JP3590461B2 - 双眼鏡の防振装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、手ブレなどの振動により影響を防止する双眼鏡の防振装置、防振装置を備えた双眼鏡に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
観察者が双眼鏡によって観察している最中に、双眼鏡が何らかの外力によって、あるいはいわゆる手ブレによってブレあるいは振動すると、観察している像(視界)が振動してしまい、非常に観察しずらくなる。そこで、双眼鏡がブレても、観察者の視界がブレないようにする防振機構が種々開発されている。従来の防振機構は、双眼鏡の光軸のブレを検出する角速度検出手段と、入射光を偏向して射出できる補正光学素子を備え、角速度検出手段で検出した光軸のブレに基づいて、観察者が観察している像が移動しない方向に補正光学素子を運動させるものであった。特開平6−250099号公報に開示のものは、補正光学素子として光軸に沿って前後に離反した二枚のくさびプリズムを備え、二枚のくさびプリズムを相反する方向に回転させることにより光束を偏向し、像を動かしている。
【0003】
この双眼鏡の防振装置は、左右の光学系それぞれについてくさびプリズムを独立して設け、独立した駆動機構で駆動していた。そのため、左右の駆動機構を正確に同期駆動しなければ左右の光軸がずれてしまい、像性能が劣化する。したがって、左右の光学素子それぞれについての駆動機構およびこの駆動機構を介して左右の光学素子を同期して正確に駆動させる制御系が必要である。
また、特開平6−250100号、特開平6−308431号公報には、左右の補正光学素子を一体にして動かして、左右の光軸のずれを無くすものが開示されている。しかし、補正光学素子の回動軸が光学系の光軸に対して垂直な方向にあるため、駆動機構が上または下に構成され、防振機構をコンパクト化できなかった。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、前記従来の双眼鏡の防振装置の問題に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で前後、または左右の補正光学系を連動駆動できる双眼鏡の防振装置を提供することにある。
【0005】
【発明の概要】
この目的を達成する請求項1に記載の発明は、双眼鏡において、左右の光学系の振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段の検出信号に基づいて、左右の光学系の光路途中に配置したくさびプリズムを運動させて前記左右の光学系により形成される像の振動を防止する防振機構であって、左右の光学系の光路途中に配置される左右のくさびプリズムを一体に形成し、かつ一体に形成した左右のくさびプリズムを、左右の光学系の光軸に沿って前後に所定長離反させて二枚配置し、前記前後の二枚のくさびプリズムを、前記左右の光学系の光軸と平行に配置された同軸上の2本の回動軸に別個に固定し、該2本の回動軸を、一方の回転軸の回転を他方の回転軸に等速で反対方向に伝達する逆転ギヤ機構により連動させて、前記二枚のくさびプリズムを反対方向に回転させること、に特徴を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下図示実施の形態に基づいて本発明を説明する。図1は、本発明による防振装置50を備えた双眼鏡10の平面図である。この双眼鏡10は、左右に、光軸方向に可動のフォーカスレンズ(対物レンズ)L1、像反転プリズム(ポロプリズム)P、及び接眼レンズ群L2をそれぞれ備えている。左右のフォーカスレンズL1は、詳細は図示しないが、鏡筒本体11内に、光軸OL、ORに沿って一体として移動自在に支持されている。なお、左右の像反転プリズムP及び接眼レンズ群L2を支持した左右のレンズ筒11L、11Rは、眼幅調整を可能にするために、詳細は図示しないが、それぞれ光軸OL、ORを軸心として固定鏡筒11に対して所定角度範囲内で回動自在に支持されている。
【0007】
左右のフォーカスレンズL1の前方(物体側)には、入射した物体光線を偏向させる補正光学素子として、二枚のくさびプリズム51、53が配置されている。くさびプリズム51、53は、光軸OL、ORの中間に光軸OL、ORと平行に配置されかつ回動可能に設けられた同心の回動軸55、57の先端部に固定されている。回動軸55、57は、一方の回転を等速逆転して他方に伝達する逆転ギヤ機構59によって連動されている。なお、図示実施の形態のくさびプリズム51、53は、水平状態にある双眼鏡10に対して入射光を、上下方向に偏向可能とすべく配置されている。
【0008】
物体側のくさびプリズム51は、連結部51aで連結されたくさびプリズム部51L、51Rを備え、観察者側のくさびプリズム53は、連結部53aで連結されたくさびプリズム部53L、53Rを備えている。つまり、左くさびプリズム部51L、53Lが左のフォーカスレンズL1の前方に位置し、右くさびプリズム部51R、53Rが右のフォーカスレンズL1の前方に位置している。左右くさびプリズム部51L、53L、51R、53Rは、回動軸55、57に対して直交する平坦面51La、51Ra、53La、53Raと、平坦面51La、51Ra、53La、53Raに対して一定角度を成すくさび面(傾斜面)51Lb、51Rb、53Lb、53Rbとを有し、くさび面51Lbとくさび面53Lbとが向き合い、くさび面51Rbとくさび面53Rbとが向き合った状態に配置されている。なお、くさび面が平坦面と成す角度は限定されない。
【0009】
くさびプリズム51、53は、図2に示した初期状態においては、くさび面51Lbとくさび面53Lb、くさび面51Rbとくさび面53Rbが平行な状態にある。この初期状態において、くさびプリズム部51L、51Rは、物体光線を、図1において右方向に偏向(屈曲)し、くさびプリズム部53L、53Rは右方向に偏向された物体光線を図2において左方向に偏向(屈曲)して、全体としては偏向しないよう構成されている。くさびプリズム部51L、51Rは、いずれかの方向に偏向する構成とすることも可能である。
【0010】
回動軸55、57は、一方が駆動装置61によって直接回転駆動され、他方が逆転ギヤ機構59を介して反対方向に連動して回転する。つまり、くさびプリズム51、53は、駆動装置61によって所定回転速度で回転駆動され、さらに逆転ギヤ機構59によって反対方向に同じ速度で連動回転される。
【0011】
くさびプリズム51、53のブレ防止動作について、図2および図3を参照して説明する。尚、図2および図3は、くさび51、53を、物体側から見て示してある。図2は、初期状態を示しており、図3はブレ防止のために回動軸55、57を回転したときの状態を示している。図2に示した初期状態においては、くさび面51Lb、51Rb、53Lb、53Rbは平行状態にある。この初期状態では、くさびプリズム部51L、51Rは物体光線を、図1において左方向、図2において水平右方向に偏向し、くさびプリズム部51R、53Rは物体光線を、図1において右方向、図2において水平左方向に偏向して、全体としては偏向しない。
【0012】
ここで、駆動装置61が起動すると、回動軸55、57を介してくさびプリズム51、53が互いに同一速度で相反する方向に回転し、くさびプリズム51、53から射出した光線が上方または下方に屈曲する。図2において、くさびプリズム51、53から射出した光線は、前方のくさびプリズム51が左回転、後方のくさびプリズム53が右回転すると下方に偏向し、前方のくさびプリズム51が右回転、後方のくさびプリズム53が左回転すると上方に偏向する。図3ではくさびプリズム51が左回転しているので、下方に偏向している。
【0013】
回動軸55、57の回転速度を、本実施例では、角速度検出手段が検出した双眼鏡10の上下方向(チルト方向)のブレに基づいて制御する。この駆動制御によって、くさびプリズム51、53に入射した物体光線が双眼鏡10のブレ方向とは逆方向に振られ、像ブレ(視界のブレ)が防止される。
【0014】
次に、この実施例の駆動装置61の構成について、図4に示した実施例に基づいて説明する。
モータ63は、ギヤ機構65を介して回動軸57を駆動する。回動軸57は、逆転ギヤ機構59を介して回動軸55を、回動軸57と等速で反対方向に駆動する。
【0015】
双眼鏡10のチルト方向(上下方向)のブレを、振動検出手段としての角速度センサ67で検出する。角速度センサ67で検出した検出信号は、アンプ69で増幅され、積分回路71で積分され、この積分値が第1検出信号in1として差動アンプ79の一方の入力端子に入力される。差動アンプ79の他方の入力端子には、回動軸55、57の回転角(回転位置)データとしての第2検出信号in2が入力される。
【0016】
回動軸55、57の回転角は、一方の回動軸57に固定された永久磁石73に対向する位置に設けられたMRセンサ75によって検出される。MRセンサ75が検出した検出信号はアンプ77で増幅されて、第2検出信号in2として差動アンプ79に他方の入力端子から出力される。差動アンプ79は、二つの検出信号in1、in2を比較して、第2検出信号in2が第1検出信号in1と等しくなるように、モータ63を回転駆動する。
【0017】
この実施例によると、双眼鏡10がブレると、そのブレを角速度センサ67が検出するので第1検出信号in1が変化し、差動アンプ79の入力に電位差を生じるので、その電位差を減少させる方向にモータ63が起動してくさびプリズム51、53が回転し、くさびプリズム51、53から射出する光線が双眼鏡10のブレ方向とは逆に振られる。このくさびプリズム51、53の回転によって、観察している像のブレが防止される。
【0018】
図5には、本発明の第2の実施の形態を示してある。この第2の実施の形態は、左右のくさびプリズムを単一構造のくさびプリズム251、253で構成したことに特徴を有する。図1に示した第1の実施の形態と同様の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
【0019】
くさびプリズム251、253は、くさび面251b、253bを互いに対向させた状態で、回動軸55、57に固定されている。くさびプリズム251、253は、第1の実施の形態と同様に、軸55、57に支持され、逆転ギヤ機構59によって反対方向に連動回動する。そして、双眼鏡10のブレに応じて駆動装置61によって駆動され、ブレを防止する。なお、図5の初期状態では、第1の実施の形態と同様に、入射光は偏向されない。
【0020】
図6には、本発明の第3の実施の形態を示してある。この第3の実施の形態は、くさびプリズム351、353の回転軸355、357を、左右の光軸OL、ORの中間位置ではなく、中間位置よりも下方に設けたことに特徴がある。なお、図1の第1の実施の形態と同様の部材には同様の符号を付して説明を省略する。
【0021】
一般に、対物レンズを光軸に沿って移動して焦点調整を行なうタイプの双眼鏡では、左右のフォーカスレンズL1を一体に支持するピント作動板21が、図示しないガイド部材によって光軸に沿って前後動自在にガイドされ、光軸OL、ORと平行に設けられたフォーカス調整ねじ23の先端部に固定されている。このフォーカス調整ねじ23の後端部は、双眼鏡10の後端部に回転自在にかつ軸方向には移動不能に支持されたフォーカス調整転輪25の雌ねじ部27に螺合されている。したがって、フォーカス調整転輪25を回転させると、雌ねじ部27とフォーカス調整ねじ23との間のねじ作用によりフォーカス調整ねじ23が光軸に沿って前後動する。つまり、左右のフォーカスレンズL1が光軸に沿って前後動し、焦点調整が行なわれる。
【0022】
この第3の実施の形態では、くさびプリズム351、353の回転軸355、357を、左右の光軸OL、ORの中間位置よりも下方に配置したので、フォーカス調整ねじ23と干渉することが無くなり、設計の自由度が広がった。回転軸355、357を左右の光軸OL、ORの中間位置から上下どの方向に離反させてもよく、その距離も任意である。なお、くさびプリズム351、353は、第1の実施の形態のような左右のくさびプリズム独立タイプでもよく、第2の実施の形態のような左右くさびプリズム一体タイプのいずれでもよい。
【0023】
以上の各実施の形態において、各くさびプリズムは、屈折率が1.492 、その頂角が3.9゜、回転角が±15゜である。これによりブレ補正角として±1゜を確保した。また、前後のくさびプリズムは同一のものを、表裏反転して使用することができる。さらに、図示実施の形態ではくさびプリズムを最も物体側に配置したが、本発明は、くさびプリズムの位置は任意であり、対物レンズの後方、プリズムの後方、接眼レンズの前方などに設けることもできる。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り請求項1に記載の発明は、双眼鏡の像ブレを防止する防振機構において、逆転ギヤ機構により左右の前後のくさびプリズムが左右一体として連動回動するので、左右のくさびプリズムを単一の駆動手段で回動駆動することが可能になり、簡単な構成で左右の前後のくさびプリズムを正確に同期させて回動させることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防振装置の第1の実施の形態である双眼鏡の要部を示す平面図である。
【図2】同第1の実施の形態のくさびプリズムの初期状態の正面図である。
【図3】同第1の実施の形態のくさびプリズムが動作した後の正面図である。
【図4】同第1の実施の形態の防振装置の回路構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の防振装置の第2の実施の形態を適用した双眼鏡の要部を示す平面図である。
【図6】本発明の防振装置の第3の実施の形態を適用した双眼鏡の要部を示す平面図である。
【図7】同第3の実施の形態のくさびプリズムの動作中の状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 双眼鏡
11 鏡筒本体
12L 12R レンズ筒
51 くさびプリズム
53 くさびプリズム
55 軸
57 軸
59 逆転ギヤ機構
251 くさびプリズム
253 くさびプリズム
351 くさびプリズム
353 くさびプリズム
【発明の技術分野】
本発明は、手ブレなどの振動により影響を防止する双眼鏡の防振装置、防振装置を備えた双眼鏡に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
観察者が双眼鏡によって観察している最中に、双眼鏡が何らかの外力によって、あるいはいわゆる手ブレによってブレあるいは振動すると、観察している像(視界)が振動してしまい、非常に観察しずらくなる。そこで、双眼鏡がブレても、観察者の視界がブレないようにする防振機構が種々開発されている。従来の防振機構は、双眼鏡の光軸のブレを検出する角速度検出手段と、入射光を偏向して射出できる補正光学素子を備え、角速度検出手段で検出した光軸のブレに基づいて、観察者が観察している像が移動しない方向に補正光学素子を運動させるものであった。特開平6−250099号公報に開示のものは、補正光学素子として光軸に沿って前後に離反した二枚のくさびプリズムを備え、二枚のくさびプリズムを相反する方向に回転させることにより光束を偏向し、像を動かしている。
【0003】
この双眼鏡の防振装置は、左右の光学系それぞれについてくさびプリズムを独立して設け、独立した駆動機構で駆動していた。そのため、左右の駆動機構を正確に同期駆動しなければ左右の光軸がずれてしまい、像性能が劣化する。したがって、左右の光学素子それぞれについての駆動機構およびこの駆動機構を介して左右の光学素子を同期して正確に駆動させる制御系が必要である。
また、特開平6−250100号、特開平6−308431号公報には、左右の補正光学素子を一体にして動かして、左右の光軸のずれを無くすものが開示されている。しかし、補正光学素子の回動軸が光学系の光軸に対して垂直な方向にあるため、駆動機構が上または下に構成され、防振機構をコンパクト化できなかった。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、前記従来の双眼鏡の防振装置の問題に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で前後、または左右の補正光学系を連動駆動できる双眼鏡の防振装置を提供することにある。
【0005】
【発明の概要】
この目的を達成する請求項1に記載の発明は、双眼鏡において、左右の光学系の振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段の検出信号に基づいて、左右の光学系の光路途中に配置したくさびプリズムを運動させて前記左右の光学系により形成される像の振動を防止する防振機構であって、左右の光学系の光路途中に配置される左右のくさびプリズムを一体に形成し、かつ一体に形成した左右のくさびプリズムを、左右の光学系の光軸に沿って前後に所定長離反させて二枚配置し、前記前後の二枚のくさびプリズムを、前記左右の光学系の光軸と平行に配置された同軸上の2本の回動軸に別個に固定し、該2本の回動軸を、一方の回転軸の回転を他方の回転軸に等速で反対方向に伝達する逆転ギヤ機構により連動させて、前記二枚のくさびプリズムを反対方向に回転させること、に特徴を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下図示実施の形態に基づいて本発明を説明する。図1は、本発明による防振装置50を備えた双眼鏡10の平面図である。この双眼鏡10は、左右に、光軸方向に可動のフォーカスレンズ(対物レンズ)L1、像反転プリズム(ポロプリズム)P、及び接眼レンズ群L2をそれぞれ備えている。左右のフォーカスレンズL1は、詳細は図示しないが、鏡筒本体11内に、光軸OL、ORに沿って一体として移動自在に支持されている。なお、左右の像反転プリズムP及び接眼レンズ群L2を支持した左右のレンズ筒11L、11Rは、眼幅調整を可能にするために、詳細は図示しないが、それぞれ光軸OL、ORを軸心として固定鏡筒11に対して所定角度範囲内で回動自在に支持されている。
【0007】
左右のフォーカスレンズL1の前方(物体側)には、入射した物体光線を偏向させる補正光学素子として、二枚のくさびプリズム51、53が配置されている。くさびプリズム51、53は、光軸OL、ORの中間に光軸OL、ORと平行に配置されかつ回動可能に設けられた同心の回動軸55、57の先端部に固定されている。回動軸55、57は、一方の回転を等速逆転して他方に伝達する逆転ギヤ機構59によって連動されている。なお、図示実施の形態のくさびプリズム51、53は、水平状態にある双眼鏡10に対して入射光を、上下方向に偏向可能とすべく配置されている。
【0008】
物体側のくさびプリズム51は、連結部51aで連結されたくさびプリズム部51L、51Rを備え、観察者側のくさびプリズム53は、連結部53aで連結されたくさびプリズム部53L、53Rを備えている。つまり、左くさびプリズム部51L、53Lが左のフォーカスレンズL1の前方に位置し、右くさびプリズム部51R、53Rが右のフォーカスレンズL1の前方に位置している。左右くさびプリズム部51L、53L、51R、53Rは、回動軸55、57に対して直交する平坦面51La、51Ra、53La、53Raと、平坦面51La、51Ra、53La、53Raに対して一定角度を成すくさび面(傾斜面)51Lb、51Rb、53Lb、53Rbとを有し、くさび面51Lbとくさび面53Lbとが向き合い、くさび面51Rbとくさび面53Rbとが向き合った状態に配置されている。なお、くさび面が平坦面と成す角度は限定されない。
【0009】
くさびプリズム51、53は、図2に示した初期状態においては、くさび面51Lbとくさび面53Lb、くさび面51Rbとくさび面53Rbが平行な状態にある。この初期状態において、くさびプリズム部51L、51Rは、物体光線を、図1において右方向に偏向(屈曲)し、くさびプリズム部53L、53Rは右方向に偏向された物体光線を図2において左方向に偏向(屈曲)して、全体としては偏向しないよう構成されている。くさびプリズム部51L、51Rは、いずれかの方向に偏向する構成とすることも可能である。
【0010】
回動軸55、57は、一方が駆動装置61によって直接回転駆動され、他方が逆転ギヤ機構59を介して反対方向に連動して回転する。つまり、くさびプリズム51、53は、駆動装置61によって所定回転速度で回転駆動され、さらに逆転ギヤ機構59によって反対方向に同じ速度で連動回転される。
【0011】
くさびプリズム51、53のブレ防止動作について、図2および図3を参照して説明する。尚、図2および図3は、くさび51、53を、物体側から見て示してある。図2は、初期状態を示しており、図3はブレ防止のために回動軸55、57を回転したときの状態を示している。図2に示した初期状態においては、くさび面51Lb、51Rb、53Lb、53Rbは平行状態にある。この初期状態では、くさびプリズム部51L、51Rは物体光線を、図1において左方向、図2において水平右方向に偏向し、くさびプリズム部51R、53Rは物体光線を、図1において右方向、図2において水平左方向に偏向して、全体としては偏向しない。
【0012】
ここで、駆動装置61が起動すると、回動軸55、57を介してくさびプリズム51、53が互いに同一速度で相反する方向に回転し、くさびプリズム51、53から射出した光線が上方または下方に屈曲する。図2において、くさびプリズム51、53から射出した光線は、前方のくさびプリズム51が左回転、後方のくさびプリズム53が右回転すると下方に偏向し、前方のくさびプリズム51が右回転、後方のくさびプリズム53が左回転すると上方に偏向する。図3ではくさびプリズム51が左回転しているので、下方に偏向している。
【0013】
回動軸55、57の回転速度を、本実施例では、角速度検出手段が検出した双眼鏡10の上下方向(チルト方向)のブレに基づいて制御する。この駆動制御によって、くさびプリズム51、53に入射した物体光線が双眼鏡10のブレ方向とは逆方向に振られ、像ブレ(視界のブレ)が防止される。
【0014】
次に、この実施例の駆動装置61の構成について、図4に示した実施例に基づいて説明する。
モータ63は、ギヤ機構65を介して回動軸57を駆動する。回動軸57は、逆転ギヤ機構59を介して回動軸55を、回動軸57と等速で反対方向に駆動する。
【0015】
双眼鏡10のチルト方向(上下方向)のブレを、振動検出手段としての角速度センサ67で検出する。角速度センサ67で検出した検出信号は、アンプ69で増幅され、積分回路71で積分され、この積分値が第1検出信号in1として差動アンプ79の一方の入力端子に入力される。差動アンプ79の他方の入力端子には、回動軸55、57の回転角(回転位置)データとしての第2検出信号in2が入力される。
【0016】
回動軸55、57の回転角は、一方の回動軸57に固定された永久磁石73に対向する位置に設けられたMRセンサ75によって検出される。MRセンサ75が検出した検出信号はアンプ77で増幅されて、第2検出信号in2として差動アンプ79に他方の入力端子から出力される。差動アンプ79は、二つの検出信号in1、in2を比較して、第2検出信号in2が第1検出信号in1と等しくなるように、モータ63を回転駆動する。
【0017】
この実施例によると、双眼鏡10がブレると、そのブレを角速度センサ67が検出するので第1検出信号in1が変化し、差動アンプ79の入力に電位差を生じるので、その電位差を減少させる方向にモータ63が起動してくさびプリズム51、53が回転し、くさびプリズム51、53から射出する光線が双眼鏡10のブレ方向とは逆に振られる。このくさびプリズム51、53の回転によって、観察している像のブレが防止される。
【0018】
図5には、本発明の第2の実施の形態を示してある。この第2の実施の形態は、左右のくさびプリズムを単一構造のくさびプリズム251、253で構成したことに特徴を有する。図1に示した第1の実施の形態と同様の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
【0019】
くさびプリズム251、253は、くさび面251b、253bを互いに対向させた状態で、回動軸55、57に固定されている。くさびプリズム251、253は、第1の実施の形態と同様に、軸55、57に支持され、逆転ギヤ機構59によって反対方向に連動回動する。そして、双眼鏡10のブレに応じて駆動装置61によって駆動され、ブレを防止する。なお、図5の初期状態では、第1の実施の形態と同様に、入射光は偏向されない。
【0020】
図6には、本発明の第3の実施の形態を示してある。この第3の実施の形態は、くさびプリズム351、353の回転軸355、357を、左右の光軸OL、ORの中間位置ではなく、中間位置よりも下方に設けたことに特徴がある。なお、図1の第1の実施の形態と同様の部材には同様の符号を付して説明を省略する。
【0021】
一般に、対物レンズを光軸に沿って移動して焦点調整を行なうタイプの双眼鏡では、左右のフォーカスレンズL1を一体に支持するピント作動板21が、図示しないガイド部材によって光軸に沿って前後動自在にガイドされ、光軸OL、ORと平行に設けられたフォーカス調整ねじ23の先端部に固定されている。このフォーカス調整ねじ23の後端部は、双眼鏡10の後端部に回転自在にかつ軸方向には移動不能に支持されたフォーカス調整転輪25の雌ねじ部27に螺合されている。したがって、フォーカス調整転輪25を回転させると、雌ねじ部27とフォーカス調整ねじ23との間のねじ作用によりフォーカス調整ねじ23が光軸に沿って前後動する。つまり、左右のフォーカスレンズL1が光軸に沿って前後動し、焦点調整が行なわれる。
【0022】
この第3の実施の形態では、くさびプリズム351、353の回転軸355、357を、左右の光軸OL、ORの中間位置よりも下方に配置したので、フォーカス調整ねじ23と干渉することが無くなり、設計の自由度が広がった。回転軸355、357を左右の光軸OL、ORの中間位置から上下どの方向に離反させてもよく、その距離も任意である。なお、くさびプリズム351、353は、第1の実施の形態のような左右のくさびプリズム独立タイプでもよく、第2の実施の形態のような左右くさびプリズム一体タイプのいずれでもよい。
【0023】
以上の各実施の形態において、各くさびプリズムは、屈折率が1.492 、その頂角が3.9゜、回転角が±15゜である。これによりブレ補正角として±1゜を確保した。また、前後のくさびプリズムは同一のものを、表裏反転して使用することができる。さらに、図示実施の形態ではくさびプリズムを最も物体側に配置したが、本発明は、くさびプリズムの位置は任意であり、対物レンズの後方、プリズムの後方、接眼レンズの前方などに設けることもできる。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り請求項1に記載の発明は、双眼鏡の像ブレを防止する防振機構において、逆転ギヤ機構により左右の前後のくさびプリズムが左右一体として連動回動するので、左右のくさびプリズムを単一の駆動手段で回動駆動することが可能になり、簡単な構成で左右の前後のくさびプリズムを正確に同期させて回動させることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防振装置の第1の実施の形態である双眼鏡の要部を示す平面図である。
【図2】同第1の実施の形態のくさびプリズムの初期状態の正面図である。
【図3】同第1の実施の形態のくさびプリズムが動作した後の正面図である。
【図4】同第1の実施の形態の防振装置の回路構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の防振装置の第2の実施の形態を適用した双眼鏡の要部を示す平面図である。
【図6】本発明の防振装置の第3の実施の形態を適用した双眼鏡の要部を示す平面図である。
【図7】同第3の実施の形態のくさびプリズムの動作中の状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 双眼鏡
11 鏡筒本体
12L 12R レンズ筒
51 くさびプリズム
53 くさびプリズム
55 軸
57 軸
59 逆転ギヤ機構
251 くさびプリズム
253 くさびプリズム
351 くさびプリズム
353 くさびプリズム
Claims (6)
- 双眼鏡において、左右の光学系の振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段の検出信号に基づいて、左右の光学系の光路途中に配置したくさびプリズムを運動させて前記左右の光学系により形成される像の振動を防止する防振機構であって、
左右の光学系の光路途中に配置される左右のくさびプリズムを一体に形成し、かつ一体に形成した左右のくさびプリズムを、左右の光学系の光軸に沿って前後に所定長離反させて二枚配置し、
前記前後の二枚のくさびプリズムを、前記左右の光学系の光軸と平行に配置された同軸上の2本の回動軸に別個に固定し、
該2本の回動軸を、一方の回転軸の回転を他方の回転軸に等速で反対方向に伝達する逆転ギヤ機構により連動させて、前記二枚のくさびプリズムを反対方向に回転させること、を特徴とする双眼鏡の防振装置。 - 請求項1記載の双眼鏡の防振装置において、前記左右のくさびプリズムは、一体のくさび面の異なる部分で構成されていること、を特徴とする双眼鏡の防振装置。
- 請求項2記載の双眼鏡の防振装置において、前記前後のくさびプリズムは、前記左右の光学系の光軸から等距離に配置された同軸の2本の回動軸によって相対回転自在に軸支されていること、を特徴とする双眼鏡の防振装置。
- 請求項3記載の双眼鏡の防振装置は、前記一方の回動軸を駆動する駆動手段を備えていること、を特徴とする双眼鏡の防振装置。
- 請求項1記載の双眼鏡の防振装置において、前記振動検出手段は、前項左右の光学系の振動を光軸に関する振れとして検出する角速度検出手段であること、を特徴とする双眼鏡の防振装置。
- 請求項1から5のいずれか一項記載の双眼鏡の防振装置において、前記左右のくさびプリズムはそれぞれ、左右の光学系の対物レンズの前方に配置されていること、を特徴とする双眼鏡の防振装置。
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