JP3618049B2 - 液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶表示装置の駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の駆動方法にはシングルスキャンとデュアルスキャンという2つの走査方法があり、シングルスキャンは表示画面を上から順番に走査する方法であり、デュアルスキャンは表示画面を上下の2分割し、2画面を同時に走査する方法である。これらの駆動方法を図3〜図6により説明する。
【0003】
シングルスキャンを図3と図4により述べる。図3は液晶表示装置Aに対するシングルスキヤンのブロック図、図4はタイミング図である。
21は表示パネル、22は表示パネル21の縦(列)方向の電圧を制御する信号側ドライバ、23は表示パネル21の横(行)方向の電圧を制御する走査側ドライバである。
【0004】
そして、シングルスキャン用走査クロックであるSLP7によって走査電極を上から順次1本ずつ走査する。一方、シングルスキャン用データであるSDATA12は信号側ドライバ22に取り込まれているが、その際、シングルスキャン用クロックパルスであるSCP8によってSDATA12を表示パネル21に出力する。このような方法でもってすべての走査電極を走査し、これによって1画面を表示している。
【0005】
たとえば、表示パネル21での表示画面の解像度が600×480である場合には、SLP7は1ライン目から480ライン目まで走査して1画面を表示する。480ライン目を走査した後、最初の1ライン目に戻るタイミングをシングルスキャン用走査開始信号であるSFRM6でおこなっている。その際、画面を表示するのに必要なSLP数は480であるが、CRTと同時に液晶表示装置を表示するサイマルスキャンの場合には480以上のSLPが出力される。図4に示すサイマルスキャンのタイミングによれば、SLP数が2発余分に出力されている。
【0006】
つぎにデュアルスキャンを図5と図6により説明する。
図5は液晶表示装置Bのブロック図、図6はタイミング図であって、表示パネル24の表示画面は上下二つに分けられ、それぞれの表示画面24a、24bは別々のドライバによって駆動電圧が制御されている。
【0007】
デュアルスキャン用走査クロックであるDLP2は上画面用走査側ドライバ23aと下画面用走査側ドライバ23bに入力され、各表示画面24a、24bのそれぞれの走査電極を同時に1本ずつ走査する。たとえば、1ライン目と241ライン目、2ライン目と242ライン目は同時に走査される。このように同時走査するには、デュアルスキャン用クロックパルスであるDCP3によってUD4(上画面側データ)は上画面用信号側ドライバ22aに、LD5(下画面側データ)は下画面用信号側ドライバ22bに取り込まれ、さらにDLP2のタイミングでもって表示パネル24へ出力される。
【0008】
したがって、1画面を表示するのに必要なDLP数は240発であり、240ライン目と480ライン目を同時走査した後、1ライン目、241ライン目に戻るタイミングをデュアルスキャン用走査開始信号であるDFRM1によりとっている。すなわち、同じ解像度であれば、1画面を表示するのに必要なDLP数はSLP数の半分であり、クロック周波数が同じであれば、DFRM周期もSFRM周期の半分となる。図6は各信号のサイマルスキャン時のタイミング例であり、DLP数が2発余分に出力されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上のとおり、デュアルスキャンタイプの液晶表示装置によれば、シングルスキャンタイプの液晶表示装置と比べ走査速度が2倍にまで上がり、優れた画質が得られるが、その反面、表示画面24aには上画面用走査側ドライバ23aと上画面用信号側ドライバ22aとを、他方の表示画面24bには下画面用走査側ドライバ23bと下画面用信号側ドライバ22bとを設ける必要があり、このように余分に信号電極駆動回路を設けることで、生産コストが高くなっていた。
【0010】
一方、シングルスキャンタイプの液晶表示装置においては、さまざまな技術改良によって画質が改善され、デュアルスキャンタイプの液晶表示装置に比して大差ない水準にまで向上している。そこで、上記のような生産コストの上昇に鑑み、コスト削減のためにデュアルスキャンタイプのものをシングルスキャンタイプに交換できることが望まれる。
【0011】
しかしながら、市場の主流はデュアルスキャンであり、インターフェイスもデュアルスキャン用のものが大半を占めているので、インターフェイスごとシングルスキャンタイプに交換するのが難しかった。
【0012】
したがって本発明の目的はインターフェイスを交換することもなく、デュアルスキャンタイプの液晶表示装置にて使用される駆動信号を受けてシングルスキャンタイプの液晶表示装置を駆動させ、これによって信号電極駆動回路数の増大させず、その結果、生産コストを下げることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の液晶表示装置の駆動方法は、デュアルスキャン用走査開始信号毎に上画面側データと下画面側データとを交互に選択し出力するデータ切り換え手段、上記デュアルスキャン用走査開始信号を1/2に分周しシングルスキヤン用走査開始信号に変換する走査開始信号分周手段、およびサイマルスキャン時の余分な走査クロックを削除する走査クロック削除手段、該走査クロック削除手段の作動時に画面表示をOFFさせる画面表示OFF信号発生手段とを設け、デュアルスキャン用の駆動信号を受けてシングルスキヤンタイプの液晶表示装置を駆動せしめることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の液晶表示装置の駆動方法を図1と図2により説明する。
図1は液晶表示装置Cのブロック図、図2はサイマルスキャン時の駆動信号のタイミング図である。なお、前記液晶表示装置Aおよび液晶表示装置Bと同一箇所には同一符号を付す。
【0015】
液晶表示装置Cはシングルスキャン用液晶表示装置25と、デュアルスキャンタイプ用の駆動信号をシングルスキャン信号に変換する信号変換手段100とからなり、シングルスキャン用液晶表示装置25は前記液晶表示装置Aにて使用された表示パネル21に対し、同様に縦(列)方向の電圧を制御する信号側ドライバ22、表示パネル21の横(行)方向の電圧を制御する走査側ドライバ23とを配設したものである。
【0016】
信号変換手段100において、101はデュアルスキャン用走査開始信号が一つ毎にUD4(上画面側データ)と下画面側のデータ5とを交互に選択し、出力するデータ切り換え手段、103は一つのデュアルスキャン用走査開始信号を1/2に分周しシングルスキャン用走査開始信号6に変換する走査開始信号分周手段、102はサイマルスキャン時の余分な走査クロックを削除する走査クロック削除手段、104はこの削除中画面表示をOFFさせる画面表示OFF信号発生手段である。
【0017】
上記構成の液晶表示装置Cはつぎのように駆動する。
まず、デュアルスキャン信号の走査開始信号であるDFRMlと、デュアルスキャン用走査クロックであるDLP2は走査クロック削除手段102に入力される。走査クロック削除手段102では1DFRM期間のDLP数をカウントし、画面表示に必要なDLP数をカウントし終えると、データ切り換えクロックであるDSCLK9を出力する。その際、サイマルスキャンによって不必要なDLPが存在する場合には、DSCLK9とDFRM1とで生成されたLPMSK10(走査クロック削除信号)によって、不必要なDLPは削除され、残りがシングルスキャン用の走査クロックであるSLP7として出力される。
【0018】
以上を図2でもって詳細に説明する。まずDFRMlの立ち上がりからDLP2のカウントが始まり、そして、1画面を表示するのに必要なDLP数をカウントし終えると最後のDLPの立ち下がりによってDSCLK9が出力される。このDSCLK9によってLPMSK10がLOWレベル(以下、Lレベル)に引き下げられ、つぎのDFRMlの立ち上がりでHIレベル(以下、Hレベル)に戻る。LPMSK10がLレベルにある間にDLPが存在すると、そのDLPは削除される。図2において、一つ目のDFRMl周期ではLPMSK10がLレベルの間にDLPが存在せず、すなわち余分なDLPが存在しないためDLPは削除されない。つぎのDFRMl周期ではLPMSK10がLレベルにある間2発のDLPが発生する。この2発が余分なDLPであり、SLP7ではこの2発が削除されている。
【0019】
また、このLPMSK10とDLP2は画面表示OFF信号発生手段104に入力され、SDISP13(画面表示OFF信号)を生成する。この信号によって余分なDLPが出力されている間、画像の表示をOFFし、パネルの実効電圧を調整する。
【0020】
一方、DFRM1は走査開始信号分周手段103によって1/2に分周され、シングルスキャン用の走査開始信号SFRM6となる。
【0021】
つぎに、データ切り換え手段101においてデータ切り換え信号DSllがDSCLK9によって生成される。DS11はDSCLK9の立ち上がりによってHレベルとLレベルを交互に出力する。図2では初めにHレベルであったDS11がDSCLK9の立ち上がりによってLレベルになり、つぎのDSCLK9の立ち上がりによって再びHレベルに戻っている。DS11がHレベルにある間UD4(上画面側データ)が選択、出力され、LレベルにあるときにはLD5(下画面側データ)が選択、出力される。このようにシングルスキャン用のデータSDATA12は生成される。また、UD選択期間にSFRMが立ち上がるようにDS11とSFRM6を同期させる。この作業をおこなうことによってUD4とLD5が上下逆に出力されないようにする。
【0022】
なお、このように変換したもの以外の信号についてはデュアルスキャンのものをそのままシングルスキャンの信号として使用すればよい。
【0023】
かくして本発明の駆動方法によれば、上記構成の信号変換手段100をシングルスキャン用液晶表示装置25に設けることで、デュアルスキャンタイプ用の駆動信号をシングルスキャン信号に変換することができた。
【0024】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明の液晶表示装置の駆動方法によれば、シングルスキヤンタイプの液晶表示装置に対し、デュアルスキャン用走査開始信号毎に上画面側データと下画面側データとを交互に選択し出力するデータ切り換え手段、デュアルスキャン用走査開始信号を1/2に分周しシングルスキヤン用走査開始信号に変換する走査開始信号分周手段、サイマルスキャン時の余分な走査クロックを削除する走査クロック削除手段、この削除中に画面表示をOFFさせる画面表示OFF信号発生手段とを設けたことで、インターフェイスを交換することもなく、デュアルスキャンタイプの液晶表示装置にて使用される駆動信号を受けてシングルスキャンタイプの液晶表示装置を駆動させることでき、これによって信号電極駆動回路をさらに増大させる必要もなく、その結果、低コストの液晶表示装置が提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示装置のブロック図である。
【図2】本発明の液晶表示装置の駆動方法におけるタイミング図である。
【図3】従来の駆動方法に係る液晶表示装置のブロック図である。
【図4】従来の液晶表示装置の駆動方法におけるタイミング図である。
【図5】従来の駆動方法に係る液晶表示装置のブロック図である。
【図6】従来の液晶表示装置の駆動方法におけるタイミング図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶表示装置の駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の駆動方法にはシングルスキャンとデュアルスキャンという2つの走査方法があり、シングルスキャンは表示画面を上から順番に走査する方法であり、デュアルスキャンは表示画面を上下の2分割し、2画面を同時に走査する方法である。これらの駆動方法を図3〜図6により説明する。
【0003】
シングルスキャンを図3と図4により述べる。図3は液晶表示装置Aに対するシングルスキヤンのブロック図、図4はタイミング図である。
21は表示パネル、22は表示パネル21の縦(列)方向の電圧を制御する信号側ドライバ、23は表示パネル21の横(行)方向の電圧を制御する走査側ドライバである。
【0004】
そして、シングルスキャン用走査クロックであるSLP7によって走査電極を上から順次1本ずつ走査する。一方、シングルスキャン用データであるSDATA12は信号側ドライバ22に取り込まれているが、その際、シングルスキャン用クロックパルスであるSCP8によってSDATA12を表示パネル21に出力する。このような方法でもってすべての走査電極を走査し、これによって1画面を表示している。
【0005】
たとえば、表示パネル21での表示画面の解像度が600×480である場合には、SLP7は1ライン目から480ライン目まで走査して1画面を表示する。480ライン目を走査した後、最初の1ライン目に戻るタイミングをシングルスキャン用走査開始信号であるSFRM6でおこなっている。その際、画面を表示するのに必要なSLP数は480であるが、CRTと同時に液晶表示装置を表示するサイマルスキャンの場合には480以上のSLPが出力される。図4に示すサイマルスキャンのタイミングによれば、SLP数が2発余分に出力されている。
【0006】
つぎにデュアルスキャンを図5と図6により説明する。
図5は液晶表示装置Bのブロック図、図6はタイミング図であって、表示パネル24の表示画面は上下二つに分けられ、それぞれの表示画面24a、24bは別々のドライバによって駆動電圧が制御されている。
【0007】
デュアルスキャン用走査クロックであるDLP2は上画面用走査側ドライバ23aと下画面用走査側ドライバ23bに入力され、各表示画面24a、24bのそれぞれの走査電極を同時に1本ずつ走査する。たとえば、1ライン目と241ライン目、2ライン目と242ライン目は同時に走査される。このように同時走査するには、デュアルスキャン用クロックパルスであるDCP3によってUD4(上画面側データ)は上画面用信号側ドライバ22aに、LD5(下画面側データ)は下画面用信号側ドライバ22bに取り込まれ、さらにDLP2のタイミングでもって表示パネル24へ出力される。
【0008】
したがって、1画面を表示するのに必要なDLP数は240発であり、240ライン目と480ライン目を同時走査した後、1ライン目、241ライン目に戻るタイミングをデュアルスキャン用走査開始信号であるDFRM1によりとっている。すなわち、同じ解像度であれば、1画面を表示するのに必要なDLP数はSLP数の半分であり、クロック周波数が同じであれば、DFRM周期もSFRM周期の半分となる。図6は各信号のサイマルスキャン時のタイミング例であり、DLP数が2発余分に出力されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上のとおり、デュアルスキャンタイプの液晶表示装置によれば、シングルスキャンタイプの液晶表示装置と比べ走査速度が2倍にまで上がり、優れた画質が得られるが、その反面、表示画面24aには上画面用走査側ドライバ23aと上画面用信号側ドライバ22aとを、他方の表示画面24bには下画面用走査側ドライバ23bと下画面用信号側ドライバ22bとを設ける必要があり、このように余分に信号電極駆動回路を設けることで、生産コストが高くなっていた。
【0010】
一方、シングルスキャンタイプの液晶表示装置においては、さまざまな技術改良によって画質が改善され、デュアルスキャンタイプの液晶表示装置に比して大差ない水準にまで向上している。そこで、上記のような生産コストの上昇に鑑み、コスト削減のためにデュアルスキャンタイプのものをシングルスキャンタイプに交換できることが望まれる。
【0011】
しかしながら、市場の主流はデュアルスキャンであり、インターフェイスもデュアルスキャン用のものが大半を占めているので、インターフェイスごとシングルスキャンタイプに交換するのが難しかった。
【0012】
したがって本発明の目的はインターフェイスを交換することもなく、デュアルスキャンタイプの液晶表示装置にて使用される駆動信号を受けてシングルスキャンタイプの液晶表示装置を駆動させ、これによって信号電極駆動回路数の増大させず、その結果、生産コストを下げることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の液晶表示装置の駆動方法は、デュアルスキャン用走査開始信号毎に上画面側データと下画面側データとを交互に選択し出力するデータ切り換え手段、上記デュアルスキャン用走査開始信号を1/2に分周しシングルスキヤン用走査開始信号に変換する走査開始信号分周手段、およびサイマルスキャン時の余分な走査クロックを削除する走査クロック削除手段、該走査クロック削除手段の作動時に画面表示をOFFさせる画面表示OFF信号発生手段とを設け、デュアルスキャン用の駆動信号を受けてシングルスキヤンタイプの液晶表示装置を駆動せしめることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の液晶表示装置の駆動方法を図1と図2により説明する。
図1は液晶表示装置Cのブロック図、図2はサイマルスキャン時の駆動信号のタイミング図である。なお、前記液晶表示装置Aおよび液晶表示装置Bと同一箇所には同一符号を付す。
【0015】
液晶表示装置Cはシングルスキャン用液晶表示装置25と、デュアルスキャンタイプ用の駆動信号をシングルスキャン信号に変換する信号変換手段100とからなり、シングルスキャン用液晶表示装置25は前記液晶表示装置Aにて使用された表示パネル21に対し、同様に縦(列)方向の電圧を制御する信号側ドライバ22、表示パネル21の横(行)方向の電圧を制御する走査側ドライバ23とを配設したものである。
【0016】
信号変換手段100において、101はデュアルスキャン用走査開始信号が一つ毎にUD4(上画面側データ)と下画面側のデータ5とを交互に選択し、出力するデータ切り換え手段、103は一つのデュアルスキャン用走査開始信号を1/2に分周しシングルスキャン用走査開始信号6に変換する走査開始信号分周手段、102はサイマルスキャン時の余分な走査クロックを削除する走査クロック削除手段、104はこの削除中画面表示をOFFさせる画面表示OFF信号発生手段である。
【0017】
上記構成の液晶表示装置Cはつぎのように駆動する。
まず、デュアルスキャン信号の走査開始信号であるDFRMlと、デュアルスキャン用走査クロックであるDLP2は走査クロック削除手段102に入力される。走査クロック削除手段102では1DFRM期間のDLP数をカウントし、画面表示に必要なDLP数をカウントし終えると、データ切り換えクロックであるDSCLK9を出力する。その際、サイマルスキャンによって不必要なDLPが存在する場合には、DSCLK9とDFRM1とで生成されたLPMSK10(走査クロック削除信号)によって、不必要なDLPは削除され、残りがシングルスキャン用の走査クロックであるSLP7として出力される。
【0018】
以上を図2でもって詳細に説明する。まずDFRMlの立ち上がりからDLP2のカウントが始まり、そして、1画面を表示するのに必要なDLP数をカウントし終えると最後のDLPの立ち下がりによってDSCLK9が出力される。このDSCLK9によってLPMSK10がLOWレベル(以下、Lレベル)に引き下げられ、つぎのDFRMlの立ち上がりでHIレベル(以下、Hレベル)に戻る。LPMSK10がLレベルにある間にDLPが存在すると、そのDLPは削除される。図2において、一つ目のDFRMl周期ではLPMSK10がLレベルの間にDLPが存在せず、すなわち余分なDLPが存在しないためDLPは削除されない。つぎのDFRMl周期ではLPMSK10がLレベルにある間2発のDLPが発生する。この2発が余分なDLPであり、SLP7ではこの2発が削除されている。
【0019】
また、このLPMSK10とDLP2は画面表示OFF信号発生手段104に入力され、SDISP13(画面表示OFF信号)を生成する。この信号によって余分なDLPが出力されている間、画像の表示をOFFし、パネルの実効電圧を調整する。
【0020】
一方、DFRM1は走査開始信号分周手段103によって1/2に分周され、シングルスキャン用の走査開始信号SFRM6となる。
【0021】
つぎに、データ切り換え手段101においてデータ切り換え信号DSllがDSCLK9によって生成される。DS11はDSCLK9の立ち上がりによってHレベルとLレベルを交互に出力する。図2では初めにHレベルであったDS11がDSCLK9の立ち上がりによってLレベルになり、つぎのDSCLK9の立ち上がりによって再びHレベルに戻っている。DS11がHレベルにある間UD4(上画面側データ)が選択、出力され、LレベルにあるときにはLD5(下画面側データ)が選択、出力される。このようにシングルスキャン用のデータSDATA12は生成される。また、UD選択期間にSFRMが立ち上がるようにDS11とSFRM6を同期させる。この作業をおこなうことによってUD4とLD5が上下逆に出力されないようにする。
【0022】
なお、このように変換したもの以外の信号についてはデュアルスキャンのものをそのままシングルスキャンの信号として使用すればよい。
【0023】
かくして本発明の駆動方法によれば、上記構成の信号変換手段100をシングルスキャン用液晶表示装置25に設けることで、デュアルスキャンタイプ用の駆動信号をシングルスキャン信号に変換することができた。
【0024】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明の液晶表示装置の駆動方法によれば、シングルスキヤンタイプの液晶表示装置に対し、デュアルスキャン用走査開始信号毎に上画面側データと下画面側データとを交互に選択し出力するデータ切り換え手段、デュアルスキャン用走査開始信号を1/2に分周しシングルスキヤン用走査開始信号に変換する走査開始信号分周手段、サイマルスキャン時の余分な走査クロックを削除する走査クロック削除手段、この削除中に画面表示をOFFさせる画面表示OFF信号発生手段とを設けたことで、インターフェイスを交換することもなく、デュアルスキャンタイプの液晶表示装置にて使用される駆動信号を受けてシングルスキャンタイプの液晶表示装置を駆動させることでき、これによって信号電極駆動回路をさらに増大させる必要もなく、その結果、低コストの液晶表示装置が提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示装置のブロック図である。
【図2】本発明の液晶表示装置の駆動方法におけるタイミング図である。
【図3】従来の駆動方法に係る液晶表示装置のブロック図である。
【図4】従来の液晶表示装置の駆動方法におけるタイミング図である。
【図5】従来の駆動方法に係る液晶表示装置のブロック図である。
【図6】従来の液晶表示装置の駆動方法におけるタイミング図である。
Claims (1)
- デュアルスキャン用走査開始信号毎に上画面側データと下画面側データとを交互に選択し出力するデータ切り換え手段、上記デュアルスキャン用走査開始信号を1/2に分周しシングルスキヤン用走査開始信号に変換する走査開始信号分周手段、およびサイマルスキャン時の余分な走査クロックを削除する走査クロック削除手段、該走査クロック削除手段の作動時に画面表示をOFFさせる画面表示OFF信号発生手段とを設け、デュアルスキャン用の駆動信号を受けてシングルスキヤンタイプの液晶表示装置を駆動せしめることを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27843298A JP3618049B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 液晶表示装置の駆動方法 |
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JP27843298A JP3618049B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 液晶表示装置の駆動方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000111874A JP2000111874A (ja) | 2000-04-21 |
JP3618049B2 true JP3618049B2 (ja) | 2005-02-09 |
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ID=17597273
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JP (1) | JP3618049B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101681605B (zh) * | 2007-05-30 | 2012-06-06 | 夏普株式会社 | 扫描信号线驱动电路、显示装置及其驱动方法 |
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JP3710728B2 (ja) * | 2001-06-29 | 2005-10-26 | シャープ株式会社 | 液晶駆動装置 |
JP2005129023A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-05-19 | Japan Research Institute Ltd | 行政管理支援方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラムおよび行政管理支援システム |
JP4821194B2 (ja) * | 2005-07-11 | 2011-11-24 | ソニー株式会社 | 信号処理装置、信号処理方法及びプログラム |
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1998
- 1998-09-30 JP JP27843298A patent/JP3618049B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN101681605B (zh) * | 2007-05-30 | 2012-06-06 | 夏普株式会社 | 扫描信号线驱动电路、显示装置及其驱动方法 |
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JP2000111874A (ja) | 2000-04-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041029 |
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