JP3951338B2 - ディスクドライブ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク、光磁気ディスク等のディスク状記録媒体を記録及び/又は再生するディスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスク状記録媒体としての例えばCD,CD−ROM,DVD,HD−CD等の光ディスクのディスクドライブ装置は、装置本体に対して引出位置と収納位置との間を移動可能に設けられたディスクトレーが備えられている。このディスクドライブ装置としては、ディスクトレーに光ディスクを載置して装置本体内に収納移動させることにより、光ディスクは回転駆動位置まで移送、すなわち、ローディングされ、このローディングされた光ディスクに対してスピンドルモータ及びピックアップ等が移動対応されて、光ディスクはスピンドルモータに取付けられたターンテーブル上に中心部において載置されてチャッキングされた後、回転駆動されてピックアップにより光ディスクに記録された記録情報が読出され再生されるように構成したものが広く使用されている。
【0003】
このように構成されたディスクドライブ装置は、スピンドルモータ、ピックアップ及びピックアップの移動駆動部材等はメインシャーシに搭載されている。このメインシャーシはフレームに、基端部である後端部においてインシュレータを介して上下方向に回動可能に取付けられ、このメインシャーシの自由端部である前端部に突設したカムピンをフレームに備えたシャーシ回動カム機構のカム溝に係合されている。
【0004】
このシャーシ回動カム機構は、ディスクトレーの引出し、収納移動動作に連動して回転される。このディスクトレーの収納移動時のシャーシ回動カム機構の回転によりメインシャーシはカムピンを介して後端部を支点として上方へ回動されてスピンドルモータ及びピックアップが上昇される。このスピンドルモータの上昇動作によりターンテーブルがディスクトレー上の光ディスクをすくい上げるように載置してチャッキングすると共に、ピックアップも光ディスクの下面側、すなわち、記録面側に近接位置されて駆動部材による移動により光ディスクからの記録情報の読出し再生が行われる。
【0005】
また、この光ディスクの読出し再生後の取出し、すなわち、アンローディング動作は、シャーシ回動カム機構を前述の場合と逆方向に回転させることにより、メインシャーシを下方へ回動させてスピンドルモータのターンテーブルをディスクトレーより下降位置させる。これにより光ディスクはターンテーブル上に載置され、この状態でディスクトレーを引出し動作させることにより、光ディスクを取出すことができるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように構成されるディスクドライブ装置においては、ディスクのローディング、アンローディング動作において、スピンドルモータ、ピックアップ等を搭載したシャーシは昇降回動動作され、このシャーシはフレームに対して緩衝部材としてのインシュレータを介在してフレームに取付けているので、フレームからの振動の伝達等は緩和されることになるが、アンローディング時には、逆に揺動し易くなり、このため、シャーシを昇降回動動作させるシャーシ回動カム機構との係合が不安定になり、昇降回動動作に支障を来すおそれがある。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、ディスク状記録媒体の回転駆動機構、ピックアップ機構を搭載したシャーシの不要な揺動及び移動機構との離脱を防止し、回転駆動機構及びピックアップ機構をディスクローディング位置に対して常に確実に近接、離間移動させることができてディスク状記録媒体の記録及び/又は再生を安定して確実に行うことができるようにしたディスクドライブ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、ディスク状記録媒体の回転駆動機構及び記録情報の記録及び/又は再生を行うピックアップ機構を搭載したシャーシが、上記ディスク状記録媒体のローディング位置に対して移動機構により近接、離間移動されるようにフレームに取付けられて成るディスクドライブ装置であって、上記シャーシには、上記移動機構と係合する係合部が形成されるとともに、上記移動機構には、上記シャーシと係合する被係合部が形成され、上記シャーシに取付けられ、上記係合部と上記被係合部とが互いに係合する方向に上記シャーシを偏倚させる付勢手段を備えるように構成したものである。
【0009】
また、本発明のディスクドライブ装置においては、シャーシには上記付勢手段となる緩衝部材が設けられ、当該緩衝部材の弾性力により、上記係合部と上記被係合部とが互いに係合する方向に上記シャーシを偏倚させるように構成したものである。
【0010】
また、本発明のディスクドライブ装置においては、移動機構は傾斜カム体から成り、上記シャーシの端面に上記傾斜カム体のカム溝に挿入係合するカムピンを突設し、上記付勢手段により、上記カムピンと上記カム溝とが互いに係合する方向に上記シャーシが偏倚されて、上記カムピンが上記カム溝に挿入保持されるように構成したものである。
【0011】
以上のように構成される本発明によるディスクドライブ装置は、回転駆動機構及びピックアップ機構等を搭載したシャーシは、これを移動駆動する移動機構方向へ偏倚されているので移動機構との係合部の不要の離脱が防止されて移動機構の動作が常に確実に伝達される。
【0012】
特に、移動機構を回転傾斜カム体により構成し、このカム溝にシャーシ側に突設したカムピンを係合させて、シャーシに回転傾斜カム体の動作を伝達させる構成においては、シャーシが回転傾斜カム体側に偏倚されることにより、カム溝からのカムピンの脱落が防止されてシャーシは常に確実に移動動作されてディスク状記録媒体の記録及び/又は再生が行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるディスクドライブ装置の実施の形態例を図面を参照して説明する。本例のディスクドライブ装置は、ディスクを載置保持するディスクトレーの摺動動作により、ディスクのローディングを行い、ディスク回転駆動機構をディスクトレーに対して近接、離間移動として昇降動作するよう構成したもので、CDやCD−ROM等の標準密度ディスク及びDVDやHD−CD等の高密度ディスクの両方の光学ディスクを情報記録媒体として用いることができる。
【0014】
まず、図10及び図11に示すように、本例のディスクドライブ装置1の外装は、偏平状で前面が開口した箱型の外装体2と、この外装体2の開口部に嵌合固定されたフロントパネル3から構成されている。フロントパネル3にはディスクトレー4が出し入れ可能に挿入されるトレー出入口3aが形成され、このトレー出入口3aは、ディスクトレー4が外装体2内に挿入された状態でそのフロントプレート4aにより閉じられる。またフロントパネル3には、ディスクトレー4を排出操作するイジェクト釦5等が備えられている。外装体2の材質としては、鋼板、フロントパネル3及びディスクトレー4の材質としてはABS樹脂等の合成樹脂が好適であるが、外装体2を合成樹脂により、また、ディスクトレー4を金属、例えばアルミニウム合金等で形成できる。
【0015】
次に、本例のディスクドライブ装置1の各機構の構成を図1〜図9を参照して説明する。図1及び図11に示すように、ディスクトレー4はほぼ平板状で前半側の上面には、CDやDVD等の光ディスクDを水平に載置して収容することができる凹皿状のディスク収容部11が形成されている。このディスク収容部11の中央部からトレーセンタに沿って後方へ長い開口部12が形成され、この開口部12の後端部は連結面部13により連結されている。
【0016】
また、ディスク収容部11の周縁部には、ディスクドライブ装置1を縦位置で使用する場合、ディスクローディングの際に光ディスクDがディスク収容部11からの脱落を防止するためにディスク保持片14を偏心回転可能に取付けてある。このディスク保持片14を回転することにより、この先端部がディスク収容部11の内側に突出し、収容される光ディスクDの周面に対応し、光ディスクDを係止保持することになる。
【0017】
また、このディスクトレー4の裏面側には図示せずも、公知のディスクトレーと同様に、一側部側に前後方向に、後述するローディング駆動機構の駆動ギヤと噛み合うJ形のラックとこのラックに沿い駆動ギヤをガイドするガイド溝が形成され、さらに両側部には前後方向にガイドレールが形成されている。このように構成されるディスクトレー4は外装体2内に内蔵固定されるフレーム15に前後方向に摺動可能に挿入支持される。
【0018】
このフレーム15には図2及び図3に示すように、ローディング駆動機構20、ディスク回転駆動機構30及び光学ピックアップ機構40が配設されている。
【0019】
このフレーム15は、本例では合成樹脂による成形体であって、底面部15aがやや上方に位置する四角形筐体状に形成されて、フロントパネル3に臨む前面部はトレー出入口3aに対応して開放部16として形成され、底面部15aには中央部に開口部17が形成されている。この底面部15aの開口部17を挟む両側縁面部15a1 及び15a2 には、ディスクトレー4のガイドレールが係合し位置規制される複数のトレーガイド18aが前後方向に所要間隔で突出形成されている。また両側壁部15b,15cの内面には複数のトレー押えガイド18bが所要間隔で突出形成され、更に内面前端部側には、ディスクトレー4のストッパー19が横方向の弾性を保有させて形成されている。
【0020】
このフレーム15に対してディスクトレー4は、トレーガイド18aとトレー押えガイド18bとにより案内されて前後方向(図2においてX矢印方向)に摺動し、前面開放部16を介してフロントパネル3のトレー出入口3aから出し入れされ、最前部まで摺動された状態でストッパー19により係止されて抜脱が防止される。
【0021】
そして、このフレーム15の底面部15aの前側縁面部15a3 には、ディスクトレー4を前後方向に摺動、すなわち、ローディング動作及びアンローディング動作を行うためのローディング機構20が配設されている。このローディング機構20は、図2及び図3に示すように、フレーム15に固定されるローディングモータ21と、このローディングモータ21によって正逆方向に回転駆動される駆動ギヤ22と、この駆動ギヤ22の支持軸22aが立設され、且つフレーム15にローディングモータ21の固定部の近傍に位置して立設された支点軸23aに首振り運動可能に軸支されたギヤレバー23と、このギヤレバー23に設けた部分ギヤ23bに噛み合う部分ギヤ24bを有し、且つフレーム15の前縁面部15a3 のほぼ中央部に立設された支点軸24aを中心に回転されるカムレバー24等から構成される。カムレバー24には後述するディスク回転駆動機構30及び光学ピックアップ機構40を昇降動作させる傾斜カム体25が設けられている。また、ローディングモータ21の回転軸に固定された駆動プーリ21aは、動力伝達媒体としてのゴムベルト26を介して、前述した支点軸23に軸支した従動プーリ27と動力伝達可能に連結されている。この従動プーリ27の回転力が中間ギヤ28を介して駆動ギヤ22に伝達されるようになっており、この駆動ギヤ22は、ディスクトレー4の図示しないJ形のラックに噛み合されると共に、支持軸22aがガイド溝に摺動可能に嵌合される。
【0022】
このように構成されるローディング機構20により、ディスクトレー4のローディング時は、ローディングモータ21によって正回転駆動される駆動ギヤ22でディスクトレー4のJ形ラックの直線部をディスクトレー4の後部側から前部側へ向けて直線的に移動させることにより、ディスクトレー4を外装体2内、すなわち、フレーム15内に水平に引き込むことができる。そして、駆動ギヤ22を引き続き正回転駆動させることにより、駆動ギヤ22は、ディスクトレー4のラックの円弧部に沿って円弧状に移動され、この駆動ギヤ22の円弧運動によってギヤレバー23に首振り運動が生じる。
【0023】
このギヤレバー23の首振り運動によって部分ギヤ23bからカムレバー24の部分ギヤ24bに回転力が伝達され、カムレバー24は、支点軸24aを中心に図2において時計方向(図2において二点鎖線から実線方向)に回転駆動される。これにより、カムレバー24の傾斜カム体25も一体に回転駆動されて、ローディング動作完了後のディスクトレー4の前部の下面側に対応される。また、このカムレバー24の傾斜カム体25の回転駆動により、後述するようにディスク回転駆動機構30及び光学ピックアップ機構40がディスクローディング完了位置である動作位置まで上昇される。
【0024】
ディスク回転駆動機構30は、図2及び図3に示すように構成されている。
このディスク回転駆動機構30は、スピンドルモータ31と、このスピンドルモータ31の回転軸の上端に水平状に固着されたターンテーブル32とを有し、スピンドルモータ31を可動シャーシ33に固定して構成されている。
【0025】
この可動シャーシ33は、前述したフレーム15の底面部15aの開口部17に対して出入り可能な大きさで外形がほぼ四辺形の平板枠状で、中央部に開口部34が形成されてこの開口部34の前縁側の前面部33aに、その中央部に位置してスピンドルモータ31が固定され、また、後面部33bの両側にインシュレータ取付部35a,35bが設けられている。このインシュレータ取付部35a,35bは後方に切欠された円形孔になっている。
【0026】
そして、この可動シャーシ33には、開口部34の一側縁側の側面部33cに光学ピックアップ機構40を移動駆動するキャリッジ移動駆動機構50が取付けられている。このキャリッジ移動駆動機構50は、図2及び図3に示すように、キャリッジ駆動モータ51と、このキャリッジ駆動モータ51によって正逆方向に回転駆動される駆動ギヤ52と、この駆動ギヤ52とキャリッジ駆動モータ51との間を動力伝達可能に連結する中間ギヤ53a,53bとから構成されて、駆動ギヤ52が光学ピックアップ機構40の後述するキャリッジのラックに噛み合されることになる。
【0027】
また、可動シャーシ33には開口部の後縁側の後面部33cに光学ピックアップ機構40のスキューを調整するスキュー調整駆動機構60が取付けられている。このスキュー調整駆動機構60は、駆動モータ61と、この駆動モータ61によって正逆方向に回転駆動されるカムギヤ62とから構成されて、カムギヤ62には偏心カム溝63が形成されている。この、カムギヤ62のカム溝63に光学ピックアップ機構40の支持部材としての後述する搖動シャーシの操作部材が係合することになる。
【0028】
光学ピックアップ機構40は、図1〜図3に示すように構成されている。この光学ピックアップ機構40は、前述のようにCDやCD−ROM等の標準密度ディスク用の光学ピックアップ41と、DVDやHD−CD等の高密度ディスク用の光学ピックアップ42とを有し、この両光学ピックアップ41と42は、互いに対物レンズ41aと42aを近接させてキャリッジ43に取付けると共に、このキャリッジ43にスキューセンサ44を取付けて構成されている。
【0029】
キャリッジ43は、一側部に軸受部43aが設けられ、他側部には係合摺動部43bが設けられて、軸受部43aにはガイド軸45が摺動可能に挿通されている。更にキャリッジ43には、軸受部43aの外側に位置して、ガイド軸45と平行にラック46が取付けられている。
【0030】
そして、このように、光学ピックアップ41,42とスキューセンサ44を搭載したキャリッジ43は、前述した可動シャーシ33よりやや小形で、中央部に開口部47を形成した揺動シャーシ48に前後方向に移動可能に支持されている。すなわち、揺動シャーシ48に、開口部47の一側縁部に沿って前後方向にガイド軸45を掛け渡し、開口部47の他側縁部にキャリッジ43の係合摺動部43bを係合することにより、キャリッジ43は、揺動シャーシ48に対してその開口部47内において前後方向に移動可能に支持されている。
【0031】
この揺動シャーシ48は、両側部のほぼ中央、詳しくは、中央よりやや前側に位置して軸ピン49a,49bを横方向に突設してあり、この揺動シャーシ48を可動シャーシ33に、下面側に対応させて軸ピン49a,49bにより軸支し、光学ピックアップ41,42及びスキューセンサ44を含むキャリッジ43の上面側が可動シャーシ33の開口部34に臨ませてある。このように、揺動シャーシ48を可動シャーシ33に軸支することにより、キャリッジ43に取付けたラック46が可動シャーシ33に取付けたキャリッジ移動駆動機構50の駆動ギヤ52に噛み合される。また揺動シャーシ48には、後端のほぼ中央に操作部材としての操作ピン49cが後方へ向けて突設されて、可動シャーシ33の後部に取付けたスキュー調整駆動機構60のカムギヤ62のカム溝63に係合されている。
【0032】
なお、このように可動シャーシ33に軸ピン49a,49bにより軸支された揺動シャーシ48は、図示しない引張りコイルスプリング、ワッシャ等の偏倚部材により可動シャーシ33に対して一側方向に偏倚させて、軸ピン49a,49bの軸方向のがたつきを防止するようにしてある。
【0033】
このように揺動シャーシ48を軸支した可動シャーシ33には、前部の上面側に昇降駆動プレート70が取付けられている。この昇降駆動プレート70の両側面70a及び70bには前後方向に所要間隔で突子71a,71b及び71c,71dが横方向に突設され、また、前端面70cのほぼ中央部にはカムピン72が前方向に突設されている。そして、この昇降駆動プレート70は、可動シャーシ33の前部の上面側にゴム等の弾性材によって形成されたマウントインシュレータ73を介して止めねじ74により取付けられている。
【0034】
このように昇降駆動プレート70を可動シャーシ33に取付けるには、図2及び図3に示すように、マウントインシュレータ73と止めねじ74を一対ずつ用いている。このマウントインシュレータ73は、前述のようにゴム等の弾性材によって形成されるもので、図4に示すように、中空状で中央部にくびれ部73aを有するいわゆるひょうたん形状に形成され、また、止めねじ74は、雌ねじを有する基部74aと雄ねじを有する締付部74bとから形成されている。
【0035】
この止めねじ74は、可動シャーシ33の自由端部側である前部の両側部にその基部74aを植立固定し、一方、マウントインシュレータ73は昇降駆動プレート70の両側部に穿設されたインシュレータ嵌合孔70dにそのくびれ部73aにおいて嵌合する。そして可動シャーシ33と昇降駆動プレート70とは、図4に示すように、昇降駆動プレート70側のマウントインシュレータ73を可動シャーシ33側の止めねじ74の基部74aに下口部73b側から嵌挿し、この状態で上口部73c側から止めねじ74の締付部74bを挿入して基部74aに螺合して締付けることにより連結している。
【0036】
本例においては、図5に示すように、昇降駆動プレート70に穿設されるインシュレータ嵌合孔70dは、その孔中心aを可動シャーシ33に植立固定する止めねじ74の基部74aの固定中心bより後方へ所要間隔wで後方へずらせて穿設してある。
【0037】
このようにインシュレータ嵌合孔70dを穿設した昇降駆動プレート70を前述のように可動シャーシ33に連結することにより、昇降駆動プレート70は、可動シャーシ33に対して図4に示すように、インシュレータ嵌合孔70dの孔中心aが可動シャーシ33の止めねじ74の固定中心bに一致するように間隔wだけ前方へ移動した状態で連結される。
【0038】
また、昇降駆動プレート70の前端面71cに突設されているカムピン72は図6に示すように、前端部が細径で先端に頭部72aを有する段付ピンであって、元部にはガイド体75が固定されており、このカムピン72には、例えば、ポリオキシメチル(POM)等の弾性を保有する樹脂材により形成した球形状コロ76が回転可能に嵌合されている。この球形状コロ76の軸孔76aの先端側には割り溝76bを形成して、カムピン72に対して先端側から嵌挿係合、いわゆるパッチン止めの状態で嵌合できるようにしてあり、またこの球形状コロ76は、カムピン72が段付ピンであるため嵌合状態では軸方向へは摺動されない。
【0039】
以上のようにして、揺動シャーシ48を軸支し、昇降駆動プレート70を連結した可動シャーシ33は、後面部33bにインシュレータ取付部35a,35bにおいて、前述したフレーム15の底面部15aの後側縁面部15a4 にマウントインシュレータ73を介して止めねじ74により止着して開口部17に対応させてある。また、可動シャーシ33に連結された昇降駆動プレート70は、フレーム15に、両側面70a及び70bの前後の突子71a,71b及び71c,71dをフレーム15の両側縁面部15a1 及び15a2 の前側に形成した係合溝15d,15e及び15f,15gに係合させて、前部の突子71a及び71cと前部の上下方向の係合溝15d及び15fとの係合により前後方向の位置決めが行われ、後部の突子71b及び71dと後部の前後方向の係合溝15e及び15gとの係合部を支点として上下方向に回動するように支持させてある。
【0040】
このように可動シャーシ33に連結された昇降駆動プレート70をフレーム15に各突子71a,71b及び71c,71dと係合溝15d,15e及び15f,15gの係合により支持させた状態では、昇降駆動プレート70は可動シャーシ33に対して後方へ移動位置されることになる。この状態においては、図7に示すように可動シャーシ33と昇降駆動プレート70との間に介在されるマウントインシュレータ73が止めねじ74とインシュレータ嵌合孔70dの前縁部との間において径方向に弾性圧縮される。
【0041】
これにより、昇降駆動プレート70は、可動シャーシ33に対し、マウントインシュレータ73の弾性復元力により前方へ弾性偏倚される状態で支持されることになり、この昇降駆動プレート70の前端面70cに突設されているカムピン72はフレーム15の前側縁面部15a3 に備えられたカムレバー24の傾斜カム体25のカム溝25aに深く挿入されることになり、このカムピン72に嵌合された球形状コロ76は傾斜カム体25のカム溝25aに確実に転接される。
【0042】
また、昇降駆動プレート70の前端面70cのカムピン72は、フレーム15の前側縁面部15a3 に立設したガイド体77の上下方向のガイド長孔77aに挿通して元部のガイド体75を嵌挿係合させて横方向の位置決めとしてあり、このカムピン72の先端部の球形状コロ76を、前述したカムレバー24の傾斜カム体25のカム溝25aに嵌挿して転接される。
【0043】
このように、昇降駆動プレート70は、前端面のカムピン72が球形状コロ76を介してカムレバー24の傾斜カム体25のカム溝25aに摺接し、この傾斜カム体25の回転に伴いカム溝25aに沿って移動することにより、フレームに対して後側の突子71b,71dと後部の係合溝15e,15gとの係合部を支点として上下方向に回動される。この昇降駆動プレート70の回動に伴い可動シャーシ33がフレーム15に対して後端部のマウントインシュレータ73を介する取付部を支点として回動されて前述したディスク回転駆動機構30及び光学ピックアップ機構40を昇降動作させる。
【0044】
この昇降駆動プレート70は、この回動において、下方へ回動した状態では、前側の突子71a,71cはフレーム15の前部の位置決め用の係合溝15d,15fから下方へ外れるため、可動シャーシ33の下方への回動に伴い後方へ引かれる状態になるが、前述のように昇降駆動プレート70は可動シャーシ33に対して前方へ弾性偏倚されているため、図7に二点鎖線で示すように後方へはほとんど移動されず、そのため、カムピン72は傾斜カム体25のカム溝25aからの抜脱が防止されて、可動シャーシ33は昇降駆動プレート70を介して傾斜カム体25の回転により常に確実に上下回動される。
【0045】
以上の構成においては、可動シャーシ33を昇降させる昇降駆動プレート70を可動シャーシ33に対して前方へ弾性偏倚するように取付けて、カムピン72が傾斜カム体25のカム溝25aからの脱落するのを防止するように構成されているが、昇降駆動プレート70は可動シャーシ33に通常の取付位置においてマウントインシュレータ73を介して取付けて、可動シャーシ33をフレーム15に対して前方へ弾性偏倚するように取付けることにより、カムピン72の傾斜カム体25のカム溝25aからの脱落を防止することができる。
【0046】
この場合は、シャーシ33をその後端部においてフレーム15に取付ける取付部を、前述した可動シャーシ33に対する昇降駆動プレート70の取付部と同様に構成する。すなわち、可動シャーシ33の後端部に形成され、フレーム15の後部に締付け固定される止めねじ74に取付けられるマウントインシュレータ73が嵌合されるインシュレータ嵌合孔33dを、その中心位置を止めねじ74の固定中心位置より後方へ所要間隔でずらして形成する。
【0047】
これにより、可動シャーシ33を、インシュレータ嵌合孔33dにマウントインシュレータ73を嵌合してこのマウントインシュレータ73を介してフレーム15に止めねじ74により締付けて取付けることにより、前述した可動シャーシ33に対して昇降駆動プレート70を取付けた場合と同様に、可動シャーシ33が水平位置に回動し、昇降駆動プレート70が、前部突子71a,71cがフレーム15側の前部係合溝15d,15fに係合し、前後に位置決めされた状態ではマウントインシュレータ73がインシュレータ嵌合孔33dの前縁側と止めねじ74の間において弾性圧縮されることになる。また、昇降駆動プレート70が可動シャーシ33と共に下降回動され、前部突子71a,71cが前部係合溝15d,15fから下方へ外れることにより、可動シャーシ33は、マウントインシュレータ73の復元弾力により前方へ押圧されて前方へ偏倚され、昇降駆動プレート70の前端面のカムピン72は傾斜カム体25のカム溝25aからの脱落が防止されて球形状コロ76はカム溝25aの下段水平部25a3 に転接保持されてシャーシ33の次の上昇動作を確実に行うことができる。
【0048】
また、フレーム15に対する可動シャーシ33の取付け及び可動シャーシ33に対する昇降駆動プレート70の取付けを通常のように互いの取付け中心を一致させて行い、可動シャーシ33をフレーム15に対して引張りコイルスプリング等の弾性付勢部材の付勢力により前方へ弾性偏倚させるようにしてもよい。この場合の弾性付勢部材の付勢力はマウントインシュレータ73の弾力より大に設定することになる。
【0049】
このようにシャーシ33を弾性付勢部材により前方へ偏倚させるように構成しても前述した各例の場合と同様に昇降駆動プレート70の前端面のカムピン70は傾斜カム体25のカム溝25aからの不要な脱落が防止され、可動シャーシ33は常に確実に昇降動作される。
【0050】
また、図7〜図9に示すように、カムレバー24の傾斜カム体25のカム溝25aは、カムレバー24の内周部側に支点軸24aを中心に平面視円弧状に形成されて上段水平部25a1 、中間傾斜部25a2 及び下段水平部25a3 を有している。そして、この傾斜カム体25のカム溝25aの下段水平部25a3 は上段水平部25a1 に比してカムレバー24の周方向に長く形成されており、この下段水平部25a3 の上下縁部、少なくとも、この下段水平部25a3 の後半部の上下縁部にリブ25b1 ,25b2 を上下に対向して突出形成してある。このカム溝25aのリブ25b1 ,25b2 は、下段水平部25a3 の上下周面より外方へ突出するように形成されて、この下段水平部25a3 の幅を上段水平部25a1 及び中間傾斜部25a2 とほぼ同幅に確保されるようになっている。
【0051】
このように、カムレバー24の傾斜カム体25のカム溝25aには、下段水平部25a3 の上部縁部にリブ25b1 ,25b2 が突出形成されているので昇降駆動プレート70のカムピン72が球形状コロ76を介してカム溝25aの上段水平部25a1 から中間傾斜部25a2 に転接して下段水平部25a3 に転接された状態、すなわち、昇降駆動プレート70が下方へ回動された状態においてカムピン72がカム溝25aの下段水平部25a3 から抜脱状態になっても球形状コロ76が下段水平部25a3 の上下縁部のリブ25b1 ,25b2 に引掛る状態になって抜脱が防止され、シャーシ33は昇降駆動プレート70を介して傾斜カム体25の回転により常に確実に上下回動される。
【0052】
また、図1及び図3に示すように、フレーム15の上部開口には、ディスクトレー4の上方を横切るようにクランパー支持板81が水平に架設されており、このクランパー支持板81の両端はフレーム15の左右両側板に固定されている。クランパー支持板81の中央部には、ターンテーブル32の真上に位置するようにディスククランパー82が、上下、左右及び前後にそれぞれ一定の範囲内で移動自在に保持されている。そして、ディスククランパー82の中央にはマグネット83が取り付けられており、このマグネット83がターンテーブル32の中心ボス部32aに吸着力で吸着されることにより、光ディスクDがターンテーブル32上に水平にマグネットチャッキングされる。
【0053】
以上のように構成されるディスクドライブ装置1は、ローディング駆動機構20の動作により外装体2のフロントパネル3のトレー出入口3aから引き出されるディスクトレー4のディスク収容部11に光ディスクDを収納して、ローディング動作させると、ディスクトレー4が外装体2、すなわち、フレーム15内に引き込み移動される。この動作に伴い前述のようにカムレバー24が回転されて、傾斜カム体25のカム溝25aの下段部に位置していた、カムピン72は球形状コロ76を介してカム溝25aに沿って上方へ押上げられる。この際、球形状コロ76はカムピン72に対して円滑に回転されて押上げが、円滑に行われることになる。
【0054】
これにより、昇降駆動プレート70は後部の突子71b及び71dの係合部を支点として上方に回動されてこれに伴い可動シャーシ33は後部のフレーム15に対するマウントインシュレータ73を介しての取付部を支点として上方へ回動される。この可動シャーシ33の上方への回動によりディスク回転駆動機構30及び光学ピックアップ機構40が上昇されて、引込み動作が完了した状態のディスクトレー4上の光ディスクDはターンテーブル32にすくい上げられるように載置されてディスクトレー4から離れ、ターンテーブル32上にディスククランパー82によりチャッキングされる。
【0055】
この状態でディスク回転駆動機構30が駆動して、ターンテーブル32の回転により光ディスクDが回転されると共に、光学ピックアップ機構40が作動して光ディスクDの記録情報が読み出され又は書き込みが行われる。
【0056】
この光ディスクDの記録情報の読み出し又は書き込みモードにおいて、スキューセンサ44によって光ディスクDに対する光学ピックアップ機構40の光学ピックアップ41又は42の対物レンズ41a又は42aの傾きを検出する。このスキューセンサ44からの検出出力に基づいて、スキュー調整駆動機構60の駆動モータ61によって正逆回転駆動されるカムギヤ62が光学ピックアップ機構40を搭載した揺動シャーシ48の操作ピン49cを上方又は下方に押して、揺動シャーシ48を上下方向に揺動調整する。
【0057】
そして、光学ピックアップ41又は42の対物レンズ41a又は42aの傾き調整によって、対物レンズ41a又は42aのレーザービームの光軸が光ディスクDに対して垂直(90°)となるようなスキュー調整が行われる。この状態で、光ディスクDの記録情報の読み出し又は書き込みが行われることになり、記録情報の高密度、高精度の読み出し又は書き込みを行うことができる。
【0058】
以上のようにして光ディスクDの記録情報の読み出し又は書き込みが行われるが、この状体、すなわち、光ディスクDがディスク回転駆動機構30のターンテーブル32上に載置、チャッキングされて回転されている状態では、ディスクトレー4は、フレーム15内に引き込まれて、両側縁部において底面部15aとトレー押えガイド18bとにより上下から挟まれた状態で保持されている。
【0059】
しかし、この状態ではディスクトレー4の両側縁部の上面側とフレーム15側のトレー押えガイド18bとの間には多少の間隙があるため、ディスクトレー4はフレーム15に対してがたつきが生じることになるので、本例のディスクドライブ装置1においては、ディスクトレー4をフレーム15に対して固定状に保持できるようにしてある。
【0060】
すなわち、本例においては、フレーム15に軸支されるカムレバー24に設けた傾斜カム体25の上面に突子91を突設して、ディスクトレー4の下面側に突上げるように当接させてディスクトレー4を上方へ押圧し、その両側縁部の上面側をフレーム15側のトレー押えガイド18bに圧接させて保持するように構成してある。
【0061】
この突子91は、傾斜カム体25の上面に一体に突設することができ、また、突子91を金属又は合成樹脂により形成して傾斜カム体25の上面に固定してもよい。そして、この突子91は球形状であることが好ましい。
【0062】
このように傾斜カム体25の上面に突子91を突設することにより、ディスクトレー4をフレーム15内に挿入された状態では突子91がディスクトレー4の下面に突上げ状に当接してディスクトレー4をトレー押えガイド18bに圧接させてがたを防止できる。この結果、ディスク回転駆動機構30の駆動による光ディスクDの回転により発生する振動や光学ピックアップ機構40のシークにより発生する振動でディスクトレー4が振動することを防止し、光ディスクDの記録情報の読み出し又は書き込み時に光ディスクDとディスクトレー4の干渉やノイズ発生等のトラブルを無くすことができる。
【0063】
そして、光ディスクDのアンローディング時におけるディスクトレー4の引き出し動作においては、カムレバー24の傾斜カム体25に対して、ディスクトレー4の開口部12が対応するのでディスクトレー4は、突子91による抵抗を受けることなく、円滑に引出し動作される。
【0064】
また、この突子91をディスクトレー4の下面側に突設して傾斜カム体25の平坦な上面に当接させるように構成することもできる。この場合もディスクトレー4は、傾斜カム体25に対応した状態で突子91を介して押上げられる状態になって、前述のようにフレーム15側のトレー押えガイド18bに圧接されて保持され、前述と同様の作用効果を奏することになる。
【0065】
以上、本発明の実施の形態例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、実施例においてはCDやCD−ROM等の光ディスクを情報記録媒体とした例について説明したが、MO等の光磁気ディスクを情報記録媒体として記録及び/又は再生する各種の光磁気ディスク装置に適用することができる。更に、上記実施例では、光学ディスクDに記録された情報の再生(読み取り)を行うディスクトレー方式の光ディスク装置について説明したが、情報の記録のみを行う記録専用装置に適用できることは勿論のこと、情報の記録及び再生の両方を行うことができる光ディスク装置に適用することもできる。
【0066】
また、前述した構成においてディスク回転駆動機構30の可動シャーシ33と光学ピックアップ機構40の揺動シャーシ48とを一体化して構成してもよく、また、昇降駆動プレート70も一体化した構成としてもよい。更にローディング機構20及び昇降カム機構の構成も前述した実施例のものに限ることなく前述した動作と同様の動作を行うようにした構成であればよい。
【0067】
また、上記実施例ではCD等の光学ディスクDを裸の状態で使用する例について説明したが、光学ディスクDをディスクカートリッジの内部に収納してローディング及びイジェクトするようにしたものであってもよい。このように、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0068】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ディスク状記録媒体の回転駆動機構、ピックアップ機構等を搭載したシャーシが緩衝部材を介してフレームに取付けられ、ディスク状記録媒体の回転駆動位置であるローディング位置に対して移動機構により移動及び復帰動作させてディスク状記録媒体の記録及び/又は再生を行うディスクドライブ装置であって、シャーシをフレームに対して移動機構側へ偏倚させるように構成したことにより、シャーシは移動機構に対して確実に係合保持されて、常に確実に移動動作され、ディスク状記録媒体の記録及び/又は再生を確実に行うことができる。特に、シャーシがディスク状記録媒体のローディング位置から離れ、位置決めが解除された状態においても、移動機構からの脱落が防止されて常に確実に移動動作され、ディスク状記録媒体の記録及び/又は再生を確実に行えることができて信頼性が向上する。
【0069】
また、シャーシの移動機構は回転カム部材から形成し、シャーシ側に突設した支持ピンに転動可能に取付けた転子が転接する回転カム部材のカム溝には、縁部に対向してリブを突設したことにより、このリブによりシャーシ側の転子の脱落が防止されてシャーシは常に確実に回転カム部材の回転に連動して動作、すなわち、基端部を支点として回動動作し、ディスク状記録媒体の記録及び/又は再生を確実に行うことができる。
特に、本発明は、高速回転するDVDやHD−CD等の高密度ディスクのディスクドライブ装置に適用してその効果が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクドライブ装置の一例の内部構造を示す斜視図である。
【図2】図1に示すディスクドライブ装置の本体部の平面図である。
【図3】図1に示すディスクドライブ装置の本体部の分解斜視図である。
【図4】図1に示すディスクドライブ装置の可動シャーシと昇降駆動プレートとの連結状態を示す断面図である。
【図5】図4に示す昇降駆動プレートの平面図である。
【図6】図4及び図5に示す昇降駆動プレートに取付けるカムピン部の分解斜視図である。
【図7】図1に示すディスクドライブ装置の要部の拡大断面図である。
【図8】図1に示すディスクドライブ装置のカム機構部の拡大図である。
【図9】図1に示すディスクドライブ装置に備えるカムレバーの傾斜図である。
【図10】ディスクドライブ装置の外観を示す斜視図でディスクトレーが収納された状態である。
【図11】同、ディスクトレーが引出された状態の一部省略した斜視図である。
【符号の説明】
4 ディスクトレー、15 フレーム、20 ローディング機構、24 カムレバー、25 傾斜カム体、25a カム溝、25b1 ,25b2 リブ、30ディスク回転駆動機構、31 スピンドルモータ、32 ターンテーブル、40 光学ピックアップ機構、33 可動シャーシ、70 昇降駆動プレート、70d インシュレータ嵌合孔、a 孔中心、72 カムピン、73 マウントインシュレータ、74 止めねじ、b 固定中心、76 球形状コロ

Claims (6)

  1. ディスク状記録媒体の回転駆動機構及び記録情報の記録及び/又は再生を行うピックアップ機構を搭載したシャーシが、上記ディスク状記録媒体のローディング位置に対して移動機構により近接、離間移動されるようにフレームに取付けられて成るディスクドライブ装置であって、
    上記シャーシには、上記移動機構と係合する係合部が形成されるとともに、上記移動機構には、上記シャーシと係合する被係合部が形成され、
    上記シャーシに取付けられ、上記係合部と上記被係合部とが互いに係合する方向に上記シャーシを偏倚させる付勢手段を備えることを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 上記シャーシには上記付勢手段となる緩衝部材が設けられ、当該緩衝部材の弾性力により、上記係合部と上記被係合部とが互いに係合する方向に上記シャーシを偏倚させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  3. 上記移動機構は傾斜カム体から成り、上記シャーシの端面に上記傾斜カム体のカム溝に挿入係合するカムピンを突設し、上記付勢手段により、上記カムピンと上記カム溝とが互いに係合する方向に上記シャーシが偏倚されて、上記カムピンが上記カム溝に挿入保持されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  4. 上記シャーシは、上記回転駆動機構及びピックアップ機構が搭載されるメインシャーシとこのメインシャーシに取付けられて、上記移動機構を構成する駆動プレートから成り、上記駆動プレートには、上記付勢手段となる緩衝部材が設けられ、当該緩衝部材の弾性力により、上記係合部と上記被係合部とが互いに係合する方向に上記駆動プレートを偏倚させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  5. 上記メインシャーシはその基端部側で上記フレームに支持され、上記駆動プレートは上記メインシャーシの自由端部側で支持されることを特徴とする請求項4に記載のディスクドライブ装置。
  6. 上記駆動プレートの端面にカムピンが突設されるとともに、当該カムピンには、球体状コロが嵌挿され、上記移動機構を構成する傾斜カム体のカム溝に上記球体状コロ係合され、上記カム溝の少なくとも下端部側の縁部には上記カムピンの脱落を防止するリブを設けたことを特徴とする請求項4に記載のディスクドライブ装置。
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