JPH10181161A - プリンタ制御装置およびその方法並びに記録媒体 - Google Patents

プリンタ制御装置およびその方法並びに記録媒体

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JPH10181161A
JPH10181161A JP9273598A JP27359897A JPH10181161A JP H10181161 A JPH10181161 A JP H10181161A JP 9273598 A JP9273598 A JP 9273598A JP 27359897 A JP27359897 A JP 27359897A JP H10181161 A JPH10181161 A JP H10181161A
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JP
Japan
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setting
image data
card
quality
printer
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Application number
JP9273598A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Ono
勝広 小野
Kiyotaka Nishimura
精高 西村
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定のカードを開いてデータ入力を行なって
いる途中で、他のカードに記憶される情報の内容を知る
ことができるようにして、使い勝手を高める。 【解決手段】 「基本設定」のカードCD3を示す画像
データと、そのカードCD3以外の「用紙設定」のカー
ドCD4から入力される「用紙サイズ」および「印刷方
向」のデータを表わす画像データとを合成した画像デー
タが、表示画像データとして表示画像メモリに格納され
る。このため、CRTには、「基本設定」のカードCD
3上に、そのカードCD3以外の「用紙設定」のカード
CD4から入力される「用紙サイズ」および「印刷方
向」のデータが記入された画像が表示される。したがっ
て、オペレータは、「基本設定」のカードCD3を選択
してデータ入力を行なっている際に、それ以外のカード
である「用紙設定」のカードCD4から設定されるデー
タをCRTから知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定のプリンタ
における印刷のための各種情報を設定し、該設定された
各種情報に基づいて前記プリンタを制御するプリンタ制
御装置、およびその方法、並びに、所定のプリンタにお
ける印刷のための各種情報を設定するためのコンピュー
タプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタをコンピュータにつな
いで、コンピュータで作成した印刷データをプリンタに
印刷しようとするとき、コンピュータにプリンタドライ
バと呼ばれるソフトウェアを組み込む必要がある。プリ
ンタドライバは、プリンタの機能やインターフェース、
フォント情報、制御コードなど、プリンタについての各
種情報をコンピュータに設定してプリンタをコントロー
ルするコンピュータプログラムであり、印刷しようとす
るプリンタの機種ごとに用意される。
【0003】図22は、従来のプリンタドライバにより
表示される「プロパティ」のダイアログボックス900
を例示する説明図である。オペレータは、コンピュータ
を操作して、コンピュータに組み込んだプリンタドライ
バを起動して、各種情報の設定を行なうことができる
が、そうした設定を行なうために、図22に示すプロパ
ティのダイアログボックス900を開く。ここで、各種
情報としては、用紙のサイズ、用紙方向等の用紙設定に
関するもの、印刷解像度、色補正等のグラフィックスに
関するもの等、設定する機能毎に複数の組に分けること
ができるが、図示するように、プロパティのダイアログ
ボックス900には、これら各組毎に個別の設定用カー
ド901〜905が用意され、これら複数の設定用カー
ド901〜905の中からオペレータによりポインティ
ングデバイス(例えば、マウス)で選択された一枚のカ
ードが表示されている。
【0004】オペレータは、こうして表示されたカード
にデータを入力することで、そのカードに分類された情
報をプリンタドライバに設定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、オペレータは、その選択表示された一枚
のカードについてのデータ入力を行なっている際に、そ
の一枚のカードに分類される情報しか知り得ることがで
きなかった。所定のカードについてのデータ入力を行な
っている際に、その他のカードに分類される情報を知り
たいといった要求は少なくなく、前記従来の技術では、
その知りたい情報を持つカードを選択して画面表示を切
り換える必要があった。また、所定のカードについての
データ入力が途中である場合には、切り替えた画面表示
から所定のカードに画面を戻す必要もあった。このた
め、オペレータに画面切替のためのポインティングデバ
イスの操作を繰り返し要求することになり、オペレータ
に多大の作業労力を課すといった問題が生じた。
【0006】また、前記従来の技術では、印刷の品質を
変更しようとするとき、オペレータは、特定のカード上
のたくさんの項目のデータ入力を必要とすることから、
同様に、オペレータに多大の作業労力を課す問題が生じ
た。
【0007】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、プリンタドライ
バにデータを入力する際のオペレータの労力を低減する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
のような課題を解決するため、第1の発明は、所定のプ
リンタにおける印刷のための各種情報を設定し、該設定
された各種情報に基づいて前記プリンタを制御するプリ
ンタ制御装置であって、前記各種情報を複数組に分けて
得られる各組毎に個別の設定用カードの画像データを用
意し、外部からの指令に応じてこれら複数の設定用カー
ドの画像データから1枚の設定用カードの画像データを
選択するカード画像選択手段と、該カード画像選択手段
で選択された設定用カードの画像データを、表示画像デ
ータとして表示装置の表示画面に表示させる表示制御手
段と、前記カード画像選択手段で選択された設定用カー
ドの画像データ以外の他の設定用カードの画像データを
用いた表示画面で設定される情報の内の少なくとも一つ
の情報を、前記表示画像データの所定の領域に表示させ
る情報表示付加手段とを備えることを特徴としている。
【0009】この構成によれば、表示装置の表示画面に
は、カード選択手段で選択された設定用カードの画像デ
ータの所定の領域に、該選択された設定用カードの画像
データ以外の他の設定用カードの画像データを用いた表
示画面で設定される情報の内の少なくとも一つの情報を
表わした画像データの画像が表示される。
【0010】したがって、オペレータは、所定のカード
を選択してデータ入力を行なっている際に、それ以外の
カードから設定される情報を表示装置の表示画面から知
ることができる。この結果、このプリンタ制御装置は、
表示画面に表示されるカードの切替えの回数を極端に少
なくして、オペレータの作業労力を低減することができ
る。
【0011】上記第1の発明において、前記カード選択
手段で選択される設定用カードの画像データは、印刷品
質に関わる基本設定についての情報を定める設定用カー
ドの画像データであり、前記他の設定用カードの画像デ
ータは、用紙に関わる用紙設定についての情報を定める
設定用カードの画像データである構成とすることが可能
である。
【0012】この構成によれば、「基本設定」のカード
を選択してデータ入力を行なっている際に、「用紙設
定」のカードから設定される情報を表示装置の表示画面
から知ることができる。
【0013】また、上記第1の発明において、前記カー
ド選択手段で選択される設定用カードの画像データは、
前記各種情報の内の複数の情報を入力可能な詳細入力画
面を開くスイッチを備える設定用カードの画像データで
あり、前記他の設定用カードの画像データは、前記詳細
入力画面を構成する設定用カードの画像データである構
成とすることもできる。
【0014】この構成によれば、所定のカードを用いて
データ入力を行なっている際に、そのカードから開く詳
細入力画面から入力された複数の情報を、その詳細入力
画面を開くことなしに表示装置の表示画面から知ること
ができる。
【0015】第2の発明は、プリンタによる印刷の品質
を定める各種品質情報を制御用品質情報として設定し、
該制御用品質情報に基づいて前記プリンタを制御するプ
リンタ制御装置において、前記印刷の品質の程度を段階
的に示す複数のパラメータ値を記憶する第1記憶手段
と、該第1記憶手段に記憶された各パラメータ値毎に対
応づけて設定され、各パラメータ値で示される印刷の品
質の程度をそれぞれ決定する複数の前記品質情報の値を
記憶する第2記憶手段と、前記プリンタを使用するオペ
レータによる操作を受けて、該オペレータの望む前記印
刷の品質の程度を、前記第1記憶手段に記憶される複数
パラメータ値から一のパラメータ値を選択することによ
り指定する品質指定手段と、該品質指定手段により選択
された前記パラメータ値を前記第2記憶手段の内容に照
らし合わせることで、当該パラメータ値に対応する前記
品質情報を求め、当該品質情報を前記制御用品質情報と
する品質情報設定手段と、前記品質指定手段にて選択可
能な複数パラメータ値を、前記第1記憶手段に記憶され
る複数パラメータ値の内の所定の複数パラメータ値に限
定する品質指定範囲限定手段と、前記プリンタにて使用
する用紙の種類を設定する用紙種類設定手段と、前記品
質指定範囲限定手段にて限定される前記複数パラメータ
値を、前記用紙種類設定手段にて設定された用紙の種類
に応じて変更する限定範囲変更手段とを備えることを特
徴としている。
【0016】この構成によれば、オペレータによる操作
を受けて、品質指定手段により、印刷の品質の程度を示
すパラメータ値が複数のパラメータ値から選択的に指定
され、この指定されたパラメータ値に応じて、品質情報
設定手段により品質情報が求められるが、さらに、用紙
種類設定手段により用紙の種類が設定されると、品質指
定手段にて選択可能な複数のパラメータ値が、その用紙
の種類に応じて変更される。このため、オペレータは、
印刷の品質情報についての詳しい知識がなくても、印刷
の品質の程度を段階的に示すパラメータ値を大まかに入
力するだけで、その用紙の種類に適した印刷の品質の程
度を選択することができる。
【0017】したがって、このプリンタ制御装置は、印
刷の品質情報の入力作業を誰にでも行ない得るようにす
ることができる。また、従来のように、たくさんの項目
のデータ入力を必要としないことから、データ入力の作
業労力を低減することもできる。
【0018】上記第2の発明において、前記品質指定手
段は、オペレータに前記印刷の品質の程度を指定するた
めの入力操作を促す画像の画像データを、品質指定用画
像データとして表示装置の表示画面に表示させる表示制
御手段と、前記オペレータの操作に応じて前記表示画面
上の画像に従うデータ入力を行ない得るデータ入力手段
とを備え、前記品質指定範囲限定手段は、前記品質指定
用画像データを、前記所定の複数パラメータ値だけを前
記品質指定手段による選択肢とする画像を表わす画像デ
ータに設定する表示画像データ設定手段を備える構成と
することが可能である。
【0019】この構成によれば、オペレータは、表示装
置の表示画面に表示された品質指定用画像データを見て
データ入力手段からデータ入力を行なうが、この品質指
定用画像データには、用紙の種類に応じて定められた複
数パラメータ値だけが表わされているだけであることか
ら、必ず用紙種類に適した印刷の品質程度を選択するこ
とができる。
【0020】さらに、第2の発明において、前記用紙種
類設定手段は、オペレータに前記用紙の種類を設定する
ための入力操作を促す画像の画像データを、前記表示装
置の表示画面上に前記品質指定用画像データとともに表
示させる用紙種類設定用表示制御手段を備える構成とす
ることもできる。
【0021】この構成によれば、同じ表示画面上に用紙
の種類を設定するための入力欄と、品質の程度を指定す
る入力欄とを表わすことができることから、オペレータ
のデータ入力の操作性を高めることができる。
【0022】第3の発明は、所定のプリンタにおける印
刷のための各種情報を設定し、該設定された各種情報に
基づいて前記プリンタを制御するプリンタ制御方法であ
って、(a)前記各種情報を複数組に分けて得られる各
組毎に個別の設定用カードの画像データを用意し、外部
からの指令に応じてこれら複数の設定用カードの画像デ
ータから1枚の設定用カードの画像データを選択する工
程と、(b)前記工程(a)で選択された設定用カード
の画像データを、表示画像データとして表示装置の表示
画面に表示させる工程と、(c)工程(a)で選択され
た設定用カードの画像データ以外の他の設定用カードの
画像データを用いた表示画面で設定される情報の内の少
なくとも一つの情報を、前記表示画像データの所定の領
域に表示させる工程とを備えることを特徴とする。
【0023】第3の発明によっても、第1の発明と同様
に、オペレータは、所定のカードを選択してデータ入力
を行なっている際に、それ以外のカードから設定される
情報を表示装置の表示画面から知ることができる。した
がって、このプリンタ制御方法は、表示画面に表示され
るカードの切替えの回数を極端に少なくして、オペレー
タの作業労力を低減することができる。
【0024】第4の発明は、プリンタによる印刷の品質
を定める各種品質情報を制御用品質情報として設定し、
該制御用品質情報に基づいて前記プリンタを制御するプ
リンタ制御方法において、(a)前記印刷の品質の程度
を段階的に示す複数のパラメータ値を記憶する工程と、
(b)前記記憶された各パラメータ値毎に対応づけて設
定され、各パラメータ値で示される印刷の品質の程度を
それぞれ決定する複数の前記品質情報の値を記憶する工
程と、(c)前記プリンタを使用するオペレータによる
操作を受けて、該オペレータの望む前記印刷の品質の程
度を、前記記憶される複数パラメータ値から一のパラメ
ータ値を選択することにより指定する工程と、(d)前
記工程(c)により選択された前記パラメータ値を前記
工程(b)により記憶された内容に照らし合わせること
で、当該パラメータ値に対応する前記品質情報を求め、
当該品質情報を前記制御用品質情報とする工程と、
(e)前記工程(c)にて選択可能な複数パラメータ値
を、前記工程(a)により記憶される複数パラメータ値
の内の所定の複数パラメータ値に限定する工程と、
(f)前記プリンタにて使用する用紙の種類を設定する
工程と、(g)工程(e)により限定される前記複数パ
ラメータ値を、前記工程(f)にて設定された用紙の種
類に応じて変更する工程とを備えるプリンタ制御方法。
【0025】第4の発明は、第2の発明と同様に、印刷
の品質情報の入力作業を誰にでも行ない得るようにする
ことができ、また、データ入力の作業労力を低減するこ
ともできる。
【0026】第5の発明は、所定のプリンタにおける印
刷のための各種情報を設定するためのコンピュータプロ
グラムを記録した記録媒体であって、(a)前記各種情
報を複数組に分けて得られる各組毎に個別の設定用カー
ドの画像データを用意し、外部からの指令に応じてこれ
ら複数の設定用カードの画像データから1枚の設定用カ
ードの画像データを選択する工程と、(b)前記工程
(a)で選択された設定用カードの画像データを、表示
画像データとして表示装置の表示画面に表示させる工程
と、(c)工程(a)で選択された設定用カードの画像
データ以外の他の設定用カードの画像データを用いた表
示画面で設定される情報の内の少なくとも一つの情報
を、前記表示画像データの所定の領域に表示させる工程
とをコンピュータに実行させるためのコンピュータプロ
グラムを記録したことを特徴とする。
【0027】第5の発明によっても、第1および第3の
発明と同様に、オペレータは、所定のカードを選択して
データ入力を行なっている際に、それ以外のカードから
設定される情報を表示装置の表示画面から知ることがで
きる。したがって、この記録媒体によれば、表示画面に
表示されるカードの切替えの回数を極端に少なくして、
オペレータの作業労力を低減することを実現することが
できる。
【0028】第6の発明は、所定のプリンタにおける印
刷のための各種情報を設定するためのコンピュータプロ
グラムを記録した記録媒体であって、(a)前記印刷の
品質の程度を段階的に示す複数のパラメータ値を記憶す
る工程と、(b)前記記憶された各パラメータ値毎に対
応づけて設定され、各パラメータ値で示される印刷の品
質の程度をそれぞれ決定する複数の前記品質情報の値を
記憶する工程と、(c)前記プリンタを使用するオペレ
ータによる操作を受けて、該オペレータの望む前記印刷
の品質の程度を、前記記憶される複数パラメータ値から
一のパラメータ値を選択することにより指定する工程
と、(d)前記工程(c)により選択された前記パラメ
ータ値を前記工程(b)により記憶された内容に照らし
合わせることで、当該パラメータ値に対応する前記品質
情報を求め、当該品質情報を前記制御用品質情報とする
工程と、(e)前記工程(c)にて選択可能な複数パラ
メータ値を、前記工程(a)により記憶される複数パラ
メータ値の内の所定の複数パラメータ値に限定する工程
と、(f)前記プリンタにて使用する用紙の種類を設定
する工程と、(g)工程(e)により限定される前記複
数パラメータ値を、前記工程(f)にて設定された用紙
の種類に応じて変更する工程とをコンピュータに実行さ
せるためのコンピュータプログラムを記録したことを特
徴とする。
【0029】この記録媒体によれば、第2および第4の
発明と同様に、印刷の品質情報の入力作業を誰にでも行
ない得るようにすることができ、また、データ入力の作
業労力を低減することもできる。
【0030】
【発明の実施の形態】以上説明したこの発明の構成・作
用を一層明らかにするために、以下この発明の実施の形
態を実施例に基づき説明する。図1はこの発明の一実施
例を適用するコンピュータシステムの外観図である。こ
のコンピュータシステムは、コンピュータ10と、周辺
機器としてのCRTディスプレイ12およびプリンタ1
4を備える。コンピュータ10は、コンピュータ本体1
6とキーボード18とマウス20を備える。なお、この
コンピュータ本体16には、フロッピィディスク22の
内容を読み取るフロッピィディスクドライブ24が搭載
されている。
【0031】図2は、コンピュータシステムのハードウ
ェアの概略構成を示すブロック図である。図示するよう
に、このコンピュータ本体16は、中央演算処理装置と
してのCPU30を中心にバスにより相互に接続された
ROM31、RAM32、表示画像メモリ33、マウス
インタフェース34、キーボードインタフェース35、
FDC36、HDC37、CRTC38、プリンタイン
タフェース39およびI/Oポート40を備える。
【0032】ROM31は、内蔵されている各種プログ
ラム等を記憶する読み出し専用のメモリである。RAM
32は、各種データ等を記憶する読み出し・書込み可能
なメモリである。表示画像メモリ33はCRTディスプ
レイ12に表示する画像の画像データを記憶するメモリ
である。マウスインタフェース34は、マウス20との
データ等のやり取りを司るインタフェースである。キー
ボードインタフェース35は、キーボード18からのキ
ー入力を司るインタフェースである。FDC36は、フ
ロッピィディスクドライブ(FDD)24を制御するフ
ロッピィディスクコントローラである。HDC37は、
ハードディスクドライブ(HDD)41を制御するハー
ドディスクコントローラである。CRTC38は、表示
画像メモリ33に記憶される表示画像データに基づいて
CRTディスプレイ12における画像の表示を制御する
CRTコントローラである。プリンタインタフェース3
9は、プリンタ14へのデータの出力を制御するインタ
フェースである。I/Oポート40は、シリアル出力の
ポートを備えており、モデム44に接続されており、こ
のモデム44を介して、公衆電話回線46に接続されて
いる。コンピュータ10は、モデム44を介して、外部
のネットワークに接続されており、特定のサーバー48
に接続可能となっている。
【0033】このコンピュータシステムでは、オペレー
ティングシステムはHDD41に記憶されており、HD
D41のブートブロックに書き込まれたローダに従っ
て、コンピュータ本体16に電源を投入すると、RAM
32の所定の領域にロードされる。また、プリンタ14
の機種毎に用意されるプリンタドライバは、フロッピィ
ディスク22に予め格納されており、所定のインストー
ルプログラムを起動することで、フロッピィディスクド
ライブ24からコンピュータ本体16にインストールさ
れる。このインストールされたプリンタドライバは、H
DD41に記憶されており、コンピュータ本体16に電
源を投入したときに、オペレーティングシステムに組み
込まれ、RAM32の所定の領域にロードされる。
【0034】このプリンタドライバをCPU30が実行
することによって本発明の各種構成要件は実現される。
なお、このプリンタドライバのソフトウェアプログラム
は、前述したように、フロッピィディスク22に格納さ
れたものであるが、これに替えて、CD−ROM、光磁
気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒体(可搬
型記録媒体)に格納された構成としてもよい。また、前
述したソフトウェアプログラムは、外部のネットワーク
に接続される特定のサーバー48から、ネットワークを
介して提供されるプログラムデータをダウンロードし
て、RAM32またはHDD41に転送することにより
得るようにすることもできる。
【0035】以上説明したハードウェア構成を有するコ
ンピュータシステムによる印刷の様子について次に説明
する。図3は、コンピュータ本体16が扱う画像情報か
ら印刷が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図
である。図示するように、コンピュータ本体16の内部
で動作しているアプリケーションプログラム51によ
り、画像の処理を行いつつビデオドライバ52を介して
CRTディスプレイ12に画像を表示している。また、
このアプリケーションプログラム51が、印字発令を発
行すると、コンピュータ本体16内のプリンタドライバ
53が、画像情報をアプリケーションプログラム51か
ら受け取り、これをプリンタ14が印字可能な信号に変
換している。
【0036】図3に示した例では、プリンタドライバ5
3の内部には、アプリケーションプログラム51が扱っ
ている画像情報をドット単位の色情報に変換するラスタ
ライザ54、ドット単位の色情報に変換された画像情報
(階調データ)に対してプリンタ14の発色の特性に応
じた色補正を行なう色補正モジュール55、色補正され
た後の画像情報からドット単位でのインクの有無により
ある面積での濃度を表現するいわゆるハーフトーンの画
像情報を生成するハーフトーンモジュール56が備えら
れている。また、プリンタドライバ53の内部には、プ
リンタ14による印刷のための各種情報を設定する情報
設定モジュール57が備えられている。印刷のための各
種情報としては、印刷品質、色補正、ハーフトーンの種
類等の印刷の基本設定に関するもの、用紙のサイズ、印
刷方向等の用紙設定に関するもの等がある。
【0037】なお、情報設定モジュール57で設定され
た色補正の情報は、色補正モジュール55に送られ、ハ
ーフトーンの種類の情報は、ハーフトーンモジュール5
6に送られる。情報設定モジュール57は、ビデオドラ
イバ52を介してCRTディスプレイ12に設定の内容
を示す画像を表示している。情報設定モジュール57を
除いた各モジュールの動作は、周知のものなので、説明
は原則として省略し、情報設定モジュール57について
は、以下に説明する。
【0038】プリンタドライバ53は、その設定を変え
ることにより、プリンタ14による印刷を種々コントロ
ールすることができるが、オペレータは、そうした設定
を予め行なっておく必要がある。こうした印刷のための
各種情報を設定する作業を実行するのが情報設定モジュ
ール57である。ここでは、この情報設定モジュール5
7の動作によりCRTディスプレイ12にどのような画
面が表示されるかを先に説明する。なお、この説明に当
たり、このプリンタドライバが動作するオペレーティン
グシステムとして、Windows95(マイクロソフ
ト社の商標)を例にとって説明する。
【0039】オペレータは、まずコンピュータ10を次
のように操作して、印刷のための各種情報を設定するダ
イアログボックスをCRTディスプレイ12に表示す
る。すなわち、[スタート]→[設定]→[プリンタ]
の操作を行なうことで、「プリンタ」ウィンドウを開
く。次いで、そのウィンドウ上の目的のプリンタのアイ
コンをダブル・クリックして、そのプリンタについての
ウィンドウを開く。その後、そのウィンドウから[プリ
ンタ]→[プロパティ]の操作を行なって、そのプリン
タについての各種情報を設定するプロパティのダイアロ
グボックスを表示させる。
【0040】図4は、その開いたときのダイアログボッ
クスDB1を例示する説明図である。図示するように、
ダイアログボックスDB1には、「情報」、「詳細」、
「基本設定」、「用紙設定」、「ユーティリティ」の5
種類のカードCD1,CD2,CD3,CD4,CD5
が用意されている。「情報」のカードCD1は、プリン
タのコメント等、プリンタについての情報を設定するた
めのものである。「詳細」のカードCD2は、プリンタ
が接続されているポート等、プリンタについての詳細な
情報を設定するためのものである。「基本設定」のカー
ドCD3は、印刷品質に関わる基本的な情報を設定する
ためのものである。「用紙設定」のカードCD4は、用
紙についての各種情報を設定するためのものである。
「ユーティリティ」のカードCD5はその他有用な情報
を設定するためのものである。
【0041】これらカードCD1〜CD5の内のいずれ
かが、オペレータによって、マウス20を操作すること
により選択されて、ダイアログボックスDB1に表示さ
れる。
【0042】図5は、「基本設定」のカードCD3が開
かれたダイアログボックスDB1を例示する説明図であ
る。図示するように、この「基本設定」のカードCD3
には、オペレータからのデータ入力を受け付けるデータ
入力欄として、「モード設定」、「用紙種類」、「イン
ク」の3つのデータ入力欄E1,E2,E3が設けられ
ている。また、このカードCD3には、プリンタドライ
バの現在の設定の内容のうちのいくつかの情報を表示す
るデータ表示欄E4が設けられている。
【0043】「モード設定」のデータ入力欄E1は、基
本的な設定のモードを選択するもので、予め決められた
設定を自動的に行なう「推奨設定」のモードと、手動で
詳細に設定を行なう「詳細設定」のモードとがボタンE
11,E12により選択可能となっている。
【0044】まず、ボタンE12がクリックされて「詳
細設定」のモードが選択されたときの動作について説明
する。この「詳細設定」のモードが選択されると、デー
タ入力欄E14およびデータ入力欄E15がアクティブ
な状態となる。これにより、このデータ入力欄E14か
ら印刷目的を入力することが可能となり、また、データ
入力欄E15から手動設定を行なうためのダイアログボ
ックスを開くことが可能となる。
【0045】データ入力欄E14は、印刷するデータの
タイプを設定するもので、ワープロ、グラフ、写真等の
選択肢が用意されている。
【0046】図6は、データ入力欄E15から開かれる
手動設定のダイアログボックスDB2を例示する説明図
である。図示するように、「印刷品質」、「用紙種
類」、「インク」、「ハーフトーン」、「マイクロウィ
ーブ」、「双方向印刷」、「カラー調整」等についての
データ入力欄E21,E22,E23,E24,E2
5,E26,E27が設けられている。
【0047】「印刷品質」のデータ入力欄E21は、印
刷する解像度を設定するもので、「ドラフト」、「ファ
イン」、「スーパファイン」の3種類が選択肢として用
意されている。ここで、「ドラフト」、「ファイン」お
よび「スーパファイン」は、順に、360×360(d
ot)、720×360(dot)、720×720
(dot)の解像度を示すものである。
【0048】「用紙種類」のデータ入力欄E22は、用
紙の種類を設定するもので、「普通紙」、「スーパーフ
ァイン専用紙」、「専用光沢紙」が選択肢として用意さ
れている。「インク」のデータ入力欄E23は、プリン
タ14に使用するインクの種類を設定するもので、「カ
ラー」と「黒」とが選択肢として用意されている。な
お、「基本設定」のカードCD3上には、この「用紙種
類」と「インク」のデータ入力欄E22,E23と同一
のデータ入力欄E2,E3が設けられており、後に入力
された方が優先され、先に入力された方のデータ入力欄
の表示は後に入力されたデータに従って変更される。
【0049】「ハーフトーン」のデータ入力欄E24
は、ハーフトーンの種類を設定するもので、「高速ハー
フトーン」、「高画質ハーフトーン」が選択肢として用
意されている。なお、このハーフトーンの種類の情報は
ハーフトーンモジュール56(図3)にて利用される。
「マイクロウィーブ」のデータ入力欄E25は、マイク
ロウィーブの機能をオン/オフするものである。ここ
で、マイクロウィーブとは、プリンタ14に備えられる
機能であり、異なるヘッドが同一のラインを走査するこ
とで1つのドットを重ね打つことにより、印刷の品質を
高めることができる。「双方向印刷」のデータ入力欄E
26は、双方向印刷の機能をオン/オフするものであ
る。ここで、双方向印刷とは、プリンタ14に備えられ
る機能であり、異なるヘッドが左右双方向から移動する
ことにより、印刷の速度を高めることができる。
【0050】「カラー調整」のデータ入力欄E27は、
色補正に関わる各種の情報を設定するもので、「ドライ
バによる色補正」、「ビデオ/デジタルテレビカメラモ
ード」、「ICM」が選択肢として用意され、その上
で、明度、コントラスト、彩度の強弱が設定可能となっ
ている。
【0051】次に、「モード設定」のデータ入力欄E1
のボタンE12がクリックされて「推奨設定」のモード
が選択されたときの動作について説明する。この「推奨
設定」のモードが選択されると、スライドレバー形のボ
タンE13がアクティブな状態となり、これにより、プ
リンタ14による印刷をどの程度の品質で行なうかが指
定可能となる。
【0052】詳細には、図5に示すように、ボタンE1
3として表示されるスライドレバーの両端には、「きれ
い」と「速い」の文字が明示されており、スライドレバ
ーの部分をマウス20によりドラックすることにより、
「きれい」と「速い」の内のいずれかを選択することが
できる。なお、このボタンE13による選択肢は、上記
のように「きれい」と「速い」といったパラメータ値で
はあるが、これは、「用紙種類」の入力欄E2に「普通
紙」が設定されているときのものである。これに対し
て、「用紙種類」の入力欄E2に他の用紙種類が設定さ
れている場合には、他の複数パラメータ値、具体的に
は、「よりきれい」、「きれい」、「標準」、「速い」
の内から選択した任意の2つのパラメータ値が表示され
る。なお、ここで「速い」とは、印刷速度は速いが、印
刷品質がやや劣ることを意味しており、この「速い」も
印刷品質の程度を定めるパラメータ値の一種である。
【0053】上記「よりきれい」、「きれい」、「標
準」、「速い」といったパラメータ値は、印刷の品質の
程度を段階的に定めるものであり、この「推奨設定」の
モードで、スライドレバー形のボタンE13により一の
パラメータ値が選択されると、このコンピュータ10で
は、その選択されたパラメータ値から印刷の品質を決定
する各種品質情報を求める処理を実行している。ここ
で、各種品質情報とは、印刷の解像度、ハーフトーンの
種類およびマイクロウィーブの機能区分が該当する。こ
れら各種品質情報は、上記手動設定のダイアログボック
スDB2から入力される情報に含まれるものと同一であ
る。上記各種品質情報を求める処理については後程詳し
く説明する。
【0054】データ表示欄E4について次に説明する。
データ表示欄E4は、「用紙サイズ」、「印刷方向」、
「印刷品質」、「マイクロウィーブ」、「双方向印
刷」、「カラー調整」についての情報を表示する表示エ
リアE41,E42,E43,E44,E45,E46
を備えている。表示エリアE41,E42に表示される
「用紙サイズ」および「印刷方向」の内容は、「用紙設
定」のカードCD4を用いて入力設定されたデータであ
る。なお、「用紙設定」のカードCD4についての詳細
は後ほど説明する。
【0055】また、表示エリアE43,E44,E4
5,E46に表示される「印刷品質」、「マイクロウィ
ーブ」、「双方向印刷」、「カラー調整」の内容は、次
のようなものである。「モード設定」のデータ入力欄E
1で「詳細設定」のモードが選択されたときには、上記
表示エリアE43ないしE46には、前述した「手動設
定」のダイアログボックスDB2で設定された内容のデ
ータが表示される。即ち、データ入力欄E21に入力さ
れた「印刷品質」についてのデータ、データ入力欄E2
5に入力された「マイクロウィーブ」についてのデー
タ、データ入力欄E26に入力された「双方向印刷」に
ついてのデータ、およびデータ入力欄E27に入力され
た「カラー調整」についてのデータが、表示エリアE4
3,E44,E45,E46にそれぞれ表示される。
【0056】一方、図5に示すように、「モード設定」
のデータ入力欄E1で「推奨設定」のモードが選択され
ているときには、「印刷品質」の表示エリアE43およ
び「マイクロウィーブ」の表示エリアE44は、スライ
ドレバー形のボタンE13により選択された品質の程度
を示すパラメータ値から自動的に求められたデータが表
示される。また、「双方向印刷」の表示エリアE45
は、「オフ」といったデータが、「カラー調整」の表示
エリアE36には、「ドライバによる色補正」といった
データがそれぞれ表示される。
【0057】図7は、「用紙設定」のカードCD4が開
かれたダイアログボックスDB1を例示する説明図であ
る。図示するように、この「用紙設定」のカードCD4
には、「用紙サイズ」、「印刷部数」、「印刷方向」、
「印刷可能領域」をそれぞれ設定するデータ入力欄F
1,F2,F3,F4と、プリンタ14の3次元立体像
を平面画像によって示す表示欄F5とが設けられてい
る。
【0058】「用紙サイズ」のデータ入力欄F1は、使
用する用紙サイズを用紙の種類と共に設定するもので、
例えば、「A4 210×297mm」、「A4横 2
10×297mm」、「洋封筒 120×235」、
「ハガキ 100×147mm」等が選択肢として用意
されている。
【0059】「印刷部数」のデータ入力欄F2は、印刷
したい部数を設定するものであり、部数以外にも、その
印刷順を部単位で印刷するか否か、正順もしくは逆順の
いずれの順で印刷するかを、チェックボックスをクリッ
クすることで指定することもできる。
【0060】「印刷方向」のデータ入力欄F3は、用紙
における印刷の方向を示すものであり、「縦」と「横」
とが選択可能である。「印刷可能領域」のデータ入力欄
F4は、用紙における印刷可能な領域を設定するもので
あり、「通常」と「センタリング」とが選択可能であ
る。「通常」とは、図8(a)に示すように、用紙Pの
下端と右端とに大きな余白が空くよう印刷可能領域AR
1を定めたものであり、「センタリング」とは、図8
(b)に示すように、用紙Pの上下左右の4方向に等し
く余白が空くように印刷可能領域AR2を定めたもので
ある。なお、図8(a)における用紙Pの下端および右
端の余白は、プリンタ14により機械的に生じる空白で
あり、下端はプリンタ14の紙送りローラがかからない
ために、右端はキャリッジリターンとなるために生じ
る。
【0061】表示欄F5は、前述したように、プリンタ
14の3次元立体像を平面画像によって示すもので、プ
リンタ14による印刷の状態が分かるような平面画像と
なっている。具体的には、次のような内容が分かるよう
な平面画像となっている。 用紙の種類およびサイズ 用紙のセットする向き 印刷時の用紙の搬送経路 用紙における印刷方向 用紙における印刷可能領域
【0062】前述した〜を示す平面画像は、データ
入力欄F1〜F4の設定内容が変更されると、その都度
変更される。例えば、図7に示すように、「用紙サイ
ズ」のデータ入力欄F1が「A4 210×297m
m」に設定されているとき、表示欄F5の平面画像は、
用紙がA4に対応した大きさでプリンタに対して縦方向
にセットされた状態となっている。一方、図9に示すよ
うに、「用紙サイズ」のデータ入力欄F1が「A4横
210×297mm」に設定されているとき、表示欄F
5の平面画像は、用紙がA4に対応した大きさでプリン
タに対して横方向にセットされた状態となっている。ま
た、図7,図9に示すように、「印刷時の用紙の搬送経
路」は矢印で、「用紙における印刷方向」は「A」の文
字の方向で、「印刷可能領域」は用紙部分に描かれた破
線の位置により示されている。
【0063】上記データ入力欄F1に入力された「用紙
サイズ」についてのデータ、データ入力欄F3に入力さ
れた「印刷方向」についてのデータは、前述した「基本
設定」のカードCD3が開かれたとき、データ表示欄E
4の表示エリアE41,E42にそれぞれ表示されるこ
とになる。
【0064】上述したCRTディスプレイ12への画面
表示は、プリンタドライバ53の情報設定モジュール5
7の処理ルーチンをCPU30が処理することで行なわ
れる。この情報設定モジュール57の処理ルーチンにつ
いて次に説明する。
【0065】図10は、その情報設定モジュール57の
処理ルーチンを示すフローチャートである。この処理ル
ーチンは所定時間毎に繰り返し実行される。図示するよ
うに、CPU30は、処理が開始されると、まず、「情
報」、「詳細」、「基本設定」、「用紙設定」、「ユー
ティリティ」の5種類のカードCD1〜CD5にあって
アクティブの状態にあるカードを変更する旨の指令があ
るか否かを判定する(ステップS100)。ここで、ア
クティブの状態のカードとは、データの入力状態となっ
てCRTディスプレイ12に表示されているカードをい
う。カードを変更する旨の指令とは、マウス20を用い
たカードのインデックスをクリックする操作により発生
する指令である。
【0066】ステップS100で、アクティブの状態に
あるカードを変更する旨の指令がないと判定されると、
「リターン」に抜けて処理を一旦終了する。一方、ステ
ップS100で、アクティブの状態にあるカードを変更
する旨の指令があると判定されると、次いで、その変更
後のカードは、「情報」、「詳細」、「基本設定」、
「用紙設定」、「ユーティリティ」の5種類のカードC
D1〜CD5の内のいずれに該当するかを判定する(ス
テップS110)。続いて、その該当するカードに対応
したモードの処理ルーチン、即ち、情報モード、詳細モ
ード、基本モード、用紙モードまたはユーティリティモ
ードの処理ルーチンを実行する(ステップS120ない
しS160)。その後、「リターン」に抜けて処理を一
旦終了する。
【0067】次に、ステップS140で実行される基本
設定モードの処理ルーチンについて説明する。図11
は、基本設定モードの処理ルーチンを示すフローチャー
トである。図示するように、CPU30は、処理が開始
されると、「基本設定」のカードCD3を示す画像デー
タをCRTディスプレイ12に表示するカード表示の処
理ルーチンを実行する(ステップS200)。その後、
そのCRTディスプレイ12の表示画面を見たオペレー
タによるキーボード18およびマウス20を用いたデー
タ入力の操作を受けて、各種データを入力し(ステップ
S210)。その入力された各種データをRAM32上
の所定の位置に記憶する(ステップS220)。
【0068】例えば、ステップS200では、図5に例
示する「基本設定」のカードCD3の画像データをCR
Tディスプレイ12に表示する。オペレータは、そのC
RTディスプレイ12に表示された画像データを見て、
例えば、ボタンE13を操作して「きれい」とデータ入
力を行なうが、ステップS210では、CPU30はそ
の「きれい」のデータを取り込む処理を行なう。次い
で、ステップS220では、その「きれい」のデータを
RAM32上の所定の位置に記憶する。なお、この「き
れい」のデータは、「推奨設定」のモードが選択された
ときの簡易なデータであり、実際は、印刷の品質情報を
表わすデータとして「アウトプット解像度」のデータと
して「720×720(スーパーファインに該当す
る)」を、「マイクロウィーブ」のデータとして「オ
ン」を、「ハーフトーン」のデータとして「高画質ハー
フトーン」をそれぞれRAM32上の所定の位置に記憶
するようにしている。なお、この品質情報の記憶される
処理については、後ほど詳述する。
【0069】こうしてデータの記憶の作業を終了する
と、オペレータによる図5の表示画面中の「OK」のク
リック操作を待って「リターン」に抜けて処理を終了す
る。
【0070】次に、ステップS200で実行されるカー
ド表示の処理ルーチンについて詳述する。図12はその
カード表示の処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。CPU30は、ステップS200に処理が移ると、
図12に示すように、まず、「基本設定」のカードCD
3のベースとなるベース画像データDTをROM31か
ら読み込み(ステップS300)、そのベース画像デー
タDTを表示画像メモリ33に転送する(ステップS3
10)。ここで、ベース画像データDTとは、図5で示
したカードCD3の画像から入力データにより定まる部
分を除いた画像を表わすもので、この画像は図13に示
すようなものとなる。即ち、図13に示すように、「モ
ード設定」の入力欄E1のボタンE11,E12,E1
3、「用紙種類」の入力欄E2、「インク」の入力欄E
3のボタンE31,E32、データ表示欄E4の表示エ
リアE41〜E46等が空欄となっている画像の画像デ
ータが表示画像データとして表示画像メモリ33に転送
されることになる。
【0071】続いて、「基本設定」のカードCD3から
入力された、前回処理時までの「基本設定」に関する各
種データd1〜dn(ここで、nは任意の正数)をRA
M32から読み込み(ステップS320)、その各種デ
ータd1〜dnを、表示画像メモリ33に格納される表
示画像データの所定の領域に付加する(ステップS33
0)。この結果、表示画像メモリ33に格納される表示
画像データは、図13において、上記「モード設定」の
入力欄E1のボタンE11,E12,E13、「用紙種
類」の入力欄E2、「インク」の入力欄E3のボタンE
31,E32に、各種データd1〜dnに基づく文字も
しくは絵柄が描画された画像を示すものとなる。また、
データ表示欄E4の内の「印刷品質」、「マイクロウィ
ーブ」、「双方向印刷」、「カラー調整」についての情
報を示す表示エリアE43,E44,E45,E46に
ついても、各種データd1〜dnに基づく文字が描画さ
れた画像を示すものとなる。というのは、「基本設定」
のカードCDから開く「手動設定」のダイアログボック
スDB2から上記表示エリアE43〜E46に関わるデ
ータが各種データd1〜dnのいずれかとして入力され
ていることから、これらデータから表示エリアE43,
E44,E45,E46を埋めることができる。
【0072】次いで、CPU30は、RAM32に格納
される参照テーブルから参照データDS1,DS2を読
み込む処理を行なう(ステップS340)。図14は、
参照テーブルTBLのデータ構造を示す説明図である。
図示するように、参照テーブルTBLは、用紙サイズを
示す第1の参照データDS1と、印刷方向を示す第2の
参照データDS2とから構成される。この参照テーブル
TBLの値は次のように更新される。
【0073】図15は、参照テーブルTBLの更新の様
子を示す説明図である。図示するように、「用紙設定」
のカードCD4が選択されて実行される用紙設定モード
において、データ入力欄F1から用紙サイズを入力する
処理S400が、データ入力欄F3から印刷方向を入力
する処理S410がそれぞれ行なわれるが、この入力さ
れた用紙サイズのデータdf1は、RAM32中のアド
レスa1から始まる領域に、印刷方向のデータdf2
は、RAM32中のアドレスa2から始まる領域にそれ
ぞれ格納される。それと共に、用紙サイズのデータdf
1は、参照テーブルTBLの第1の参照データDS1
に、印刷方向のデータdf2は、参照テーブルTBLの
第2の参照データDS2にそれぞれ格納される。こうし
て、用紙設定モードで「用紙サイズ」、「印刷方向」の
入力がなされる都度に、参照テーブルTBLの参照デー
タDS1,DS2が更新される。
【0074】図12に戻って、ステップS340では、
参照テーブルTBLから参照データDS1,DS2を読
み込む処理を行なう。続いて、それら参照データDS
1,DS2を、表示画像メモリ33に格納される表示画
像データの所定の領域に付加する(ステップS35
0)。この結果、表示画像メモリ33に格納される表示
画像データは、データ表示欄E4の内の「用紙サイ
ズ」、「印刷方向」についての情報を示す表示エリアE
41,E42に、参照データDs1,ds2に基づく文
字が描画された画像を示すものとなる。
【0075】その後、CRTC38により、表示画像メ
モリ33に記憶される表示画像データに基づいてCRT
ディスプレイ12における画像の表示を制御する(ステ
ップS360)。この結果、例えば図5に示すような、
ボタンや表示エリア等のパーツE11〜E13,E2,
E31,E32,E41〜E46に文字または絵柄が埋
められた「基本設定」のカードCD3の画像がCRTデ
ィスプレイ12に表示されることになる。ステップS3
60の実行後、「リターン」に抜けてこの処理を一旦終
了する。
【0076】こうしてCRTディスプレイ12に表示さ
れた「基本設定」のカードCD3を用いて、その後、前
述したようにデータ入力の作業がなされることになる
(図11のステップS210)。
【0077】以上の構成のカード表示の処理ルーチンに
よれば、「基本設定」のカードCD3を示す画像データ
(ベース画像データDTと各種データd1〜dnに基づ
く画像データとを合成したもの)の所定の領域に、その
カードCD3以外の「用紙設定」のカードCD4から入
力される「用紙サイズ」および「印刷方向」のデータを
付加した画像データの画像が、CRTディスプレイ12
に表示される。
【0078】したがって、オペレータは、「基本設定」
のカードCD3を選択してデータ入力を行なっている際
に、それ以外のカードである「用紙設定」のカードCD
4から設定される「用紙サイズ」および「印刷方向」の
データをCRTディスプレイ12から知ることができ
る。この結果、選択されているカードCD1〜CD5の
表示の切替えの回数を極端に少なくすることができるこ
とから、オペレータのマウス20の操作回数を低減する
ことができる。また、このプリンタドライバ53は使い
勝手にも優れている。
【0079】また、上記実施例では、CRTディスプレ
イ12に「基本設定」のカードCD3を表示する際に、
その「基本設定」のカードCD3から開くことのできる
「手動設定」の詳細入力画面で入力したデータを表示す
ることができる。このため、オペレータは、「基本設
定」のカードCD3からデータ入力を行なっている際
に、そのカードから開く「手動設定」の詳細入力画面か
ら入力された複数の情報を、その詳細入力画面を開くこ
となしに知ることができる。この結果、「基本設定」の
カードCD3と詳細入力画面との切替えの回数を極端に
少なくすることができることから、その表示画面切替の
ためのオペレータのマウス20の操作回数を低減するこ
ともできる。
【0080】なお、前記実施例では、「基本設定」のカ
ードCD3上に、「用紙設定」のカードCD4から設定
される「用紙サイズ」および「印刷方向」のデータを表
示する構成としていたが、これに替えて、「詳細」のカ
ードCD2あるいは「ユーティリティ」のカードCD3
から設定されるデータを表示する構成としてもよい。さ
らには、「用紙設定」のカードCD4と「詳細」のカー
ドCD2といった複数のカードにより設定されるデータ
を表示する構成としてもよい。
【0081】また、前記実施例では、「用紙サイズ」、
「印刷方向」を示す表示エリアE41,E42は、単に
データ値を表示するものであったが、これに替えて、表
示エリアE41,E42に、「用紙設定」のカードCD
4に表示を切り換えるスイッチの機能を持たすようにし
てもよい。この構成によれば、「基本設定」のカードC
D3以外の「用紙設定」のカードCD4から入力される
データを表示した上で、さらにその入力されたデータの
値を変更したい場合に、その表示エリアをクリックする
ことで、「用紙設定」のカードCD4を即座に開くこと
ができる。従って、このプリンタドライバは、一層使い
勝手に優れたものとなる。
【0082】上記実施例では、前述したように、カード
表示ルーチンのステップS330により、各種データd
1〜dnを表示画像メモリに付加することで、「基本設
定」のカードCD3の表示を行なっているが、詳細に
は、スライドレバー形のボタンE13の周辺の表示につ
いては、特に以下のような処理を実行することにより実
現されている。
【0083】図16は、ステップS330の一部を詳細
に示すフローチャートである。図示するように、ステッ
プS330に処理が移ると、その処理ルーチンの途中に
おいて、CPU30は、まず、ステップS400の処理
を実行する。ステップS400では、「推奨設定」と
「詳細設定」のいずれのモードが選択されたかを示すモ
ード設定データd10が、「推奨設定」のモードが選択
されたことを示す値1であるか否かを判別する。ここ
で、値1でない、即ち、「推奨設定」のモードでないと
判別されると、処理を「リターン」に進めて、このステ
ップS330の処理を終了する。
【0084】一方、ステップS400で、値1、即ち、
「推奨設定」のモードであると判別されると、図17に
示すように、ボタンE11の領域に黒丸が表示されるよ
うに、表示画像メモリ33に格納される表示画像データ
の所定の領域に黒丸を示すデータを付加する処理を行な
う(ステップS410)。次いで、CPU30は、「用
紙種類」を示す用紙種類データd11がいずれの値にあ
るかを判別する(ステップS420)。ここで、用紙種
類データd11が「普通紙」を示す値1であると判別さ
れると、ステップS430に処理を進める。
【0085】ステップS430では、図17に示すよう
に、ボタンE13で示されるスライドレバーの左側表示
欄E13Lに「きれい」の文字が、右側表示欄E14L
に「速い」の文字が表示されるように、表示画像メモリ
33の表示画像データの所定領域に文字データを付加す
る。
【0086】上記「きれい」および「速い」の文字は、
ROM31に予め格納された印刷品質テーブルに記憶さ
れた複数のパラメータ値(前述した印刷の品質の程度を
段階的に示すパラメータ値)から選択したものである。
図18は、第1記憶手段および第2記憶手段としての印
刷品質テーブルTBL2のデータ構造を示す説明図であ
る。図18に示すように、印刷品質テーブルTBLは、
印刷品質の程度を段階的に表わすパラメータ値として、
「よりきれい」、「きれい」、「標準」、「速い」とい
った4つが用意され、各パラメータ値毎に、印刷時の解
像度、マイクロウイーブの状態、ハーフトーンの状態が
表形式に記録されている。上記スライドレバーの左右の
表示欄E13L,E13Rに表示される文字列として
は、用紙種類が「普通紙」である場合には、上記「より
きれい」、「きれい」、「標準」、「速い」の4つパラ
メータ値から「きれい」および「速い」が選択される。
【0087】一方、ステップS420で、用紙種類デー
タd11が「スーパーファイン専用紙」を示す値2ある
いは「専用光沢紙」を示す値3であると判別された場合
には、図19および図20に示すように、ボタンE13
で示されるスライドレバーの左側表示欄E13Lに「よ
りきれい」の文字が、右側表示欄E14Lに「標準」の
文字が表示されるように、表示画像メモリ33の表示画
像データに文字データを付加する(ステップS44
0)。
【0088】上記「よりきれい」および「標準」の文字
は、上記印刷品質テーブルTBL2に記憶された印刷の
品質の程度を表わす複数のパラメータ値から選択したも
のであり、用紙種類が「スーパーファイン専用紙」また
は「専用光沢紙」である場合には、上記「よりきれ
い」、「きれい」、「標準」、「速い」の4つパラメー
タ値から「よりきれい」および「標準」が選択される。
【0089】ステップS430またはステップS440
の処理を終えると、次いで、「用紙種類」のデータ入力
欄E2に用紙の種類を示す文字列が表示されるように、
表示画像メモリ33に格納される表示画像データの所定
の領域に用紙種類データd11を付加する(ステップS
450)。続いて、ボタンE13のスライドレバーのレ
バー部分が、印刷の品質の程度を表わす品質程度データ
d12に基づく位置に表示されるように、品質程度デー
タd12に基づく画像部品データ(レバー部分を表わす
画像部品を示す画像データ)を表示画像データの所定の
領域に付加する(ステップS460)。その後、処理を
「リターン」に進めて、このステップS330の処理を
終了する。
【0090】また、上記実施例では、前述したように、
基本設定モードを行なうルーチンのステップS210に
より、各種データの入力を行なっているが、詳細には、
スライドレバー形のボタンE13のデータ入力について
は、特に以下のような処理を実行することにより実現さ
れている。
【0091】図21は、ステップS210の一部を詳細
に示すフローチャートである。図示するように、ステッ
プS210に処理が移ると、その処理ルーチンの途中に
おいて、CPU30は、まず、ステップS500の処理
を実行する。ステップS500では、ボタンE13のス
ライドレバーについてオペレータによるマウス20を用
いたドラック操作がなされたか否かを判別する。ここ
で、ドラック操作がなされていないと判別されると、処
理を「リターン」に進めて、このステップS210の処
理を終了する。
【0092】一方、ステップS500で、ドラック操作
がなされたと判別されると、ステップS510に進み、
そのドラック操作により決定されたスライドレバーの位
置情報を読み込む(ステップS510)。次いで、その
読み込んだ位置情報が示す位置側の文字表示(「よりき
れい」、「きれい」、「標準」、「速い」といった文字
表示)に対応するパラメータ値を、オペレータにより選
択された選択パラメータ値として算出する(ステップS
520)。その後、その選択パラメータ値を検索キーと
して、印刷品質テーブルTBL2と照らし合わせること
で、その選択パラメータ値に応じた品質情報を求める
(ステップS530)。例えば、選択パラメータ値とし
て「きれい」が選択された場合、その「きれい」のパラ
メータ値を図18に示す印刷品質テーブルTBL2の最
左列に照らし合わせることで、表中の2行目の品質情
報、即ち、「720×720」のアウトプット解像度、
「マイクロウィーブ」がオン状態、「高画質ハーフトー
ン」を求めることができる。
【0093】その後、処理を「リターン」に進めて、こ
のステップS210の処理を終了する。なお、ステップ
S530で求められた品質情報は、その後、前述したス
テップS220により、RAM32上の所定の位置に記
憶されることになる。
【0094】以上の構成の図16で示した処理ルーチン
によれば、「基本設定」のカードCD3上のスライドレ
バー形のボタンE13の両側に、選択肢としての文字列
が表示される。この文字列は、用紙の種類によって内容
が違っており、用紙種類が「普通紙」である場合には、
「きれい」および「速い」が表示され、用紙種類が「ス
ーパーファイン専用紙」または「専用光沢紙」である場
合には、「よりきれい」および「標準」が表示される。
さらに、上記構成の図21で示した処理ルーチンによれ
ば、オペレータによってドラックされた上記スライドレ
バー形のボタンE13の指示位置が読み込まれ、その位
置からパラメータ値が選択され、その選択パラメータ値
に応じた品質情報が求められる。
【0095】したがって、オペレータは、印刷の品質情
報についての詳しい知識がなくても、印刷の品質の程度
を段階的に示す「よりきれい」、「きれい」等のパラメ
ータ値を大まかに入力するだけで、その用紙の種類に適
した印刷の品質の程度を選択することができる。
【0096】このため、このコンピュータシステムは、
印刷の品質情報の入力作業を誰にでも行ない得るように
することができる。また、従来のように、たくさんの項
目のデータ入力を必要としないことから、データ入力の
作業労力を低減することもできる。
【0097】また、この実施例では、「基本設定」の1
枚のカードCD3上に、用紙種類を入力するデータ入力
欄E2と印刷の品質の程度を入力するボタンE13とを
備え、その双方を入力するだけで、各種の品質情報を設
定することができる構成となっている。このため、オペ
レータのデータ入力の操作性に優れており、より一層、
データ入力の作業労力を低減することができる。
【0098】なお、この実施例では、用紙種類設定手段
は、オペレータによるキー入力を受け付けて用紙種類を
設定する構成であったが、これに替えて、外部のコンピ
ュータから送られてきた信号、ここでは、用紙種類を示
す信号を入力する構成としてもよい。
【0099】さらに、上記実施例は、プリンタ14がロ
ーカルなコンピュータ10と直接ケーブルに接続された
コンピュータシステムに適用されているが、これに替え
て、LAN上のサーバに接続されたプリンタを複数のコ
ンピュータで共有するコンピュータシステムに適用する
構成としてもよい。あるいは、インターネットによりつ
なげられたサーバに接続されたプリンタを、インターネ
ットを介してコンピュータでコントロールするコンピュ
ータシステムに適用する構成としてもよい。
【0100】以上、本発明の一実施例を詳述してきた
が、本発明は、こうした実施例に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様にて実施することができるのは勿論のことであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用するコンピュータシ
ステムの外観図である。
【図2】コンピュータシステムのハードウェアの概略構
成を示すブロック図である。
【図3】コンピュータ本体16が扱う画像情報から印刷
が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図であ
る。
【図4】プリンタについての各種情報を設定する「プロ
パティ」のダイアログボックスDB1を例示する説明図
である。
【図5】「基本設定」のカードが開かれたダイアログボ
ックスDB1を例示する説明図である。
【図6】「手動設定」のカードが開かれたダイアログボ
ックスDB2を例示する説明図である。
【図7】「用紙設定」のカードが開かれたダイアログボ
ックスDB1を例示する説明図である。
【図8】「通常」と設定された場合と「センタリング」
と設定された場合の印刷可能領域を示す説明図である。
【図9】「用紙設定」のカードが開かれたダイアログボ
ックスDB1の他の状態を例示する説明図である。
【図10】CPU30で実行される情報設定モジュール
57の処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】CPU30で実行される基本設定モードの処
理ルーチンを示すフローチャートである。
【図12】CPU30で実行されるカード表示の処理ル
ーチンを示すフローチャートである。
【図13】ベース画像データDTで表わされる画像を示
す説明図である。
【図14】参照テーブルTBLのデータ構造を示す説明
図である。
【図15】参照テーブルTBLの更新の様子を示す説明
図である。
【図16】カード表示の処理ルーチンのステップS33
0の一部を詳細に示すフローチャートである。
【図17】用紙種類として「普通紙」が選択されたとき
のスライドレバー形のボタンE13の周辺の画面表示を
示す説明図である。
【図18】印刷品質テーブルTBL2のデータ構造を示
す説明図である。
【図19】用紙種類として「スーパーファイン専用紙」
が選択されたときのスライドレバー形のボタンE13の
周辺の画面表示を示す説明図である。
【図20】用紙種類として「専用光沢紙紙」が選択され
たときのスライドレバー形のボタンE13の周辺の画面
表示を示す説明図である。
【図21】基本設定モードの処理ルーチンのステップS
210の一部を詳細に示すフローチャートである。
【図22】従来のプリンタドライバにより表示される
「プロパティ」のダイアログボックス900を例示する
説明図である。
【符号の説明】
10…コンピュータ 12…CRTディスプレイ 14…プリンタ 16…コンピュータ本体 18…キーボード 20…マウス 22…フロッピィディスク 24…フロッピィディスクドライブ 30…CPU 31…ROM 32…RAM 33…表示画像メモリ 34…マウスインタフェース 35…キーボードインタフェース 36…FDC 37…HDC 38…CRTC 39…プリンタインタフェース 40…I/Oポート 41…HDD 44…モデム 46…公衆電話回線 48…サーバー 51…アプリケーションプログラム 52…ビデオドライバ 53…プリンタドライバ 54…ラスタライザ 55…色補正モジュール 56…ハーフトーンモジュール 57…情報設定モジュール

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のプリンタにおける印刷のための各
    種情報を設定するプリンタ制御装置であって、 前記各種情報を複数組に分けて得られる各組毎に個別の
    設定用カードの画像データを用意し、外部からの指令に
    応じてこれら複数の設定用カードの画像データから1枚
    の設定用カードの画像データを選択するカード画像選択
    手段と、 該カード画像選択手段で選択された設定用カードの画像
    データを、表示画像データとして表示装置の表示画面に
    表示させる表示制御手段と、 前記カード画像選択手段で選択された設定用カードの画
    像データ以外の他の設定用カードの画像データを用いた
    表示画面で設定される情報の内の少なくとも一つの情報
    を、前記表示画像データの所定の領域に表示させる情報
    表示付加手段とを備えるプリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタ制御装置であっ
    て、 前記カード選択手段で選択される設定用カードの画像デ
    ータは、印刷品質に関わる基本設定についての情報を定
    める設定用カードの画像データであり、 前記他の設定用カードの画像データは、用紙に関わる用
    紙設定についての情報を定める設定用カードの画像デー
    タであるプリンタ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプリンタ制御装置であっ
    て、 前記カード選択手段で選択される設定用カードの画像デ
    ータは、前記各種情報の内の複数の情報を入力可能な詳
    細入力画面を開くスイッチを備える設定用カードの画像
    データであり、 前記他の設定用カードの画像データは、前記詳細入力画
    面を構成する設定用カードの画像データであるプリンタ
    制御装置。
  4. 【請求項4】 プリンタによる印刷の品質を定める各種
    品質情報を、プリンタを制御するための制御用品質情報
    として設定するプリンタ制御装置において、 前記印刷の品質の程度を段階的に示す複数のパラメータ
    値を記憶する第1記憶手段と、 該第1記憶手段に記憶された各パラメータ値毎に対応づ
    けて設定され、各パラメータ値で示される印刷の品質の
    程度をそれぞれ決定する複数の前記品質情報の値を記憶
    する第2記憶手段と、 前記プリンタを使用するオペレータによる操作を受け
    て、該オペレータの望む前記印刷の品質の程度を、前記
    第1記憶手段に記憶される複数パラメータ値から一のパ
    ラメータ値を選択することにより指定する品質指定手段
    と、 該品質指定手段により選択された前記パラメータ値を前
    記第2記憶手段の内容に照らし合わせることで、当該パ
    ラメータ値に対応する前記品質情報を求め、当該品質情
    報を前記制御用品質情報とする品質情報設定手段と、 前記品質指定手段にて選択可能な複数パラメータ値を、
    前記第1記憶手段に記憶される複数パラメータ値の内の
    所定の複数パラメータ値に限定する品質指定範囲限定手
    段と、 前記プリンタにて使用する用紙の種類を設定する用紙種
    類設定手段と、 前記品質指定範囲限定手段にて限定される前記複数パラ
    メータ値を、前記用紙種類設定手段にて設定された用紙
    の種類に応じて変更する限定範囲変更手段とを備えるプ
    リンタ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のプリンタ制御装置であっ
    て、 前記品質指定手段は、 オペレータに前記印刷の品質の程度を指定するための入
    力操作を促す画像の画像データを、品質指定用画像デー
    タとして表示装置の表示画面に表示させる表示制御手段
    と、 前記オペレータの操作に応じて前記表示画面上の画像に
    従うデータ入力を行ない得るデータ入力手段とを備え、 前記品質指定範囲限定手段は、 前記品質指定用画像データを、前記所定の複数パラメー
    タ値だけを前記品質指定手段による選択肢とする画像を
    表わす画像データに設定する表示画像データ設定手段を
    備えるプリンタ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のプリンタ制御装置であっ
    て、 前記用紙種類設定手段は、 オペレータに前記用紙の種類を設定するための入力操作
    を促す画像の画像データを、前記表示装置の表示画面上
    に前記品質指定用画像データとともに表示させる用紙種
    類設定用表示制御手段を備えるプリンタ制御装置。
  7. 【請求項7】 所定のプリンタにおける印刷のための各
    種情報を設定するプリンタ制御方法であって、 (a)前記各種情報を複数組に分けて得られる各組毎に
    個別の設定用カードの画像データを用意し、外部からの
    指令に応じてこれら複数の設定用カードの画像データか
    ら1枚の設定用カードの画像データを選択する工程と、 (b)前記工程(a)で選択された設定用カードの画像
    データを、表示画像データとして表示装置の表示画面に
    表示させる工程と、 (c)工程(a)で選択された設定用カードの画像デー
    タ以外の他の設定用カードの画像データを用いた表示画
    面で設定される情報の内の少なくとも一つの情報を、前
    記表示画像データの所定の領域に表示させる工程とを備
    えるプリンタ制御方法。
  8. 【請求項8】 プリンタによる印刷の品質を定める各種
    品質情報を、プリンタを制御するための制御用品質情報
    として設定するプリンタ制御方法において、 (a)前記印刷の品質の程度を段階的に示す複数のパラ
    メータ値を記憶する工程と、 (b)前記記憶された各パラメータ値毎に対応づけて設
    定され、各パラメータ値で示される印刷の品質の程度を
    それぞれ決定する複数の前記品質情報の値を記憶する工
    程と、 (c)前記プリンタを使用するオペレータによる操作を
    受けて、該オペレータの望む前記印刷の品質の程度を、
    前記記憶される複数パラメータ値から一のパラメータ値
    を選択することにより指定する工程と、 (d)前記工程(c)により選択された前記パラメータ
    値を前記工程(b)により記憶された内容に照らし合わ
    せることで、当該パラメータ値に対応する前記品質情報
    を求め、当該品質情報を前記制御用品質情報とする工程
    と、 (e)前記工程(c)にて選択可能な複数パラメータ値
    を、前記工程(a)により記憶される複数パラメータ値
    の内の所定の複数パラメータ値に限定する工程と、 (f)前記プリンタにて使用する用紙の種類を設定する
    工程と、 (g)工程(e)により限定される前記複数パラメータ
    値を、前記工程(f)にて設定された用紙の種類に応じ
    て変更する工程とを備えるプリンタ制御方法。
  9. 【請求項9】 所定のプリンタにおける印刷のための各
    種情報を設定するためのコンピュータプログラムを記録
    した記録媒体であって、 (a)前記各種情報を複数組に分けて得られる各組毎に
    個別の設定用カードの画像データを用意し、外部からの
    指令に応じてこれら複数の設定用カードの画像データか
    ら1枚の設定用カードの画像データを選択する工程と、 (b)前記工程(a)で選択された設定用カードの画像
    データを、表示画像データとして表示装置の表示画面に
    表示させる工程と、 (c)工程(a)で選択された設定用カードの画像デー
    タ以外の他の設定用カードの画像データを用いた表示画
    面で設定される情報の内の少なくとも一つの情報を、前
    記表示画像データの所定の領域に表示させる工程とをコ
    ンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム
    を記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 プリンタによる印刷の品質を定める各
    種品質情報を、プリンタを制御するための制御用品質情
    報として設定するためのコンピュータプログラムを記録
    した記録媒体であって、 (a)前記印刷の品質の程度を段階的に示す複数のパラ
    メータ値を記憶する工程と、 (b)前記記憶された各パラメータ値毎に対応づけて設
    定され、各パラメータ値で示される印刷の品質の程度を
    それぞれ決定する複数の前記品質情報の値を記憶する工
    程と、 (c)前記プリンタを使用するオペレータによる操作を
    受けて、該オペレータの望む前記印刷の品質の程度を、
    前記記憶される複数パラメータ値から一のパラメータ値
    を選択することにより指定する工程と、 (d)前記工程(c)により選択された前記パラメータ
    値を前記工程(b)により記憶された内容に照らし合わ
    せることで、当該パラメータ値に対応する前記品質情報
    を求め、当該品質情報を前記制御用品質情報とする工程
    と、 (e)前記工程(c)にて選択可能な複数パラメータ値
    を、前記工程(a)により記憶される複数パラメータ値
    の内の所定の複数パラメータ値に限定する工程と、 (f)前記プリンタにて使用する用紙の種類を設定する
    工程と、 (g)工程(e)により限定される前記複数パラメータ
    値を、前記工程(f)にて設定された用紙の種類に応じ
    て変更する工程とをコンピュータに実行させるためのコ
    ンピュータプログラムを記録した記録媒体。
JP9273598A 1906-10-29 1997-09-19 プリンタ制御装置およびその方法並びに記録媒体 Pending JPH10181161A (ja)

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JP30733896 1996-11-01
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7231435B2 (en) 2001-10-29 2007-06-12 Canon Kabushiki Kaisha Network system, information processing apparatus, information processing method, and control program
JP2008108208A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Fuji Xerox Co Ltd 表示プログラム、表示装置
JP2015118588A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 コニカミノルタ株式会社 設定装置、プログラム及び設定方法

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