JP3606487B2 - 燃焼安全装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯器等の燃焼器に、不完全燃焼を防止するために組み込まれる燃焼安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に従来の燃焼安全装置を示す。燃焼安全装置20は、強制排気式ガス給湯器の燃焼室内でメインバーナに隣り合って設けられるもので、両端を開口した筒体21と、この筒体の途中に装着され、複数の炎口22,22・・を中央部とその周辺部に形成するプレート23とを備え、下方の開口部24に設けたガスノズル25からの燃料ガスの噴出によって、開口部24から一次空気が導入され、混合室26内で混合気となってプレート23の炎口22から噴出し、メインバーナから火移りしてプレート23表面上で火炎Fを形成させる。又この筒体21には、給湯器のコントローラに接続される熱電対27が横方向から装着され、火炎Fを感知して熱起電力を得るものとなっている。
そして給湯器の給排気系不良或は排気の漏洩による室内酸欠状態によって不完全燃焼が生じると、プレート23上の火炎Fがリフトして筒体21の上部開口部に移り、熱起電力が低下することから、前記コントローラがその所定レベル以下を検知して、メインバーナのガス流路に設けた電磁弁を閉弁させて、ガスの供給を遮断する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記筒体21に設けられる熱電対27に取り付け寸法誤差が生じると、同図6の矢印A方向に前後移動して、先端の受熱部28の位置にばらつきが生じることになる。
ところで図2(A)は、上記燃焼安全装置20の火炎Fによる温度分布を示す説明図、同図(B)は、その火炎F内の受熱部の位置に対する熱起電力の変化を示すグラフであるが、前記熱電対27の取り付け位置のばらつきにより、受熱部28は、900℃〜1000℃の幅広い高温部(受熱部28を点線で示すaの位置)から、700℃〜1000℃までの等温線が密になっている部分(一点鎖線で示すbの位置)、そして700℃以下の低温部(二点鎖線で示すcの位置)を移動することになるため、得られる熱起電力は同図2(B)の点線V のように変化する。即ち、aの位置では、幅広い高温部に対応して熱起電力の上昇区間が長く、bの位置では、等温線が密の部分に対応して熱起電力は上昇を続けて平滑化せず、そしてcの位置では、低温部に対応して熱起電力は急激に下降するのである。
このように熱電対の取り付け位置のばらつきによって熱起電力は大きく変動するため、燃焼安全装置の作動の信頼性が低くなってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、熱電対の取り付け位置のばらつきに影響されず、安定した熱起電力を得て高い信頼性で作動できる燃焼安全装置を提供するもので、その構成は、前記熱電対を、先端の受熱部が前記バーナの火炎における根元部分へ斜め上から挿入される傾斜姿勢で配置したことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において1は、強制排気式ガス給湯器の燃焼室内でメインバーナに隣り合って設けられる燃焼安全装置で、両端を開口した筒体2及び複数の炎口3,3・・を形成するプレート4、そして下方の開口部5に設けたガスノズル6等によって、上記図4で説明したものと同様のセンサバーナ1aを構成しており、ガスノズル6からの燃料ガスの噴出によって、開口部5から一次空気が導入されて混合室7で混合され、この混合気がプレート4の炎口3,3・・から噴出し、図示しないメインバーナから火移りしてプレート4の表面上で火炎Fを形成させるものである。
そして筒体2には熱電対8が装着され、火炎Fを感知して得られる熱起電力を図示しない給湯器のコントローラに監視させて、不完全燃焼による火炎Fのリフトが生じた場合には、メインバーナのガス流路に設けた電磁弁を閉弁させる構成が採用されているが、特にここでは、火炎Fにおける温度分布が先に示した図2(A)と同様に、等温線の間隔は火炎Fの根元近くで最も広くなっていることから、熱電対8は、その等温域の広い部分へ先端の受熱部9が斜め上から挿入される傾斜姿勢で装着されている。従って寸法誤差によって熱電対8の取り付け位置にばらつきが生じた場合、受熱部9は、そのばらつきによって矢印Bの方向へ位置を前後に変化させることになるが、火炎Fの温度分布図に示すように、800℃〜900℃の狭い高温部(受熱部9を点線で示すaの位置)から、700℃〜900℃の等温線が疎になっている部分(一点鎖線で示すbの位置)、そして700℃以下の低温部(二点鎖線で示すcの位置)を移動することになるため、図2(B)の実線V で示すように、aの位置では、狭い高温部に対応して熱起電力の上昇区間が短くなり、bの位置では、疎な等温線の部分を横切ることで熱起電力の上昇が抑えられて平滑化し、そしてcの位置では、低温部に対応して熱起電力は下降する推移を示すことになる。この熱起電力が平滑化するbの位置に受熱部9の最初の取付位置が設定されているのである。
【0006】
従って上記燃焼安全装置1においては、寸法誤差により熱電対8の取り付け位置にばらつきが生じても、受熱部9を広い等温域に挿入しているから、この範囲内では安定した熱起電力を得ることができ、燃焼安全装置1が作動する熱起電力値のレベル設定がしやすくなる。特に受熱部9がこの位置bに対して斜め上から挿入される傾斜姿勢としているから、寸法誤差で受熱部9が火炎Fから外れる位置にあっても、受熱部9は火炎Fの上方近傍の高温域(900〜1000℃)内に位置することになるため、ここでも受熱部9は加熱されて熱起電力の確保が可能となるのである。
【0007】
一方上記熱電対8の取付形態は、センサバーナによって燃焼安全装置を構成するものに限らず、給湯器等のメインバーナ側に設ける場合でも同様に適用できる。図3(A)は、強制排気式ガス給湯器の燃焼室内のメインバーナ11の火炎Fに対して熱電対12を配置した燃焼安全装置10を示すものであるが、ここでの火炎Fの温度分布は同図(B)のように現われ、等温線は火炎Fの根元近くで最も間隔が広くなっていることから、熱電対12は前記図1と同様に、この広い等温域へ斜め上から受熱部13を挿入する傾斜姿勢で装着され、熱電対12の取付位置のばらつきに対して受熱部13を矢印C方向へ前後移動させるものとしている。よって受熱部13は、高温部(点線で示すaの位置)から、等温線が疎になっている部分(一点鎖線で示すbの位置)、そして低温部(二点鎖線で示すcの位置)を移動することになるため、図2(B)のグラフV と同様に熱起電力の平滑部分はbの位置で得られることになる。このbの位置になるように受熱部13の最初の取付位置を設定すれば、寸法誤差によるばらつきがあっても、広い等温域の範囲内では安定した熱起電力が期待できるのである。
【0008】
尚傾斜姿勢は火炎との相対的な設定であるため、図のようにセンサバーナ1a等が斜めに設けられる場合、熱電対8は水平姿勢となることもあるが、火炎Fに対して広い等温域へ先端の受熱部9が斜めに挿入される形態は同じである。
【0009】
【発明の効果】
以上本発明によれば、熱電対を、先端の受熱部がバーナの火炎における根元部分へ斜め上から挿入される傾斜姿勢で配置したことで、寸法誤差により熱電対の取り付け位置にばらつきが生じても、得られる熱起電力の変動は少なく、安定したレベルを維持することができる。よって燃焼安全装置の作動設定に至便となる。特に、熱電対の姿勢を、受熱部が火炎の根元部分へ斜め上から挿入される傾斜姿勢としているから、等温域の広い部分をより長く効率的に使用でき、より安定したレベルを維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃焼安全装置の説明図である。
【図2】(A)火炎の温度分布を示す説明図である。
(B)火炎内での受熱部の位置に対する熱起電力の変化を示すグラフである。
【図3】(A)メインバーナに構成した燃焼安全装置の説明図である。
(B)火炎の温度分布を示す説明図である。
【図4】燃焼安全装置の変更例を示す説明図である。
【図5】従来の燃焼安全装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1,10・・燃焼安全装置、2・・筒体、3・・炎口、4・・プレート、6・・ガスノズル、8,12・・熱電対、9,13・・受熱部、11・・メインバーナ。

Claims (1)

  1. 燃焼器のバーナ近傍に直線状の熱電対を配置し、前記バーナの火炎を感知して得られる熱起電力に応じて、前記バーナの燃焼を制御する燃焼安全装置であって、
    前記熱電対を、先端の受熱部が前記バーナの火炎における根元部分へ斜め上から挿入される傾斜姿勢で配置したことを特徴とする燃焼安全装置。
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