JP3580369B2 - ディスク装置 - Google Patents

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク装置、特にディスクトレイに載架されてセット位置に搬入されたディスクが、チャッキング機構によって挟持されるようになっているディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来のディスク装置に用いられているドライブシャーシ3や可動体5、カム板6などを示した概略分解斜視図、図8は従来のディスク装置の要部を下側から見て説明的に示した概略平面図である。
【0003】
図8において、1は矩形枠形に形成された機枠で、この機枠1に対してディスクトレイ2が矢印Aで示した出入れ方向(前後方向)に移動することができるようになっている。図示していないけれども、ディスクトレイ2の上面には円板状のディスクの載置部が凹入状に形成されていて、その載置部に載置されたディスクが、ディスクトレイ2の矢印A方向の移動によって機枠1の略中央部のセット位置に対して出入れされる。
【0004】
機枠1には、前後に往復移動可能なディスク走査用の光ピックアップ4を備えるドライブシャーシ3が取り付けられている。すなわち、ドライブシャーシ3は、その長手方向一端部31の1箇所が機枠1に取り付けられていて、その取付箇所イを支点としてその反対側の自由端32が上下方向に傾動自在になっている。また、ドライブシャーシ3の自由端32側には平面視略コ字状のリフトレバーでなる可動体5が配備されていて、その可動体5の左右のアーム部51,51に設けられている支軸部52,52が、ドライブシャーシ3の左右両側で機枠1に設けられている軸受部12,12に回動自在に支持されていると共に、この可動体5に、ドライブシャーシ3の自由端32の幅方向両端部の2箇所が相対揺動自在に連結されている。可動体5に対するドライブシャーシ3の自由端32の連結箇所を符号ロで示してある。
【0005】
機枠1の前板部13にカム板6が左右方向Wにスライド自在に取り付けられていて、このカム板6に具備されているカム溝61に、可動体5の幅方向1箇所に突設された凸軸33が摺動自在に係合されている。そして、カム板6が左右方向Wにスライドすると、カム溝61に案内されて上記支軸部52,52を中心として昇降動作される凸軸33と共に可動体5が支軸部52,52を支点として昇降し、そのような可動体5の昇降を通じて、ドライブシャーシ3の自由端32がその長手方向一端部31の取付箇所イを支点として上下方向に傾動される。
【0006】
この構成のディスク装置において、ドライブシャーシ3の自由端32が上下方向に傾動動作されるのは、ディスクトレイ2によってセット位置に搬入されたディスクを、ディスクトレイ2から持ち上げて図示していないチャッキング機構により挟持させるためであり、そのようにしてチャッキング機構に挟持されたディスクがそのチッキング機構と共に回転される。そして、回転中のディスクに対して光ピックアップ4が半径方向に移動して走査が行われる。チャッキング機構は、機枠1の上面側に回転自在に取り付けられた受け部材と、ディスクトレイ2に載架されているディスクをそのセット位置で持ち上げてその受け部材に押し付けるディスク押付け部材とによって構成され、ディスク押付け部材が、上記ドライブシャーシ3に回転可能に取り付けられたターンテーブルでなる。なお、ディスクトレイ2には、ディスクチャッキング時にチャッキング機構のディスク押付け部材の通過を許す開口が備わっている。34はディスク押付け部材としてのターンテーブルを回転駆動するためのモータ、35は光ピックアップ4を往復移動させるためのモータを示しており、これらはドライブシャーシ3に設置されている。
【0007】
この種のディスク装置では、光ピックアップ4を備えたドライブシャーシ3に機枠1や可動体5から衝撃が伝達されるのを防ぐために、ドライブシャーシ3の機枠1に対する取付箇所イに第1緩衝体71が介在され、ドライブシャーシ3の可動体5に対する連結箇所ロ,ロに第2緩衝体72,72が介在されている。この点を図7を参照してさらに説明する。
【0008】
図7のように、第1緩衝体71や第2緩衝体72は、軸方向中央に環状溝7aを備えた柔軟な防振ゴム製の筒体7によって形成されている。そして、第1緩衝体71が、その環状溝7aをドライブシャーシ3の一端部31に形成された割り孔36に嵌め込むことによってドライブシャーシ3に保持され、その第1緩衝体71に下方から挿通させた取付ねじ73が図8に示した機枠1のねじ孔(不図示)にねじ込まれる。こうしてドライブシャーシ3の一端部31が機枠1に取り付けられていると、第1緩衝体71の変形を通じてドライブシャーシ3の自由端32が取付箇所イを支点として一点鎖線イ’の回りで傾動することができるようになる。また、第2緩衝体72が、その環状溝7aをドライブシャーシ3の自由端32に形成された割り孔37に嵌め込むことによってドライブシャーシ3に保持され、その第2緩衝体72に下方から挿通させた取付ねじ74が図8に示した可動体5のねじ孔(不図示)にねじ込まれる。こうしてドライブシャーシ3の自由端32が可動体5に取り付けられていると、第2緩衝体72の変形を通じてドライブシャーシ3の自由端32と可動体5との相対揺動が可能になる。しかも、機枠1や可動体5で発生した衝撃が第1緩衝体71や第2緩衝体72により吸収されてドライブシャーシ3に伝わりにくくなる。
【0009】
さらに、図8に示した従来のディスク装置では、機枠1の前部の略中央部にディスクトレイ2を出し入れするためのモータMが設置されており、このモータMの回転運動が、図示していな歯車列を介してディスクトレイ2に設けられているラック21に伝達されて直線運動に変換されるようになっている。ここで、ラック21は、そのディスクトレイ2の上記した開口の片側偏った箇所に設けられている。
【0010】
一方、実開平6−11142号公報にディスクプレーヤにおけるディスクチャッキング機構についての記載がある。このディスクチャッキング機構では、カム溝の形状に工夫を講じることによって故障などのトラブル原因を排除するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図7や図8を参照して説明した従来のディスク装置では、カム板6のカム溝61によって昇降動作が制御される可動体5に、ドライブシャーシ3の自由端32を第2緩衝体72を介して連結してあり、そうすることにより、可動体5の傾動動作ないし昇降動作を通じてドライブシャーシ3の自由端32が傾動するようになっている。そして、可動体5の左右のアーム部51,51がドライブシャーシ3の自由端32の左右両側に配備されている。このため、可動体5が大形になり、それだけコスト高になっている。また、可動体5の左右のアーム部51,51がドライブシャーシ3の自由端32の左右両側のスペースに配備されていたために、ディスクトレイ2を出入れするための駆動源としてのモータMをドライブシャーシ3の自由端32の左右両側のスペースに設置することができない。そのため、上記したようにモータMを機枠1の前部の略中央部に設置せざるを得なくなり、その結果、モータMからラック21までの距離を短くして歯車列の構成を簡素化するということができなかった。
【0012】
本発明は以上の状況の下でなされたものであり、ドライブシャーシの自由端を傾動させるための可動体の大きさが従来の場合に比べて顕著に小形化され、しかも、そのような可動体の小形化によってドライブシャーシの左右両側に空きスペースを確保し、その空きスペースにディスクトレイを出入れするための駆動源としてのモータを設置することが可能になるディスク装置を提供することを目的とする。
【0013】
また、本発明は、機枠や可動体の衝撃をドライブシャーシに伝わりにくくして、ドライブシャーシに設けられている光ピックアップの走査性能の低下を防ぐことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るディスク装置は、モータで駆動されることによりディスクをそのセット位置に対して出入れするディスクトレイの上方位置と下方位置とに振り分けて、上記ディスクトレイによってセット位置に搬入されたディスクを挟持するチャッキング機構の受け部材と上記ディスクトレイに載架されているディスクを持ち上げてその受け部材に押し付けるディスク押付け部材とが各別に配備され、上記ディスク押付け部材が、ディスク走査用の光ピックアップを備えて上記ディスクトレイの下方位置に配備されたドライブシャーシに取り付けられていると共に、上記ディスクトレイが、上記ディスク押付け部材の通過を許す開口の片側の偏った箇所に、上記モータによって回転駆動される歯車に噛み合ってそのディスクトレイをディスクの搬入出方向に出入れ移動させるためのラックを有し、上記ドライブシャーシは、機枠に第1緩衝体を介して取り付けられた長手方向一端部を支点としてその反対側の自由端が上下方向に傾動自在であり、かつ、自由端が、その自由端との対向箇所で往復移動されるカム板に具備されたカム溝に案内されて上下方向に昇降動作される可動体に第2緩衝体を介して連結されているディスク装置において、上記可動体、上記ドライブシャーシの自由端の幅方向1箇所に突出状に取り付けられて上記カム溝に摺動自在に係合された軸体により構成して上記ドライブシャーシの左右両側に空きスペースを確保し、上記モータが、上記ディスクトレイにおける上記ラックの配備箇所に対応する上記ドライブシャーシの側方部位の上記空きスペースを活用して上記機枠に設置されており、上記軸体が中空筒状に形成され、かつ、その軸体がドライブシャーシの自由端の幅方向1箇所に突設された突起に外嵌合されていると共に、その軸体と上記突起との間に上記突起に嵌合されて上記軸体でなる可動体で発生した衝撃を吸収して上記ドライブシャーシに伝わりにくくする筒状の防振ゴムでなる上記第2緩衝体が介在され、この第2緩衝体を介し、上記軸体が上記突起及びドライブシャーシの自由端に対し非接触状態で上記突起に保持されている
【0015】
このように構成されたディスク装置において、カム板の往復移動を通じてカム溝に案内された可動体が上下方向に昇降動作すると、その可動体に連結されているドライブシャーシの自由端が、そのドライブシャーシの一端部を支点として可動体と共に傾動する。そして、ドライブシャーシの自由端が上向きに傾動することによって、チャッキング機構のディスク押付け部材がディスクトレイ上のディスクを持ち上げて受け部材に押し付けるのでディスクがチャッキングされる。また、ドライブシャーシの自由端が下向きに傾動するとチャッキング状態が解除される。
【0016】
この発明において、可動体は、上記ドライブシャーシの自由端の幅方向1箇所に突出状に取り付けられて上記カム溝に摺動自在に係合された軸体でなる。そのため、図7や図8に示したリフトレバー型の可動体5を用いる場合に比べて可動体が顕著に小形化され、ドライブシャーシの自由端を傾動させるために必要な構成が従来に比べて大幅に簡略化されだけでなく、そのような可動体の小形化によってドライブシャーシの左右両側に空きスペースが確保されるようになる。そこで、この発明では、その空きスペースを活用してディスクトレイを出入れするための駆動源としてのモータを設置してある。こうすることにより、モータからディスクトレイのラックまでの距離が短くなるので、モータの回転をラックに伝達する歯車列の構成を簡素化しやすくなる。また、第1緩衝体や、可動体で発生した衝撃を吸収して上記ドライブシャーシに伝わりにくくする筒状の防振ゴムでなる第2緩衝体によって機枠や可動体の衝撃が吸収されるので、ドライブシャーシに衝撃が伝わりにくくなる。
【0017】
本発明では、軸体が中空筒状に形成され、かつ、その軸体がドライブシャーシの自由端の幅方向1箇所に突設された突起に外嵌合されていると共に、その軸体と上記突起との間に上記突起に嵌合された筒状の上記第2緩衝体が介在されている。この構成により、ドライブシャーシ側の突起に第2緩衝体を介して可動体を形成している軸体を外嵌合させるだけで、その軸体をドライブシャーシに連結することができるので、軸体をドライブシャーシに連結するために取付ねじなどの余分な部品を用いずに済む。
【0018】
本発明では、上記ドライブシャーシの長手方向一端部が、その幅方向の両端部の2箇所で上記機枠に上記第1緩衝体を介して取り付けられており、上記機枠に、上記カム板のカム溝に案内されて上下方向に昇降動作される軸体の昇降動作を補助する上下方向に延びるガイド溝が備わっていることが望ましい。これによれば、ドライブシャーシの長手方向一端部の2箇所で機枠に取り付けられ、かつ、軸体の昇降動作がガイド溝によって補助されるため、ドライブシャーシの自由端が上下方向に傾動するときに横触れするような事態を生じずに正確に上下方向の傾動が行われるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態に係るディスク装置に用いられているドライブシャーシ3や可動体5、カム板6などを示した概略分解斜視図、図2は同実施形態のディスク装置の要部を下側から見て説明的に示した概略平面図、図3は同実施形態のディスク装置を正面から見て示した概略説明図、図4は図2のIV−IV線に沿う部分の拡大断面図、図5はカム溝形状などを示した一部破断正面図、図6はガイドリブ23の要部を示した説明図である。なお、以下の説明では、従来例との比較を容易にすることなどのため、図7及び図8で説明した部分と同一又は相応する部分に同一符号を付すことにする。
【0020】
図2のように機枠1は矩形枠形に形成されている。また、図3のように、この機枠1の上部に一体に梁部14が横架されている。そして、このこの梁部14の下側で、ディスクトレイ2が機枠1に対して図2に示した出入れ方向(図2の矢印A方向:前後方向)に移動することができるようになっている。また、図3のようにディスクトレイ2の上面に円板状のディスクの載置部22が凹入状に形成されていて、その載置部に載置されたディスクが、ディスクトレイ2の矢印A方向の移動によって機枠1の略中央部のセット位置に対して出入れされる。
【0021】
図2のように、ディスクトレイ2の下側に合成樹脂成形体でなるドライブシャーシ3が配備されている。ドライブシャーシ3には、前後に往復移動可能なディスク走査用の光ピックアップ4や、その光ピックアップ4を往復移動させるためのモータ35、後述するディスク押付け部材としてのターンテーブル82を回転駆動するためのモータ34などが設置されている。また、ドライブシャーシ3は、その長手方向一端部31の左右両側に取付片38,38を備え、この2つの取付片38,38が機枠1に取り付けられている。そして、取付片38,38と機枠1との取付箇所イ,イを支点としてその反対側の自由端32が、一点鎖線イ’の回りで上下方向に傾動自在となっている。これに対し、ドライブシャーシ3の自由端32の幅方向略中央部に可動体5としての軸体50が連結されている。可動体5に対するドライブシャーシ3の自由端32の連結箇所を符号ロで示してある。
【0022】
機枠1の前板部13にカム板6が左右方向Wにスライド自在に取り付けられていて、このカム板6に具備されているカム溝61に、上記軸体50が摺動自在に係合されている。そして、図2又は図5を併せ見ることによって判るように、カム板6が左右方向Wにスライドすると、カム溝61に案内された上記軸体50がドライブシャーシ3の自由端32を伴って、ドライブシャーシ3の長手方向一端部31の取付箇所イ,イを支点として一点鎖線イ’の回りで上下方向に昇降するようになっている。この実施形態では、カム板6がスライド自在に重ね合わされている機枠1の上記前板部13に、図5のように軸体50の上下方向の昇降動作を補助するための上下方向に延びるガイド溝63が備わっている。
【0023】
図2や図5に示したように、ディスクトレイ2にはその出入れ方向Aに延びるガイドリブ23が備わっていて、そのガイドリブ23に、上記カム板6に設けられた突起62が摺動自在に係合している。また、図6に示したように、ガイドリブ23はその前端部分がディスクトレイ2の幅方向中央側に屈曲していて、ディスクトレイ2が機枠1に進入しきったときには、そのガイドリブ23の屈曲部23aが上記突起62をディスクトレイ2の幅方向中央側に案内することによってその突起62を屈曲部23aで係止し、ディスクトレイ2をディスクのセット位置にロックするようになっている。さらに、図示していないけれども、ディスクトレイ2が機枠1に進入しきったときには、カム板6をスライドさせてそのカム溝61に係合している上記軸体50を上方に摺動させるための機構が設けられていて、そのようなカム板6をスライドによって軸体50が上昇すると、その軸体50と共にドライブシャーシ3の自由端32が図1に示した一点鎖線イ’の回りで上方に傾動する。また、ディスクトレイ2は、左右方向の片側に、モータMによって回転駆動される歯車(不図示)に噛み合ってそのディスクトレイ2をディスクの搬入出方向に出入れ移動させるためのラック21を有している。
【0024】
ここで、ディスクトレイ2には、後述するチャッキング機構のディスク押付け部材の通過を許す開口(不図示)が備わっていて、上記したガイドリブ23やラック21は、その開口の片側に位置している。また、図2のように、モータMをドライブシャーシ3の側方部位で機枠1に設置することによって、このモータMからディスクトレイ2におけるラック21までの距離を可及的短くしてある。これによって、モータMの回転をラック21に伝達するための歯車列(不図示)の歯車数を従来の場合よりも少なくし、かつ、その歯車列の構造を簡略化してある。
【0025】
この構成のディスク装置において、ドライブシャーシ3の自由端32が上下方向に傾動動作されるのは、ディスクトレイ2によってセット位置に搬入されたディスクを、ディスクトレイ2から持ち上げてチャッキング機構により挟持させるためであり、そのようにしてチャッキング機構に挟持されたディスクがそのチヤッキング機構と共に回転され、回転中のディスクに対して光ピックアップ4が半径方向に移動して走査が行われる。
【0026】
チャッキング機構は、機枠1の上部の梁部14に回転自在に保持されている受け部材としての円板81(図3参照)と、ディスクトレイ2に載架されているディスクをそのセット位置で持ち上げて円板81に押し付けるディスク押付け部材としてのターンテーブル82(図2参照)とにより構成されていて、上記円板81と上記ターンテーブル82とはディスクトレイ2の上方位置と下方位置とに振り分けて配備されている。そして、ターンテーブル82がモータ34の回転軸に直結された状態でドライブシャーシ3側に設けられている。なお、上記したようにセット位置でディスクがチャッキング機構によって挟持されるときには、チャッキング機構のディスク押付け部材としてのターンテーブル82が、ディスクトレイ2の開口を通過して受け部材81に接近する。
【0027】
さらに、このディスク装置では、光ピックアップ4を備えたドライブシャーシ3に機枠1や可動体5から衝撃が伝達されるのを防ぐために、ドライブシャーシ3の機枠1に対する取付箇所イに第1緩衝体71が介在され、ドライブシャーシ3と可動体5としての軸体50との連結箇所ロに第2緩衝体72が介在されている。この点を図1を参照してさらに説明する。
【0028】
図1に示した第1緩衝体71や第2緩衝体72は、図7を参照して説明した柔軟な防振ゴム製の筒体7によって形成されている。そして、ドライブシャーシ3の機枠1に対する取付箇所イ,イでは、2つの第1緩衝体71,71のそれぞれが、それらの環状溝7a,7aをドライブシャーシ3の一端部31の左右両側に具備されている2つの取付片38,38の割り孔39,39に嵌め込むことによってドライブシャーシ3の左右の取付片38,38に各別に保持され、それらの第1緩衝体71,71に下方から挿通させた取付ねじ73が図2に示した機枠1のねじ孔(不図示)にねじ込まれる。こうしてドライブシャーシ3の一端部31が機枠1に取り付けられていると、第1緩衝体71,71の変形を通じてドライブシャーシ3の自由端32が取付箇所イ,イを支点として一点鎖線イ’の回りで傾動することができるようになる。これに対し、軸体50とドライブシャーシ3の自由端32との連結箇所ロでは、図1又は図4に示したように、ドライブシャーシ3の自由端32の幅方向略中央部の1箇所に突設された突起91に、中空筒状のキャップ型合成樹脂成形体でなる上記軸体50が外嵌合されていると共に、その軸体50と突起91との間に、突起91に嵌合された筒状の第2緩衝体72が圧入状態で介在されていて、この第2緩衝体72を介し、軸体50が突起91及びドライブシャーシ3の自由端32に対し非接触状態で突起91に保持されている。
【0029】
上記のように、ドライブシャーシ3の機枠1に対する取付箇所イ,イに防振ゴムでなる第1緩衝体71,71が介在され、かつ、軸体50とドライブシャーシ3の自由端32との連結箇所ロに防振ゴムでなる第2緩衝体72が介在されていると、機枠1や可動体5で発生した衝撃が第1緩衝体71や第2緩衝体72により吸収されてドライブシャーシ3に伝わりにくくなるので、光ピックアップ4によるディスクの走査性の低下が防止される。
【0030】
この実施形態では、ドライブシャーシ3がその長手方向一端部31の2箇所で機枠1に取り付けられ、かつ、単一の軸体50の昇降動作がガイド溝63によって補助されるため、上記した取付箇所イ,イに柔軟な防振ゴムでなる第1緩衝体71,71が介在されているとしても、ドライブシャーシ3の自由端32が上下に傾動するときに横触れするような事態を生じない。
【0031】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るディスク装置では、ドライブシャーシの自由端を傾動させるための可動体を軸体によって形成したので、その可動体の大きさがリフトレバーである従来の可動体に比べて顕著に小形化され、大幅なコストダウンを図りやすくなる。また、可動体を軸体によって形成してドライブシャーシの自由端の左右両側のスペースをモータの設置スペースに活用したので、モータからディスクトレイのラックまでの距離を短くして歯車列の構成を簡素化してコストダウンを図ることも可能になる。さらに、本発明によれば、機枠に対するドライブシャーシの取付箇所や可動体に対するドライブシャーシの連結箇所に防振ゴムなどでなる第1又は第2の緩衝体が介在されているので、機枠や可動体の衝撃がそれらの緩衝体により吸収されてドライブシャーシに伝わりにくくなり、そのことが、ドライブシャーシに設けられている光ピックアップの走査性能の低下を防ぐことに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るディスク装置に用いられているドライブシャーシなどを示した概略分解斜視図である。
【図2】同実施形態のディスク装置の要部を下側から見て説明的に示した概略平面図である。
【図3】同実施形態のディスク装置を正面から見て示した概略説明図である。
【図4】図2のV−V線に沿う部分の拡大断面図である。
【図5】カム溝形状などを示した一部破断正面図である。
【図6】ガイドリブの要部を示した説明図である。
【図7】従来のディスク装置に用いられているドライブシャーシなどを示した概略分解斜視図である。
【図8】従来のディスク装置の要部を下側から見て説明的に示した概略平面図である。
【符号の説明】
M モータ
1 機枠
2 ディスクトレイ
3 ドライブシャーシ
4 光ピックアップ
5 可動体
6 カム板
8 チャッキング機構
21 ラック
31 ドライブシャーシの長手方向一端部
32 ドライブシャーシの自由端
50 軸体
61 カム溝
63 ガイド溝
71 第1緩衝体
72 第2緩衝体
81 受け部材(円板)
82 ディスク押付け部材(ターンテーブル)
91 突起

Claims (2)

  1. モータで駆動されることによりディスクをそのセット位置に対して出入れするディスクトレイの上方位置と下方位置とに振り分けて、上記ディスクトレイによってセット位置に搬入されたディスクを挟持するチャッキング機構の受け部材と上記ディスクトレイに載架されているディスクを持ち上げてその受け部材に押し付けるディスク押付け部材とが各別に配備され、上記ディスク押付け部材が、ディスク走査用の光ピックアップを備えて上記ディスクトレイの下方位置に配備されたドライブシャーシに取り付けられていると共に、上記ディスクトレイが、上記ディスク押付け部材の通過を許す開口の片側の偏った箇所に、上記モータによって回転駆動される歯車に噛み合ってそのディスクトレイをディスクの搬入出方向に出入れ移動させるためのラックを有し、
    上記ドライブシャーシは、機枠に第1緩衝体を介して取り付けられた長手方向一端部を支点としてその反対側の自由端が上下方向に傾動自在であり、かつ、自由端が、その自由端との対向箇所で往復移動されるカム板に具備されたカム溝に案内されて上下方向に昇降動作される可動体に第2緩衝体を介して連結されているディスク装置において、
    上記可動体、上記ドライブシャーシの自由端の幅方向1箇所に突出状に取り付けられて上記カム溝に摺動自在に係合された軸体により構成して上記ドライブシャーシの左右両側に空きスペースを確保し、上記モータが、上記ディスクトレイにおける上記ラックの配備箇所に対応する上記ドライブシャーシの側方部位の上記空きスペースを活用して上記機枠に設置されており、
    上記軸体が中空筒状に形成され、かつ、その軸体がドライブシャーシの自由端の幅方向1箇所に突設された突起に外嵌合されていると共に、その軸体と上記突起との間に上記突起に嵌合されて上記軸体でなる可動体で発生した衝撃を吸収して上記ドライブシャーシに伝わりにくくする筒状の防振ゴムでなる上記第2緩衝体が介在され、この第2緩衝体を介し、上記軸体が上記突起及びドライブシャーシの自由端に対し非接触状態で上記突起に保持されていることを特徴とするディスク装置。
  2. 上記ドライブシャーシの長手方向一端部が、その幅方向の両端部の2箇所で上記機枠に上記第1緩衝体を介して取り付けられており、上記機枠に、上記カム板のカム溝に案内されて上下方向に昇降動作される軸体の昇降動作を補助する上下方向に延びるガイド溝が備わっている請求項1に記載したディスク装置。
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