JPH06667Y2 - ダブルシリンダ型油圧緩衝器のボトム構造 - Google Patents

ダブルシリンダ型油圧緩衝器のボトム構造

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JPH06667Y2
JPH06667Y2 JP1988127613U JP12761388U JPH06667Y2 JP H06667 Y2 JPH06667 Y2 JP H06667Y2 JP 1988127613 U JP1988127613 U JP 1988127613U JP 12761388 U JP12761388 U JP 12761388U JP H06667 Y2 JPH06667 Y2 JP H06667Y2
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JP
Japan
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shock absorber
cylinder
hydraulic shock
type hydraulic
inner cylinder
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Application number
JP1988127613U
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JPH0247443U (ja
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義男 根岸
正隆 熊田
肇 梶原
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Honda Motor Co Ltd
Showa Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Showa Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はアウターシリンダ内にインナーシリンダを配
し、これらの間を油溜室としたダブルシリンダ型の油圧
緩衝器のボトム構造に関する。
(従来の技術) 一般に緩衝器にあってはピストンロッドの進入体積に相
当する分の作動油を油室から受け入れ、またピストンロ
ッドの退出体積に相当する分の作動油を油室へ供給する
ため、シングルタイプの油圧緩衝器にあってはシリンダ
内の上部又は下部に気体室を形成したり、シリンダ外に
サブタンクを設け、アウターシリンダ内にインナーシリ
ンダを配設したダブルシリンダ型の油圧緩衝器にあって
は、アウターシリンダとインナーシリンダ間に上方を気
体室とした油溜室を形成するようにしている。
そして、ダブルシリンダ型の油圧緩衝器を組立てるに
は、第3図に示すようにアウターシリンダ100の底部
開口をロアキャップ101で閉塞し、一方インナーシリ
ンダ102下端にボトムピース103を嵌め付け、この
状態でインナーシリンダ102をアウターシリンダ10
0内に挿入し、ボトムピース103の下端テーパ面とロ
アキャップ101のテーパ面とをセンタリングプレート
等を介して整合せしめるようにしている。
(考案が解決しようとする課題) 上述したような形状のボトムピースを用いてインナーシ
リンダをアウターシリンダに固定する場合には、センタ
リングがむづかしくアウターシリンダとインナーシリン
ダとの間隔が一定とならなかったり、倒れが生じやす
い。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、アウターシリンダ内にイン
ナーシリンダを配設し、アウターシリンダとインナーシ
リンダ間を油溜室としたダブルシリンダ型油圧緩衝器に
おいて、前記アウターシリンダ下端にはボトムピースの
大径部が嵌合するとともに同大径部に形成したネジ部が
螺合して着脱容易に固定され、前記インナーシリンダ下
端は上記大径部と同芯に形成されたボトムピースの小径
部に嵌合によって固定されている点にあり、また、上記
ボトムピースはロアジョイントメタルの一部とした。
(作用) アウターシリンダ及びインナーシリンダはそれぞれボト
ムピースの大径部及び小径部に拘束して固定されるの
で、間隔が一定で且つ確実に固定される。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図は本考案に係るボトム構造を適用した油圧緩衝器
の縦断面図であり、油圧緩衝器はアウターシリンダ1内
にインナーシリンダ2を配設したダブルシリンダ型とな
っており、アウターシリンダ1及びインナーシリンダ2
とも樹脂或いはFRP等の軽量材から構成され、特にア
ウターシリンダ1にあっては上端及び下端を径方向外方
に膨れた膨出部1a,1aとし、この膨出部1a内側を
アルミニウム合金等の金属部1bとし、この金属部1b
に雌ネジ部1cを刻設している。
またインナーシリンダ2上端にはピストンロッド3を摺
動自在に保持するロッドガイド4を嵌め込み、このロッ
ドガイド4によりも上方のアウターシリンダ1内側には
オイルシール5を保持するケース6を嵌め込み、このケ
ース6上方の金属部1bの雌ネジ部1cにはキャップ7
を螺着している。
前記ピストンロッド3の下端にはインナーシリンダ2内
を上下の油室S1,S2に画成するピストン8を固着
し、このピストン8には伸び側及び圧縮側の油路を形成
するとともにこれら油路の開口をチェックバルブで閉塞
するようにしている。またピストンロッド3の上端には
車体等への取付ブラケット9を焼付けたマウントラバー
10を設け、このマウントラバー10の下方にバンプラ
バー11を収納するカバー12を取付けている。
またアウターシリンダ1及びインナーシリンダ2の下端
開口はジョイントメタル13と一部材に形成されたボト
ムピース14にて閉塞されている。即ちボトムピース1
4は大径部15とこの大径部15の上方に一体的に大径
部と同芯に設けられる小径部16とからなり、大径部1
5と小径部16の中間には下部油室S2とアウターシリ
ンダ1とインナーシリンダ2間に形成される油溜室S3
とをつなぐ油孔17が形成され、また大径部15の下部
外周には前記金属部1bに刻設した雌ネジ部1cと螺合
する雄ネジ部15aを刻設している。
更にボトムピース14の小径部16内周にはボトムバル
ブを構成する固定ピストン18を嵌め込み、この固定ピ
ストン18をボルト19によってボトムピース14に形
成したボス部20に固着している。尚、固定ピストン1
8には伸び側及び圧縮側の油路21,22が穿設され、
これら油路21,22の開口はチェックバルブ23,2
4で閉塞している。
メンテナンス等を含めて緩衝器を組立てる場合には、ボ
トムピース14の大径部15とアウターシリンダ1の下
端は螺合によって嵌入させ、ボトムピース14の大径部
15をアウターシリンダ1の下端内周で外径拘束するこ
とで、アウターシリンダ1の内周とボトムピース14の
小径部16外周との間隔を一定とし、この小径部16外
周にインナーシリンダ2の下端内周を内径拘束するよう
にして組立てる。尚、先にボトムピース14をインナー
シリンダ2に嵌め込んでおいてもよい。
(考案の効果) 以上に説明した如く本考案によれば、アウターシリンダ
とインナーシリンダの組付け精度が向上するので、緩衝
器の性能の向上を図ることができ、また、螺合部は、組
付け精度を損うことなく、メンテナンス時の嵌合部の分
解組立を容易にし、さらに、ボトムピースをロアジョイ
ントメタルの一部に取り込んで一部材とすることによっ
て加工コストの低減とともに寸法精度の向上が可能とな
り、したがって緩衝器の組付け精度をさらに向上するこ
とができます。
このように、本願考案にかかる緩衝器のボトム構造は、
組付け精度の向上およびメンテナンス性の向上という顕
著な効果を奏します。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るボトム構造を適用した緩衝器の縦
断面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は従来構
造を示す図である。 尚、図面中1はアウターシリンダ、1c,15aはネジ
部、2はインナーシリンダ、13はジョイントメタル、
14はボトムピース、15は大径部、16は小径部であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−109048(JP,U) 実開 昭58−12743(JP,U) 実開 昭51−49064(JP,U) 実開 昭50−79861(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウターシリンダ内にインナーシリンダを
    配設し、アウターシリンダとインナーシリンダ間を油溜
    室としたダブルシリンダ型油圧緩衝器において、前記ア
    ウターシリンダ下端にはボトムピースの大径部が嵌合す
    るとともに同大径部に形成したネジ部が螺合して着脱容
    易に固定され、前記インナーシリンダ下端は上記大径部
    と同芯に形成されたボトムピースの小径部に嵌合によっ
    て固定されていることを特徴とするダブルシリンダ型油
    圧緩衝器のボトム構造。
  2. 【請求項2】前記ボトムピースはロアジョイントメタル
    の一部となっていることを特徴とする請求項1に記載の
    ダブルシリンダ型油圧緩衝器のボトム構造。
JP1988127613U 1988-09-29 1988-09-29 ダブルシリンダ型油圧緩衝器のボトム構造 Expired - Lifetime JPH06667Y2 (ja)

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JP1988127613U JPH06667Y2 (ja) 1988-09-29 1988-09-29 ダブルシリンダ型油圧緩衝器のボトム構造

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Publication Number Publication Date
JPH0247443U JPH0247443U (ja) 1990-03-30
JPH06667Y2 true JPH06667Y2 (ja) 1994-01-05

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ID=31380202

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4520597B2 (ja) * 2000-08-18 2010-08-04 株式会社ショーワ 油圧緩衝器のボトム固定構造
KR101254234B1 (ko) * 2008-07-10 2013-04-18 주식회사 만도 차고 조정식 쇽업소버

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5323886Y2 (ja) * 1973-11-27 1978-06-20
JPS5149064U (ja) * 1974-10-11 1976-04-13
JPS5812743U (ja) * 1981-07-17 1983-01-26 厚木自動車部品株式会社 シリンダ装置
JPS63109048U (ja) * 1987-01-08 1988-07-13

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JPH0247443U (ja) 1990-03-30

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