JP3584929B2 - コンピュータ装置、コンピュータ処理方法および記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、所定の印刷装置における印刷のための各種情報を設定して前記所定の印刷装置を制御する技術と、所定の印刷装置における印刷のための各種情報を外部に供給する技術とに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プリンタをコンピュータにつないで、コンピュータで作成した印刷データをプリンタに印刷しようとするとき、コンピュータにプリンタ用のデバイスドライバ(以下、プリンタドライバと呼ぶ)を組み込む必要がある。プリンタドライバは、プリンタの機能やインターフェース、フォント情報、制御コードなど、プリンタについての各種情報をコンピュータに設定してプリンタをコントロールするコンピュータプログラムであり、印刷しようとするプリンタの機種ごとに用意される。
【0003】
作業者は、コンピュータを操作して、コンピュータに組み込んだプリンタドライバを起動して、各種情報の設定を行なうことができるが、その設定は次のようにして行なう。プリンタドライバが起動されると、コンピュータは、ディスプレイに、データ入力用の画面領域を表示する。この画面領域には、上記各種情報についてのデータ入力欄が設けられており、作業者は、マウス、キーボードを操作して、これらデータ入力欄にデータをキー入力することにより、各種情報の設定を行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術では、新たな情報を設定したとき、以前の設定した情報が消えてしまうという不具合があった。この不具合を解消するものとして、設定した各種情報の集まりをドライバ内に登録することができるプリンタドライバが考えられる。
【0005】
しかしながら、こうしたプリンタドライバは、登録した情報を個々のユーザで利用することを想定しているだけであり、一つのプリンタドライバで登録した情報をそのユーザ以外で利用することはできない。
【0006】
この発明は、一度設定した各種情報を他のユーザでも利用し得る構成とすることによって、情報入力の手間を削減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
このような課題を解決するため、この発明の第1の装置は、
プリンタに接続されるとともに、該接続されたプリンタによる印刷のための各種の印刷設定情報を設定して、アプリケーションプログラムにより生成された印刷すべきデータを、前記プリンタにおいて前記印刷設定情報に基づく印刷がなされるように変換して前記プリンタに出力するコンピュータ装置であって、
前記各種の印刷設定情報を示すデータファイルを登録するためのテーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
前記各種の印刷設定情報を記録した新たなデータファイルを、外部記憶装置から読み出す外部ファイル読出手段と、
前記外部ファイル読出手段により読み出したデータファイルを、前記テーブルに追加登録する登録手段と、
ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて、前記テーブルから一のデータファイルを選択して、該選択されたデータファイルを読み出すテーブルファイル読出手段と、
前記テーブルファイル読出手段により読み出したデータファイルに基づいて、前記各種の印刷設定情報の設定を行なう情報設定手段と
を備えることを特徴としている。
【0009】
以上の構成の第1の装置によれば、印刷のための各種の印刷設定情報を記録したデータファイルが外部記憶装置から読み出されて、このデータファイルを、テーブルに追加登録する。そうして、ユーザによる操作によってテーブルから一のデータファイルが選択されて、その選択されたデータファイルに基づいて、各種の印刷設定情報の設定がなされる。上記外部記憶装置は、この装置の外部との間でデータの読み出しと書き込みが可能な記録媒体であることから、上記データファイルは外部からの提供が可能となる。したがって、この第1の装置によれば、他の者が作成したデータファイルに基づいて各種の印刷設定情報を設定することができることから、情報入力の手間を削減することができるという効果を奏する。また、外部記憶装置から獲得したデータファイルはテーブルに追加登録されていることから、蓄積して、獲得した以後でも自由に利用することができる。
【0010】
上記構成の第1の装置において、前記外部記憶装置が、ハードディスクドライブとすることができる。
【0011】
上記構成の第1の装置において、前記外部記憶装置が着脱自在の記録媒体である構成とすることができる。この構成によれば、外部記憶装置をそのまま外へ運ぶことができることから、データファイルの受け渡しが容易であるといった効果を奏する。
上記第1の装置において、ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて前記各種の印刷設定情報の設定を行なう手入力情報設定手段と、前記入力手段からの入力データに基づいて、前記各種の印刷設定情報を外部へ送出する旨の指令を受け付ける送出指令受付手段と、前記送出指令受付手段により前記指令を受け付けたとき、前記手入力情報設定手段により設定された各種の印刷設定情報を記録したデータファイルを作成して、該作成したデータファイルを前記外部記憶装置に書き込むファイル書込手段とを備える構成とすることができる。
【0016】
この発明の第2の装置は、
プリンタに接続されるとともに、該接続されたプリンタによる印刷のための各種の印刷設定情報を設定して、アプリケーションプログラムにより生成された印刷すべきデータを、前記プリンタにおいて前記印刷設定情報に基づく印刷がなされるように変換して前記プリンタに出力するコンピュータ装置であって、
前記各種の印刷設定情報を示すデータファイルを登録するためのテーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
前記各種の印刷設定情報を記録した新たなデータファイルを、ネットワークを介して所定のサーバから受信するファイル受信手段と、
前記ファイル受信手段により受信した前記データファイルを、前記テーブルに追加登録する登録手段と、
ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて、前記テーブルから一のデータファイルを選択して、該選択されたデータファイルを読み出すファイル読出手段と、
前記ファイル読出手段により読み出したデータファイルに基づいて、前記各種の印刷設定情報の設定を行なう情報設定手段と
を備えることを特徴としている。
【0017】
以上の構成の第2の装置によれば、接続されたプリンタにおける印刷のための各種の印刷設定情報を記録したデータファイルが、ネットワークを介して所定のサーバから受信されて、このデータファイルを、テーブルに追加登録する。そうして、ユーザによる操作によってテーブルから一のデータファイルが選択されて、その選択されたデータファイルに基づいて各種の印刷設定情報の設定がなされる。したがって、この第2の装置によれば、所定のサーバから提供されたデータファイルに基づいて各種の印刷設定情報を設定することができることから、情報入力の手間を削減することができるという効果を奏する。また、外部記憶装置から獲得したデータファイルはテーブルに追加登録されていることから、蓄積して、獲得した以後でも自由に利用することができる。
【0032】
この発明の第1の方法は、
プリンタに接続されるとともに、該接続されたプリンタによる印刷のための各種の印刷設定情報を設定して、アプリケーションプログラムにより生成された印刷すべきデータを、前記プリンタにおいて前記印刷設定情報に基づく印刷がなされるように変換して前記プリンタに出力するコンピュータ処理方法であって、
(a)前記各種の印刷設定情報を記録したデータファイルを、外部記憶装置から読み出す工程と、
(b)前記工程(a)により読み出したデータファイルを、前記各種の印刷設定情報を示すデータファイルを登録するためのテーブルに追加登録する工程と、
(c)ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて、前記テーブルから一のデータファイルを選択して、該選択されたデータファイルを読み出す工程と、
(d)前記工程(c)により読み出したデータファイルに基づいて、前記各種の印刷設定情報の設定を行なう工程と
を備えることを特徴としている。
【0033】
この構成の第1の方法によっても、上記第1の装置と同様に、情報入力の手間を削減することができる。
【0034】
この発明の第2の方法は、
プリンタに接続されるとともに、該接続されたプリンタによる印刷のための各種の印刷設定情報を設定して、アプリケーションプログラムにより生成された印刷すべきデータを、前記プリンタにおいて前記印刷設定情報に基づく印刷がなされるように変換して前記プリンタに出力するコンピュータ処理方法であって、
(a)前記各種の印刷設定情報を記録したデータファイルを、ネットワークを介して所定のサーバから受信する工程と、
(b)前記受信したデータファイルを、前記各種の印刷設定情報を示すデータファイルを登録するためのテーブルに追加登録する工程と、
(c)ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて、前記テーブルから一のデータファイルを選択して、該選択されたデータファイルを読み出す工程と、
(d)前記工程(c)により読み出したデータファイルに基づいて、前記各種の印刷設定情報の設定を行なう工程と
を備えることを特徴としている。
【0035】
この構成の第2の方法によっても、上記第2の装置と同様に、情報入力の手間を削減することができる。
【0042】
この発明の第1の記録媒体は、
プリンタに接続されるコンピュータに使用され、該接続されたプリンタによる印刷のための各種の印刷設定情報を設定して、アプリケーションプログラムにより生成された印刷すべきデータを、前記プリンタにおいて前記印刷設定情報に基づく印刷がなされるように変換して前記プリンタに出力するためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
(a)前記各種の印刷設定情報を記録したデータファイルを、外部記憶装置から読み出す機能と、
(b)前記機能(a)により読み出したデータファイルを、前記各種の印刷設定情報を示すデータファイルを登録するためのテーブルに追加登録する機能と、
(c)ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて、前記テーブルから一のデータファイルを選択して、該選択されたデータファイルを読み出す機能と、
(d)前記機能(c)により読み出したデータファイルに基づいて、前記各種の印刷設定情報の設定を行なう機能と
をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体を特徴としている。
【0043】
この構成の第1の記録媒体によっても、上記発明の第1の装置および第1の方法と同様に、情報入力の手間を削減することができる。
【0044】
この発明の第2の記録媒体は、
プリンタに接続されるコンピュータに使用され、該接続されたプリンタによる印刷のための各種の印刷設定情報を設定して、アプリケーションプログラムにより生成された印刷すべきデータを、前記プリンタにおいて前記印刷設定情報に基づく印刷がなされるように変換して前記プリンタに出力するためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
(a)前記各種の印刷設定情報を記録したデータファイルを、ネットワークを介して所定のサーバから受信する機能と、
(b)前記受信したデータファイルを、前記各種の印刷設定情報を示すデータファイルを登録するためのテーブルに追加登録する機能と、
(c)ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて、前記テーブルから一のデータファイルを選択して、該選択されたデータファイルを読み出す機能と、
(d)前記機能(c)により読み出したデータファイルに基づいて、前記各種の印刷設定情報の設定を行なう機能と
をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体を特徴としている。
【0045】
この構成の第2の記録媒体によっても、上記発明の第2の装置および第2の方法と同様に、情報入力の手間を削減することができる。
【0051】
【発明の他の態様】
この発明は、以下のような他の態様も含んでいる。その態様は、コンピュータに上記の発明の各工程または各手段の機能を実現させるコンピュータプログラムを通信経路を介して供給するプログラム供給装置としての態様である。こうした態様では、プログラムをネットワーク上のサーバなどに置き、通信経路を介して、必要なプログラムをコンピュータにダウンロードし、これを実行することで、上記の方法や装置を実現することができる。
【0052】
【発明の実施の形態】
以上説明したこの発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下この発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1はこの発明の第1実施例を適用するコンピュータシステムの外観図である。このコンピュータシステムは、コンピュータ10と、周辺機器としてのCRTディスプレイ12およびプリンタ14を備える。コンピュータ10は、コンピュータ本体16と、入力装置としてのキーボード18とマウス20を備える。なお、このコンピュータ本体16には、フロッピィディスク22の内容を読み取るフロッピィディスクドライブ24が搭載されている。
【0053】
図2は、コンピュータシステムのハードウェアの概略構成を示すブロック図である。図示するように、このコンピュータ本体16は、中央演算処理装置としてのCPU31を中心にバスにより相互に接続されたROM32、RAM33、マウスインタフェース34、キーボードインタフェース35、FDC36、HDC37、CRTC38、プリンタインタフェース39およびI/Oポート40を備える。
【0054】
ROM32は、内蔵されている各種プログラム等を記憶する読み出し専用のメモリである。RAM33は、各種データ等を記憶する読み出し・書込み可能なメモリである。マウスインタフェース34は、マウス20とのデータ等のやり取りを司るインタフェースである。キーボードインタフェース35は、キーボード18からのキー入力を司るインタフェースである。FDC36は、フロッピィディスクドライブ(FDD)24を制御するフロッピィディスクコントローラである。HDC37は、ハードディスクドライブ(HDD)41を制御するハードディスクコントローラである。CRTC38は、必要なデータ等を表示するCRTディスプレイ12への信号出力を制御するCRTコントローラである。プリンタインタフェース39は、プリンタ14へのデータの出力を制御するインタフェースである。I/Oポート40は、シリアル出力のポートを備えており、モデム44に接続されており、このモデム44を介して、公衆電話回線46に接続されている。公衆電話回線46はインターネット47と接続されている。このため、コンピュータ10は、公衆電話回線46を利用してインターネット47と接続されることになり、インターネット47上の特定のサーバ48との接続が可能となる。
【0055】
このコンピュータシステムでは、オペレーティングシステムはHDD41に記憶されており、コンピュータ本体16に電源を投入すると、HDD41のブートブロックに書き込まれたローダに従って、オペレーティングシステムはRAM33の所定の領域にロードされる。また、プリンタ14の機種毎に用意されるプリンタドライバは、フロッピィディスク22に予め格納されており、所定のインストールプログラムを起動することで、フロッピィディスクドライブ24からコンピュータ本体16にインストールされる。このインストールされたプリンタドライバは、HDD41に記憶されており、コンピュータ本体16に電源を投入したときに、オペレーティングシステムとともに、RAM33の所定の領域にロードされる。
【0056】
このプリンタドライバをCPU31が実行することによって本発明の各種構成要件は実現される。なお、このプリンタドライバのソフトウェアプログラムは、前述したように、フロッピィディスク22に格納されたものであるが、これに替えて、CD−ROM、光磁気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒体(可搬型記録媒体)に格納された構成としてもよい。また、前述したソフトウェアプログラムは、外部のネットワークに接続される特定のサーバ48から、ネットワークを介して提供されるプログラムデータをダウンロードして、RAM33またはHDD41に転送することにより得るようにすることもできる。
【0057】
以上説明したハードウェア構成を有するコンピュータシステムによる印刷の様子について次に説明する。図3は、コンピュータ本体16が扱う画像情報から印刷が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図である。図示するように、コンピュータ本体16の内部で動作しているアプリケーションプログラム51により、画像の処理を行いつつビデオドライバ52を介してCRTディスプレイ12に画像を表示している。また、このアプリケーションプログラム51が、印字発令を発行すると、コンピュータ本体16内のプリンタドライバ53が、画像情報をアプリケーションプログラム51から受け取り、これをプリンタ14が印字可能な信号に変換している。
【0058】
図3に示した例では、プリンタドライバ53の内部には、アプリケーションプログラム51が扱っている画像情報をドット単位の色情報に変換するラスタライザ54、ドット単位の色情報に変換された画像情報(階調データ)に対してプリンタ14の発色の特性に応じた色補正を行なう色補正モジュール55、色補正された後の画像情報からドット単位でのインクの有無によりある面積での濃度を表現するいわゆるハーフトーンの画像情報を生成するハーフトーンモジュール56が備えられている。また、プリンタドライバ53の内部には、プリンタ14による印刷のための各種情報を設定する情報設定モジュール57が備えられている。印刷のための各種情報としては、印刷解像度、色補正等の基本設定に関するもの、用紙のサイズ、用紙方向等の用紙設定に関するもの等がある。なお、情報設定モジュール57で設定された色補正の情報は、色補正モジュール55に送られる。情報設定モジュール57は、ビデオドライバ52を介してCRTディスプレイ12に設定の内容を示す画像を表示している。なお、ハーフトーンモジュール56はプリンタ14側に持たせる構成としてもよい。
【0059】
また、情報設定モジュール57の内部には、この発明の主要部としてのファイル読出部57a、情報設定部57bおよびファイル書込部57cが備えられている。なお、情報設定モジュール57を除いた各モジュールの動作は、周知のものなので、説明は原則として省略し、情報設定モジュール57について、以下に説明する。
【0060】
プリンタドライバ53は、その設定を変えることにより、プリンタ14による印刷を種々コントロールすることができるが、ユーザは、そうした設定を予め行なっておく必要がある。こうした印刷のための各種情報を設定する作業を実行するのが情報設定モジュール57である。ここでは、この情報設定モジュール57の動作によりユーザはどのような操作を行なうかを先に説明する。なお、この説明に当たり、このプリンタドライバ53が動作するオペレーティングシステムとして、Windows95(マイクロソフト社の商標)を例にとって説明する。また、プリンタ14の名称は「PM−00」であるものとして説明する。
【0061】
ユーザは、まずコンピュータ10を次のように操作して、印刷のための各種情報を設定するダイアログボックスを開く。すなわち、[スタート]→[設定]→[プリンタ]の操作を行なうことで、「プリンタ」ウィンドウを開く。次いで、そのウィンドウ上の目的のプリンタ、ここでは「PM−00」のアイコンをダブル・クリックして、そのプリンタについてのウィンドウを開く。その後、そのウィンドウから[プリンタ]→[プロパティ]の操作を行なって、そのプリンタについての各種情報を設定するダイアログボックスを表示させる。
【0062】
図4は、そのダイアログボックスDB1を例示する説明図である。図示するように、ダイアログボックスDB1には、「情報」、「詳細」、「基本設定」、「用紙設定」、「レイアウト」、「ユーティリティ」の6種類のカードCD1,CD2,CD3,CD4,CD5,CD6が用意されている。「情報」のカードCD1は、プリンタのコメント等、プリンタについての情報を設定するためのものである。「詳細」のカードCD2は、プリンタが接続されているポート等、プリンタについての詳細な情報を設定するためのものである。「基本設定」のカードCD3は、印刷品質に関わる基本的な情報を設定するためのものである。「用紙設定」のカードCD4は、用紙についての各種情報を設定するためのものである。「レイアウト」のカードCD5は、用紙についてのレイアウト情報を設定するためのものである。「ユーティリティ」のカードCD6は、その他有用な情報を設定するためのものである。これらカードCD1〜CD6の内のいずれかが、作業者によって、マウス20を操作することにより選択されて、ダイアログボックスDB1に表示される。なお、カードCD1〜CD6の内容の組み分けは、上記例に限る訳ではなく、1枚のカードで全ての内容を含む構成としてもよく、あるいは、より細かく分けて7枚以上のカードに分ける構成としてもよい。
【0063】
図5は、「基本設定」のカードCD3が開かれたダイアログボックスDB1を例示する説明図である。図示するように、この「基本設定」のカードCD3には、作業者からのデータ入力を受け付けるデータ入力欄として、「用紙種類」、「インク」、「モード設定」の3つのデータ入力欄E1,E2,E3が設けられている。また、このカードCD3には、プリンタドライバの現在の設定の内容のうちのいくつかの情報を表示するデータ表示欄E4が設けられている。
【0064】
「用紙種類」のデータ入力欄E1は、用紙の種類を設定するもので、「普通紙」、「スーパーファイン専用紙」、「専用光沢フィルム」等が選択肢として用意されている。「インク」のデータ入力欄E2は、プリンタ14に使用するインクの種類を設定するもので、「カラー」と「黒」とが選択肢として用意されている。「モード設定」のデータ入力欄E3は、基本的な設定のモードを選択するもので、予め決められた設定を自動的に行なう「推奨設定」のモードと、手動で詳細に設定を行なう「詳細設定」のモードとがボタンE3a,E3bにより選択可能となっている。
【0065】
まず、ボタンE3bがクリックされて「詳細設定」のモードが選択されたときの動作について説明する。この「詳細設定」のモードが選択されると、データ入力欄E3cおよびデータ入力欄E3dが「現在の設定」、「設定変更」と表示された上でアクティブな状態となる。これにより、このデータ入力欄E3cから印刷目的を入力することが可能となり、また、データ入力欄E3dから手動設定を行なうためのダイアログボックスを開くことが可能となる。データ入力欄E3cは、印刷する画像データのタイプを設定するもので、ワープロ、グラフ、写真等の選択肢が用意されている。
【0066】
図6は、データ入力欄E3dから開かれる手動設定のダイアログボックスDB2を例示する説明図である。図示するように、「用紙種類」、「インク」、「印刷品質」、「ハーフトーン」、「マイクロウィーブ」、「双方向印刷」、「カラー調整」等についてのデータ入力欄E11,E12,E13,E14,E15,E16,E17が設けられている。
【0067】
「用紙種類」のデータ入力欄E11および「インク」のデータ入力欄E12は、「基本設定」のカードCD3上に設けられた「用紙種類」のデータ入力欄E1および「インク」のデータ入力欄E2と同一のものであり、後に入力された方が優先され、先に入力された方のデータ入力欄の表示は後に入力されたデータに従って変更される。「印刷品質」のデータ入力欄E13は、印刷する解像度を設定するもので、「ドラフト」、「ファイン」、「スーパファイン」、「フォト」の4種類が選択肢として用意されている。ここで、「ドラフト」、「ファイン」、「スーパファイン」および「フォト」は、順に、180×180[dot]、360×360[dot]、720×720[dot]、1440×720[dot]の解像度を示すものである。
【0068】
「ハーフトーン」のデータ入力欄E14は、ハーフトーンの種類を設定するもので、「高速ハーフトーン」、「高画質ハーフトーン」が選択肢として用意されている。なお、このハーフトーンの種類の情報はハーフトーンモジュール56(図3)にて利用される。「マイクロウィーブ」のデータ入力欄E15は、マイクロウィーブの機能をオン/オフするものである。ここで、マイクロウィーブとは、プリンタ14に備えられる機能であり、異なるノズルが同一のラインを走査することにより、印刷の品質を高めることができる。「双方向印刷」のデータ入力欄E16は、双方向印刷の機能をオン/オフするものである。ここで、双方向印刷とは、プリンタ14に備えられる機能であり、ヘッドが左右双方向から移動することにより、印刷の速度を高めることができる。
【0069】
「カラー調整」のデータ入力欄E17は、色補正に関わる各種の情報を設定するもので、「ドライバによる色補正」、「オートフォトファイン」、「ICM」、「sRGB」が選択肢として用意され、その上で、明度、コントラスト、彩度の強弱が設定可能となっている。
【0070】
なお、「インク」から「カラー調整」までの各データ入力欄E12〜E17は、上述した全ての選択肢が必ずしも入力可能となっておらず、「用紙種類」のデータ入力欄E11で選択した用紙の種類によってその選択肢が制限される構成となっている。例えば、「用紙種類」のデータ入力欄E1は「普通紙」に設定された場合、「印刷品質」のデータ入力欄E13は「ドラフト」、「ファイン」、「スーパファイン」が選択可能となり、「フォト」については選択肢から外される構成となっている。かかる構成は、RAM33に記憶されるプリンタドライバ内に、用紙別の設定情報を記憶する用紙設定情報記憶テーブルを用意し、そのテーブルに基づいて上記選択肢の制限を行なうことにより実現している。なお、「用紙種類」のデータ入力欄E11についても、用紙設定情報記憶テーブルに登録される「用紙種類」だけが選択可能となっている。
【0071】
図7は、RAM33に記憶される用紙設定情報記憶テーブルTBL1の一例を示す説明図である。図示するように、用紙設定情報記憶テーブルTBL1は、手動設定のダイアログボックスDB2のデータ入力欄E11〜E17に対応する「用紙種類」から「双方向印刷」までの7つのフィールドf1,f2,f3,f4,f5,f6,f7から構成されるレコードデータを複数備えるものである。1レコードデータが、各データ入力欄E11〜E17から入力可能な1通りのデータの組合せに対応しており、この用紙設定情報記憶テーブルTBL1に格納される全レコードデータによって、データ入力欄E11〜E17から入力可能なデータの組合せの全てが示される。
【0072】
なお、図中において、「ハーフトーン」のフィールドf5の欄の「ED」は高画質ハーフトーンを、「DB」は高速ハーフトーンを示しており、「None」はいずれのハーフトーンも行なわないことを示している。なお、このフィールドf5における「/」は、/で区切られるいずれの値をもとり得ることを示しており、図中では、1つの欄にまとめて記しているが、実際はその複数通りだけのレコードデータが存在することになる。例えば、「ED/DB」の記載の意味は、2レコードデータが存在し、その内の一つは「ハーフトーン」のフィールドf5の欄が「ED」であり、他の一つは「ハーフトーン」のフィールドf5の欄が「DB」であることを示している。「マイクロウィーブ」のフィールドf6の欄の「N/A」は、マイクロウィーブの設定の選択が不可能であることを示している。
【0073】
フィールドf1に格納される用紙種類が「普通紙」であるときには、「ハーフトーン」のフィールドf5に格納されるデータが一定であるとすると、図中の表の行数である8通りの場合があり、「ハーフトーン」の場合の数まで考慮すると、「インク」がカラーである場合、4×2(=8)通り、「インク」が黒である場合、4×3(=12)通りとなり、トータルで20通りの場合が考えられる。したがって、この例の場合には、用紙設定情報記憶テーブルTBL1には、用紙種類が「普通紙」である場合として20のレコードデータが用意されることになる。なお、図示するように、用紙設定情報記憶テーブルTBL1には、用紙種類が「普通紙」以外の「スーパーファイン専用紙」、「専用光沢フィルム」であるレコードデータも用意されている。
【0074】
コンピュータ10は、手動設定のダイアログボックスDB2を用いたデータ入力の際に、上記用紙設定情報記憶テーブルTBL1を参照して、このテーブルTBL1に含まれるレコードデータに対応する入力データの組合せだけを受け付けるようにし、テーブルTBL1に含まれない入力データの組合せ、例えば、用紙種類が「普通紙」である場合に、印刷品質を「フォト」とする入力データの組み合わせ等を受け付けない構成とする。
【0075】
また、図6に示した手動設定のダイアログボックスDB2には、「保存/削除」のボタンE18と「用紙追加」のボタンE19とが設けられている。「保存/削除」のボタンE18がクリックされると、このコンピュータ10では、手動設定のダイアログボックスDB2における現在の設定を保存し、あるいはその保存した内容を削除するユーザ設定処理を実行する。また、「用紙追加」のボタンE19がクリックされると、このコンピュータ10では、用紙種類の情報を前述した用紙設定情報記憶テーブルTBL1に新たに追加する用紙追加処理を実行する。なお、ユーザ設定処理および用紙追加処理については後ほど詳述する。
【0076】
図5に戻り、「モード設定」のデータ入力欄E3のボタンE3aがクリックされて「推奨設定」のモードが選択されたときの動作について次に説明する。この「推奨設定」のモードが選択されると、スライドレバー形のボタンE3eがアクティブな状態となり、これにより、プリンタ14による印刷をどの程度の品質で行なうかが簡易に指定可能となる。
【0077】
詳細には、図5に示すように、ボタンE3eとして表示されるスライドレバーの両端には、「きれい」と「速い」の文字が明示されており、スライドレバーの部分をマウス20によりドラックすることにより、「きれい」と「速い」の内のいずれかを選択することができる。なお、このボタンE3eによる選択肢は、上記のように「きれい」と「速い」といったパラメータ値ではあるが、これは、「用紙種類」の入力欄E1,E11に「普通紙」が設定されているときのものである。これに対して、「用紙種類」の入力欄E1,E11に他の用紙種類が設定されている場合には、他の複数パラメータ値、具体的には、「よりきれい」、「きれい」、「標準」、「速い」の内から選択した任意の2つのパラメータ値が表示される。
【0078】
上記「よりきれい」、「きれい」、「標準」、「速い」といったパラメータ値は、印刷の品質の程度を段階的に定めるものであり、この「推奨設定」のモードで、スライドレバー形のボタンE3eにより一のパラメータ値が選択されると、このコンピュータ10では、その選択されたパラメータ値から印刷の品質を決定する各種品質情報を求める処理を実行している。具体的には、上記パラメータ値に対応する印刷時の解像度、マイクロウイーブの状態、ハーフトーンの状態といった情報を求める処理を行なっている。こうして求められる情報は、手動設定のダイアログボックスDB2から入力される情報と同一種類のものであり、「推奨設定」モードによっても「詳細設定」のモードと同様の情報を簡易に設定することが可能となっている。
【0079】
データ表示欄E4は、各種のカードCD1〜CD6から入力設定された内容を一覧表示することのできるようにしたもので、詳しくは「用紙サイズ」、「印刷方向」、「レイアウトページ数」、「スタンプマーク有無」、「印刷品質」、「マイクロウィーブ」、「双方向印刷」、「カラー調整」についての各情報が表示されている。
【0080】
なお、各種のカードCD1〜CD6から入力設定された各種データは、具体的には、RAM33に記憶されたプリンタドライバ内に、設定データ格納用のデータテーブルTBL2(図12参照)の形で存在する。また、コンピュータ10は、そのデータテーブルTBL2に基づいて、色補正の情報をはじめとする印刷のための各種情報を生成するが、これらの情報もRAM33内に記憶している。
【0081】
次に、手動設定のダイアログボックスDB2において「保存/削除」のボタンE18がクリックされたときに実行されるユーザ設定処理について説明する。図8は、CPU31により実行されるユーザ設定処理ルーチンを示すフローチャートである。「保存/削除」のボタンE18がクリックされて処理が開始されると、図示するように、CPU31は、まず、「ユーザ設定」のダイアログボックスDB3を開く処理を行なう(ステップS100)。
【0082】
図9は、「ユーザ設定」のダイアログボックスDB3を示す説明図である。この「ユーザ設定」のダイアログボックスDB3は、手動設定のダイアログボックスDB2において現在設定されている各データ(データ入力欄E11からデータ入力欄E17までの各データ)の集合を一組としてプリンタドライバに登録するためのものであり、図示するように、登録の名前(設定名)を入力するためのデータ入力欄E21と、これまで登録された設定名を一覧表示する設定リスト欄E22とが設けられている。ダイアログボックスDB3には、さらに、「エクスポート」のボタンE23と「インポート」のボタンE24とが設けられている。「エクスポート」のボタンE23は、上記現在設定されている全ての情報を「個人設定ファイル」としてハードディスクドライブ(HDD)41等の外部記憶装置に保存するエクスポート処理の実行を指示するものである。「インポート」のボタンE24は、HDD41に格納された「個人設定ファイル」をコンピュータ本体16に読み込むインポートの処理の実行を指示するものである。
【0083】
図8に戻り、ステップS100で上記「ユーザ設定」のダイアログボックスDB3が開けられると、次いで、CPU31は、そのダイアログボックスDB3を用いてキーボード18およびマウス20から入力された操作を入力データとして読み込む処理を行なう(ステップS110)。続いて、その入力データがどのような操作を示すものであるかを判別する(ステップS115)。ここで、入力データが、ダイアログボックスDB3に設けられた「エクスポート」のボタンE23がクリックされた旨を示すものであると判別されると、ステップS120に処理を進める。
【0084】
ステップS120では、CPU31は、「設定ファイルのエクスポート」のダイアログボックスDB4を開く処理、すなわち、そのダイアログボックスDB4をCRTディスプレイ12に表示する処理を行なう。
【0085】
図10は、「設定ファイルのエクスポート」のダイアログボックスDB4を示す説明図である。図示するように、「設定ファイルのエクスポート」のダイアログボックスDB4は、Windows95により提供されるファイル保存用のGUI(Graphical User Interface)と同じダイアログボックスであり、「保存する場所」のデータ入力欄E31と、ファイル名を一覧表示するリスト欄E32と、「ファイル名」のデータ入力欄E33と、「ファイルの種類」のデータ入力欄E34等が設けられている。
【0086】
続いて、CPU31は、個人設定ファイルの保存処理を実行する(ステップS130)。この保存処理は、手動設定のダイアログボックスDB2の各入力欄E11〜E17に設定された各データの集合を個人設定ファイルとして保存するもので、上記「設定ファイルのエクスポート」のダイアログボックスDB4に従うキーボード18およびマウス20の操作を受けてその保存処理が実行される。詳細には、図10の「設定ファイルのエクスポート」のダイアログボックスDB4において、「保存する場所」のデータ入力欄E31と「ファイル名」のデータ入力欄E33と「ファイルの種類」のデータ入力欄E34がそれぞれ入力された状態で、「保存」のボタンE35がクリックされると、上記データ入力欄E31,E33,E34に従う保存場所、ファイル名、ファイルの種類でもって個人設定ファイルが保存される。
【0087】
図11は、個人設定ファイルFL1のデータ構造を示す説明図である。図示するように、個人設定ファイルFL1は、大きくは、「ファイル名」、「印刷モード設定値」、「カラー調整設定値」の3つのフィールドF1,F2,F3から構成される。「印刷モード設定値」のフィールドF2は、「用紙種類」、「インク」、「印刷品質」、「ハーフトーン」、「マイクロウィーブ」、「双方向印刷」の6つのフィールドF21,F22,F23,F24,F25,F26を備える。「カラー調整設定値」のフィールドF3は、「ドライバによる色補正」、「オートフォトファイン」、「sRGB」のフィールドF31,F32,F33から構成される。フィールドF31は、「色補正方法」、「明度」、「コントラスト」、「彩度」、「インク補正データ」の5つのフィールドF311,F312,F313,F314,F315を備え、フィールドF32は、「色調」、「デジカメ補正」、「シャープネス」の3つのフィールドF321,F322,F323を備える。
【0088】
上記フィールドF1には、図10に示した「設定ファイルのエクスポート」のダイアログボックスDB4のデータ入力欄E31に設定されたファイル名が書き込まれており、その他のフィールドF21〜F33には、手動設定のダイアログボックスDB2の各入力欄E11〜E17に設定された内容がそれぞれ書き込まれている。詳細には、フィールドF21,F22,F23,F24,F25,F26には、「用紙種類」、「インク」、「印刷品質」、「ハーフトーン」、「マイクロウィーブ」、「双方向印刷」の各入力欄E11〜E16の内容が順に書き込まれている。フィールドF311,F312,F313,F314,F315には、「カラー調整」のデータ入力欄E17において、「ドライバによる色補正」が選択された場合の明度、コントラスト、彩度等の各設定値が書き込まれている。フィールド321,F322,F323には、「カラー調整」のデータ入力欄E17において、「オートフォトファイン」が選択された場合の色調、デジカメ補正、シャープネスの各設定値が書き込まれている。フィールドF33には、「カラー調整」のデータ入力欄E17において、「sRGB」が選択された場合、その旨を示す設定値が書き込まれている。
【0089】
図12は、ステップS110ないしS140のエクスポートの処理によって個人設定ファイルFL1がいずれの場所に保存されるかを示す説明図である。図示するように、RAM33には、プリンタドライバが記憶されており、そのプリンタドライバ内には、前述した設定データ記憶用のデータテーブルTBL2が含まれている。このデータテーブルTBL2には、手動設定のダイアログボックスDB2において現在設定されている各データがそれぞれ格納されている。エクスポートの処理Aによれば、データテーブルTBL2から上記各データを選択して、これら選択した各データを個人設定ファイルFL1(例えば、ファイル名=「風景写真設定」)の形態でHDD41に書き込む。
【0090】
図8に戻り、ステップS130の実行後、CPU31は、ステップS120で開いた「設定ファイルのエクスポート」のダイアログボックスDB4を閉じて(ステップS140)、その後、ステップS100で開いた「ユーザ設定」のダイアログボックスDB3を閉じる(ステップS150)。その後、CPU31は、処理を「リターン」に進めて、この処理ルーチンを一旦終える。
【0091】
一方、ステップS115で、入力データが、「ユーザ設定」のダイアログボックスDB3に設けられた「インポート」のボタンE24がクリックされた旨を示すものであると判別されると、「設定ファイルのインポート」のダイアログボックスDB5を開く処理、すなわち、そのダイアログボックスDB5をCRTディスプレイ12に表示する処理を行なう(ステップS170)。
【0092】
図13は、「設定ファイルのインポート」のダイアログボックスDB5を示す説明図である。図示するように、「設定ファイルのインポート」のダイアログボックスDB5は、Windows95により提供されるファイル読み込み用のGUI(Graphical User Interface)と同じダイアログボックスであり、「ファイルの場所」のデータ入力欄E41と、ファイル名を一覧表示するリスト欄E42と、「ファイル名」のデータ入力欄E43と、「ファイルの種類」のデータ入力欄E44等が設けられている。
【0093】
続いて、CPU31は、個人設定ファイルの読み込み処理を実行する(ステップS180)。この読み込み処理は、上記「設定ファイルのインポート」のダイアログボックスDB5に従うキーボード18およびマウス20の操作を受けて実行されるものである。詳細には、図13の「設定ファイルのインポート」のダイアログボックスDB5において、「ファイルの場所」のデータ入力欄E41と「ファイル名」のデータ入力欄E43と「ファイルの種類」のデータ入力欄E44がそれぞれ入力された状態で、「開く」のボタンE45がクリックされたとき、CPU31は、上記データ入力欄E41,E43,E44に従うファイルの場所、ファイル名、ファイルの種類で定められる個人設定ファイルを読み込む。
【0094】
続いて、CPU31は、その読み込んだ個人設定ファイルのデータをプリンタドライバに設定する処理を行なう(ステップS190)。詳細には、図12におけるインポートの処理Bに示すように、例えばHDD41から読み込んだ個人設定ファイルFL1を、RAM33に記憶された前記設定データ記憶用のデータテーブルTBL2にそれぞれ書き込む。この結果、図6に示した手動設定のダイアログボックスDB2の各データ入力欄E11〜E17には、図11で示した個人設定ファイルの内の「ファイル名」を除く各フィールドF2〜F33のデータが表示されることになる。
【0095】
なお、このステップS190では、前記設定データ記憶用のデータテーブルTBL2に書き込んだ個人設定ファイルFL1を、図9に示した「ユーザ設定」のダイアログボックスDB3の設定リスト欄E22に登録する処理も同時に行なう。詳細には、図12に示すように、RAM33内には、その登録内容を記憶する設定リストテーブルTBL3が用意されており、ステップS190では、処理C(図12)に示すように、上記個人設定ファイルFL1のデータを設定リストテーブルTBL3に追加する書き込みを行なう。設定リストテーブルTBL3は、前述した個人設定ファイルFL1と同じデータ構造を1レコードとして複数のレコードを集めた表形式のテーブルであり、上記個人設定ファイルFL1のデータは新たな1レコードとして登録されることになる。なお、この設定リストテーブルTBL3に登録された1レコードの「ファイル名」が、図9に示した「ユーザ設定」のダイアログボックスDB3の設定リスト欄E22に表示される。
【0096】
この結果、例えば、読み込んだ個人設定ファイルが、図13に示すように「夕暮れ写真設定」である場合には、図14に示すように、「ユーザ設定」のダイアログボックスDB3の設定リスト欄E22には、「夕暮れ写真設定」が追加表示されることになる。なお、図15に示すように、「基本設定」のカードCD3を開いてデータ入力欄E3cをクリックすると、選択肢を表示するダイアログボックスDB6が開くが、このダイアログボックスDB6にも、「夕暮れ写真設定」が追加表示されることになる。したがって、このダイアログボックスDB6から「夕暮れ写真設定」が選択されると、CPU31は、その選択結果を上記設定リストテーブルTBL3に照らし合わせることで、その「夕暮れ写真設定」に応じた各種データ(上記データ入力欄E11〜E17に対応するデータ)を読み出すことが可能となる。
【0097】
ステップS190の実行後、CPU31は、ステップS170で開いた「設定ファイルのインポート」のダイアログボックスDB5を閉じる(ステップS200)。その後、CPU31は、ステップS150に処理を進めて、ステップS100で開いた「ユーザ設定」のダイアログボックスDB3を閉じた上で、処理を「リターン」に進めて、この処理ルーチンを一旦終了する。
【0098】
他方、ステップS115で、入力データが、「エクスポート」、「インポート」のボタンE23,E24が操作されたこと以外の他の操作を示すものであると判別されると、上記エクスポート、インポートの処理ではないその他の処理を実行する(ステップS210)。その他の処理の主なものとして、設定リストテーブルへの保存/削除処理を実行する。この保存/削除処理は、手動設定のダイアログボックスDB2において現在設定されている各種データ(データ入力欄E11からデータ入力欄E17までの各データ)を、設定データ記憶用のデータテーブルTBL2から取り出して図9に示した「ユーザ設定」のダイアログボックスDB3の設定リスト欄E22に登録したり、あるいはその登録内容を削除したりするものである。この結果、図12の処理に示すように、設定データ記憶用のデータテーブルTBL2に記憶されている各種データのうちの特定のデータが、設定リストテーブルTBL3へ転送されることになる。
【0099】
ステップS210の実行後、CPU31は、ステップS150に処理を進めて、ステップS100で開いた「ユーザ設定」のダイアログボックスDB3を閉じた上で、処理を「リターン」に進めて、このユーザ設定処理ルーチンを一旦終了する。
【0100】
次に、手動設定のダイアログボックスDB2において「用紙追加」のボタンE19がクリックされたときに実行される用紙追加処理について説明する。図16は、CPU31により実行される用紙追加処理ルーチンを示すフローチャートである。「用紙追加」のボタンE19がクリックされて処理が開始されると、図示するように、CPU31は、まず、「用紙種類の追加」のダイアログボックスDB6を開く処理を行なう(ステップS300)。
【0101】
図17は、「用紙種類の追加」のダイアログボックスDB7を示す説明図である。図示するように、「用紙種類の追加」のダイアログボックスDB7は、Windows95により提供されるファイル読み込み用のGUI(Graphical User Interface)と同じダイアログボックスであり、「ファイルの場所」のデータ入力欄E51と、ファイル名を一覧表示するリスト欄E52と、「ファイル名」のデータ入力欄E53と、「ファイルの種類」のデータ入力欄E54等が設けられている。
【0102】
続いて、CPU31は、用紙設定ファイルの読み込み処理を実行する(ステップS310)。この読み込み処理は、上記「用紙種類の追加」のダイアログボックスDB7に従うキーボード18およびマウス20の操作を受けて実行されるものである。詳細には、図17の「用紙種類の追加」のダイアログボックスDB7において、「ファイルの場所」のデータ入力欄E51と「ファイル名」のデータ入力欄E53と「ファイル種類」のデータ入力欄E54がそれぞれ入力された状態で、「開く」のボタンE55がクリックされたとき、CPU31は、上記データ入力欄E51,E53,E54に従うファイルの場所、ファイル名、ファイルの種類で定められる用紙設定ファイルを読み込む。
【0103】
なお、図17の例では、「ファイルの場所」が「PM−00」となっているが、この「PM−00」のホルダには、プリンタ14の機種(PM−00)に適した用紙設定ファイルがいくつか予め用意されている。用紙設定ファイルは、新規の用紙の種類にあわせてプリンタの機種に特有のものがプリンタのメーカから提供されるのが常であり、上記「PM−00」のホルダ内には、こうして得られた用紙設定ファイルが予め格納されている。ステップS310では、ユーザの操作に従ってこれら用紙設定ファイルの中から追加したい所望のファイルを選んで読み込む処理を行なう。
【0104】
図18は、用紙設定ファイルFL2のデータ構造を示す説明図である。図示するように、用紙設定ファイルFL2は、「印刷モードデータ」のフィールドG1と「インク重量補正情報」のフィールドG2とから構成されるレコードデータを複数備えている。「印刷モードデータ」のフィールドG1は、この用紙設定ファイルFL2で定める用紙がサポートする印刷モードを定めるもので、前述した用紙設定情報記憶テーブルTBL1と同じ「用紙種類」、「インク」、「印刷品質」、「解像度」、「ハーフトーン」、「マイクロウィーブ」、「双方向印刷」の7つのフィールドG11,G12,G13,G14,G15,G16,G17を備える。
【0105】
「インク重量補正情報」のフィールドG2には、各色インクの重量を印刷モードに応じて補正するための情報が書き込まれている。この「インク重量補正情報」のフィールドG2は手前の「印刷モードデータ」のフィールドG1と対になっており、フィールドG1のデータから定められる印刷モードに対して好適なインク重量補正情報がフィールドG2に書き込まれている。具体的には、RGBからCMYKへの変換に使用する3次元テーブルをリソースの形で、フィールドG1のデータから定められる印刷モードに対して個別に用意して、それら対応するリソースのファイル名(例えば、「rs001」、「rs002」等)が上記フィールドG2に格納されている。
【0106】
ステップS310で上記構成の用紙設定ファイルの読み込みを終えると、CPU31は、その読み込んだ用紙設定ファイルのデータをプリンタドライバに設定する処理を行なう(ステップS320)。詳細には、図19の処理Dに示すように、例えばHDD41上の「PM−00」のホルダHLDから読み込んだ用紙設定ファイルFL2を、RAM33に記憶されたプリンタドライバ内の前記用紙設定情報記憶テーブルTBL1に追加する処理を行なう。この結果、図6に示した手動設定のダイアログボックスDB2の各データ入力欄E11〜E17から入力可能なデータが、HDD41から読み込んだ用紙設定ファイルFL2に基づく制限を受けることになる。すなわち、図20に示すように、「手動設定」のダイアログボックスDB2を開いてデータ入力欄E11をクリックすると、選択肢を表示するダイアログボックスDB8が開くが、読み込んだ用紙設定ファイルFL2が、図17に示すように「プリクラ用紙タイプB」である場合には、図20に示すように、このダイアログボックスDB8には、「プリクラ用紙タイプB」が追加表示されることになる。したがって、この「手動設定」のダイアログボックスDB2において用紙種類として「プリクラ用紙タイプB」が選択可能となる。なお、この用紙種類は、「基本設定」のカードCD3上に設けられた「用紙種類」のデータ入力欄E1でも同様に「プリクラ用紙タイプB」が選択可能となる。
【0107】
ステップS320の実行後、CPU31は、ステップS300で開いた「用紙種類の追加」のダイアログボックスDB7を閉じる(ステップS330)。その後、CPU31は、処理を「リターン」に進めて、この処理ルーチンを一旦終える。
【0108】
以上詳述してきたこの第1実施例では、ユーザが「手動設定」のダイアログボックスDB2の画面から、キーボード18およびマウス20を操作して入力した各種データの集まりを個人設定ファイルFL1として、外部記憶装置であるHDD41に書き込む構成となっている。HDD41上のデータは他の記憶媒体にデータ転送可能であることから、ユーザの設定した「基本設定」に関わる印刷の情報を個人設定ファイルFL1の形で他のユーザに提供することができる。しかも、個人設定ファイルFL1は、用紙種類のデータとその用紙種類データに対応した各種情報に関わるデータとを含むことから、この個人設定ファイルFL1から印刷のための各種情報を設定することが可能である。したがって、他のユーザにおいては、このコンピュータ10にて設定した印刷のための各種情報をそのまま利用することができ、情報入力の手間を削減することができるという効果を奏する。
【0109】
また、この第1実施例では、コンピュータ10は、個人設定ファイルFL1を外部記憶装置であるHDD41から読み出して、その個人設定ファイルFL1に基づいて印刷のための各種情報を設定する構成となっている。したがって、他のユーザが作成した個人設定ファイルFL1をHDD41に用意しておくことで、他のユーザにおいて設定された印刷のための各種情報を、このコンピュータ10側で利用することができる。したがって、この実施例では、印刷のための各種情報の入力の手間を削減することができる。
【0110】
さらに、この第1実施例では、用紙の種類に応じた設定のデータを示す用紙設定ファイルFL2を予めHDD21に格納しておき、この用紙設定ファイルFL2を読み込んで、ユーザによる印刷情報のキーボード18、マウス20を使った設定入力を上記用紙設定ファイルFL2に従って制限する構成となっている。したがって、ユーザは、各種情報の入力のための手間を削減することができるという効果を奏する。
【0111】
なお、前記第1実施例では、個人設定ファイルFL1をHDD41に格納するように構成されていたが、これに替えて、個人設定ファイルFL1をフロッピィディスク22に格納する構成としてもよい。すなわち、第1実施例のステップS130の処理において、個人設定ファイルFL1の書き込み先をフロッピィディスクドライブ24とする構成とし、また、個人設定ファイルFL1を予めフロッピィディスク22に格納して、ステップS180の処理において、個人設定ファイルFL1の読み込み先をフロッピィディスクドライブ24とする構成とする。
【0112】
この構成によっても第1実施例と同様に、印刷のための各種情報の入力の手間を削減することができるという効果を奏する。特にこの変形例では、個人設定ファイルFL1を格納する記憶メディアをフロッピィディスク22としていることから、ファイルFL1の受け渡しがフロッピィディスク22にて行なうことができ容易であるという効果を奏する。なお、フロッピィディスク22に替えて、CD−ROM、光磁気ディスク、ICカード等の他の着脱自在の記録媒体としてもよい。
【0113】
次に、この発明の第2実施例について説明する。第1実施例では、外部(プリンタのメーカ)から提供された用紙設定ファイルFL2を予めHDD21上に用意し、HDD21からその用紙設定ファイルFL2を読み込む構成としていたが、これに替えて、第2実施例では、インターネットを介して外部のサーバから用紙設定ファイルFL2を読み込む構成とした。この第2実施例は、第1実施例と同じハードウェア構成を備え、ソフトウェアにおいてもほぼ同じ構成で、相違するのは「用紙追加処理ルーチン」だけである。
【0114】
図21は、第2実施例における用紙追加処理ルーチンを示すフローチャートである。この用紙追加処理ルーチンは第1実施例のそれと比べて、ステップS310の用紙設定ファイルFL2の読み込み処理が相違するだけで、ステップS300,S320およびS330の処理は同一である。
【0115】
ステップS300により、「用紙種類の追加」のダイアログボックスDB6が開けられると、次いで、図22に例示するように「ファイルの場所」のデータ入力欄E51にインターネットアドレスが入力された場合に、そのインターネットアドレスを取り込む処理を行なう(ステップS310A)。
【0116】
データ入力欄E51に入力されるインターネットアドレスは、例えば、プリンタのメーカの所有するサーバ等を特定するもので、このサーバには、プリンタの機種毎に個別の用紙設定ファイルFL2のホルダが予め用意されている。図22に示したデータ入力欄E51の例では、「ファイルの場所」のデータ入力欄E5に、上記サーバ上の「PM−00」というプリンタの機種のホルダまで指定されている。ステップS311では、この指定されたインタネットアドレスを取り込む。
【0117】
次いで、CPU31は、このインタネットアドレスで指定されるコンピュータ(サーバ)に接続する処理を行なう(ステップS312)。その後、ファイル転送機能により、その接続先のコンピュータの上記ホルダから用紙設定ファイルFL2を受信する処理を行なう(ステップS313)。
【0118】
その後、第1実施例と同じ、ステップS320,S330の処理を実行して、用紙設定ファイルFL2のデータをプリンタドライバに登録するとともに、ダイアログボックスを閉じる処理を行なう。その後、「リターン」に抜けて、このルーチンの処理を一旦終了する。
【0119】
図23は、前述した用紙設定ファイルFL2の格納されるコンピュータ(サーバ)にて実行されるファイル送信処理ルーチンを示すフローチャートである。この処理ルーチンは、所定時間毎に繰り返し実行される。図示するように、処理が開始されると、コンピュータは、データの送信要求があるか否かを判別し(ステップS400)、送信要求があると判別されると、その送信要求によって指定されたファイルを送信する処理を行なう(ステップS410)。具体的には、印刷情報の設定を行なうコンピュータ10側から、図21に示した用紙追加処理ルーチンのステップS313によって、ファイル転送機能に基づく送信要求が来たときに、この送信要求によって指定された用紙設定ファイルFL2を送信する処理を行なう。上記ステップS313では、この送信された用紙設定ファイルFL2を受信する。
【0120】
ステップS410の実行後、「リターン」に抜けてこの処理ルーチンを一旦終了する。一方、ステップS400で送信要求がないと判別された場合には、ステップS410の処理を実行することなしに、そのまま「リターン」に抜けてこの処理ルーチンを一旦終了する。
【0121】
以上のように構成されたこの第2実施例では、インターネットを介して外部のサーバから用紙設定ファイルFL2を読み込んで、この用紙設定ファイルFL2に基づいて「基本設定」に関わる印刷の情報を設定する構成となっている。したがって、第1実施例と同様に、ユーザは、各種情報の入力のための手間を削減することができる。特に、この第2実施例では、用紙設定ファイルFL2を予めHDD21に用意しておかなくても、インタネットアドレスを指定するだけで、所定サーバ上の用紙設定ファイルFL2をアクセスすることが可能となることから、極めて操作性に優れている。
【0122】
また、この実施例では、サーバ側にあって、用紙種類データとその用紙種類データに対応した前記各種情報に関わるデータとを少なくとも含む用紙設定ファイルFL2が所定のサーバ上に格納されており、外部からの求めに応じてインターネットを介して所定のサーバからこの用紙設定ファイルが出力される構成となっている。このデータファイルは、用紙種類データとその用紙種類データに対応した各種情報に関わるデータとを含むことから、このデータファイルから印刷のための各種情報を設定することが可能である。
【0123】
したがって、このサーバによれば、このデータファイルを利用するユーザに対して、情報入力の手間を削減し得るようにすることができるという効果を奏する。
【0124】
次に、この発明の第3実施例について説明する。第1実施例では、プリンタの各機種用に予め用意された用紙設定ファイルを対応機種のホルダから読み込むように構成されていたが、この第3実施例では、使用するプリンタ14の機種に対応した用紙設定ファイルが記憶手段であるHDD21に存在しないときに、他機種用の用紙設定ファイルを読み込み、その他機種用の用紙設定ファイルを当該プリンタの機種用に変換して、その変換後の用紙設定ファイルに基づいて印刷のための各種情報を設定する構成とする。
【0125】
図24は、第3実施例における用紙追加処理ルーチンを示すフローチャートである。この用紙追加処理ルーチンは、第1実施例の用紙追加処理ルーチン(図16)と同じステップS300ないしS330の処理を備え、さらに、ステップS310とステップS320との間に、ファイル変換処理を実行するステップS310Bを備えたものである。なお、ステップS310で読み込む用紙設定ファイルFL2は、第1実施例とは異なり、他機種用の用紙設定ファイルであるものとする。
【0126】
ステップS311Bのファイル変換処理は、上記読み込んだ他機種用の用紙設定ファイルFL2を、使用するプリンタの機種用に変換するものである。詳細には、読み込んだ用紙設定ファイルFL2の各フィールドG1(G11〜G17),G2に格納されるデータが、使用するプリンタの機種においてサポートする許容データに該当するかをそれぞれ判別し、該当する場合はそのままのデータを使用し、一方、該当しない場合には、上位の(印刷をよりきれい側に調整する)データに置き換える処理を行なう。なお、上記判別は、プリンタドライバに対応機種用の許容データを予め用意することにより実現される。
【0127】
その後、第1実施例と同じ、ステップS320,S330の処理を実行して、用紙設定ファイルFL2(ステップS310Bで変換後の用紙設定ファイル)のデータをプリンタドライバに登録するとともに、ダイアログボックスを閉じる処理を行なう。その後、「リターン」に抜けて、このルーチンの処理を一旦終了する。
【0128】
以上のように構成されたこの第3実施例では、使用するプリンタ14の機種に対応した用紙設定ファイルが用意されていないときにも、他機種用の用紙設定ファイルから印刷のための各種情報を設定することが可能となる。
【0129】
なお、この第3実施例において、さらに、個人設定ファイル側でも、プリンタの対応機種を一致させるためのファイル変換処理を設ける構成としてもよい。詳細には、図8のユーザ設定処理ルーチンにおいて、ステップS180とステップS190との間に、ファイル変換処理を行なうステップを設ける構成とする。すなわち、ステップS180で読み込んだ用紙設定ファイルFL2の各フィールドに格納されるデータが、使用するプリンタの機種においてサポートする許容データに該当するかをそれぞれ判別し、該当する場合はそのままのデータを使用し、一方、該当しない場合には、上位の(印刷をよりきれい側に調整する)データに置き換えるファイル変換処理を行なう。
【0130】
この構成によれば、使用するプリンタ14の機種に対応した個人設定ファイルが用意されていないときにも、他機種用の個人設定ファイルから印刷のための各種情報を設定することが可能となる。
【0131】
なお、上記ファイル変換処理を施す構成は、前述した第2実施例に適用することも可能である。すなわち、使用するプリンタ14の機種に対応した用紙設定ファイルがインターネットに接続される所定のサーバ48に存在しないときに、他機種用の用紙設定ファイルをそのサーバ48から読み込み、その他機種用の用紙設定ファイルを当該プリンタの機種用に変換して、その変換後の用紙設定ファイルに基づいて印刷のための各種情報を設定する構成とすることもできる。
【0132】
以上、本発明の種々の実施例を詳述してきたが、本発明は、こうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様にて実施することができる。
【0133】
(1)例えば、前記実施例では、プリンタ14がローカルなコンピュータ10と直接ケーブルに接続されたコンピュータシステムに適用されているが、これに替えて、LAN上のサーバに接続されたプリンタを複数のコンピュータで共有するコンピュータシステムに適用する構成としてもよい。
【0134】
(2)あるいは、インターネットによりつなげられたサーバに接続されたプリンタを、インターネットを介してコンピュータでコントロールするコンピュータシステムに適用する構成としてもよい。
【0135】
(3)また、インターネットによりつなげられたサーバを、LANによりつなげられた構成とすることにより、サーバ上のデータファイルをLANを介してコンピュータに送る構成としてもよい。
【0136】
(4)前記実施例では、プリンタ14がコンピュータ10に接続されたコンピュータシステムに適用されていたが、これに替えて、印刷機構を内蔵するファクシミリ装置に適用する構成としてもよい。
【0137】
(5)前記実施例では、記憶手段に格納するデータファイルとして、「用紙種類」、「インク」、「印刷品質」、「ハーフトーン」、「マイクロウィーブ」、「双方向印刷」、「カラー調整」の各データを含むものを用いていたが、データファイルは、これら全てのデータを必ずしも含む必要はない。「用紙種類」のデータと、この用紙種類に対応したデータ、すなわち、用紙種類によって設定値が変わり得るようなパラメータのデータを含むものであればどのようなものでもよく、例えば、「用紙種類」、「印刷品質」の両データだけを含むデータファイルであってもよいし、「用紙種類」、「インク」、「印刷品質」の3つのデータを含むデータファイルであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を適用するコンピュータシステムの外観図である。
【図2】コンピュータシステムのハードウェアの概略構成を示すブロック図である。
【図3】コンピュータ本体16が扱う画像情報から印刷が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図である。
【図4】プリンタについての各種情報を設定するダイアログボックスDB1を例示する説明図である。
【図5】「基本設定」のカードが開かれたダイアログボックスDB1を例示する説明図である。
【図6】「手動設定」のカードが開かれたダイアログボックスDB2を例示する説明図である。
【図7】用紙設定情報記憶テーブルTBL1の一例を示す説明図である。
【図8】CPU31により実行されるユーザ設定処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】「ユーザ設定」のダイアログボックスDB3を示す説明図である。
【図10】「設定ファイルのエクスポート」のダイアログボックスDB4を示す説明図である。
【図11】個人設定ファイルFL1のデータ構造を示す説明図である。
【図12】エクスポートおよびインポートの処理によって個人設定ファイルFL1がどのように転送されるかを示す説明図である。
【図13】「設定ファイルのインポート」のダイアログボックスDB5を示す説明図である。
【図14】個人設定ファイルが追加されたときの「ユーザ設定」のダイアログボックスDB3を示す説明図である。
【図15】個人設定ファイルが追加されたときのダイアログボックスDB6を示す説明図である。
【図16】CPU31により実行される用紙追加処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図17】「用紙種類の追加」のダイアログボックスDB7を示す説明図である。
【図18】用紙設定ファイルFL2のデータ構造を示す説明図である。
【図19】用紙種類の追加の処理によって用紙設定ファイルがどのように転送されるかを示す説明図である。
【図20】用紙設定ファイルが追加されたときのダイアログボックスDB8を示す説明図である。
【図21】第2実施例における用紙追加処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図22】データ入力欄E51にインターネットアドレスが入力された状態の「用紙種類の追加」のダイアログボックスDB7を示す説明図である。
【図23】第2実施例におけるサーバによるファイル送信処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図24】第3実施例における用紙追加処理ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…コンピュータ
12…CRTディスプレイ
14…プリンタ
16…コンピュータ本体
18…キーボード
20…マウス
21…HDD
22…フロッピィディスク
24…フロッピィディスクドライブ
31…CPU
32…ROM
33…RAM
34…マウスインタフェース
35…キーボードインタフェース
36…FDC
37…HDC
38…CRTC
39…プリンタインタフェース
40…I/Oポート
41…HDD
44…モデム
46…公衆電話回線
48…サーバ
51…アプリケーションプログラム
52…ビデオドライバ
53…プリンタドライバ
54…ラスタライザ
55…色補正モジュール
56…ハーフトーンモジュール
57…情報設定モジュール
FL1…個人設定ファイル
FL2…用紙設定ファイル
Claims (11)
- プリンタに接続されるとともに、該接続されたプリンタによる印刷のための各種の印刷設定情報を設定して、アプリケーションプログラムにより生成された印刷すべきデータを、前記プリンタにおいて前記印刷設定情報に基づく印刷がなされるように変換して前記プリンタに出力するコンピュータ装置であって、
前記各種の印刷設定情報を示すデータファイルを登録するためのテーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
前記各種の印刷設定情報を記録した新たなデータファイルを、外部記憶装置から読み出す外部ファイル読出手段と、
前記外部ファイル読出手段により読み出したデータファイルを、前記テーブルに追加登録する登録手段と、
ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて、前記テーブルから一のデータファイルを選択して、該選択されたデータファイルを読み出すテーブルファイル読出手段と、
前記テーブルファイル読出手段により読み出したデータファイルに基づいて、前記各種の印刷設定情報の設定を行なう情報設定手段と
を備えるコンピュータ装置。 - 前記外部記憶装置が、ハードディスクドライブである請求項1に記載のコンピュータ装置。
- 前記外部記憶装置が、着脱自在の記録媒体である請求項1または2に記載のコンピュータ装置。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載のコンピュータ装置であって、
ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて前記各種の印刷設定情報の設定を行なう手入力情報設定手段と、
前記入力手段からの入力データに基づいて、前記各種の印刷設定情報を外部へ送出する旨の指令を受け付ける送出指令受付手段と、
前記送出指令受付手段により前記指令を受け付けたとき、前記手入力情報設定手段により設定された各種の印刷設定情報を記録したデータファイルを作成して、該作成したデータファイルを前記外部記憶装置に書き込むファイル書込手段と
を備えるコンピュータ装置。 - プリンタに接続されるとともに、該接続されたプリンタによる印刷のための各種の印刷設定情報を設定して、アプリケーションプログラムにより生成された印刷すべきデータを、前記プリンタにおいて前記印刷設定情報に基づく印刷がなされるように変換して前記プリンタに出力するコンピュータ装置であって、
前記各種の印刷設定情報を示すデータファイルを登録するためのテーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
前記各種の印刷設定情報を記録した新たなデータファイルを、ネットワークを介して所定のサーバから受信するファイル受信手段と、
前記ファイル受信手段により受信した前記データファイルを、前記テーブルに追加登録する登録手段と、
ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて、前記テーブルから一のデータファイルを選択して、該選択されたデータファイルを読み出すファイル読出手段と、
前記ファイル読出手段により読み出したデータファイルに基づいて、前記各種の印刷設定情報の設定を行なう情報設定手段と
を備えるコンピュータ装置。 - プリンタに接続されるとともに、該接続されたプリンタによる印刷のための各種の印刷設定情報を設定して、アプリケーションプログラムにより生成された印刷すべきデータを、前記プリンタにおいて前記印刷設定情報に基づく印刷がなされるように変換して前記プリンタに出力するコンピュータ処理方法であって、
(a)前記各種の印刷設定情報を記録したデータファイルを、外部記憶装置から読み出す工程と、
(b)前記工程(a)により読み出したデータファイルを、前記各種の印刷設定情報を示すデータファイルを登録するためのテーブルに追加登録する工程と、
(c)ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて、前記テーブルから一のデータファイルを選択して、該選択されたデータファイルを読み出す工程と、
(d)前記工程(c)により読み出したデータファイルに基づいて、前記各種の印刷設定情報の設定を行なう工程と
を備えるコンピュータ処理方法 - 請求項6に記載のコンピュータ処理方法であって、
(e)ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて前記各種の印刷設定情報の設定を行なう工程と、
(f)前記入力手段からの入力データに基づいて、前記各種の印刷設定情報を外部へ送出する旨の指令を受け付ける工程と、
(g)前記工程(f)により前記指令を受け付けたとき、前記工程(e)により設定された各種の印刷設定情報を記録したデータファイルを作成して、該作成したデータファイルを前記外部記憶装置に書き込む工程と
を備えるコンピュータ処理方法。 - プリンタに接続されるとともに、該接続されたプリンタによる印刷のための各種の印刷設定情報を設定して、アプリケーションプログラムにより生成された印刷すべきデータを、前記プリンタにおいて前記印刷設定情報に基づく印刷がなされるように変換して前記プリンタに出力するコンピュータ処理方法であって、
(a)前記各種の印刷設定情報を記録したデータファイルを、ネットワークを介して所定のサーバから受信する工程と、
(b)前記受信したデータファイルを、前記各種の印刷設定情報を示すデータファイルを登録するためのテーブルに追加登録する工程と、
(c)ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて、前記テーブルから一のデータファイルを選択して、該選択されたデータファイルを読み出す工程と、
(d)前記工程(c)により読み出したデータファイルに基づいて、前記各種の印刷設定情報の設定を行なう工程と
を備えるコンピュータ処理方法。 - プリンタに接続されるコンピュータに使用され、該接続されたプリンタによる印刷のための各種の印刷設定情報を設定して、アプリケーションプログラムにより生成された印刷すべきデータを、前記プリンタにおいて前記印刷設定情報に基づく印刷がなされるように変換して前記プリンタに出力するためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
(a)前記各種の印刷設定情報を記録したデータファイルを、外部記憶装置から読み出す機能と、
(b)前記機能(a)により読み出したデータファイルを、前記各種の印刷設定情報を示すデータファイルを登録するためのテーブルに追加登録する機能と、
(c)ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて、前記テーブルから一のデータファイルを選択して、該選択されたデータファイルを読み出す機能と、
(d)前記機能(c)により読み出したデータファイルに基づいて、前記各種の印刷設定情報の設定を行なう機能と
をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。 - 請求項9に記載の記録媒体であって、
(e)ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて前記各種の印刷設定情報の設定を行なう機能と、
(f)前記入力手段からの入力データに基づいて、前記各種の印刷設定情報を外部へ送出する旨の指令を受け付ける機能と、
(g)前記機能(f)により前記指令を受け付けたとき、前記機能(e)により設定された各種の印刷設定情報を記録したデータファイルを作成して、該作成したデータファイルを前記外部記憶装置に書き込む機能と
をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。 - プリンタに接続されるコンピュータに使用され、該接続されたプリンタによる印刷のための各種の印刷設定情報を設定して、アプリケーションプログラムにより生成された印刷すべきデータを、前記プリンタにおいて前記印刷設定情報に基づく印刷がなされるように変換して前記プリンタに出力するためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
(a)前記各種の印刷設定情報を記録したデータファイルを、ネットワークを介して所定のサーバから受信する機能と、
(b)前記受信したデータファイルを、前記各種の印刷設定情報を示すデータファイルを登録するためのテーブルに追加登録する機能と、
(c)ユーザによる操作を受け付ける入力手段からの入力データに基づいて、前記テーブルから一のデータファイルを選択して、該選択されたデータファイルを読み出す機能と、
(d)前記機能(c)により読み出したデータファイルに基づいて、前記各種の印刷設定情報の設定を行なう機能と
をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
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