度に最大数のスナック菓子包装袋を収容することも可能となり、スナック菓子を破損する惧れがない。
【0029】
また、本発明のスナック菓子包装袋の搬送・箱詰め方法によれば、テーブル上に三本のガイドレール及び二つのプッシャーを設けるだけで、所要数のスナック菓子包装袋を立てて一列状に密着させて前方に倒れないように、且つスナック菓子包装袋にスナック菓子を破損する外力となる挟圧力を全く加えないで、横送り開始位置まで確実に縦送りすることができ、横送りについては板状の横送りプッシャーで行うようにしたので、スナック菓子包装袋を段ボール箱の横向きの開口根位まで押し込むことができ、開口が横向きの段ボール箱内にスナック菓子包装袋を一度に最大数確実に収容できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第一発明の実施の形態に係り、(a)はスナック菓子包装袋の搬送方法を採用したスナック菓子包装袋のL字搬送装置の平面図、(b)は正面図、(c)は(b)におけるb−b断面図。
【図2】本願第二発明の実施の形態に係り、(a)はスナック菓子包装袋の搬送・箱詰め方法を採用したスナック菓子包装袋の搬送・箱詰め装置の平面図、(b)は正面図。
【符号の説明】
H・・・段ボール箱
W・・・スナック菓子包装袋
W1・・・スナック菓子包装袋の横シール部の耳部
1・・・テーブル
2・・・短尺水平ガイドレール
3・・・長尺水平ガイドレール
4・・・縦送りプッシャー
5・・・ゲートガイドレール
6・・・横送りガイド兼用ストッパ
7A・・・横送り手段
7B・・・横送りプッシャー
Claims (2)
- 所要個数のスナック菓子包装袋W,W,・・・をテーブル1上に立てて縦方向に一列に並べて密着させ縦送りしてから横送りする搬送方法であって、
縦送りにおいては、棒状の短尺水平ガイドレール2と長尺水平ガイドレール3とで前記スナック菓子包装袋Wの上端の横シール部の両端耳部W1,W1を載せて案内する状態にして縦送りプッシャー4で押し、前記所要個数のスナック菓子包装袋W, W,・・・の前記短尺水平ガイドレール2に載った前記耳部W1が前記短尺水平ガイドレール2と一直線に配された棒状のゲートガイドレール5に載り移りかつ一番先頭の前記スナック菓子包装袋Wが前方の横送りガイド兼用ストッパ6に接触する時点で前記縦送りプッシャー4を停止させ、
横送りにおいては、前記ゲートガイドレール5を前記スナック菓子包装袋Wの前記耳部W1から離れ且つ上方へ揺動し、続いて、前記縦送りプッシャー4と前記横送りガイド兼用ストッパ6に挟まれた前記所要個数のスナック菓子包装袋W,W,・・・を前記ゲートガイドレール5が前記耳部W1から離れた方向に横送り手段7Aで横送りすることを特徴とするスナック菓子包装袋の搬送方法。 - スナック菓子包装袋W,W,・・・をテーブル1上に立てて縦方向に一列に並べて密着させ縦送りしてから横送りすることにより、段ボール箱の横向きの開口内へ最大数の前記スナック菓子包装袋W,W,・・・を一度に収容するスナック菓子包装袋の搬送・箱詰め方法であって、
縦送りにおいては、棒状の短尺水平ガイドレール2と長尺水平ガイドレール3とで前記スナック菓子包装袋Wの上端の横シール部の両端耳部W1,W1を載せて案内する状態にして縦送りプッシャー4で押し、前記最大数のスナック菓子包装袋W,W,・・・の前記短尺水平ガイドレール2に載った前記耳部W1が前記短尺水平ガイドレール2と一直線に配された棒状のゲートガイドレール5に載り移りかつ一番先頭の前記スナック菓子包装袋Wが前方の横送りガイド兼用ストッパ6に接触する時点で前記縦送りプッシャー4を停止させ、
横送りにおいては、前記ゲートガイドレール5を前記スナック菓子包装袋Wの前記耳部W1から離れ且つ上方へ揺動し、続いて、前記縦送りプッシャー4と前記横送りガイド兼用ストッパ6に挟まれた前記最大数のスナック菓子包装袋W,W,・・・を前記ゲートガイドレール5が前記耳部W1から離れた方向に横送りプッシャー7Bで押して横倒しされた段ボール箱Hの開口内に横列に重ねて入れることを特徴とするスナック菓子包装袋の搬送・箱詰め方法。
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