JP2980830B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2980830B2
JP2980830B2 JP7193806A JP19380695A JP2980830B2 JP 2980830 B2 JP2980830 B2 JP 2980830B2 JP 7193806 A JP7193806 A JP 7193806A JP 19380695 A JP19380695 A JP 19380695A JP 2980830 B2 JP2980830 B2 JP 2980830B2
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大介 新井
敏 谷口
厚範 松田
健一 仲間
健二 森尾
隆 岸本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス基板に形成
した凹部に高屈折率の透明樹脂等を充填してなる平板型
マイクロレンズをその一部とした液晶表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】透過型の液晶表示装置を用いたプロジェ
クタテレビジョン(PTV)が、実用化されている。こ
のプロジェクタテレビジョンの概略構成は、図4に示す
ように、液晶表示装置100を照射光源とコンデンサレ
ンズ101との間に配置し、液晶表示装置100を透過
した光をコンデンサレンズ101及び投影レンズ102
を介して壁等のスクリーンに映し出すようにしている。
尚、液晶表示装置100をコンデンサレンズ101の図
4において右側に配置する構造のものもある。
【0003】従来の液晶表示装置100は2枚の透明パ
ネル103,104間に液晶層105を保持し、この液
晶層105のうち、5〜7割程度が配線やTFT(薄膜
トランジスタ)、ブラックマトリクス等によって照射光
の透過が阻止される部分で、残りの5〜3割程度が照射
光が透過する画素開口部105aとなっている。
【0004】従来のPTVにあっては、平行な照射光の
うち約5〜7割が液晶層105の部分でその透過を阻止
されるので、画面が暗くなってしまう。一方、画面を明
るくするために照射光の強度を上げると、温度が上昇
し、液晶層に悪影響を及ぼす。
【0005】そこで、特開平3−214101号公報、
特開平3−214121号公報、特開平4−50817
号公報、特開平5−346577号公報等に平板型マイ
クロレンズを用いて上記の不利を解消する提案がなされ
ている。これら先行例に記載される内容は、図5に示す
ように、液晶表示装置100を構成する2枚の透明パネ
ルの一方のパネル103を2枚のガラス基板103a、
103bで構成し、この2枚のガラス基板の少なくとも
一方を平板型マイクロレンズ106とし、照射光を画素
開口部105aに集光し、照射光の殆どが画素開口部1
05aを通過するようにして画面が暗くなるのを防止し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、平板
型マイクロレンズ106をその一部に組込んだ液晶表示
装置は、レンズの焦点が画素開口部105aに一致する
ように設計している。しかしながら、画素開口部の1点
に照射光を集光せしめると、集光した1点が高温になり
液晶層に悪影響を及ぼす。
【0007】また、平板型マイクロレンズ106の焦点
を液晶面に設定すると、投影レンズの大口径化及びコス
トアップにつながる。即ち、レンズのFNo.は(空気中
での焦点距離/レンズ最大径)で定義され、平板型マイ
クロレンズの焦点を液晶面に設定すると、焦点距離が短
くなるので平板型マイクロレンズのFNo.が小さくな
り、この平板型マイクロレンズのFNo.に対応して投影
レンズのFNo.も小さくしなければならず、その結果投
影レンズの口径を大きくしなければならない。
【0008】尚、平板型マイクロレンズを構成する基板
のうち、液晶層側の基板の厚みを厚くして焦点を液晶面
に設定すれば、平板型マイクロレンズのFNo.は大きく
なるのであるが、照射光として完全に平行でなく3〜6
°傾いたまま入射する照射光もある。このような平行光
でない照射光を想定すると、液晶層側の基板の厚みを厚
くして焦点を液晶面に設定した場合には、液晶面におけ
る照射光のずれが大きくなり、照射光の多くの部分が画
素開口部から外れ、画素開口部を透過する光量が低下す
る。
【0009】そこで、画素開口部の位置から焦点をずら
すことが考えられる。しかしながら焦点の位置を画素開
口部よりも照射光源側(図5において左側)にずらした
場合には、光の広がり角θが大きくなるので、コンデン
サレンズ及び投影レンズの径を更に大きくしなければな
らず、逆にコンデンサレンズ側(図5において右側)に
ずらした場合には、光の広がり角θは小さくなるもの
の、あまりずらすと照射光の一部が光の不透過部分にか
かってしまう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶表示装置
に組込まれる平板型マイクロレンズを構成するガラス基
板の屈折率、レンズとなる高屈折率材料の屈折率、高屈
折率材料が充填される凹部の曲率半径、平板型マイクロ
レンズを構成するガラス基板のうち液晶層側のガラス基
板の厚みと焦点距離との関係に着目してなしたものであ
る。
【0011】即ち、一対の透光性パネルの間に液晶層を
設けてなる液晶表示装置の、前記一対の透光性パネルの
うち照射光が入射する側の透光性パネルを2枚のガラス
基板を接合して構成し、この2枚のガラス基板のうち一
方のガラス基板の他方のガラス基板との接合面に多数の
凹部を規則的に形成し、この凹部に高屈折率材料を充填
して平凸レンズとした液晶表示装置の場合には、平凸レ
ンズが形成される一方のガラス基板の屈折率をn1、平
凸レンズとなる高屈折率材料の屈折率をn2、他方のガ
ラス基板の屈折率をn3、高屈折率材料が充填される凹
部の曲率半径をr、前記2枚のガラス基板のうち液晶層
側のガラス基板の厚みをt、焦点距離をfとすると、1
/f=(1/r)(n2−n1)/n3で表わされる。そ
して、f=tのときに焦点が液晶面に位置していること
なので、前記したようにf>tでなければならない、ま
たf>tとした場合でも焦点位置が液晶面から離れ過ぎ
ると照射光の一部が光の不透過部分にかかってしまう。
効率よく照射が行われるのは0.6f=tまでであるこ
とが実験の結果判明した。したがって、0.6/t≦
(1/r)(n2−n1)/n3<1/tとする。
【0012】また、図6に示すように平板型マイクロレ
ンズの平凸レンズ106で絞られた照射光は液晶層10
5を通過した後、発散光となって投影レンズ102に入
射するが、平凸レンズ106のFNo.(f/n3・p)が投
影レンズ102のFNo.(f0/p0)よりも大きくなる
と、発散光が投影レンズでケラれてしまう。ここで、図
6ではコンデンサレンズを省略しているが、上記の関係
はコンデンサレンズがある場合でも成立する。また、平
凸レンズ106のFNo.=f/n3・pとしたのは空気中で
の焦点距離に換算するためであり、またpは稠密状に配
列された互いに隣接する凹部の中心間の最長距離をい
う。例えば図7に示すような場合には凹部の中心間距離
が2種類あるが、長い方を指す。
【0013】そして、p(1/r)(n2−n1)は平凸
レンズのFNo.の逆数を表わしており、一方投影レンズ
としてはFNo.は1.8〜8の間である。即ちFNo.=
1.8以下のレンズは製作困難であり、FNo.=8以上
はNAが小さいことを意味し、集光効果が不十分とな
る。まとめると、平凸レンズのFNo.は投影レンズのFN
o.より小さく、投影レンズのFNo.は1.8〜8の間
で、しかも平凸レンズのFNo.の逆数はp(1/r)
(n2−n1)であるので、1/8≦p(1/r)(n2
−n1)≦1/1.8で表わされる関係式を満足するこ
とが好ましい。
【0014】図8〜図13は平板型マイクロレンズを形
成する手順を示したものであり、このうち図12は図9
の平面図、図13は図10の平面図である。先ず、図8
に示すようにガラス基板の一面側にCr等を蒸着して成
膜し、このCr膜にパターニング(穴開け)を施してマ
スクとし、ガラス基板をフッ酸等のエッチャントに浸漬
しエッチングする。すると、マスクの穴からエッチャン
トが侵入して等方性エッチングがなされ、略半球状の凹
部が形成される。
【0015】ここで、凹部の形状が半球に近くなるまで
エッチングを行おうとすると、マスクを支持している部
分の面積が小さくなり、Cr膜が割れて均一な球面状の
エッチングができなくなったり、エッチングの際の生成
物である金属フッ化物の沈殿が凹部内に堆積し、エッチ
ング面が荒れてしまう。このような不利が生じないエッ
チング深さは60μm以下であった。
【0016】また、図9に示すようにエッチングによっ
て略半球状の凹部を形成した後に、Cr膜を除去し、更
にエッチングの際の生成物も取り除く。この後図10に
示すように、再度エッチングを施し、更に図11に示す
ように凹部に高屈折率材料を充填してレンズ部にする。
前記の2回目のエッチングによってガラス基板表面は均
等にエッチングされ、図12に示すように、平面視で三
角形状をしていた支持部はなくなり、図13に示す稠密
状態となり、更に最初のエッチングでは略半球状をなし
ていた凹部はその曲率半径が大きくなる。
【0017】ところで、前記凹部の深さをhとすると、
h=r−(r2−p2/4)1/2となる。そして、前記し
たように2回目のエッチングでは均一な厚さでエッチン
グがなされるのであるから、h=r−(r2−p2/4)
1/2≦60μmとなるようにするのが好ましい。
【0018】また、凹部(レンズ)が完全な半球の場
合、つまりh=0.5pの場合には、レンズ面への入射
角が大きくなり過ぎ、境界面での反射が大きくなった
り、球面収差が大きくなって、液晶層の開口部に集光す
る光が減少してしまう。このような不利を解消するため
には、h=r−(r2−p2/4)1/2≦0.45pとす
るのが好ましい。
【0019】以上の条件は、平板型マイクロレンズとし
て両凸レンズを形成した場合にも当てはまる。即ち、一
対の透光性パネルの間に液晶層を設けてなる液晶表示装
置の、前記一対の透光性パネルのうち照射光が入射する
側の透光性パネルを2枚のガラス基板を接合して構成
し、これら2枚のガラス基板の接合面に互いに一致する
凹部を規則的に形成し、これら凹部に高屈折率材料を充
填して両凸レンズとした液晶表示装置の場合には、前記
ガラス基板の屈折率をn1、両凸レンズとなる高屈折率
材料の屈折率をn2、前記2枚のガラス基板のうちの一
方のガラス基板に形成された凹部の曲率半径をr1、前
記2枚のガラス基板のうちの他方のガラス基板に形成さ
れた凹部の曲率半径をr2、前記2枚のガラス基板のう
ち液晶層側のガラス基板の厚みをtとするとき、1/f
=(1/r1+1/r2)(n2−n1)/n3で表わされ
る。したがって、前記と同様の理由により、0.6/t
≦(1/r1+1/r2)(n2−n1)/n1<1/tを
満足するようにする。
【0020】また、両凸レンズの場合には、FNo.と投
影レンズのFNo.との関係から、1/8≦p(1/r1
1/r2)(n2−n1)≦1/1.8を満足することが
好ましい。
【0021】また、両凸レンズの場合には、エッチング
深さとの関係は、r1−(r1 2−p2/4)1/2≦60μ
m且つr2−(r2 2−p2/4)1/2≦60μmを満足す
ることが好ましい。
【0022】更に、両凸レンズの場合には、凹部の中心
間の最長距離pとの関係は、r1−(r1 2−p2/4)
1/2≦0.45p且つr2−(r2 2−p2/4)1/2≦0.
45pの関係を満足することが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る
液晶表示装置を組込んだプロジェクタテレビジョン(P
TV)の概念図、図2は同液晶表示装置の拡大断面図で
あり、プロジェクタテレビジョン(PTV)は本発明に
係る液晶表示装置1を照射光源とコンデンサレンズ21
との間に配置し、液晶表示装置1を透過した光をコンデ
ンサレンズ21及び投影レンズ22を介して壁等のスク
リーンに映し出すようにしている。
【0024】液晶表示装置1は一対の透光性パネル2,
3の間に液晶層4を設けている。液晶層4の一面側(入
射側)には透明電極5が設けられ、他面側(出射側)に
は配線やTFT等からなる光不透過部6と光が透過する
画素開口部7が形成されている。
【0025】一方、透光性パネル2は2枚のガラス基板
8,9を接合して構成され、この2枚のガラス基板8,
9のうち一方のガラス基板8の他方のガラス基板9との
接合面には多数の凹部10が規則的に形成され、この凹
部10には高屈折率材料が充填されて平凸レンズ11と
なっている。
【0026】ここで、前記した各部材の材質、寸法、特
性(屈折率)などは以下の通りである。 (ガラス基板8) 材質:無アルカリガラス(ボロシリケート系ガラス) 厚み:1.1mm 屈折率n1:1.52 (凹部10) 中心間の最長距離:112μm 深さ:40μm 配列:デルタ配列(六角稠密アレイ) 配列ピッチ:X方向100μm、Y方向100μm 曲率半径r:59.2μm (レンズ11) 材質:熱硬化性樹脂 屈折率n2:1.66 (ガラス基板9) 材質:無アルカリガラス(ボロシリケート系ガラス) 厚み:400μm 屈折率n3:1.52 (画素開口部7) 開口寸法:□60μm 画素面積に対する開口部面積の比:36% (透光性パネル3) 材質:無アルカリガラス(コーニング社 #7059) 厚み:1.1mm
【0027】以上において、平凸レンズ11に入射した
照射光はある程度絞られて画素開口部7を透過し、コン
デンサレンズ21及び投影レンズ22を介して壁等のス
クリーンに投影される。
【0027】図3は液晶表示装置の別実施例を示す断面
図であり、この液晶表示装置は、液晶層4を保持する一
対の透光性パネル40,3のうち透光性パネル3につい
ては前記と同じであるが、透光性パネル40を構成する
2枚のガラス基板41,42は互いの接合面に1対1で
対応する凹部43,44を形成し、これら凹部43,4
4に高屈折率材料が充填され、ガラス基板41,42を
突き合せて接合することで、凹部43,44の部分が両
凸レンズ45になるように構成されている。
【0028】ここで、前記した各部材の材質、寸法、特
性(屈折率)などは以下の通りである。 (ガラス基板41) 材質:無アルカリガラス(ボロシリケート系ガラス) 厚み:1.1mm 屈折率n1:1.52 (ガラス基板42) 材質:無アルカリガラス(ボロシリケート系ガラス) 厚み:500μm 屈折率n1:1.52 (凹部43) 中心間の最長距離:112μm 深さ:40μm 曲率半径r1:59.2μm (凹部44) 中心間の最長距離:112μm 深さ:40μm 曲率半径r2:59.2μm (レンズ45) 材質:光硬化性樹脂 屈折率n2:1.595
【0029】尚、液晶層及び透明電極の厚みは極めて薄
いので、本発明の説明では液晶層側のガラス基板の厚み
tの中にこれらを含めた。
【0030】また、平板型マイクロレンズのレンズ部と
なる凹部の形状については、平面視でその輪郭形状は正
方形、長方形、正六角形、六角形あるいは帯状(レンチ
キュラータイプ)等液晶層の画素開口部の形状に合せて
選定することができる。尚、レンチキュラータイプにあ
っては、曲率半径rは帯状凹部の幅方向に沿った断面を
基準として測定する。
【0031】尚、図示例にあっては平板型マイクロレン
ズを構成する2枚のガラス基板の凹部に予め樹脂を充填
し、研磨、ラミネート処理を施して平滑面とし、この
後、他方のガラス基板を接着するか、或いは高屈折率樹
脂を接着剤として用い、充填と同時に2枚のガラス基板
を接着してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
液晶表示装置に組込まれる平板型マイクロレンズを構成
するガラス基板の屈折率、レンズとなる高屈折率材料の
屈折率、高屈折率材料が充填される凹部の曲率半径、平
板型マイクロレンズを構成するガラス基板のうち液晶層
側のガラス基板の厚みと焦点距離との関係を適切なもの
としたので、液晶層に照射光が集中せず、高温にならな
いので液晶に液影響を与えない。しかも、照射光の殆ん
どが画素開口部を通るので画面が暗くなることもない。
【0033】即ち、従来のように平板型マイクロレンズ
の焦点を液晶面からFNo.が大きくなる側にずらすこと
で投影レンズの口径を大きくすることもなく、照射光の
殆んどを有効利用でき、また照射光が多少傾いている場
合であっても画素開口部を透過する光量がそれほど低減
することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示装置を組込んだプロジェ
クタテレビジョンの概念図
【図2】同液晶表示装置の拡大断面図
【図3】液晶表示装置の別実施例を示す断面図
【図4】従来のプロジェクタテレビジョンの概念図
【図5】液晶表示装置に平板型マイクロレンズを組み合
わせた従来例の断面図
【図6】凸レンズのFNo.と投影レンズのFNo.との関係
を説明した図
【図7】凹部の中心間距離の概念図
【図8】Cr膜にて最初のエッチングを施している状態
を示す拡大断面図
【図9】最初のエッチング後の状態を示す拡大断面図
【図10】2回目のエッチング後の状態を示す拡大断面
【図11】凹部に高屈折率材料を充填した状態の拡大断
面図
【図12】図9の状態の平面図
【図13】図10の状態の平面図
【符号の説明】
1…液晶表示装置、2,3,30,40…透光性パネ
ル、4…液晶層、5…透明電極、6…光不透過部、7…
画素開口部、8,9,31,32,41,42…ガラス
基板、10,33,43,44…凹部、11,34…平
凸レンズ、45…両凸レンズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 厚範 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11 号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 仲間 健一 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11 号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 森尾 健二 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11 号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 岸本 隆 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11 号 日本板硝子株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−174820(JP,A) 特開 平4−50817(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/1335

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の透光性パネルの間に液晶層を設け
    てなる液晶表示装置において、前記一対の透光性パネル
    のうち照射光が入射する側の透光性パネルは2枚のガラ
    ス基板を接合して構成され、この2枚のガラス基板のう
    ち一方のガラス基板の他方のガラス基板との接合面には
    多数の凹部が規則的に形成され、この凹部には高屈折率
    材料が充填されて平凸レンズとなっており、更に前記2
    枚のガラス基板のうち平凸レンズが形成される一方のガ
    ラス基板の屈折率をn1、平凸レンズとなる高屈折率材
    料の屈折率をn2、他方のガラス基板の屈折率をn3、高
    屈折率材料が充填される凹部の曲率半径をr、前記2枚
    のガラス基板のうち液晶層側のガラス基板の厚みをtと
    するとき、これらは以下の関係式(1a)を満足し、ま
    た前記高屈折率材料が充填される凹部は稠密状に配列さ
    れ、且つ隣接する凹部の中心間の最長距離をpとすると
    き、以下の関係式(2a)を満足することを特徴とする
    液晶表示装置。 0.6/t≦(1/r)(n2−n1)/n3<1/t・・・・・・(1a) 1/8≦p(1/r)(n 2 −n 1 )≦1/1.8 ・・・・・・・(2a)
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液晶表示装置におい
    て、以下の関係式(3a)を満足することを特徴とする
    液晶表示装置。 r−(r2−p2/4)1/2≦60μm・・・・・・・・・・・・・(3a)
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の液晶表示装置におい
    て、以下の関係式(4a)を満足することを特徴とする
    液晶表示装置。 r−(r2−p2/4)1/2≦0.45p・・・・・・・・・・・・(4a)
  4. 【請求項4】 一対の透光性パネルの間に液晶層を設け
    てなる液晶表示装置において、前記一対の透光性パネル
    のうち照射光が入射する側の透光性パネルは2枚のガラ
    ス基板を接合して構成され、これら2枚のガラス基板は
    接合面に互いに一致する凹部が規則的に形成され、これ
    ら凹部には高屈折率材料が充填されて両凸レンズとなっ
    ており、更に前記ガラス基板の屈折率をn1、両凸レン
    ズとなる高屈折率材料の屈折率をn2、前記2枚のガラ
    ス基板のうちの一方のガラス基板に形成された凹部の曲
    率半径をr1、前記2枚のガラス基板のうちの他方のガ
    ラス基板に形成された凹部の曲率半径をr2、前記2枚
    のガラス基板のうち液晶層側のガラス基板の厚みをtと
    するとき、これらは以下の関係式(1b)を満足し、ま
    た前記高屈折率材料が充填される凹部は稠密状に配列さ
    れ、且つ隣接する凹部の中心間の最長距離をpとすると
    き、以下の関係式(2b)を満足することを特徴とする
    ことを特徴とする液晶表示装置。 0.6/t≦(1/r1+1/r2)(n2−n1)/n1<1/t・・(1b) 1/8≦p(1/r 1 +1/r 2 )(n 2 −n 1 )≦1/1.8 ・・・(2b)
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の液晶表示装置におい
    て、以下の関係式(3b)を満足することを特徴とする
    液晶表示装置。 r1−(r1 2−p2/4)1/2≦60μm 且つr2−(r2 2−p2/4)1/2≦60μm・・・・・・・・・・・・(3b)
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の液晶表示装置におい
    て、以下の関係式(4b)を満足することを特徴とする
    液晶表示装置。 r1−(r1 2−p2/4)1/2≦0.45p 且つr2−(r2 2−p2/4)1/2≦0.45p・・・・・・・・・・・(4b)
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