JPH11352537A - 防振処理機能を備えた光学機器 - Google Patents

防振処理機能を備えた光学機器

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JPH11352537A
JPH11352537A JP10158835A JP15883598A JPH11352537A JP H11352537 A JPH11352537 A JP H11352537A JP 10158835 A JP10158835 A JP 10158835A JP 15883598 A JP15883598 A JP 15883598A JP H11352537 A JPH11352537 A JP H11352537A
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JP
Japan
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light
optical system
optical
correction
vertical
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Application number
JP10158835A
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English (en)
Inventor
Shinji Tsukamoto
伸治 塚本
Ken Hirunuma
謙 蛭沼
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE19924069A priority patent/DE19924069C2/de
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/64Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image
    • G02B27/646Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image compensating for small deviations, e.g. due to vibration or shake

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  • Telescopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源オフの状態においても鏡筒の方向と一致
した被写体像を視認できる光学機器を得る。 【解決手段】 双眼鏡の電源スイッチがオフされたらス
テップS411で、縦方向駆動枠が縦方向リセット位置
に位置決めされ、横方向駆動枠が横方向リセット位置に
位置決めされるよう、縦方向および横方向のアクチュエ
ータのモータを駆動する。ステップS412で予めEE
PROMから読み出したリセット位置と可動中心位置と
の差分に基づいて縦方向および横方向のアクチュエータ
のモータを駆動し、縦方向駆動枠を縦方向可動中心位置
まで、横方向駆動枠を横方向可動中心位置まで駆動す
る。ステップS413でそれぞれのモータを停止しステ
ップS414で電源の供給を停止し処理を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手振れ等に起因す
る像振れを補正する防振装置を備えた光学機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、双眼鏡等の光学機器には手振れ等
に起因する像振れを補正する防振処理のための防振装置
が備えられている。手振れ等により像振れが発生する
と、防振装置において補正光学系がその光軸が他の光学
系の光軸と一致した位置から光学機器の移動を相殺する
方向に所定量駆動され、像振れは補正される。尚、本明
細書では、補正光学系の光軸と他の光学系の光軸が実際
に一致する場合の補正光学系の位置を「可動中心位置」
という。従ってこのような光学機器では、防振処理を行
う前に補正光学系を可動中心位置まで駆動するという処
理が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、このような
光学機器では補正光学系を可動中心位置に駆動する処理
は通常電源がオンされてから防振スイッチがオフの間に
行われ、電源がオフされる時は行われない。しかしなが
ら、一眼レフカメラのように電源オフの状態でもファイ
ンダから被写体像が確認可能な場合、補正光学系は可動
中心位置に駆動されていないため、鏡筒の方向とはずれ
た被写体像が視認されるという問題がある。また、望遠
鏡や双眼鏡のように電源スイッチと防振処理スイッチが
兼用されている光学機器において、三脚等に取り付け像
振れの無い状態で使用する場合、防振処理スイッチオ
フ、すなわち電源オフの状態で使用されることがあり、
鏡筒の方向とはずれた被写体像が接眼レンズを介して視
認されるという問題がある。
【0004】本発明は、以上の問題を解決するものであ
り、電源オフの状態でも鏡筒の方向と一致した被写体像
を視認できる光学機器を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる防振処理
機能を備えた光学機器は、光学機器のぶれ量を検出する
ぶれ検出手段と、光学機器のぶれによる像振れを補正す
る補正光学系と、防振処理時、光学機器のぶれ量を相殺
するよう補正光学系をその光軸に直交する平面内におい
て2次元的に駆動し、電源オフ状態下において、補正光
学系の位置を固定保持し続ける駆動手段とを備え、光学
機器の電源がオフされる時、補正光学系の光軸と光学機
器の他の光学系の光軸が実際に一致する可動中心位置ま
で補正光学系が駆動されることを特徴とする。
【0006】好ましくは、補正光学系の光軸と光学機器
の他の光学系の光軸が設計上一致するリセット位置に補
正光学系が位置決めされた後、補正光学系が可動中心位
置まで駆動される。
【0007】好ましくは、さらにリセット位置と可動中
心位置との差分が格納された記憶手段を備えており、記
憶手段に格納された差分に基づいて、補正光学系が可動
中心位置まで駆動される。記憶手段は例えばEEPRO
Mである。
【0008】リセット位置検出手段は好ましくは、発光
素子と受光素子を有するフォトインタラプタと薄板とを
備え、発光素子から出射され受光素子へ入射する入射光
の有無若しくは光量の変化によりフォトインタラプタと
薄板との相対的位置関係の変化を検出することを特徴と
する。
【0009】フォトインタラプタは例えば、発光素子の
発光面と受光素子の受光面が対向するよう所定の間隔を
おいて配設された透過型フォトインタラプタであり、薄
板は発光素子と受光素子の間に位置決めされている。
【0010】フォトインタラプタは例えば、発光素子の
発光面と受光素子の受光面が同一方向に向くよう配設さ
れた反射型フォトインタラプタであり、薄板は発光面お
よび受光面と対向する側に位置決めされている。
【0011】薄板が防振処理のための補正光学系の駆動
の影響を受けずに所定の位置に固定され、フォトインタ
ラプタが補正光学系の駆動に連動して移動するか、若し
くは、フォトインタラプタが防振処理のための補正光学
系の駆動の影響を受けずに所定の位置に固定され、薄板
が補正光学系の駆動に連動して移動する。
【0012】また、本発明にかかる防振処理機能を備え
た光学機器は、光学機器のぶれ量を検出するぶれ検出手
段と、光学機器のぶれによる像振れを補正する補正光学
系と、光学機器のぶれ量を相殺するよう補正光学系をそ
の光軸に直交する平面内において2次元的に駆動する駆
動手段とを備え、光学機器の電源オフ状態において、補
正光学系の光軸と光学機器の他の光学系の光軸が実際に
一致していることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明に係る実施形態が
適用される双眼鏡の各光学系の位置関係を模式的に示す
図である。第1の光学系10において、第1の対物レン
ズ21を通過した光束は第1の補正レンズ31を通過し
第1の正立プリズム41を介して第1の接眼レンズ51
に導かれ、第2の光学系11において、第2の対物レン
ズ22を通過した光束は第2の補正レンズ32を通過し
第2の正立プリズム42を介して第2の接眼レンズ52
に導かれる。第1の補正レンズ31と第2の補正レンズ
32はレンズ支持枠30に一体的に支持されている。第
1の光学系10の光軸OP1と第2の光学系11の光軸
OP2は、完全に平行となるよう調整されている。
【0014】尚、本明細書において「横方向」とは光軸
OP1、OP2を含む平面に平行でかつ光軸OP1、O
P2に直交する方向であり、「縦方向」とは光軸OP
1、OP2を含む平面に垂直な方向である。第1の補正
レンズ31の光軸および第2の補正レンズ32の光軸が
光軸OP1、OP2を含む平面内に位置している場合
の、レンズ支持枠30の位置を「縦方向可動中心位置」
という。また、光軸OP1、OP2を含む平面に直交し
光軸OP1を含む平面内に第1の補正レンズ31の光軸
が位置し、かつ光軸OP1、OP2を含む平面に直交し
光軸OP2を含む平面内に第2の補正レンズ32の光軸
が位置している場合のレンズ支持枠30の位置を「横方
向可動中心位置」という。
【0015】図2は第1実施形態のレンズ支持枠30を
第1および第2の対物レンズ21、22の側から見た正
面図である。レンズ支持枠30は、縦方向駆動枠301
と横方向駆動枠302を有している。縦方向駆動枠30
1は略長方形の平板であり開口部を有するドーナツ形状
である。縦方向駆動枠301は双眼鏡体の内壁面1に一
体的に設けられたフランジ1aに配設された保持部材3
10により縦方向に摺動可能に支持されている。横方向
駆動枠302は第1および第2の補正レンズ31、32
を一体的に保持する平板であり縦方向駆動枠301の開
口部に配設されている。横方向駆動枠302は縦方向駆
動枠301に配設された保持部材320により横方向に
摺動可能に支持されている。
【0016】図3は図2において縦方向駆動枠301お
よび横方向駆動枠302の上端部に配設された保持部材
320の断面図である。保持部材320はビス321、
ナット322、ワッシャ323を有している。ビス32
1のシャフト321aは縦方向駆動枠301に穿設され
た穴301aを挿通している。シャフト321aにはネ
ジ山が切られており、ビス321のヘッド321bの反
対側の端部にはナット322が締め付けられている。ヘ
ッド321bと縦方向駆動枠301の間、およびナット
322と縦方向駆動枠301の間にワッシャ323が配
設されている。ワッシャ323の半径の長さは、横方向
駆動枠302の端面に接する縦方向駆動枠301端面か
らシャフト321aの中心軸までの長さより大きい。す
なわち、横方向駆動枠302はその端部においてワッシ
ャ323の周縁部の一部で挟持されている。
【0017】保持部材310も保持部材320と同様の
構成を有している。ビス311(図2参照)のシャフト
はフランジ1aに穿設された穴を挿通し、ビス311の
ヘッドと反対側のシャフトの端部にナット(図示せず)
が締め付けられている。ビス311のヘッドとフランジ
1aの間およびナットとフランジ1aの間にワッシャ3
13(図2参照)が配設され、縦方向駆動枠301の端
部はワッシャ313の周縁部の一部で挟持されている。
【0018】図4は図2の線A−A矢視断面図である。
図2および図4を用いて、本実施形態のアクチュエータ
について説明する。縦方向アクチュエータ330は、第
1および第2の正立プリズム41、42側(図1参照)
に配設されており、縦方向駆動枠301および横方向駆
動枠302の縦方向の中心に位置決めされている。縦方
向アクチュエータ330はステッピングモータ331と
シャフト332とから成る。ステッピングモータ331
はモータケース331aとモータケース331a内に設
けられたモータ331bとから成り、モータ331bは
縦方向に沿った軸回りに正逆回転が可能である。シャフ
ト332はモータ331bの回転方向においてモータ3
31bと一体的に回転し、軸方向においてモータ331
bに対して移動可能なように支持されている。シャフト
332の外周面にはリードネジが形成されており、モー
タケース331aの軸受けに形成されている雌ネジ(図
示せず)に螺合している。すなわち、モータ331bの
正逆回転に対して、シャフト332は回転しながら、そ
の軸方向に沿って進退する。
【0019】シャフト332の先端部にはボールが埋設
されており、このボールが目標物を押圧する。モータケ
ース331aは第1の固定部材333によりフランジ1
aに固定されている。シャフト332の先端は縦方向駆
動枠301の下端部に固定された第1の被押圧部材33
4に当接している。
【0020】第1および第2の対物レンズ21、22が
配設された側において縦方向駆動枠301の側端部近傍
には、第1のコイルバネ391が配設されている。第1
のコイルバネ391の両端部はフック形状を有してお
り、それぞれ図2においてフランジ1aの上端部近傍に
嵌合しているビス392と、縦方向駆動枠301の下端
部近傍に嵌合しているビス393に係合している。すな
わち、第1のコイルバネ391は縦方向駆動枠301に
y1方向の付勢力を与えている。従って、シャフト33
2の先端部は常時、第1の被押圧部材334に当接して
いる。
【0021】縦方向駆動枠301および横方向駆動枠3
02の下端部近傍において第1および第2の対物レンズ
21、22(図1参照)側には、横方向アクチュエータ
340が配設されており、縦方向駆動枠301および横
方向駆動枠302の縦方向の中心に対して第1の補正レ
ンズ31が配設された側に配設されている。横方向アク
チュエータ340はステッピングモータ341とシャフ
ト342とから成る。ステッピングモータ341はモー
タケース341aとモータケース341a内に設けられ
たモータ341bとから成り、モータ341bは横方向
に沿った軸回りに正逆回転が可能である。シャフト34
2はモータ341bの回転方向においてモータ341b
と一体的に回転し、軸方向においてモータ341bに対
して移動可能なように支持されている。シャフト342
の外周面にはリードネジが形成されており、モータケー
ス341aの軸受けに形成されている雌ネジ(図示せ
ず)に螺合している。すなわち、モータ341bの正逆
回転に対して、シャフト342は回転しながら、その軸
方向に沿って進退する。
【0022】シャフト342の先端部にはボールが埋設
されており、このボールが目標物を押圧する。モータケ
ース341aは第2の固定部材343によりフランジ1
aに固定されている。シャフト342の先端は横方向駆
動枠302の下端部に固定された第2の被押圧部材34
4に当接している。
【0023】第1および第2の対物レンズ21、22が
配設された側において縦方向駆動枠301の上端部に
は、第2のコイルバネ396が配設されている。第2の
コイルバネ396の両端部はフック形状を有している。
第2のコイル396の一方の端部は、縦方向駆動枠30
1の上端部において第1の補正レンズ31が配設された
側の端部近傍に嵌合しているビス397に係合してい
る。他方の端部は、横方向駆動枠302の上端部におい
て略中央部分に固定されたフランジ398に穿設された
穴398aに係合している。すなわち、第2のコイルバ
ネ396は横方向駆動枠302にx1方向の付勢力を与
えている。従って、シャフト342の先端部は常時、第
2の被押圧部材344に当接している。
【0024】モータ331bが正転すると、シャフト3
32は回転しながらy2方向(下方向)に突出する。シ
ャフト332のy2方向への動きは第1の被押圧部材3
34を介して縦方向駆動枠301に伝達される。上述の
ように縦方向駆動枠301はフランジ1aに摺動可能に
支持されているため、縦方向駆動枠301はモータ33
1bの正転に応じて、第1のコイルバネ391のy1方
向への付勢力に抗してy2方向へ駆動される。一方、モ
ータ331bが逆転するとシャフト332は回転しなが
らy1方向(上方向)に引き込まれ、第1のコイルバネ
391のy1方向への付勢力により縦方向駆動枠301
はy1方向へ駆動される。
【0025】モータ341bが正転すると、シャフト3
42は回転しながらx2方向(図2において左方向)に
突出する。シャフト342のx2方向への動きは第2の
被押圧部材344を介して横方向駆動枠302に伝達さ
れる。上述のように横方向駆動枠302は縦方向駆動枠
301に摺動可能に支持されているため、横方向駆動枠
302はモータ341bの正転に応じて、第2のコイル
バネ396のx1方向への付勢力に抗して、x2方向へ
駆動される。一方、モータ341bが逆転するとシャフ
ト342は回転しながらx1方向(図2において右方
向)に引き込まれ、第2のコイルバネ396のx1方向
への付勢力により、横方向駆動枠302はx1方向へ駆
動される。
【0026】横方向駆動枠302の上端部において第2
の補正レンズ32の近傍には、横方向リセット位置検出
センサ360が固定されている。横方向リセット位置検
出センサ360は透過型フォトインタラプタである。縦
方向駆動枠301の上端部において第2の補正レンズ3
2の近傍には、第2の保持部材320のビス321によ
り横方向リセット位置検出用薄板361が固定されてい
る。
【0027】図5は、横方向リセット位置検出センサ3
60と横方向リセット位置検出用薄板361の位置関係
を示す図である。横方向リセット位置検出センサ360
は、断面形状が凹型であり、凹部360aを挟んで対向
する面にはそれぞれ発光素子と受光素子が配設されてい
る(図示せず)。横方向リセット位置検出用薄板361
は、横方向リセット位置検出センサ360の凹部360
aに位置するよう配設されている。すなわち、横方向駆
動枠302の移動とともに横方向駆動枠302に固定さ
れた横方向リセット位置検出センサ360が移動し、凹
部360aと横方向リセット位置検出用薄板361との
相対的な位置関係が変化し、それに応じて横方向リセッ
ト位置検出センサ360から出力される電圧が変化す
る。
【0028】本実施形態では、横方向駆動枠302が横
方向可動中心位置に位置決めされると、横方向リセット
位置検出センサ360から出力される電圧が変化するよ
う、横方向リセット位置検出センサ360および横方向
リセット位置検出用薄板361は配設される。尚、本明
細書では横方向リセット位置検出センサ360から出力
される電圧が変化する場合の横方向駆動枠302の位置
を「横方向リセット位置」と呼ぶ。換言すれば、横方向
リセット位置とは、設計上横方向駆動枠302が横方向
可動中心位置に位置決めされている位置である。すなわ
ち、横方向リセット位置と横方向可動中心位置は一致す
る。
【0029】図6は横方向リセット位置検出センサ36
0の出力信号を示すグラフである。横方向駆動枠302
が横方向リセット位置よりもx2方向(図2参照)へず
れている場合、すなわち図5において横方向リセット位
置検出用薄板361が+(プラス)側にずれている場
合、横方向リセット位置検出センサ360の発光素子か
ら射出される光束は横方向リセット位置検出用薄板36
1により遮断され、受光素子には入射されない。その結
果、横方向リセット位置検出センサ360から出力され
る電圧信号は0V(ボルト)となる。一方、横方向駆動
枠302が横方向リセット位置よりもx1方向(図2参
照)へずれている場合、すなわち図5において横方向リ
セット位置検出用薄板361がー(マイナス)側にずれ
ている場合、横方向リセット位置検出センサ360の発
光素子から射出される光束は横方向リセット位置検出用
薄板361に遮断されず、受光素子に入射される。その
結果、横方向リセット位置検出センサ360から出力さ
れる電圧信号は5Vとなる。
【0030】すなわち、横方向リセット位置検出センサ
360から出力される電圧信号の0Vから5Vへの変
化、あるいは5Vから0Vへの変化を検出することによ
り、横方向駆動枠302が横方向リセット位置に位置決
めされたと確認される。
【0031】図2において縦方向駆動枠301の左端部
の上端部近傍には、縦方向リセット位置検出センサ35
0が固定されている。縦方向リセット位置検出センサ3
50は、横方向リセット位置検出センサ360と同様、
所定の間隔をおいて配設された発光素子と受光素子を備
えた透過型フォトインタラプタである。フランジ1aの
左端部の上端部近傍には縦方向リセット位置検出用薄板
351が固定されており、縦方向リセット位置検出セン
サ350の発光素子と受光素子の間に位置決めされてい
る。縦方向駆動枠301の移動による縦方向リセット位
置検出センサ350と縦方向リセット位置検出用薄板3
51の相対的な位置関係の変化に応じて、縦方向リセッ
ト位置検出センサ350から出力される電圧信号が変化
する。
【0032】本実施形態では、縦方向駆動枠301が縦
方向可動中心位置に位置決めされると、縦方向リセット
位置検出センサ350から出力される電圧が変化するよ
う、縦方向リセット位置検出センサ350および縦方向
リセット位置検出用薄板351は配設される。尚、本明
細書では縦方向リセット位置検出センサ350から出力
される電圧が変化する場合の縦方向駆動枠301の位置
を「縦方向リセット位置」と呼ぶ。すなわち、上述の横
方向リセット位置と横方向可動中心位置と同様、縦方向
リセット位置と縦方向可動中心位置は一致する。
【0033】縦方向駆動枠301が縦方向リセット位置
よりもy2方向(図2参照)へずれている場合、縦方向
リセット位置検出センサ350の発光素子から射出され
る光束は縦方向リセット位置検出用薄板351により遮
断されず、受光素子に入射される。その結果、縦方向リ
セット位置検出センサ350から出力される電圧信号は
5Vとなる。一方、縦方向駆動枠301が縦方向リセッ
ト位置よりもy1方向(図2参照)へずれている場合、
縦方向リセット位置検出センサ350の発光素子から射
出される光束は縦方向リセット位置検出用薄板351に
遮断され、受光素子には入射されない。その結果、縦方
向リセット位置検出センサ350から出力される電圧信
号は0Vとなる。
【0034】すなわち、横方向リセット位置の確認と同
様、縦方向リセット位置検出センサ350から出力され
る電圧信号の0Vから5Vへの変化、あるいは5Vから
0Vへの変化を検出することにより、縦方向駆動枠30
1がリセット位置に位置決めされたと確認される。
【0035】以上のように本実施形態では、レンズ支持
枠30において縦方向駆動枠301と横方向駆動枠30
2が一体化されており、直動機構およびリセット位置検
出手段を含め補正レンズの駆動機構が1ユニット化され
ている。従って、駆動機構の双眼鏡全体への取付作業が
容易である。
【0036】尚、本実施形態のリセット位置検出手段に
おいて、薄板は保持部材若しくは双眼鏡体のフランジに
配設され透過型フォトインタラプタは駆動枠に配設され
ており、透過型フォトインタラプタ側が移動する構成を
有しているが、これに限るものではない。透過型フォト
インタラプタが保持部材若しくはフランジに配設され、
薄板が駆動枠に配設され、薄板が透過型フォトインタラ
プタの発光素子と受光素子の間を移動する構成を有して
いてもよい。すなわち、リセット位置検出手段は、駆動
枠の移動に伴い薄板と透過型フォトインタラプタの相対
的位置が変化し、それに応じて透過型フォトインタラプ
タの出力信号が変化する構成を有していればよい。
【0037】さらに、本実施形態では、リセット位置検
出センサとして透過型フォトインタラプタを用いている
がこれに限るものではなく、例えば、物体からの反射光
の有無を受光素子で検出する反射型フォトインタラプタ
(フォトレフレクタ)を用いてもよい。すなわち、発光
素子と受光素子をそれぞれの発光面と受光面が同一方向
を向くよう配設し、発光面および受光面に対向する側に
薄板を配設してもよい。発光素子から出射された光束が
薄板に反射されて受光素子に入射するか否かに基づいて
反射型フォトインタラプタと薄板との相対的位置関係を
確認し、駆動枠がリセット位置に位置決めされているか
否かを判断する。
【0038】また、透過型フォトインタラプタを用いる
場合と同様、反射型フォトインタラプタを用いたリセッ
ト位置検出手段は、駆動枠の移動に伴い薄板と反射型フ
ォトインタラプタとの相対的位置関係が変化する構成を
有していればよい。すなわち、薄板が保持部材若しくは
フランジに配設され反射型フォトインタラプタが駆動枠
に配設されていてもよく、あるいは薄板が駆動枠に配設
され反射型フォトインタラプタが保持部材若しくはフラ
ンジに配設される構成を有していてもよい。
【0039】図7は本実施形態の防振装置のブロック図
である。縦方向角速度センサ110は、双眼鏡を保持し
た時の縦方向における振れの方向及び角速度を検出し、
横方向角速度センサ120は、横方向における振れの方
向及び角速度を検出する。縦方向角速度センサ110に
は縦方向センサアンプ111が接続されており、縦方向
角速度センサ110から出力された縦方向角速度信号が
増幅され、例えばマイクロコンピュータ等の制御手段1
00に出力される。同様に、横方向角速度センサ120
には横方向センサアンプ121が接続されており、横方
向角速度センサ120から出力された横方向角速度信号
が増幅され、制御手段100に出力される。
【0040】制御手段100では、縦方向角速度信号お
よび横方向角速度信号が所定の同期信号に基づいてデジ
タル値に変換され、それぞれのデジタル値が積分演算さ
れ手振れの角度情報である縦方向角変位信号および横方
向角変位信号が算出される。縦方向角変位信号に基づい
て、縦方向アクチュエータ330のモータ331bの駆
動ステップ数、すなわちモータ331bに加えるパルス
数を算出する。同様に、横方向角変位信号に基づいて、
横方向アクチュエータ340のモータ341bの駆動ス
テップ数、すなわモータ341bに加えるパルス数を算
出する。
【0041】制御手段100から出力されたパルス数に
基づく縦方向アクチュエータ330のモータ331bの
回転運動はシャフト332を介して縦方向の直線運動に
変換されてレンズ支持枠30に伝達され、レンズ支持枠
30は縦方向に駆動される。同様に、制御手段100か
ら出力されたパルス数に基づく横方向アクチュエータ3
40のモータ341bの回転運動はシャフト342を介
して横方向の直線運動に変換されてレンズ支持枠30に
伝達され、レンズ支持枠30は横方向に駆動される。
【0042】制御手段100には縦方向リセット位置検
出センサ350および横方向リセット位置検出センサ3
60が接続されている。レンズ支持枠30が縦方向リセ
ット位置にある場合、縦方向リセット位置検出センサ3
50から出力される信号が変化し、レンズ支持枠30が
横方向リセット位置にある場合、横方向リセット位置検
出センサ360から出力される信号が変化し、それぞれ
の信号が制御手段100に入力される。制御手段100
では、信号の変化を検出することにより縦方向、横方向
においてレンズ支持枠30がリセット位置にあると判断
する。
【0043】さらに、制御手段100にはEEPROM
101が接続されている。上述のように横方向リセット
位置と横方向可動中心位置、および縦方向リセット位置
と縦方向可動中心位置とは一致するように設計される
が、双眼鏡の製造時の加工公差等により実際には差分が
生じる。EEPROM101には、縦方向および横方向
のリセット位置と可動中心位置の差分が予め記憶されて
いる。制御手段100は、EEPROM101からこの
差分を読み出し、縦方向および横方向においてリセット
位置にあるレンズ支持枠30が可動中心位置にまで駆動
されるよう、差分に基づいて所定のパルス数をモーター
331bおよびモーター341bにそれぞれ出力する。
【0044】図8〜図10を用いて本実施形態の防振処
理の手順を説明する。図8は本実施形態の防振処理のメ
インルーチンを示すフローチャート、図9は双眼鏡の電
源オフ時の処理手順を示すフローチャート、図10は防
振スイッチオフ時の処理手順を示すフローチャートであ
る。図8において、双眼鏡の電源スイッチが投入され電
源オンとなると、ステップS401で縦方向アクチュエ
ータ330のモータ331bおよび横方向アクチュエー
タ340のモータ341bが駆動され、縦方向駆動枠3
01が縦方向リセット位置まで駆動され、横方向駆動枠
302が横方向リセット位置まで駆動される。次いで、
ステップS402でEEPROM101からリセット位
置と可動中心位置との差分が読み出され、その差分に基
づいてモータ331bおよび341bが駆動され、縦方
向駆動枠301がが縦方向可動中心位置まで駆動される
とともに横方向駆動枠302が横方向可動中心位置まで
駆動される。
【0045】次いでステップS403で電源スイッチの
状態を検出し、電源オフであれば図9のフローチャート
に示す処理へ進む。図9においてステップS411で、
縦方向駆動枠301が縦方向リセット位置へ駆動され横
方向駆動枠302が横方向リセット位置へ駆動されるよ
う、モータ331bおよびモータ341bが駆動され
る。
【0046】次いでステップS412で、予めEEPR
OM101から読み出したリセット位置と可動中心位置
との差分に基づいてモータ331bおよびモータ341
bを駆動し、縦方向駆動枠301を縦方向可動中心位置
まで駆動させるとともに横方向駆動枠302を横方向可
動中心位置まで駆動させる。その後、ステップS413
においてモータ331bおよびモータ341bを停止
し、ステップS414で電源の供給を停止し処理を終了
する。
【0047】一方、図8のステップS403で電源オン
の場合、ステップS404に進み防振スイッチが検出さ
れる。防振スイッチがオフの場合図10のフローチャー
トに示す処理へ進み、オンの場合ステップS405へ進
む。
【0048】図10において、ステップS421で縦方
向アクチュエータ330のモータ331bおよび横方向
アクチュエータ340のモータ341bが駆動され、縦
方向駆動枠301が縦方向リセット位置まで駆動され、
横方向駆動枠302が横方向リセット位置まで駆動され
る。次いでステップS422において、ステップS41
2と同様、モータ331bおよびモータ341bを駆動
し縦方向駆動枠301をを縦方向可動中心位置まで駆動
させるとともに横方向駆動枠302横方向可動中心位置
まで駆動させる。
【0049】次いでステップS423でモータ331b
およびモータ341bを停止し、ステップS424へ進
む。ステップS424で電源スイッチを検出し電源オフ
の場合、図9のステップS411へ進み、上述の終了処
理が行われる。ステップS424で電源オンの場合、ス
テップS425へ進み防振スイッチが検出される。防振
スイッチがオフの場合、ステップS424へ戻り、オン
の場合、図8のステップS405へ進む。すなわち、電
源スイッチがオフになるか若しくは防振スイッチがオン
になるまでステップS424、S425が繰り返され
る。
【0050】図8のステップS404あるいは図10の
ステップS425で防振スイッチがオンの場合、図8の
ステップS405へ進む。ステップS405では、縦方
向カウンタおよび横方向カウンタに「0」がセットされ
る。尚、縦方向カウンタに格納される値は、モータ33
1bが正転するとそのステップ数が加算され、逆転する
とそのステップ数が減算される。また、横方向カウンタ
に格納される値は、モータ341bが正転するとそのス
テップ数が加算され、逆転するとそのステップ数が減算
される。
【0051】次いでステップS406で縦方向防振処理
が行われる。縦方向防振処理は以下のように行われる。
制御手段100において、縦方向角速度センサ110か
ら出力された縦方向角速度信号をA/D変換し、積分演
算を行って縦方向角変位信号を算出し、縦方向角変位信
号に基づいてパルスカウント数を算出する。縦方向防振
処理における縦方向アクチュエータ330のモータ33
1bのパルスカウント数は、正転させる場合にプラスの
符号を付け、逆転させる場合にマイナスの符号を付け
る。モータ331bは縦方向カウンタの値がパルスカウ
ント数に一致するまで正転若しくは逆転される。モータ
331bの回転に伴い、縦方向における双眼鏡1の振れ
が相殺されるよう縦方向駆動枠301が駆動され、縦方
向の像振れが補正される。
【0052】次いでステップS407で横方向防振処理
が行われる。横方向防振処理は上述の縦方向防振処理と
同様に行われる。制御手段100において、横方向角速
度センサ120から出力された横方向角速度信号をA/
D変換し、積分演算を行って横方向角変位信号を算出
し、横方向角変位信号に基づいてパルスカウント数を算
出する。横方向防振処理における横方向アクチュエータ
340のモータ341bのパルスカウント数は、正転さ
せる場合にプラスの符号を付け、逆転させる場合にマイ
ナスの符号を付ける。モータ341bは横方向カウンタ
の値がパルスカウント数に一致するまで正転若しくは逆
転される。モータ341bの回転に伴い、横方向におけ
る双眼鏡1の振れが相殺されるよう横方向駆動枠302
が駆動され、横方向の像振れが補正される。
【0053】ステップS406の縦方向防振処理および
ステップS407の横方向防振処理が終了すると、ステ
ップS408において所定時間が経過したか否かが判断
される。所定時間が経過するまではステップS408の
処理が繰り返し行われ、所定時間が経過したらステップ
S403からの処理が行われる。すなわち、防振処理が
一定のタイミングで行われる。本実施形態では、所定時
間を1ms(ミリ秒)とする。
【0054】以上のように、本実施形態によれば、防振
処理を開始する前のみならず、双眼鏡1の電源スイッチ
がオフされた場合にも、縦方向駆動枠301および横方
向駆動枠302を可動中心位置まで駆動している。従っ
て、電源オフの状態で第1および第2の接眼レンズ5
1、52を介して視認される被写体像が鏡筒の方向から
ずれることがない。
【0055】また、電源スイッチがオンされた直後に、
縦方向駆動枠301および横方向駆動枠302がリセッ
ト位置まで駆動され(ステップS401)、可動中心位
置まで駆動される(ステップS402)。従って、電源
オフ時に何らかの要因で双眼鏡に外力が加わり、モータ
331b、341bが回転し位置がずれるような場合で
も、防振処理の開始時において、縦方向駆動枠301お
よび横方向駆動枠302は常に可動中心位置に位置決め
されている。
【0056】尚、電源スイッチオフ時に縦方向駆動枠3
01および横方向駆動枠302が可動中心位置まで駆動
されるので、ステップS401、S402の処理を省略
することも可能である。そのような場合、上述のように
電源オフ時にモータ331b、341bが回転し位置が
ずれても、電源を一旦オフし再度オンするという操作を
行なえば縦方向駆動枠301および横方向駆動枠302
が可動中心位置まで駆動される。
【0057】本実施形態によれば、縦方向駆動枠301
を双眼鏡本体に一体的に形成されたフランジ1aにより
支持している。すなわち、双眼鏡本体に縦方向駆動枠3
01を支持する機能を持たせているため、部品点数の低
減が図られている。
【0058】尚、本実施形態において、フランジ1aは
内壁1に一体化された構成を有しているがこれに限るも
のではなく、双眼鏡本体に着脱可能な外枠部材としても
よい。
【0059】また、本実施形態によれば、縦方向および
横方向のリセット位置と可動中心位置のずれ量をEEP
ROMに格納している。すなわち、双眼鏡毎に個体差の
あるこの値を、製造時の検査により算出した上で各双眼
鏡毎にセットすることができる。また、双眼鏡の経年的
な使用によりこの値に変化が生じても適宜値を書き換え
ることができる。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電源オフ
の状態でも鏡筒の方向と一致した被写体像を視認できる
光学機器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態が適用される双眼鏡の各光学
系の位置関係を模式的に示す図である。
【図2】レンズ支持枠の正面図である。
【図3】レンズ支持枠の保持部材の断面図である。
【図4】レンズ支持枠の断面図である。
【図5】リセット位置検出センサとリセット位置検出用
薄板の位置関係を示す図である。
【図6】リセット位置検出センサから出力される電圧信
号のグラフである。
【図7】本発明の実施形態が適用される双眼鏡のブロッ
ク図である。
【図8】防振処理のメインルーチンのフローチャートで
ある。
【図9】メインルーチンにおける電源オフ時の処理手順
を示すフローチャートである。
【図10】メインルーチンにおける防振スイッチオフ時
の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 双眼鏡 21、22 対物レンズ 30 レンズ支持枠 31、32 補正レンズ 41、42 正立プリズム 51、52 接眼レンズ 310、320 保持部材 311、321 ビス 322 ナット 313、323 ワッシャ 330 縦方向アクチュエータ 340 横方向アクチュエータ 350 縦方向リセット位置検出センサ 351 縦方向リセット位置検出用薄板 360 横方向リセット位置検出センサ 361 横方向リセット位置検出用薄板 391 第1のコイルバネ 396 第2のコイルバネ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学機器のぶれ量を検出するぶれ検出手
    段と、前記光学機器のぶれによる像振れを補正する補正
    光学系と、防振処理時、前記光学機器のぶれ量を相殺す
    るよう前記補正光学系をその光軸に直交する平面内にお
    いて2次元的に駆動し、電源オフ状態下において、前記
    補正光学系の位置を固定保持し続ける駆動手段とを備
    え、前記光学機器の電源がオフされる時、前記補正光学
    系の光軸と前記光学機器の他の光学系の光軸が実際に一
    致する可動中心位置まで前記補正光学系が駆動されるこ
    とを特徴とする防振処理機能を備えた光学機器。
  2. 【請求項2】 前記補正光学系の光軸と前記光学機器の
    他の光学系の光軸が設計上一致するリセット位置に前記
    補正光学系が位置決めされた後、前記補正光学系が前記
    可動中心位置まで駆動されることを特徴とする請求項1
    に記載の防振処理機能を備えた光学機器。
  3. 【請求項3】 さらに、前記リセット位置と前記可動中
    心位置との差分が格納された記憶手段を備えていること
    を特徴とする請求項2に記載の防振処理機能を備えた光
    学機器。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段に格納された前記差分に基
    づいて、前記補正光学系が前記可動中心位置まで駆動さ
    れることを特徴とする請求項3に記載の防振処理機能を
    備えた光学機器。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段がEEPROMであること
    を特徴とする請求項3に記載の防振処理機能を備えた光
    学機器。
  6. 【請求項6】 さらに、前記リセット位置を検出するリ
    セット位置検出手段を備えていることを特徴とする請求
    項2に記載の防振処理機能を備えた光学機器。
  7. 【請求項7】 前記リセット位置検出手段が、発光素子
    と受光素子を有するフォトインタラプタと薄板とを備
    え、前記発光素子から出射され前記受光素子へ入射する
    入射光の有無若しくは光量の変化により前記フォトイン
    タラプタと前記薄板との相対的位置関係の変化を検出す
    ることを特徴とする請求項6に記載の防振処理機能を備
    えた光学機器。
  8. 【請求項8】 前記フォトインタラプタが、前記発光素
    子の発光面と前記受光素子の受光面が対向するよう所定
    の間隔をおいて配設された透過型フォトインタラプタで
    あり、前記薄板が前記発光素子と前記受光素子の間に位
    置決めされていることを特徴とする請求項7に記載の防
    振処理機能を備えた光学機器。
  9. 【請求項9】 前記フォトインタラプタが、前記発光素
    子の発光面と前記受光素子の受光面が同一方向に向くよ
    う配設された反射型フォトインタラプタであり、前記薄
    板が前記発光面および前記受光面と対向する側に位置決
    めされていることを特徴とする請求項7に記載の防振処
    理機能を備えた光学機器。
  10. 【請求項10】 前記薄板が防振処理のための前記補正
    光学系の駆動の影響を受けずに所定の位置に固定され、
    前記フォトインタラプタが前記補正光学系の駆動に連動
    して移動することを特徴とする請求項8または9に記載
    の防振処理機能を備えた光学機器。
  11. 【請求項11】 前記フォトインタラプタが防振処理の
    ための前記補正光学系の駆動の影響を受けずに所定の位
    置に固定され、前記薄板が前記補正光学系の駆動に連動
    して移動することを特徴とする請求項8または9に記載
    の防振処理機能を備えた光学機器。
  12. 【請求項12】 光学機器のぶれ量を検出するぶれ検出
    手段と、前記光学機器のぶれによる像振れを補正する補
    正光学系と、前記光学機器のぶれ量を相殺するよう前記
    補正光学系をその光軸に直交する平面内において2次元
    的に駆動する駆動手段とを備え、前記光学機器の電源オ
    フ状態において、前記補正光学系の光軸と前記光学機器
    の他の光学系の光軸が実際に一致していることを特徴と
    する防振処理機能を備えた光学機器。
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