JP3558707B2 - 製版印刷方法およびそれを用いた製版印刷装置 - Google Patents

製版印刷方法およびそれを用いた製版印刷装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、製版印刷方法に関し、さらに詳しくは、多色原稿に応じた多色印刷が可能な製版印刷方法およびそれを用いた製版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷装置のひとつに孔版印刷装置がある。この印刷装置は、製版処理に相当する穿孔処理によって原稿画像に応じた孔を形成されている孔版マスタをインキ透過構造を備えた版胴に捲装し、版胴内に設置されているインキ供給機構からのインキを浸出させ、版胴に押し付けられる印刷用紙にインキを転移させることにより画像の印刷を行なうようになっている。
【0003】
ところで、印刷の一つに、カラー写真やポスター等のフルカラーの原稿を用い、その原稿に応じた多色印刷がある。この印刷を行う場合には、色整合等の細かな調整等硬度の技術が必要となることから、上記した孔版印刷装置では、ほとんど不可能であった。
【0004】
近年、ドラムの交換によって、フルカラーではないが、多色の重ね刷りが可能な孔版印刷装置が提案されるようになっておきており、2〜5色の多色印刷が行なわれることが可能になってきている。
【0005】
特に、多色印刷のうちでも、2色印刷が手軽であるので、使用頻度が高いものとされている。
【0006】
上記2色印刷を行う例として、ドラム交換を行って各色の印刷画像をそれぞれ印刷する方法がある。
この場合を説明すると次ぎの通りである。
原稿読み取り部に、カラーCCDあるいはモノクロCCDを配置し、その前面にカラーフイルターを配して原稿読み取り時に各色の色分解を行い、その画像情報を制御部に記憶しておく。制御部に記憶された色の画像情報に基づいてその色を用いるための孔版マスタを制作する製版処理が実行され、製版された孔版マスタを版胴に捲装したうえで孔版マスタを適用する色のインキによって印刷が行われる。次いで、最初に印刷された画像が乾燥するのを待って色分解によって分解された色の画像情報を制御部に記憶しておく。制御部において記憶された画像情報に応じて前記色の印刷時と同様に画像マスタの製版処理が実行され、製版されたが孔版マスタが前記最初の色のが孔版マスタを捲装した版胴とは異なる版胴に捲装されたうえで、インキの供給を行うことにより次ぎの色の印刷えお同一印刷用紙上に行うようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記したような多色印刷方法においては、次ぎのような問題があった。
【0008】
印刷する色別に版胴を用意する必要があるために、部品点数の増加や管理維持が大掛かりになる。このような複数の版胴を用いる理由は、同じ版胴で異なる色のインキを用いることが、混色や使用していた色のインキの排除等に操作を要することをなくすためである。
色毎での印刷が実行されると、多色印刷に要する印刷時間が長大化してしまう虞れがある。
印刷時間の長大化は、1回目の印刷が終了した後に印刷画像の乾燥を必要になることによっても増長される。
版胴の交換作業が必要となり、印刷の作業生が悪い。これは印刷する色の数に応じて版胴を交換することが必要となるので、色の数が多くなるほど交換作業が煩わしくなるとともに、作業時間も長大化する。
版胴交換後に実行される次ぎの色の印刷時には、前回印刷した画像との印刷位置の整合性が悪くなりやすく、このための処理としての位置合せが必要となる。位置合せは、印刷される色の数が多くなればなるほど試し刷りという作業によって行われることになるので、これからいっても印刷作業の作業性が悪くなる。
版胴交換が複数回行われる場合には、版胴着脱の際に版胴表面に付着しているインキによってオペレータの手や衣服が汚損されやすくなる。
【0009】
本発明の目的は、上記従来の多色印刷方法における問題に鑑み、部品点数や部品管理上でのコスト低減が可能であり、作業生も改善することができる製版印刷方法およびそれを用いた製版印刷装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1記載の発明は、孔版マスタに対して画像情報に応じた製版を行う製版工程と、上記孔版マスタを版胴表面に捲装し、インキの供給により孔版マスタからのインキの転移により印刷用紙に対して印刷を行う印刷工程とを含む多色原稿用の製版印刷方法において、上記製版工程は、上記画像情報のうちの第1の画像情報に応じて上記孔版マスタの厚さ方向に穿孔する穿孔形成工程と、上記画像情報のうちの第2の画像情報に応じて上記孔版マスタに未貫通孔を形成する未貫通孔形成工程とを含み、上記印刷工程は、上記未貫通孔形成工程により形成された未貫通孔に対してインキを供給する第1のインキ供給工程と、上記第1のインキ供給工程実施後、穿孔形成工程により形成された穿孔部に対してインキを供給する第2のインキ供給工程と、上記第2のインキ供給工程実施部に向け印刷用紙を給送する給紙工程と、上記第1のインキ供給工程において、未貫通孔以外の版胴表面に付着しているインキを除去して未貫通孔内でのインキの担持量を規定するインキ掻き取り工程と、を含むことを特徴としている。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の製版印刷方法において、上記未貫通孔形成工程は、上記版胴に捲装される孔版マスタの外表面を対象として実行されることを特徴としている。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の製版印刷方法において、上記第1のインキ供給工程は、上記版胴に捲装されている孔版マスタの外表面近傍に位置しているインキ供給機構を用いて実行され、上記第2のインキ供給工程は、上記版胴内に位置するインキ供給機構を用いて実行されることを特徴としている。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1及至3のうちの一つに記載の製版印刷方法において、上記穿孔形成工程および未貫通孔形成工程によって穿孔および未貫通孔を形成された孔版マスタが、単一の版胴に捲装されることを特徴としている。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1または3記載の製版印刷方法において、上記第1、第2のインキ供給工程は、上記孔版マスタを捲装された版胴の回転途中で、上記給紙工程におけるインキの転移が実行されるまでの間に連続して行われることを特徴としている。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の製版印刷方法において、上記穿孔形成工程および未貫通形成工程に用いられる第1、第2の画像情報は、多色原稿から色分解された色の画像情報が用いられることを特徴としている。
【0016】
請求項7記載の発明は、請求項1及至5のうちの一つに記載の製版印刷方法を用いる製版印刷装置であって、回転可能であって、表面に多数の穿孔が形成されている単一の版胴と、上記穿孔形成工程および未貫通孔形成工程を実施するために設けられ、上記孔版マスタの同一面に当接可能して加熱状態を変化させることが可能なサーマルヘッドと、上記第1のインキ供給工程を実行するために、上記版胴の外表面近傍に配置されているインキ供給機構と、上記第2のインキ供給工程を実行するために上記版胴内に配置されているインキ供給機構と、上記版胴上の穿孔部および未貫通孔部に対して上記第1、第2のインキ供給工程によりインキが供給された後に上記版胴に対して印刷用紙を当接させた状態で給送する給紙装置と、上記版胴表面に当接可能であって、第1のインキ供給工程において未貫通孔以外の版胴表面に付着しているインキを除去するインキ掻き取り手段と、上記サーマルヘッドが出力側に接続されるとともに、上記画像情報を入力されることにより、上記第1、第2の画像情報に応じてサーマルヘッドに対する通電制御を行う制御部と、を具備していることを特徴としている。
【0017】
【作用】
請求項1および6記載の発明では、1枚の孔版マスタに対してその厚さ方向に貫通する穿孔部と貫通しないで穿孔部よりも深さが浅い未貫通孔が形成され、未貫通孔に対して第1のインキ供給が行われ、第2のインキ供給工程により、第1のインキ供給工程で供給されたインキの上に第2のインキ供給工程によるインキが重畳した状態で供給される。
【0018】
請求項2および3記載の発明では、孔版マスタの外表面に当接する印刷用紙の表面には、第1のインキ供給工程により供給されたインキと、第2のインキ供給工程により第1のインキ供給工程により供給されたインキの上に重畳された状態のインキとが転移されるので、印刷用紙の表面から見た場合に各色が表に露呈するので、複数の色の印刷が可能になる。
【0019】
請求項4および5記載の発明では、単一の版胴を用いてその版胴の1回転途中で各色のインキの供給が行われ、かつ、供給後に印刷用紙へのインキの転移作業が行える。
【0020】
請求項7記載の発明では、1枚の孔版マスタに対して連続的に穿孔形成処理および未貫通孔形成処理が実行され、単一の版胴に捲装された孔版マスタに対するインキ供給も連続的に実行されて、印刷用紙への各インキの転移が行われる。
【0021】
【実施例】
以下図面に示した実施例により本発明の詳細を説明する。
【0022】
図1は、本発明の実施例に用いられる孔版印刷装置の全体構成を説明するための模式図である。
孔版印刷装置の概略構成および動作を図1および図2において説明すると、次の通りである。
【0023】
図1において、孔版印刷装置1は、回転軸2Aを中心にして正逆回転可能な版胴2を備えている。版胴2は、一部を除いて周面に多数の穿孔が形成されており、その表面には、例えば合成繊維からなる薄層のメッシュスクリ−ン(図示されず)が取り付けられている。このメッシュスクリーンの材料としては金属を用いることも可能である。
版胴2の周面で穿孔が形成されていない箇所には、図示しないが、版胴2の一つの母線に沿った載置面を有する磁性体からなるステージと、揺動可能に支持されてステージに対して接離自在の把持部材とで構成されたグリッパが設けられている。ステージは、孔版マスタ11の先端を載置することができ、ステージ上に先端を載置された孔版マスタ11は、把持部材により挟持されて固定されるようになっている。孔版マスタ11の先端以外の範囲は、後述するインキ供給機構3から版胴2の表面に向け供給されるインキの粘着力によって版胴表面に付着するようになっている。
【0024】
版胴2の内部には、インキ供給機構3が設けられている。
インキ供給機構3は、回転軸2Aの略真下に配置されており、インキローラ3Aとドクターローラ3Bとを主要部として備えている。
インキローラ3Aは、版胴2の回転軸2Aの下方で、後述するプレスローラ4と対向する位置に配置され、図示矢印方向に回転可能な金属ローラであり、版胴2の内周面に当接しながら、版胴2の周速度と同期した速度で版胴2に従動回転し、ドクターローラ3Bによって担持量を規定されたインキを版胴2およびメッシュスクリーンの穿孔内に供給することができるようになっている。ドクターローラ3Bによって担持量を規定されるインキは、回転軸2Aに形成されている吐出口2A1から図4に示すように、インキ溜まり3Cに滴下させられるようになっている。インキ供給機構3に適用されるインキは、モノクロ印刷の場合の色のインキである。
インキローラ3Aは、後述するプレスローラと対向する位置に配置されていることにより、版胴2にプレスローラが当接した際の版胴2の変形を防止するバックアップローラとして機能するようになっている。
【0025】
インキローラ3Aと対向する位置に配置されているプレスローラ4は、版胴2に対して接離可能に設けられた回転部材であり、後述する給紙装置5から印刷用紙Sが給送されたときにその印刷用紙Sを版胴2の表面に向け加圧することができるようになっている。
【0026】
プレスローラ4の近傍には給紙装置5が設けられている。
給紙装置5は、給紙カセット5Aに収容されている印刷用紙Sの最上位のものに対して接離可能に設けられ、印刷用紙Sを図示矢印方向に相当する給送方向に向け繰り出す繰り出しローラ6と、印刷用紙Sの給送路をはさんで対向させて配置され、繰り出された印刷用紙Sの重送を阻止することができる方向に回転可能な分離ローラ7、8と、版胴2とプレスローラ4とが当接している位置に向けた印刷用紙Sの給送タイミングを設定して印刷用紙Sを繰り出すレジストローラ9とで構成されている。給紙装置5では、繰り出しローラ6が給紙カセット5A内に収容されている印刷用紙Sの最上位のものに当接して回転することにより印刷用紙Sが繰り出され、分離ローラ7、8によって最上位の印刷用紙Sのみがレジストローラ9に向け給送される。
印刷用紙Sは、レジストローラ9によって挟持され、プレスローラ4が版胴2に当接するタイミングを基準として、孔版マスタの画像位置と印刷用紙Sでの印刷開始位置とを整合させるタイミングを以て版胴2とプレスローラ4との当接位置に向け給送される。
【0027】
版胴2の縦方向中心線をはさんだ一方の上方には、製版部10が配置されている。
製版部10は、孔版マスタ11を有し、この孔版マスタ11は、図3に示すように、1〜2μm程度の薄い熱可塑性樹脂フィルム11Bに対して多孔質性支持体11Cとなる和紙あるいは合成繊維、若しくはこれら両材料を混紗したものを貼り付けてラミネート構造としたものが用いられる。
【0028】
このような孔版マスタ11は、芯材11Aによってロ−ル状に巻かれて順次、繰り出すことができるようになっている。
ロ−ルから繰り出された孔版マスタ11は、サ−マルヘッド12に対してプラテンロ−ラ13によって押圧され、サ−マルヘッド12の発熱素子の選択的な加熱により主走査方向および副走査方向の領域で穿孔される。
サーマルヘッド12は、後述する制御部からの駆動信号を用いた通電制御により発熱素子の走査方向での選択的な加熱位置およびその位置での発熱状態が設定されるようになっており、発熱状態に応じて孔版マスタでの穿孔状態を変化させるようになっている。
【0029】
プラテンローラ13は、図示しないステッピングモータなどを駆動源として備え、段階的な回転を行うことによって孔版マスタ11をその副走査方向に給送することができるようになっている。
孔版マスタ11の繰り出し方向におけるプラテンローラ13の後方には、孔版マスタを挟持搬送することが可能な搬送ローラ14が配置されている。搬送ローラ14は、トルクリミッタ(図示されず)を介して上記ステッピングモータに連動することができ、プラテンローラ13により設定される孔版マスタ11の搬送速度よりも僅かに速い搬送速度が得られる回転速度を設定されている。これにより、孔版マスタ11は、プラテンローラ13と搬送ローラ14との速度差によってサーマルヘッド12に当接する位置から搬送ローラ14に挟持される位置までの範囲でトルクリミッタにより予め設定された張力が付与され、プラテンローラ13によってサーマルヘッド12に押圧される位置での弛みや皺などの発生を抑制されるようになっている。
この場合の主走査方向は、プラテンローラ13の軸方向に相当し、副走査方向は主走査方向と直角な方向で孔版マスタ11の繰り出し方向に相当している。
穿孔処理が終了した孔版マスタ11は、カッター15により必要長さに裁断され版胴2の接線方向に給送されて上記したグリッパにより先端を把持固定されるようになっている。カッター15の構成としては、図1に示すように、孔版マスタ11の搬送路上に位置する固定刃に対して昇降可能な移動刃を有するギロチンタイプや固定刃に対して回転可能な回転刃を有するローリングタイプなどが用いられる。
【0030】
孔版印刷装置1の上部には、画像読み取り部100が設置されている。
画像読み取り部100は、コンタクトガラスを用いた原稿走査部101をはさんで図示矢印方向の原稿給送方向両側に配置された搬送ローラ102と、原稿走査部101上を通過する原稿Pを照明する光源103と、原稿Pからの反射光をカラーCCD104に向け導入するミラー105およびレンズ106とを備えて構成されている。この場合に用いられる原稿Pは、赤と黒との画像を有する多色原稿である。
原稿読み取り部100では、原稿Pからの反射光をカラーCCDによって色分解し、色毎の画像情報を後述する制御部に出力するようになっている。
【0031】
図2は、制御部の構成を説明するためのブロック図であり、同図において制御部20は、記憶装置であるROMおよびRAMを備えたメインコントローラ20Aで構成され、図示しないI/Oインターフェースを介して、本実施例に関係するものとして、入力側には操作部21、カラーCCD104からの原稿読み取りデータをA/D変換するA/D変換器22、23およびこの変換器に22、23に接続されて、色毎の画像情報を制御部20に出力するCCD画像処理部24が接続され、出力側にはサーマルヘッド12の駆動部をなすサーマルヘッド画像処理部25が接続されている。
【0032】
制御部20では、ROMに記憶されている印刷処理全般をシーケンス制御するためのプログラムおよび色毎の画像情報によって孔版マスタ11への穿孔処理、この場合には、穿孔深さを設定するためのデータに基づき、色毎の画像情報に応じてサーマルヘッド12への通電制御を行うようになっている。本実施例では、上記通電制御の種類として、走査方向での発熱素子の選択的な発熱位置の選択、および、発熱に際しての発熱量の選択があり、発熱量に関しては、印加電流のデューティ比あるいは印加する電流値が制御される。
発熱量が制御されることにより、図3に示すように、孔版マスタ11への加熱状態が変化し、これにより、穿孔深さが孔版マスタ11の厚さ方向で熱可塑性樹脂フィルム11Bの層を貫通させて穿孔11Dを形成する場合と、熱可塑性樹脂フィルム11Bを貫通しないで凹み状の未貫通孔11Eを形成する場合とが選択される。未貫通孔11Eは、孔版マスタ11が版胴2に捲装された時、その外表面側に開口を有する状態に形成される。
【0033】
版胴2の時計方向への回転方向における製版部10の下流側で版胴内部のインキ供給機構3の配置位置よりも前方に相当する位置には、未貫通孔用インキ供給機構110が配置されている。
未貫通孔用インキ供給機構110は、多色印刷の際に用いられる機構であり、本実施例の場合、赤と黒の2色印刷を行う際に適用される赤色のインキを供給するようになっている。
未貫通孔用インキ機構110は、図4に示すように、版胴2の表面に対して接離可能なインキローラ111と、ドクターローラ112、113とを備え、図示しない供給部からのインキをインキ溜まり114に溜めて混練したうえでインキローラ111に移送するようになっている。本実施例では、印刷時での版胴2の回転方向は時計方向に設定されている関係上、未貫通孔用インキ供給機構110が第1のインキ供給機構とされ、また版胴2内のインキ供給機構3が第2のインキ供給機構とされている。
【0034】
未貫通孔用インキ供給機構110には、インキを供給された版胴2の表面からインキを掻き取る掻き取り手段115が配置されている。
掻き取り手段115は、版胴2に対して接離可能なブレード115Aを有し、ブレード115Aが版胴2の表面に当接することにより、未貫通孔11Eおよび穿孔11D内に入り込んでいるインキのうちで版胴表面から突出しているインキの除去ならびに版胴表面に付着しているインキを掻き取ることができるようになっている。このように掻き取り手段115により版胴表面に付着しているインキを掻き取ることにより、未貫通孔11Eおよび穿孔11D内の一部にのみインキを担持させ、印刷用紙Sにおける非画像部に相当する地肌部でのインキの残留をなくして印刷用紙Sに版胴2の地肌部からのインキの転移による印刷用紙Sの画像位置以外での汚れを防ぐことができるようになっている。
【0035】
版胴2の縦方向中心線をはさんで製版部10と対向する位置には、排版部30が配置されている。
排版部30は、版胴2に対して接近可能な一方のローラ30Aおよび排版ボックス31側に位置する他方のローラ30Bとに掛け渡されたベルト32が対に配置されて構成してあり、版胴2が反時計方向に回転したとき、孔版マスタ11の後端を受入れて排版ボックス31に向け移送するようになっている。排版ボックス31の上部には、昇降自在の圧縮部材33が設けられており、排版ボックス31に収容された孔版マスタ11を圧縮して次ぎに廃棄される孔版マスタ11の収容スペースを準備するようになっている。排版ボックス31内が孔版マスタ11によって満たされた場合には、排版ボックス31を印刷装置1の外部に取り出して収容された使用済孔版マスタ11を廃棄処分される。
【0036】
なお、図1中、符号40は、印刷用紙Sを版胴2から剥離するための剥離爪を示し、符号41は、原稿Pの排出トレイを示し、また、符号42は、印刷用紙Sを排紙トレイ43に向け搬送するための搬送装置を示している。
【0037】
本実施例は、以上のような構成の孔版印刷装置を用いて次ぎの手順が実行される。
操作部21に設けられている印刷開始スイッチ(図示されず)が投入されると、版胴2が反時計方向に回転する。この回転により、版胴2に捲装されていた孔版マスタ11が排版部30に有するベルト32によって挟持され、排版ボックス31に向け移送されて版胴2から除去される。
モノクロ印刷が行われる場合には、第1のインキ供給機構110におけるインキローラ111が版胴2から離れた状態に維持される。これにより、第2のインキ供給機構に相当する版胴2内のインキ供給機構3によってのみインキの供給が行われる。
版胴2が時計方向に回転するとともに、第2のインキ供給機構に相当するインキ供給機構3では、インキ溜まり3Cに溜まっているインキがドクタローラ3Bによって混練されてインキローラ3Aに転移させられ、版胴2のメッシュスクリーン内に浸透していく。
【0038】
製版部10では、原稿読み取り部100からの画像情報に応じて制御部20を介したサーマルヘッド12の発熱素子の発熱制御が行われ、原稿画像に応じた穿孔処理が実行されて孔版マスタ11への製版が実施される。この場合の穿孔処理は、モノクロ印刷であるので、未貫通孔11E(図3参照)の形成は行われず、全て穿孔11Dが形成される。
製版された孔版マスタ11は、版胴2上に位置するグリッパによって先端を把持固定され、版胴2の周面に捲装される。
孔版マスタ11がインキ供給機構3の位置に達するのにあわせて給紙装置5から印刷用紙Sが繰り出され、レジストローラ9によって画像転写タイミングを設定された上でインキ供給機構3と対向する位置に給送され、プレスローラ4によって版胴2の表面に向け押圧される。これにより、版胴2のメッシュスクリーンを透過したインキが孔版マスタ11の穿孔11Dを通過して印刷用紙Sの表面に転移することになり、印刷が行われる。
【0039】
原稿が2色の多色原稿である場合、原稿読み取り部100では、原稿からの反射光がカラーCCDによって色分解され、CCD画像処理部24を介して制御部20に各色毎の画像情報として入力される。
制御部20では、各色毎の画像情報に応じて製版部10でのサーマルヘッド12による穿孔処理を制御する。
本実施例では、画像情報のうち、第1の画像情報に相当する黒画像に相当する穿孔処理は穿孔11D(図3参照)を形成する穿孔形成工程が実行され、画像情報のうち、第2の画像情報に相当する赤画像に相当する穿孔処理は未貫通孔11E(図3参照)を形成する未貫通孔形成工程が実行される。未貫通孔形成工程では、孔版マスタ11が版胴2に捲装された際、外表面に未貫通孔11Eの開口が露呈する状態で穿孔処理が実行される。
【0040】
このため、制御部20では、サーマルヘッド画像処理部25を介してサーマルヘッド12の発熱素子への通電制御を行うようになっており、未貫通孔11Eを形成する部分に位置している発熱素子に対しては低エネルギーを、また穿孔11Dを形成する部分に位置している発熱素子には高エネルギーを付与すべく、印加電流あるいは電流印加の際のデューティ比を設定する。
【0041】
孔版マスタ11では、図3に示すように、サーマルヘッド12の発熱素子において低エネルギーが付与された箇所が、熱可塑性樹脂フィルム11Bの表面から凹状に凹んだ未貫通孔11Eが形成され、高エネルギーが付与された箇所が、熱可塑性樹脂フィルム11Bを貫通する穿孔11Dが形成される。
【0042】
穿孔処理された孔版マスタ11は、版胴2の回転に伴い、未貫通孔用インキ供給機構110に対向して、インキの供給を受ける第1のインキ供給工程が実施される。
未貫通孔用インキ供給機構110では、インキローラ111が版胴2に当接し、インキを供給できる態位に設定される。これにより、版胴2の未貫通孔11Eに限らず、版胴表面および穿孔11D内にもインキが転移するが、掻き取り手段115のブレード115Aにより掻き取られることにより、版胴表面からのインキが除去されるとともに、未貫通孔11Eおよび穿孔11D内でのインキの担持量が規定される。
未貫通孔11Eは、穿孔11Dに比べて深さが浅いので、図4において二点鎖線で示すように、穿孔11D内に入り込むインキの量は穿孔11D内を満たすに至らない。
【0043】
第1のインキ供給工程が終了すると、孔版マスタ11は、版胴内部に位置するインキ供給機構3からのインキの供給を受ける第2のインキ供給工程が実施される。このとき、孔版マスタ11がインキ供給機構3に対向するのにあわせて給紙装置5から印刷用紙Sを給送する給紙工程が実施される。
給紙工程では、レジストローラ9によって給送タイミングを設定された印刷用紙Sが版胴2に向け搬送され、プレスローラ4により版胴表面に押圧される。
【0044】
第2のインキ供給工程では、版胴2の内部に連通している穿孔11Dにのみインキが入り込む。これにより、図4に示すように、第1のインキ供給工程において穿孔11D内に進入しているインキの上に重畳された状態で第2のインキ供給工程でのインキが位置することになる。
【0045】
第1、第2のインキ供給工程において孔版マスタ11の穿孔1Dおよび11Eに充填されたインキは、版胴表面に押圧されている印刷用紙Sの表面に転移する。
印刷用紙Sの表面に転移したインキは、未貫通孔11Eに充填されているインキ(図4中、符号D1で示す斜線部)がそのまま転移される一方、穿孔11Dに充填されているインキ(図4中、符号D2で示す黒部)が印刷用紙Sの表面からみて第2のインキ供給工程において充填されたインキが露出した状態となり、第1のインキ供給工程において充填されたインキが目立たなくなる。
【0046】
第1、第2のインキ供給工程においてインキの供給が行われた後には、印刷用紙Sが搬送装置42によって搬送されて排紙トレイ43に排出される。
【0047】
このような印刷工程は、要求される枚数に応じた回数繰り返される。
【0048】
本実施例によれば、版胴2の1回転中に複数の色のインキの供給を連続的に行うことができるので、各色毎で印刷用紙Sを給送仕直すような作業が不要になる。
【0049】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1および6記載の発明によれば、1枚の孔版マスタに対してその厚さ方向に貫通する穿孔部と貫通しないで穿孔部よりも深さが浅い未貫通孔が形成され、未貫通孔に対して第1のインキ供給が行われ、第2のインキ供給工程により、第1のインキ供給工程で供給されたインキの上に第2のインキ供給工程によるインキが重畳した状態で供給されるので、1回の製版、印刷サイクルのみで多色印刷が行え、多色印刷の際の印刷時間の短縮化、色毎の孔版マスタや版胴の交換を不要に、さらには、色毎の画像の位置合せを不要にして作業性を改善することが可能になる。
【0050】
請求項2および3記載の発明によれば、孔版マスタの外表面に当接する印刷用紙の表面には、第1のインキ供給工程により供給されたインキと、第2のインキ供給工程により第1のインキ供給工程により供給されたインキの上に重畳された状態のインキとが転移されるので、印刷用紙の表面から見た場合に各色が表に露呈するので、複数の色の印刷が可能になる。
【0051】
請求項4および5記載の発明によれば、単一の版胴を用いてその版胴の1回転途中で各色のインキの供給が行われ、かつ、供給後に印刷用紙へのインキの転移作業が行えるので、部品点数の低減および印刷時間の短縮による作業性の工場が可能になる。
【0052】
請求項7記載の発明によれば、1枚の孔版マスタに対して連続的に穿孔形成処理および未貫通孔形成処理が実行され、単一の版胴に捲装された孔版マスタに対するインキ供給も連続的に実行されて、印刷用紙への各インキの転移が行われる請求項7記載の発明では、1枚の孔版マスタに対して連続的に穿孔形成処理および未貫通孔形成処理が実行され、単一の版胴に捲装された孔版マスタに対するインキ供給も連続的に実行されて、印刷用紙への各インキの転移が行われるので、版胴の1回転での多色印刷による印刷時間の短縮、部品点数の低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いられる孔版印刷装置の要部構成を示す模式図である。
【図2】図1に示した孔版印刷装置の制御部の構成説明するためのブロック図である。
【図3】図1に示した孔版印刷装置に用いられる孔版マスタの製版状態を示す模式図である。
【図4】本発明実施例による印刷状態を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置
2 版胴
3 第2のインキ供給機構
5 給紙装置
10 製版部
11 孔版マスタ
12 サーマルヘッド
20 制御部
100 原稿読み取り部
104 カラーCCD
110 第1のインキ供給機構
115 掻き取り手段

Claims (7)

  1. 孔版マスタに対して画像情報に応じた製版を行う製版工程と、上記孔版マスタを版胴表面に捲装し、インキの供給により孔版マスタからのインキの転移により印刷用紙に対して印刷を行う印刷工程とを含む多色原稿用の製版印刷方法において、
    上記製版工程は、上記画像情報のうちの第1の画像情報に応じて上記孔版マスタの厚さ方向に穿孔する穿孔形成工程と、
    上記画像情報のうちの第2の画像情報に応じて上記孔版マスタに未貫通孔を形成する未貫通孔形成工程とを含み、
    上記印刷工程は、上記未貫通孔形成工程により形成された未貫通孔に対してインキを供給する第1のインキ供給工程と、
    上記第1のインキ供給工程実施後、穿孔形成工程により形成された穿孔部に対してインキを供給する第2のインキ供給工程と、
    上記第2のインキ供給工程実施部に向け印刷用紙を給送する給紙工程と、
    上記第1のインキ供給工程において、未貫通孔以外の版胴表面に付着しているインキを除去して未貫通孔内でのインキの担持量を規定するインキ掻き取り工程と、
    を含むことを特徴とする製版印刷方法。
  2. 請求項1記載の製版印刷方法において、
    上記未貫通孔形成工程は、上記版胴に捲装される孔版マスタの外表面を対象として実行されることを特徴とする製版印刷方法。
  3. 請求項1または2記載の製版印刷方法において
    上記第1のインキ供給工程は、上記版胴に捲装されている孔版マスタの外表面近傍に位置しているインキ供給機構を用いて実行され、上記第2のインキ供給工程は、上記版胴内に位置するインキ供給機構を用いて実行されることを特徴とする製版印刷方法。
  4. 請求項1及至3のうちの一つに記載の製版印刷方法において、
    上記穿孔形成工程および未貫通孔形成工程によって穿孔および未貫通孔を形成された孔版マスタが、単一の版胴に捲装されることを特徴とするとする製版印刷方法。
  5. 請求項1または3記載の製版印刷方法において、
    上記第1、第2のインキ供給工程は、上記孔版マスタを捲装された版胴の回転途中で、上記給紙工程におけるインキの転移が実行されるまでの間に連続して行われることを特徴とする製版印刷方法。
  6. 請求項1記載の製版印刷方法において、
    上記穿孔形成工程および未貫通孔形成工程に用いられる第1、第2の画像情報は、多色原稿から色分解された色の画像情報が用いられることを特徴とする製版印刷方法。
  7. 請求項1及至5のうちの一つに記載の製版印刷方法を用いる製版印刷装置であって、
    回転可能であって、表面に多数の穿孔が形成されている単一の版胴と、
    上記穿孔形成工程および未貫通孔形成工程を実施するために設けられ、上記孔版マスタの同一面に当接可能して加熱状態を変化させることが可能なサーマルヘッドと、
    上記第1のインキ供給工程を実行するために、上記版胴の外表面近傍に配置されているインキ供給機構と、
    上記第2のインキ供給工程を実行するために上記版胴内に配置されているインキ供給機構と、
    上記版胴上の穿孔部および未貫通孔部に対して上記第1、第2のインキ供給工程によりインキが供給された後に上記版胴に対して印刷用紙を当接させた状態で給送する給紙装置と、
    上記版胴表面に当接可能であって、第1のインキ供給工程において未貫通孔以外の版胴表面に付着しているインキを除去するインキ掻き取り手段と、
    上記サーマルヘッドが出力側に接続されるとともに、上記画像情報を入力されることにより、上記第1、第2の画像情報に応じてサーマルヘッドに対する通電制御を行う制御部と、
    を具備していることを特徴とする製版印刷装置。
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