JP3600070B2 - 超音波処置具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波振動による摩擦熱によって生体を処置する超音波処置具に係わり、特に、供給される高周波電流によって電気的な高周波処置も行なうことができる超音波処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、超音波振動のエネルギを利用して組織の切開や凝固等の処置を行なう各種の超音波処置具が知られている。このような超音波処置具のうち、供給される高周波電流によって電気的な高周波処置も行なうことができる超音波処置具は、例えば特開平10−5237号公報に開示されている。
【0003】
前記公報に開示されている超音波処置具は、電気信号を超音波振動に変換する素子が組み込まれた超音波振動子と、この超音波振動子にネジによって着脱可能に取り付けられ且つ超音波振動子から発生する超音波振動を伝達する振動伝達部材としてのプローブと、このプローブが挿通される長尺な挿入部としてのシースとを備えている。
【0004】
前記プローブの先端部は、シースの先端から突出しており、組織を超音波振動によって処置する処置部として形成されている。また、前記超音波振動子には、高周波電源に接続された電気コードが取り付けられる接続ピンが設けられている。この場合、高周波電源からの高周波電流は、前記接続ピンと超音波振動子の内部に設けられた電気回路とを介して、プローブに供給されるようになっている。なお、シースの外側には、高周波電流を絶縁するための絶縁チューブが被覆されている。
【0005】
一方、超音波処置具の中には、組織を把持しながら超音波振動によって処置するタイプのものもある。このようなタイプの超音波処置具では、前記シースの先端に把持部材としてのジョーが回動可能に取り付けられている。また、プローブの先端部は、ジョーと対向するようにシースの先端開口から突出されており、ジョーとの間で把持した組織を超音波振動によって処置する処置部として形成されている。
【0006】
また、前記ジョーは、シース内に挿通された操作ロッドと連結されており、手元側操作部のハンドル操作によって操作ロッドが押し引き操作されると、プローブの先端処置部と対向して当接する閉位置とプローブの先端処置部から離間する開位置との間で回動される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、高周波電流によって電気的な高周波処置も行なうことができる従来の超音波処置具では、高周波電源との電気的接続のための接続ピンが超音波振動子に設けられ、高周波電流をプローブに供給するための電気回路が超音波振動子の内部に設けられている。そのため、超音波振動子の構造が複雑になり、また、製造コストが高くなってしまっていた。
【0008】
また、高周波処置対応でない超音波処置具であっても、超音波振動子に高周波接続用のピンが設けられている場合には、安全上、必要な部分以外に電気的な絶縁処理を施したり、あるいは、高周波が使用できない専用の超音波振動子を用意する必要がある。前者の場合には、処置具自体が高価になり、後者の場合には、ユーザが超音波振動子を2種類用意しなければならず、結果として高価なものになってしまう。
【0009】
本発明は前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、超音波振動子の構造を複雑化させることなく、高周波電流によって電気的な高周波処置も行なうことができる安価な超音波処置具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の超音波処置具は、超音波振動を発生する超音波振動子と、導電性材料で形成され、前記超音波振動子で発生させた超音波振動を伝達可能に前記超音波振動子に接続され、伝達された超音波振動で生体組織を処置するための処置部を先端部に有する長尺な振動伝達部材と、絶縁性を有する筒状の壁部を備え、前記壁部の内側に形成された内部空間に前記振動伝達部材が前記振動伝達部材の軸方向に着脱自在に挿通されたシースと、前記シースに配設され、前記振動伝達部材により生体組織を電気的に処置するための電力を供給する電源に電気的に接続可能なコネクタとを備えている。
そして、超音波処置具は、導電性材料で形成され、前記超音波振動子から振動伝達部材に超音波振動が伝達されると振動の節が形成される位置で前記振動伝達部材を軸方向に摺動可能に保持するように前記シースの壁部の内側に設けられた第1の導電部材と、前記シースの壁部よりも内側に設けられ、前記コネクタと、前記振動の節の位置で前記振動伝達部材の外周面と接する前記第1の導電部材とを電気的に接続する第2の導電部材とをさらに具備することを第1の特徴とする。
また、本発明の超音波処置具は、導電性材料で形成され、前記超音波振動子から振動伝達部材に超音波振動が伝達されると振動の節が形成される前記振動伝達部材の外周面に設けられ、前記シースの壁部の内側と軸方向に摺動可能に接する第1の導電部材と、前記シースの壁部よりも内側で前記振動伝達部材の外周面に設けられた第1の導電部材と接する位置に設けられ、前記第1の導電部材を前記コネクタに電気的に接続する第2の導電部材とをさらに具備することを第2の特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0012】
図1〜図3は本発明の第1の実施形態を示している。図1に示されるように、本実施形態に係る超音波処置具1は、超音波振動を発生させる超音波振動子2と、超音波振動子2で発生した超音波振動を伝達する振動伝達部材としてのプローブ3と、プローブ3が挿通されるシース4とからなる。この場合、プローブ3の先端部は、シース4の先端から突出しており、組織を超音波振動によって処置する処置部3aとして形成されている。
【0013】
超音波振動子2の内部には、電流を超音波振動に変換する圧電素子が組み込まれている。また、超音波振動子2の基端からは、図示しない電源装置からの電流(超音波振動のための電流)を超音波振動子2に供給するためのコード6が延びている。
【0014】
図3に示されるように、超音波振動子2は、前記圧電素子を覆う振動子カバー5を有している。超音波振動子2の先端には、超音波振動の振幅をある程度拡大させながらプローブ3へ伝達するためのホーン7と、シース4が接続されるアタッチメント8とが固定されている。アタッチメント8には、一部が切り欠かれた金属製のリング9が取付られている。
【0015】
ホーン7の先端には、プローブ3が取り付けられるネジ部10が設けられている。また、プローブ3の基端には、ホーン7のネジ部10に着脱自在に取り付けられるネジ部11が設けられている。なお、プローブ3とホーン7は、超音波振動子2から発生される超音波振動の腹の位置で、互いに突き当てられるように当接される。
【0016】
プローブ3の基端部付近には、プローブ3をホーン7へ着脱する際に使用される工具を掛けるための凹状の工具掛け部65が設けられている。また、超音波振動の振幅を拡大して処置部3aで処置に必要な振幅が得られるように、プローブ3は、その途中にある振動の節の位置で、軸方向の断面積が減少されている。また、プローブ3の長さは、処置部3aが振動の腹になるように、超音波振動子2から発せられる超音波の半波長(1/2λ)の整数倍に設定されている。
【0017】
図2に示されるように、プローブ3の途中にある振動の節の数箇所には、シース4内でプローブ3を支持するとともにシース4とプローブ3との干渉を防止するエラストマー製のゴムリング12が取り付けられている。このゴムリング12は導電性のエラストマー部材によって製作されても良い。また、プローブ3の処置部3aには、組織を引掛けて切開等の処置を行なうためのフック部13が設けられている。
【0018】
図3に示されるように、シース4は、手術の際に患者の体腔内へ挿入される挿入部14と、術者の手によって把持される本体15とからなる。本体15は電気絶縁性の部材によって形成されている。挿入部14の内側には金属製のパイプ16が配されており、パイプ16の先端部には電気絶縁性の部材からなるキャップ17が固定されている(図2参照)。また、パイプ16の外側には、先端側のキャップ17から基端側の本体15にわたって、絶縁チューブ18が被覆されている。
【0019】
パイプ16の基端部は本体15の内側に配設された金属製のパイプ固定部材19に固定されている。また、本体15の基端側には、超音波振動子2側に設けられたリング9と係合する溝を有する金属製の接続部材20が固定されている。この接続部材20は、本体15内に固定的に配置された金属製の中間部材21,22を介して、パイプ固定部材19に接続されている。
【0020】
中間部材21には、導電性エラストマーからなるゴム部材23が固定されている。このゴム部材23は、シース4が超音波振動子2に取り付けられた状態で、プローブ3の基端に一番近い振動の節の位置で、プローブ3の外周面と接触するようになっている。
【0021】
接続部材20には、ピン固定部材25を介して、高周波電源接続用コネクタとしての接続ピン24が取り付け固定されている。接続ピン24には、図示しない高周波電源からの高周波電流を供給するためのコードが接続される。なお、ピン固定部材25と接続部材20との間には、良好な電気的接続を確保するために、導電性のエラストマーからなるゴムリング26が挟まれている。また、接続ピン24およびピン固定部材25の必要な部分以外は、絶縁カバー27で覆われている。
【0022】
このような構成の超音波処置具1では、接続ピン24は、導電性の材料からなる各部材25,26,20,22,21,23を介して、プローブ3と電気的に接続される。また、プローブ3の振動の節に設けられたゴムリング12が導電性のエラストマーによって形成されている場合には、接続ピン24は、導電性の材料からなる各部材25,26,20,22,21,19,16,12を介しても、プローブ3と電気的に接続される。
【0023】
以上説明したように、本実施形態の超音波処置具では、プローブ3が挿通されるシース4に高周波接続用のピン24が設けられ、このピン24が、シース4の内部に設けられた金属部材や導電性のエラストマー部材により、プローブ3によって伝達される超音波振動の節の位置で、プローブ3と電気的に接続されている。したがって、高周波電源との電気的接続のための接続ピンを超音波振動子に設けることなく、また、高周波電流をプローブに供給するための電気回路を超音波振動子の内部に設けることなく、高周波電流による電気的な高周波処置を行なうことができる。すなわち、超音波振動子の構造を複雑化することなく(従来に比べて超音波振動子の構造を簡略化でき)、安価に高周波電流による電気的な高周波処置を行なうことができる。また、プローブの種類により高周波処置を併用しないアプリケーションに対しても、超音波振動子に高周波電源用の接続コードが取りつかないため、挿入部等に絶縁を施さなくても誤使用による高周波通電が避けられるという利点もある。さらに、アプリケーション側にも必要のない絶縁を施さなくて済むため、安価になるという利点がある。
【0024】
図4〜図9は本発明の第2の実施形態を示している。図4に示されるように、本実施形態の超音波処置具28は、超音波振動子2と、振動伝達部材としてのプローブ29と、シース30の3つのユニットから構成される。なお、プローブ29の先端部は、シース30の先端から突出しており、組織を超音波振動によって処置する処置部29aとして形成されている。また、超音波振動子2の構成は、第1の実施形態と同一であるため、同一符号を付してその説明を省略する。
【0025】
図7に示されるように、プローブ29の基端部には、ホーン7に設けられたネジ部10に着脱自在に接続されるネジ部31が設けられている。また、プローブ29の長さは、超音波振動子2から発せられる超音波の半波長(1/2λ)の整数倍に設定されている。また、プローブ29の基端部には導電性のゴムリング64が取り付けられている。このゴムリング64は、プローブ29の基端に一番近い振動の節の位置で、プローブ3の外周面に固定されている。
【0026】
図5に示されるように、プローブ29の途中にある振動の節の数箇所には、シース30内でプローブ29を支持するとともにシース30とプローブ29との干渉を防止するエラストマー製のゴムリング67が取り付けられている。このゴムリング67は導電性のエラストマー部材によって製作されても良い。
【0027】
なお、プローブ29の基端部付近には、プローブ29をホーン7へ着脱する際に使用される工具を掛けるための凹状の工具掛け部66が設けられている(図7参照)。また、プローブ29の先端の処置部29aは丸棒形状に形成されている(図4および図5参照)。
【0028】
図4に示されるように、シース30は、手術の際に患者の体腔内へ挿入される挿入部32と、シース30の先端に設けられた先端作用部33を操作するための操作部34とからなる。
【0029】
図5および図8に示されるように、挿入部32は、外パイプ35と、外パイプの内側に配設され且つプローブ29が挿通される内パイプ36とからなる。各パイプ35,36の先端部はそれぞれ先端カバー37で固定されている。また、ゴムリング67が内パイプ36とその全周にわたって密着するように、内パイプ36の内径はゴムリング67の外径よりも小さく設定されている。また、外パイプ35の外周には、先端カバー37から外パイプ35の基端部へわたって、絶縁チューブ42が被覆されている。なお、図7に示されるように、外パイプ35および内パイプ36の基端部には、パイプ固定部材43を介して、絶縁部材からなる回転ノブ44が取り付けられている。
【0030】
図5および図6に示されるように、先端カバー37には、プローブ29の先端の処置部29aとの間で組織を把持するためのジョー38が、支点ピン39a,39bを介して回動可能に固定されている。ジョー38の基端にはピン40を介して駆動軸41が固定されている。この駆動軸41は、図8に明確に示されるように、外パイプ35と内パイプ36との間を通って、操作部34まで延びている。この駆動軸41が軸方向に進退することによって、ジョー38は、プローブ29の処置部29aと噛み合う閉位置(図5に二点鎖線で示される位置)と処置部29aから離間する開位置(図5に実線で示される位置)との間で、支点ピン39を中心に回動される。
【0031】
図4に示されるように、操作部34は、超音波振動子2に着脱可能に取り付けられる固定ハンドル45と、支点ピン46を介して固定ハンドル45に回動可能に取り付けられた可動ハンドル47とから構成される。固定ハンドル45と可動ハンドル47にはそれぞれ指掛け部48,49が形成されており、ここに指をかけて握ることにより、支点ピン46を介して可動ハンドル47を回動させることができる。
【0032】
図7および図9に示されるように、支点ピン46の周囲には、絶縁部材からなるピンカバー50a,50b,50c,50d,50eが被覆されている。また、固定ハンドル45には絶縁カバー51が取り付けられている。絶縁カバー51の基端側には、超音波振動子2側のリング9と係合する溝を有する接続部材52が固定されている。この接続部材52の基端には、ピン固定部材54を介して、高周波電源接続用コネクタとしての接続ピン53が取り付け固定されている。接続ピン53には、図示しない高周波電源からの高周波電流を供給するためのコードが接続される。なお、ピン固定部材54と接続部材52との間には、良好な電気的接続を確保するために、導電性のエラストマーからなるゴムリング55が挟まれている。また、接続ピン53およびピン固定部材54は絶縁部材からなるピンカバー56で覆われている。
【0033】
絶縁カバー51の内部には、挿入部固定部材57が回転可能に配設されている。この場合、挿入部固定部材57は、挿入部32の基端部に設けられた回転ノブ44との間で絶縁カバー51および固定ハンドル45の穴径が細くなった部分を挟むように、配設されている。したがって、このような構成によれば、回転ノブ44を回動操作すると、挿入部32が操作部34に対して軸周りに回転する。
【0034】
駆動軸41の基端には駆動力伝達部材58が連結されている。駆動力伝達部材58の中央部には、可動ハンドル47に設けられた駆動力伝達ピン59a,59bと係合する溝60が設けられている。駆動力伝達ピン59a,59bにはそれぞれ絶縁キャップ61a,61bが被覆されている。
【0035】
駆動力伝達部材58の両端付近にはそれぞれ、挿入部固定部材57および接続部材52の内面と密着するOリング62,63が取り付けられている。これらのOリング62,63は導電性エラストマーからなる。また、組み付け状態でゴムリング64が駆動力伝達部材58とその全周にわたって密着するように、駆動力伝達部材54の内径はゴムリング64の外径よりも小さく設定されている。
【0036】
このような構成の超音波処置具28では、ハンドルを握ると、可動ハンドル47および可動ハンドル47に固定された駆動力伝達ピン59a,59bが支点ピン46を中心に回動し、駆動力伝達ピン59a,59bと係合する駆動力伝達部材58が軸方向に進退する。したがって、駆動力伝達部材58に連結されている駆動軸41も進退し、ジョーが支点ピン39a,39bを介して回動する。
【0037】
また、接続ピン53は、導電性の材料からなる各部材54,52,63,58,64を介して、プローブ29と電気的に接続される。また、プローブ29の振動の節に設けられたゴムリング67が導電性のエラストマーによって形成されている場合には、接続ピン53は、導電性の材料からなる各部材54,52,63,58,62,57,43,36,67を介しても、プローブ29と電気的に接続される。したがって、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0038】
なお、以上説明してきた技術内容によれば、以下に示すような各種の構成が得られる。
【0039】
1.超音波振動を利用した外科手術用処置具において、
超音波振動を伝達するプローブと、高周波電源接続用コネクタとをプローブの振動の節の位置で電気的に接続したことを特徴とする外科手術用処置具。
【0040】
2.超音波振動を発生させる超音波振動子と超音波振動を伝達するプローブと前記プローブの処置に必要な先端部以外を覆うシースの各ユニットに分解可能な超音波手術処置具システムにおいて、前記シースに高周波電源接続用コネクタを設けたことを特徴とする第1項に記載の外科手術用超音波処置具。
【0041】
3.高周波電源接続用コネクタとプローブの電気的な接続を導電性エラストマーにより実施したことを特徴とする第1項または第2項に記載の外科手術用超音波処置具。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、超音波振動子の構造を複雑化させることなく、高周波電流によって電気的な高周波処置も行なうことができる安価な超音波処置具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る超音波処置具の側面図である。
【図2】図1の超音波処置具の挿入部の断面図である。
【図3】図1の超音波処置具の操作部の本体の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る超音波処置具の側面図である。
【図5】図4の超音波処置具の挿入部先端の断面図である。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図である。
【図7】図5の超音波処置具の操作部の断面図である。
【図8】図7のB−B線に沿う断面図である。
【図9】図7のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1,28…超音波処置具
2…超音波振動子
3,29…プローブ(振動伝達部材)
3a,29a…処置部
4,30…シース
24,53…接続ピン(高周波電源接続用コネクタ)

Claims (2)

  1. 超音波振動を発生する超音波振動子と、
    導電性材料で形成され、前記超音波振動子で発生させた超音波振動を伝達可能に前記超音波振動子に接続され、伝達された超音波振動で生体組織を処置するための処置部を先端部に有する長尺な振動伝達部材と、
    絶縁性を有する筒状の壁部を備え、前記壁部の内側に形成された内部空間に前記振動伝達部材が前記振動伝達部材の軸方向に着脱自在に挿通されたシースと、
    前記シースに配設され、前記振動伝達部材により生体組織を電気的に処置するための電力を供給する電源に電気的に接続可能なコネクタと、
    導電性材料で形成され、前記超音波振動子から振動伝達部材に超音波振動が伝達されると振動の節が形成される位置で前記振動伝達部材を軸方向に摺動可能に保持するように前記シースの壁部の内側に設けられた第1の導電部材と、
    前記シースの壁部よりも内側に設けられ、前記コネクタと、前記振動の節の位置で前記振動伝達部材の外周面と接する前記第1の導電部材とを電気的に接続する第2の導電部材と
    を具備することを特徴とする超音波処置具。
  2. 超音波振動を発生する超音波振動子と、
    導電性材料で形成され、前記超音波振動子で発生させた超音波振動を伝達可能に前記超音波振動子に接続され、伝達された超音波振動で生体組織を処置するための処置部を先端部に有する長尺な振動伝達部材と、
    絶縁性を有する筒状の壁部を備え、前記壁部の内側に形成された内部空間に前記振動伝達部材が前記振動伝達部材の軸方向に着脱自在に挿通されたシースと、
    前記シースに配設され、前記振動伝達部材により生体組織を電気的に処置するための電力を供給する電源に電気的に接続可能なコネクタと、
    導電性材料で形成され、前記超音波振動子から振動伝達部材に超音波振動が伝達されると振動の節が形成される前記振動伝達部材の外周面に設けられ、前記シースの壁部の内側と軸方向に摺動可能に接する第1の導電部材と、
    前記シースの壁部よりも内側で前記振動伝達部材の外周面に設けられた第1の導電部材と接する位置に設けられ、前記第1の導電部材を前記コネクタに電気的に接続する第2の導電部材と
    を具備することを特徴とする超音波処置具。
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