JP3573169B2 - フロントフォーク - Google Patents

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JP3573169B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動二輪車等の車体と車軸間に介装されて路面からの振動を減衰する緩衝器とフォークとを兼ねたダンパー内蔵型のフロントフォークに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のフロントフォークとして、例えば、実開昭53−95093号公報に開示されたようなものが知られている。
【0003】
このフロントフォークは、アウターチューブ内にインナーチューブを摺動自在に挿入し、アウターチューブとインナーチューブとの内部にダンパーを挿入し、ダンパーはダンパーシリンダとダンパーシリンダ内にピストンを介してピストンロッドを移動自在に挿入し、ダンパーの下部はボルトを介してアウターチューブの底部に固定され、ピストンロッドの上端はインナーチューブに連結されたものである。
【0004】
この場合、ダンパーシリンダの下端は、アウターチューブの底部から起立する油孔桿内に挿入されると共に外部から挿入したボルトに結合され、ボルトの回動によってアウターチューブの底部側に引き込まれながら締結されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のフロントフォークには、次のような問題点がある。
【0006】
(1)ダンパーシリンダをアウターチューブの底部上に起立する時案内部が無いため、面倒な芯出作業を行なう必要があり作業性が悪い。
【0007】
(2)アウターチューブの外部からボルトを挿入し、アウターチューブの奥深い位置でボルトをダンパーシリンダに螺合して締結するため、ボルトの挿入及びダンパーシリンダとの位置合せが困難で作業性が悪い。
【0008】
(3)アウターチューブが普通円筒形であるから、ボルトを回動して締付けるときにダンパーシリンダが供回りする場合があり、確実にボルトを締結させるためには組付時にダンパーシリンダの上方を治具によって廻り止めを行なう必要があり、作業性が悪いばかりか、部品点数が多くなり、経済性にも劣る。
【0009】
(4) 更に、ダンパーがアウターチューブとインナーチューブにダンパーシリンダの下端とピストンロッドの上端を介して結合している為に、フロントフォークの基本長が変わるとその都度この基本長に合せたダンパーを作る必要があり、ダンパーの標準化が図れない不具合がある。
【0010】
そこで、本発明の目的は、ダンパーの組付時に自動的に芯出しが可能となり、ダンパーとボルトとの締結作業が容易であり、ボルトの回動時に治具を使用しなくても廻り止めが可能となり、且つ標準化されたダンパーを常に使用できるフロントフォークを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の構成は、アウターチューブ内にインナーチューブを摺動自在に挿入し、アウターチューブとインナーチューブ内にダンパーを挿入し、ダンパーはアウターチューブの底部に結合したダンパーシリンダと、ダンパーシリンダ内に減衰力発生機構を備えたピストンを介して移動自在に挿入したピストンロッドとからなり、ピストンロッドの上部をインナーチューブに連結しているフロントフォークにおいて、アウターチューブの底部に上方に開口する円錐状のガイド面と、このガイド面に連設した断面矩形の嵌合溝と、この嵌合溝に連設したボルト挿入孔とを設け、他方、ダンパーシリンダの下端に前記嵌合溝と同一又はほぼ同一断面形状であって任意の長さの柱体を設け、ガイド面を介して嵌合溝に挿入した柱体の下部に形成したねじ孔にボルト挿入孔に挿入したボルトを螺合してアウターチューブとダンパーとを締結させること特徴とするものである。
【0012】
【作用】
ダンパーをアウタチューブ内に挿入すると柱体がガイド面に沿って嵌合溝に挿入され、柱体が嵌合溝に嵌合すると柱体とダンパーシリンダは回動しなくなる。
【0013】
この状態で柱体をボルトで締付けると容易にダンパーシリンダがアウターチューブの底部上に起立する。
【0014】
フロントフォークの基本長が変更になっても柱体の長さを変更するだけでダンパーは標準仕様のものが使用できる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施の一例を図面にもとづいて説明する。
【0016】
車軸側アウターチューブ1内にベアリングとシールを介して車体側インナーチューブ2が摺動自在に挿入され、アウターチューブ1とインナーチューブ2内にダンパー3を内蔵させ、ダンパー3は、ダンパーシリンダとアウターシェル4と、ダンパーシリンダ内に減衰力発生機構を備えたピストンと、ピストンを介してダンパーシリンダ内に移動自在に挿入されたピストンロッドとからなり、ダンパーシリンダと、アウターシェル4の下端側が柱体6を介してアウターチューブ1に結合され、ピストンロッドの上端がインナーチューブに結合され、ダンパー3とインナーチューブとの間に懸架スプリングが介装されていることによりフロントフォークを構成している。
【0017】
柱体6は、断面矩形で任意の長さに成形されている。
【0018】
また、柱体6には、図1の実施例では、その下方にねじ孔7が形成されている。
【0019】
さらに、柱体6は、上端にフランジ8を有し、上端の中央凹面部がアウターシェル4の下端に設けたロアキャップ9の中央に溶接で結合されている。
【0020】
アウターチューブ1の下端肉厚部1aの上端には、水平面10と、この水平面10に連設されて上方に開口するラッパ形の円錐状ガイド面11と、このガイド面11に連設した断面矩形の嵌合溝12と、この嵌合溝12に連設したボルト挿入孔13と、が形成され、嵌合溝12の断面形状は柱体6の断面形状にほぼ等しく、柱体 6 の断面とほぼ同一形状の四角形状に形成されている。
【0021】
ガイド面11も柱体6を嵌合溝12にスムースに案内するものであれば良く、必ずしも円錐形状でなくてもよい。
【0022】
アウターチューブ1の肉厚部1aの中央にはガイド孔14が形成され、このガイド孔14から挿入したボルト15はボルト挿入孔13を介して柱体6のねじ孔7に挿入されて螺合され、これによりダンパー3は柱体6とボルト15を介してアウターチューブ1側に結合される。
【0023】
柱体6を使用するのは、フロントフォークの基本長が変更されても、ダンパー3には標準化された長さのものを使用できるようにするためである。
【0024】
即ち、基本長が長い場合には、長い柱体6を使用し、基本長が短くなった場合には、短い柱体6を使用し、柱体6を選択するだけでフロントフォークの全長に対して標準化されたダンパー3を追従して使用できるようになっている。
【0025】
ダンパー3をアウターチューブ1に結合させる場合には、ロアキャップ9にあらかじめ柱体6を溶接等で結合しておき、次に、ダンパー3と柱体6を上方から差し込む。
【0026】
この時、柱体6の下端はガイド面11に当り、そのテーパ状の面に沿ってスムースに嵌合溝12内まで案内される。
【0027】
柱体6の下端が嵌合溝12に位置合わせされて嵌合するとダンパー3と柱体6は芯出しも同時に行なわれる。
【0028】
この状態でボルト15を挿入し、ねじ孔7にボルト15を螺合すると柱体6が下方に引張られてアウターチューブ1にしっかりと締結される。
【0029】
この際、柱体6と嵌合溝12とは非円形、即ち矩形であるから、ボルト15を回動しても柱体6とダンパー3は回動しない。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、次の効果がある。
【0031】
(1)本発明によれば、アウターチューブの底部にガイド面を設けたから、ダンパーの下端に設けた柱体がガイド面に沿って下降し、スムースに嵌合溝に案内されるから自動的に位置合せと芯出しが行なえ、作業性が向上する。
【0032】
(2)嵌合溝が断面矩形であり、柱体の断面もこの嵌合溝と同一又はほぼ同一であるから、柱体が嵌合溝に嵌合している状態でボルトを回動しても柱体とダンパーは回動しない。この為組付時にダンパーの回動を防止する治具を必要とせず、取付時の作業性が向上すると供に部品点数も少なく、経済性も向上する。
【0033】
(3)ダンパーの下端に柱体を設けているから、長さの異なる任意の柱体を選択することにより、フロントフォークの基本長が変更されてもダンパー自体は標準化された長さのものを使用でき、フロントフォークの基本長に応じてその都度ダンパーを製作する必要が無く、省力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフロントフォークの一部縦断正面図である。
【図2】図1のフロントフォークの一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 アウターチューブ
2 インナーチューブ
3 ダンパー
6 柱体
7 ねじ孔
11 ガイド面
12 嵌合溝
13 ボルト挿入孔
15 ボルト

Claims (1)

  1. アウターチューブ内にインナーチューブを摺動自在に挿入し、アウターチューブとインナーチューブ内にダンパーを挿入し、ダンパーはアウターチューブの底部に結合したダンパーシリンダと、ダンパーシリンダ内に減衰力発生機構を備えたピストンを介して移動自在に挿入したピストンロッドとからなり、ピストンロッドの上部をインナーチューブに連結しているフロントフォークにおいて、アウターチューブの底部に上方に開口する円錐状のガイド面と、このガイド面に連設した断面矩形の嵌合溝と、この嵌合溝に連設したボルト挿入孔とを設け、他方、ダンパーシリンダの下端に前記嵌合溝と同一又はほぼ同一断面形状であって任意の長さの柱体を設け、ガイド面を介して嵌合溝に挿入した柱体の下部に形成したねじ孔にボルト挿入孔に挿入したボルトを螺合してアウターチューブとダンパーとを締結させること特徴とするフロントフォーク。
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