JP3607488B2 - スクリュプリプラ式射出成形機 - Google Patents

スクリュプリプラ式射出成形機 Download PDF

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    • B29C45/53Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原料樹脂の可塑化をスクリュで行い、このスクリュで可塑化した溶融樹脂の金型内への射出をプランジャで行うようにしたスクリュプリプラ式射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】
スクリュプリプラ式射出成形機においては、原料樹脂の可塑化をスクリュで行い、溶融樹脂の射出をプランジャで行うようになっており、従来の構成では、スクリュは回転のみ可能であるように配設されて、スクリュによって可塑化された溶融樹脂は、プランジャ先端に設けたプランジャ逆止弁の逆流不能側に送り込まれるようになっていた。
【0003】
図5は、かような従来のスクリュプリプラ式射出成形機の構成を示す要部断面図である。なお、図5において、ハッチングは総べての断面にこれを施すと図面が却って錯綜するので、一部の断面にのみハッチングを施してある(これは、後述する図1〜図4においても同様である)。
【0004】
図5において、101は第1の加熱シリンダ、102は、第1の加熱シリンダ101内に回転可能であるように配設されたスクリュ、103はスクリュ102の先端寄りに設けられたスクリュ逆止弁、104はスクリュ102と一体回転するプーリ、105はプーリ104を回転駆動するスクリュ用サーボモータ、106は第2の加熱シリンダ、107は、第2の加熱シリンダ106内に前後進可能であるように配設されたプランジャ(射出プランジャ)、108はプランジャ107の先端寄りに設けられたプランジャ逆止弁、109は、プランジャ107の後端に結合され、案内バー110に沿って前後に摺動可能であるように配設された移動ブロック、111は、ロードセル112を介して移動ブロック109に結合されたナット体、113は、ナット体111に螺合され、回転可能に保持されたボールネジ軸、114はボールネジ軸113と一体回転するプーリ、115はプーリ114を回転駆動するプランジャ用サーボモータ、116は、第1の加熱シリンダ101の先端側と第2の加熱シリンダ106の先端側とを連通する樹脂通路を形成する連結管、117は、第2の加熱シリンダ106と同軸となるように連結管116に取り付けられ、連結管116の樹脂通路や第2の加熱シリンダ106の内部と連通するノズル、118は、第1の加熱シリンダ101,第2の加熱シリンダ106,連結管116,ノズル117の外周に巻装されたバンドヒータである。
【0005】
図5に示す構成において、射出完了後にはプランジャ107は図5に示す略前進限位置にあり、この状態において計量開始タイミングに到ると、スクリュ102がスクリュ用サーボモータ105によって回転駆動されて、これによって原料樹脂がスクリュ102によって混練・可塑化され、溶融樹脂がスクリュ102の先端から連結管116を介して第2の加熱シリンダ106内に送り込まれる。第2の加熱シリンダ106内に溶融樹脂が送り込まれると、プランジャ107は、プランジャ用サーボモータ115による回転力を直線運動に変換する、ボールネジ軸113とナット体111とによる回転→直線運動変換メカニズムによる軸方向駆動力を受け、これによって、プランジャ逆止弁108より先の樹脂圧が設定値を保つようにコントロールされつつ、プランジャ107が後退駆動される。そして、第2の加熱シリンダ106内に所定量の溶融樹脂が貯えられた時点で、スクリュ102の回転が停止されると共に、プランジャ107の軸方向移動が停止される。
【0006】
この後、射出開始タイミングに到ると、プランジャ用サーボモータ115の回転によって回転→直線運動変換メカニズム(ボールネジ軸113とナット体111)を介してプランジャ107が前進駆動されて、溶融樹脂がノズル117の先端から図示せぬ金型内に射出され、続いて、保圧力が一定期間付与される。図5は、この射出行程の完了状態を示しており、プランジャ107は略前進限位置にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したような構成・動作をとる従来のスクリュプリプラ式射出成形機は、インラインスクリュ式射出成形機にはない利点がある反面、次のような問題があった。
【0008】
すなわち、プランジャ107の先端側(プランジャ逆止弁108の逆流不能側)にスクリュ102によって可塑化された溶融樹脂を送り込むようになっており、この送り込まれる溶融樹脂は高い圧力を保つようにコントロールされるので、樹脂もれが発生し易いという問題がある。また、連結管116を介してノズル117を取り付けているので、金型の樹脂注入部にノズル117の先端を押し付けるためにはノズル117が長尺のものとならざるを得ず(連結管116がぶつかるのを避けるため、どうしてもノズル117が長尺となる)、ノズル部の樹脂滞留量が多くなってヤケ等の不良が発生し易いという問題もある。さらに、樹脂替えが面倒で、時間がかかるという問題もある。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、スクリュプリプラ式射出成形機において、樹脂もれの発生が可及的に抑止でき、また、ノズル部の樹脂滞留量を大幅に低減できるようにすることにある。また、本発明の他の目的とするところは、樹脂替えが容易で、樹脂替え時間が短縮できるようにすることにある。また、本発明の他の目的とするところは、可塑化樹脂量能力を低下させずにスクリュ径を細くできるようにし、以って、スクリュ駆動系のイナーシャを小さくできるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明によるスクリュプリプラ式射出成形機は、原料樹脂の可塑化をスクリュの回転運動と直線運動とによって行い、このスクリュで可塑化した溶融樹脂の金型内への射出をプランジャで行い、
その内部に前記スクリュが配設された第1の加熱シリンダの先端側と、その内部に前記プランジャが前後進可能であるように配設された第2の加熱シリンダの後部とを常時連通させる樹脂通路を形成する連結管をもち、この連結管を通じて前記プランジャに設けたプランジャ逆止弁における送り込み可能側に、前記スクリュによって可塑化された溶融樹脂の供給を行う構造をとり、
1次射出動作による前記プランジャの急速前進によって、前記プランジャの先端側(前記プランジャ逆止弁の逆流不能側)に貯えられた溶融樹脂を金型内に射出・充填すると共に、このプランジャの急速前進により前記プランジャ逆止弁の送り込み可能側に生じる圧力降下に伴って、前記第2の加熱シリンダ内における前記プランジャ逆止弁の送り込み可能側に、前記第1の加熱シリンダ内および前記連結管内に所定圧力値で満たされた溶融樹脂を送り込み、この溶融樹脂の送り込みに伴った圧力制御された前記スクリュの前進により、さらに溶融樹脂を前記第2の加熱シリンダ内の前記プランジャ逆止弁の送り込み可能側に送り込むように、構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1〜図4は、本発明の1実施形態によるスクリュプリプラ式射出成形機に係り、図1は1次射出完了直後の状態を示す要部断面図、図2は図1の一部拡大図、図3は1次射出完了直後にスクリュを前進させた状態を示す要部断面図、図4は射出動作前の状態を示す要部断面図である。
【0012】
図1〜図4において、1は、支持ブロック2にその後端部を保持された可塑化シリンダたる第1の加熱シリンダ、3は、第1の加熱シリンダ1内に回転並びに前後進可能であるように配設されたスクリュ、4はスクリュ3の先端寄りに設けられたスクリュ逆止弁、5は、支持ブロック2と支持ブロック6との間に架設された案内バー、7は、スクリュ3の後端部を回転可能に保持し、案内バー5に沿って前後に移動可能な第1の移動ブロック、8は、第1の移動ブロック7に回転可能に保持され、スクリュ3と一体回転するプーリ、9はプーリ8を回転駆動するスクリュ回転用サーボモータ、10は、ロードセル11を介して第1の移動ブロック7に固定されたナット体、12は、支持ブロック6に回転可能に保持され、ナット体10に螺合されたボールネジ軸、13はボールネジ軸12の端部に固定されたプーリ、14はプーリ13を回転駆動するスクリュ前後進用サーボモータである。
【0013】
また、15は、支持ブロック16にその後端部を保持された射出シリンダたる第2の加熱シリンダ、17は第2の加熱シリンダ15の先端に取り付けられた短尺のノズル、18は、第2の加熱シリンダ15内に前後進可能であるように配設されたプランジャ(射出プランジャ)、19はプランジャ8の先端寄りに設けられたプランジャ逆止弁、20は、第1の加熱シリンダ1の先端側と第2の加熱シリンダ15の後部とを連通する樹脂通路を形成する連結管、21は、支持ブロック16と支持ブロック6との間に架設された案内バー、22は、連結スリーブ23を介してプランジャ8の後端部が結合され、案内バー21に沿って前後に移動可能な第2の移動ブロック、24は、ロードセル25を介して第2の移動ブロック22に固定されたナット体、26は、支持ブロック6に回転可能に保持され、ナット体24に螺合されたボールネジ軸、27はボールネジ軸26の端部に固定されたプーリ、28はプーリ27を回転駆動するプランジャ用サーボモータである。なお、29は、第1の加熱シリンダ1,第2の加熱シリンダ15,連結管20の外周に巻装されたバンドヒータである。
【0014】
上記した構成において、スクリュ回転用サーボモータ9の回転は、プーリ8を介してスクリュ3に伝達され、これによってスクリュ3が回転する。また、スクリュ前後進用サーボモータ14の回転は、プーリ13を介してボールネジ軸12に伝達され、ボールネジ軸12とナット体10からなる回転→直線運動変換メカニズムによって回転運動が直線運動に変換されて、第1の移動ブロック7が軸方向に駆動され、これによってスクリュ3が軸方向に移動する。なお、スクリュ回転用サーボモータ9は、第1の移動ブロック7と一体となって移動する。
【0015】
本実施形態においては、スクリュ3の回転によって原料樹脂が混練・可塑化されて、溶融樹脂がスクリュ3の前方側に移送され、スクリュ3の前方側に溶融樹脂が溜るにしたがって、スクリュ前方側の溶融樹脂の圧力が設定値と一致するようにコントロールされつつ、スクリュ3が後退駆動される。また、或る時点では、スクリュ3は前進駆動される。
【0016】
また、プランジャ用サーボモータ28の回転は、プーリ27を介してボールネジ軸26に伝達され、ボールネジ軸26とナット体24からなる回転→直線運動変換メカニズムによって回転運動が直線運動に変換されて、第2の移動ブロック22が軸方向に駆動され、これによって、連結スリーブ23を介してプランジャ18が軸方向に移動する。本実施形態においては、プランジャ18は、溶融樹脂を金型内に射出する時には前進駆動され、プランジャ18の先端側(プランジャ逆止弁19の逆流不能側)に溶融樹脂を送り込む時には後退駆動される。
【0017】
本実施形態においては、第2の加熱シリンダ15の先端にノズル17が直接取り付けられており、かつ、連結管20が第2の加熱シリンダ15の後部に接続されているので、第2の加熱シリンダ15の一部を、図示せぬ固定ダイプレートの中心穴に位置付けることによって、短尺のノズル17の先端を図示せぬ金型の樹脂注入穴に押し付けることが可能となっている。したがって、プランジャ18が略前進限位置まで前進した際のノズル部の樹脂滞留量を可及的に少なくできるようになっており、これによって、成形品品質の向上に大いに寄与できるようになっている。
【0018】
次に、本実施形態の動作を説明する。
図1に示す1次射出完了直後の状態においては、プランジャ18は概略前進限位置にあり、プランジャ18の先端側には僅かなクッション量の溶融樹脂のみが存在する状態となっていて、プランジャ18には保圧力に相当する前進圧力がプランジャ用サーボモータ28によって付与されている。また、1次射出の直前には、スクリュ3は所定量後退した位置にあって、第1の加熱シリンダ1内および連結管20内には、所定の圧力値に圧力制御された溶融樹脂が満たされた状態にある。
【0019】
図1に示すように、1次射出動作によってプランジャ18が急速前進駆動されると、プランジャ18の先端側(プランジャ逆止弁19の逆流不能側)に貯えられた溶融樹脂が、図示せぬ金型内に射出・充填される。このプランジャ18の急速前進によって、プランジャ逆止弁19の後側(プランジャ逆止弁19の送り込み可能側)においては、プランジャ18の外周面と第2の加熱シリンダ15の内周面との間の空間が急激に圧力降下し、このプランジャ18の外周面と第2の加熱シリンダ15の内周面との間の空間に、第2の加熱シリンダ15の後部から、第1の加熱シリンダ1内および連結管20内の溶融樹脂が送り込まれる。第1の加熱シリンダ1内の溶融樹脂が第2の加熱シリンダ15内に送り込まれると、スクリュ3はスクリュ前後進用サーボモータ14によって圧力フィードバック制御されているため、スクリュ3は前進して、更に溶融樹脂が第2の加熱シリンダ15内に送り込まれる。図3は、このスクリュ3が前進した状態を示している。
【0020】
本実施形態においては、連続成形運転中には、スクリュ3は1サイクル中の大部分の期間(もしくは、場合によっては1サイクル中の全期間)において原料樹脂を可塑化するように回転駆動されるようになっていて、1次射出行程が終了した後の保圧期間においても回転が行われるようになっており、上記したスクリュ3の前進は回転を伴ったものとなっている。保圧期間において、スクリュ3が回転されると、第2の加熱シリンダ15内への送り込み樹脂量が足りない場合には、スクリュ3の略前進限位置での回転によって、更に溶融樹脂が第2の加熱シリンダ15内に送り込まれ、第2の加熱シリンダ15内への送り込み樹脂量が所定量に達すると、スクリュ3の前方側に溶融樹脂が溜るにしたがって、スクリュ3は圧力フィードバック制御で後退駆動され、スクリュ3が所定位置まで後退するとスクリュ3の回転は停止される。
【0021】
そして、射出開始タイミングの手前の所定時点でプランジャ18が後退駆動されて、プランジャ逆止弁19の後側(プランジャ逆止弁19の送り込み可能側)に満たされた溶融樹脂が、プランジャ18の先端側(プランジャ逆止弁19の逆流不能側)にプランジャ逆止弁19を経由して送り込まれ、プランジャ18の先端側に所定圧力の所定量の溶融樹脂が貯えられるように、プランジャ用サーボモータ28が圧力フィードバック制御されて、溶融樹脂の圧力とプランジャ18の後退位置とが制御される。これによって、図4に示す射出スタンバイ状態となり、射出開始タイミングに到ると、1次射出動作によってプランジャ18が急速前進駆動されて、プランジャ18の先端側(プランジャ逆止弁19の逆流不能側)に貯えられた溶融樹脂が、図示せぬ金型内に射出・充填される。
【0022】
なお、本発明においては、樹脂替え時には、スクリュ3を回転させてスクリュ3を後退させ、然る後、スクリュ3を、プランジャ18による最大射出速度の約2倍程度の速度(600mm/sec程度)で急速前進させる動作を、複数回繰り返すことによって、樹脂替えが迅速・容易に行えるようになっている。
【0023】
かような構成・動作をとる本実施形態においては、スクリュ3で可塑化された溶融樹脂を、プランジャ逆止弁19の後側(プランジャ逆止弁19の送り込み可能側)、換言するなら低圧側に送り込むので、樹脂もれが可及的に少なくなる。また、ノズル17を短尺に構成できるので、ノズル部の樹脂滞留量を可及的に少なくでき、成形品品質を向上させることができる。また、1成形サイクル中の大部分の期間(もしくは、場合によっては1サイクル中の全期間)でスクリュ3を回転させて樹脂の可塑化を行うので、1成形サイクルでみれば可塑化樹脂量能力が大幅に向上するので、スクリュ径を細くしても可塑化樹脂量能力を損なわず、したがって、スクリュ駆動系のイナーシャを小さくできて、小型で安価な電動サーボモータを用いることが可能となる。さらに、樹脂替えが容易となって、樹脂替え時間が短縮できる。
【0024】
なお、上述した実施形態においては、プランジャ18の直線駆動を、単一の電動サーボモータと単一の回転→直線運動変換メカニズムとによって行うようにしているが、プランジャ18の直線駆動を、複数の電動サーボモータと、この各電動サーボモータの回転を直線運動に変換する複数の回転→直線運動変換メカニズムとによって行うようにしてもよく、このようにすれば、プランジャ18の駆動系のイナーシャも小さくすることができ、小型で安価な電動サーボモータを用いることが可能となる。
【0025】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、スクリュプリプラ式射出成形機において、樹脂もれの発生が可及的に抑止でき、また、ノズル部の樹脂滞留量が大幅に低減できる。また、樹脂替えが容易で、樹脂替え時間が短縮できる。また、可塑化樹脂量能力を低下させずにスクリュ径を細くできるので、スクリュ駆動系のイナーシャを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係るスクリュプリプラ式射出成形機における、1次射出完了直後の状態を示す要部断面図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】本発明の1実施形態に係るスクリュプリプラ式射出成形機における、1次射出完了直後にスクリュを前進させた状態を示す要部断面図である。
【図4】本発明の1実施形態に係るスクリュプリプラ式射出成形機における、射出動作前の状態を示す要部断面図である。
【図5】従来のスクリュプリプラ式射出成形機を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 第1の加熱シリンダ
2 支持ブロック
3 スクリュ
4 スクリュ逆止弁
5 案内バー
6 支持ブロック
7 第1の移動ブロック
8 プーリ
9 スクリュ回転用サーボモータ
10 ナット体
11 ロードセル
12 ボールネジ軸
13 プーリ
14 スクリュ前後進用サーボモータ
15 第2の加熱シリンダ
16 支持ブロック
17 ノズル
18 プランジャ
19 プランジャ逆止弁
20 連結管
21 案内バー
22 第2の移動ブロック
23 連結スリーブ
24 ナット体
25 ロードセル
26 ボールネジ軸
27 プーリ
28 プランジャ用サーボモータ
29 バンドヒータ

Claims (2)

  1. 原料樹脂の可塑化をスクリュの回転運動と直線運動とによって行い、このスクリュで可塑化した溶融樹脂の金型内への射出をプランジャで行うようにしたスクリュプリプラ式射出成形機であって、
    その内部に前記スクリュが配設された第1の加熱シリンダの先端側と、その内部に前記プランジャが前後進可能であるように配設された第2の加熱シリンダの後部とを常時連通させる樹脂通路を形成する連結管をもち、この連結管を通じて前記プランジャに設けたプランジャ逆止弁における送り込み可能側に、前記スクリュによって可塑化された溶融樹脂の供給を行う構造をとり、
    1次射出動作による前記プランジャの急速前進によって、前記プランジャの先端側(前記プランジャ逆止弁の逆流不能側)に貯えられた溶融樹脂を金型内に射出・充填すると共に、このプランジャの急速前進により前記プランジャ逆止弁の送り込み可能側に生じる圧力降下に伴って、前記第2の加熱シリンダ内における前記プランジャ逆止弁の送り込み可能側に、前記第1の加熱シリンダ内および前記連結管内に所定圧力値で満たされた溶融樹脂を送り込み、この溶融樹脂の送り込みに伴った圧力制御された前記スクリュの前進により、さらに溶融樹脂を前記第2の加熱シリンダ内の前記プランジャ逆止弁の送り込み可能側に送り込むように、構成したことを特徴とするスクリュプリプラ式射出成形機。
  2. 請求項1記載において、
    前記した前記スクリュの前進は回転を伴ったものであり、また、前記スクリュは保圧期間においても引続き回転駆動されることを特徴とするスクリュプリプラ式射出成形機。
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