JP3621741B2 - 目地構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は目地構造に関し、特に、建築物外壁本体に取付けられた外壁部材間の間隙を塞ぐ目地構造に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
建築物外壁本体に取付けられて、外壁を構築する外壁部材間の間隙を塞ぐ目地構造として、一般には、不定形シーリング材によるものが知られいる。ここで、外壁部材としては、例えば胴縁、サイディング等が挙げられる。この不定形シーリング材による目地構造の場合、目地形成作業の工程数が多く、間隙からはみだした余分のシーリング材を除く等の処理作業も必要で、手間のかかるものであった。また、狭い間隙内に均一に不定形シーリング材を充填する必要がある等人的要件による仕上がりのばらつきが生じやすいので、熟練度が必要であり、さらに、この作業は現場作業であるため施工期間の長期化につながるという問題点があった。また、不定形シーリング材は、耐久性に劣り、時間がたつとやせてきて外観が悪くなると共に、亀裂が生じたりして防水性が損なわれるという問題点もあった。
【0003】
一方、目地構造として定形シーリング材を用いるものもある。定形シーリング材による目地構造は、目地形成作業の工程数が少なく、作業を簡便化でき、作業の熟練度をそれほど要しないという利点がある。しかしながら、定形シーリング材による目地構造は、外壁の開口部周囲に生じる縦目地と横目地の突き合わせ部分、いわゆるコーナー部において定形シーリング材の接合部が生じて防水性の点で劣るという問題点があった。
【0004】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、建築物外壁本体に取付けられる外壁部材間の間隙を塞ぐ目地構造において、高い防水性を確保し、かつ構築作業が簡便で、外観がよく耐久性にも優れた目地構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、建築物外壁本体に設けられる外壁部材間の間隙を塞ぐ目地構造において、
前記間隙内に注入されて少なくともその一部が前記外壁部材の対向する両端面に接触する不定形シーリング材と、
前記不定形シーリング材の外方側に配置され、前記間隙を構成する前記外壁部材の端面領域に密着されて前記間隙を塞ぐ定形シーリング材と、
前記不定形シーリング材より内方側に配置され、前記定形シーリング材を保持するとともに、前記不定形シーリング材の前記外壁部材の裏側への流入を防止する、バックアップ部材とを含み、
前記バックアップ部材は、基幹部の側壁から前記外壁部材の端面側へ連続して延出し、前記外壁部材の端面に密着するシール片を両側壁に有し、
前記シール片は、それぞれ直線部と湾曲部からなる断面輪状に形成されていることを特徴としている。
【0006】
ここで、不定形シーリング材とは、水密性を有するパテ状の目地部材であり、定形性を有しないものである。また、定形シーリング材とは、ゴム、樹脂等からなる目地部材であり、定形性を有するものである。
【0007】
さらに、外壁部材とは、建築物外壁本体に設けられて外壁部を構成する部材であり、例えば、サイディング等の外壁仕上げ材、胴縁、その他必要に応じて外壁本体に設けられる部材等を示す。以下、請求項2から請求項9においても同様とする。
【0008】
【0009】
また、バックアップ部材とは、定形シーリング材と同様に、ゴム、樹脂等からなる目地部材であり、定形性を有するものである。以下、同様とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1において、前記定形シーリング材は、前記外壁部材の端面側へ延出し、前記外壁部材の端面に密着するシール片を有していることを特徴としている。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】
請求項1記載の発明にあっては、目地構造が間隙内に注入される不定形シール材と不定形シーリング材の外方側に配置され、間隙を構成する外壁部材の端面領域に密着されて間隙を塞ぐ定形シーリング材と、を含み構成されていて、不定形シーリング材は、少なくともその一部が外壁部材の対向する両端面に接触していることにより、外壁部材間の間隙は定形シーリング材と不定形シーリング材により二重シールされるので高い防水性を確保することができる。また、定形シーリング材の継ぎ目が生じる部分においても、定形シーリング材の継ぎ目は不定形シーリング材により埋めることができるので、高い防水性を得ることができる。
【0018】
しかも、定形シーリング材が間隙を塞ぐので、不定形シーリング材は定形シーリング材に覆われて露出せず、紫外線や雨等にさらされないので、外的要因による劣化を受けやすい不定形シーリング材の劣化を防止することができ、かつ外観もよい。
【0019】
また、不定形シーリング材と定形シーリング材よりなるシール構造であるので、間隙内に、防水に必要でかつ適量の不定形シーリング材をまんべんなく充填することを要する、不定形シーリング材のみで形成される目地構造と比して、目地形成作業が容易で高い熟練度を要さない。
【0020】
定形シーリング材の継ぎ目が生じる部分においても、定形シーリング材の継ぎ目は不定形シーリング材により埋めることができるので、高い防水性を得ることができる。
【0021】
また、目地構造が、不定形シーリング材より内方側に配置され、外壁部材の端面に取付けられて、定形シーリング材を保持するとともに、不定形シーリング材の前記外壁部材の裏側への流入を防止する、バックアップ部材を含み、構成されていることにより、請求項1記載の発明と同様に、高い防水性が確保されることに加えて、外壁部材間の間隙の底が深い場合等、建築物側の部材にバックアップ材がない場合でも、不定形シーリング材の流入を防止でき、間隙内への不定形シーリング材の注入が可能である。
【0022】
また、定形シーリング材がバックアップ部材により保持されるので定形シーリング部材が安定して取付けられる。
【0023】
【0024】
請求項2記載の発明にあっては、定形シーリング材が外壁部材の端面側へ延出し、シール片を有していることにより、若干の寸法誤差、設計の違い等により、外壁部材間の間隙の幅が異なる場合でも、このシール片が弾性変形して外壁部材端面に密着して間隙を確実に塞ぐことができる。よって、間隙の幅の違いに対応することができ、部品点数も少なくてすむ。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例について図面に基づいて詳細に説明する。
【0033】
(実施例1)
図1は、実施例1に係る目地構造を示す断面図である。実施例1に係る目地構造は、パネル工法により構築された建築物の外壁本体100に取付けられた外壁部材であるサイディング110a,110b間の間隙140に形成されたものである。
【0034】
外壁100は、芯材を枠組みした枠体122の両面に面材を124を取付けて形成した壁パネル120を、壁パネル120の幅方向に複数枚連設し、壁パネル120同士(図1において壁パネル120a,120b)の接合部外面に、両壁パネル120a、120bに渡って同縁130を配設し、この同縁130を介して壁パネル120a,120bの外面にそれぞれサイディング110a,110bが取付けられて構築されている。なお、壁パネル120a,120bの外面は防水シート126a,126b(ハッチングは省略)によりそれぞれ覆われている。
【0035】
実施例1に係る目地構造は、図1に示すように、サイディング110a,110b間の間隙140に形成されており、定形シーリング材10、バックアップ部材20および不定形シーリング材30とを含み、構成されている。
【0036】
定形シーリング材10は、被覆部12と被覆部12から間隙140内へ延出する脚部14とから構成された部材である。被覆部12は、例えば軟質ポリ塩化ビニルからなり、脚部14は被覆部12よりも硬い材質、例えば硬質ポリ塩化ビニルからなり、内部には金属製の板状の芯材15を備える。
【0037】
被覆部12は、定形シーリング材10がサイディング110a,110b間に押圧されることにより弾性変形して、その端部をサイディング110a,110bのそれぞれの端面112a,112bに密着させて間隙140を塞ぐ。脚部14は、後述するバックアップ部材20内に差し込まれ、バックアップ部材20と係合し、その際、バックアップ部材20からの抜け止めとなる突起部16をその先端付近に有する。
【0038】
バックアップ部材20は、定形性を有する凹状の部材であり、定形シーリング材10と係合し、これを保持する。バックアップ部材20の内部は、脚部14が係合可能であるように係合部22となっている。係合部22は、図1に示すように、脚部14の突起部16の抜け止めを防止する抜け止め部24をその側壁に有している。バックアップ部材20はその下端部からサイディング110a,110bのそれぞれの裏面側へ延出する延出部26a,26bを有し、その内部には金属製の板状の芯材25を備える。
【0039】
バックアップ部材20は、例えば硬質ポリ塩化ビニルからなり、その側面をサイディング110a,110bのそれぞれの端面112a,112bに、その底面を胴縁130に、それぞれ接触させて間隙140内に納まっている。
【0040】
不定形シーリング材30は、バックアップ部材20と定形シーリング材10との間に注入されて、被覆部12とバックアップ部材20との間において、不定形シーリング材30の一部がサイディング110a,110bのそれぞれの端面112a,112bと接触している。
【0041】
次に、実施例1に係る目地構造の形成方法について述べる。
【0042】
まず、接合した壁パネル120a,120bの接合部外面に両壁パネル120a、120bに渡って同縁130を配設する。
【0043】
次に、バックアップ部材20を、壁パネル120a,120bの接合部位置上となるように、胴縁130上面にその底面を接触させて両面テープ等を用いて取付ける。
【0044】
その次に、サイディング110aおよびサイディング110bを、バックアップ部材20を挟み込むように配置して、壁パネル120aおよび壁パネル120bの外面に胴縁130を介して取付ける。バックアップ部材20の延出部26a,26bは胴縁130とサイディング110a,110bの間に挟み込まれることとなる。そして、適量の不定形シーリング材30を間隙140内にシーリングガン等を用いて注入し、その後、定形シーリング材10をサイディング110a,110b間に押圧して、被覆部12により間隙140を塞ぐ。脚部14は係合部22に差し込まれて係合される。この際、脚部14の突起部16が抜け止め部24にはまり、不定形シーリング材30が硬化するまでの間、定形シーリング材10の抜けを防止する。
【0045】
実施例1に係る目地構造によれば、間隙140は、定形シーリング材10、バックアップ部材20および不定形シーリング材30によりシールされることとなるので、高い防水性が確保できる。
【0046】
また、不定形シーリング材30を定形シーリング材10で覆っているので、目地形成作業時に不定形シーリング材30が硬化するのを待つ必要はなく、作業時間が短縮できる。さらに紫外線や雨等による劣化を受けやすい不定形シーリング材30が露出されないので、不定形シーリング材30の外的要因による劣化を防止することができる。また、バックアップ部材20によりサイディング110a,110bの裏面側への不定形シーリング材30の流入は確実に防止される。
【0047】
また、実施例1に係る目地構造は、バックアップ部材20、不定形シーリング材30および定形シーリング材10を含み構成されるシール構造であるので、間隙内に、防水に必要でかつ適量の不定形シーリング材をまんべんなく充填することを要する、不定形シーリング材のみで形成される従来の目地構造と比して、目地形成作業が容易で高い熟練度を要しない。
【0048】
バックアップ部材20は、比較的硬い硬質ポリ塩化ビニルより成ることにより成型性がよく、胴縁130およびサイディング110a,110bとの接触性がよい。定形シーリング材10の被覆部12は、軟質ポリ塩化ビニルより成ることにより、サイディング110a,110bとの密着性がよく、また弾性変形可能であるので、若干の間隙140の幅の違いに対応する。脚部14は、硬質ポリ塩化ビニルより成り、かつ内部に芯材15を有することにより、係合部22への差し込みが行いやすい。このように、定形シーリング材の材質を、部位によりその機能に合わせて変えることで、より確実に高い防水性を得ることができる。
【0049】
(実施例2)
図2は、実施例2に係る目地構造を示す断面図である。実施例2に係る目地構造は、仕上げ材付き外壁パネルをパネルの幅方向に複数枚連設して構築された外壁の、仕上げ材付き外壁パネル102a,102bを構成する外壁部材であるサイディング116a,116b間および胴縁132a,132b間の間隙142に形成されたものである。
【0050】
仕上げ材付き外壁パネル102aは、方形状に枠組みした枠体127aと、枠体127aの両面に取付けられた面材128aと、面材128aの外面を覆う防水シート129a(ハッチング省略)とを含む壁パネル121aと、壁パネル121aの外面の接合側の端部に配設された胴縁132aと、胴縁132aを介して取付けられたサイディング116aと、を含み構成されている、いわゆる外壁部材付き壁パネルである。
【0051】
仕上げ材付き外壁パネル102bは、仕上げ材付き外壁パネル102aと同様の構成となっている。仕上げ材付き外壁パネル102aと同様の部材については同符号を用い、仕上げ材付き外壁パネル102bの構成部材については、添字のみbとして以下表す。
【0052】
胴縁132a,132bおよびサイディング116a,116bはそれぞれ壁パネル121a,121bの接合側端部より若干内方側に配置されていて、図2に示すように、仕上げ材付き外壁パネル102aと仕上げ材付き外壁パネル102bが接合された状態で、間隙142が形成される。
【0053】
実施例2に係る目地構造は、図2に示すように、定形シーリング材11、バックアップ部材50および不定形シーリング材30とから構成され、上述した間隙142を塞いでいる。
【0054】
定形シーリング材11は、被覆部13と被覆部13から間隙142内へ延出する脚部17とから構成された部材である。被覆部13は、例えば軟質ポリ塩化ビニルからなり、脚部17は被覆部13よりも硬い材質、例えば硬質ポリ塩化ビニルからなり、内部には金属製の板状の芯材19を備える。
【0055】
被覆部13は、定形シーリング材11がサイディング116a,116b間に押圧されることにより弾性変形して、その端部をサイディング116a,116bのそれぞれの端面118a,118bに密着させて間隙142を塞ぐ。脚部17は、後述するバックアップ部材50内に差し込まれ、バックアップ部材50と係合し、その際、バックアップ部材50からの抜け止めとなる膨出部21をその先端に有する。
【0056】
バックアップ部材50は、定形性を有する凹状の部材であり、その内部は、脚部17が係合可能であるように係合部52となっている。係合部52は、図2に示すように、脚部17の抜けを防止するために、その側壁に複数の凹凸を有している。
【0057】
バックアップ部材50は、図2に示すように係合部52を形成している基幹部55の開口側先端部54a,54bが、サイディング116a,116bの端面118a,118b側へ延出し、開口側が開いた形状となっている。この開口側先端部54a,54bは、サイディング116a,116bの端面118a,118bに接触している。
【0058】
また、バックアップ部材50は、その基幹部55の外方側の両側面よりサイディング116a,116bと同様に外壁部材である胴縁132a,132bの端面133a,133b側へそれぞれ延出する複数(実施例2においては2片)のシール片56を有する。バックアップ部材のシール片56以外の部位が、例えば硬質ポリ塩化ビニルより成ることに対してシール片56は、例えば軟質ポリ塩化ビニルよりなり、弾性変形が可能である。シール片56は、バックアップ部材50がサイディング116a,116b間および胴縁132a,132b間に押圧されることにより弾性変形して、その端部を胴縁132a,132bの端面133a,133bに密着させる。
【0059】
バックアップ部材50の基幹部55の底面には両面テープ、例えばブチルテープ58が予め取付けられていて、バックアップ部材50は、このブチルテープ58によりサイディング116a,116b間および胴縁132a,132b間の底部に貼付されて間隙142内に納まっている。
【0060】
不定形シーリング材30は、バックアップ部材50と定形シーリング材11との間に注入されていて、被覆部13とバックアップ部材50の先端部54a,54bとの間において、不定形シーリング材30の一部がサイディング116a,116bのそれぞれの端面118a,118bと接触している。
【0061】
次に、実施例2に係る目地構造の形成方法について、図3(A)〜(C)に基づいて述べる。
【0062】
まず、図3(A)に示すように、サイディング付き外壁パネル102a,102bを連設することにより形成された間隙142において、バックアップ部材50を、底面の離型紙59を剥がしてサイディング116a,116b間および胴縁132a,132b間に押圧する。バックアップ部材50は、底面にブチルテープ58を備えているので、壁パネル121a,121bの表面に貼着される。
【0063】
この際、ブチルテープ58は、バックアップ部材50を接着するとともに、壁パネル121a,121bの外面をそれぞれ覆っている防水シート129a,129bの接着も行う。防水シート129a,129bは接合部側へそれぞれ延出して、接合部において互いに重ね合わされているものである。
【0064】
バックアップ部材50のシール片56は、サイディング116a,116b間および胴縁132a,132b間に押圧された状態で、弾性変形して、その端部を胴縁132a,132bの端面133a,133bに密着させている。
【0065】
次に、図3(B)に示すように、適量の不定形シーリング材30を間隙142内にシーリングガン等を用いて注入する。バックアップ部材50の先端部54a,54bがサイディング116a,116bの端面118a,118bに接触しているので、不定形シーリング材30は、係合部52内および先端部54a,54bより上方に注入される。
【0066】
その後、図3(C)に示すように、定形シーリング材11をサイディング116a,116b間および胴縁132a,132b間に押圧して間隙142を塞ぐ。脚部17は係合部52に差し込まれて係合される。この際、係合部52の側壁の凹凸と脚部17の膨出部21により、不定形シーリング材30が硬化するまでの間、定形シーリング材10の抜けが防止される。
【0067】
実施例2に係る目地構造によれば、すでにサイディング116が取付けられた外壁でも目地形成ができる。よって、施工順に限定されず目地形成作業を行うことができ、予めサイディング116が取付けられたサイディング付き外壁パネル102により構築されている外壁にも適用でき、工業化に対応したものとなる。
【0068】
また、バックアップ部材50がシール片56を有することにより、寸法誤差、設計の違い等による接合部幅の違いに対応することができる。その他の作用効果は前述した実施例の場合と同様であるので説明は省略する。
【0069】
(実施例3)
図4は、実施例3に係る目地構造を示す断面図である。実施例3に係る目地構造は、実施例2と同様に、仕上げ材付き外壁パネルをパネルの幅方向に複数枚連設して構築された外壁の、仕上げ材付き外壁パネル102a,102bを構成する外壁部材であるサイディング116a,116b間および胴縁132a,132b間の間隙142に形成されたものである。
【0070】
仕上げ材付き外壁パネル102a,102bの構成、間隙142については実施例2と同様であるので、同部材については同符号を用い、その説明は省略する。
【0071】
実施例3に係る目地構造は、図4に示すように、定形シーリング材200と不定形シーリング材30とから構成され、間隙142を塞いでいる。
【0072】
定形シーリング材200は、被覆部202と被覆部202から間隙142内へ延出する脚部204とからなる部材である。被覆部202は、例えば軟質ポリ塩化ビニルからなり、脚部204は被覆部202よりも硬い材質、例えば硬質ポリ塩化ビニルからなる。定形シーリング材200の内部には金属製の板状の芯材206を備える。
【0073】
被覆部202は、定形シーリング材200がサイディング116a,116b間に押圧されることにより弾性変形して、その端部をサイディング116a,116bのそれぞれの端面118a,118bに密着させて間隙142を塞ぐ。
【0074】
脚部204は、外壁部材であるサイディング116a,116bおよび胴縁132a,132b側へ延出する複数のシール片208を有する。シール片208は、弾性変形可能な、例えば軟質ポリ塩化ビニルからなり、定形シーリング材200が、サイディング116a,116b間および胴縁132a,132b間へ押圧されることにより、弾性変形して、サイディング116a,116bの端面118a,118bおよび胴縁132a,132bの端面133a,133bにそれぞれ密着する。また、脚部204は、その先端に膨出部205を有する。
【0075】
不定形シーリング材30は、間隙142内において、定形シーリング材200より壁パネル102a,102b側に注入されていて、最も壁パネル102a,102b側に位置するシール片208と壁パネル102a,102bとの間において定形シーリング材30の一部が胴縁132a,132bのそれぞれの端面133a,133bと接触している。
【0076】
実施例3に係る目地構造の形成方法としては、まず、間隙142内に適量の不定形シーリング材30をシーリングガン等を用いて注入する。次に、定形シーリング材200を、脚部204を間隙142内に差し込むように、サイディング116a,116b間および胴縁132a,132b間へ押圧する。定形シーリング材200のシール片208がそれぞれ、サイディング116a,116bの端面118a,118bおよび胴縁132a,132bの端面133a,133bに密着し、かつ被覆部202がサイディング116a,116bの端面118a,118bに密着して間隙142を塞ぐ。この際、脚部202は比較的硬い硬質ポリ塩化ビニルより成り、かつ内部に芯材206を有することにより、間隙142内への差し込みが行いやすく、被覆部202およびシール片208は、軟質ポリ塩化ビニルより成ることにより、サイディング116a,116bおよび胴縁132a,132bとの密着性がよく、また弾性変形可能であるので、若干の間隙140の幅の違いに対応する。
【0077】
実施例3に係る目地構造によれば、実施例2に係る目地構造と同様に、すでにサイディング116が取付けられた外壁でも目地形成ができる。よって、施工順に限定されず目地形成作業を行うことができ、予めサイディング116が取付けられたサイディング付き外壁パネル102により構築されている外壁にも適用でき、工業化に対応したものとなる。
【0078】
また、定形シーリング材200が複数のシール片208を有することにより、バックアップ部材を備えていなくても、サイディング116a,116bおよび胴縁132a,132b間に確実に保持される。その他の作用効果は前述した実施例の場合と同様であるので説明は省略する。
【0079】
(実施例4)
図5は実施例4に係る目地構造を示す断面図である。
【0080】
実施例4に係る目地構造は、サイディング150a,150b間の間隙144を形成されたもので、定形シーリング材11、バックアップ部材40および不定形シーリング材30とから構成され、間隙144を塞いでいる。
【0081】
定形シーリング材11は、実施例2に係る定形シーリング材111と同様の部材であるので、同符号を用い、説明は省略する。
【0082】
バックアップ部材40は、定形性を有す凹状の部材であり、その内部は、定形シーリング材11の脚部17が係合可能であるように係合部42となっている。
【0083】
係合部42は、図5に示すように、脚部17の抜けを防止するために、その側壁に複数の凹凸を有している。
【0084】
バックアップ部材40は、図5に示すように、係合部42を形成している基幹部45の側壁から連続する、シール片46a,46bをその両側部に有する。シール片46a,46bは、それぞれ直線部48a,48bと湾曲部49a,49bからなる断面輪状のものである。バックアップ部材40は、湾曲部49a,49bを除いて、他の部位は、例えば硬質ポリ塩化ビニルよりなり、湾曲部49a,49bは、例えば軟質ポリ塩化ビニルよりなる。
【0085】
バックアップ部材40は、シール片46a,46bの直線部48a,48bをサイディング150a,150bの端面152a,152bにそれぞれ両面テープ38(ハッチング省略)により貼付けられて、間隙144内に固定されている。直線部48a,48bは、比較的硬い、例えば硬質ポリ塩化ビニルよりなるので、端面152a,152bとの接触性がよい。
【0086】
不定形シーリング材30は、バックアップ部材40と定形シーリング材11との間に注入されて、被覆部カバー部13とバックアップ部材40のシール片46a,46bの外壁面側の湾曲部49a,49bとの間において、不定形シーリング材30の一部がサイディング150a,150bのそれぞれの端面152a,152bと接触している。
実施例4に係る目地構造の形成方法としては、まず、サイディング150a,150bのそれぞれの端面152a,152bにバックアップ部材40を両面テープ38にて貼付して、次に、適量の不定形シーリング材30を間隙144内の注入する。そして、定形シーリング材11をサイディング150a,150b間に押圧して、被覆部13により間隙144を塞ぐ。脚部17は係合部42に差し込まれて係合される。この際、係合部42の側壁の凹凸と脚部17の膨出部21により、不定形シーリング材30が硬化するまでの間、定形シーリング材11の抜けが防止される。
【0087】
実施例4に係る目地構造によれば、間隙144のように底が深い場合でも、サイディング150a,150bの端面152a,152bに貼付されたバックアップ部材40を備えることにより、不定形シーリング材30を充填することができる。
【0088】
また、シール片46a,46bが、比較的軟質で弾性変形可能な湾曲部49a,49bを有し、かつ断面が輪状であることにより、寸法誤差や設計の違い等による接合部の間隙幅の違いに対応することができる。その他の作用効果は前述した実施例の場合と同様であるので説明は省略する。
【0089】
(実施例5)
図6は、実施例5に係る目地構造を示す断面図である。
【0090】
実施例5に係る目地構造は、建築物外壁本体の開口部に取付けられたサッシ枠160(ハッチングは省略する)とサッシ枠160の周囲の建築物外壁本体に設けられたサイディング154との間の間隙146に形成されたものである。サイディング154は、建築物外壁本体を構築する壁パネル(図示せず)の外面に胴縁134を介して取りつけられたものである。壁パネルの外面は防水シート135(ハッチングは省略する)により覆われ、防水シート135の端部は、サッシ枠160の一部上面まで延設されている。
【0091】
実施例5に係る目地構造は、図6に示すように、定形シーリング材91、バックアップ部材60および不定形シーリング材30により構成されている。
【0092】
定形シーリング材91は、実施例2に係る定形シール材11とほぼ同様の部材であり、被覆部93と被覆部93から間隙146内へ延出する脚部97とから構成された部材である。被覆部93は、例えば軟質ポリ塩化ビニルからなり、脚部97は被覆部93よりも硬い材質、例えば硬質ポリ塩化ビニルからなり、内部には金属製の板状の芯材99を備える。
【0093】
定形シーリング材91は、サッシ枠160とサイディング154との間に押圧された状態で、被覆部93がその一方の端部をサッシ枠160の端面162に、他方の端部をサイディング154の上面156に密着させて間隙146を塞ぐ。また、定形シーリング材91の被覆部93は、サッシ枠160側へ延出するシール片94を有し、このシール片94は、定形シーリング材91がサッシ枠160とサイディング154との間に押圧された状態で、弾性変形してサッシ枠160の端面162に密着する。脚部97は、後述するバックアップ部材60内に差し込まれバックアップ部材60と係合するが、その際、バックアップ部材60からの抜け止めとなる膨出部92をその先端に有する。
【0094】
バックアップ部材60は、定形性を有する凹状の部材であり、その内部は、定形シーリング材91の脚部97が係合可能であるように係合部62となっている。係合部62は、図6に示すように、脚部97の抜けを防止するために、その側壁に複数の凹凸を有している。
【0095】
バックアップ部材60は、図6に示すように係合部62を形成している基幹部65の下端部よりサイディング154側へ延出するシール片66を有する。
【0096】
また、バックアップ部材60は、その外壁面側端部においてサッシ枠160側へ延出するシール片64を有する。バックアップ部材60のシール片64,66以外の部位が、例えば硬質ポリ塩化ビニルより成ることに対してシール片64,66は、例えば軟質ポリ塩化ビニルよりなり、弾性変形が可能である。
【0097】
バックアップ部材60は、図6に示すように、間隙146内において、サッシ枠160の端面162に両面テープ38等により取付けられている。
【0098】
シール片66は、バックアップ部材60が、サッシ枠160に取付けられた状態で弾性変形し、サイディング154の裏面158に密着している。また、シール片64は、同様に弾性変形してサッシ枠160の端面162に密着している。
【0099】
不定形シーリング材30は、バックアップ部材60と定形シーリング材91との間に注入され、被覆部93とバックアップ部材60との間において、不定形シーリング材30の一部がサッシ枠160の端面162およびサイディング154の端面159とそれぞれ接触している。なお、不定形シーリング材30は、シール片66によりサイディング154の裏側深くまで廻り込むことが防止されている。
【0100】
実施例5に係る目地構造の形成方法としては、まず、間隙146において、バックアップ部材60を両面テープ38等によりサッシ枠160の端面162に貼付する。次に、適量の不定形シーリング材30を間隙146内に注入する。そして、定形シーリング材91をサッシ枠160とサイディング154との間に押圧して、間隙146を塞ぐ。この時、被覆部93は、サッシ枠160の端面162とサイディング154の上面156に密着される。脚部97は係合部62に差し込まれて係合される。この際、係合部62の側壁の凹凸と脚部97の膨出部92により、不定形シーリング材30が硬化するまでの間、定形シーリング材91の抜けが防止される。
【0101】
実施例5に係る目地構造によれば、サッシ枠160とサイディング154との間のように、バッカーとなる建屋側部材を有さない場合でも、バックアップ材60を備えることにより、不定形シーリング材30の裏面158への流入が防止され、不定形シーリング材30を注入することができる。
【0102】
また、開口部周囲のような、定形シーリング材91のみではシーリング材の継ぎ目が生じてしまうような場所においても、不定形シーリング材30により継ぎ目を埋めることができるので高い防水性を確保した目地構造を得ることができる。
【0103】
また、シール片64,66は弾性変形することにより、サイディング154とサッシ枠160間との距離の誤差に対応することができる。
【0104】
その他の作用効果は前述した実施例の場合と同様であるので説明は省略する。
【0105】
(実施例6)
図7は、実施例6に係る目地構造を示す斜視図である。
【0106】
実施例6に係る目地構造は、図7に示すように、外壁のいわゆる出隅部において、出隅部を構築している、直交して配設されるサイディング170およびサイディング180との間隙148に形成されたものである。
【0107】
サイディング170およびサイディング180は、建築物外壁本体を構築している壁パネル190にそれぞれ胴縁136および胴縁138を介して直交して取付けられ、サイディング180の端面182および外面184が出隅部のコーナー部分を構成している。
【0108】
実施例6に係る目地構造は、定形シーリング材70および不定形シーリング材30とにより構成されている。
【0109】
定形シーリング材70は、カバー部72およびカバー部72より間隙148内へ延出する脚部78とから構成されており、カバー部72および脚部78は、その内部に芯材75を備え、その形を保持している。すなわち、定形シーリング材70は、間隙148を塞ぐとともに、出隅部コーナー部分を覆う形状を予め有した出隅部コーナー用のシーリング材である。
【0110】
カバー部72は、断面略L字状に成型されていて、サイディング170の間隙148側の端部外面174およびサイディング180の端面182および外面184が構成している出隅コーナー部分を連続して覆うとともに、間隙148を塞いでいる。
【0111】
脚部78は、その両側面よりサイディング170のサイディング180側の端面172およびサイディング180のサイディング170側の端面186側へ延出する複数(実施例5においては5片)のシール片80を有している。シール片80は、例えば軟質ポリ塩化ビニルより成り、弾性変形が可能である。シール片80は、脚部78がサイディング170とサイディング180との間に差し込まれた状態で弾性変形して、サイディング170の端面172およびサイディング180の裏面186に密着している。なお、定形シーリング材70は、カバー部72の先端部分およびシール片80が、例えば軟質ポリ塩化ビニルより成り、サイディング170,180との密着性を高め、その他の部位は、例えば硬質ポリ塩化ビニルより成り、成型性を高めている。
【0112】
不定形シーリング材30は胴縁136,138をそれぞれバッカー材として間隙148内に注入されている。
【0113】
実施例6に係る目地構造の形成方法としては、まず間隙148内に適量の不定形シーリング材30を注入し、その後、定形シーリング材70をカバー部72を出隅コーナー部分に合わせて、脚部78をサイディング170とサイディング180との間に差し込むことにより形成される。
【0114】
実施例6に係る目地構造によれば、定形シーリング材70により、出隅コーナー部分のサイディング180の外方側の端面182を覆うことができるので、端面182が露出せず、外観がよい。また、いわゆるコーナー役物を用いる場合と比して、目地形成作業と同時にできるので、施工が簡単でしかもコストも安い。
【0115】
またシール片80が弾性変形することにより、寸法誤差や設計の違いによる若干のサイディング170とサイディング180との間の幅の違いに対応することができる。その他、高い防水性が得られること、不定形シール材の外的要因による劣化が防止できること、目地形成作業が容易で高い熟練度を要さないこと等は前述した実施例の場合の作用効果と同様であるので説明は省略する。
【0116】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。
【0117】
例えば、間隙内において、バッカーとなる建屋側の部材があれば、バックアップ部材は必ずしも必要ではない。
【0118】
また、定形シーリング材の材質は、硬質ポリ塩化ビニルおよび軟質ポリ塩化ビニルに限定されず、成型性および弾性変形可能で密着性に優れた材質であれば、他の材質でもよい。
【0119】
なお、実施例1から実施例6の目地構造を備えたサイディング材付き外壁パネルを予め工場で製造しておけば、現場においては目地形成作業を要せず、大幅な施工時間の短縮が可能となる。
【0120】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、外壁部材間に高い防水性が確保された目地構造を得ることができる。また、定形シーリング材の継ぎ目が生じる部分においても、定形シーリング材の継ぎ目は不定形シーリング材により埋めることができるので、高い防水性を得ることができる。
【0121】
しかも、定形シーリング材が間隙を塞ぐので、不定形シーリング材は定形シーリング材に覆われて露出せず、紫外線や雨等にさらされないので、外的要因による劣化を受けやすい不定形シーリング材の劣化を防止することができ、かつ外観もよい。
【0122】
また、不定形シーリング材と定形シーリング材よりなるシール構造であるので、間隙内に、防水に必要でかつ適量の不定形シーリング材をまんべんなく充填することを要する、不定形シーリング材のみで形成される目地構造と比して、目地形成作業が容易で高い熟練度を要さない。
【0123】
定形シーリング材の継ぎ目が生じる部分においても、定形シーリング材の継ぎ目は不定形シーリング材により埋めることができるので、高い防水性を得ることができる。
【0124】
また、請求項1記載の発明と同様に、外壁部材間に高い防水性が確保された目地構造を得ることができることに加えて、外壁部材間の間隙の底が深い場合等、建築物側の部材にバックアップ材がない場合でも、不定形シーリング材の流入を防止でき、間隙内への不定形シーリング材の注入が可能である。
【0125】
また、定形シーリング材がバックアップ部材により保持されるので定形シーリング部材が安定して取付けられる。
【0126】
【0127】
請求項2記載の発明によれば、若干の寸法誤差、設計の違い等により、外壁部材間の間隙の幅が異なる場合でも、このシール片が弾性変形して外壁部材端面に密着して間隙を確実に塞ぐことができる。よって、間隙の幅の違いに対応することができ、部品点数も少なくてすむ。
【0128】
【0129】
【0130】
【0131】
【0132】
【0133】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る目地構造を示す断面図である。
【図2】実施例2に係る目地構造を示す断面図である。
【図3】同図(A)〜(C)は、実施例2に係る目地構造の施工方法を説明する斜視図である。
【図4】実施例3に係る目地構造を示す断面図である。
【図5】実施例4に係る目地構造を示す断面図である。
【図6】実施例5に係る目地構造を示す断面図である。
【図7】実施例6に係る目地構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10,11,200,91,70 定形シール材
12,13,202,93 被覆部
72 カバー部
14,17,204,97,78 脚部
20,50,40,60 バックアップ部材
30 不定形シーリング材
56,208,64,66 シール片
110a,110b,116a,116b,150a,150b,154,170,180 サイディング
130,132a,132b,134,136,138 胴縁
140,142,144,146 間隙
102a,102b 仕上げ材付き外壁パネル
160 サッシ枠
Claims (2)
- 建築物外壁本体に設けられる外壁部材間の間隙を塞ぐ目地構造において、
前記間隙内に注入されて少なくともその一部が前記外壁部材の対向する両端面に接触する不定形シーリング材と、
前記不定形シーリング材の外方側に配置され、前記間隙を構成する前記外壁部材の端面領域に密着されて前記間隙を塞ぐ定形シーリング材と、
前記不定形シーリング材より内方側に配置され、前記定形シーリング材を保持するとともに、前記不定形シーリング材の前記外壁部材の裏側への流入を防止する、バックアップ部材とを含み、
前記バックアップ部材は、基幹部の側壁から前記外壁部材の端面側へ連続して延出し、前記外壁部材の端面に密着するシール片を両側壁に有し、
前記シール片は、それぞれ直線部と湾曲部からなる断面輪状に形成されていることを特徴とする目地構造。 - 請求項1において、
前記定形シーリング材は、前記外壁部材の端面側へ延出し、前記外壁部材の端面に密着するシール片を有していることを特徴とする目地構造。
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