JP3595203B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、平板型マイクロレンズをその一部とした液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
透過型の液晶表示装置を用いたプロジェクタテレビジョン(PTV)が、実用化されている。このプロジェクタテレビジョンの概略構成は、図3に示すように、液晶表示装置100を照射光源とコンデンサレンズ101との間に配置し、液晶表示装置100を透過した光をコンデンサレンズ101及び投影レンズ102を介して壁等のスクリーンに映し出すようにしている。
尚、液晶表示装置100をコンデンサレンズ101の図3において右側に配置する構造のものもある。
【0003】
従来の液晶表示装置100は2枚の透明パネル103,104間に液晶層105を保持し、この液晶層105のうち、5〜7割程度が配線やTFT(薄膜トランジスタ)、ブラックマトリクス等によって照射光の透過が阻止される部分で、残りの5〜3割程度が照射光が透過する画素開口部105aとなっている。
【0004】
従来のPTVにあっては、平行な照射光のうち約5〜7割が液晶層105の部分でその透過を阻止されるので、画面が暗くなってしまう。一方、画面を明るくするために照射光の強度を上げると、温度が上昇し、液晶層に悪影響を及ぼす。
【0005】
そこで、特開平3−214101号公報、特開平3−214121号公報、特開平4−50817号公報、特開平5−346577号公報等に平板型マイクロレンズを用いて上記の不利を解消する提案がなされている。これら先行例に記載される内容は、図4に示すように、液晶表示装置100を構成する2枚の透明パネルの一方のパネル103を2枚のガラス基板103a、103bで構成し、この2枚のガラス基板の少なくとも一方を平板型マイクロレンズ106とし、照射光を画素開口部105aに集光し、照射光の殆どが画素開口部105aを通過するようにして画面が暗くなるのを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、平板型マイクロレンズ106をその一部に組込んだ液晶表示装置は、レンズの焦点が画素開口部105aに一致するように設計している。しかしながら、画素開口部の1点に照射光を集光せしめると、集光した1点が高温になり液晶層に悪影響を及ぼす。
【0007】
また、平板型マイクロレンズ106の焦点を液晶面に設定すると、投影レンズの大口径化及びコストアップにつながる。
即ち、レンズのFNo.は(空気中での焦点距離/レンズ最大径)で定義され、平板型マイクロレンズの焦点を液晶面に設定すると、焦点距離が短くなるので平板型マイクロレンズのFNo.が小さくなり、この平板型マイクロレンズのFNo.に対応して投影レンズのFNo.も小さくしなければならず、その結果投影レンズの口径を大きくしなければならない。
【0008】
尚、平板型マイクロレンズを構成する基板のうち、液晶層側の基板の厚みを厚くして焦点を液晶面に設定すれば、平板型マイクロレンズのFNo.は大きくなるのであるが、照射光として完全に平行でなく3〜6°傾いたまま入射する照射光もある。このような平行光でない照射光を想定すると、液晶層側の基板の厚みを厚くして焦点を液晶面に設定した場合には、液晶面における照射光のずれが大きくなり、照射光の多くの部分が画素開口部から外れ、画素開口部を透過する光量が低下する。
【0009】
そこで、画素開口部の位置から焦点をずらすことが考えられる。しかしながら焦点の位置を画素開口部よりも照射光源側(図4において左側)にずらした場合には、光の広がり角θが大きくなるので、コンデンサレンズ及び投影レンズの径を更に大きくしなければならず、逆にコンデンサレンズ側(図4において右側)にずらした場合には、光の広がり角θは小さくなるものの、あまりずらすと照射光の一部が光の不透過部分にかかってしまう。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液晶表示装置に組込まれる平板型マイクロレンズを構成するガラス基板の屈折率、レンズとなる高屈折率材料の屈折率、高屈折率材料からなる凸レンズの曲率半径、平板型マイクロレンズを構成するガラス基板のうち液晶層側のガラス基板の厚みと焦点距離との関係に着目してなしたものである。
【0011】
即ち、一対の透光性パネルの間に液晶層を設けてなる液晶表示装置の、前記一対の透光性パネルのうち照射光が入射する側の透光性パネルを2枚のガラス基板を接合して構成し、この2枚のガラス基板のうち一方のガラス基板の他方のガラス基板との接合面に多数の凸レンズを規則的且つ稠密状に配列し、2枚のガラス基板を接合する接合材の屈折率をn、凸レンズとなる高屈折率材料の屈折率をn、他方のガラス基板の屈折率をn、凸レンズの曲率半径をr、前記2枚のガラス基板のうち液晶層側のガラス基板の厚みをt、焦点距離をfとすると、1/f=(1/r)(n−n)/nで表わされる。
そして、f=tのときに焦点が液晶面に位置していることなので、前記したようにf>tでなければならない、またf>tとした場合でも焦点位置が液晶面から離れ過ぎると照射光の一部が光の不透過部分にかかってしまう。効率よく照射が行われるのは0.6f=tまでであることが実験の結果判明した。
したがって、0.6/t≦(1/r)(n−n)/n<1/tとする。
【0012】
また、図5に示すように平板型マイクロレンズの凸レンズ106で絞られた照射光は液晶層105を通過した後、発散光となって投影レンズ102に入射するが、平凸レンズ106のFNo.(f/n・p)が投影レンズ102のFNo.(f/p)よりも大きくなると、発散光が投影レンズでケラれてしまう。
ここで、図5ではコンデンサレンズを省略しているが、上記の関係はコンデンサレンズがある場合でも成立する。また、凸レンズ106のFNo.=f/n・pとしたのは空気中での焦点距離に換算するためであり、またpは稠密状に配列された互いに隣接する凹部の中心間の最長距離をいう。例えば図6に示すような場合には凹部の中心間距離が2種類あるが、長い方を指す。
【0013】
そして、p(1/r)(n−n)は凸レンズのFNo.の逆数を表わしており、一方、投影レンズとしてはFNo.は1.8〜8の間である。即ちFNo.=1.8以下のレンズは製作困難であり、FNo.=8以上はNAが小さいことを意味し、集光効果が不十分となる。
まとめると、凸レンズのFNo.は投影レンズのFNo.より小さく、投影レンズのFNo.は1.8〜8の間で、しかも凸レンズのFNo.の逆数はp(1/r)(n−n)であるので、1/8≦p(1/r)(n−n)≦1/1.8で表わされる関係式を満足させる必要がある。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る液晶表示装置を組込んだプロジェクタテレビジョン(PTV)の概念図、図2は同液晶表示装置の拡大断面図であり、プロジェクタテレビジョン(PTV)は本発明に係る液晶表示装置1を照射光源とコンデンサレンズ21との間に配置し、液晶表示装置1を透過した光をコンデンサレンズ21及び投影レンズ22を介して壁等のスクリーンに映し出すようにしている。
【0015】
液晶表示装置1は一対の透光性パネル2,3の間に液晶層4を設けている。液晶層4の一面側(入射側)には透明電極5が設けられ、他面側(出射側)には配線やTFT等からなる光不透過部6と光が透過する画素開口部7が形成されている。
【0016】
一方、透光性パネル2は2枚のガラス基板8,9を接合して構成され、この2枚のガラス基板8,9のうち一方のガラス基板8の他方のガラス基板9との対向面には多数の高屈折率材料からなる凸レンズ10が稠密状に設けられ、この凸レンズ10を設けた面と他方のガラス基板9とが低屈折率樹脂からなる接着剤11を介して接合されている。
尚、ガラス基板8をガラス基板9に接合する時期は、透光性パネル2とガラス基板9との間に液晶層4を設けた後でもよい。
【0017】
ここで、前記した各部材の材質、寸法、特性(屈折率)などは以下の通りである。
(ガラス基板8)
材質:無アルカリガラス(ボロシリケート系ガラス)
厚み:1.1mm
屈折率n:1.52
(凸レンズ部10)
中心間の最長距離:112μm
高さ:40μm
配列:デルタ配列(六角稠密アレイ)
配列ピッチ:X方向100μm、Y方向100μm
曲率半径r:59.2μm
材質:熱硬化性樹脂
屈折率n:1.66
(ガラス基板9)
材質:無アルカリガラス(ボロシリケート系ガラス)
厚み:400μm
屈折率n:1.52
(画素開口部7)
開口寸法:□60μm
画素面積に対する開口部面積の比:36%
(透光性パネル3)
材質:無アルカリガラス(コーニング社 #7059)
厚み:1.1mm
【0018】
以上において、凸レンズ10に入射した照射光はある程度絞られて画素開口部7を透過し、コンデンサレンズ21及び投影レンズ22を介して壁等のスクリーンに投影される。
【0019】
また、平板型マイクロレンズのレンズ部の形状については、平面視でその輪郭形状は正方形、長方形、正六角形、六角形あるいは帯状(レンチキュラータイプ)等液晶層の画素開口部の形状に合せて選定することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明によれば、液晶表示装置に組込まれる平板型マイクロレンズを構成するガラス基板の屈折率、レンズとなる高屈折率材料の屈折率、レンズの曲率半径、平板型マイクロレンズを構成するガラス基板のうち液晶層側のガラス基板の厚みと焦点距離との関係を適切なものとしたので、液晶層に照射光が集中せず、高温にならないので液晶に液影響を与えない。しかも、照射光の殆んどが画素開口部を通るので画面が暗くなることもない。
【0021】
即ち、従来のように平板型マイクロレンズの焦点を液晶面からFNo.が大きくなる側にずらすことで投影レンズの口径を大きくすることもなく、照射光の殆んどを有効利用でき、また照射光が多少傾いている場合であっても画素開口部を透過する光量がそれほど低減することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示装置を組込んだプロジェクタテレビジョンの概念図
【図2】同液晶表示装置の拡大断面図
【図3】従来のプロジェクタテレビジョンの概念図
【図4】液晶表示装置に平板型マイクロレンズを組み合わせた従来例の断面図
【図5】凸レンズのFNo.と投影レンズのFNo.との関係を説明した図
【図6】凹部の中心間距離の概念図
【符号の説明】
1…液晶表示装置、2,3…透光性パネル、4…液晶層、5…透明電極、6…光不透過部、7…画素開口部、8,9…ガラス基板、10…平凸レンズ、11…接着剤層。

Claims (1)

  1. 一対の透光性パネルの間に液晶層を設けてなる液晶表示装置において、前記一対の透光性パネルのうち照射光が入射する側の透光性パネルは2枚のガラス基板を接合して構成され、この2枚のガラス基板のうち一方のガラス基板の他方のガラス基板との対向面には高屈折率材料からなる多数の凸レンズが規則的且つ稠密状に配列され、2枚のガラス基板のうちの一方のガラス基板の屈折率をn、凸レンズとなる高屈折率材料の屈折率をn、他方のガラス基板の屈折率をn、凸レンズの曲率半径をr、前記2枚のガラス基板のうち液晶層側のガラス基板の厚みをt、隣接する凸レンズの中心間の最長距離をpとするとき、これらは以下の関係式(1)及び(2)を満足することを特徴とする液晶表示装置。
    0.6/t≦(1/r)(n−n)/n<1/t・・・・・・(1)
    1/8≦p(1/r)(n−n)≦1/1.8 ・・・・・・・(2)
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