JP3565722B2 - 化粧材容器のカートリッジおよび化粧材容器 - Google Patents

化粧材容器のカートリッジおよび化粧材容器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、棒状化粧材を繰り出し可能に収容する化粧材容器および化粧材容器のカートリッジの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
カートリッジ内に収容されたアイライナー、アイブロー、アイシャドー、口紅等の棒状化粧材を、カートリッジと容器本体の相対回転によってカートリッジ先端から繰り出す化粧材容器としては、例えば、特開昭60−48706号公報、実公平4−30961号公報等に提案がなされている。
【0003】
これらのうち、図11、図12に示す特開昭60−48706号公報の化粧材容器においては、カートリッジ501の先筒502内に同軸的に延びる内筒503を一体に形成し、この内筒503の外周に相対回転自在に配置したネジ筒504を、容器本体505のホルダー部506に相対回転不能にスプライン結合する。さらに、棒状化粧材507を保持する保持部材508に形成した係合突起509を、内筒503に軸方向に延びて形成された摺動溝510と、ネジ筒504にその軸回りの螺旋状に形成された螺旋溝511の両方に係合させる。これにより、カートリッジ501と容器本体505を相対回転させると、内筒503とネジ筒504が相対回転し、摺動溝510と螺旋溝511が重なり合う部分が先筒502の先端側に移動していき、この重なり合う部分で摺動溝510および螺旋溝511に係合する保持部材508(係合突起509)は、先筒502の先端側に押し出される。この結果、保持部材508に保持された棒状化粧材507は、先筒先端の繰り出し口512から繰り出されて行く。
【0004】
しかしながら、この特開昭60−48706号公報の化粧材容器においては、保持部材508の係合突起509を摺動溝510および螺旋溝511の両方に係合させる必要があるため、摺動溝510が形成される内筒503と螺旋溝511が形成されるネジ筒504とを並列に重ね合わせた形に構成する必要があり、その分、化粧材容器の径が太くなってしまう。
【0005】
一方、図13に示す特公平4−30961号の化粧材容器においては、カートリッジ601の先筒602の先端側前半身の内周面に摺動溝603を形成する一方、先筒601の基端側後半身に、螺旋溝604を形成した螺旋筒605を回動自在に収容する。先端に棒状化粧材606を保持する保持部材607は、先端側の係合突起608において摺動溝603に係合するとともに、基端側の係合突起609において螺旋溝604に係合する。カートリッジ601は図示されない容器本体に相対回転自在に収容され、螺旋筒605はこの容器本体に対して相対回転不能に連結される。
【0006】
このような構成により、先筒602の摺動溝603が形成される部分と螺旋筒605とを軸方向に並べて構成することができ、これらが並列に重なり合うことがなくなり、化粧材容器を全体に細身に形成することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この特公平4−30961号の化粧材容器では、先筒602の棒状化粧材606が収容される部分の内周面に摺動溝603が必然的に形成される構成となっているので、この摺動溝603の深さの分、先筒602の径に対して、棒状化粧材606の径は小さなものとならざるを得ず、径の太い棒状化粧材(例えば口紅)や、比較的硬度の小さい棒状化粧材の容器としては適さない。
【0008】
また、棒状化粧材606を化粧材容器に組み込むときに、先筒602内部に化粧材を流し込んで固化させる充填式の組み込みを行ったとすると、化粧材が摺動溝603の内側にまで入り込んでしまい、棒状化粧材606の繰り出しができなくなってしまう。このため、棒状化粧材606の組み込みにおいては、充填式組み込みよりも製造コストのかかる、あらかじめ棒状に固化成形された化粧材を先筒602内に挿入する差し込み式の組み込みを採用する以外の選択肢はなかった。
【0009】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、棒状化粧材を繰り出し可能に収容する化粧材容器およびこの化粧材容器のカートリッジであって、様々な径や硬度の棒状化粧材に適応可能であり、また、化粧材容器への棒状化粧材の組み込みにおいて充填式の組み込みまたは差し込み式の組み込みのいずれにも対応可能であるものを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明では、棒状化粧材を先端開口から繰り出す先筒を備え、この先筒が化粧材容器の容器本体に対して回転可能となるようにこの容器本体に着脱自在に収容されるカートリッジにおいて、前記先筒内に収容されて前記先筒に保持される竿体と、この竿体の上部側に形成され棒状化粧材を支持する化粧材保持部と、前記先筒の内周と前記竿体の外周に設けられて前記先筒に対して前記竿体を回転方向には回転不能とし軸方向に摺動可能とする摺動機構と、前記竿体の下部側に形成される螺旋筒と、この螺旋筒内に収容されて前記先筒に保持されるとともに前記先筒の前記容器本体への装着時には前記容器本体に対して回転不能とされる案内ロッドと、この案内ロッドの外周と前記螺旋筒の内周に設けられて前記案内ロッドと前記螺旋筒とを螺合させることにより前記竿体を前記案内ロッドに対して軸方向に繰り出す繰出機構とを備えた。
【0011】
第2の発明では、前記摺動機構は、前記先筒の下半身の内周と前記螺旋筒の外周のいずれか一方に形成されて軸方向に延びる摺動部と、他方に形成されてこの摺動部に係合する係合部とを備えた。
【0012】
第3の発明では、前記摺動機構は、前記先筒の上半身の内周に形成されて軸方向に延びる摺動部と、前記竿体の上部側に形成されて前記摺動部に係合する係合部とを備えた。
【0013】
第4の発明では、前記化粧材保持部は前記螺旋筒の上端に側方に張り出して固設された爪片であり、この爪片を前記係合部とした。
【0014】
第5の発明では、前記摺動機構は、前記先筒の略中央部の内周に形成された小径部からなる係合部と、前記竿体の前記化粧材保持部以外の部分の外周に軸方向に延びて形成され前記係合部が係合する摺動部とを備えた。
【0015】
第6の発明では、前記案内ロッドの基端部は前記螺旋筒に収容されない大径部であり、前記案内ロッドはこの大径部において前記先筒に対して回転方向に回転自在かつ軸方向に移動不能に取り付けられ、前記竿体はその下端が前記大径部に当接する地点を下限としてストロークする。
【0016】
第7の発明では、前記先筒の内周面に基端側を向いた下向き段差部を形成するとともに、前記螺旋筒の基端付近に先端側を向いた上向き段差部を形成し、前記竿体は前記上向き段部が前記下向き段差部に当接する地点を上限としてストロークする。
【0017】
第8の発明では、前記繰出機構は、前記案内ロッドの外周面または前記螺旋筒の内周面のいずれか一方に形成される案内係合部と、前記案内ロッドの外周面または前記螺旋筒の内周面のいずれか他方に形成されて前記案内係合部が係合する螺旋溝とを備えた。
【0018】
第9の発明では、化粧材容器において、第1から第8のいずれか一つの発明のカートリッジと、このカートリッジが着脱自在に収容される容器本体とを備え、前記カートリッジが前記容器本体に収容されたときには、前記先筒を前記容器本体に対して回転可能とする一方、前記案内ロッドを前記容器本体に対して回転不能に連結した。
【0019】
第10の発明では、前記案内ロッドと前記容器本体との連結は、前記案内ロッドまたは前記容器本体のいずれか一方に形成されたスプライン穴に、前記案内ロッドまたは前記容器本体のいずれか他方に固設されたスプライン軸を嵌合してなされる。
【0020】
第11の発明では、前記容器本体は、反対側に開口する一対のカートリッジ収容部を備え、これらのカートリッジ収容部のそれぞれに前記カートリッジを着脱自在に収容可能である。
【0021】
【発明の作用および効果】
本発明の化粧材容器のカートリッジまたは化粧材容器においては、化粧材容器から棒状化粧材を繰り出すときには、カートリッジを容器本体に収容した状態で、カートリッジの先筒を容器本体に対して所定の正転方向に回転させる。この場合、摺動機構を介して先筒に対して軸方向に回転不能に結合されている竿体は先筒と一体に回転する一方、螺旋筒に収容された案内ロッドは容器本体に対して回転しないので、結局、案内ロッドに対して竿体が回転する。これにより、案内ロッドと螺合する竿体は、案内ロッドに対して軸方向に繰り出され、先筒の先端方向に移動して行く。この結果、竿体の化粧材保持部に保持された棒状化粧材は、先筒先端の繰り出し口から繰り出される。一方、化粧材容器に棒状化粧材を引き込むときには、カートリッジの先筒を容器本体に対して反転方向に回転させればよい。
【0022】
このように本発明においては、摺動機構は先筒内周と竿体外周に形成され、繰出機構は竿体内周と案内ロッド外周に形成されるので、摺動機構と繰出機構は分離して構成され、摺動機構は先筒内周面の任意の場所に設けることができる。すなわち、摺動機構は、例えば、第2の発明のように先筒の下半身の内周と螺旋筒の外周に設けてもよいし、第3、第4の発明のように先筒の上半身の内周と竿体の上部側に設けてもよいし、第5の発明のように先筒の略中央部の内周に形成された小径部と竿体の化粧材保持部以外の部分の外周に設けてもよい。したがって、本発明では、先筒の設計の自由度、特に棒状化粧材が収容される部分の設計の自由度が高くなり、様々な種類(径の太さ、硬度)の棒状化粧材に容易に対応することができる。また、摺動機構における摺動部と係合部のクリアランス、抵抗などを繰出機構から独立して設定することができ、棒状化粧材の繰り出しおよび引き込みストロークを安定化させることができる。
【0023】
また、本発明では、このような合理的な棒状化粧材の出没機構を構成する先筒、竿体、案内ロッドは、一体となってカートリッジを構成している。特に、第6の発明のように、案内ロッド下端の大径部を先筒に取り付け、竿体の下方へのストロークをこの大径部で制限し、また第7の発明のように、竿体の上方へのストロークを上向きおよび下向き段差部により制限するようにすれば、竿体と案内ロッドは先筒内に合理的に一体に保持される。したがって、棒状化粧材の出没機構の構成はカートリッジ側で完結させることができ、容器本体側の構成を簡略化することができる。
【0024】
また、第2〜第5の発明では、摺動機構は係合部および摺動部から構成されるので、簡素な構成で確実な軸方向の案内をする摺動機構を構成できる。
【0025】
また、第2の発明では、摺動機構は先筒の下半身の内周と螺旋筒の外周に形成されるので、先筒内周の化粧材保持部がストロークする部分、すなわち棒状化粧材が収容される部分には、摺動部あるいは係合部を形成する必要はなくなる。したがって、棒状化粧材をカートリッジ内に組み込むときに、充填式の組み込みを行うことが可能となり、カートリッジおよび化粧材容器の製造の自由度が高まり、製造コストを削減することができる。
【0026】
また、第6の発明では、案内ロッド下端の大径部により竿体のストロークの下限が制限されるので、棒状化粧材のストロークが安定する。
【0027】
また、第7の発明では、先筒に設けられた下向き段差部により竿体のストロークの上限が制限されるので、棒状化粧材のストロークが安定する。
【0028】
また、第8の発明では、繰出機構は案内係合部および螺旋溝から構成されるので、簡素な構成で確実な螺旋軌道に沿った案内をする繰出機構を構成できる。
【0029】
また、第10の発明では、カートリッジの案内ロッドと容器本体はスプライン軸とスプライン穴とで連結するようになっているので、容器本体にカートリッジを着脱するときにも、案内ロッドと容器本体の回転不能の連結が容易かつ確実になされる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
【0031】
図1、図2には、本発明の第1の実施の形態の化粧材容器1を示す。
【0032】
図示されるように、化粧材容器1は、底部を備えた筒状の容器本体2と、この容器本体2内に回動自在に収容されるカートリッジ3とから構成される。このカートリッジ3には、先筒10、竿体20、案内ロッド30が備えられる。
【0033】
先筒10の先端側の上半身は、棒状化粧材4が収納される化粧材収容部11となっており、この化粧材収容部11先端の繰り出し口12から棒状化粧材4が出没自在に繰り出される。
【0034】
一方、先筒10の基端側の下半身は回動連結部13となっており、先筒10は、略この回動連結部13において、容器本体2の上部開口から容器本体2内に着脱自在に収容される。この場合、先筒10と容器本体2は、回動連結部13外周の環状の嵌合凸部14と容器本体2の内周面に形成された環状の嵌合凹部41との嵌合により、軸方向には移動不能に位置決めされるとともに、回転方向には嵌合凸部14および嵌合凹部41に沿って回動自在となっている。また、回動連結部13外周面と容器本体2内周面との間の所定の位置にはOリング5が設けられ、先筒10と容器本体2の相対回転には適切な抵抗が付与される。
【0035】
先筒10の内径は、上半身の化粧材収容部11において、棒状化粧材4の径と略同径となっている。これにより、棒状化粧材4は、後述する竿体20に押し出されて、化粧材収容部11の内周面に沿って移動する。一方、下半身の回動連結部13における先筒10の内径は、化粧材収容部11における内径よりも大きくなっている。このため、化粧材収容部11と回動連結部13との間には下向き段差部15が形成されている。
【0036】
筒状の竿体20は、先筒10の回動連結部13側開口から先筒10内部に収容される。この竿体20の外径は、化粧材収容部11の内径と略等しくされ、竿体20の先端側は化粧材収容部11の内周に沿って摺動するようになっている。
【0037】
この竿体20の先筒10先端方向を向く上部側は、化粧材保持部である芯チャック21となっており、この芯チャック21には、棒状化粧材4が保持される。一方、竿体20の下部側(基端側)は螺旋筒22となっており、この螺旋筒22の内周面には、螺旋溝23が切られている。
【0038】
また、竿体20の下端部(基端部)は径が拡大されて、フランジ24となっている。このフランジ24外周面には、軸方向に延びる複数本(本実施の形態では互いに略90度の間隔を持って4本)の摺動条部25が形成される。さらに、回動連結部13の内周面には、多数本の摺動溝16が軸方向に延びて形成される。上述の摺動条部25は係合部であり、摺動部である摺動溝16に回動不能かつ摺動自在に係合する(図2参照)。これにより、竿体20は、先筒10に対する回転が禁止される一方、摺動溝16に沿った方向には、フランジ24の上端面(上向き段差部)24Aが下向き段差部15に当接するところから、竿体20の下端部(フランジ24の下端面24B)が後述する大径部32の上端部32Aに当接するところまでの範囲で、移動可能となっている。
【0039】
このように先筒10に収容された竿体20には、さらに、案内ロッド30が収容される。
【0040】
案内ロッド30は、竿体20の螺旋筒22内に収容されるロッド部31と、このロッド部31の基端の大径部32とからなる。この大径部32は、先筒10の下半身に設けられた回動連結部13の内径と略同径の外径を持つとともに、大径部32の外周に形成された嵌合凸部33は、回動連結部13の内周の嵌合凹部17に嵌合する。これにより、案内ロッド30と先筒10は、軸方向には移動不能に位置決めされる一方、回転方向には回動自在となっている。
【0041】
大径部32の基端側にはスプライン穴34が開口し、その内周面には軸方向に延びる複数のスプライン溝35が切られている。このスプライン穴34には、容器本体2の底部2Aに固設されたスプライン軸42が嵌合する。このスプライン軸42外周には、軸方向に延びて形成された複数のスプライン突起43が形成されており、スプライン突起43が上述のスプライン溝35とスプライン結合する。これにより、案内ロッド30と容器本体2は、相対回転不能に結合される。
【0042】
ロッド部31の上端付近の外周には、案内係合部である案内突起36が形成される。この案内突起36は、螺旋筒22の螺旋溝23に係合し、案内ロッド30と螺旋筒22が相対回転するのにしたがって、螺旋溝23に沿って移動するようになっている。
【0043】
化粧材容器1は、以上のように構成されるが、この化粧材容器1は、例えば以下のような手順で組み立てられる。
【0044】
すなわち、カートリッジ3の組み立てにおいては、まず、竿体20の螺旋筒22基端の開口に案内ロッド30のロッド部31先端を挿入し、螺旋筒22の螺旋溝23に、ロッド部31の案内突起36を係合させることにより、竿体20に案内ロッド30を組み付ける。つぎに、この竿体20を、先筒10の回動連結部13側の基端開口から、先筒10内部に挿入し、案内ロッド30基端の大径部32外周面の嵌合凸部33が、回動連結部13内周面の嵌合凹部17に嵌合するところまで、竿体20および案内ロッド30を押し込む。これにより、カートリッジ3が容易に組み立てられる。
【0045】
このカートリッジ3は、容器本体2に着脱自在のものであり、容器本体2の上部開口から、カートリッジ3の回動連結部13を挿入すれば、カートリッジ3のスプライン穴34に、容器本体2のスプライン軸42が嵌合し、また、先筒10外周面の嵌合凸部14が、容器本体2内周面の嵌合凹部41に嵌合する。これにより、カートリッジ3の先筒10および竿体20は、容器本体2に対して相対回転可能に嵌合され、カートリッジ3の案内ロッド30は、容器本体2に対して相対回転不能に結合される。
【0046】
つぎに、作用を説明する。
【0047】
化粧材容器1から棒状化粧材4を繰り出すときには、カートリッジ3の先筒10を容器本体2に対して所定の正転方向に回転させる。すると、先筒10に係合した竿体20は先筒10と同期回転する一方、容器本体2にスプライン結合された案内ロッド30は回転しないので、結局、竿体20と案内ロッド30が相対回転する。これにより、案内ロッド30の案内突起36が、竿体20を、螺旋筒22に切られた螺旋溝23に沿って案内し、竿体20は摺動溝16に沿って先筒10の先端方向に移動して行く。この結果、竿体20の芯チャック21に保持された棒状化粧材4は、先筒10の化粧材収容部11に沿って移動し、先筒10先端の繰り出し口12から繰り出されて行く。
【0048】
一方、化粧材容器1に棒状化粧材4を引き込むときには、先筒10を容器本体2に対して反転方向(上述の正転方向と反対方向)に回転させれば、案内突起36は螺旋溝23に沿って正転の場合と反対向きに案内され、棒状化粧材4は先筒10内部に引き込まれて行く。
【0049】
この場合、竿体20の移動ストロークは、竿体20基端のフランジ24の上端面(上向き段差部)24Aが先筒10の下向き段差部15に当接するところを上限とし、また、竿体20の下端(フランジ24の下端面24B)が案内ロッド30の大径部32の上端部32Aに当接するところを下限としているので、竿体20の移動に伴う棒状化粧材4の繰り出しおよび引き込みのストロークは安定的に行われる。
【0050】
このように本実施の形態では、摺動部である摺動溝16および係合部である摺動条部25からなる、先筒10内周と竿体20外周とに設けられた摺動機構は、竿体20内周と案内ロッド30外周の間に形成された繰出機構から分離することができる。したがって、棒状化粧材4が収容される先筒10の上半身に設けられた化粧材収容部11の内周面には、摺動溝等の摺動部の構成が形成されることはなく、棒状化粧材4が内周全面にわたって接するようにできる。この結果、棒状化粧材4の組み込みにおいては、充填式と差し込み式の組み込みのいずれをも自由に採用することができ、製造の自由度が高まり、製造コストを削減することができる。また、棒状化粧材4は、化粧材収容部11の内周面に側方から支えられて、安定的にストロークする。さらに、棒状化粧材4の径は、化粧材収容部11の径に対して最大限に大きくとることができ、径の太い棒状化粧材に対しても対応できる。
【0051】
また、摺動機構における摺動部と係合部のクリアランス、抵抗などを繰出機構から独立に設定することができ、棒状化粧材4の繰り出しおよび引き込みストロークの安定化に役立つ。
【0052】
なお、本実施の形態では、案内係合部として案内突起36を備えたが、本発明はこのような形態に限定されるものではなく、案内係合部は螺旋溝23に沿って案内される機能のものであればいかなる形態のものでも構わない。例えば、案内突起36を複数個設けるようにしてもよいし、ネジ状の案内条部としてもよい。また、本実施の形態の繰出機構では、案内係合部(案内突起36)を案内ロッド30外周面に形成し、螺旋溝23を螺旋筒22内周面に形成したが、本発明はこのような形態に限られるものではなく、例えば、案内突起36を螺旋筒22内周面に形成し、螺旋溝23を案内ロッド30外周面に形成するようにしてもよい。要するに、繰出機構は、案内ロッド30に形成されて竿体20の螺旋筒22と螺合する作用を持つものであれば任意の形態をとってよく、必ずしも案内係合部と螺旋溝23からなるものでなくて構わない。
【0053】
また、本実施の形態では、係合部として摺動条部25を備えたが、本発明はこのような形態に限定されるものではなく、係合部は摺動部である摺動溝16に沿って案内される機能のものであれば以下なる形態のものでも構わない。例えば、係合部を突起状の摺動突起としてもよい。また、摺動機構は、先筒10に対して竿体20を軸方向に摺動可能に案内するとともに回転方向には回転不能とする機構であれば任意の形態をとってよく、例えば、竿体20外周を楕円形や多角形の断面形状に形成して係合部とし、先筒10内周をこの楕円形や多角形が嵌合する形状として摺動部としても構わない。
【0054】
また、本実施の形態では、カートリッジ3の案内ロッド30と容器本体2との結合を、案内ロッド30基端のスプライン穴34と、容器本体2に固設したスプライン軸42の嵌合で行ったが、本発明はこのような形態に限られるものではなく、例えば、案内ロッド30基端にスプライン軸を形成し、このスプライン軸を容器本体2の底部に形成したスプライン穴に嵌合させるような形態をとっても構わない。
【0055】
また、本実施の形態では、Oリング5を回動連結部13外周面と容器本体2内周面との間に設けるようにしたが、Oリング5の配設位置はこれに限られるものではなく、先筒10と容器本体2を相対回転させたときに、相対回転する2つの部材の間に設ければよい。なお、Oリング5を案内ロッド30の大径部32外周面と先筒10(回動連結部13)の内周面との間に備えれば(図3参照)、Oリング5はカートリッジ3内部に組み込まれることになり、カートリッジ3を容器本体3から外して移送するときなどにも、振動などにより竿体20が先筒10から突出してしまうことを未然に防止できる。
【0056】
図3、図4には、本発明の第2の実施の形態の化粧材容器101を示す。
【0057】
この実施の形態の化粧材容器101は、図1、図2に示した第1の実施の形態の化粧材容器1に比較して、摺動機構、すなわち摺動部とこれに係合する係合部の備えられた位置が異なり、他の基本的構成は共通する。したがって、図3、図4においては図1、図2に示した構成と同一の機能を持つ構成は同一の符番を付して示すとともに、以下の説明においては、本実施の形態の特徴となる、摺動部である摺動溝116および係合部である摺動条部125について中心に説明する。
【0058】
本実施の形態では、第1の実施の形態のように先筒10の下半身の回動連結部13の内周面に摺動溝16を形成しない代わりに、先筒10の上半身の化粧材収容部11の内周面に、軸方向に延びる多数の摺動溝116を形成する。そして、この摺動溝116に係合する摺動条部125は、竿体20の上部側の芯チャック21外周面に軸方向に延びて複数本(本実施の形態では互いに略90度の間隔を持って4本)形成される。他方、フランジ24の外周面は、先筒10の回動連結部13の内周面と摺接する摺動面となる。また、繰り出し口12は比較的細径とされ、化粧材収容部11に摺動溝116が形成された分、棒状化粧材4は繰り出し口12の縁において支持されるようになっている。
【0059】
なお、竿体20上部側の外周にフランジを形成して、このフランジ外周に摺動条部125等の係合部を形成するようにしてもよい。
【0060】
図5〜図8には、本発明の第3の実施の形態の化粧材容器201を示す。
【0061】
この実施の形態の化粧材容器201は、図1、図2に示した第1の実施の形態の化粧材容器1に比較して、芯チャック21および摺動機構の構成が異なり、他の基本的構成は共通する。したがって、図5〜図7においては図1、図2に示した構成と同一の機能を持つ構成は同一の符番を付して示すとともに、以下の説明においては、本実施の形態の特徴となる芯チャック21および摺動機構の構成(爪片225、摺動溝216、摺動面211)について中心に説明する。
【0062】
本実施の形態のフランジ24外周面は、回動連結部13内周面と摺接する摺動面となっている。
【0063】
そして、本実施の形態では、竿体20の芯チャック21は、複数本(本実施の形態では竿体20の回りに互いに90度の間隔をもって配設4本)の爪片225から構成される。この爪片225は、螺旋筒22の上端から軸方向に延び、かつ側方に張り出した状態となっている。
【0064】
本実施の形態では、これらの爪片225が係合部となる。すなわち、先筒10の化粧材収容部21内周面には爪片225と同数の摺動溝216からなる摺動部が形成され、各爪片225は、対応する摺動溝216に摺動自在に嵌合する。このように爪片225と摺動溝216が摺動機構を構成する。
【0065】
また、化粧材収容部21内周面の摺動溝216の間の部分は、棒状化粧材4に側方から摺接する摺動面211となる。これにより、棒状化粧材4には、側方からも十分な支持力が得られる。
【0066】
また、この摺動面211は回動連結部13の途中にまで延びだし、この部分では竿体20は摺動面211に摺接している。そして、竿体20は、基端のフランジ24の上端面(上向き段差部)24Aが、摺動面211の下端部(下向き段差部)211Aに当接するところを上限として移動可能となっている。なお、下端部211Aの位置は、この竿体20のストロークの上限において爪片225の上端が摺動溝216の上端部216Aに当たらないように設定される。
【0067】
このように本実施の形態の化粧材容器201では棒状化粧材4は爪片225で支持され、かつ側方から摺動面221でサポートされるので、本実施の形態は、比較的径が太く、かつ比較的硬度の小さい棒状化粧材4の容器に適している。
【0068】
図8、図9には、本発明の第4の実施の形態の化粧材容器301を示す。
【0069】
この実施の形態の化粧材容器301は、上記第1の実施の形態の化粧材容器1と、摺動機構において異なるほかは、略同様の基本的構成を備えている。
【0070】
詳しく説明すると、先筒10の化粧材収容部11と回動連結部13の間に、内径が小さな小径部326が形成され、この小径部326の内周面に軸方向に延びる多数の摺動溝316からなる摺動部が形成され、化粧材収容部11の内径は比較的大きくとられている。竿体20の芯チャック21の外径は、化粧材収容部11の内径と略同径とされる。一方、竿体20の螺旋筒22の外径は、小径部326の内径と略同径とされるとともに、螺旋筒22の外周には複数本(本実施の形態では互いに90度の間隔をもって配設される4本)の軸方向に延びる摺動条部325からなる係合部が形成され、上記摺動溝316に摺動自在に係合する。この摺動溝316と摺動条部325により摺動機構が形成される。
【0071】
さらに、螺旋筒22の下端部(基端部)には、ベント片327が側方に張り出して突設される。そして、竿体20は、芯チャック21の下端面321が小径部326の上端部326Aに当接するところを下限とし、上向き段差部であるベント片327が小径部326の下端部(下向き段差部)326Bに当接するところを上限として、軸方向にストロークする。
【0072】
なお、本実施の形態の化粧材容器301のカートリッジ3の組み立て時においては、まず竿体20の下端側(ベント片327側)を先筒10の繰り出し口から挿入し、竿体20を先筒10内に組み込むことになるが、このとき、テーパ状の下端部が小径部326の上端部326Aに当接したベント片327は、折れ曲がって小径部326内側を通り抜け、その後、元の状態に復帰する。これにより、竿体20を元の方向に引き抜こうとしても、ベント片の上端部が小径部326の下端部326Bに当接して引き抜けないようになる。その後、案内ロッド30を螺旋筒22内に組み込むことによりカートリッジ3が完成する。
【0073】
このように本実施の形態の化粧材容器301では、芯チャック21を大きく、また化粧材収容部11の内径を大きくすることができる。また、芯チャック21および化粧材収容部11の断面形状を、楕円や多角形などの様々な形状へと変更しやすい。したがって、本実施の形態の化粧材容器301は、例えば口紅やコンシーラなどの径の太い棒状化粧材4の容器として適している。
【0074】
図10〜図12には、本発明の第4の実施の形態の化粧材容器401を示す。本実施の形態は、本発明を両端繰り出し式の化粧材容器に適用したものである。すなわち、本実施の形態の化粧材容器401の容器本体402は、隔壁444の両側に、一対のカートリッジ収容部445A、445Bを備えている。これらのカートリッジ収容部445A、445Bは、それぞれ上記各実施の形態における容器本体2と同様の構成のものであり、底面にそれぞれスプライン軸42A、42Bが固設されるとともに、内周面の所定の位置にぞれぞれ嵌合凸部41A、41Bを備えている。そして、これらのカートリッジ収容部445A、445Bには、例えば図1、図2に示したカートリッジと同様のカートリッジ3A、3Bが収容され、カートリッジ3A、3Bのスプライン穴35A、35Bにそれぞれスプライン軸42A、42Bが嵌合し、またカートリッジ3A、3Bの嵌合凸部14A、14Bがそれぞれ嵌合凹部41A、41Bに嵌合する。
【0075】
このように本実施の形態では、一つの容器本体402にたいして2つのカートリッジ3A、3Bを装着することができるので、例えば色調の異なる化粧材を2本携帯する場合などに便利である。
【0076】
なお、カートリッジ収容部445A、445Bの一方にのみカートリッジを装着する場合には、カートリッジ収容部445A、445Bの他方に尾栓をはめ込むことにより、容器内への埃等の侵入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す化粧材容器の断面図である。
【図2】同じく図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す化粧材容器の断面図である。
【図4】同じく図3のB−B断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す化粧材容器の断面図である。
【図6】同じく図5のC−C断面図である。
【図7】同じく芯チャックの斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示す化粧材容器の断面図である。
【図9】同じく図8のD−D断面図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態を示す化粧材容器の断面図である。
【図11】従来の化粧材容器の断面図である。
【図12】同じく断面図である。
【図13】従来の他の化粧材容器を示す断面図である。
【符号の説明】
1、201、301、401 化粧材容器
2 容器本体
3 カートリッジ
4 棒状化粧材
10 先筒
15 下向き段差部
16、116、216、316 摺動溝
20 竿体
21 芯チャック
22 螺旋筒
23 螺旋溝
24 フランジ
24A 上端面(上向き段差部)
25、125、325 摺動条部
30 案内ロッド
32 大径部
36 案内突起
35 スプライン穴
42 スプライン軸
211 摺動面
211A 下端部(下向き段差部)
225 爪片
326 小径部
326B 下端部(下向き段差部)
327 ベント片(上向き段差部)

Claims (11)

  1. 棒状化粧材を先端開口から繰り出す先筒を備え、
    この先筒が化粧材容器の容器本体に対して回転可能となるようにこの容器本体に着脱自在に収容されるカートリッジにおいて、
    前記先筒内に収容されて前記先筒に保持される竿体と、
    この竿体の上部側に形成され棒状化粧材を支持する化粧材保持部と、
    前記先筒の内周と前記竿体の外周に設けられて前記先筒に対して前記竿体を回転方向には回転不能とし軸方向に摺動可能とする摺動機構と、
    前記竿体の下部側に形成される螺旋筒と、
    この螺旋筒内に収容されて前記先筒に保持されるとともに前記先筒の前記容器本体への装着時には前記容器本体に対して回転不能とされる案内ロッドと、
    この案内ロッドの外周と前記螺旋筒の内周に設けられて前記案内ロッドと前記螺旋筒とを螺合させることにより前記竿体を前記案内ロッドに対して軸方向に繰り出す繰出機構と、
    を備えたことを特徴とする化粧材容器のカートリッジ。
  2. 前記摺動機構は、前記先筒の下半身の内周と前記螺旋筒の外周のいずれか一方に形成されて軸方向に延びる摺動部と、他方に形成されてこの摺動部に係合する係合部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の化粧材容器のカートリッジ。
  3. 前記摺動機構は、前記先筒の上半身の内周に形成されて軸方向に延びる摺動部と、前記竿体の上部側に形成されて前記摺動部に係合する係合部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の化粧材容器のカートリッジ。
  4. 前記化粧材保持部は前記螺旋筒の上端に側方に張り出して固設された爪片であり、この爪片を前記係合部としたことを特徴とする請求項3に記載の化粧材容器のカートリッジ。
  5. 前記摺動機構は、前記先筒の略中央部の内周に形成された小径部からなる係合部と、前記竿体の前記化粧材保持部以外の部分の外周に軸方向に延びて形成され前記係合部が係合する摺動部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の化粧材容器のカートリッジ。
  6. 前記案内ロッドの基端部は前記螺旋筒に収容されない大径部であり、前記案内ロッドはこの大径部において前記先筒に対して回転方向に回転自在かつ軸方向に移動不能に取り付けられ、前記竿体はその下端が前記大径部に当接する地点を下限としてストロークすることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の化粧材容器のカートリッジ。
  7. 前記先筒の内周面に基端側を向いた下向き段差部を形成するとともに、前記螺旋筒の基端付近に先端側を向いた上向き段差部を形成し、前記竿体は前記上向き段部が前記下向き段差部に当接する地点を上限としてストロークすることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の化粧材容器のカートリッジ。
  8. 前記繰出機構は、前記案内ロッドの外周面または前記螺旋筒の内周面のいずれか一方に形成される案内係合部と、前記案内ロッドの外周面または前記螺旋筒の内周面のいずれか他方に形成されて前記案内係合部が係合する螺旋溝とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一つに記載の化粧材容器のカートリッジ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一つに記載のカートリッジと、このカートリッジが着脱自在に収容される容器本体とを備え、前記カートリッジが前記容器本体に収容されたときには、前記先筒を前記容器本体に対して回転可能とする一方、前記案内ロッドを前記容器本体に対して回転不能に連結したことを特徴とする化粧材容器。
  10. 前記案内ロッドと前記容器本体との連結は、前記案内ロッドまたは前記容器本体のいずれか一方に形成されたスプライン穴に、前記案内ロッドまたは前記容器本体のいずれか他方に固設されたスプライン軸を嵌合してなされることを特徴とする請求項9に記載の化粧材容器。
  11. 前記容器本体は、反対側に開口する一対のカートリッジ収容部を備え、これらのカートリッジ収容部のそれぞれに前記カートリッジを着脱自在に収容可能であることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の化粧材容器。
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