JP3557580B2 - 洗浄処理方法及び洗浄処理装置 - Google Patents

洗浄処理方法及び洗浄処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3557580B2
JP3557580B2 JP36042998A JP36042998A JP3557580B2 JP 3557580 B2 JP3557580 B2 JP 3557580B2 JP 36042998 A JP36042998 A JP 36042998A JP 36042998 A JP36042998 A JP 36042998A JP 3557580 B2 JP3557580 B2 JP 3557580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
temperature
processing
time
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP36042998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000003895A (ja
Inventor
尚樹 新藤
重徳 北原
宏展 百武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP36042998A priority Critical patent/JP3557580B2/ja
Priority to US09/291,970 priority patent/US6203627B1/en
Priority to TW088106016A priority patent/TW410366B/zh
Publication of JP2000003895A publication Critical patent/JP2000003895A/ja
Priority to US09/783,956 priority patent/US6293288B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3557580B2 publication Critical patent/JP3557580B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67242Apparatus for monitoring, sorting or marking
    • H01L21/67248Temperature monitoring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/04Cleaning involving contact with liquid
    • B08B3/044Cleaning involving contact with liquid using agitated containers in which the liquid and articles or material are placed
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67017Apparatus for fluid treatment
    • H01L21/67028Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like
    • H01L21/6704Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like for wet cleaning or washing
    • H01L21/67057Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like for wet cleaning or washing with the semiconductor substrates being dipped in baths or vessels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば半導体ウエハやLCD用ガラス基板等の被処理体を処理液及びリンス液に浸漬して洗浄する洗浄処理方法及び洗浄処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体製造装置の製造工程においては、半導体ウエハやLCD用ガラス等の被処理体(以下にウエハ等という)を例えばアンモニア水(NH4OH)やフッ化水素酸(HF)等の薬液(処理液)やリンス液(例えば純水やオゾン水)等の洗浄液が貯留された洗浄槽に順次浸漬して洗浄を行う洗浄処理方法が広く採用されている。
【0003】
従来のこの種の洗浄処理装置として、同一の処理槽内にリンス液(例えば純水,オゾン水)や、リンス液に薬液(例えばHF)を混入した希釈液{例えば希釈フッ化水素酸(DHF)}を順次貯留して、これらリンス液、希釈液にウエハ等を所定時間浸漬して洗浄処理する、いわゆるワンパス方式の装置が知られている。この洗浄処理装置によれば、リンス液中に所定量の薬液を混入した希釈液(例えばDHF)を処理槽内に貯留し、この希釈液(DHF)中にウエハ等を浸漬して、エッチング処理、例えばウエハ表面に付着したパーティクルの除去や化学的,物理的に吸着したNi,Cr等の重金属あるいは自然酸化膜等を除去することができる。その後、処理槽内に供給されるリンス液中にウエハを浸漬して、ウエハ表面に付着する薬液を除去することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種の洗浄処理においては、ウエハ等を洗浄液に浸漬処理する時間が一定であるため、処理槽内の洗浄液の温度が変化すると、ウエハのプロセス性能が変わってしまう、例えばDHFによる洗浄処理(エッチング処理)においては、エッチング特性が変わってしまい、洗浄性能及び洗浄精度が低下するという問題があった。
【0005】
この発明は上記事情に鑑みなされたもので、洗浄液の温度に基づいて処理時間を制御して、洗浄性能の向上及び洗浄精度の向上を図れるようにした洗浄処理方法及び洗浄処理装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の第1の洗浄処理方法は、処理槽内に貯留される洗浄液に被処理体を所定時間浸漬して、上記被処理体の洗浄を行う洗浄処理方法において、上記処理槽内に貯留される上記洗浄液の温度を検出し、検出された温度に基づいて、上記洗浄液の薬液濃度を処理を行う所定濃度まで漸次高める薬液注入領域の処理時間を補正すると共に、全域にわたりほぼ安定した濃度で処理が行われる濃度安定領域の処理時間を補正し、この際、上記洗浄液の検出温度が基準温度より高い場合に、浸漬時間を基準浸漬時間より短くなるように補正し、上記洗浄液の検出温度が基準温度より低い場合に、浸漬時間を基準浸漬時間より長くなるように補正し、補正された浸漬時間だけ被処理体を上記洗浄液に浸漬する、ことを特徴とする(請求項1)。
【0011】
また、請求項1記載の発明において、上記洗浄液の薬液注入領域の処理時間の補正を、予め実験により求められた所定の濃度比率に対する基準温度以上又は以下の所定温度に対応する補正時間の加減に基づいて行う方が好ましく、また、上記濃度安定領域の処理時間の補正を、予め実験により求められた所定の濃度比率及び所定温度に対する補正係数と、補正前の所定の処理時間の乗数に基づいて行う方が好ましい。この場合、更に好ましくは、上記洗浄液の薬液注入領域の処理時間の補正を、予め実験により求められた所定の濃度比率に対する基準温度以上又は以下の所定温度に対応する補正時間の加減に基づいて行うと共に、上記濃度安定領域の処理時間の補正を、予め実験により求められた所定の濃度比率及び所定温度に対する補正係数と、補正前の所定の処理時間の乗数に基づいて行う方がよい(請求項2)。
また、洗浄処理中に、洗浄液の温度が温度制御範囲から外れた場合に、洗浄処理を中断する方が好ましく(請求項3)、更に好ましくは、洗浄処理を中断し、リンス処理に切り替える方がよい(請求項4)。
【0019】
また、この発明の洗浄装置は、被処理体を収容する処理槽と、上記処理槽と薬液供給源とを接続する薬液供給管路と、上記処理槽とリンス液供給源とを接続するリンス液供給管路と、を具備する洗浄処理装置において、 上記処理槽内に貯留される上記薬液及び又はリンス液の温度を検出する温度検出手段と、 上記薬液供給管路リンス液供給管路の接続部に介設される開閉手段と、 上記温度検出手段からの検出信号に基づいて上記開閉手段を制御する制御手段と、を有し、 上記制御手段により、上記洗浄液の薬液濃度を処理を行う所定濃度まで漸次高める薬液注入領域の処理時間を補正すると共に、全域にわたりほぼ安定した濃度で処理が行われる濃度安定領域の処理時間を補正し、かつ上記洗浄液の検出温度が基準温度より高い場合に、補正後の洗浄処理時間を補正前の処理時間より短くなるように上記開閉手段を制御し、上記洗浄液の検出温度が基準温度より低い場合に、補正後の洗浄処理時間を補正前の処理時間より長くなるように上記開閉手段を制御し、補正された洗浄処理時間だけ被処理体を洗浄処理する、ことを特徴とする(請求項5)。
【0020】
請求項5記載の発明において、上記温度検出手段からの検出信号に基づいて洗浄処理中に、洗浄液の温度が温度制御範囲から外れた場合に、洗浄処理を中断する方が好ましく(請求項6)、更に好ましくは、洗浄処理を中断し、リンス処理に切り替える方がよい(請求項7)。
【0021】
この発明によれば、処理槽内に貯留される洗浄液の温度を検出し、検出された温度に基づいて、上記洗浄液の薬液注入領域の処理時間を補正し、また濃度安定領域の処理時間を補正し、上記洗浄液の検出温度が基準温度より高い場合に、浸漬時間を基準浸漬時間より短くなるように補正し、上記洗浄液の検出温度が基準温度より低い場合に、浸漬時間を基準浸漬時間より長くなるように補正し、補正された浸漬時間だけ被処理体を上記洗浄液に浸漬することにより、被処理体の洗浄処理性能を均一にすることができる。したがって、処理反応(例えばエッチング反応)を均一にすることができ、洗浄効率及び洗浄精度の向上を図ることができる。
【0023】
また、薬液供給管路を開閉手段を介してリンス液供給管路に接続し、制御手段からの検出信号に基づいて開閉手段を制御することにより、配管系統を簡略化することができると共に、装置の小型化を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導体ウエハの洗浄処理システムに適用した場合について説明する。
【0025】
図1はこの発明に係る洗浄処理装置を適用した洗浄処理システムの一例を示す概略平面図である。
【0026】
上記洗浄処理システムは、被処理基板である半導体ウエハW(以下にウエハWという)を水平状態に収納する容器例えばキャリア1を搬入、搬出するための搬入・搬出部2と、ウエハWを薬液、洗浄液等の液処理すると共に乾燥処理する処理部3と、搬入・搬出部2と処理部3との間に位置してウエハWの受渡し、位置調整及び姿勢変換等を行うインターフェース部4とで主に構成されている。
【0027】
上記搬入・搬出部2は、洗浄処理システムの一側端部にはキャリア搬入部5aとキャリア搬出部5bが併設されると共に、ウエハの受渡し部6が設けられている。この場合、キャリア搬入部5aとウエハ受渡し部6との間には図示しない搬送機構が配設されており、この搬送機構によってキャリア1がキャリア搬入部5aからウエハ受渡し部6へ搬送されるように構成されている。
【0028】
また、キャリア搬出部5bとウエハ受渡し部6には、それぞれキャリアリフタ(図示せず)が配設され、このキャリアリフタによって空のキャリア1を搬入・搬出部2上方に設けられたキャリア待機部(図示せず)への受け渡し及びキャリア待機部からの受け取りを行うことができるように構成されている。この場合、キャリア待機部には、水平方向(X,Y方向)及び垂直方向(Z方向)に移動可能なキャリア搬送ロボット(図示せず)が配設されており、このキャリア搬送ロボットによってウエハ受渡し部6から搬送された空のキャリア1を整列すると共に、キャリア搬出部5bへ搬出し得るようになっている。また、キャリア待機部には、空キャリアだけでなく、ウエハWが収納された状態のキャリア1を待機させておくことも可能である。
【0029】
上記ウエハ受渡し部6は、上記インターフェース部4に開口しており、その開口部には蓋開閉装置7が配設されている。この蓋開閉装置7によってキャリア1の蓋体(図示せず)が開放あるいは閉塞されるようになっている。したがって、ウエハ受渡し部6に搬送された未処理のウエハWを収納するキャリア1の蓋体を蓋開閉装置7によって取り外してキャリア1内のウエハWを搬出可能にし、全てのウエハWが搬出された後、再び蓋開閉装置7によって蓋体を閉塞することができる。また、キャリア待機部からウエハ受渡し部6に搬送された空のキャリア1の蓋体を蓋開閉装置7によって取り外してキャリア1内へのウエハWを搬入可能にし、全てのウエハWが搬入された後、再び蓋開閉装置7によって蓋体を閉塞することができる。なお、ウエハ受渡し部6の開口部近傍には、キャリア1内に収納されたウエハWの枚数を検出するマッピングセンサ8が配設されている。
【0030】
上記インターフェース部4には、複数枚例えば25枚のウエハWを水平状態に保持すると共に、ウエハ受渡し部6のキャリア1との間でウエハWを受け渡す水平搬送手段例えばウエハ搬送アーム9と、複数枚例えば50枚のウエハWを所定間隔をおいて垂直状態に保持する図示しないピッチチェンジャと、ウエハ搬送アーム9とピッチチェンジャとの間に位置して、複数枚例えば25枚のウエハWを水平状態と垂直状態とに変換する姿勢変換手段例えば姿勢変換装置10と、垂直状態に姿勢変換されたウエハWに設けられたノッチ(図示せず)を検出する位置検出手段例えばノッチアライナ(図示せず)が配設されている。また、インターフェース部4には、処理部3と連なる搬送路16が設けられており、この搬送路16にウエハ搬送手段例えばウエハ搬送チャック15が移動自在に配設されている。
【0031】
一方、上記処理部3には、ウエハWに付着するパーティクルや有機物汚染物を除去する第1の処理ユニット11と、ウエハWに付着する金属汚染物を除去する第2の処理ユニット12と、ウエハWに付着する化学酸化膜を除去すると共に乾燥処理する洗浄・乾燥処理ユニット13及びチャック洗浄ユニット14が直線状に配列されており、第1及び第2の処理ユニット11,12と洗浄乾燥処理ユニット13にこの発明に係る洗浄処理装置が用いられている。なお、各ユニット11〜14と対向する位置に設けられた搬送路16に、X,Y方向(水平方向)、Z方向(垂直方向)及びθ方向(回転方向)に移動可能な上記ウエハ搬送チャック15が配設されている。また、搬送路16と反対側の各ユニット11〜14と対向する位置には、薬液タンクや配管機器類を収容する収容部17が形成されている。
【0032】
次に、この発明に係る洗浄処理装置について説明する。
【0033】
◎第一実施形態
図2はこの発明に係る洗浄処理装置の第一実施形態の一例を示す概略断面図である。上記洗浄処理装置20は、洗浄液例えば薬液であるフッ化水素酸(HF)の希釈液(DHF)やリンス液例えば純水等を貯留すると共に、希釈液(DHF)あるいはリンス液中に被処理体例えば半導体ウエハW(以下にウエハWという)を浸漬してその表面を洗浄する処理槽30と、この処理槽30内に配設されて処理槽30内に洗浄液を供給する洗浄液供給手段例えば洗浄液供給ノズル32と、この洗浄液供給ノズル32とリンス液供給源としての純水供給源31とを接続するリンス液供給管路例えば純水供給管33と、この純水供給管33に、開閉手段としての切換開閉弁34を介して接続される薬液供給管路例えばHF供給管35を介して洗浄液供給ノズル32に接続される薬液液供給源としてのHF供給タンク36とを具備してなる。また、純水供給管33における純水供給源31側には、流量調整可能な開閉弁37(以下に流量調整弁という)が介設され、HF供給管35には、薬液供給手段としてのポンプ38が介設されている。
【0034】
更に、処理槽30内には、この処理槽30内に供給されて貯留される洗浄液例えばDHFの温度を検出する温度検出手段としての温度センサ39が配設されている。この温度センサ39からの検出信号は、制御手段である中央演算処理装置40(以下にCPU40という)に伝達され、CPU40に予め記憶された情報と比較演算処理された制御信号が、上記流量調整弁37及び切換開閉弁34に伝達されて、純水及びHFの供給量が調整されるようになっている。
【0035】
なおこの場合、温度センサ39を処理槽30内に配設して、処理槽30内の洗浄液例えばDHF等の温度を検出する代わりに、処理槽30内に供給される前の薬液例えばHFとリンス液例えば純水の混合液(DHF)の温度を検出するようにしてもよく、あるいは、純水の温度を検出するようにしてもよい。具体的には、薬液(HF)とリンス液(純水)とが混合された後の純水供給管33(切換開閉弁34の二次側)に温度センサを配設するか、あるいは、切換開閉弁34の一次側の純水供給管33に温度センサを配設すればよい。
【0036】
このように、処理槽30内に貯留されるDHFの温度を検出すると共に、その検出された温度に基づいて流量調整弁37及び切換開閉弁34を制御することにより、薬液例えばHFとリンス液例えば純水を混合した希釈液(例えばDHF=HF:純水=1:100)の供給量や純水の供給量を調整することができる。例えば、洗浄処理(エッチング処理)時には、純水の供給量を20リットル/分にし、リンス処理時には、純水を30リットル/分供給することで、DHF中に浸漬されるウエハWの処理時間やリンス処理時間を調整することができる。
【0037】
なお、処理槽30の底部に設けられた排出口41に接続する排液管42には開閉手段例えば開閉バルブ43が介設されている。
【0038】
また、上記処理槽30は、洗浄液を貯留する内槽30aと、この内槽30aの開口部の外方縁部を覆う外槽30bとで構成されており、外槽30bの底部に設けられた排出口44に開閉バルブ45を介設したドレン管46が接続されている。なお、処理槽30内には昇降可能なウエハボート21が配設されている。このウエハボート21は、上記ウエハ搬送チャック15から受け取った複数枚例えば50枚のウエハWを処理槽30内に搬送し、処理後のウエハWを上方へ搬送して再びウエハ搬送チャック15に受け渡すように構成されている。また、処理槽30の上部外側には、処理槽30の内槽30a内の純水の比抵抗を測定する比抵抗計22が、バルブ22aを介設した導出管22bを介して内槽30aに接続されている。なお、この比抵抗計22は、処理槽30内に洗浄液(例えばDHF)が供給されている場合には、バルブ22aが閉じられるようになっている。
【0039】
次に、上記のように構成される洗浄処理装置による洗浄処理の手順について説明する。まず、処理槽30内にウエハWを投入する前に、処理槽30内に貯留、あるいは供給される洗浄液例えばDHF、あるいは、供給される純水の温度を、温度センサ39によって検出すると共に、CPU40によってモニタリングする。
【0040】
CPU40において、検出された温度と予め記憶された情報とが比較演算されて洗浄処理例えばエッチング処理時間が決定され、CPU40からの制御信号によって流量制御弁37及び切換開閉弁34が作動して、所定濃度のDHFが所定量処理槽30内に供給される。これと同時に、処理槽30内にウエハWが投入されて、設定された時間、洗浄処理例えばエッチング処理が行われる。このようにして、所定の洗浄処理(エッチング処理)が行われた後、処理槽30内の洗浄液(DHF)を排出すると共に、処理槽30内に純水を供給してリンス処理を行った後、ウエハWを処理槽30から引き上げて、洗浄処理を終了する。
【0041】
◎第二実施形態
次に、この発明に係る洗浄処理方法の第二実施形態について説明する。
【0042】
第二実施形態は、洗浄液例えばリンス液(純水)の温度変動{図3に示すように、リンス液(純水)の基準温度より高い又は低いか}に伴って発生するエッチング変動に着目して、洗浄液例えばDHF処理時間をコントロールすることによってエッチング量が一定となるようにすることを目的とするものである。そして、その解決手段として、DHF濃度が一定となるところを基点として、その後の処理時間を補正するものである。
【0043】
処理時間を補正するに当たって、洗浄処理領域を図4に示すように2つに分けて考える。洗浄処理を行う領域は、薬液注入領域と濃度安定領域とに分けることができる。ここで薬液注入領域とは、薬液を注入し、かつ、処理槽内の薬液濃度がほぼ零の状態からウエハWの洗浄処理を行う所定の濃度まで、過渡的に濃度が漸次高くなっていきながら処理を行う領域を指す。濃度安定領域とは、全域にわたりほぼ安定した濃度(ウエハWの洗浄処理を行う所定濃度)で処理が行われる領域を指し、この間は薬液を注入しても注入しなくても構わない。更に薬液注入領域と濃度安定領域とは滑らかに連結されるので、薬液注入領域の濃度安定領域側近傍における薬液濃度は濃度安定領域における薬液濃度と一致している。つまり、濃度が一定の値を示す領域が濃度安定領域全域から薬液注入領域の1部にわたって存在する。また、純水リンス領域とは洗浄処理が終了した後に処理槽に純水を供給し、所定濃度から濃度を下げながらウエハWのリンスを行う領域を示す。
【0044】
上記補正方法は、以下の2ブロックから構成される。すなわち、
(1)薬液注入領域{薬液(例えばHF)の注入時T0}の補正
(2)濃度安定領域{薬液(例えばHF)注入又は停止プロセスT1}の補正の2ブロックから構成される。以下に、(1)薬液注入領域の補正と、(2)濃度安定領域の補正について説明する。
【0045】
(1)薬液注入領域の補正について
温度補正がない場合は、図5に示すように、エッチング量にばらつき(E0H〜H0L)が発生する。そこで、基準温度(例えば23℃)を平常時として、そのときのエッチング量E0Nとした場合、いかなる温度でもエッチング量がE0Nとなるように補正する。
【0046】
したがって、温度が基準温度より下がった場合(温度が基準温度未満の場合)、エッチング量がE0Nになるまで、処理時間を延長する。すなわち、数式1に示すように補正する。
【0047】
[数式1]
T0R=T0+t0L
ここで、T0Rは補正後の薬液注入時間、t0Lは予め実験によって求められる所定の濃度比率例えば、HF:純水=1:200,1:300,1:400,1:600,1:800に対する基準温度(例えば23℃)以下の温度の薬液注入補正時間である(表1参照)。
【0048】
また、温度が基準温度より上がった場合、エッチング量がE0Nになるよう、処理時間を短縮する。すなわち、数式2に示すように補正する。
【0049】
[数式2]
T0R=T0−t0H
ここで、t0Hは予め実験によって求められる所定の濃度比率例えば、HF:純水=1:200,1:300,1:400,1:600,1:800に対する基準温度(例えば23℃)以上の温度の薬液注入補正時間である(表1参照)。
【0050】
したがって、上記補正後の薬液注入時間T0Rは、処理温度とDHF濃度と補正前の薬液注入時間T0によって変わってくる(図6参照)。
【0051】
【表1】
Figure 0003557580
【0052】
薬液注入領域において、注入開始と共に濃度は上昇していくが、注入時間の終了付近では既に飽和して濃度が一定となった領域が存在する。ここで注意を要することは、薬液注入時間T0は、検出温度が基準温度より上がった場合に薬液注入時間を短縮するため、薬液注入時間T0をカットしても問題がないくらい長い必要がある。つまり、薬液注入時間T0をカットしても、薬液注入の終了時に濃度が一定になっている必要がある。したがって、数式3の条件が必要である。
【0053】
[数式3]
T0≧(濃度が一定になるまでの時間)+{薬液注入補正時間(短縮方向)t0(MAX)}
しかし、薬液注入時間T0の設定を自由に設定できるようにすると、表1に示す数値(補正時間t0)が無限になってしまいデータ処理が不可能となるため、薬液注入時間T0の設定を、例えばT0=5(min)のように固定化し、薬液注入時間T0をレシピにより入力できないものとする。
【0054】
また、エッチング量は濃度に関係するため、処理されるウエハWのエッチング量と表2に示すDHF濃度に対するエッチング量を比較しながら、DHF濃度を決める必要がある。
【0055】
【表2】
Figure 0003557580
【0056】
(2)濃度安定領域の補正について
温度補正がない場合は、図7に示すように、エッチング量にばらつき(E1H〜E1L)が発生する。そこで、基準温度(例えば23℃)を平常時として、そのときのエッチング量E1Nとした場合、いかなる温度でもエッチング量がE1Nとなるように補正する。
【0057】
したがって、温度変動が生じた場合、エッチング量がE1Nになるように補正する。すなわち、補正時間は、濃度が一定であるため、数式4のようにあらわすことができる。
【0058】
[数式4]
T1R=k×T1
ここで、T1Rは補正後の濃度安定領域の処理時間、T1は補正前の濃度安定領域の処理時間(オペレータにより任意に設定可能)、kは予め実験により求められる所定濃度及び温度に依存する補正係数(表3参照)である。
【0059】
【表3】
Figure 0003557580
【0060】
よって、図8に示すように、検出温度が基準温度より下がった場合(検出温度が基準温度未満の場合)は、T1R=kL×T1(kL>1)となり、濃度安定領域の処理時間が長くなる。また、検出温度が基準温度より上がった場合は、T1R=kH×T1(kH<1)となり、濃度安定領域の処理時間が短くなる。
【0061】
上記(1)薬液注入領域の補正と(2)濃度安定領域の補正をトータル的に行うことで、最適な処理時間でウエハWを洗浄処理することができる。つまり、(1)薬液注入領域の補正を行うと共に、(2)濃度安定領域の補正を行うことにより、洗浄液例えば純水の温度に基づいて最適なエッチング量を得ることができる。
【0062】
したがって、検出温度が基準温度より下がった場合は、濃度安定領域の補正時間は上記数式1と数式4を加算した数式5であらわされる。
【0063】
[数式5]
T0R+T1R=(T0+t0L)+(kL×T1) (kL>1)
ここで、数式5を数式6に置き換えることができる。
【0064】
[数式6]
T0R+T1R=T0+(t0L+kL×T1)
ここで、T0は補正前の薬液(HF)注入時間、(t0L+kL×T1)は濃度が一定となる部分の処理時間であり、補正前の濃度安定領域の処理時間T1に相当するものと考えることができる。したがって、検出温度が基準温度より下がった場合は、補正前のDHF処理時間T1(濃度安定領域)を(t0L+kL×T1)時間に変更して処理すればよい(図9参照)。
【0065】
ここで、注意を要することは、ウエハWの処理中、薬液を注入し続けると、薬液タンク(HF供給タンク36)内の薬液が不足する可能性がある。したがって、斯かる場合の処理においては、薬液タンク内の薬液が不足する前に、注入を停止して、処理槽30内に洗浄液を貯留した状態で処理を行うようにする必要がある。
【0066】
一方、検出温度が基準温度より上がった場合は、上記数式2と数式4を加算した数式7であらわされる。
【0067】
[数式7]
T0R+T1R=(T0−t0H)+(kH×T1) (kH<1)
ここで、数式7を数式8に置き換えることができる。
【0068】
[数式8]
T0R+T1R=T0+(−t0H+kH×T1)
ここで、(−t0H+kH×T1)は濃度が一定となる部分の処理時間であり、補正前の濃度安定領域の処理時間T1に相当するものと考えることができる。したがって、検出温度が基準温度より上がった場合は、補正前のDHF処理時間T1(濃度安定領域)を(−t0H+kH×T1)時間に変更して処理すればよい(図10参照)。なお、この場合、処理時間が短縮されるので、処理時間がTCUT分カットされる、すなわち、
Tcut=(T0R+T1R)−(T0+T1)の処理は、処理省略とする(図10参照)。
【0069】
なお、第二実施形態において、温度センサ39は、純水の温度を検出するものであれば、その取付位置は、上記第一実施形態と同様に処理槽30あるいは純水供給管33のいずれにも取り付けてもよい。また、第二実施形態において、温度制御範囲を15℃〜30℃の範囲の場合について説明したが、この温度制御範囲は任意に設定することができる。
【0070】
また、第二実施形態において、洗浄処理を、リンス処理(純水処理)→薬液処理(DHF処理)→リンス処理(純水処理)のプロセスで行う場合には、補正係数(k)の決定タイミング(初期温度サンプリングタイミング)は、ウエハWの投入時から薬液(HF)注入開始時(T0開始時)までとする。また、温度監視タイミングは、ウエハWの投入時で温度監視を開始し、DHF処理終了時(リンス開始時)まで例えば5秒間隔で温度を監視する。
【0071】
また、洗浄処理を、薬液処理(DHF処理)→リンス処理(純水処理)のプロセスで行う場合には、補正係数(k)の決定タイミング(初期温度サンプリングタイミング)は、薬液(HF)注入開始時(T0開始時)からウエハWを投入しリンス開始時までとする。この場合には、補正係数(k)のみ選択し、濃度安定領域のみ処理時間を補正することで、全体の処理時間の補正を行う。また、温度監視タイミングは、ウエハWの投入時で温度監視を開始し、DHF処理終了時(リンス開始時)まで例えば5秒間隔で温度を監視する。
【0072】
また、洗浄処理中に、温度制御範囲(例えば15℃〜30℃)から外れた場合には、即薬液処理(DHF処理)を中断し、リンス処理に切り替え、リンス処理後待機する方が好ましい。このとき、例えばアラーム出力すると共に、新規ロットの投入を禁止する方が好ましい。また、初期サンプリング温度より処理中の温度が、+0.5℃〜−0.4℃から外れた場合には、即薬液処理(DHF処理)を中断し、リンス処理に切り替え、リンス処理後待機する方が好ましい。このとき、例えばアラーム出力、新規ロットの投入禁止、該当ロットは異常終了(異常ロット)とする方が好ましい。なお、−0.5℃以下となった場合(規定エッチングに達しないケース)には、処理を続行し、該当ロットは異常終了(異常ロット)とする方が好ましい。このとき、アラーム出力すると共に、新規ロット投入を禁止する方が好ましい。
【0073】
◎その他の実施形態
上記実施形態では、この発明に係る洗浄処理装置が第2の処理ユニット12に適用される場合について説明したが、第1の処理ユニット11や洗浄・乾燥処理ユニット13にも適用できることは勿論である。また、処理液にアンモニア過水を使用することにより、例えばテトラエトキシシラン(TEOS)のエッチング処理にも使用することができる。
【0074】
また、上記実施形態では、この発明の洗浄処理装置及び洗浄処理方法を半導体ウエハの洗浄処理システムに適用した場合について説明したが、半導体ウエハ以外のLCD用ガラス基板等にも適用できることは勿論である。
【0075】
【実施例】
実施例−1
上述した第一実施形態における洗浄処理(エッチング処理)時の洗浄液の温度と、処理時間との関係を、表4に示した条件で行ったところ、良好な結果が得られた。
【0076】
【表4】
Figure 0003557580
【0077】
実施例−2
上述した第二実施形態の洗浄処理(エッチング処理)において、洗浄液(DHF)=1:200、純水の検出温度が基準温度(例えば23℃)より低い21℃の場合で、上記表1から得られた薬液注入補正時間(t0L=a21)18秒と、表3から得られた補正係数(kL=a21)1.12を、上記数式5,6に代入して得られた処理時間(T0R+T1R)で処理したところ、良好なエッチング処理を行うことができた。
【0078】
また、洗浄液(DHF)=1:200、純水の検出温度が基準温度(例えば23℃)より高い24℃の場合で、上記表1から得られた薬液注入補正時間(t0H=a24)9秒と、表3から得られた補正係数(kH=a24)0.95を、上記数式7,8に代入して得られた処理時間(T0R+T1R)で処理したところ、良好なエッチング処理を行うことができた。
【0079】
なお、表1及び表3において、その他の部分の薬液注入補正時間(t0)、補正係数(k)の数値を省略してあるが、これら省略した数値は、実験により求めることができる。
【0080】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば、処理槽内に貯留される洗浄液の温度を検出し、検出された温度に基づいて洗浄液の薬液注入領域の処理時間を補正し、また濃度安定領域の処理時間を補正し、上記洗浄液の検出温度が基準温度より高い場合に、浸漬時間を基準浸漬時間より短くなるように補正し、上記洗浄液の検出温度が基準温度より低い場合 に、浸漬時間を基準浸漬時間より長くなるように補正し、補正された浸漬時間だけ被処理体を上記洗浄液に浸漬することにより、被処理体の洗浄処理性能を均一にすることができる。したがって、処理反応(例えばエッチング反応)を均一にすることができ、洗浄効率及び洗浄精度の向上を図ることができる。
【0082】
また、薬液供給管路を開閉手段を介してリンス液供給管路に接続し、制御手段からの検出信号に基づいて開閉手段を制御することにより、配管系統を簡略化することができると共に、装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る洗浄処理装置を適用した洗浄処理システムの概略平面図である。
【図2】この発明に係る洗浄処理装置の一例を示す概略断面図である。
【図3】この発明の第二実施形態における洗浄処理方法の補正の基本概念を説明する濃度と時間の関係を示すグラフである。
【図4】第二実施形態の補正方法を具体的に説明する濃度と時間の関係を示すグラフである。
【図5】薬液注入領域における温度補正がない場合のエッチング量と濃度と時間の関係を示すグラフである。
【図6】薬液注入領域における補正を説明するエッチング量と濃度と時間の関係を示すグラフである。
【図7】濃度安定領域における温度補正がない場合のエッチング量と濃度と時間の関係を示すグラフである。
【図8】濃度安定領域における補正を説明するエッチング量と濃度と時間の関係を示すグラフである。
【図9】第二実施形態のトータル補正方法を示すもので、検出温度が基準温度より下がった場合の濃度と時間の関係を示すグラフである。
【図10】第二実施形態のトータル補正方法を示すもので、検出温度が基準温度より上がった場合の濃度と時間の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体)
30 処理槽
31 純水供給源
32 洗浄液供給ノズル
33 純水供給管(リンス液供給管路)
34 切換開閉弁(開閉手段)
35 薬液供給管
36 HF供給タンク(薬液供給源)
37 流量調整弁(流量調整手段)
39 温度センサ(温度検出手段)
40 CPU(制御手段)

Claims (7)

  1. 処理槽内に貯留される洗浄液に被処理体を所定時間浸漬して、上記被処理体の洗浄を行う洗浄処理方法において、
    上記処理槽内に貯留される上記洗浄液の温度を検出し、検出された温度に基づいて、上記洗浄液の薬液濃度を処理を行う所定濃度まで漸次高める薬液注入領域の処理時間を補正すると共に、全域にわたりほぼ安定した濃度で処理が行われる濃度安定領域の処理時間を補正し、
    この際、上記洗浄液の検出温度が基準温度より高い場合に、浸漬時間を基準浸漬時間より短くなるように補正し、
    上記洗浄液の検出温度が基準温度より低い場合に、浸漬時間を基準浸漬時間より長くなるように補正し、
    補正された浸漬時間だけ被処理体を上記洗浄液に浸漬する、ことを特徴とする洗浄処理方法。
  2. 請求項1記載の洗浄処理方法において、
    上記洗浄液の薬液注入領域の処理時間の補正を、予め実験により求められた所定の濃度比率に対する基準温度以上又は以下の所定温度に対応する補正時間の加減に基づいて行うと共に、上記濃度安定領域の処理時間の補正を、予め実験により求められた所定の濃度比率及び所定温度に対する補正係数と、補正前の所定の処理時間の乗数に基づいて行う、ことを特徴とする洗浄処理方法。
  3. 請求項1又は2記載の洗浄処理方法において、
    洗浄処理中に、洗浄液の温度が温度制御範囲から外れた場合に、洗浄処理を中断する、ことを特徴とする洗浄処理方法。
  4. 請求項1又は2記載の洗浄処理方法において、
    洗浄処理中に、洗浄液の温度が温度制御範囲から外れた場合に、洗浄処理を中断し、リンス処理に切り替える、ことを特徴とする洗浄処理方法。
  5. 被処理体を収容する処理槽と、上記処理槽と薬液供給源とを接続する薬液供給管路と、上記処理槽とリンス液供給源とを接続するリンス液供給管路と、を具備する洗浄処理装置において、
    上記処理槽内に貯留される上記薬液及び又はリンス液の温度を検出する温度検出手段と、
    上記薬液供給管路リンス液供給管路の接続部に介設される開閉手段と、
    上記温度検出手段からの検出信号に基づいて上記開閉手段を制御する制御手段と、を有し、
    上記制御手段により、上記洗浄液の薬液濃度を処理を行う所定濃度まで漸次高める薬液注入領域の処理時間を補正すると共に、全域にわたりほぼ安定した濃度で処理が行われる濃度安定領域の処理時間を補正し、かつ上記洗浄液の検出温度が基準温度より高い場合に、補正後の洗浄処理時間を補正前の処理時間より短くなるように上記開閉手段を制御し、上記洗浄液の検出温度が基準温度より低い場合に、補正後の洗浄処理時間を補正前の処理時間より長くなるように上記開閉手段を制御し、補正された洗浄処理時間だけ被処理体を洗浄処理する、ことを特徴とする洗浄処理装置。
  6. 請求項5記載の洗浄処理装置において、
    上記温度検出手段からの検出信号に基づいて洗浄処理中に、洗浄液の温度が温度制御範囲から外れた場合に、洗浄処理を中断するようにした、ことを特徴とする洗浄処理装置。
  7. 請求項5記載の洗浄処理装置において、
    上記温度検出手段からの検出信号に基づいて洗浄処理中に、洗浄液の温度が温度制御範囲から外れた場合に、洗浄処理を中断し、リンス処理に切り替えるようにした、ことを特徴とする洗浄処理装置。
JP36042998A 1998-04-16 1998-12-18 洗浄処理方法及び洗浄処理装置 Expired - Fee Related JP3557580B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36042998A JP3557580B2 (ja) 1998-04-16 1998-12-18 洗浄処理方法及び洗浄処理装置
US09/291,970 US6203627B1 (en) 1998-04-16 1999-04-15 Cleaning method
TW088106016A TW410366B (en) 1998-04-16 1999-04-15 Cleaning method and apparatus
US09/783,956 US6293288B2 (en) 1998-04-16 2001-02-16 Cleaning method and apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-106374 1998-04-16
JP10637498 1998-04-16
JP36042998A JP3557580B2 (ja) 1998-04-16 1998-12-18 洗浄処理方法及び洗浄処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000003895A JP2000003895A (ja) 2000-01-07
JP3557580B2 true JP3557580B2 (ja) 2004-08-25

Family

ID=26446485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36042998A Expired - Fee Related JP3557580B2 (ja) 1998-04-16 1998-12-18 洗浄処理方法及び洗浄処理装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US6203627B1 (ja)
JP (1) JP3557580B2 (ja)
TW (1) TW410366B (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7108752B2 (en) * 2000-06-05 2006-09-19 Tokyo Electron Limited Liquid processing apparatus and liquid processing method
US6802911B2 (en) * 2001-09-19 2004-10-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for cleaning damaged layers and polymer residue from semiconductor device
KR100450668B1 (ko) * 2001-12-20 2004-10-01 삼성전자주식회사 반도체 클리닝 시스템 및 그 구동 방법
US7156927B2 (en) * 2002-04-03 2007-01-02 Fsi International, Inc. Transition flow treatment process and apparatus
KR20030086660A (ko) * 2002-05-06 2003-11-12 삼성전자주식회사 반도체 제조설비의 케미컬온도 제어장치 및 그 제어방법
US7469376B2 (en) * 2004-03-19 2008-12-23 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. System and method for compiling documents and tracking technology changes in a semiconductor manufacturing environment using a document generation engine
US20060011586A1 (en) * 2004-07-14 2006-01-19 Shea Kevin R Method of etching nitrides
US8474468B2 (en) * 2006-09-30 2013-07-02 Tokyo Electron Limited Apparatus and method for thermally processing a substrate with a heated liquid
JP4891730B2 (ja) 2006-10-18 2012-03-07 東京エレクトロン株式会社 液処理装置及び液処理方法並びに液処理プログラム
JP4337890B2 (ja) * 2007-02-27 2009-09-30 セイコーエプソン株式会社 半導体製造システム、制御装置、半導体製造システムの制御方法、及び処理液の回収方法
US7479463B2 (en) * 2007-03-09 2009-01-20 Tokyo Electron Limited Method for heating a chemically amplified resist layer carried on a rotating substrate
US9383138B2 (en) * 2007-03-30 2016-07-05 Tokyo Electron Limited Methods and heat treatment apparatus for uniformly heating a substrate during a bake process
US20080241400A1 (en) * 2007-03-31 2008-10-02 Tokyo Electron Limited Vacuum assist method and system for reducing intermixing of lithography layers
JP5236231B2 (ja) * 2007-08-29 2013-07-17 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置
TW201713751A (zh) * 2015-10-06 2017-04-16 聯華電子股份有限公司 酸槽補酸系統與方法
CN106449483B (zh) * 2016-10-24 2019-03-26 上海华力微电子有限公司 药液槽承载晶圆的底座及提高槽式湿法刻蚀均匀性的方法
US11594430B2 (en) * 2017-09-11 2023-02-28 Tokyo Electron Limited Substrate liquid processing apparatus, substrate liquid processing method and recording medium
JP7198595B2 (ja) * 2018-05-31 2023-01-04 東京エレクトロン株式会社 基板液処理方法、基板液処理装置及び記憶媒体
CN114023670B (zh) * 2021-10-21 2022-07-15 江苏亚电科技有限公司 一种晶圆清洗液加热装置及方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03257452A (ja) * 1990-03-08 1991-11-15 Fuji Photo Film Co Ltd 感光材料処理方法
JPH06271859A (ja) * 1993-03-22 1994-09-27 Sumitomo Metal Ind Ltd 乾式消火コークスの発塵抑制装置
DE19840989A1 (de) * 1997-09-09 1999-03-18 Tokyo Electron Ltd Reinigungsverfahren und Reinigungsgerät

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000003895A (ja) 2000-01-07
US6203627B1 (en) 2001-03-20
US6293288B2 (en) 2001-09-25
US20010009156A1 (en) 2001-07-26
TW410366B (en) 2000-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3557580B2 (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理装置
US7432177B2 (en) Post-ion implant cleaning for silicon on insulator substrate preparation
US8038798B2 (en) Method of and apparatus for cleaning substrate
CN106024615B (zh) 基板液体处理装置和基板液体处理方法
JP3739073B2 (ja) 基板洗浄処理方法及び基板洗浄処理装置
US7360546B2 (en) Cleaning apparatus for semiconductor wafer
KR20090124961A (ko) 종형 열처리 장치의 석영 부재에 부착된 금속 오염 물질의 제거 방법 및 시스템
JP3254518B2 (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理システム
JP3888612B2 (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理装置
JPH11300296A (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理装置
JPH09162156A (ja) 処理方法及び処理装置
JP2002118086A5 (ja)
JP3451567B2 (ja) 洗浄処理装置
JP3341206B2 (ja) 洗浄処理装置及び洗浄処理方法
JPH11204476A (ja) 洗浄処理装置及び洗浄処理方法
WO2007077992A1 (ja) 被処理体搬送器の洗浄・乾燥処理方法、及び洗浄・乾燥処理装置、並びに記憶媒体
JP3519603B2 (ja) 基板処理装置
KR100873939B1 (ko) 기판 세정유닛 및 상기 기판 세정유닛의 배기 처리 방법,그리고 이를 구비하는 기판 처리 장치
JP2000124179A (ja) 基板処理方法
JP3819668B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP3648096B2 (ja) 処理装置
JP2005101572A (ja) 基板洗浄方法及びその装置
KR100486211B1 (ko) 웨이퍼세정방법
JP4149625B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
KR20240031104A (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040506

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees