JP3613071B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はNTSC、PAL等の従来の標準テレビジョン方式、あるいは、コンピュータのビデオフォーマットであるVGA等に対応した通常画素数の固体撮像素子を3枚あるいは4枚使用して、固体撮像素子の画素数の4倍の画素数に相当する高精細度の画像信号を出力することができる撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルスチルカメラとして100万画素を越える有効画素数を持つデジタルスチルカメラが商品化されている。このような高精細度の画像信号の撮影が容易になり、その利用も急速に進んでいる。
3板式の撮像装置において、緑用の固体撮像素子の空間位置に対して斜めにずらした赤用および青用固体撮像素子を配置し、これらの固体撮像素子からの出力信号を補間した信号に基づいて低域輝度信号および高域輝度信号を生成し、この低域輝度信号と高域輝度信号とから輝度信号を合成することにより、固体撮像素子の解像度を2倍以上にすることができる撮像装置が提案されている。(特開平6−217330号公報、特開平6−315115号公報)このような撮像装置では汎用の固体撮像素子を利用して高解像度の映像信号を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特に、パソコン(PC)用の高精細度ディスプレィモニタへの表示に適した高精細度プログレッシブスキャン(順次走査)方式の撮像装置を実現する場合は、上述した100万画素を越える固体撮像素子は静止画撮影用であり、最大でも1秒あたり15フレーム以下の出力であり、動画の出力は不可能であった。
また、有効画素数が100万画素以上の動画撮影装置としてはHDTV(ハイビジョン)方式の撮像装置が実用化されているが、HDTVの場合は、出力信号がインターレース(飛び越し走査)であり、垂直高周波成分が存在する画像の場合はラインフリッカーによるちらつきが見えるたり、パソコン(PC)用ディスプレィモニターとして普及してきている液晶ディスプレィモニターへの表示には適さないという問題点を有していた。
さらに、特開平6−217330号公報、特開平6−315115号公報に開示されている撮像装置は低域輝度信号の各画素の通過帯域特性が大きく異なっていることと、高域輝度信号に低域輝度信号成分が含まれているため、低域輝度信号と高域輝度信号とから広帯域輝度信号を生成する際に、図6に示されるように低域輝度信号および高域輝度信号をさらに各ローパスフィルター(LPF)を通過させ、前記高域輝度信号から前記高域輝度信号を前記LPFを通過させた信号を減算して信号に、前記低域信号を前記LPFを通過させた信号を加算させるという複雑な信号処理が必要になり、回路規模のコスト増大の要因となるという問題点も有していた。
【0004】
本発明はこの点に着目してなされたものであり、現在安価に入手可能な汎用のVGA対応の全画素読み出し方式の固体撮像素子を3枚あるいは4枚使用することにより、VGAの4倍の画素数に相当する高精細度なプログレッシブスキャン(順次走査)方式のパソコン(PC)用の液晶ディスプレィへの表示に適した動画の撮像ができる撮像装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明にかかる撮像装置は、入射光を色分解して緑(G)、赤(R)、青(B)の各色光を得る色分解光学系と、全画素読み出し方式の前記緑(G)光を受光し光電変換してG信号を出力する第1の固体撮像素子と、全画素読み出し方式の前記赤(R)光を受光し光電変換してR信号を出力する第2の固体撮像素子と、全画素読み出し方式の前記青(B)画像を受光し光電変換してB信号を出力する第3の固体撮像素子とを備え、前記第1の固体撮像素子の空間位置に対して前記第2の固体撮像素子および第3の固体撮像素子の少なくとも一方、もしくは両方を水平方向および垂直方向に関して、それぞれ前記固体撮像素子の画素ピッチの1/2倍の距離だけずらした位置に配置し、前記第1の固体撮像素子、前記第2の固体撮像素子、および前記第3の固体撮像素子からそれぞれ出力された各色の信号より生成した低周波信号と、前記各色の信号を補間して生成した補間低周波信号とを合成して前記第1の固体撮像素子、前記第2の固体撮像素子、および前記第3の固体撮像素子のそれぞれの有効画素の4倍の各色の低周波信号を生成する
第1の信号処理部と、前記第1の固体撮像素子、前記第2の固体撮像素子、および前記第3の固体撮像素子からそれぞれ出力された各色の信号より生成した高周波信号と、前記高周波信号を補間して生成した補間高周波信号とを合成して前記第1の固体撮像素子、前記第2の固体撮像素子、および前記第3の固体撮像素子のそれぞれの有効画素の4倍の高周波輝度信号を生成する第2の信号処理部と、前記第1の信号生成部より出力される前記各色の低周波信号を所定の比率で加算して低周波輝度信号を生成し、前記第2の信号生成部から出力される前記高周波輝度信号と前記低周波輝度信号とを加算して広帯域輝度信号を生成する広帯域輝度信号生成手段と、前記第1の信号生成部から出力される前記各色の低周波信号に前記第2の信号生成部から出力される前記高周波輝度信号加算して広帯域色信号を生成する広帯域色信号生成手段と、を有するように構成したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の撮像装置の第1の実施例を示す図である。図1において、1はレンズ、2は入射光をRGB各色に色分解するプリズム、3、4、5はそれぞれR用の固体撮像素子、G用の固体撮像素子、B用の固体撮像素子、6はアナログ信号処理回路部、301、401、501は相関二重サンプリング部(CDS)、302、402、502はCDS301、401、501の出力信号のレベルを調整するAGC回路、303、403、503はAD変換器、7はデジタル信号処理部、304、404、504はガンマ(γ)補正部、305、405、505は各色の低周波信号生成部(RL生成部、GL生成部、BL生成部)、701は高周波輝度信号生成部(YH生成部)、702は輝度信号処理部(Y処理部)、306、406、506はDA変換器、703は低周波輝度信号生成部(YL生成部)、704は色差信号処理部、8は出力回路部、307、407、507はローパスフィルタ(LPF)、308、408、508は75Ωドライバ部、509は輝度信号出力端子(Y)、309、409はコンポーネント形式の色信号出力端子(PR、PB)である。
【0007】
入射光はレンズ1を通過した後、プリズム2にてRGBの3色に分離され、撮像素子3、4、5に入射する。固体撮像素子3、4、5は、例えば、全画素をそのままノンインターレース走査で読み出す、全画素独立読み出しが可能な、例えば、VGA対応(水平有効画素数640画素、垂直有効画素数480画素)のものである。
【0008】
VGA対応の固体撮像素子は安価であるが画素数が少ないため、3つの固体撮像素子3、4、5を空間斜めずらしに配置して解像度を向上させる。具体的には、図2(a)(b)に示すように各色の固体撮像素子の画素ピッチをPx、垂直方向の画素ピッチをPyとした場合に、G用の固体撮像素子4の各画素に対してR用の固体撮像素子3の各画素およびB用の固体撮像素子5の各画素を、水平方向に1/2Px(図2(a))、垂直方向に1/2Py(図2(b))だけずらして配置する。
【0009】
G用の固体撮像素子4の各画素に対してR用の固体撮像素子3の各画素およびB用の固体撮像素子5の各画素をずらすのは、輝度信号を生成する際におけるG信号の寄与する比率(例えば、NTSC方式では0.59)と、R信号の寄与する比率(例えば、NTSC方式では0.30)およびB信号の寄与する比率(例えば、NTSC方式では0.11)とが同程度であるためであり、さらに、上述したように3枚の固体撮像素子を画素ずらして配置して、さらに、後述するような補間処理、つまり、に各色の映像信号の画素数を水平方向および垂直方向にそれぞれ2倍に拡大して全体として4倍の画素数となるような補間処理を行うことで解像度の向上を実現できる。
【0010】
上述したそれぞれの固体撮像素子の画素数の4倍の画素数に当てはめた場合、RGBそれぞれの色の画素が実際に存在するそれぞれの画素を示したのが図3(a)(b)(c)で、これらを合成した画素を示したのが、図3(d)である。図3(d)に示すようにR用の実在する画素とB用の実在する画素とは空間的に同一な位置に別個に存在している。
【0011】
以下に、実在する画素を用いての補間について説明する。プリズム2で色分解されたRGB各色の光線は撮像素子3、4、5にてそれぞれ光電変換されRGB信号としてアナログ信号処理部6にそれぞれ入力される。
アナログ信号処理部6ではRGB信号はそれぞれCDS301、401、501にて相関二重サンプリング処理によりS/Nが改善され、その後AGC回路302、402、502にて所定のレベルに調整され、図示せぬホワイトバランス処理部にてホワイトバランスに関する処理が施された後、AD変換器303、403、503に入力されてそれぞれデジタル信号に変換されたRGB信号はそれぞれデジタル信号処理部7に入力される。
【0012】
上述したホワイトバランスに関する信号処理については、後述するデジタル信号処理部にて行うことも可能である。
【0013】
デジタル信号処理部7ではガンマ(γ)補正部304、404、504にて、固体撮像素子3、4、5の光電変換特性による階調(色調)の非直線性を改善するための係数を各色信号に乗算するガンマ補正を施された後、垂直有効画素数480画素(実際の画素数は494画素程度)の各色信号はそれぞれ、RL生成部305、GL生成部405、BL生成部505にそれぞれ入力されて、以下に示す式(1)〜(12)に従って、Rの低周波信号RL、Gの低周波信号GL、およびBの低周波信号BLが生成される。
GL(2,2)=(G(0,2)+2G(2,2)+G(4,2)+G(2,0)+2G(2,2)+G(2,4))/8 (1)
GL(3,2)=(G(2,0)+2G(2,2)+G(2,4)+G(4,0)+2G(4,2)+G(4,4))/8 (2)
GL(2,3)=(G(0,2)+2G(2,2)+G(4,2)+G(0,4)+2G(2,4)+G(4,4))/8 (3)
GL(3,3)=(G(2,2)+G(4,2)+G(2,4)+G(4,4))/4 (4)
RL(2,2)=(R(1,1)+R(3,1)+R(1,3)+R(3,3))/4 (5)
RL(3,2)=(R(1,1)+2R(3,1)+R(5,1)+R(1,3)+2R(3,3)+R(5,3))/8 (6)
RL(2,3)=(R(1,1)+2R(1,3)+R(1,5)+R(3,1)+2R(3,3)+R(3,5))/8 (7)
RL(3,3)=(R(1,3)+2R(3,3)+R(5,3)+R(3,1)+2R(3,3)+R(3,5))/8 (8)
BL(2,2)=(B(1,1)+B(3,1)+B(1,3)+B(3,3))/4 (9)
BL(3,2)=(B(1,1)+2B(3,1)+B(5,1)+B(1,3)+2B(3,3)+B(5,3))/8 (10)
BL(2,3)=(B(1,1)+2B(1,3)+B(1,5)+B(3,1)+2B(3,3)+B(3,5))/8 (11)
BL(3,3)=(B(1,3)+2B(3,3)+B(5,3)+B(3,1)+2B(3,3)+B(3,5))/8 (12)
【0014】
ここで式(1)(8)(12)は画像が実在する位置での低周波信号の生成を示しており、残りの式は画素が実在しない位置での低周波信号の生成、つまり、実在する周囲の画素を用いた補間による生成を示している。式(1)〜(12)に従って、低周波信号を生成することにより画素が実在する位置と画素が実在しない位置において、ほぼ等しい周波数の低周波数信号が生成される。
【0015】
次に、色差信号について説明する。まず、RL生成部305、GL生成部405、BL生成部505より出力される各信号は低周波輝度信号生成部(YL生成部)703に入力され、式(13)に従って輝度低周波信号(YL)信号が生成される。式(13)はHDTVスタジオ規格のITU−R勧告709に示されている輝度・色差信号方程式である。
YL=0.7154GL+0.0721BL+0.2125RL (13)
【0016】
γ補正部304、404、504にてγ補正されたRGB信号は高周波輝度信号生成部(YH生成部)701にそれぞれ入力されて、以下に示す式(14)〜(22)に従って高周波輝度信号YHが生成される。YHHは水平高周波輝度信号を示し、YVHは垂直高周波輝度信号を示し、高周波輝度信号YHは式(14)に示されるようにYHHとYVHとの加算により求められる。式(15)〜(18)は画素が実在する位置での高周波輝度信号生成式であり、(19)〜(22)は画素が実在しない位置での高周波輝度信号生成式であり、式(15)〜(18)で求めた高周波輝度信号より補間処理することで生成される。
YH(x,y)=(YHH(x,y)+YVH(x,y))/2 (14)
YHH(2,2)=(2G(2,2)−G(0,2)−G(4,2))/4 (15)
YVH(2,2)=(2G(2,2)−G(2,0)−G(2,4))/4 (16)
YHH(3,3)=(2R(3,3)−R(1,3)−R(5,3)+2B(3,3)−B(1,3)−B(5,3))/8 (17)
YVH(3,3)=(2R(3,3)−R(3,1)−R(3,5)+2B(3,3)−B(3,1)−B(3,5))/8 (18)
YHH(3,2)=YHH(3,1)/2+YHH(3,3)/2 (19)
YVH(3,2)=YVH(2,2)/2+YVH(4,2)/2 (20)
YHH(2,3)=YHH(2,2)/2+YHH(2,4)/2 (21)
YVH(2,3)=YVH(1,3)/2+YVH(3,3)/2 (22)
【0017】
次に高周波輝度信号生成部(YH生成部)701の出力信号と低周波輝度信号生成部(YL生成部)703の出力信号とが輝度信号処理部(Y処理部)702に供給され、輝度信号処理部(Y処理部)702では式(23)に従って広帯域(高精細)輝度信号YWを生成する。Y処理部702の一例を図5に示す。
YW=YL+k1YH (23)
式(23)の係数k1は通常1以上の数値であり、k1が大きいほど高周波成分が強調されシャープな画像が得られる。但しk1を大きくしすぎると高周波のノイズも強調されることになるので、ユーザの好みに応じて可変できるように構成することも可能である。また、ノイズは信号レベルが小さいほど目立つ特徴を有しているので、k1を信号のレベルに応じて可変できるように構成してもよい。
【0018】
次に、低周波輝度信号生成部(YL生成部)703より出力される低周波輝度信号YLは、RL生成部305より出力されるRの低周波信号RL、およびBL生成部505より出力されるBの低周波信号BLと共に色差信号処理部704にも供給される。色差信号処理部704では
BL−YL、
RL−YL、
の演算により色差信号BL−YLおよびRL−YLが生成される。
【0019】
上述した広帯域(高精細)輝度信号(YW信号)、色差信号(BL−YL信号、RL−YL信号)はD/Aコンバータ506、406、306にそれぞれ入力され、それぞれアナログ信号にデジタル/アナログ変換された後に、出力回路部8に供給される。
【0020】
出力回路部8では、ローパスフィルタ(LPF)307、407、507により信号帯域外の高周波ノイズを除去した後、75Ωドライバ308、408、508にて出力インピーダンスの整合やレベル調整を行った後、出力端子309、409、509より図示しない表示装置や記録装置に出力される。
【0021】
通常、出力回路部8に入力されるBL−YL信号、RL−YL信号は図示しないレベル調整回路において、式(24)(25)に従って、PB信号、PR信号に変換される。
PB=0.5389(BL−YL) (24)
PR=0.6349(RL−YL) (25)
【0022】
なお、BL−YL信号、RL−YL信号よりPB信号、PR信号への変換は、必ずしも出力回路部8にて行う必要はなく、例えば、デジタル信号処理部7において変換処理を実行してもよい。
【0023】
また通常、出力回路部8の出力端子509、409、309より出力されるY信号、PB信号、PR信号には図示しない同期信号発生回路において生成された同期信号が画像信号のブランキング期間に付加されて出力される。この際に付加される同期信号は順次走査に対応したものである。
【0024】
結果としてγ補正部304、404、504からそれぞれ読み出された水平有効画素数640画素、垂直有効画素数480画素のそれぞれ水平方向2倍の画素数、垂直方向2倍の画素数である水平有効画素数1280画素、垂直有効画素数960画素の信号の映像信号が出力される。
【0025】
図1に示した撮像装置では、各色の広帯域信号RW、GW、BWがアナログ信号の形式で出力されるように構成された例を説明したが、デジタル信号携帯で適当なデジタルインターフェース規格に準じた形態の信号に変換して出力することも可能である。
【0026】
図4は本発明になる撮像装置の他の実施例を示す図で、図4に示した撮像装置はG信号、R信号、B信号を出力信号として出力する場合のブロック図である。図4において、デジタル信号処理部71への入力までの構成や動作については図1と同一であるので、その説明を省略する。また、図4において図1との部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0027】
図4においてデジタル信号処理部71に入力されたRGB信号は、γ補正部304、404、504にてガンマ補正された垂直有効画素480(通常は494画素程度)の信号はRL生成部305、GL生成部405、BL生成部505および高周波輝度信号生成部(YH生成部)701にそれぞれ入力される。この際には図1で説明した場合と同様に生成式(1)から(12)および式(14)から(22)に従ってYH生成部701より高周波輝度信号、およびGL生成部405、RL生成部305、BL生成部505よりそれぞれRの低周波信号RL、Gの低周波信号GL、およびBの低周波信号BLが出力される。高周波輝度信号と各色の低周波信号とは、それぞれ図4に示すようにRの広帯域(高精細)信号生成部(RW生成部)310、Gの広帯域(高精細)信号生成部(GW生成部)410、Bの広帯域(高精細)信号生成部(BW生成部)510にそれぞれ供給されて式(26)から(28)に従って各色の広帯域(高精細)色信号GW、BW、RWが生成される。
GW=GL+k2YH (26)
BW=BL+k2YH (27)
RW=RL+k2YH (28)
上式のk2に関しては式(23)のk1と同様に決定される。
【0028】
このようにして生成されたGW、RW、BW信号はDA変換器306、406、506それぞれにおいてデジタル・アナログ変換された後、出力回路部8を介して図示しない図示しない表示装置や記録装置等に出力される。また、図示していない同期信号発生回路部にて生成された同期信号(HD、VD)も同時に出力される。
【0029】
図4に示した撮像装置では、各色の広帯域信号RW、GW、BWがアナログ信号の形式で出力されるように構成された例を説明したが、デジタル信号形態で適当なデジタルインターフェース規格に準じた形態の信号に変換して出力することも可能である。
【0030】
動画出力を実現するためには映画が毎秒24コマであることから、通常は毎秒24コマ以上に対応するフレーム数が必要とされる。一方、上述したように現在安価に入手可能な動画撮像用の全画素読み出し固体撮像素子は、水平有効画素数640、垂直有効画素数480のVGA対応の固体撮像素子であり、このVGA対応の固体撮像素子は通常余裕を持つように設計されており、水平659,垂直494位の画素を有している。従って、通常のVGA対応の固体撮像素子を使用して本発明になる撮像装置のを構成すると、最大水平有効画素数1318、最大有効垂直画素数988となる。この画素数をパソコン(PC)のビデオ仕様と対比した場合、最も近い画素数のものとしては水平有効画素数1280、垂直有効画素数1024のSXGAがある。
【0031】
SXGAには数種類のバリエーションがあるので、このうちから適当なものを選択してその同期信号に基づいて撮像した画像信号を出力するように構成することで、SXGA対応の液晶ディスプレィモニターに最適な動画の画質を得ることができる。SXGAの有効垂直画素数に対して表示信号の画素数が足りない場合は、画面上部あるいは下部に日付、時間。コメント等の各種情報を出力表示するように構成することも可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明になる撮像装置は、現在安価に入手可能な汎用の解像度の全画素読み出し方式の固体撮像素子を3枚使用して、汎用の解像度の固体撮像素子の4倍の画素数に相当する高精細度な信号を撮像して出力可能であり、液晶ディスプレィ等への表示に適した順次走査の動画像を撮像出力できるという利点を有する。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の撮像装置の実施例を示す図である。
【図2】図2は図1に示した撮像装置に使用される固体撮像素子の画素ずらし配置の一例を示す図である。
【図3】図3は図1に示した撮像装置に使用される固体撮像素子の画素配置の一例を示す図である。
【図4】図4は本発明の撮像装置の他の実施例を示す図である。
【図5】図5は本発明の撮像装置の輝度信号処理部(Y処理部)の一例を示す図である。
【図6】図6は従来の撮像装置の輝度信号処理部を示す図である。
【符号の説明】
1…レンズ、
2…プリズム、
3、4、5…固体撮像素子
6…アナログ信号処理部、
7、71…デジタル信号処理部、
8…出力回路部
301、401、501…CDS(相関二重サンプリング部)、
302、402、502…AGC回路、
303、403、503…AD変換器、
304、404、504…γ補正部、
305、405、505…低周波信号生成部(RL生成部、GL生成部、BL生成部)、
306、406、506…DA変換器、
307、407、507、311、411…ローパスフィルタ(LPF)、
308、408、508…75オームドライバ部、
309、409…色差信号出力端子
509…輝度信号出力端子、
310,410,510…広帯域(高精細)信号生成部(RW生成部、GW生成部、BW生成部)、
701…高周波輝度信号生成部(YH生成部)、
702…輝度信号処理部(Y処理部)、
703…低周波輝度信号生成部(YL生成部)、
704…色差信号処理部、
Claims (1)
- 入射光を色分解して緑(G)、赤(R)、青(B)の各色光を得る色分解光学系と、
全画素読み出し方式の前記緑(G)光を受光し光電変換してG信号を出力する第1の固体撮像素子と、
全画素読み出し方式の前記赤(R)光を受光し光電変換してR信号を出力する第2の固体撮像素子と、
全画素読み出し方式の前記青(B)画像を受光し光電変換してB信号を出力する第3の固体撮像素子とを備え、
前記第1の固体撮像素子の空間位置に対して前記第2の固体撮像素子および第3の固体撮像素子の少なくとも一方、もしくは両方を水平方向および垂直方向に関して、それぞれ前記固体撮像素子の画素ピッチの1/2倍の距離だけずらした位置に配置し、
前記第1の固体撮像素子、前記第2の固体撮像素子、および前記第3の固体撮像素子からそれぞれ出力された各色の信号より生成した低周波信号と、前記各色の信号を補間して生成した補間低周波信号とを合成して前記第1の固体撮像素子、前記第2の固体撮像素子、および前記第3の固体撮像素子のそれぞれの有効画素の4倍の各色の低周波信号を生成する第1の信号処理部と、
前記第1の固体撮像素子、前記第2の固体撮像素子、および前記第3の固体撮像素子からそれぞれ出力された各色の信号より生成した高周波信号と、前記高周波信号を補間して生成した補間高周波信号とを合成して前記第1の固体撮像素子、前記第2の固体撮像素子、および前記第3の固体撮像素子のそれぞれの有効画素の4倍の高周波輝度信号を生成する第2の信号処理部と、
前記第1の信号生成部より出力される前記各色の低周波信号を所定の比率で加算して低周波輝度信号を生成し、前記第2の信号生成部から出力される前記高周波輝度信号と前記低周波輝度信号とを加算して広帯域輝度信号を生成する広帯域輝度信号生成手段と、
前記第1の信号生成部から出力される前記各色の低周波信号に前記第2の信号生成部から出力される前記高周波輝度信号加算して広帯域色信号を生成する広帯域色信号生成手段と、
を有する撮像装置。
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JP15219999A JP3613071B2 (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 撮像装置 |
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JP15219999A JP3613071B2 (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 撮像装置 |
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