JP2000085861A - 直充填式棒状物繰り出し具 - Google Patents

直充填式棒状物繰り出し具

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JP2000085861A
JP2000085861A JP10253901A JP25390198A JP2000085861A JP 2000085861 A JP2000085861 A JP 2000085861A JP 10253901 A JP10253901 A JP 10253901A JP 25390198 A JP25390198 A JP 25390198A JP 2000085861 A JP2000085861 A JP 2000085861A
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rod
slider
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Shuhei Kageyama
秀平 陰山
Yoshio Noguchi
芳男 野口
Yukio Arai
幸夫 新井
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Kotobuki and Co Ltd
Original Assignee
Kotobuki and Co Ltd
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    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/20Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
    • A45D40/205Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder
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    • A45D40/20Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
    • A45D40/205Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 断面楕円形の棒状物を用いても損傷のおそれ
がなく、またガタツキを抑えて繰り出し操作性を向上す
る。 【解決手段】 内周に螺旋手段3aを設け、外側に係合
手段を備えた中軸3を有する。中軸の外側に位置し、か
つ、回転可能に設けた先軸1、これに着脱可能で、中軸
3の外側に設けられた係合手段との係合により回転を防
止するための係合手段2aが内側に設けられた後軸2を
備える。中軸3内に、後部に長手方向のp案内スリット
6bが形成され前部が先軸と棒状物との間のスぺーサと
して働く案内筒6を設ける。案内筒内に、前部に棒状物
受け部4aを備え、かつ、中軸の螺旋手段3a及び案内
筒6の案内スリット6bに規制されて長手方向に移動可
能であるが上記先軸1に関して回転不能なスライダ4を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、口紅、アイブロ
ー、アイライナー等の棒状化粧品、棒状消しゴム、鉛筆
用色芯等の棒状物を回転操作によって直進的に繰り出す
ための直充填式棒状物繰り出し具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の棒状物繰り出し具として
は、例えば特開平10−77075号の公報に記載のよ
うなものが提案されている。即ち、この従来例による
と、先軸と相互に回転可能である後軸とからなる棒状物
繰り出し具の棒状物保持部分をカセット式構成として化
粧品等の棒状物を直接手で触れなくとも棒状物の交換を
可能としたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の棒状物繰り出し具は、主に断面真円の棒状物
を用いており、繰り出し操作によってスライダが先軸内
の螺旋溝に沿って回転しながら繰り出されていた。即
ち、この従来例では後軸と一体的に回転する中軸のスリ
ットを介して後軸と相互に回転可能な先軸の螺旋溝にス
ライダの保持部が係合されているので先軸または後軸が
回転操作されるとスライダは先軸に関して回転しながら
前進されるように構成されているので棒状物が回転しな
がら繰り出されていた。
【0004】ところで、特にアイライナー等の化粧品で
は、細線を描くために断面楕円形の棒状物を用いること
が必要とされる。しかしながら、断面楕円形の棒状物を
従来のものに用いると、棒状物が回転しながら繰り出さ
れる際に棒状物の断面に方向性があるので棒状物が先軸
の内壁等によって損傷されるおそれがあった。また、断
面楕円形の棒状物を用いると先軸等の内壁とのクリアラ
ンスによりガタツキが大きく、過って落とした場合に収
納された棒状物を折損したり、またスライダの移動範囲
に必要な回転操作を越えて操作を行った時には、無理な
回転操作によって部品を破損するおそれがあった。
【0005】さらに、上記従来例では、構造上棒状物の
材料をスライダの受け部に直充填することをせずに、棒
状物を別部品として製造し、容器としての棒状物繰り出
し具が組み立てられた後にスライダの受け部に棒状物が
セットされていたので棒状物のスライダへの装填に手間
がかかった。
【0006】そこで、この発明は、かかるカセット式の
機能を有するにもかかわらず、構成部品点数を少くし
て、組立を容易とすると共に繰り出し操作の際に棒状物
が回転せずに前進するので細線を引くに適した断面楕円
形の棒状物を用いても操作性に問題がなく、かつクリア
ランスを極めて少なくして落下による棒状物の折損をな
くし、かつ限界を越えた無理な回転操作によっても部品
が破損されることのない繰り出し操作性の良好な棒状物
繰り出し具を提供することを目的とする。
【0007】またさらに、直充填方式による場合に充填
された棒状物材料が部品の内壁に固着したり、形成され
た棒状物の径にばらつきが生じるおそれがある。このよ
うな場合に、ユーザ−が回転操作して棒状物を繰り出す
と棒状物と先軸等の内壁の間の抵抗のために回転操作が
不能となったり、例え回転操作出来てもスライダが空回
りして棒状物が前進出来ないこと防止するため、予め組
立の工程で必然的に棒状物を案内筒等の内壁から剥離し
て前進せしめた直充填式棒状物繰り出し具を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る直充填式
棒状物繰り出し具は、内周に螺旋手段が設けられかつ外
側に係合手段を備えた中軸と、この中軸の外側に位置し
かつ回転可能に設けられた先軸と、この先軸に関して着
脱可能でかつ上記中軸の外側に設けられた係合手段との
係合により回転を防止するための係合手段が内側に設け
られた後軸と、上記中軸内に位置する後部に長手方向の
案内スリットが形成されかつ前部が先軸と棒状物との間
のスぺーサとして働く案内筒と、この案内筒内に装填さ
れると共に前部に棒状物受け部を備えかつ上記中軸の螺
旋手段および案内筒の案内スリットに規制されて長手方
向に移動可能であるが上記先軸に関して回転不能に設け
られたスライダとから構成されてなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発
明の実施の形態による直充填式棒状物繰り出し具を詳細
に説明する。図1〜図10は、この発明の実施の形態に
よるアイライナー等の棒状化粧品を繰り出すための直充
填式棒状物繰り出し具、特に断面楕円形の棒状物を用い
るものを示す図である。図1および図2ににおいて、こ
の直充填式棒状物繰り出し具は外装部材として先端に棒
状物が繰り出される開口1aを有する先軸1と、この先
軸1に関して回転可能に設けられた有底の後軸2とから
構成され、全体としてペンシル形状に形成されている。
【0010】また、後軸2の内側には長手方向に等間隔
の係合リブ2aが形成されており、これら適宜本数の係
合リブ2a間に形成された隙間には中軸3の後部外周に
設けられた係合突部3bが嵌合されて、後軸2と共に中
軸3が一体的に回転するように形成されている。
【0011】より詳しく述べると、図3に図示するよう
に、先軸1の前部は先端の開口1aに向かって漸次径が
小さく形成されてなり、開口1aからやや離間した内周
に案内用の傾斜部1bが形成されている。他方、先軸1
後部の外側には後軸2と回転可能で着脱容易とするため
の一対の嵌合凸部1c(図3)が形成されている。従っ
て、この嵌合凸部1cによって先軸1は後軸2と部分的
に嵌合しているために相互に回転し易くかつ後軸2との
着脱が容易である。また、この嵌合凸部1cからやや離
間した後方位置には後述するOリング5が取り付けられ
る環状溝1dが形成されている。
【0012】次に、この先軸1の後部が回転可能に組み
込まれる後軸2について図8を用いて説明する。後軸2
の前部内側には長手方向に6本の係合リブ2a(図1
0)が長手方向に等間隔で形成されており、強度的に許
容されるならば後述する中軸3の組込みの観点から出来
るだけ細い方が良い。
【0013】さらに、この後軸2の先部内側には後軸2
と一体となって回転する中軸3の後端部が係合して設け
られている。即ち、図4から明らかなように、この中軸
3の内周には螺旋手段として螺旋溝3aが形成されてい
る。そして、この中軸3の後端部外側には上述した後軸
2の係合リブ2aと係合して回り止めとして作用する一
対の係合突部3b(図5)が設けられている。この係合
突部3bの前端は先軸1の後端面と当接して位置決めと
して作用する。
【0014】また、直充填された断面楕円形の棒状物を
保持して中軸3内を摺動するスライダ4が上記中軸3内
に設けられている。このスライダ4について図6〜図7
を用いて詳しく述べると、スライダ4の前部には棒状物
を支持する大径の受け部4aが設けられている。また、
スライダ4の後端部には中軸3の螺旋溝3aの傾きに合
わせて形成された一対の係合ネジ片4bが大径部4cに
一体に設けられている。そしてこのネジ片4bは中軸3
の螺旋溝3a内に係合している。そして、受け部4aの
底部には棒状物の材料が直充填された時に素材が深く侵
入・固化して受け部4aから抜けにくくするための凹部
4aaが形成されている。
【0015】そこで、スライダ4が中軸3にセットされ
て先軸1または後軸2が回転されると、係合ネジ片4b
は中軸3の螺旋溝3a内に係合してスライダ4を回転し
て前進するようにして作用する。しかしながら、案内筒
6の案内スリット6bを介して係合ネジ片4bは中軸3
の螺旋溝3a内に係合しているのでスライダ4は先軸1
に関して回転せずに前進する。
【0016】なお、案内筒6の前部には先軸1のガイド
リブ1eと係合して案内する一対のガイド溝6aが形成
されており、これらのガイド溝6aの両側の案内筒6の
先端は先鋭部6cとされている。そこで、図10に示す
ように案内筒6を先軸1の内側に組み込む際に、この先
鋭部6cのためにガイドリブ1eとの係合を容易として
いる。
【0017】また、スライダ4の大径部4cには後端か
ら対向して一対の割り溝4dが形成されており、この割
り溝4dはスライダ4が最上位もしくは最下位にある
時、さらに無理な回転がなされた場合に、この割り溝4
dが内方に撓んでスライダ4が空回りする利点がある。
また、図において符号5は、ゴム等の弾性材からなるO
リングであって、先軸1の環状溝1dにセットされて、
先軸1と後軸2との組み込みを容易にすると共に相互の
回転をスムーズにする。
【0018】次に、上記実施の形態による直充填式棒状
物繰り出し具の構成をより理解するために、その組立手
順を述べる。まず、図6に示すように案内筒6内にスラ
イダ4を組み込み案内スリット6bの後端にスライダ4
のネジ片4bが係止された状態で案内筒6の後端からス
ライダ4の後端が突出したものに棒状物材料を直充填し
てカートリッジとする。
【0019】このカートリッジの後部を中軸3の前部か
ら中軸3の底部3c(ストッパ手段)に到達するまで押
し込むと、例えば1mm程度案内筒6の後端から突出し
たスライダ4の後端面が中軸3の底部3cに当接して押
し上げられる。すると、案内スリット6bの後端からネ
ジ片4bが離れて案内スリット6b内を前進せしめられ
てスライダ4自体も強制的に前進せしめられる。そこで
スライダ4の受け部4aに直充填された棒状物が案内筒
6の内壁に固着した部分が剥離して以後棒状物の繰り出
しが容易となる。
【0020】次に、このセットされたカートリッジと中
軸3とからなるアセンブリを先軸1内に挿入して先軸ユ
ニットを構成する。その後、この先軸ユニットの先軸1
の環状溝1dに0リング5を組付けて後軸2を先軸1に
被せながら先軸1と嵌合して組立を完了する。なお、こ
の場合の棒状物の充填は、工場内における作業であって
しかも直充填であるので手間がかからず衛生上も問題が
ない。
【0021】以下、この発明の上記実施の形態による回
転式棒状物繰し出し具の動作について説明する。まず、
使用に際し棒状物が先軸1内に収納された状態で後軸2
を持って先軸1を回転する。すると、中軸3は後軸2に
対して係合リブ2aと係合突部3bとの係合により回転
がロックされているので共に回転し、スライダ4のネジ
片4bが中軸3の螺旋溝3aに案内されると共にネジ片
4bは案内筒6のスリット6bに規制されるので先軸1
に関して回転せずに直進せしめられる。その結果、スラ
イダ4に保持された棒状物が先軸1先端の開口1aから
突出されて使用可能となる。
【0022】なお、スライダ4は、後端部に割り溝4d
が形成されているので最先端まで移動すると、棒状物が
非常に摩耗するか又は過って後軸2に関して先軸1を回
転せしめ過ぎてもスライダ4は、空回りして必要以上に
前進されることはない。なお、使用後は上記と逆の方向
に先軸1を回転すると、スライダ4に保持された棒状物
を先軸1内に容易に収納することが出来る。
【0023】また、使用による摩耗のため棒状物が使用
不能となった時には、先軸1、中軸3及び残留棒状物が
取り付けられたスライダ4は、全体がユニット化されて
いるので、これら全体を後軸2から取り外して新しい棒
状物のカセットを前方から後軸2に圧入すればよい。
【0024】即ち、先軸1と後軸2を夫々異なった手で
持って異なった方向に引っ張ると、先軸1と後軸2との
嵌合手段を構成する嵌合突部1cと嵌合凹部2bとの嵌
合が外れる。なお、中軸3の環状凸部3eの前端縁が先
軸1の環状凹部1fに引っ掛かっているので、上記引っ
張りによって先軸1が中軸3から外れることがない。そ
の結果、後軸2以外の棒状物保持機構、即ち先軸1、中
軸3及びスライダ4は棒状物共々全てカセットとして一
体的に取り外すことが出来る。従ってこの場合、特に化
粧品等の棒状物に直接に指で触れなくても新しいものと
交換することが出来る。
【0025】なお、棒状物材料の直充填は、棒状物料料
を充填するノズルを先軸1の開口1aより挿入してスラ
イダ4の受け部4a近傍に位置せしめて充填しながら引
き上げて棒状物を形成し、適宜棒状物の先端をカットす
る。この場合、受け部4aの底部には予め凹部4aaが
形成されているから棒状物材料がこの凹部4aaの底部
にまで充填されるので形成された棒状物は受け部4aか
ら簡単に抜け落ちない。
【0026】また、棒状物が特に横断面楕円形の場合に
は、先軸1の内壁と棒状物との間に隙間が生じ、この隙
間のために繰り出しに際して棒状物ががたつく恐れがあ
るので、先軸1の内周に案内筒6を設けてがたつき防止
を図ると共に、先軸1の内周に対向してガイドリブ1e
を設けることによって案内筒6のガイド溝6aと係合す
ることにより回り止めとしての役割をもはたしている。
【0027】この形態によると図に示されるような中間
軸部が中空でないスライダ4が用いられるものであっ
て、前端部に棒状物が取り付けられる棒状物受け部4a
を備え、他方後端部にはネジ片4bが形成されている。
なお、このネジ片4bは図から明らかな通り、案内筒6
の案内スリット6bを貫通して中軸3の螺旋溝3aに至
ってこの螺旋溝3aと係合している。
【0028】また、スライダ4の後端に設けられた大径
部4cの外側にはネジ片4bが設けられており、その外
側に設けられた案内筒6の案内スリット6bを貫通して
中軸3の螺旋溝3aに係合している。従ってスライダ4
に取り付けられた棒状物と案内筒6のスリット6bを除
く内壁との間にはほどんどクリアランスがなくなると共
にスライダ4と先軸1との間においても同様にクリアラ
ンスが少なくなり、ガタツキが減少するので落下の衝撃
によって棒状物が折損する恐れが少ない。
【0029】さらに、上記スライダ4に長手方向の貫通
孔を形成しておけば、製造工程の都合によってはスライ
ダ4の受け部4aへの棒状物材料の直充填が後方から貫
通孔4eを通して充填出来る利点もある。即ち、図11
はこの発明による直充填式棒状物繰り出し具に用いられ
るスライダ4の変形例を示す。前記実施の形態において
は、棒状物材料が前方の先具開口1aを介して充填され
るが、この例では後方の中軸底部開口3dから充填され
るものである。即ち、この形態によるスライダ4は充填
用の貫通孔4eが形成されているので中軸3にセット後
にスライダ4の後端からこの貫通孔4eを介して受け部
4aの底部先具開口1a近傍まで充填せしめられて棒状
物を形成することが出来る。
【0030】
【発明の効果】この発明の構成は上記したとおりである
ので、棒状物保持部分を直充填のカセット式構成とし
て、化粧品等の棒状物が消耗した際に、棒状物に直接指
で触れないで棒状物が直充填された新しいカートリッジ
または先軸ユニットと交換を可能とすると共に、断面楕
円形の棒状物を用いた場合にクリアランスを少なくして
ガタツキをなくすことができるので、落下による棒状物
の折損の恐れをなくして繰り出し操作性を良好とする等
の効果がある。
【0031】さらに、棒状物を容器と別に作ることなく
直充填としたので棒状物を容器の組立後に装填するとい
う手間を省くことができるので、組立時間を短縮してコ
ストダウンを大幅に図ることが出来る効果もある。
【0032】またさらに、棒状物の材料が直充填された
スライダと案内筒とのみからなる図6及び図7に示した
カートリッジとして別売することが出来るので、使用に
よって棒状物が消耗した時には先軸、中軸および後軸を
捨てることなく、即ち、先軸から後軸を抜き取り、さら
に先軸から中軸を抜き取って、古いカートリッジのみを
捨てて新しいカートリッジのみを取り替えれば良いので
容器の再利用を図ると共に安いカートリッジのみの購入
が図れる等の利点がある。なお中軸にセットした状態で
も棒状物の材料を直充填することも出来るが、この場合
は、このスライダと案内筒とのみからなるカートリッジ
と共に中軸をセットしたものを先軸ユニットとして別売
りすることとなる。この例では、棒状物が消耗した際
に、後軸のみを残して新しい先軸ユニットと交換すれば
良いので、先軸から中軸を抜き取る等の手間がかからず
使用できる利点がある。
【0033】また、この発明によれば、案内筒を先軸に
セットする時に、案内筒内のスライダ突出部が中軸の底
部に押されて案内筒内に圧入される。この時直充填され
た棒状物材料が案内筒内周壁より強制的に剥離されて脱
離しスライダ突出部の長さ分前方に移動せしめられる。
このことにより、その後のユーザー等による回転操作に
よる繰り出し抵抗が軽くなり、また中軸の内周のめねじ
とスライダのネジ片がスライダの空回り用に形成された
割り溝の存在にもかかわらず外れることが無くスムーズ
に繰り出されるとういう効果もある。
【0034】さらに、この発明によれば、案内筒の成形
に際してコアピンを先端側に抜くため、先軸の内径が先
軸開口に向かってやや大きく形成されることとなり、棒
状物が押し出される方向に拡がっているので、棒状物の
繰り出しがスムーズに出来るという効果もある。
【0035】また、スライダ後部の大径部に割り溝を設
けたことによって限界を越えた無理な回転操作によって
もスライダが空回りするので部品が破損されることのな
いという効果もある。
【0036】またさらに、この発明によれば、スライダ
を中空としたので製造工程の都合によってはスライダの
受け部への棒状物材料の直充填が棒状物繰り出し具の前
方のみならず後方からも行うことが出来るとういう効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による直充填式棒状物繰
り出し具の縦断面図である。
【図2】図1の直充填式棒状物繰り出し具の棒状物を最
上位まで突出せしめた状態を示す縦断面図である。
【図3】図1の先軸の縦断面図である。
【図4】図1の中軸の縦断面図である。
【図5】図4の中軸の後部の側面図である。
【図6】図1の案内筒内にスライダをセットした状態の
カートリッジを示す図である。
【図7】図6のカートリッジの縦断面図である。
【図8】図1の後軸の縦断面図である。
【図9】図1の直充填式棒状物繰り出し具A−A線に沿
った断面図である。
【図10】図1の直充填式棒状物繰り出し具のB−B線
に沿った断面図である。
【図11】スライダの変形例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 先軸 1a 開口 1b 傾斜部 1c 嵌合凸部 1d 環状溝 1e ガイドリブ 1f 環状凹部(係止手段) 2 後軸 2a 係合リブ(係合手段) 2b 嵌合凹部 3 中軸 3a 螺旋溝(螺旋手段) 3b 係合突部(係合手段) 3c 底部(ストッパ手段) 3d 底部開口 3e 環状凸部(係止手段) 4 スライダ 4a 受け部 4b ネジ片 4c 大径部 4d 割り溝 4e 貫通孔 5 Oリング 6 案内筒 6a ガイド溝 6b 案内スリット 6c 先鋭部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B43K 29/02 B43L 19/00 C B43L 19/00 B43K 23/00 H (72)発明者 新井 幸夫 埼玉県川越市大字鯨井138番地 株式会社 壽川越工場内 Fターム(参考) 2C353 FA02 FC04 FE04 FE19 FG02 MA03 MA06 MC08 3E014 AC05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周に螺旋手段が設けられかつ外側に係
    合手段を備えた中軸と、この中軸の外側に位置しかつ回
    転可能に設けられた先軸と、この先軸に関して着脱可能
    でかつ上記中軸の外側に設けられた係合手段との係合に
    より回転を防止するための係合手段が内側に設けられた
    後軸と、上記中軸内に位置する後部に長手方向の案内ス
    リットが形成されかつ前部が先軸と棒状物との間のスぺ
    ーサとして働く案内筒と、この案内筒内に装填されると
    共に前部に棒状物受け部を備えかつ上記中軸の螺旋手段
    および案内筒の案内スリットに規制されて長手方向に移
    動可能であるが上記先軸に関して回転不能に設けられた
    スライダとから構成されてなることを特徴とする直充填
    式棒状物繰り出し具。
  2. 【請求項2】 前記中軸の外側に設けられた係合手段が
    係合突部であり、かつ後軸の内側に設けられた係合手段
    が長手方向に等間隔に設けられた係合リブである請求項
    1記載の直充填式棒状物繰り出し具。
  3. 【請求項3】 前記先軸の前部内周に断面楕円形棒状物
    の案内用のガイドリブを設けてなる請求項1記載の直充
    填式棒状物繰り出し具。
  4. 【請求項4】 前記案内筒の外側に先端部から対向して
    後方に向かって一対のガイドが形成されてなりかつこの
    ガイド溝の両側の案内筒の前端部は前方に向かって傾斜
    した先鋭部が夫々形成されてなる請求項3記載の直充填
    式棒状物繰り出し具。
  5. 【請求項5】 前記スライダの後端部にはスライダが最
    上位および最下位において空回りするための割り溝が形
    成されてなる請求項1記載の直充填式棒状物繰り出し
    具。
  6. 【請求項6】 前記中軸は後端にスライダ押し上げ用の
    ストッパ手段がさらに設けられてなる請求項1記載の直
    充填式棒状物繰り出し具。
  7. 【請求項7】 前記先軸の内側と中軸の外側とには夫々
    係止手段が設けられてなる請求項1記載の直充填式棒状
    物繰り出し具。
  8. 【請求項8】 前記スライダは後方からの直充填を可能
    とする貫通孔が長手方向に形成されてなる請求項1記載
    の直充填式棒状物繰り出し具。
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