JP3601417B2 - シリンダブロックの冷却構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンのシリンダブロックの冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンシリンダブロックでは、シリンダボア壁まわりにウォータジャケットが形成され、そこにエンジン冷却水が循環されて、燃焼室から加熱されるシリンダボア壁を冷却している。
この場合、シリンダボア壁の温度は均一になりにくい。その理由は、各シリンダボア壁の周方向には、流れの速度が速いシリンダボア並び方向両側部に接する部分の温度は、流れが澱むシリンダボア間に対応する部分の温度よりも低くなる。また、シリンダボア壁の上下方向には、燃焼室に近いシリンダボア壁上部の温度が下部よりも高くなる。また、シリンダボア並び方向には、下流ほど温度が高くなる。
シリンダボア壁温度の不均一は、燃費の悪化、未燃炭化水素(HC)排出量の増大等の問題を生じる。たとえば、シリンダボア壁温度が周方向に異なると、シリンダボア壁の形状が円形からずれるので、ピストンリング、オイルリングのボア壁内面への追従性が悪化し、それを防止するためにリングの張力を上げると、摺動時のフリクションが大となり、燃費が悪化する。また、シリンダボア壁温度が上下方向に異なると、筒内直噴ガソリンエンジン等では、ボア壁の中間部に付着した燃料の蒸発、燃焼が悪くなり、燃費とトルクが下がる他、未燃炭化水素(HC)の排出量も増える。
これらの不具合を抑制するには、シリンダボア壁温が均一であることが望まれる。壁温分布改善等の目的でシリンダブロック自体でウォータジャケットを改良する提案は種々あるが、生産性、型寿命、強度の観点で量産化が困難なものが多かった。そこで、シリンダブロックと別体で形成したスペーサ(ウオータジャケットのスペースを部分的に埋めてボア壁温度を均一化する手段)をウオータジャケットに配置してシリンダボア壁の温度分布を改善する提案がなされている(たとえば、実開昭57−43338号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、実開昭57−43338号公報等の従来シリンダブロック冷却構造には、つぎの課題(問題)があった。
図15に示すように、シリンダブロック11の側部の下部に冷却水入口12(または出口)が有るものに関しては、スペーサ13が入口12を塞ぐ構造となるので、冷却水が入りにくい。仮に、図16〜図18に示すように、スペーサ13にスリット構造14を設けても、通水抵抗は相当大でウオータポンプの駆動効率を下げる。また、流れに偏りが生じやすく均一冷却性が悪化する。
また、図19に示すように、冷却水入口12がシリンダブロック11の上部にあってウオータジャケット15に上から流入するものに関しては、スペーサ13が有ることによって入口12からスペーサ13までの距離が短くなるので、冷却水16が入りにくく、通水抵抗は相当大でウオータポンプの駆動効率を下げる。また、図20に示すように、入口12のすぐ下流で渦17を巻き、流れがスムーズでないため流れに偏りが生じやすく、均一冷却性が悪化する。
また、冷却水出口18に関しても、図21、図22に示すように、シリンダボア列の両側を流れてきた冷却水が合流部20を形成し、該合流部20では流れが衝突し澱み部19ができ、流れがスムーズでないため通水抵抗は大でウオータポンプの駆動効率を下げる。また、澱みの生じかたも左右対称であるとは限らず、流れに偏りが生じやすく、均一冷却性が悪化する。
本発明の目的は、実開昭57−43338号公報等の従来シリンダブロック冷却構造に比べて、通水抵抗を低減し均一冷却性を向上させることができるシリンダブロックの冷却構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) シリンダブロックのウォータジャケット内に、シリンダブロックと別体に形成された、シリンダボア壁温を均一化するためのスペーサが配置され、該スペーサはシリンダボア壁の下部の外面を覆って冷却水がシリンダボア壁の上部を下部より強く冷却するようにしているシリンダブロックの冷却構造であって、シリンダブロックの上部の冷却水入口部に対向させて配置されたスペーサ部分に上方から流入した流れを冷却水入口に対向する部分からシリンダボア壁外面に沿って斜め上方に向ける傾斜または湾曲が形成されており、該傾斜または湾曲は前記スペーサに形成されているシリンダブロックの冷却構造。
(2) シリンダブロックのウォータジャケット内に、シリンダブロックと別体に形成された、シリンダボア壁温を均一化するためのスペーサが配置され、該スペーサはシリンダボア壁の下部の外面を覆って冷却水がシリンダボア壁の上部を下部より強く冷却するようにしているシリンダブロックの冷却構造であって、前記スペーサがシリンダブロックの上部の冷却水出口部に配置された堰を有し、前記堰の左右両側面にシリンダボア両側を流れてきた流れを斜め上方または上方に変える傾斜または湾曲が形成されており、該傾斜または湾曲は前記スペーサに形成されているシリンダブロックの冷却構造。
【0005】
上記(1)のシリンダブロックの冷却構造では、シリンダブロックの冷却水入口部に配置されたスペーサ部分に、冷却水入口に対向する部分からシリンダボア壁外面に沿ってスペーサに流れを斜め上方に向ける傾斜または湾曲が形成されているので、冷却水のシリンダブロック内ウオータジャケットへの流入、流出の流れ抵抗が小さくなり、ウオータポンプの駆動効率も上がる。また、冷却水のウオータジャケットへの流入、流出がスムーズになって、安定し、均一冷却性にも良い効果を与える。
また、スペーサがシリンダブロックと別体に形成されているので、シリンダブロックと一体形成の場合に比べて、生産の自由度、生産性が高い。
また、冷却水入口に対向する部分からシリンダボア壁外面に沿ってスペーサに流れを斜め上方に向ける傾斜または湾曲がつけられているので、シリンダブロック側部の冷却水入口部での流れ抵抗が低減され、かつスムーズとなって均一冷却性に良い効果を与える。
上記()のシリンダブロックの冷却構造では、堰の左右両側面に、シリンダボア両側を流れてきた流れを斜め上方または上方に変える傾斜または湾曲が形成されているので、シリンダブロック上部の冷却水出口部での流れ抵抗が低減され、かつスムーズとなって均一冷却性に良い効果を与える。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明実施例のシリンダブロックの冷却構造を、図1〜図14を参照して、説明する。本発明の全実施例にわたって共通するまたは類似する構成部分には、本発明の全実施例にわたって同じ符号を付してある。
まず、本発明のシリンダブロックの冷却構造のうち、本発明実施例にわたって共通するまたは類似する部分を、たとえば図1、図4を参照して、説明する。
本発明のシリンダブロックの冷却構造は、シリンダブロック1のウォータジャケット2内に、シリンダボア3の壁4の温度を均一化するための(または、均一化する)スペーサ5が配置されたシリンダブロックの冷却構造であって、シリンダブロックの冷却水入口部6または出口部7に配置されたスペーサ部分5a、5bが、図15〜図22に示した従来構造に比べて、流れ抵抗を低減する構造とされているシリンダブロック冷却構造からなる。
【0007】
ウオータポンプからのエンジン冷却水は冷却水入口部6からシリンダブロック内ウオータジャケット2に入り、冷却水入口部7から出てシリンダヘッド内ウオータジャケットに流れる。ウオータポンプからのエンジン冷却水は、直接シリンダブロック1に流入してもよいし、あるいはいったんシリンダヘッドに入りシリンダヘッドからシリンダブロック1に流入してもよい。図示例では、気筒数が3の場合(V型6気筒の片側バンク)を示しているが、3以外でも勿論よく、たとえば1、2、4、6、8など任意の気筒数であってもよい。また、図示例では、冷却水入口部6がシリンダブロック1の側部に設けられている場合を示しているが、冷却水入口部6はシリンダブロック1の上部に設けられていてもよい。
【0008】
スペーサ5は、ウオータジャケット2内スペースを部分的に埋め、シリンダボア壁4に冷却水が当たる面積や強さを調整して、シリンダボア3の壁4の温度を均一化するように働く。たとえば、上下方向には、シリンダボア壁4の上部の方が燃焼室からの熱で温度が上がるので、スペーサ5でシリンダボア壁4の下部の外面を覆って冷却水がシリンダボア壁4の上部を選択的に強く冷却するようにする。また、シリンダボア壁周方向にはシリンダボア間部位に多くの流れが接するようにしたり流速を上げたりし、シリンダボア並び方向両側部では流速を下げたりするように働く。
【0009】
スペーサ5はシリンダブロック1と別体に形成されてウオータジャケット2内に配置されることが望ましい。その理由は、別体形成とすることにより、シリンダブロックの鋳造における型構造の自由度が上がり、また生産性が上がり、またシリンダヘッド締結時のシリンダブロック外壁の変形がシリンダボアに悪影響を及ぼさなくなる、等である。ただし、スペーサ5はシリンダブロック1と一体に形成されてもよい。スペーサ5の材料は、金属、樹脂、ゴム、スポンジ等、任意であるが、シリンダヘッドとのボルト締結時にシリンダブロックの外壁の変形がシリンダボアに影響しないようにする観点からは、外力が加わった時に自身が変形して吸収できるものであることが望ましい。
【0010】
本発明実施例にわたって共通するまたは類似する部分の作用を説明する。
シリンダブロック1の冷却水入口部6または出口部7に配置されたスペーサ部分5a、5bが、図15〜図22の従来構造に比べて流れ抵抗を低減する構造とされているので、冷却水のシリンダブロック内ウオータジャケット2への流入、流出の流れ抵抗が小さくなり、ウオータポンプの駆動効率も上がり、さらには燃費の改善される。また、冷却水のウオータジャケット2への流入、流出がスムーズになって、安定するので、シリンダボア壁4の均一冷却性にも良い効果を与える。
【0011】
つぎに、本発明の各実施例に特有な構成、作用を説明する。
本発明の実施例1〜3のシリンダブロックの冷却構造では、図1〜図5に示すように、スペーサ部分5aがシリンダブロック1の側部の冷却水入口部6に配置されている。そして、前記流れ抵抗を低減する構造が、図15〜図22の従来構造に比べて、通水抵抗が大とならない通路とする構造からなる。さらに具体的には、流れ抵抗を低減する構造が、
▲1▼実施例1:冷却水入口6aに対向する部分はスペーサを無くす(図1)、
▲2▼実施例2:冷却水入口6aに対向する部分はスペーサ5を他部よりも薄くする(図2)、
▲3▼実施例3:冷却水入口6aに対向する部分からシリンダボア壁4外面に沿ってスペーサ5に流れを斜め上方に向ける傾斜(スロープ)8または湾曲をつける(図3〜図5)、
の何れかの構造とされている。
【0012】
図15〜図18の従来構造との比較からわかるように、実施例1(図1)、実施例2(図2)の構造では、通路断面積が拡げられて通水抵抗が低減されており、実施例3(図3〜図5)の構造では、スペーサ5に傾斜8または湾曲が付けられて通水抵抗が低減されている。これによって、冷却水のシリンダブロック内ウオータジャケット2への流入抵抗が小さくなり、ウオータポンプの駆動効率も上がり、さらには燃費の改善される。また、冷却水のウオータジャケット2への流入がスムーズになって、安定するので、流れに偏りが生じにくくなり、シリンダボア壁4の均一冷却性にも良い効果を与える。
【0013】
本発明の実施例4〜6のシリンダブロックの冷却構造では、図6〜図10に示すように、スペーサ部分5aがシリンダブロック1の上部の冷却水入口部6に配置されている。そして、前記流れ抵抗を低減する構造が、
▲1▼実施例4:冷却水入口6aに対向する部分はスペーサを無くす(図7)、
▲2▼実施例5:冷却水入口6aに対向する部分からシリンダボア壁4外面に沿って他部よりもスペーサ5を薄くする(図8)、
▲3▼実施例6:冷却水入口6aに対向する部分からシリンダボア壁4外面に沿ってスペーサ5に流れを斜め上方に向ける傾斜(スロープ)9または湾曲をつける(図9、図10)、
の何れかの構造とされている。
【0014】
図19、図20の従来構造との比較からわかるように、実施例4(図7)、実施例5(図8)の構造では、通路断面積が拡げられて通水抵抗が低減されており、実施例6(図9〜図10)の構造では、スペーサ5に傾斜9または湾曲が付けられて通水抵抗が低減されている。これによって、冷却水のシリンダブロック内ウオータジャケット2への流入抵抗が小さくなり、ウオータポンプの駆動効率も上がり、さらには燃費の改善される。また、冷却水のウオータジャケット2への流入がスムーズになって、安定するので、流れに偏りが生じにくくなり、シリンダボア壁4の均一冷却性にも良い効果を与える。
【0015】
本発明の実施例7、8のシリンダブロックの冷却構造では、図11〜図14に示すように、スペーサ部分5bがシリンダブロック1の上部の冷却水出口部7に配置された堰(スペーサ部分5bと同じため符号を5bとする)からなる。そして、前記流れ抵抗を低減する構造が、冷却用流体通路内に合流部が無い構造、もしくはあっても澱みが少ない構造からなる。さらに詳しくは、流れ抵抗を低減する構造が、堰の5b左右両側面に形成された、シリンダボア両側を流れてきた流れを斜め上方または上方に変える傾斜10または湾曲からなる。
堰5bは、シリンダブロック1と別体形成でも、一体形成でもよい。すなわち、
▲1▼実施例7:堰5bがシリンダブロック1と別体形成のスペーサ5に形成されている(図11、図12)、
▲2▼実施例8:堰5bがシリンダブロック1と一体形成のスペーサ5に形成されている(図13、図14)、
の何れでもよい。
ただし、シリンダブロック1に堰5bを一体形成すると、鋳造型構造が複雑になり、またシリンダヘッド締結時のボルト締結力によるボア変形が悪化するので、堰5bがシリンダブロック1と別体形成される方が望ましい。
【0016】
図21、図22の従来構造との比較からわかるように、実施例7(図11、図12)、実施例8(図13、図14)の構造では、堰5bによって、シリンダボア両側を流れてきた流れが対向して衝突する合流部が無い構造となっている。また、堰5bに形成された傾斜10または湾曲により、出口に向かう流れがスムーズになる。これによって、冷却水のシリンダブロック内ウオータジャケット2からの流出抵抗が小さくなり、ウオータポンプの駆動効率も上がり、さらには燃費の改善される。また、冷却水のウオータジャケット2からの流出がスムーズになって、安定するので、シリンダブロック内ウオータジャケット2の流れに偏りが生じにくくなり、シリンダボア壁4の均一冷却性にも良い効果を与える。
【0017】
【発明の効果】
請求項1のシリンダブロックの冷却構造によれば、シリンダブロックの冷却水入口部に配置されたスペーサ部分に、冷却水入口に対向する部分からシリンダボア壁外面に沿ってスペーサに流れを斜め上方に向ける傾斜または湾曲が形成されているので、冷却水のシリンダブロック内ウオータジャケットへの流入、流出の流れ抵抗が小さくなり、ウオータポンプの駆動効率も上がる。また、冷却水のウオータジャケットへの流入、流出がスムーズになって、安定し、均一冷却性にも良い効果を与える。
また、スペーサがシリンダブロックと別体に形成されているので、シリンダブロックと一体形成の場合に比べて、生産の自由度、生産性が高い。
また、冷却水入口に対向する部分からシリンダボア壁外面に沿ってスペーサに流れを斜め上方に向ける傾斜または湾曲がつけられているので、シリンダブロック側部の冷却水入口部での流れ抵抗が低減され、かつスムーズとなって均一冷却性に良い効果を与える。
請求項のシリンダブロックの冷却構造によれば、堰の左右両側面に、シリンダボア両側を流れてきた流れを斜め上方または上方に変える傾斜または湾曲が形成されているので、シリンダブロック上部の冷却水出口部での流れ抵抗が低減でき、かつスムーズにでき均一冷却を促進できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のシリンダブロックの冷却構造の冷却水入口部とその近傍の断面図である。
【図2】本発明の実施例2のシリンダブロックの冷却構造の冷却水入口部とその近傍の断面図である。
【図3】本発明の実施例3のシリンダブロックの冷却構造の冷却水入口部とその近傍の断面図である。
【図4】本発明の実施例3のシリンダブロックの冷却構造の平面図である。
【図5】図4のA視図である。
【図6】本発明の実施例4、実施例5、実施例6のシリンダブロックの冷却構造の平面図である。
【図7】本発明の実施例4のシリンダブロックの冷却構造の断面図(図6のA−A線断面を含む)である。
【図8】本発明の実施例5のシリンダブロックの冷却構造の断面図(図6のA−A線断面を含む)である。
【図9】本発明の実施例6のシリンダブロックの冷却構造の断面図(図6のA−A線断面を含む)である。
【図10】本発明の実施例6のシリンダブロックの冷却構造の断面図である。
【図11】本発明の実施例7のシリンダブロックの冷却構造の平面図である。
【図12】本発明の実施例7のシリンダブロックの冷却構造の断面図(図11のA視図)である。
【図13】本発明の実施例8のシリンダブロックの冷却構造の平面図である。
【図14】本発明の実施例8のシリンダブロックの冷却構造の断面図(図13のA視図)である。
【図15】従来(実開昭57−43338号、以下同じ)のシリンダブロックの冷却構造の、シリンダブロック側部の冷却水入口部とその近傍の断面図である。
【図16】従来のシリンダブロックの冷却構造の、スリット有りの場合の、冷却水入口部とその近傍の断面図である。
【図17】従来のシリンダブロックの冷却構造の平面図である。
【図18】従来のシリンダブロックの冷却構造の断面図(図17のA視図)である。
【図19】従来のシリンダブロックの冷却構造の、シリンダブロック上部の冷却水入口部とその近傍の断面図である。
【図20】従来のシリンダブロックの冷却構造の、シリンダブロック上部の冷却水入口部を含むシリンダブロック長手方向の断面図である。
【図21】従来のシリンダブロックの冷却構造の、冷却水出口部を含む平面図である。
【図22】従来のシリンダブロックの冷却構造の、冷却水出口部を含む断面図(図21のA視図)である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック
2 ウオータジャケット
3 シリンダボア
4 シリンダボア壁
5 スペーサ
5a スペーサの冷却水入口対応部分
5b スペーサの冷却水出口対応部分
6 冷却水入口部
7 冷却水出口部
8、9、10 傾斜(または湾曲)

Claims (2)

  1. シリンダブロックのウォータジャケット内に、シリンダブロックと別体に形成された、シリンダボア壁温を均一化するためのスペーサが配置され、該スペーサはシリンダボア壁の下部の外面を覆って冷却水がシリンダボア壁の上部を下部より強く冷却するようにしているシリンダブロックの冷却構造であって、シリンダブロックの上部の冷却水入口部に対向させて配置されたスペーサ部分に上方から流入した流れを冷却水入口に対向する部分からシリンダボア壁外面に沿って斜め上方に向ける傾斜または湾曲が形成されており、該傾斜または湾曲は前記スペーサに形成されているシリンダブロックの冷却構造。
  2. シリンダブロックのウォータジャケット内に、シリンダブロックと別体に形成された、シリンダボア壁温を均一化するためのスペーサが配置され、該スペーサはシリンダボア壁の下部の外面を覆って冷却水がシリンダボア壁の上部を下部より強く冷却するようにしているシリンダブロックの冷却構造であって、前記スペーサがシリンダブロックの上部の冷却水出口部に配置された堰を有し、前記堰の左右両側面にシリンダボア両側を流れてきた流れを斜め上方または上方に変える傾斜または湾曲が形成されており、該傾斜または湾曲は前記スペーサに形成されているシリンダブロックの冷却構造。
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