JP3572038B2 - ステアリング制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車等のステアリング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のステアリング制御装置について図面を参照しながら説明する。図17、及び図18は、例えば特許第1929781号公報に示された従来のステアリング制御装置の構成、及び動作を示す図である。
【0003】
図17において、1は従来のステアリング制御装置、2はトルクセンサ、3は車速センサ、4はモータである。
【0004】
また、同図において、従来のステアリング制御装置1は、操舵トルク測定手段91と、車速測定手段92と、モータ電流測定手段93と、モータ平均電流演算手段94と、モータ電流記憶手段95と、モータ電流決定手段96と、電磁クラッチ制御手段97と、パワー素子制御手段98と、モータ駆動用パワー素子部99とを備える。
【0005】
従来のステアリング制御装置1は、図18のグラフに示す通り、モータ電流の平均値に応じてモータ電流(出力)を漸減、漸増し、装置全体を発熱から保護している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来のステアリング制御装置では、ステアリングを一度端に突き当てると、装置全体、ないしはモータや制御装置といった構成部品が発熱し、モータ電流が漸減され、モータ出力トルクを初期状態にまで復帰させるのに時間がかかるという問題点があった。
【0007】
この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、装置を発熱から保護しつつ、モータ電流の急激な変化による操舵フィーリングの悪化等がなく、しかもステアリングの最大舵角近傍での損失を低減することにより、発熱保護による出力の低下を一層抑えたステアリング制御装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るステアリング制御装置は、モータ電流の時間平均値に応じてモータ電流を増減する第1のモータ電流制限値演算手段と、ステアリングが最大舵角近傍にあると判定したときはモータ電流を前記第1のモータ電流制限値演算手段よりも速く減少させ、ステアリングが最大舵角近傍にないと判定したときにはモータ電流を前記第1のモータ電流制限値演算手段よりも速く増加させる第2のモータ電流制限値演算手段とを備えたものである。
【0009】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、前記第2のモータ電流制限値演算手段が、所定の状態量が第1の所定値以上の場合はステアリングが最大舵角近傍にあると判定してモータ電流を減少させ、前記所定の状態量が第2の所定値以下の場合にはステアリングが最大舵角近傍にないと判定してモータ電流を増加させるものである。
【0010】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、前記第2のモータ電流制限値演算手段が、所定の状態量が第1の所定値以下の場合はステアリングが最大舵角近傍にあると判定してモータ電流を減少させ、前記所定の状態量が第2の所定値以上の場合にはステアリングが最大舵角近傍にないと判定してモータ電流を増加させるものである。
【0011】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、前記所定の状態量を、操舵トルクとしたものである。
【0012】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、前記所定の状態量を、操舵角としたものである。
【0013】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、前記所定の状態量を、モータ電流としたものである。
【0014】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、前記第1の所定値を、前記モータ電流の飽和値としたものである。
【0015】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、前記第1の所定値を、モータ電流制限値としたものである。
【0016】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、前記第1の所定値を、前記第1のモータ電流制限値演算手段によるモータ電流制限値としたものである。
【0017】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、前記所定の状態量を、モータ電流の検出値としたものである。
【0018】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、前記所定の状態量を、操舵速度としたものである。
【0019】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、前記操舵速度が、少なくともモータ電圧とモータ電流から演算するものである。
【0020】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、前記第1のモータ電流制限値演算手段による第1のモータ電流制限値と、前記第2のモータ電流制限値演算手段による第2のモータ電流制限値のうち、小さい方をモータ電流の制限値としてモータを制御するものである。
【0021】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、ステアリングが最大舵角近傍であることを表す判定しきい値が、前記第1の所定値と前記第2の所定値であり、前記第1の所定値と前記第2の所定値を異ならせてヒステリシスを設けたものである。
【0022】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、前記第2のモータ電流制限値演算手段が、ステアリングが最大舵角近傍にあることを判定するための第1の判定条件が所定時間以上継続して成立する場合は、ステアリングが最大舵角近傍にあると判定し、ステアリングが最大舵角近傍にないことを判定するための第2の判定条件が所定時間以上継続して成立しない場合には、ステアリングが最大舵角近傍にないと判定するものである。
【0023】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、前記第2のモータ電流制限値演算手段が、車速が所定値以下の場合に限りモータ電流を増減させるものである。
【0024】
さらに、この発明に係るステアリング制御装置は、前記第2のモータ電流制限値演算手段が、モータ電流の増加速度を減少速度よりも大きく設定したものである。
【0025】
この発明に係るステアリング制御装置は、モータ電流を検出するモータ電流検出手段と、モータ電圧を検出するモータ電圧検出手段と、モータを駆動するモータ駆動回路と、前記モータ電流検出手段により検出されたモータ電流検出値の時間平均値に応じてモータ電流を増減し、所定の状態量に基づきステアリングが最大舵角近傍にあることを検出してモータ電流を前記モータ電流検出値の時間平均値に応じたモータ電流の増減よりも速く増減するように、前記モータ電流検出値、前記モータ電圧検出手段により検出されたモータ電圧検出値、トルクセンサにより検出された操舵トルク、及び車速センサにより検出された車速に基づき求めた印加電圧信号を前記モータ駆動回路へ供給するマイクロプロセッサとを備えたものである。
【0026】
さらに、この発明に係るステアリング制御装置は、前記マイクロプロセッサが、前記モータ電流検出値、及び前記モータ電圧検出値に基づいて操舵速度を演算する操舵速度演算手段と、前記検出された操舵トルク、前記検出された車速、及び前記操舵速度に基づいてモータ電流目標値を演算する目標電流演算手段と、前記モータ電流検出値に基づいて第1のモータ電流制限値を演算する第1のモータ電流制限値演算手段と、前記所定の状態量を用いて第2のモータ電流制限値を演算する第2のモータ電流制限値演算手段と、前記第1のモータ電流制限値、及び前記第2のモータ電流制限値を用いて前記演算されたモータ電流目標値を制限するモータ電流制限手段と、前記制限されたモータ電流目標値、及び前記モータ電流検出値が一致するように前記モータへの印加電圧信号を求めるモータ電流フィードバック制御手段とを有するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るステアリング制御装置について図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るステアリング制御装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0028】
図1において、1Aは電動パワーステアリング制御装置であり、入力信号として、操舵トルクを検出するトルクセンサ2、および車両の速度を検出する車速センサ3が接続され、負荷として、モータ4が接続され、電源として、バッテリ5が接続されている。
【0029】
また、同図において、電動パワーステアリング制御装置1Aは、モータ電流検出手段10と、モータ電圧検出手段11と、モータ駆動回路12と、マイクロプロセッサ20で構成されている。
【0030】
さらに、同図において、マイクロプロセッサ20には、モータ電流検出手段10で検出されたモータ電流検出値とモータ電圧検出手段11で検出されたモータ電圧検出値から操舵速度を演算する操舵速度演算手段21と、トルクセンサ2で検出された操舵トルクと車速センサ3で検出された車速と上記操舵速度からモータ電流目標値を演算する目標電流演算手段22と、上記モータ電流検出値から第1のモータ電流制限値を演算する第1のモータ電流制限値演算手段23と、上記検出された操舵トルクを用いて第2のモータ電流制限値を演算する第2のモータ電流制限値演算手段24と、上記第1のモータ電流制限値と上記第2のモータ電流制限値を用いて目標電流演算手段22で演算されたモータ電流目標値を制限するモータ電流制限手段25と、上記モータ電流制限手段25で制限されたモータ電流目標値と上記モータ電流検出値が一致するようにモータ4への印加電圧信号(以下、PWM信号)を求めるモータ電流フィードバック制御手段26とが、ソフトウェアで実装されている。
【0031】
このマイクロプロセッサ20からの出力であるPWM信号に基づき、モータ駆動回路12でモータ4を駆動している。
【0032】
つぎに、この実施の形態1に係るステアリング制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0033】
図2は、この発明の実施の形態1に係るステアリング制御装置のマイクロプロセッサに実装されたプログラムの動作を示すフローチャートである。
【0034】
以下、本実施の形態1の動作を、図2の流れに沿って説明する。なお、図2のプログラムは周期的に実行されるものとする。
【0035】
まず、ステップS1において、マイクロプロセッサ20は、車速センサ3の車速信号から車速を演算する。
【0036】
次に、ステップS2において、操舵速度を演算する。このステップS2は、図1に示す操舵速度演算手段21の動作を示すものである。モータ4は、永久磁石界磁のDCモータであり、モータ逆起電力とモータ回転速度が比例する。そこで、このステップS2では、モータ電流検出手段10によって検出されたモータ電流検出値Imと、モータ電圧検出手段11によって検出されたモータ電圧検出値Vmから、下記の式(1)の通り、モータ逆起電力Emを演算し、操舵速度ωを得る。
【0037】
Em=Vm−Ra×Im−Vb
ω=Em/Ke (1)
【0038】
ここで、Raはモータ4のアマチュア抵抗であり、Vbはモータ4のブラシの電圧降下、ωは操舵速度、Keはモータ4の逆起電力定数とモータ4の減速比から決まる所定の定数である。
【0039】
次に、ステップS3において、モータ電流の目標値を演算する。このステップS3は、図1に示す目標電流演算手段22の動作を示すものである。まず、ステップS1で演算した車速と、トルクセンサ2で検出された操舵トルクから、例えば図3に示すように操舵アシスト電流Itrqを計算する。そして、ステップS2で演算した操舵速度ωをもとに、下記の式(2)の通り、上記操舵アシスト電流Itrqを補正し、モータ電流目標値It1を求める。
【0040】
It1=Itrq−ω×kdmp (2)
【0041】
ここで、kdmpは車速が大きいときに大きな値となる定数である。これにより、高速走行時の操縦安定性を高めることができる。
【0042】
次に、ステップS4において、第1のモータ電流制限値を演算する。このステップS4は、図1に示す第1のモータ電流制限値演算手段23の動作を示すものである。この第1のモータ電流制限演算手段23は、電動パワーステアリング制御装置1Aを発熱による破壊から保護するために、発熱と一定の関係のあるモータ電流の大きさに応じて、モータ電流制限値を漸減・漸増するものである。
【0043】
ここでは、図5に示す特性をもとに、モータ電流がI1の場合にサンプリング周期あたりモータ電流の割合αでモータ電流を漸減するべく、下記の式(3)の通り、第1のモータ電流制限値Iovh1を計算する。図5は、モータ電流平均値と電流制限値漸増・漸減率の関係を示す図である。
【0044】
Iovh1(n)=Iovh1(n−1)−α (3)
【0045】
モータ4や制御装置1Aは、アマチュアコイルやヒートシンクの熱容量が十分大きければ、温度上昇の時間変化が比較的緩やかである。このステップS4の電流制限値は、このような温度上昇から装置を保護するためのものであり、実用に耐える十分長い時間、定格電流I1を流し、しかも、急激な変化による操舵フィーリングの悪化等が無いように電流制限値を設定するものである。
【0046】
次に、ステップS5〜S8において、第2のモータ電流制限値を演算する。これらのステップS5〜S8は、第2のモータ電流制限値演算手段24の動作を示すものである。ステアリングが最大舵角近傍にあるときに、不要な電流を流さないようにして、電動パワーステアリング制御装置1Aの消費電力を抑えるためのものである。
【0047】
まず、ステップS5は、ステアリングが最大舵角にあることを判定する部分である。操舵トルクTsが、据え切り時の操舵トルクに比較して十分大きい操舵トルクTthh以上ならば、端に突き当たっているものと考えられる。例えば、図3において、据え切り時に操舵トルクTn、モータ電流Inで力がつり合っていても、最大舵角近傍では操舵トルクがTmax付近まで増加するものと考えられる。そこで、Ts≧Tthhならば最大舵角であると判定してステップS6に進み、Ts≧Tthhでなければ、ステップS7に進む。
【0048】
続いて、ステップS6は、ステップS5でステアリングが最大舵角にあると判断された場合の処理である。この場合、下記の式(4)に示すように、サンプリング周期あたりモータ電流βの速度でモータ電流を漸減するべく、式(4)の通り、第2のモータ電流制限値Iovh2を計算する。
【0049】
Iovh2(n)=max(Iovh2(n−1)−β,I2) (4)
【0050】
ただし、max()は()内の数式のうち、大きい方の値をとることを示す。また、I2は所定のモータ電流値であり、ここでは最大舵角近傍で保舵できる最低限の電流値を選ぶ。その結果、第2のモータ電流制限値は、ステアリングが最大舵角に到達すると一定速度βで漸減し、最大舵角近傍で保舵できる最低限の電流I2に収束する。これにより、モータ電流を第2のモータ電流制限値Iovh2に制限しても、操舵トルクは変動しない。
【0051】
さらに、ステップS7〜S8に進む。これらの処理は、ステップS6で漸減された第2のモータ電流制限値を復帰させる処理である。操舵トルクTsが、上記判定しきい値Tthhと比較して十分小さい操舵トルクTthl以下ならば、最大舵角から復帰したものと判定してステップS8に進み、第2のモータ電流制限値をサンプリング周期あたりモータ電流γの速度で定格電流値I1に復帰させる。一方、Ts>Tthlならば、前回演算した第2のモータ電流制限値が保持される。
【0052】
上述の通り、操舵トルクの最大舵角の判定しきい値をTthh、最大舵角からの復帰の判定しきい値をTthlとして異ならせ、ヒステリシスを設ける。その結果、操舵力が最大舵角近傍で変動した場合等に最大舵角判定がハンチングし、モータ電流が漸減漸増を繰り返すことを防止することができ、操舵フィーリングの違和感を抑えることができる。
【0053】
また、γ≧βとし、漸減速度よりも復帰速度を速く設定しておく。漸減速度を遅く設定しておくことで、例えば、ステップS5で最大舵角を誤検知した場合や、車両重量が重く、モータ電流I2では最大舵角で保舵できないような場合でも、操舵フィーリングの違和感を抑えることができる。また、復帰速度を速く設定しておくことで、最大舵角から復帰すると速やかに定格電流を通流でき、やはり操舵フィーリングの違和感を抑えることができる。
【0054】
次に、ステップS9において、目標電流を第1及び第2の電流制限値で制限する。このステップS9は、図1のモータ電流制限手段25の動作を示すものである。つまり、以上のように求められられた第1のモータ電流制限値と第2のモータ電流制限値は、このステップS9で比較され、より小さい方の制限値以下にモータ電流目標値It1が制限されるように、モータ電流目標値It2を設定する。
【0055】
最後に、ステップS10において、電流フィードバック制御を行う。このステップS10は、図1のモータ電流フィードバック制御手段26の動作を示すものである。つまり、ステップ9で制限されたモータ電流目標値It2と、モータ電流検出手段10で検出されたモータ電流検出値Imが一致するようにフィードバック制御し、PWM信号を出力する。このPWM信号により、マイクロプロセッサ20は、モータ駆動回路12を駆動し、モータ4に所望の電流を通流させる。
【0056】
本実施の形態1を適用した結果を図4に示す。図4は、停車中に左右の最大舵角まで操舵を繰り返した場合の舵角St、操舵トルクTs、第1のモータ電流制限値Iovh1、第2のモータ電流制限値Iovh2、並びに上記第1および第2のモータ電流制限値で制限される前後のモータ電流目標値It1、It2の関係を、右操舵方向の電流を正、左操舵方向の電流を負として表したものである。
【0057】
第1のモータ電流制限値Iovh1は、モータ電流の時間平均値に応じて緩やかに変化している。例えば図4の時間t1〜t2間では、モータ電流目標値It1を第1のモータ電流制限値Iovh1以下に制限することにより、装置を発熱から保護しながら、しかもモータ電流の急激な変化による操舵フィーリングの悪化等が無いように作用している。
【0058】
一方、第2のモータ電流制限値Iovh2は、図4の時間t2からt3間の最大舵角付近で速やかに減少し、時間t4以降の最大舵角近傍以外では即座に増加しており、ステアリングが端に突き当たっているときのみ不要な電流を流さないように作用し、電動パワーステアリング装置の消費電力を抑えている。これにより、第1のモータ電流制限値の時間変化をより緩やかにすることができ、アシスト力の低下をより抑えることができる。
【0059】
以上のように、本実施の形態1によれば、装置を発熱から保護しつつ、モータ電流の急激な変化による操舵フィーリングの悪化等がなく、しかも最大舵角近傍での損失低減により、発熱保護による操舵補助力の低下を一層抑えた良好な電動パワーステアリング装置を得ることができる。
【0060】
なお、本実施の形態1における第2のモータ電流制限値演算手段24は、最大舵角からの復帰時にモータ電流制限値を所定速度γで漸増していたが、即座に定格電流I1となるように設定してもよい。この場合、最大舵角から復帰すると即座に定格電流を得ることができ、モータ電流制限値の応答性を向上させることができる。
【0061】
また、本実施の形態1の第1のモータ電流制限値演算手段23は、図5のモータ電流平均値とモータ電流漸減速度のテーブルから、モータ電流の時間平均値に基づくモータ電流制限を達成していたが、図5の特性は、例えば図6のような非線形な特性でもよい。この場合は、大電流で漸減速度がべき関数的に増加するので、より適切な保護がなされる。
【0062】
また、図7に示すように、所定時間内のモータ電流の時間平均値が所定値を超えたときに、一定の速度でモータ電流を漸減する構成としてもよい。この場合は、演算量を減らすことができる。
【0063】
さらに、図8に示すように、所定時間内のモータ電流の時間平均値から、直接モータ電流の最大値を求める構成としてもよい。この場合にも演算量を減らすことができる。
【0064】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るステアリング制御装置について図面を参照しながら説明する。
【0065】
図9は、この発明の実施の形態2に係るステアリング制御装置の構成を示す図である。
【0066】
また、図10は、この発明の実施の形態2に係るステアリング制御装置の動作を示すフローチャートである。
【0067】
上記実施の形態1では、ステアリングの最大舵角の判定に操舵トルクを用いていたが、この実施の形態2では、モータ電流を用いて判定する。
【0068】
図9において、24はモータ電流を用いて最大舵角を判定する第2のモータ電流制限値演算手段であり、目標電流演算手段22からモータ電流目標値It1が入力される。
【0069】
図10において、ステップS21、S6、S22、及びS8が第2のモータ電流制限値演算手段24に相当する。なお、その他の箇所は、上記実施の形態1の相当する箇所と同じ符号を付しており、説明を省略する。以下、図10の流れに沿って第2のモータ電流制限値演算手段24の動作について説明する。
【0070】
まず、ステップS21は、ステアリングが最大舵角にあることを判定する部分である。モータ電流目標値It1が据え切り時のモータ電流と比較して十分大きい電流Ithh以上ならば、端に突き当たっているものと考えられる。例えば、図3において、据え切り時に操舵トルクTn、モータ電流Inで力がつり合っていても、最大舵角近傍ではモータ電流がImax付近まで増加するものと考えられる。そこで、It1≧Ithhならば最大舵角であると判定してステップS6に進み、一方、It1≧Ithhでなければ、ステップS22に進む。
【0071】
次に、ステップS6は、ステップS21でステアリングが最大舵角にあると判定された場合の処理である。処理内容は、上記実施の形態1と全く同じであり、式(4)に示すように第2のモータ電流制限値を漸減させる。
【0072】
次に、ステップS22、及びS8は、ステップS6で漸減された第2のモータ電流制限値を復帰させる処理である。モータ電流目標値It1が上記判定しきい値Ithhと比較して、十分小さい電流Ithl以下ならば、最大舵角から復帰したものとして、ステップS8に進み、第2のモータ電流制限値を速やかに定格電流値I1に復帰させる。一方、It1>Ithlならば、前回演算した第2のモータ電流制限値が保持される。
【0073】
以上のように、本実施の形態2の第2のモータ電流制限値演算手段24は、モータ電流を用いて、ステアリングが最大舵角にあるときに、第2のモータ電流制限値を最大舵角で保舵できる最低限の電流値まで漸減し、それ以外の場合には定格電流I1を通流させるように動作する。
【0074】
本実施の形態2は、後輪操舵制御装置や、ステアバイワイヤ制御装置等、トルクセンサ2を具備しないステアリング制御装置にも容易に適用することができる。
【0075】
なお、本実施の形態2では、最大舵角判定しきい値Ithh、Ithlの設定方法については特に言及しなかったが、例えば、Ithhを、高速走行時に到達し得ない所定の値にしてもよい。図3に示すように、モータ電流は車速が大きくなるほど小さくなるので、この設定により、走行中には最大舵角と判定されず、第2のモータ電流制限値が低減されない。よって、カーブを走行している等の状況で、保舵トルクが大きい場合でも、モータの出力トルクが低減しないように設定できる。
【0076】
また、図3に示すように、一般的に操舵アシスト電流Itrqの設定は、所定操舵トルクTmax以上ではモータ電流を一定値Imaxとする。最大舵角近傍以外では、操舵トルクはTmax以下であり、操舵トルクに略比例したモータ電流が流れるが、最大舵角近傍では、操舵トルクがTmaxに達し、モータ電流はImaxで飽和する。そこで、最大舵角判定のしきい値を、モータ電流の飽和値Imaxとしてもよい。これにより、確実に最大舵角を検出できる。
【0077】
また、本実施の形態2ではモータ電流をある一定の値と比較して最大舵角を検出していたが、モータ電流の制限値と比較し、モータ電流目標値It1や、操舵アシスト電流Itrqが、モータ電流制限値に等しいか、それ以上の場合に最大舵角と判定する構成としてもよい。
【0078】
この場合の動作例を図11に示す。この図11に示すように、この設定により、例えば、モータ電流が第1のモータ電流制限値によって制限され、上記Imaxに到達しないような場合でも、最大舵角を検出することができる。また、第1のモータ電流制限値が十分小さく、例えば上記I2以下であり、最大舵角近傍にあってもモータ電流をそれ以上低減する必要が無い、あるいはそれ以上低減すると商品性が著しく悪化するような場合には、最大舵角を検出せず、第2のモータ電流制限値を低減させないように動作させることができる。
【0079】
さらに、本実施の形態2ではモータ電流目標値It1と所定値を比較して最大舵角を検出していたが、モータ電流検出値Imと所定値を比較してもよい。最大舵角に突き当たってモータ4の回転が止まると、逆起電力が急激に0になることから、モータ電流がオーバシュートし易い。モータ電流の検出値が所定値以上であることを判定すれば、上記オーバシュートを検出することができ、より効果的に最大舵角の判定ができる
【0080】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係るステアリング制御装置について図面を参照しながら説明する。
【0081】
図12は、この発明の実施の形態3に係るステアリング制御装置の構成を示す図である。
【0082】
また、図13は、この発明の実施の形態3に係るステアリング制御装置の動作を示すフローチャートである。
【0083】
上記実施の形態1及び2では、操舵トルクやモータ電流でステアリングの最大舵角を判定していたが、舵角センサが利用できる場合には、舵角センサ信号を用いて最大舵角を判定してもよい。
【0084】
図12に示すように、24が舵角を用いて第2のモータ電流制限値を演算する第2のモータ電流制限値演算手段であり、6が舵角センサである。その他の箇所は、上記実施の形態の相当する箇所と同じ符号を付しており、説明を省略する。
【0085】
この実施の形態3の動作は、上記実施の形態と全く同様である。ステップS31、S6、S32及びS8に示す通り、第2のモータ電流制限値演算手段24は、舵角センサ6による操舵角度検出値Stが所定値Sthh以上であれば最大舵角と判定して第2のモータ電流制限値を漸減し、舵角センサ6による操舵角度検出値Stが所定値Sthl以下であれば最大舵角から復帰したと判定して第2のモータ電流制限値を漸増する。その他は、上記実施の形態の相当する箇所と同じ符号を付しており、説明を省略する。
【0086】
以上のように、本実施の形態3は、舵角セン6サを用いて最大舵角を判定するので、より精度よく最大舵角を検出し、モータ電流を減ずることができる。
【0087】
また、本実施の形態3は、後輪操舵制御装置や、ステアバイワイヤ制御装置等、トルクセンサ2を具備しないステアリング制御装置にも容易に適用することができる。
【0088】
なお、上記のような舵角センサ6でなくとも、最大舵角時にオン、それ以外でオフするスイッチ状の舵角センサを用いても、同様の判定をすることができる。
【0089】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係るステアリング制御装置について図面を参照しながら説明する。
【0090】
図14は、この発明の実施の形態4に係るステアリング制御装置の動作を示すフローチャートである。
【0091】
上記実施の形態1の第2のモータ電流制限値演算手段24は、最大舵角判定に加え、操舵速度が所定値以下の場合に保舵状態であることを検出し、ステアリングを最大舵角近傍で保舵していると判定した場合に第2のモータ電流制限値を減少させ、ステアリングが最大舵角近傍にないか、または操舵中と判定すると第2のモータ電流制限値を増加させる構成としてもよい。
【0092】
装置の構成については、第2のモータ電流制限値演算手段24に、操舵速度演算手段21による操舵速度信号が入力される以外、上記実施の形態1と全く同様であり、説明を省略する。
【0093】
図14において、ステップS41、及びS42が、操舵速度による保舵判定に相当する。なお、上記実施の形態1の相当するステップには同じ符号を付しており、説明を省略する。
【0094】
以下、図14に基づいて第2のモータ電流制限値演算手段24の動作について説明する。
【0095】
まず、ステップS5、及びS41は、ステアリングが最大舵角で保舵状態であることを判定するものである。トルクセンサ2によって検出された操舵トルクTsが所定値Tthh以上、かつ操舵速度演算手段21によって演算された操舵速度ωが所定値以下ならば、最大舵角で保舵しているものと考えられる。そこで、Ts≧Tthhかつω≦ωthlならば最大舵角かつ保舵状態であると判定してS6に進み、上記以外の場合はステップS7に進む。
【0096】
ステップS6は、ステップS5、及びS41でステアリングが最大舵角かつ保舵状態にあると判定された場合の処理である。処理内容は、上記実施の形態1と全く同じであり、例えば式(4)に示すように、第2のモータ電流制限値を漸減させる。
【0097】
ステップS7、S8、及びS42は、ステップS6で漸減された第2のモータ電流制限値を復帰させる処理である。操舵トルクTsが上記Tthhと比較して十分小さいTthl以下、または操舵速度が上記ωthlと比較して十分大きいωthh以上ならば、最大舵角または保舵状態から復帰したものと考えられる。そこで、Ts≦Tthlまたはω≧ωthhならば、ステップS8に進み、第2のモータ電流制限値を速やかに定格電流I1に復帰させる。上記以外の場合は、前回演算した第2のモータ電流制限値を保持する。
【0098】
このように、本実施の形態4の第2のモータ電流制限値演算手段24は、最大舵角で保舵したときのみモータ電流を漸減させる。これにより、一時的に最大舵角となったときのモータ電流変動を抑制することができる。
【0099】
なお、本実施の形態4では、操舵速度の演算をモータ端子間電圧と、モータ電流検出手段10で検出されたモータ電流検出値を用いて行ったが、舵角センサを具備する場合には、舵角センサから求めた操舵速度信号を用いて演算しても、全く同じ効果が得られる。
【0100】
また、本実施の形態4は、上記実施の形態1だけでなく、上記実施の形態2や実施の形態3でも適用できることは言うまでもない。
【0101】
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係るステアリング制御装置について図面を参照しながら説明する。
【0102】
図15は、この発明の実施の形態5に係るステアリング制御装置の動作を示すフローチャートである。
【0103】
上記各実施の形態では、最大舵角の判定と最大舵角からの復帰判定、あるいは保舵状態の判定と保舵状態からの復帰判定に、各々判定しきい値を設けて各判定にヒステリシスをもたせることにより、第2のモータ電流制限値のハンチングを防止していた。
【0104】
これに対し、図15のステップS5、S51、S6、及びS8に示すように、最大舵角の判定条件が所定時間継続時に最大舵角と判定する、あるいは最大舵角からの復帰の判定条件が所定時間継続した場合に最大舵角からの復帰と判定する構成としてもよい。これらのステップS5、S51、S6、及びS8は、第2のモータ電流制限値演算手段24に相当する。これにより、より効果的に上述のハンチングを防止できる。
【0105】
また、保舵の判定条件が所定時間継続時に保舵と判定する、あるいは保舵状態からの復帰の判定条件が所定時間継続した場合に保舵状態からの復帰と判定する構成としてもよい。これにより、より効果的に上述のハンチングを防止できる。
【0106】
さらに、図16に示すように、判定しきい値のヒステリシスと、判定条件継続時間を同時に実施すれば、より確実に上述のハンチングを防止できることは言うまでもない。図16のステップS5、S52、S6、S7、S53、及びS8は、第2のモータ電流制限値演算手段24に相当する。
【0107】
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係るステアリング制御装置について説明する。
【0108】
上記各実施の形態の第2のモータ電流制限値演算手段24は、停車中、走行中に関わらず、最大舵角判定時に電流を漸減していたが、低速時のみ最大舵角判定をする構成としてもよい。これにより、走行中にモータ電流が漸減し、モータの出力トルクが不足することをより効果的に防止できる。
【0109】
【発明の効果】
この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、モータ電流の時間平均値に応じてモータ電流を増減する第1のモータ電流制限値演算手段と、ステアリングが最大舵角近傍にあると判定したときはモータ電流を前記第1のモータ電流制限値演算手段よりも速く減少させ、ステアリングが最大舵角近傍にないと判定したときにはモータ電流を前記第1のモータ電流制限値演算手段よりも速く増加させる第2のモータ電流制限値演算手段とを備えたので、平均電流に基づき過熱を保護するとともに最大舵角時の損失を低減できるという効果を奏する。
【0110】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記第2のモータ電流制限値演算手段が、所定の状態量が第1の所定値以上の場合はステアリングが最大舵角近傍にあると判定してモータ電流を減少させ、前記所定の状態量が第2の所定値以下の場合にはステアリングが最大舵角近傍にないと判定してモータ電流を増加させるので、最大舵角判定のハンチングを防止できるという効果を奏する。
【0111】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記第2のモータ電流制限値演算手段が、所定の状態量が第1の所定値以下の場合はステアリングが最大舵角近傍にあると判定してモータ電流を減少させ、前記所定の状態量が第2の所定値以上の場合にはステアリングが最大舵角近傍にないと判定してモータ電流を増加させるので、最大舵角判定のハンチングを防止できるという効果を奏する。
【0112】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記所定の状態量を、操舵トルクとしたので、新たにセンサを設けることなく最大舵角を判定できるという効果を奏する。
【0113】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記所定の状態量を、操舵角としたので、より精度よく最大舵角を検出でき、ステアバイワイヤ制御装置にも容易に適用できるという効果を奏する。
【0114】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記所定の状態量を、モータ電流としたので、新たにセンサを設けることなく最大舵角を判定でき、ステアバイワイヤ制御装置にも容易に適用できるという効果を奏する。
【0115】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記第1の所定値を、前記モータ電流の飽和値としたので、操舵に違和感なくモータ電流の最大舵角判定しきい値を設定できるという効果を奏する。
【0116】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記第1の所定値を、モータ電流制限値としたので、操舵に違和感なくモータ電流の最大舵角判定しきい値を設定できるという効果を奏する。
【0117】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記第1の所定値を、前記第1のモータ電流制限値演算手段によるモータ電流制限値としたので、操舵に違和感なくモータ電流の最大舵角判定しきい値を設定できるという効果を奏する。
【0118】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記所定の状態量を、モータ電流の検出値としたので、新たにセンサを設けることなく最大舵角を判定でき、ステアバイワイヤ制御装置にも容易に適用できるという効果を奏する。
【0119】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記所定の状態量を、操舵速度としたので、より精度よく最大舵角を検出できるという効果を奏する。
【0120】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記操舵速度が、少なくともモータ電圧とモータ電流から演算するので、新たにセンサを設けることなく最大舵角を判定できるという効果を奏する。
【0121】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記第1のモータ電流制限値演算手段による第1のモータ電流制限値と、前記第2のモータ電流制限値演算手段による第2のモータ電流制限値のうち、小さい方をモータ電流の制限値としてモータを制御するので、平均電流に基づく過熱の保護と最大舵角時の損失低減を違和感無く両立できるという効果を奏する。
【0122】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、ステアリングが最大舵角近傍であることを表す判定しきい値が、前記第1の所定値と前記第2の所定値であり、前記第1の所定値と前記第2の所定値を異ならせてヒステリシスを設けたので、最大舵角判定のハンチングを防止できるという効果を奏する。
【0123】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記第2のモータ電流制限値演算手段が、ステアリングが最大舵角近傍にあることを判定するための第1の判定条件が所定時間以上継続して成立する場合は、ステアリングが最大舵角近傍にあると判定し、ステアリングが最大舵角近傍にないことを判定するための第2の判定条件が所定時間以上継続して成立しない場合には、ステアリングが最大舵角近傍にないと判定するので、最大舵角判定のハンチングを防止できるという効果を奏する。
【0124】
また、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記第2のモータ電流制限値演算手段が、車速が所定値以下の場合に限りモータ電流を増減させるので、走行中の誤判定とアシスト不足を防止できるという効果を奏する。
【0125】
さらに、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記第2のモータ電流制限値演算手段が、モータ電流の増加速度を減少速度よりも大きく設定したので、モータ電流増減による違和感を防止できるという効果を奏する。
【0126】
この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、モータ電流を検出するモータ電流検出手段と、モータ電圧を検出するモータ電圧検出手段と、モータを駆動するモータ駆動回路と、前記モータ電流検出手段により検出されたモータ電流検出値の時間平均値に応じてモータ電流を増減し、所定の状態量に基づきステアリングが最大舵角近傍にあることを検出してモータ電流を前記モータ電流検出値の時間平均値に応じたモータ電流の増減よりも速く増減するように、前記モータ電流検出値、前記モータ電圧検出手段により検出されたモータ電圧検出値、トルクセンサにより検出された操舵トルク、及び車速センサにより検出された車速に基づき求めた印加電圧信号を前記モータ駆動回路へ供給するマイクロプロセッサとを備えたので、平均電流に基づき過熱を保護するとともに最大舵角時の損失を低減できるという効果を奏する。
【0127】
さらに、この発明に係るステアリング制御装置は、以上説明したとおり、前記マイクロプロセッサが、前記モータ電流検出値、及び前記モータ電圧検出値に基づいて操舵速度を演算する操舵速度演算手段と、前記検出された操舵トルク、前記検出された車速、及び前記操舵速度に基づいてモータ電流目標値を演算する目標電流演算手段と、前記モータ電流検出値に基づいて第1のモータ電流制限値を演算する第1のモータ電流制限値演算手段と、前記所定の状態量を用いて第2のモータ電流制限値を演算する第2のモータ電流制限値演算手段と、前記第1のモータ電流制限値、及び前記第2のモータ電流制限値を用いて前記演算されたモータ電流目標値を制限するモータ電流制限手段と、前記制限されたモータ電流目標値、及び前記モータ電流検出値が一致するように前記モータへの印加電圧信号を求めるモータ電流フィードバック制御手段とを有するので、平均電流に基づき過熱を保護するとともに最大舵角時の損失を低減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るステアリング制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係るステアリング制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】この発明の実施の形態1のステアリング制御装置の操舵トルクと操舵アシスト電流の関係を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1のステアリング制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】この発明の実施の形態1のステアリング制御装置の第1のモータ電流制限値演算手段の動作を説明する図である。
【図6】この発明の実施の形態1のステアリング制御装置の第1のモータ電流制限値演算手段の特性設定の一例を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態1のステアリング制御装置の第1のモータ電流制限値演算手段の特性設定の一例を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態1のステアリング制御装置の第1のモータ電流制限値演算手段の特性設定の一例を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態2に係るステアリング制御装置の構成を示すブロック図である。
【図10】この発明の実施の形態2に係るステアリング制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】この発明の実施の形態2に係るステアリング制御装置のモータ電流による最大舵角判定のしきい値設定を説明する図である。
【図12】この発明の実施の形態3に係るステアリング制御装置の構成を示すブロック図である。
【図13】この発明の実施の形態3に係るステアリング制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図14】この発明の実施の形態4に係るステアリング制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図15】この発明の実施の形態5に係るステアリング制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図16】この発明の実施の形態5に係るステアリング制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図17】従来のステアリング制御装置の構成を示すブロック図である。
【図18】従来のステアリング制御装置の動作を示す図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C 電動パワーステアリング制御装置、2 トルクセンサ、3車速センサ、4 モータ、5 バッテリ、6 舵角センサ、10 モータ電流検出手段、11 モータ電圧検出手段、12 モータ駆動回路、20 マイクロプロセッサ、21 操舵速度演算手段、22 目標電流演算手段、23 第1のモータ電流制限値演算手段、24 第2のモータ電流制限値演算手段、25 モータ電流制限手段、26 モータ電流フィードバック制御手段。

Claims (19)

  1. モータ電流の時間平均値に応じてモータ電流を増減する第1のモータ電流制限値演算手段と、
    ステアリングが最大舵角近傍にあると判定したときはモータ電流を前記第1のモータ電流制限値演算手段よりも速く減少させ、ステアリングが最大舵角近傍にないと判定したときにはモータ電流を前記第1のモータ電流制限値演算手段よりも速く増加させる第2のモータ電流制限値演算手段と
    を備えたことを特徴とするステアリング制御装置。
  2. 前記第2のモータ電流制限値演算手段は、所定の状態量が第1の所定値以上の場合はステアリングが最大舵角近傍にあると判定してモータ電流を減少させ、前記所定の状態量が第2の所定値以下の場合にはステアリングが最大舵角近傍にないと判定してモータ電流を増加させる
    ことを特徴とする請求項1記載のステアリング制御装置。
  3. 前記第2のモータ電流制限値演算手段は、所定の状態量が第1の所定値以下の場合はステアリングが最大舵角近傍にあると判定してモータ電流を減少させ、前記所定の状態量が第2の所定値以上の場合にはステアリングが最大舵角近傍にないと判定してモータ電流を増加させる
    ことを特徴とする請求項1記載のステアリング制御装置。
  4. 前記所定の状態量は、操舵トルクである
    ことを特徴とする請求項2記載のステアリング制御装置。
  5. 前記所定の状態量は、操舵角である
    ことを特徴とする請求項2記載のステアリング制御装置。
  6. 前記所定の状態量は、モータ電流である
    ことを特徴とする請求項2記載のステアリング制御装置。
  7. 前記第1の所定値は、前記モータ電流の飽和値である
    ことを特徴とする請求項6記載のステアリング制御装置。
  8. 前記第1の所定値は、モータ電流制限値である
    ことを特徴とする請求項6記載のステアリング制御装置。
  9. 前記第1の所定値は、前記第1のモータ電流制限値演算手段によるモータ電流制限値である
    ことを特徴とする請求項8記載のステアリング制御装置。
  10. 前記所定の状態量は、モータ電流の検出値である
    ことを特徴とする請求項6から請求項9までのいずれかに記載のステアリング制御装置。
  11. 前記所定の状態量は、操舵速度である
    ことを特徴とする請求項3記載のステアリング制御装置。
  12. 前記操舵速度は、少なくともモータ電圧とモータ電流から演算する
    ことを特徴とする請求項11記載のステアリング制御装置。
  13. 前記第1のモータ電流制限値演算手段による第1のモータ電流制限値と、前記第2のモータ電流制限値演算手段による第2のモータ電流制限値のうち、小さい方をモータ電流の制限値としてモータを制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項12までのいずれかに記載のステアリング制御装置。
  14. ステアリングが最大舵角近傍であることを表す判定しきい値は、前記第1の所定値と前記第2の所定値であり、前記第1の所定値と前記第2の所定値を異ならせてヒステリシスを設けた
    ことを特徴とする請求項2から請求項13までのいずれかに記載のステアリング制御装置。
  15. 前記第2のモータ電流制限値演算手段は、ステアリングが最大舵角近傍にあることを判定するための第1の判定条件が所定時間以上継続して成立する場合は、ステアリングが最大舵角近傍にあると判定し、ステアリングが最大舵角近傍にないことを判定するための第2の判定条件が所定時間以上継続して成立しない場合には、ステアリングが最大舵角近傍にないと判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項14までのいずれかに記載のステアリング制御装置。
  16. 前記第2のモータ電流制限値演算手段は、車速が所定値以下の場合に限りモータ電流を増減させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項15までのいずれかに記載のステアリング制御装置。
  17. 前記第2のモータ電流制限値演算手段は、モータ電流の増加速度を減少速度よりも大きく設定した
    ことを特徴とする請求項1から請求項16までのいずれかに記載のステアリング制御装置。
  18. モータ電流を検出するモータ電流検出手段と、
    モータ電圧を検出するモータ電圧検出手段と、
    モータを駆動するモータ駆動回路と、
    前記モータ電流検出手段により検出されたモータ電流検出値の時間平均値に応じてモータ電流を増減し、所定の状態量に基づきステアリングが最大舵角近傍にあることを検出してモータ電流を前記モータ電流検出値の時間平均値に応じたモータ電流の増減よりも速く増減するように、前記モータ電流検出値、前記モータ電圧検出手段により検出されたモータ電圧検出値、トルクセンサにより検出された操舵トルク、及び車速センサにより検出された車速に基づき求めた印加電圧信号を前記モータ駆動回路へ供給するマイクロプロセッサと
    を備えたことを特徴とするステアリング制御装置。
  19. 前記マイクロプロセッサは、
    前記モータ電流検出値、及び前記モータ電圧検出値に基づいて操舵速度を演算する操舵速度演算手段と、
    前記検出された操舵トルク、前記検出された車速、及び前記操舵速度に基づいてモータ電流目標値を演算する目標電流演算手段と、
    前記モータ電流検出値に基づいて第1のモータ電流制限値を演算する第1のモータ電流制限値演算手段と、
    前記所定の状態量を用いて第2のモータ電流制限値を演算する第2のモータ電流制限値演算手段と、
    前記第1のモータ電流制限値、及び前記第2のモータ電流制限値を用いて前記演算されたモータ電流目標値を制限するモータ電流制限手段と、
    前記制限されたモータ電流目標値、及び前記モータ電流検出値が一致するように前記モータへの印加電圧信号を求めるモータ電流フィードバック制御手段と
    を有することを特徴とする請求項18記載のステアリング制御装置。
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