JP3621178B2 - エンジン駆動空気調和機 - Google Patents

エンジン駆動空気調和機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス燃料等で駆動するエンジンにより、冷媒コンプレッサを駆動するエンジン駆動空気調和機の制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、エンジン駆動空気調和機に関する技術は公知とされている。例えば、特開平6−248944号公報に記載の技術の如くである。
これは、ガス燃料でエンジンが駆動され、冷媒コンプレッサを駆動するものである。このガス燃料で冷媒コンプレッサを駆動するエンジン駆動空気調和機において、特に、排気ガス中の排熱回収を図る場合に、有害酸性水の排出の改善およびその制御が困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は次の如くである。
従来技術において、排気中のドレン水が排気管内で凝縮し、PH値が低く酸性となり、排気管や基台コンクリートの腐蝕の原因となる。
本発明は、このような腐蝕の発生を阻止するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明が解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
エンジン駆動空気調和機において、ミストセパレータ11及びミストセパレータ11に到るまでの排気経路で、排気ガスと分離されたエンジン排気中のドレン水を中和する中和タンク6を設け、該中和タンク6のドレン水入口9をドレン水出口部10より低位置とし、前記ミストセパレータ11からのドレン水導通路12と、ミストセパレータ11に到るまでの排気経路で、排気ガスと分離されたドレン水導通路8との合流部を、前記ドレン水出口部10より高位置としたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のエンジン駆動空気調和機の正面図、
図2は同じく本発明のエンジン駆動空気調和機の平面図、
図3は同じく本発明のエンジン駆動空気調和機の内部構造を示す正面図である。
【0006】
図4は給湯器への温水取出機構を具備した冷却水回路の図面、
図5は温水取出機構を具備した冷却水回路の他の実施例を示す図面、
図6は温水取出機構の制御電気回路を示す図面である。
【0007】
従来から、コージェネ・冷暖房システム等において、エンジンの廃熱を温水や床暖房等に使用することは一般的に行われているが、ガス燃料により駆動するエンジンにより冷媒コンプレッサを駆動するガスヒートポンプ(GHP)システムの付加機能として、温水を出力として取り出すことは、これまで行われていない。
【0008】
その理由は、暖房において、温水を出力として取り出すことにより、空調能力を損なう為である。
本発明においては、上記の如く、温水取出時において、空調能力を損なうことの無いように、バックアップするボイラーを配置することにより、外部給湯器より温水を取り出すことが出来るように構成したものである。
【0009】
このように構成することにより、基本となるガスヒートポンプ(GHP)システムの機能を損なうことなく、また最小限度の機構の変更により、給湯機能を具備したガスヒートポンプ(GHP)システムとすることが出来るのである。
【0010】
図1と図2と図3においては、ガスヒートポンプ(GHP)システムの全体構成が図示されている。内部にエンジンEとコンプレッサー4等が配置されて、室外機Yを構成している。該室外機Yから温水取出口1が突出されている。
【0011】
一方は取出口であり、他方は戻し口であり、それぞれにバルブが付設されている。本発明においては、前記、INとOUTに構成されて温水取出口1に、バックアップボイラーBと外部給湯器Oを直列に連結した状態で付設する。
【0012】
図4と図5においては、ガスヒートポンプ(GHP)システムの内部の冷却水回路が図示されている。エンジンEの内部を冷却した冷却水は、サーモスタットT1から三方向弁V1を経て廃熱回収器5に入り、該廃熱回収器5からサーモスタットT2を経て、ラジエータRに入る。フイラキャップFCはリザーブタンクRTより冷却水を補填するものである。
【0013】
該ラジエータRを通過する冷却水は、冷却ファンFにより冷却され、ラジエータRを通過後の冷却水は冷却水ポンプP1を通過して、排ガス熱交換器Gを通過して、エンジンEの冷却水回路に戻る。
そして、エンジンEの運転直後で、冷却水温度が上昇しない場合には、サーモスタットT1からラジエータRを通過せずに直接に冷却水ポンプP1の前の位置に戻される。またサーモスタットT1から廃熱回収器5を通過した後の冷却水が、サーモスタットT2から冷却水ポンプP1の前に戻されている。
【0014】
以上のような構成において、本発明においては、図4の実施例においては、サーモスタットT1とサーモスタットT2と三方向弁V1を設け、また図5の実施例においては、これに付加して三方向弁V2を設けて、暖房状態であっても、空調機のバランスを崩すことなく、温水取出口1から温水を取出可能としたものである。
【0015】
図4の場合には、温水取出口1から給湯を行わない通常の場合には、エンジンEからの冷却水は、サーモスタットT1から三方向弁V1を通過し、廃熱回収器5に至り、廃熱回収器5を通過後にサーモスタットT2からラジエータR又は、直接ポンプP1に至る。しかし、温水取出口1から温水を取り出す指令が出た場合には、エンジンEからサーモスタットT1を経て、切り換わった三方向弁V1より、温水取出口1のOUTに至る。該温水取出口1のOUTから、バックアップボイラーBと外部給湯器Oを経て、INに戻り、サーモスタットT2からラジエータR又は直接ポンプP1に至る。
【0016】
図5の実施例の場合には、図4の場合と同様に、温水取出口1から給湯を行わない通常の場合には、エンジンEからの冷却水は、サーモスタットT1から三方向弁V1を通過し、廃熱回収器5に至り、廃熱回収器5を通過後にサーモスタットT2からラジエータR又は直接ポンプP1に至る。そして、温水を取り出す場合には、温水取出口1から温水を取り出す指令が出た場合には、エンジンEからサーモスタットT1を経て、切り換わった三方向弁V1より、温水取出口1のOUTに至る。該温水取出口1のOUTから、バックアップボイラーBと外部給湯器Oを経て、INに戻り、サーモスタットT2からラジエータR又は直接ポンプP1に至る回路は同じである。
【0017】
しかし、ガスヒートポンプ(GHP)システムの暖房能力が不足している場合には、サーモスタットT1から三方向弁V1を経て、温水取出口1のOUTに至り、バックアップボイラーBと外部給湯器Oを経てINから三方向弁V2に戻った温水は、再度廃熱回収器5に至り、廃熱回収器5で温度を放出してからサーモスタットT2に至るように構成している。即ち、バックアップボイラーBの温度を暖房にバックアップフィードするのである。
【0018】
即ち、ガスヒートポンプ(GHP)システムにより、冷房時においては、常時給湯の要求に答えることができる。但し、運転開始直後で、サーモスタットT1が設定バイパス回路のオープン温度になっていない場合には、事実上は温水は出力されず、バックアップボイラーBのみがONとなり、温水取出口1から温水を供給可能とする。
【0019】
次に暖房時においては、エンジン冷却水温度の低下を考慮して、t+Δtでかつ、冷媒高圧が空調目標高圧PHに達し、コンプレッサーに出力の余裕が存在する場合にのみ、三方向弁V1を開いて、温水取出口1から温水を取り出す。
また、暖房時に冷媒高圧が空調目標高圧PHに達しない場合には、三方向弁V1を開いた状態で、かつ、バックアップボイラーBをONとする。この時に、コンプレッサに余裕が出てくれば、給湯も可能とする。またバックアップボイラーBを大きめに設定すれば、常時給湯も可能とすることができる。
【0020】
図6においては、本発明の電気回路を図示している。給湯システムから給湯を要求する信号が出た場合に、ガスヒートポンプ(GHP)システムの側のコントローラCにより温度を判断して、三方向弁V1や三方向弁V2の切換を行うかどうかを判断する。また、バックアップボイラーBをON−OFFする信号を出す。
【0021】
図7は、排気ドレン中和装置を具備したガスヒートポンプ(GHP)システムの模式図、図8は中和タンク6の部分の側面図、図9は中和タンク6の部分の平面図である。
従来のガスヒートポンプ(GHP)システムにおいては、排気サイレンサの下部に排気ドレン水排出通路を設けて、中和タンクに導くべく構成していたが、排気ガスとドレン水が混合されたものが、中和タンクを通過する為に、水蒸気の形で中和タンクを通過した水分は中和されずに、中和タンクから排水溝に連絡する配管中で凝縮露結してPH値が4〜5となり酸性水となり、コンクリートや建物の排水管を腐蝕させたりしていた。
【0022】
本発明においては、中和タンク6には凝縮露結した水分のみを流し、水蒸気の形では通過させないように構成したものである。
この為に、排気ドレン中和装置を、次の如く、2つの部分で構成したものである。即ち、中和剤を内蔵しドレン水を一時滞留させる中和部と、中和部の入口部に位置して、排気ガスとドレン水を分離する部分の2つである。
【0023】
そして中和タンク6のドレン水入口9部は、ドレン水出口部10よりも低くして、ドレン水により水頭を生じさせる。またガス・ドレン分離部7の、ミストセパレータ11からのドレン水導通路12は、排気サイレンサ17からのドレン水導通路8よりも上に位置し 排気の圧力損失を十分に小さくするだけの通路面積を有する。図8に図示するように、ガス・ドレン分離部7のドレン水出口側7aは、中和タンク6のドレン水入口9と同じであり、中和タンク6の入口に接続される。ガス・ドレン分離部7の、排気サイレンサ17からのドレン水導通路8は、中和タンク6のドレン水出口部10よりも高い位置に設けるのである。
【0024】
図7において、エンジンEからの排気が排ガス熱交換器Gに供給される。
そして、排ガス熱交換器Gを通過した排気ガスは、排気ホース18から排気サイレンサ17に供給される。
そして、該排気サイレンサ17において、排気ガスの部分のみがミストセパレータ11に供給される。該ミストセパレータ11において、排気ガスとドレンに分離された、液の部分はドレン水導通路12を通過して、ガス・ドレン分離部7に落下される。
【0025】
また、排気サイレンサ17の下部からドレン水導通路8のホースが出ており、排気ガスがガス・ドレン分離部7に供給される。該ガス・ドレン分離部7において、分離されて、ガスの部分はドレン水導通路12よりミストセパレータ11を経て大気に排出される。またドレン液の部分はドレン水入口9から中和タンク6に供給される。該中和タンク6において、中和された廃熱回収器5のドレン水がドレン水出口部10から下水に排出されるように構成している。
【0026】
次に図10と図11において、室外機Yを複数台もつ空調機における排気還元装置について説明する。
図10は全熱交換器13が設けられているシステムにおける排気還元装置を示す図面、図11は室内熱交換器のみが設けられている場合の排気還元装置を示す図面である。
従来は、室内からの排気は室内機内の全熱交換機で熱交換した後に、大気中に放出されていた。このような従来のシステムでは、その大気中に放出していた排気の熱エネルギーが無駄となっていたのである。本発明においては、この大気中に放出していた熱エネルギーを利用して、更なる省エネを行わんとするものである。
【0027】
即ち、室内機1台に複数台の室外機が接続される外気導入型ガスヒートポンプ(GHP)システムにおいて、室内側からの排気を、室外機周辺に送風させることにより、空調運転負荷を軽減させて、省エネを行うのである。
即ち、複数の室内機X・X・・・・と複数の室外機Y・Y・・・を具備したガスヒートポンプ(GHP)システムにおいて、室内機Xの方に室内機排気温度センサー15を設け、また室外機Yの方には、室外機外気温度センサー16を設けており、両者の温度の差をインターフェンス19において判断すべく構成している。そして、冷暖房の両方の場合において、室内機Xから出て行く排気に余熱がある場合には、制御モーター21を制御し、切換ダンパー20を切換えて、室外機Yの吸入側に供給して、省エネを図るのである。
【0028】
図12は室外機Yを複数台持つガスヒートポンプ(GHP)システムにおいて空調能力マップを変更制御可能とした構成を示す図面である。
従来は、冷房期も暖房期毎に、エンジン回転数マップを1つずつしか持っていなかったのである。故に、従来は、中間期や冷房期や暖房期とも、能力の傾きが同じであり、細かな温度制御が出来ないという不具合があったのである。
本発明は、中間期や冷房期や暖房期等の空調負荷に応じて、エンジン回転数のマップを変更することにより、吹き出し温度の変動を小さくすることができ、室内の快適性を向上するものである。
【0029】
この為には、室内機Xの1台に、複数台の室外機Yが接続される外気導入型ガスヒートポンプ(GHP)システムにおいて、外気温度を検知し、空調負荷を判断し、快適性を増加する為に、エンジン回転数のマップを変更することで、吹き出し温度の変動を小さくするものである。
即ち、図12に示す如く、能力ステップに応じて、空調負荷が『低』と『中』と『高』に分けて、『中』の場合には、従来の直線的なリニアなマップを用い、『低』負荷の場合には、低能力域の分解能力を向上した谷型のマップを用いる。 また、『高』負荷の場合には、高能力域の分解能力を向上した、山型のマップを用いるのである。
【0030】
図13は外気処理ガスヒートポンプ(GHP)システムにおいて、複数の室外機Yを均等に運転して耐久性を向上させる制御機構を示す図面、図14は同じく制御のフローチャート図面、図15はローテーションの順番を示す図面、図16は実際のローテーションの実施例を示す図面である。
【0031】
従来は、複数台の室外機で構成される為に、ガスヒートポンプ(GHP)システムの起動の順番が同じであれば、室外機毎の運転時間と発停回数にバラツキが出てくる。これにより室外機のメンテナンス必要時間がそれぞれ相違することとなり、システムの耐久性に悪影響を与えていたのである。
本構成においては、システムのバラツキを無くす為に、複数の室外機Yをローテーション運転することにより、室外機Yの運転時間や発停回数を均等にするものである。
【0032】
即ち、複数のガスヒートポンプ(GHP)システムの室外機Yと,分散システムエアハンを組合わせた外気処理システムに含まれ、複数台の室外機制御回路とバス結合し、かつ1台の外気処理システムの制御回路とシリアル結合するインターフェイス回路を設けた上で、インターフェイス回路が、外気処理システム制御回路からの能力要求信号に応じて、複数台の室外機制御回路に対して個別に運転信号とエンジン回転信号を与える制御システムである。
そして、複数台の室外機Yで、システムの起動の順番をローテーション処理することにより、複数台の室外機Yを等しい運転時間と発停回数にする。
【0033】
本構成においては、外気処理システムの内、吸熱と放熱を受け持つ複数台のガスヒートポンプの制御である。
室外機Yは本来室内機Xとセットで構成されるが、外気処理システムでは、室内機Xの代わりに裸の熱交換器を室外機に相当する台数分直列に並べ、個別に室外機Yと配管接続される。
従って、室内機制御回路に相当する制御機構が無いために、室内機制御回路に代わって、通常のヒートポンプではリモコンとのインターフェイス機能を含む制御機構が必要となる。そこで本構成では、リモコンに相当する外気処理システム制御回路から、冷/暖切換信号や運転信号を含む能力要求信号を各室外機制御回路に伝達し、各室外機制御回路からの運転状態信号や故障信号を一括して、外気処理システム制御回路に伝達するインターフェイス回路を設けるものである。
【0034】
各室外機Yとインターフェイス回路の間は、通常ヒートポンプと同様のバス方式のシリアル通信で接続し、インターフェイス回路と外気処理システムの間につていも、能力要求信号はアナログ信号、シリアル通信で結合する。
またインターフェイス回路内では、外気処理システム制御回路からの能力要求信号に応じて、各室外機Yへの運転信号と、室外機Y毎の能力制御を行う為のエンジン回転数信号を決定し、送信することにより、外気処理システムの能力制御が、トータル的にかつ広い範囲に可能となる。
【0035】
複数の室外機Yにおいて、起動の順番をシステム始動毎にローテーション運転処理を行う。これにより、複数台の室外機Yを均等の運転時間と発停回数にすることができる。これによりガスヒートポンプ(GHP)システム全体の耐久性能を向上させるのである。
【0036】
本構成では、エンジン駆動空気調和機において、温水取出口1より温水を取出可能とし、該温水取出口1のOUTから、外部給湯器Oに温水を供給する回路内に、バックアップボイラーBを介装したので、エンジン駆動空気調和機としての機能を損なうことなく、温水取出口1から温水出力を得ることができるようになったのである。
また、もし暖房時の空調バランスが崩れそうになっても、バックアップボイラーBからの熱量により、熱バランスを回復させることが出来るので、暖房能力を向上させることが出来たのである。
【0037】
本構成では、複数台の室外機を具備したエンジン駆動空気調和機において、室内側からの排気を室外機周辺に送風可能とする切換ダンパー20を設け、室内機排気温度センサー15と室外機外気温度センサー16の検出値を判断するインターフェイス回路により該切換ダンパー20を切換えるべく構成したので、従来は室内からの排気として捨てられていた余剰の熱量を、再度、室外機において利用することが出来るので、運転負荷を軽減し、かつ省エネ効果を発揮することが出来るのである。
【0038】
本構成では、エンジン駆動空気調和機において、外気温度センサーの検出値により空調負荷を判断し、エンジン回転数の設定値マップを変更すべく構成したので、冷房時と中間時と暖房時に応じて、空調能力の調整を細かに行うことが可能となり、吹き出し温度の変動を小さくすることが出来るようになったのである。
【0039】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
エンジン駆動空気調和機であって、エンジン排気中のドレン水の中和タンク6内の溜部に、中和剤を入れて排水する構成において、該中和タンク6のドレン水入口9がドレン水出口部10よりも低位置で、かつ、ドレン水導通路8の合流部を、ドレン水出口部10よりも高位置に配置したので、
中和タンク6内にドレン水が常時滞留し、その水圧により排気ガスがドレン水出口部10より吹き出ることを防止できるのである。
また、水蒸気のかたちで、ドレン水導通路8から中和タンク6を通過してドレン水出口部10の外部に排出されてしまう排気ドレンがなくなり、これが凝縮露化することにより発生する酸性廃液が、コンクリートや建物の基礎を腐蝕させることが無くなったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジン駆動空気調和機の正面図。
【図2】同じく本発明のエンジン駆動空気調和機の平面図。
【図3】同じく本発明のエンジン駆動空気調和機の内部構造を示す正面図。
【図4】給湯器への温水取出機構を具備した冷却水回路の図面。
【図5】温水取出機構を具備した冷却水回路の他の実施例を示す図面。
【図6】温水取出機構の制御電気回路を示す図面。
【図7】排気ドレン中和装置を具備したガスヒートポンプ(GHP)システムの模式図。
【図8】中和タンク6の部分の側面図。
【図9】中和タンク6の部分の平面図。
【図10】全熱交換器13が設けられているシステムにおける排気還元装置を示す図面。
【図11】室内熱交換器のみが設けられている場合の排気還元装置を示す図面。
【図12】室外機Yを複数台持つガスヒートポンプ(GHP)システムにおいて空調能力マップを変更制御可能とした構成を示す図面。
【図13】外気処理ガスヒートポンプ(GHP)システムにおいて、複数の室外機Yを均等に運転して耐久性を向上させる制御機構を示す図面。
【図14】同じく制御のフローチャート図面。
【図15】ローテーションの順番を示す図面。
【図16】実際のローテーションの実施例を示す図面。
【符号の説明】
B バックアップボイラー
T1,T2 サーモスタット
V1,V2 三方向弁
E エンジン
O 外部給湯器
G 排ガス熱交換器
X 室内機
Y 室外機
1 温水取出口
4 コンプレッサー
5 廃熱回収器
6 中和タンク
7 ガス・ドレン分離部
ドレン水導通路
9 ドレン水入口
10 ドレン水出口部
12 ドレン水導通路

Claims (1)

  1. エンジン駆動空気調和機において、ミストセパレータ11及びミストセパレータ11に到るまでの排気経路で、排気ガスと分離されたエンジン排気中のドレン水を中和する中和タンク6を設け、該中和タンク6のドレン水入口9をドレン水出口部10より低位置とし、
    前記ミストセパレータ11からのドレン水導通路12と、ミストセパレータ11に到るまでの排気経路で、排気ガスと分離されたドレン水導通路8との合流部を、前記ドレン水出口部10より高位置としたことを特徴とするエンジン駆動空気調和機。
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