JP3585668B2 - 回転ドラム式洗濯機及びその洗浄方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は回転ドラム式洗濯機及びその洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
回転ドラム式洗濯機は、洗濯機本体内に吊りバネで懸架して設けた水槽と、この水槽内に水平軸を中心に回転できるように収容した回転ドラムを備え、この回転ドラム内に衣類を投入するとともに水槽内に洗濯液を入れた状態で回転ドラムを低速回転させることにより洗濯を行い、又水槽より洗濯液を排水して回転ドラムを高速回転させることにより脱水を行うとともにこの脱水工程の後、水槽とダクト間で熱風を循環させることにより衣類を乾燥させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に上記構造の回転ドラム式乾燥機能付き洗濯機では、回転ドラムの外側、水槽の内側、ドアパッキン等に汚れが堆積し黒黴が発生することがあり、このような黒黴等が発生しないように回転ドラム、水槽等を十分洗浄する必要がある。しかし乍ら、従来のドラム式乾燥機能付き洗濯機では、自動的に洗浄動作を行う機能を備えておらず、使用者が取扱説明書に従って手動で洗浄作業を行っていた。
【0004】
その手順の一例を示すと次の通りである。
▲1▼洗濯槽クリーナを回転ドラムの中に投入する。
▲2▼ドアを閉め。電源キーを押す。
▲3▼コース選択キーで「毛布コース」(水位が高く、容量センシングがない)を選ぶ。
▲4▼スタートキーを押して、運転を始める。
▲5▼10分後に一時停止キーを押して一時停止する。
▲6▼約2時間放置後、スタートキーを押して、運転を再開する。
【0005】
以上のような手順で洗浄作業をする場合、使用者において手間がかかる上に、一旦運転を停止した後の再スタートを忘れることもあり、特に、塩素系の洗浄クリーナを使用した場合には、洗濯槽クリーナを投入したままの状態で長時間放置するとステンレス製の回転ドラム、水槽及びゴム部品が腐食或いは劣化すると云う惧れがあった。従来の洗濯機で、槽洗い機能を備えている実例としては、特開昭62−142587号公報に示されたものがあるが、このものは水槽及び回転ドラムを縦方向に設け、回転ドラムを垂直軸を中心に回転させるタイプの全自動洗濯機であり、ドアパッキン、接続用ダクト、乾燥システムが設けられた回転ドラム式乾燥機能付き洗濯機には適用できないものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の回転ドラム式洗濯機の問題点を解決するためになされたものであり、洗濯機本体内に設置された水槽内に水平軸を中心に回転できる回転ドラムを備え、前記回転ドラム内に投入された洗濯物に対して洗い、すすぎ及び脱水を行う洗濯コースを有した回転ドラム式洗濯機であって、
前記水槽内を洗浄する専用コースを設け、前記専用コースが、前記洗濯コースよりも高い水位まで前記水槽内に給水する給水工程と、前記回転ドラムを所定時間回転させる洗い工程と、前記洗い工程が終了してから所定時間が経過するまで前記回転ドラムの回転を停止する浸け置き洗い工程と、前記浸け置き洗い工程終了後前記水槽内の水を排水する排水工程とを有するとともに、前記専用コースを選択する槽洗浄キーを設け、電源を入れて前記槽洗浄キーを押すことにより前記専用コースを独立して実行できることを特徴としている。
【0007】
従って、この発明によるならば、給水が完了すると直ちに回転ドラムを所定時間の間回転させ、その後は浸け置き状態にすることができる。その結果、洗浄動作に入る前に水槽内に洗濯槽クリーナを投入しておいた場合、上記回転ドラムの回転で、その洗濯槽クリーナを水に十分溶かすことができ、しかも浸け置きにおいて、その洗濯槽クリーナの混じった水で水槽、回転ドラム及びダクト内に付着している汚物を取り除くことができる。
【0008】
また本発明は、上記構成の回転ドラム式洗濯機において、前記浸け置き洗い工程中に前記回転ドラムを間欠的に回転させることを特徴としている。前記回転ドラムを左右交互に360゜以内で間欠的に回転するとよい。
【0009】
従って、この発明によるならば、浸け置き状態で回転ドラムを間欠的に回転させることになる。その結果、浸け置き前の前段階の回転ドラムの回転に伴う洗浄動作において水に十分溶かされた洗濯槽クリーナが、浸け置き中においても沈殿することなく水槽、回転ドラム及びダクト内の全てに亙って行き渡り、それらの表面に付着している汚物を取り除くことができる。
【0010】
また本発明は、上記構成の回転ドラム式洗濯機において、前記浸け置き洗い工程後に前記回転ドラムを回転して脱水運転を行うことを特徴としている。
【0011】
従って、この発明によるならば、給水が完了すると直ちに回転ドラムを所定時間の間回転させ、その後は浸け置き状態にすることができ、しかも、この浸け置きが終了すると、排水の後、脱水して洗浄を終了することになる。その結果、洗浄に入る前に水槽内に洗濯槽クリーナを投入しておいた場合、上記回転ドラムの回転で、その洗濯槽クリーナを水に十分溶かすことができ、しかも浸け置き状態において、その洗濯槽クリーナの混じった水で水槽、回転ドラム及びダクト内に付着している汚物を取り除くことができる。しかも、排水の後に、脱水するので、水槽や回転ドラム内の水や洗濯槽クリーナを十分取り除き、再び汚物が付着するのを防止することができる。
【0012】
また本発明は、上記構成の回転ドラム式洗濯機において、前記専用コースは前記脱水運転時に洗濯物のアンバランス量を検知し、該アンバランス量が所定値以下の場合は前記すすぎ工程以降での脱水でアンバランス量の検知を行わないことを特徴としている。
【0013】
また本発明は、上記構成の回転ドラム式洗濯機において、前記専用コースは乾燥ヒータにより昇温された暖気を回転する前記回転ドラム内に供給する乾燥工程を有し、前記乾燥工程は前記回転ドラム内の温度が所定値に到達すると前記乾燥ヒータを弱にして所定時間が経過するまで継続されることを特徴としている。
【0014】
また本発明は、上記構成の回転ドラム式洗濯機において、洗濯動作を一時停止を指示する一時停止キーを設け、前記洗い工程及び浸け置き洗い工程において前記一時停止キーの操作による一時停止を受け付けないようにしたことを特徴としている。
【0015】
また本発明は、上記構成の回転ドラム式洗濯機において、前記専用コースの運転途中で電源が切られた場合に、電源の再投入時に槽洗浄の中断を報知することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に従って詳細に説明する。図1及び図2は本発明の実施の形態にかかる洗浄方法を具現化した回転ドラム式乾燥機能付き洗濯機の側面断面図及び正面断面図であり、図中1は洗濯機本体、2はこの洗濯機本体1内に吊りバネ3で懸架された水槽、4はこの水槽2内に配置された回転ドラムであり、水槽2の後壁に軸受けで水封止的に回転支持された回転軸5に後面を固着されて回転軸の回転に伴って水槽2内で回転できるようになっている。
【0017】
この回転ドラム4は、その内側面に3個の撹拌バッフル5を等間隔に配置し、又、その外周面全体に亙って多数の小孔を備えている。そして、回転ドラム4は駆動モータ6の回転をベルト7及びプーリー8、9を介して受け、洗濯、脱水に応じた速度で回転するようになっている。10は洗濯機本体1の全面に設けた衣類投入口11を開閉するドアであり、閉成時には洗濯物投入口11の周縁に設けたドアパッキン12で完全に密封される。13は管路途中に給水弁14を備えた上水道の給水管であり、給水弁14の開放に伴って洗剤ケース15を介して上記水槽2に洗濯水を供給するようになっている。16は水位センサーであり、水槽内の水位を検知し、後述するマイコン35を介して上記給水弁14の開閉を制御する。
【0018】
17は水槽2の底部より導出された排水ダクトであり、排水された洗濯水に含まれる糸屑やゴミ等を除去するフィルターケース18に接続され、このフィルターケース18は洗濯水を循環パイプ19を介して水槽2内に循環させる循環ポンプ20と、洗濯水を排水パイプ21を介して排水する排水ポンプ22に接続されている。
【0019】
23は冷却ダクトであり、その下端を排気ダクト24を介して水槽2の底部に連通され、また上端を乾燥ユニット25を介して水槽2の上部に連通されている。この冷却ダクト23内には図示していないが、上記給水管13からの給水を乾燥用給水弁を介して受け、水道水を冷却ダクト23内にシャワー状に散水するようになっている。上記乾燥ユニット25は送風ファン26、乾燥ヒータ27、熱風ダクト28、この熱風ダクト28に設けた温度センサー29及び上記冷却ダクト23に設けた温度センサー30を備えている。
【0020】
乾燥工程時には、乾燥ヒータ27によってめられた空気が送風ファン26により回転ドラム4内に送り込まれ、回転ドラム4内の濡れた洗濯物から蒸発した水分を含む高温多湿の空気となって水槽2の排気口から排気ダクト24を通って冷却ダクト23に入る。そして、この冷却ダクト23内において、上記乾燥用給水弁を介して給水されたシャワー状の冷水が湿気に接触するときの熱交換によって、湿気を凝縮し除去する。このようにして冷却され湿気を除去された空気は再び送風ファン26に送られて、乾燥ヒータ27で再加熱され回転ドラム4に再度循環される。温度センサー29、30は循環される温風の温度を検知して乾燥終了の判定や異常な温度上昇の検知に用いられる。
【0021】
又、図中、31は洗濯機本体1の上部前面に配置されている操作・表示パネルであり、図3に示されるようにパネル入力部32、表示部33から構成されている。34はこの操作・表示パネル31の裏側に設けられた制御回路であり、図4に示されるように、種々入力系統からの入力信号を受けて所定の演算動作を行い制御信号を出力するマイクロコンピュータ(以下マイコンと云う)35と、このマイコン35の制御信号に基づいて各種負荷部を駆動する駆動信号を出力する出力回路36とからなっている。
【0022】
そして、上記マイコン35への入力系統としては上記操作・表示パネル31におけるパネル入力部32、表示部33、電源スイッチ37及びドアスイッチ、圧力スイッチ、タコメータ、水位センサー等の入力部38があり、又負荷部として上記駆動モータ6、給水弁14、排水ポンプ22、乾燥ユニット25、ドアロックべソレノイド39、リレー40及び駆動モータ6の逆転用リレー41からなっている。尚、図4において、42は電源部であり、電源回路43、整流回路44及び発振回路45からなっている。
【0023】
本発明の回転ドラム式乾燥機能付き洗濯機は上述のように構成されるが、以下に当該洗濯機が実行する槽洗浄の専用コースについて図5の動作フローチャートを使用して説明する。電源キー32aの操作で電源を入れ、槽洗浄キー32cを押すと(ステップS1)、槽洗浄の専用コースが設定されたことを示す表示灯33aが点灯する(ステップS2)。再び槽洗浄キー32cを押すと(ステップS3)、マイコン35の記憶部が槽乾燥運転が追加設定されたことを記憶し、槽乾燥運転が設定されたことを示す表示灯33bが点灯する(ステップS4)。
【0024】
この状態において、操作・表示パネル31におけるスタートキー32bを押すと(ステップS5)、槽洗浄の進行を示す進行表示灯アレイ32cの該当部が点滅するとともに給水弁14をONして給水を開始する(ステップS6)。そして、この給水に伴って、マイコン35は水位センサーを介して水槽2内の水位が槽洗浄の設定水位(通常の洗濯コースの水位より高く設定)になったか否かを判断する(ステップS7)。
【0025】
水槽2内の水位が槽洗浄の設定水位に達すると、マイコン35は給水弁14をOFFして給水を停止する(ステップS8)とともに駆動モータ6を駆動して回転ドラム4を所定時間回転させ(ステップS9)、洗濯槽クリーナを十分に撹拌させる。回転ドラム4の回転時間が所定時間に達すると(ステップS12)、回転ドラム4の回転を停止し(ステップS13)、浸け置きに入る。この際、この浸け置きの洗浄効果を高めるために、マイコン35は駆動モータ6を介して回転ドラム4を間欠回転させる(ステップS14)。
【0026】
又、このとき、回転ドラム4を左右交互に回転させて洗浄液の動きを変え、排水17及び排気ダクト24の奥部まで十分に洗浄できるようにする。更に、このとき回転ドラム4の回転を360゜以内で間欠的に行うことで回転ドラム4の全周が洗濯槽クリーナの溶液に浸かる時間を均一にすることができる。以上のような洗浄コースの途中で、誤ってコンセントが外される等で停止した場合、次にコンセントが投入された時点で槽洗浄の中断を示すエラー表示灯33dを点灯して報知する(ステップS11)。
【0027】
洗いが終わると排水を行った後、回転ドラム4に付着している洗濯槽クリーナの溶液を除去するために脱水回転を行う(ステップS20)。この脱水運転の前に、回転ドラム4内部に洗濯物が入れられている場合を考慮して、通常の洗濯運転と同様にアンバランスの検知を行い(ステップS18及びS19)、アンバランス量が所定値以上の場合は、ほぐし運転を行って洗濯物の偏りを矯正し、駆動モータ6を介して回転ドラム4を高速回転させ高速脱水に入る(ステップS22)。
【0028】
次に、再び給水を行いすすぎ工程に入る(ステップS23、S24)。このすすぎ工程は回転ドラム4を左右に交互に連続回転させて行う。このすすぎ工程の後においても、排水(ステップS25)後に脱水回転(ステップS28)を行うが、上記洗い工程の後のアンバランス検知において、アンバランス量が所定値以下の場合は(ステップS26)、アンバランス検知及びほぐし運転を省略して、直ちに高速脱水に入る(ステップS28)。この制御を行うことで、槽洗浄運転の時間短縮を図ることができる。
【0029】
設定されたすすぎ回数の最後のすすぎ工程では、洗い工程及び直前のすすぎ工程の水位より、更に高い水位まで給水を行いすすぎを行う(ステップS29乃至ステップ39)。最終のすすぎ、排水及び脱水が終了した時点で、槽乾燥運転が設定されているか否かを判断し(ステップS40)、設定されていない場合には運転を停止し、ブザー等で終了を報知する。又槽乾燥運転が設定されている場合には、乾燥運転に自動的に移行する。
【0030】
槽洗浄のコースでは洗濯物の負荷を投入しないため、水槽4内部の温度上昇が早く、温度センサ29、30で検知される温風温度が短時間で所定値異常になり、乾燥が終了したと判断して、乾燥を終了してしまう。1200Wの乾燥ヒータ27を用いた場合、無負荷での乾燥運転終了までの時間は20〜30分程度であり、ドアッパキング12等の残水が乾燥してしまうまでには至らない。従って、本発明では槽乾燥の場合は温度センサ29、30で検出される温風温度が設定値に到達した時点で乾燥ヒータ27を弱に切り替え、所定時間運転を継続する。又、乾燥ヒータ27をON,OFF制御してもよい。
【0031】
以上の実施形態では、ドラム回転式洗濯機として乾燥機能付きの洗濯機を例に挙げて説明したが、これに拘泥することなく、乾燥機能がない洗濯機にも本発明を適用できることはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成されるものであり、洗濯機本体内に設置された水槽内に水平軸を中心に回転できる回転ドラムを備え、前記回転ドラム内に投入された洗濯物に対して洗い、すすぎ及び脱水を行う洗濯コースを有した回転ドラム式洗濯機であって、
前記水槽内を洗浄する専用コースを設け、前記専用コースが、前記洗濯コースよりも高い水位まで前記水槽内に給水する給水工程と、前記回転ドラムを所定時間回転させる洗い工程と、前記洗い工程が終了してから所定時間が経過するまで前記回転ドラムの回転を停止する浸け置き洗い工程と、前記浸け置き洗い工程終了後前記水槽内の水を排水する排水工程とを有するとともに、前記専用コースを選択する槽洗浄キーを設け、電源を入れて前記槽洗浄キーを押すことにより前記専用コースを独立して実行できることを特徴とする回転ドラム式洗濯機である。
【0033】
従って、この発明によるならば、給水が完了すると直ちに回転ドラムを所定時間の間回転させ、その後は浸け置き状態にすることができる。その結果、洗浄工程に入る前に水槽内に洗濯槽クリーナを投入しておいた場合、上記回転ドラムの回転で、その洗濯槽クリーナを水に十分溶かすことができ、しかも浸け置き工程において、その洗濯槽クリーナの混じった水で水槽、回転ドラム及びダクト内に付着している汚物を取り除くことができる。
【0034】
また本発明は、浸け置き洗い工程中に回転ドラムを間欠的に回転させるので、浸け置きの前段階の回転ドラムの回転に伴う洗浄において水に十分溶かされた洗濯槽クリーナが、浸け置きにおいても沈殿することなく水槽、回転ドラム及びダクト内の全てに亙って行き渡り、それらの表面に付着している汚物を取り除くことができる。また、回転ドラムを左右交互に360゜以内で間欠的に回転するため、排水及び排気ダクトの奥部まで十分に洗浄できるとともに、回転ドラムの全周の洗濯槽クリーナの溶液への浸漬時間を均一にできる。
【0035】
また本発明は、浸け置き洗い工程後に回転ドラムを回転して脱水運転を行うようにしたことを特徴とする回転ドラム式洗濯である。
【0036】
従って、この発明によるならば、給水が完了すると直ちに回転ドラムを所定時間の間回転させ、その後は浸け置き状態にすることができ、しかも、この浸け置きが終了すると、排水の後、脱水して洗浄を終了することになる。その結果、洗浄に入る前に水槽内に洗濯槽クリーナを投入しておいた場合、上記回転ドラムの回転で、その洗濯槽クリーナを水に十分溶かすことができ、しかも浸け置きにおいて、その洗濯槽クリーナの混じった水で水槽、回転ドラム及びダクト内に付着している汚物を取り除くことができる。しかも、排水の後に、脱水するので、水槽や回転ドラム内の水や洗濯槽クリーナを十分取り除き、再び汚物が付着するのを防止することができる。
【0040】
また本発明によると、アンバランス検知及びその検知結果に基づくほぐし運転を省略することができるため時間短縮が可能となる。また、槽洗浄の後に乾燥運転を行い、水槽、ドアパッキン等を乾燥できるため、長期に使用しない場合の湿気によるゴム部品のぬめりやカビの発生を防止することができる。また、洗い工程の途中で運転を停止することができないようにしたため、洗濯槽クリーナ(特に塩素系)の溶液が水槽内に入った状態で、長時間放置されることによる金属部分の腐食やゴム部品の劣化を防止することができる。また、停電等による事故や不注意で洗濯槽クリーナが水槽内に入った状態で長時間放置することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の洗浄方法を具現化した回転ドラム式乾燥機能付き洗濯機の側面断面図。
【図2】本発明の洗浄方法を具現化した回転ドラム式乾燥機能付き洗濯機の正面断面図である。
【図3】本発明の洗浄方法を具現化した回転ドラム式乾燥機能付き洗濯機の前面に備えられた操作・表示パネルを示す図である。
【図4】本発明の洗浄方法を具現化した回転ドラム式乾燥機能付き洗濯機の制御回路を示すブロック的電気回路図である。
【図5】本発明の実施の洗浄方法の動作説明に供されたフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 洗濯機本体
2 水槽
4 回転ドラム
6 駆動モータ
14 給水弁
16 水位センサー
23 冷却ダクト
24 排水ダクト
26 送風ファン
27 乾燥ヒータ
29 温度センサー
30 温度センサー
31 操作・表示パネル
35 マイコン
Claims (8)
- 洗濯機本体内に設置された水槽内に水平軸を中心に回転できる回転ドラムを備え、前記回転ドラム内に投入された洗濯物に対して洗い、すすぎ及び脱水を行う洗濯コースを有した回転ドラム式洗濯機であって、
前記水槽内を洗浄する専用コースを設け、前記専用コースが、前記洗濯コースよりも高い水位まで前記水槽内に給水する給水工程と、前記回転ドラムを所定時間回転させる洗い工程と、前記洗い工程が終了してから所定時間が経過するまで前記回転ドラムの回転を停止する浸け置き洗い工程と、前記浸け置き洗い工程終了後前記水槽内の水を排水する排水工程とを有するとともに、前記専用コースを選択する槽洗浄キーを設け、電源を入れて前記槽洗浄キーを押すことにより前記専用コースを独立して実行できることを特徴とする回転ドラム式洗濯機。 - 前記浸け置き洗い工程中に前記回転ドラムを間欠的に回転させることを特徴とする請求項1に記載の回転ドラム式洗濯機。
- 前記回転ドラムを左右交互に360゜以内で間欠的に回転することを特徴とする請求項2に記載の回転ドラム式洗濯機。
- 前記浸け置き洗い工程後に前記回転ドラムを回転して脱水運転を行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の回転ドラム式洗濯機。
- 前記専用コースは前記脱水運転時に洗濯物のアンバランス量を検知し、該アンバランス量が所定値以下の場合は前記すすぎ工程以降での脱水でアンバランス量の検知を行わないことを特徴とする請求項4に記載の回転ドラム式洗濯機。
- 前記専用コースは乾燥ヒータにより昇温された暖気を回転する前記回転ドラム内に供給する乾燥工程を有し、前記乾燥工程は前記回転ドラム内の温度が所定値に到達すると前記乾燥ヒータを弱にして所定時間が経過するまで継続されることを特徴とする請求項1に記載の回転ドラム式洗濯機。
- 洗濯動作を一時停止を指示する一時停止キーを設け、前記洗い工程及び浸け置き洗い工程において前記一時停止キーの操作による一時停止を受け付けないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の回転ドラム式洗濯機。
- 前記専用コースの運転途中で電源が切られた場合に、電源の再投入時に槽洗浄の中断を報知することを特徴とする請求項1に記載の回転ドラム式洗濯機。
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