JP3588896B2 - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、AM放送、FM放送及びテレビ放送等の受信に適した自動車用ガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、AM放送、FM放送用の自動車用ガラスアンテナとして図4に示すものが提案されていた。この従来の自動車用ガラスアンテナは、図4に示すように、自動車の後部窓のガラス板1にヒータ線2とヒータ線2に給電するバスバ3a、3b、3cとを有する通電加熱式のデフォッガを設け、バスバ3a、3bとデフォッガ用の直流電源9との間にチョークコイル7を挿入し、後部窓のガラス板1にアンテナ導体4を設け、デフォッガの横方向の略中央から引き出した近接線15をアンテナ導体4と容量結合させていた。
【0003】
なお、図4において、6は同軸ケーブル、8はコンデンサ、10a、10bは高周波チョークコイルである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示す従来の自動車用ガラスアンテナで、FM放送を受信したときの水平偏波の指向特性を図5に示す。図5において、車両前後方向における受信感度が下がっている。つまり、車両の前後方向に送信塔がある場合、放送を良好に受信できないという問題があった。なお、図5において、0°は車両の前方向であり、90°は車両の左方向であり、この条件は後述する図3でも同様とする。
【0005】
本発明は、従来の自動車用ガラスアンテナに見られた上記問題点を解決し、FM放送等の送信塔が車両前後にあっても良好に受信できる自動車用ガラスアンテナを新規に提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、自動車の後部窓のガラス板にヒータ線と該ヒータ線に給電する左右両側のバスバとを有する通電加熱式のデフォッガを設け、バスバとデフォッガ用の直流電源との間にチョークコイルを挿入し、後部窓のガラス板の、デフォッガが設けられていない部位にアンテナ導体を設け、バスバ又はバスバ近傍のヒータ線から延長される容量結合用導体をアンテナ導体と所定間隔をおいて近接させて容量結合させてなる自動車用ガラスアンテナにおいて、デフォッガは左右両側にバスバを有し、左右両側のバスバ又は左右両側のバスバ近傍のヒータ線から延長されるようにそれぞれ第1及び第2の容量結合用導体が設けられており、第1の容量結合用導体とアンテナ導体との間の結合容量をCa 、第2の容量結合用導体とアンテナ導体との間の結合容量をCb とするとき、|Ca −Cb |/MAX(Ca ,Cb )≦0.5とすることを特徴とする自動車用ガラスアンテナを提供する。ただし、|Ca −Cb |はCa とCb との差、MAX(Ca ,Cb )はCa とCb との最大値を示す。
【0007】
また、本発明はアンテナ導体のパターンがループ状の導体を含むパターンである上記自動車用ガラスアンテナを提供する。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に従って詳細に説明する。本発明の自動車用ガラスアンテナの代表例の基本的構成を図1に示す。
【0010】
図1において、5aは第1の容量結合用導体、5bは第2の容量結合用導体で、11は給電点である。また、20、21は複数本のヒータ線2のバスバ以外の部分を短絡する短絡線であり、20は第1の短絡線、21は第2の短絡線である。また、図1において、図4と同一構成要素又は同一部材については、同番号又は同符号を付して、説明を省略する。
【0011】
アンテナ導体4の形状は特に限定されず、1又は複数の直線状、曲線状のパターンからなるものでもよく、さらに、ループ状の導体を含むパターンでもよい。しかし、受信感度向上のためには、ループ状の導体を含むパターンであることが好ましい。アンテナ導体4の形状がループ状の導体を含むパターンである場合には、アンテナ導体4の形状がループ状の導体を含まないパターンである場合と比較して、0.5〜2dB程度受信感度がよい。
【0012】
アンテナ導体4のループ形状は電気的な意味におけるループを意味する。「電気的な意味」とは、直流又は交流電流を通過させるループをいう。したがって、アンテナ導体4の形状自身が完全なループでなくともよい。ループの一部が途切れており、途切れた部分を開口部と名づけた場合、開口部で容量結合していることを必要とする。中波またはそれ以上の高周波の場合、この開口部は短絡される。開口部の幅は、通常、0.1〜30mm程度で容量結合される。
【0013】
また、アンテナ導体4のループ形状は、給電点と直接接続されていてもよく、また、接続用の線条を介して給電点と接続されていてもよい。
【0014】
また、図1に示すアンテナ導体4には補助アンテナ導体は付設されていないが、これに限定されず、位相調整及び指向性調整のために、アンテナ導体4の導体パターン又は給電点に、接続導体を介して又は介さずに、略T字状、略L字状、ループ状等の補助アンテナ導体が付設されていてもよい。
【0015】
また、図1ではアンテナ導体4の形状を略長方形のループ状のパターンとした。このとき、このループ状のパターンの略縦方向の寸法は、所望の受信周波数の波長をλ、ガラスアンテナの短縮率をKとするとき、
(λ/100)×K〜(λ×1/10)×K
の範囲が好ましい。なお、ガラス短縮率Kは、通常、0.64である。
【0016】
また、このループ状のパターンの略横方向の寸法は、(λ/4)×K〜λ×Kの範囲が好ましい。この範囲以外であると数dB受信感度が悪くなる。なお、λは、通常、放送帯の中心周波数に設定する。
【0017】
アンテナ導体4のパターン決定については、自動車の形状、ガラス板の形状、寸法、構成等によりAM放送、FM放送、AM放送とFM放送の両ラジオ放送共用又はテレビその他の放送等用のアンテナとして最適な性能が得られるパターンが適宜選択、設計される。
【0018】
本発明では、アンテナ導体4とデフォッガとが両者間で直流電流の送受は行われないが、中波、高周波電流の送受は行われるように容量結合されていることを前提にしている。
【0019】
アンテナ導体4については、図1の場合、ガラス板1のデフォッガより上部の余白部にアンテナ導体4が設けられている。アンテナ導体4のループ下部と容量結合用導体5a、5bとは、所定間隔をおいて近接されており、この近接によりアンテナ導体4とデフォッガとは、両者間で直流電流の送受は行われないが、中波、高周波電流の送受は行われるように容量結合されている。
【0020】
アンテナ導体4のループ下部と容量結合用導体5a、5bとは、通常、容量結合の範囲である0.1〜30mm程度の所定間隔をおいて離間されている。デフォッガは、この容量結合によって見かけ上、アンテナの一部として機能するようになる。特にAM放送帯(以下、AM帯)に対しては、デフォッガもAM放送用アンテナの一部として機能して、AM放送用アンテナの実効長が長くなるため、受信電波を多く受けられ受信感度が向上する。
【0021】
図1の場合、容量結合用導体は、容量結合用導体5a、5bの2本としたが、これに限定されず、1本又は3本以上であってもよい。ただし、1本より複数本とする方が好ましく、左右両側のバスバに容量結合用導体を設ける方が受信感度が向上の面で好ましい。片側のバスバに容量結合用導体を1本設ける場合より、左右両側のバスバに容量結合用導体を設ける方が受信感度が数dB向上する。また、容量結合用導体の形状は図1の形状に限定されず、1本又は複数本の直線状、曲線状のパターンからなるものであってもよい。
【0022】
また、図1の場合、容量結合用導体は、バスバから延長させているが、これに限定されず、バスバ近傍のヒータ線2から延長させてもよい。
【0023】
また、図1に示すように左右両側のバスバに容量結合用導体5a、5bを設ける場合であって、容量結合用導体5aとアンテナ導体4との間の結合容量をCa 、容量結合用導体5bとアンテナ導体4との間の結合容量をCb とするとき、
|Ca −Cb |/MAX(Ca ,Cb )≦0.5
とすることをが好ましい。この範囲内であるとFM帯全域の受信感度の平坦性がよくなり、最高受信感度と最低受信感度との差が通常10dB程度以下になる。ここで、|Ca −Cb |はCa とCb との差、MAX(Ca ,Cb )はCa とCb との最大値を示す。
【0024】
より好ましくは、
|Ca −Cb |/MAX(Ca ,Cb )≦0.2
とする。この範囲内であるとFM帯全域の最高受信感度と最低受信感度との差が通常7dB程度以下となる。
【0025】
また、容量結合用導体自体は容量結合としての機能ばかりでなく、アンテナとしても機能する。容量結合用導体の略横方向の寸法は、(λ/100)×K〜λ×Kの範囲が好ましく、(λ/50)×K〜(λ/2)×Kの範囲がより好ましい。略横方向の寸法は、(λ/100)×K〜λ×Kの範囲以外であるとこの範囲以内と比較して0.5〜1.0dB程度受信感度が悪くなり、(λ/50)×K〜(λ/2)×Kの範囲以外であるとこの範囲以内と比較して0.5〜1.0dB程度受信感度が悪くなる。
【0026】
図1に示す本発明において、アンテナ導体4の設けられるガラス板1の位置については、図1では、ガラス板1のデフォッガより上部の余白部にアンテナ導体4を設けた例について示したが、図1に示す位置に限定されず、ガラス板1のデフォッガより下部の余白部であってもよい。また、アンテナ導体4をデフォッガの上下部にそれぞれ設けてもよく、又はその他の余白部に設けてもよい。
【0027】
換言すると、図1に示す本発明において、ガラス板1のデフォッガより上下左右部の余白部のどこにアンテナ導体を設けてもよく、ガラス板1に設けられるアンテナ導体の数は限定されない。
【0028】
また、ガラス板1に設けられるアンテナ導体4は、AM、FMラジオ用に限定されず、テレビVHF帯用、テレビUHF帯用及び電話用等に応用できる。
【0029】
また、本発明においては、自動車に設けられるアンテナ導体の数は、限定されず、また、ポールアンテナと後部窓のガラス板に設けられたアンテナ導体との間でダイバーシティ受信を行ってもよい。
【0030】
給電点11は図1では後部窓のガラス板1の左周縁部に配設されているが、これに限定されず、後部窓のガラス板1のどの位置に配設されていてもよく、例えば、後部窓のガラス板1の左右中央の上下周縁部に配設されていてもよい。
【0031】
また、図1に示したデフォッガでは、デフォッガの両側のバスバの右側のバスバを所望のところから上下に2つに分割し、下側部のバスバ3b、上側部のバスバ3aを設けている。上側部のバスバ3aには車体アースのリード線を接続し、下側部のバスバ3bには電源側のリード線を接続している。給電された電流は下側部のバスバ3bからバスバ3cを通って上側部のバスバ3aへとコの字状に流れる。
【0032】
図1に示したデフォッガは、いわゆるコの字状であるが、本発明にかかるデフォッガはこれに限定されず、後述する図2に示すようないわゆるハの字状デフォッガであっても、本発明に利用できる。
【0033】
図2には比較例の基本的構成を示す。図2において、3aは左側のバスバ、3bは右側のバスバ、5は容量結合用導体、22は第1の短絡線、23は第2の短絡線である。また、図2において、図1又は図4と同一構成要素又は同一部材については、同番号又は同符号を付して、説明を省略する。
【0034】
図2では、図1に示したチョークコイル7、コンデンサ8、直流電源9及び高周波チョークコイル10a、10bは省略した。バスバ3aには車体アースのリード線を接続し、バスバ3bには電源側のリード線を接続する。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
図1に示す本発明の代表例においては、バスバ3a、3bとデフォッガ用の直流電源9との間にチョークコイル7及び高周波チョークコイル10a、10bを挿入し、高周波帯域にてチョークコイル7及び高周波チョークコイル10a、10bのインピーダンスを大きくすることによって、直流電源9からデフォッガへの直流電流は流すが放送周波数帯域等の高周波帯域の電流は遮断するようにしている。
【0041】
このようにして、チョークコイル7及び高周波チョークコイル10a、10bによりデフォッガのヒータ線2とバスバとを車体アースから高周波的に絶縁でき、ヒータ線2及びバスバに誘起されたラジオ放送周波数帯域等の高周波帯域の受信電流が車体アースへ流れるのを防止できて、この受信電流を漏れなく受信機に送ることができる。
【0042】
また、中波帯、例えば、AM帯のみを受信する場合であれば、高周波チョークコイル10a、10bは、通常、不要であり、チョークコイル7のみでよく、FM放送周波数帯のみを受信する場合であれば、高周波チョークコイル10a、10bのみでよい。また、中波帯及びFM放送帯(以下、FM帯)両方を受信する場合であっても、チョークコイル7、高周波チョークコイル10a、10b両方の機能を満足するコイルがあれば、かかるコイルのみでよい。
【0043】
高周波チョークコイル10a、10bは、FM帯において、高インピーダンスとなるもので、通常、磁気コアを使用しないソレノイド又は磁気コアを使用する。これらはFM帯及びFM帯の近傍では誘導性のインダクタンスを有する。また、高周波チョークコイル10a、10bとして、適当な長さのリード線も使用可能な場合もある。
【0044】
チョークコイル7はFM帯では自己共振周波数が低く、インダクタンスを失ってしまうので、高周波チョークコイル10a、10bがこれを代行する。チョークコイル7がFM帯でインダクタンスを失わない場合には、高周波チョークコイル10a、10bは、不要である。
【0045】
アンテナ導体4、ヒータ線2とバスバ3b、5b、5cとは、通常、導電性銀ペースト等の導電性金属含有ペーストを窓のガラス板1の車内側表面にプリントし、焼付けて形成する等により製造するが、かかる形成方法に限定されず、銅線等の導電性の線状体又は箔状体を窓のガラス板1の車内側又は車外側表面に形成してもよく、窓のガラス板1の内部に設けてもよい。
【0046】
なお、本発明のガラスアンテナをポールアンテナ等の他のアンテナと組み合わせて、ダイバーシティ受信を行ってもよい。
【0047】
【実施例】
(例1「実施例」)
図1に示すような自動車用ガラスアンテナを作製した。アンテナ導体4のループ部の略縦方向の寸法は100mm、略横方向の寸法は600mmとした。
【0048】
また、容量結合用導体5aの略横方向の寸法は、400mm、容量結合用導体5bの略横方向の寸法は、500mmとした。
【0049】
アンテナ導体4のループ下部と容量結合用導体5a、5bとは、ほぼ10mmの間隔をおいて近接されており、この近接によりアンテナ導体4とデフォッガとは、両者間で直流電流の送受は行われないが、中波、高周波電流の送受は行われるように容量結合されている。結合容量Ca と結合容量Cb とを測定し比較したところ、ほとんど同じであった。
【0050】
チョークコイル7と高周波チョークコイル10a、10bとの直列接続のインピーダンスは、AM帯、かつ、FM帯で10kΩ以上の高インピーダンスとなるようにした。
【0051】
FM帯の受信感度については、アンテナ導体4と容量結合用導体5a、5bの長さを調整したことで、FM帯に最適に同調し、受信感度は高くなった。また、水平偏波の指向特性は車両前後方向に受信感度低下のない略楕円形の特性(図3)が得られた。その結果、AM放送、及びFM放送とも良好に受信できた。また、FM帯全域の最高受信感度と最低受信感度との差は5dB程度以下であった。
【0052】
(例2「比較例」)
容量結合用導体5bの略横方向の寸法を260mmとする以外は他の仕様において例1と同じものを製作した。この場合、Ca >Cb であって、(Ca −Cb )/Ca =0.6であり、FM帯全域の最高受信感度と最低受信感度との差は12dB程度であった。
【0053】
(例3「比較例」)
図2に示すような自動車用ガラスアンテナを作製した。ヒータ線2は35mm等間隔であり、全14本とした。第1の短絡線22と第2の短絡線23とは設けなかった。アンテナ導体4のループ部の略縦方向の寸法は100mm、略横方向の寸法は600mmとした。
【0054】
また、容量結合用導体5の略横方向の寸法は、600mmとした。アンテナ導体4のループ上部と容量結合用導体5とは、ほぼ10mmの間隔をおいて近接されており、この近接によりアンテナ導体4とデフォッガとは、両者間で直流電流の送受は行われないが、中波、高周波電流の送受は行われるように容量結合されている。
【0055】
例3のガラスアンテナのFM放送を受信したときの水平偏波の指向特性は、図3に示す例1の指向特性と同様、略楕円形であり、車両前後での受信感度低下は見られなかった。ただし、FM帯全域の最高受信感度と最低受信感度との差は12dB程度であった。
【0056】
(例4「比較例」)
例3のガラスアンテナにさらに第1の短絡線22と第2の短絡線23とを設ける以外は、例3と同様のガラスアンテナを製作した。第1の短絡線22と第2の短絡線23の長さはそれぞれ350mm、70mm、第1の短絡線22と第2の短絡線23との間隔を35mmとした。
【0057】
例3と例4との76〜108MHzの周波数帯域における平均受信感度を比較した。偏波面が垂直、水平の両偏波において、例4は例3に対して約1.3dBの向上がみられた。
【0058】
【発明の効果】
本発明では、バスバ又はバスバ近傍のヒータ線から延長される容量結合用導体をアンテナ導体と容量結合させるようにさせているため、FM帯で車両前後方向に受信感度低下がない、略楕円形特性で無指向性の指向特性が得られる。
【0059】
また、AM帯の受信感度は容量結合用導体とアンテナ導体の容量結合により、デフォッガもアンテナの一部として機能するため、受信感度は高くなり、優れた放送波受信を行いうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表例の基本的構成図
【図2】比較例の基本的構成図
【図3】例1のFM帯での水平偏波の指向特性図
【図4】従来例の基本的構成図
【図5】従来例のFM帯での水平偏波の指向特性図
【符号の説明】
1:後部窓のガラス板
2:ヒータ線
3a、3b、3c:バスバ
4:アンテナ導体
5、5a、5b:容量結合用導体
6:同軸ケーブル
7:チョークコイル
8:コンデンサ
9:直流電源
10a、10b:高周波チョークコイル
20、22:第1の短絡線
21、23:第2の短絡線
Claims (3)
- 自動車の後部窓のガラス板にヒータ線と該ヒータ線に給電する左右両側のバスバとを有する通電加熱式のデフォッガを設け、バスバとデフォッガ用の直流電源との間にチョークコイルを挿入し、後部窓のガラス板の、デフォッガが設けられていない部位にアンテナ導体を設け、バスバ又はバスバ近傍のヒータ線から延長される容量結合用導体をアンテナ導体と所定間隔をおいて近接させて容量結合させてなる自動車用ガラスアンテナにおいて、
デフォッガは左右両側にバスバを有し、左右両側のバスバ又は左右両側のバスバ近傍のヒータ線から延長されるようにそれぞれ第1及び第2の容量結合用導体が設けられており、第1の容量結合用導体とアンテナ導体との間の結合容量をCa 、第2の容量結合用導体とアンテナ導体との間の結合容量をCb とするとき、|Ca −Cb |/MAX(Ca ,Cb )≦0.5とすることを特徴とする自動車用ガラスアンテナ。
ただし、|Ca −Cb |はCa とCb との差、MAX(Ca ,Cb )はCa とCb との最大値を示す。 - アンテナ導体のパターンがループ状の導体を含むパターンである請求項1に記載の自動車用ガラスアンテナ。
- アンテナ導体がFM放送帯又はテレビ放送帯の受信機能を有する請求項1又は2に記載の自動車用ガラスアンテナ。
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