JP3543879B2 - タイヤ空気圧異常警報装置 - Google Patents
タイヤ空気圧異常警報装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3543879B2 JP3543879B2 JP26289895A JP26289895A JP3543879B2 JP 3543879 B2 JP3543879 B2 JP 3543879B2 JP 26289895 A JP26289895 A JP 26289895A JP 26289895 A JP26289895 A JP 26289895A JP 3543879 B2 JP3543879 B2 JP 3543879B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operation mode
- special operation
- information
- tire pressure
- alarm device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C23/00—Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
- B60C23/06—Signalling devices actuated by deformation of the tyre, e.g. tyre mounted deformation sensors or indirect determination of tyre deformation based on wheel speed, wheel-centre to ground distance or inclination of wheel axle
- B60C23/061—Signalling devices actuated by deformation of the tyre, e.g. tyre mounted deformation sensors or indirect determination of tyre deformation based on wheel speed, wheel-centre to ground distance or inclination of wheel axle by monitoring wheel speed
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C23/00—Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
- B60C23/02—Signalling devices actuated by tyre pressure
- B60C23/04—Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
- B60C23/0401—Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre characterised by the type of alarm
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はタイヤ空気圧異常警報装置に関する。さらに詳しくは、走行中に表示されたのでは運転者の注意を運転から逸らして危険であるような、異常タイヤの位置、およびタイヤ空気圧異常警報装置本体の故障の有無や故障の種類などの情報（特殊動作モードの情報）を、停車中にのみ表示させるよう構成されたタイヤ空気圧異常警報装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
タイヤの空気圧は本来、車両によって設定された範囲内であることが望ましいが、パンク、バルブ損傷、インナーライナーからの空気漏れなどによって空気圧低下が起こり、また積載荷重の超過やその他の原因によって空気圧上昇が起こる。空気圧が低下または上昇したままで走行を続けると最悪のばあい、バーストして事故につながるという危険がある。そのため、従来よりタイヤ空気圧異常を警報する装置が数多く提案されている。たとえば、４輪の車輪速を比較する方法、ホイールに取り付けた内圧センサからの情報を判断する方法、４輪の車輪速をＦＦＴアナライザにかけて共振周波数の変位から判断する方法、サスペンションのばね下周波数を使う方法などである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
これらのタイヤ内圧異常警報装置がタイヤ内圧の異常を検出したばあい、その表示部がただ１個であるときには異常なタイヤの位置がどれであるかを表示するにはランプの点滅の回数などで表示するか、または外部装置（たとえば、ナビゲーション用のモニターや、ドットマトリックスなどの文字の表示が可能な装置）を接続してその装置に表示させるしかない。しかし、そのような外部装置を用意するのはコストがかかるし、また点滅によって表示された情報の内容を認識するのは走行中のドライバーにとって複雑であり、運転の妨げにもなり危険である。
【０００４】
したがって、車両を安全な場所に停車させたあとに、ＥＣＵ(Electronic Control Unit)を作動させ、ランプの点滅の回数や、外部装置の文字内容をゆっくりと観察し、異常タイヤの位置を認識することができるような装置が必要とされる。
【０００５】
また、このようにＥＣＵと連動して表示部に情報を表示することができるタイヤ内圧異常警報装置には、その装置自身の内部または外部の故障を表示する機能をもつものもあり、その故障の内容を故障コードとして記憶する不揮発性メモリと、記憶された故障コードを表示する表示部（ランプまたは外部装置）とを備えている。そして、不揮発性メモリが連結されているＥＣＵへのトリガーによって表示部への表示を開始する。ＥＣＵへのトリガーとは、ＥＣＵに与えるＯＮ情報のことであり、違う動作をしなさいという命令を意味し、スイッチを入れたり、ＥＣＵに接続された線の電位を変えたりすることにより実行される。
【０００６】
実際に、ディーラーなどに持ち込んで修理を行うときには、▲１▼ＥＣＵから出ている特定の端子を電線で、ボディアースまたはコネクタのＧＮＤ（接地）端子に短絡させ、特定の端子の電位を変える、▲２▼ＥＣＵに入力されている信号、たとえばブレーキを一定時間すばやくＯＮ／ＯＦＦさせて、ブレーキ操作が特殊であることをＥＣＵに認識させる、▲３▼専用の機器を接続させて通信させる、などの方法により、ＥＣＵへのトリガーを行い、ＥＣＵのマイコンに認識させ、故障コードを表示部に表示させている。
【０００７】
しかしながら、前記▲１▼〜▲３▼のいずれの方法も、特殊な装置が必要であったり、タイミングを取るような複雑な手順が必要である。
【０００８】
本発明は、叙上の事情に鑑み、イングニッションＯＮ（エンジンの始動）するだけでエントリーされる通常の動作モードのほかに、走行中にはエントリー（入れる、または切り替える）されない特殊動作モードを設定し、運転中に気が散るような情報を表示したりせず、また煩わしい操作をする必要を生じさせないため、運転に集中でき安全であるとともに、停車中に簡単な操作で特殊動作モードにエントリーすることができ特殊動作モードの情報を知ることができるタイヤ空気圧異常警報装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
請求項１にかかわるタイヤ空気圧異常警報装置は、通常の動作モードの情報と当該通常の動作モードとは異なる特殊動作モードの情報とを表示しうる表示部、ＯＮ／ＯＦＦ情報を入力しうる入力スイッチ、およびイグニッションをＯＦＦしても前記特殊動作モードの情報が消えることのない不揮発性メモリを含んでなるタイヤ空気圧異常警報装置装置であって、前記入力スイッチを押しながらイグニッションＯＮすることによって前記特殊動作モードへエントリーし、前記特殊動作モードの情報が前記表示部に表示されるよう構成されてなることを特徴としている。
【００１０】
そして、前記特殊動作モードが自己診断モードであることが好ましい。
【００１１】
前記特殊動作モードが異常タイヤ位置表示モードであることも好ましい。
【００１２】
また、前記不揮発性メモリのかわりに、バックアップ電源を揮発性のメモリに接続してなることも好ましい。
【００１３】
請求項７にかかわるタイヤ空気圧異常警報装置は、通常の動作モードの情報と当該通常の動作モードとは異なる特殊動作モードの情報とを表示しうる表示部、ＯＮ／ＯＦＦ情報を入力しうる入力スイッチ、およびイグニッションをＯＦＦしても前記特殊動作モードの情報が消えることのない不揮発性メモリと、車輪速センサを含んでなるタイヤ空気圧異常警報装置であって、前記入力スイッチを押しながらイグニッションＯＮしたばあいに、前記車輪速センサがすべての車輪が動いていないことを検知していれば、前記特殊動作モードへのエントリーが行われ、前記特殊動作モードの情報が前記表示部に表示されるよう構成されてなることを特徴としている。
【００１４】
そして、前記特殊動作モードが自己診断モードであることが好ましい。
【００１５】
前記特殊動作モードが異常タイヤ位置表示モードであることも好ましい。
【００１６】
また、前記不揮発性メモリのかわりに、バックアップ電源を揮発性のメモリに接続してなることも好ましい。
【００１７】
【発明の実施の形態】
本発明のタイヤ空気圧異常警報装置において、通常の動作モードとは、イグニッションＯＮ（エンジンの始動）するだけでエントリーされるものをいう。この通常動作モードに含まれるものとしては、タイヤ減圧監視モード、自己診断モードなどがあり、これらは簡単な情報であるため走行中に表示部に表示されても運転者の邪魔にならない。
【００１８】
一方、特殊動作モードに含まれるものは、一瞬で認識するのが困難であるような複雑な情報を表示する必要のあるモードであり、たとえば、減圧タイヤ表示モード、故障コード表示モードなどである。減圧タイヤ表示モードとは減圧したタイヤの位置を表示するものであり、故障コード表示モードとは、装置本体（タイヤ空気圧異常警報装置）の内部および外部の故障の有無と故障の種類を、簡単な記号、英数字、ひらがな、カタカナなどで現した故障コードを表示するものであるため、かなり複雑な情報であり、読み取るのに時間がかかる。
【００１９】
本発明では、そのように読み取るのに時間のかかる情報を、特殊動作モードの情報に指定し、通常の動作モードのように、イングニッションＯＮするだけではエントリーされないように構成した。このような構成により、走行中には特殊動作モードの情報に煩わされることなく、運転に集中でき、安全であるという効果を奏しうる。
【００２０】
また、本発明では特殊動作モードへのエントリーの動作は、（１）通常は別の用途で使われているＥＣＵに接続された入力スイッチを押しながらイグニッションをＯＮすると実行される、または（２）、通常は別の用途で使われているＥＣＵに接続された入力スイッチを押しながらイグニッションをＯＮする動作をしたばあいに、さらに車輪速が０であることが確認されてのち実行される、という２つの構成を採用している。
【００２１】
前記（１）または（２）の構成により、従来に比べて、入力スイッチを押しながらイグニッションをＯＮするだけ、という簡単な動作で特殊モードへエントリーできるという効果を奏しうる。また、イグニッションをＯＮ（エンジン始動）したつぎの数秒から数分のみ、特殊動作モードの情報が表示されるのであるが、このエンジン始動から数秒または数分間は確実に停車中であり、走行中には表示されない。
【００２２】
特殊動作モードでは、複雑な情報を伝えるため、１つのランプからなる表示部などでは、ランプが複雑なパターンで点滅せざるおえない。そのため、走行中に特殊動作モードにエントリーされると、運転中のドライバーが気を散らせる原因となり危険であるが、本発明ではそのような惧れがなく、安全である。
【００２３】
また、走行中にエンストしてニュートラルにしたあとにまだ車両が動いているようなばあいなど、車両が動いている状態でイグニッションをＯＦＦからＯＮへ切り替えなければならない状況になっても、前記（２）の構成においては、車輪速度が０でなければ、特殊動作モードにエントリーされない。そのため、運転者は、トラブル中に表示ランプの点滅などに気をとられることがなく、さらに安全性が高まる。
【００２４】
つぎに、本発明のタイヤ空気圧異常警報装置の一実施例を図１〜３に基づいて説明をする。これは、前記（１）の構成を有するものである。このタイヤ空気圧異常警報装置は、図１に示されるように、ＥＣＵ１に表示部としてのランプ２と、入力スイッチ３と、不揮発性メモリ４を備えている。また、図２に示されるように、不揮発性メモリ４のかわりに、揮発性メモリ５とバックアップ電源６をＥＣＵ１に接続してもよい。
【００２５】
ランプ２は、複数の情報を伝えるのに、ランプの点滅の回数や、点滅の長短に変化を与えて表現する。
【００２６】
入力スイッチ３は、ＯＮ／ＯＦＦ情報をＥＣＵに入力しうるものであり、たとえば、空気圧情報の初期化など、通常は、別の用途に使われているものを使用することができる。
【００２７】
このように、本発明のタイヤ空気圧異常警報装置としては、ＯＮ／ＯＦＦ情報をこの装置へ入力できるスイッチを装備したＥＣＵならどのようなものでも利用可能である。
【００２８】
不揮発性メモリ４は、電源が切れても記憶が消去されないように構成されているメモリであり、たとえば、ＥＥＰＲＯＭ（Electrically Erasable and Programmable ROM）などを利用することができる。
【００２９】
また、不揮発性メモリ４のかわりに、バックアップ電源６が接続された揮発性メモリ５を利用することもできる。このばあい揮発性メモリ５としてスタテックＲＡＭ（ＳＲＡＭ）、ダイナミックＲＡＭ（ＤＲＡＭ）などを利用することができる。
【００３０】
このように、本発明では、エンジンやイングニッション、バッテリーコードなどを切っても、特殊動作モードの情報が消えることのないように構成されている。
【００３１】
図１および図２に示されるタイヤ空気圧異常警報装置は、図３に示されるフローチャートにしたがって動作する。すなわち、運転者が、イグニッションＯＮする（ステップ１１）と、入力スイッチが押されているか否かを判別し（ステップ１２）、入力スイッチが押されていれば特殊動作モードの情報をランプ表示し（ステップ１３）、入力スイッチが押されていなければ通常動作モードを行う（ステップ１４）。
【００３２】
このように、入力スイッチを押しながらキーを回すだけで、表示部（ランプ）に情報が表示される。その情報は、特殊動作モードが自己診断モードであるばあいには、タイヤ空気圧異常警報装置の内部および外部の故障の内容を故障コードで示したもの（故障コード表示モード）であり、また、特殊動作モードが異常タイヤ位置表示モードであるばあいには、異常タイヤの位置を示すものである。
【００３３】
つぎに、本発明のタイヤ空気圧異常警報装置の他の実施例を図４および図５に基づいて説明する。これは、前記（２）の構成を有するものである。このタイヤ空気圧異常警報装置は、図４に示されるように、ＥＣＵ２１に、表示部としてのランプ２２、入力スイッチ２３、不揮発性メモリ２４および車輪速センサ２５〜２８を備えている。
【００３４】
車輪速センサ２５〜２８には、ＡＢＳ（アンチロックブレーキングシステム）や、ＴＣＳ（トラクションコントロール）、ＤＳＣ（ダイナミックスタビリティコントロール）に使用されているものを利用することができる。そして、入力スイッチ２３を押しながらイグニションＯＮしても、車輪速センサ２５〜２８が車輪の速度が０であることを入力しなければ、特殊動作モードにエントリーされないよう構成されている。
【００３５】
なお、図２と同様に、不揮発性メモリ２４のかわりに、揮発性メモリとバックアップ電源を設けてもよい。
【００３６】
このタイヤ空気圧異常警報装置では、トラブルなどの発生によりニュートラル状態で車輪が動いているときに、入力スイッチを押しながらキーを回しても、車輪速センサが車輪速ゼロの信号を入力しないので、表示部（ランプ）に情報が表示されることはない。
【００３７】
図４に示される空気圧異常警報装置は、図５に示されるフローチャートにしたがって動作する。すなわち、運転者が、イグニッションＯＮする（ステップ３１）と、入力スイッチが押されているか否かを判別し（ステップ３２）、入力スイッチが押されていれば、つぎに車輪速が０か否かを判別し（ステップ３３）、車輪速が０のばあいに特殊動作モードの情報ランプ表示する（ステップ３４）。また、入力スイッチが押されていなければ（ステップ３２）、通常動作モードを行う （ステップ３５）。または、車輪速が０でないときにも（ステップ３３）、通常動作モードを行う（ステップ３５）。
【００３８】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明のタイヤ空気圧異常警報装置は、車両走行中に故障コードを読み取ったり、内圧異常タイヤの位置を読み取ったりするなどの危険な行為を防ぐことができ、かつエントリ−するときは簡単な手順でエントリーすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のタイヤ空気圧異常警報装置の一実施例の説明図である。
【図２】本発明のタイヤ空気圧異常警報装置の他の実施例の説明図である。
【図３】図１および図２に示されるタイヤ空気圧異常警報装置のフローチャートである。
【図４】本発明のタイヤ空気圧異常警報装置のさらに他の実施例の説明図である。
【図５】図４に示されるタイヤ空気圧異常警報装置のフローチャートである。
【符号の説明】
１、２１ ＥＣＵ
２、２２ ランプ
３、２３ 入力スイッチ
４、２４ 不揮発性メモリ
５ 揮発性メモリ
６ バックアップ電源
【発明の属する技術分野】
本発明はタイヤ空気圧異常警報装置に関する。さらに詳しくは、走行中に表示されたのでは運転者の注意を運転から逸らして危険であるような、異常タイヤの位置、およびタイヤ空気圧異常警報装置本体の故障の有無や故障の種類などの情報（特殊動作モードの情報）を、停車中にのみ表示させるよう構成されたタイヤ空気圧異常警報装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
タイヤの空気圧は本来、車両によって設定された範囲内であることが望ましいが、パンク、バルブ損傷、インナーライナーからの空気漏れなどによって空気圧低下が起こり、また積載荷重の超過やその他の原因によって空気圧上昇が起こる。空気圧が低下または上昇したままで走行を続けると最悪のばあい、バーストして事故につながるという危険がある。そのため、従来よりタイヤ空気圧異常を警報する装置が数多く提案されている。たとえば、４輪の車輪速を比較する方法、ホイールに取り付けた内圧センサからの情報を判断する方法、４輪の車輪速をＦＦＴアナライザにかけて共振周波数の変位から判断する方法、サスペンションのばね下周波数を使う方法などである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
これらのタイヤ内圧異常警報装置がタイヤ内圧の異常を検出したばあい、その表示部がただ１個であるときには異常なタイヤの位置がどれであるかを表示するにはランプの点滅の回数などで表示するか、または外部装置（たとえば、ナビゲーション用のモニターや、ドットマトリックスなどの文字の表示が可能な装置）を接続してその装置に表示させるしかない。しかし、そのような外部装置を用意するのはコストがかかるし、また点滅によって表示された情報の内容を認識するのは走行中のドライバーにとって複雑であり、運転の妨げにもなり危険である。
【０００４】
したがって、車両を安全な場所に停車させたあとに、ＥＣＵ(Electronic Control Unit)を作動させ、ランプの点滅の回数や、外部装置の文字内容をゆっくりと観察し、異常タイヤの位置を認識することができるような装置が必要とされる。
【０００５】
また、このようにＥＣＵと連動して表示部に情報を表示することができるタイヤ内圧異常警報装置には、その装置自身の内部または外部の故障を表示する機能をもつものもあり、その故障の内容を故障コードとして記憶する不揮発性メモリと、記憶された故障コードを表示する表示部（ランプまたは外部装置）とを備えている。そして、不揮発性メモリが連結されているＥＣＵへのトリガーによって表示部への表示を開始する。ＥＣＵへのトリガーとは、ＥＣＵに与えるＯＮ情報のことであり、違う動作をしなさいという命令を意味し、スイッチを入れたり、ＥＣＵに接続された線の電位を変えたりすることにより実行される。
【０００６】
実際に、ディーラーなどに持ち込んで修理を行うときには、▲１▼ＥＣＵから出ている特定の端子を電線で、ボディアースまたはコネクタのＧＮＤ（接地）端子に短絡させ、特定の端子の電位を変える、▲２▼ＥＣＵに入力されている信号、たとえばブレーキを一定時間すばやくＯＮ／ＯＦＦさせて、ブレーキ操作が特殊であることをＥＣＵに認識させる、▲３▼専用の機器を接続させて通信させる、などの方法により、ＥＣＵへのトリガーを行い、ＥＣＵのマイコンに認識させ、故障コードを表示部に表示させている。
【０００７】
しかしながら、前記▲１▼〜▲３▼のいずれの方法も、特殊な装置が必要であったり、タイミングを取るような複雑な手順が必要である。
【０００８】
本発明は、叙上の事情に鑑み、イングニッションＯＮ（エンジンの始動）するだけでエントリーされる通常の動作モードのほかに、走行中にはエントリー（入れる、または切り替える）されない特殊動作モードを設定し、運転中に気が散るような情報を表示したりせず、また煩わしい操作をする必要を生じさせないため、運転に集中でき安全であるとともに、停車中に簡単な操作で特殊動作モードにエントリーすることができ特殊動作モードの情報を知ることができるタイヤ空気圧異常警報装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
請求項１にかかわるタイヤ空気圧異常警報装置は、通常の動作モードの情報と当該通常の動作モードとは異なる特殊動作モードの情報とを表示しうる表示部、ＯＮ／ＯＦＦ情報を入力しうる入力スイッチ、およびイグニッションをＯＦＦしても前記特殊動作モードの情報が消えることのない不揮発性メモリを含んでなるタイヤ空気圧異常警報装置装置であって、前記入力スイッチを押しながらイグニッションＯＮすることによって前記特殊動作モードへエントリーし、前記特殊動作モードの情報が前記表示部に表示されるよう構成されてなることを特徴としている。
【００１０】
そして、前記特殊動作モードが自己診断モードであることが好ましい。
【００１１】
前記特殊動作モードが異常タイヤ位置表示モードであることも好ましい。
【００１２】
また、前記不揮発性メモリのかわりに、バックアップ電源を揮発性のメモリに接続してなることも好ましい。
【００１３】
請求項７にかかわるタイヤ空気圧異常警報装置は、通常の動作モードの情報と当該通常の動作モードとは異なる特殊動作モードの情報とを表示しうる表示部、ＯＮ／ＯＦＦ情報を入力しうる入力スイッチ、およびイグニッションをＯＦＦしても前記特殊動作モードの情報が消えることのない不揮発性メモリと、車輪速センサを含んでなるタイヤ空気圧異常警報装置であって、前記入力スイッチを押しながらイグニッションＯＮしたばあいに、前記車輪速センサがすべての車輪が動いていないことを検知していれば、前記特殊動作モードへのエントリーが行われ、前記特殊動作モードの情報が前記表示部に表示されるよう構成されてなることを特徴としている。
【００１４】
そして、前記特殊動作モードが自己診断モードであることが好ましい。
【００１５】
前記特殊動作モードが異常タイヤ位置表示モードであることも好ましい。
【００１６】
また、前記不揮発性メモリのかわりに、バックアップ電源を揮発性のメモリに接続してなることも好ましい。
【００１７】
【発明の実施の形態】
本発明のタイヤ空気圧異常警報装置において、通常の動作モードとは、イグニッションＯＮ（エンジンの始動）するだけでエントリーされるものをいう。この通常動作モードに含まれるものとしては、タイヤ減圧監視モード、自己診断モードなどがあり、これらは簡単な情報であるため走行中に表示部に表示されても運転者の邪魔にならない。
【００１８】
一方、特殊動作モードに含まれるものは、一瞬で認識するのが困難であるような複雑な情報を表示する必要のあるモードであり、たとえば、減圧タイヤ表示モード、故障コード表示モードなどである。減圧タイヤ表示モードとは減圧したタイヤの位置を表示するものであり、故障コード表示モードとは、装置本体（タイヤ空気圧異常警報装置）の内部および外部の故障の有無と故障の種類を、簡単な記号、英数字、ひらがな、カタカナなどで現した故障コードを表示するものであるため、かなり複雑な情報であり、読み取るのに時間がかかる。
【００１９】
本発明では、そのように読み取るのに時間のかかる情報を、特殊動作モードの情報に指定し、通常の動作モードのように、イングニッションＯＮするだけではエントリーされないように構成した。このような構成により、走行中には特殊動作モードの情報に煩わされることなく、運転に集中でき、安全であるという効果を奏しうる。
【００２０】
また、本発明では特殊動作モードへのエントリーの動作は、（１）通常は別の用途で使われているＥＣＵに接続された入力スイッチを押しながらイグニッションをＯＮすると実行される、または（２）、通常は別の用途で使われているＥＣＵに接続された入力スイッチを押しながらイグニッションをＯＮする動作をしたばあいに、さらに車輪速が０であることが確認されてのち実行される、という２つの構成を採用している。
【００２１】
前記（１）または（２）の構成により、従来に比べて、入力スイッチを押しながらイグニッションをＯＮするだけ、という簡単な動作で特殊モードへエントリーできるという効果を奏しうる。また、イグニッションをＯＮ（エンジン始動）したつぎの数秒から数分のみ、特殊動作モードの情報が表示されるのであるが、このエンジン始動から数秒または数分間は確実に停車中であり、走行中には表示されない。
【００２２】
特殊動作モードでは、複雑な情報を伝えるため、１つのランプからなる表示部などでは、ランプが複雑なパターンで点滅せざるおえない。そのため、走行中に特殊動作モードにエントリーされると、運転中のドライバーが気を散らせる原因となり危険であるが、本発明ではそのような惧れがなく、安全である。
【００２３】
また、走行中にエンストしてニュートラルにしたあとにまだ車両が動いているようなばあいなど、車両が動いている状態でイグニッションをＯＦＦからＯＮへ切り替えなければならない状況になっても、前記（２）の構成においては、車輪速度が０でなければ、特殊動作モードにエントリーされない。そのため、運転者は、トラブル中に表示ランプの点滅などに気をとられることがなく、さらに安全性が高まる。
【００２４】
つぎに、本発明のタイヤ空気圧異常警報装置の一実施例を図１〜３に基づいて説明をする。これは、前記（１）の構成を有するものである。このタイヤ空気圧異常警報装置は、図１に示されるように、ＥＣＵ１に表示部としてのランプ２と、入力スイッチ３と、不揮発性メモリ４を備えている。また、図２に示されるように、不揮発性メモリ４のかわりに、揮発性メモリ５とバックアップ電源６をＥＣＵ１に接続してもよい。
【００２５】
ランプ２は、複数の情報を伝えるのに、ランプの点滅の回数や、点滅の長短に変化を与えて表現する。
【００２６】
入力スイッチ３は、ＯＮ／ＯＦＦ情報をＥＣＵに入力しうるものであり、たとえば、空気圧情報の初期化など、通常は、別の用途に使われているものを使用することができる。
【００２７】
このように、本発明のタイヤ空気圧異常警報装置としては、ＯＮ／ＯＦＦ情報をこの装置へ入力できるスイッチを装備したＥＣＵならどのようなものでも利用可能である。
【００２８】
不揮発性メモリ４は、電源が切れても記憶が消去されないように構成されているメモリであり、たとえば、ＥＥＰＲＯＭ（Electrically Erasable and Programmable ROM）などを利用することができる。
【００２９】
また、不揮発性メモリ４のかわりに、バックアップ電源６が接続された揮発性メモリ５を利用することもできる。このばあい揮発性メモリ５としてスタテックＲＡＭ（ＳＲＡＭ）、ダイナミックＲＡＭ（ＤＲＡＭ）などを利用することができる。
【００３０】
このように、本発明では、エンジンやイングニッション、バッテリーコードなどを切っても、特殊動作モードの情報が消えることのないように構成されている。
【００３１】
図１および図２に示されるタイヤ空気圧異常警報装置は、図３に示されるフローチャートにしたがって動作する。すなわち、運転者が、イグニッションＯＮする（ステップ１１）と、入力スイッチが押されているか否かを判別し（ステップ１２）、入力スイッチが押されていれば特殊動作モードの情報をランプ表示し（ステップ１３）、入力スイッチが押されていなければ通常動作モードを行う（ステップ１４）。
【００３２】
このように、入力スイッチを押しながらキーを回すだけで、表示部（ランプ）に情報が表示される。その情報は、特殊動作モードが自己診断モードであるばあいには、タイヤ空気圧異常警報装置の内部および外部の故障の内容を故障コードで示したもの（故障コード表示モード）であり、また、特殊動作モードが異常タイヤ位置表示モードであるばあいには、異常タイヤの位置を示すものである。
【００３３】
つぎに、本発明のタイヤ空気圧異常警報装置の他の実施例を図４および図５に基づいて説明する。これは、前記（２）の構成を有するものである。このタイヤ空気圧異常警報装置は、図４に示されるように、ＥＣＵ２１に、表示部としてのランプ２２、入力スイッチ２３、不揮発性メモリ２４および車輪速センサ２５〜２８を備えている。
【００３４】
車輪速センサ２５〜２８には、ＡＢＳ（アンチロックブレーキングシステム）や、ＴＣＳ（トラクションコントロール）、ＤＳＣ（ダイナミックスタビリティコントロール）に使用されているものを利用することができる。そして、入力スイッチ２３を押しながらイグニションＯＮしても、車輪速センサ２５〜２８が車輪の速度が０であることを入力しなければ、特殊動作モードにエントリーされないよう構成されている。
【００３５】
なお、図２と同様に、不揮発性メモリ２４のかわりに、揮発性メモリとバックアップ電源を設けてもよい。
【００３６】
このタイヤ空気圧異常警報装置では、トラブルなどの発生によりニュートラル状態で車輪が動いているときに、入力スイッチを押しながらキーを回しても、車輪速センサが車輪速ゼロの信号を入力しないので、表示部（ランプ）に情報が表示されることはない。
【００３７】
図４に示される空気圧異常警報装置は、図５に示されるフローチャートにしたがって動作する。すなわち、運転者が、イグニッションＯＮする（ステップ３１）と、入力スイッチが押されているか否かを判別し（ステップ３２）、入力スイッチが押されていれば、つぎに車輪速が０か否かを判別し（ステップ３３）、車輪速が０のばあいに特殊動作モードの情報ランプ表示する（ステップ３４）。また、入力スイッチが押されていなければ（ステップ３２）、通常動作モードを行う （ステップ３５）。または、車輪速が０でないときにも（ステップ３３）、通常動作モードを行う（ステップ３５）。
【００３８】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明のタイヤ空気圧異常警報装置は、車両走行中に故障コードを読み取ったり、内圧異常タイヤの位置を読み取ったりするなどの危険な行為を防ぐことができ、かつエントリ−するときは簡単な手順でエントリーすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のタイヤ空気圧異常警報装置の一実施例の説明図である。
【図２】本発明のタイヤ空気圧異常警報装置の他の実施例の説明図である。
【図３】図１および図２に示されるタイヤ空気圧異常警報装置のフローチャートである。
【図４】本発明のタイヤ空気圧異常警報装置のさらに他の実施例の説明図である。
【図５】図４に示されるタイヤ空気圧異常警報装置のフローチャートである。
【符号の説明】
１、２１ ＥＣＵ
２、２２ ランプ
３、２３ 入力スイッチ
４、２４ 不揮発性メモリ
５ 揮発性メモリ
６ バックアップ電源
Claims (12)
- 通常の動作モードの情報と当該通常の動作モードとは異なる特殊動作モードの情報とを表示しうる表示部、ＯＮ／ＯＦＦ情報を入力しうる入力スイッチ、およびイグニッションをＯＦＦしても前記特殊動作モードの情報が消えることのない不揮発性メモリを含んでなるタイヤ空気圧異常警報装置装置であって、前記入力スイッチを押しながらイグニッションＯＮすることによって前記特殊動作モードへエントリーし、前記特殊動作モードの情報が前記表示部に表示されるよう構成されてなることを特徴とするタイヤ空気圧異常警報装置。
- 前記特殊動作モードが自己診断モードである請求項１記載のタイヤ空気圧異常警報装置。
- 前記特殊動作モードが異常タイヤ位置表示モードである請求項１記載のタイヤ空気圧異常警報装置。
- 通常の動作モードの情報と当該通常の動作モードとは異なる特殊動作モードの情報とを表示しうる表示部、ＯＮ／ＯＦＦ情報を入力しうる入力スイッチ、およびイグニッションをＯＦＦしても前記特殊動作モードの情報が消えることのないようにバックアップ電源を接続してなる揮発性のメモリを含んでなるタイヤ空気圧異常警報装置であって、前記入力スイッチを押しながらイグニッションＯＮすることによって前記特殊動作モードへエントリーし、前記特殊動作モードの情報が前記表示部に表示されるよう構成されてなることを特徴とするタイヤ空気圧異常警報装置。
- 前記特殊動作モードが自己診断モードである請求項１記載のタイヤ空気圧異常警報装置。
- 前記特殊動作モードが異常タイヤ位置表示モードである請求項１記載のタイヤ空気圧異常警報装置。
- 通常の動作モードの情報と当該通常の動作モードとは異なる特殊動作モードの情報とを表示しうる表示部、ＯＮ／ＯＦＦ情報を入力しうる入力スイッチ、およびイグニッションをＯＦＦしても前記特殊動作モードの情報が消えることのない不揮発性メモリと、車輪速センサを含んでなるタイヤ空気圧異常警報装置であって、前記入力スイッチを押しながらイグニッションＯＮしたばあいに、前記車輪速センサがすべての車輪が動いていないことを検知していれば、前記特殊動作モードへのエントリーが行われ、前記特殊動作モードの情報が前記表示部に表示されるよう構成されてなることを特徴とするタイヤ空気圧異常警報装置。
- 前記特殊動作モードが自己診断モードである請求項７記載のタイヤ空気圧異常警報装置。
- 前記特殊動作モードが異常タイヤ位置表示モードである請求項７記載のタイヤ空気圧異常警報装置。
- 通常の動作モードの情報と当該通常の動作モードとは異なる特殊動作モードの情報とを表示しうる表示部、ＯＮ／ＯＦＦ情報を入力しうる入力スイッチ、およびイグニッションをＯＦＦしても前記特殊動作モードの情報が消えることのないようにバックアップ電源が接続されてなる揮発性のメモリと、車輪速センサを含んでなるタイヤ空気圧異常警報装置であって、前記入力スイッチを押しながらイグニッションＯＮしたばあいに、前記車輪速センサがすべての車輪が動いていないことを検知していれば、前記特殊動作モードへのエントリーが行われ、前記特殊動作モードの情報が前記表示部に表示されるよう構成されてなることを特徴とするタイヤ空気圧異常警報装置。
- 前記特殊動作モードが自己診断モードである請求項１０記載のタイヤ空気圧異常警報装置。
- 前記特殊動作モードが異常タイヤ位置表示モードである請求項１０記載のタイヤ空気圧異常警報装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26289895A JP3543879B2 (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | タイヤ空気圧異常警報装置 |
| US08/727,764 US5844475A (en) | 1995-10-11 | 1996-10-08 | Apparatus for alarming abnormality of tire air pressure |
| EP96307367A EP0768192B1 (en) | 1995-10-11 | 1996-10-10 | Apparatus and method for alarming abnormality of tyre air pressure |
| DE69614630T DE69614630T2 (de) | 1995-10-11 | 1996-10-10 | Gerät und Verfahren zum Warnen vor Abweichungen des Reifendrucks |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26289895A JP3543879B2 (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | タイヤ空気圧異常警報装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09104211A JPH09104211A (ja) | 1997-04-22 |
| JP3543879B2 true JP3543879B2 (ja) | 2004-07-21 |
Family
ID=17382154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26289895A Expired - Lifetime JP3543879B2 (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | タイヤ空気圧異常警報装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5844475A (ja) |
| EP (1) | EP0768192B1 (ja) |
| JP (1) | JP3543879B2 (ja) |
| DE (1) | DE69614630T2 (ja) |
Families Citing this family (36)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0968892B1 (en) * | 1997-11-28 | 2009-07-15 | Denso Corporation | Vehicle controller |
| US6043737A (en) * | 1999-07-01 | 2000-03-28 | Shehan; Mark Alan | Tire monitoring and deflation warning assembly |
| US6222444B1 (en) | 2000-04-03 | 2001-04-24 | Robert Bosch Corporation | Method for detecting a deflated tire on a vehicle |
| US6285280B1 (en) | 2000-06-26 | 2001-09-04 | Robert Bosch Corporation | Method for detecting a deflated tire on a vehicle |
| JP3769459B2 (ja) * | 2000-10-13 | 2006-04-26 | 株式会社豊田中央研究所 | タイヤバースト予測装置 |
| JP2002132533A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-10 | Denso Corp | 自己診断機能を備えた車両用制御装置及び記録媒体 |
| US6459369B1 (en) | 2000-11-22 | 2002-10-01 | Robert Bosch Corporation | Tire deflation detection system with feedback component |
| US20030121319A1 (en) * | 2001-02-26 | 2003-07-03 | Hiroyoshi Kojima | Apparatus for estimating a tire condition and apparatus for determining a tire abnormal condition |
| JP2002248916A (ja) * | 2001-02-26 | 2002-09-03 | Toyota Motor Corp | タイヤ情報取得装置、タイヤ情報取得方法およびタイヤ情報取得プログラム |
| DE10152338B4 (de) * | 2001-10-24 | 2004-11-18 | Siemens Ag | Verfahren und System zur Überwachung der Räder eines Kraftfahrzeuges |
| US6914523B2 (en) * | 2002-04-30 | 2005-07-05 | Trw Inc. | Method and apparatus for sensing tire pressure |
| US7227455B2 (en) * | 2002-09-10 | 2007-06-05 | Bendix Commercial Vehicle Systems | Mileage information display system |
| KR100482434B1 (ko) * | 2002-09-27 | 2005-04-14 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 타이어 공기압 저하 경보장치와 그 제어방법 |
| US20040196148A1 (en) * | 2003-04-07 | 2004-10-07 | George Albuquerque | Tire management system |
| US20040196147A1 (en) * | 2003-04-07 | 2004-10-07 | George Albuquerque | Tire Management System |
| DE10360722A1 (de) * | 2003-12-23 | 2005-07-21 | Daimlerchrysler Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Erhöhung des Insassenschutzes bei einem defekten Reifen eines Kraftfahrzeuges |
| JP4833196B2 (ja) | 2005-02-22 | 2011-12-07 | 株式会社ブリヂストン | センサ異常判定装置及びセンサ異常判定方法 |
| WO2006131201A2 (de) | 2005-06-04 | 2006-12-14 | Eichenauer Heizelemente Gmbh & Co.Kg | Harnstoffversorgungssystem für einen abgasreinigungskatalysator und hierfür geeigneter heizeinsatz |
| US7505820B2 (en) | 2006-03-30 | 2009-03-17 | Honeywell International Inc. | Backup control for solid state power controller (SSPC) |
| US7859392B2 (en) | 2006-05-22 | 2010-12-28 | Iwi, Inc. | System and method for monitoring and updating speed-by-street data |
| US9067565B2 (en) | 2006-05-22 | 2015-06-30 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | System and method for evaluating driver behavior |
| US7899610B2 (en) | 2006-10-02 | 2011-03-01 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | System and method for reconfiguring an electronic control unit of a motor vehicle to optimize fuel economy |
| US8825277B2 (en) | 2007-06-05 | 2014-09-02 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | System and method for the collection, correlation and use of vehicle collision data |
| US8666590B2 (en) | 2007-06-22 | 2014-03-04 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | System and method for naming, filtering, and recall of remotely monitored event data |
| US9129460B2 (en) | 2007-06-25 | 2015-09-08 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | System and method for monitoring and improving driver behavior |
| US7999670B2 (en) | 2007-07-02 | 2011-08-16 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | System and method for defining areas of interest and modifying asset monitoring in relation thereto |
| US9117246B2 (en) | 2007-07-17 | 2015-08-25 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | System and method for providing a user interface for vehicle mentoring system users and insurers |
| US8818618B2 (en) | 2007-07-17 | 2014-08-26 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | System and method for providing a user interface for vehicle monitoring system users and insurers |
| US8577703B2 (en) | 2007-07-17 | 2013-11-05 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | System and method for categorizing driving behavior using driver mentoring and/or monitoring equipment to determine an underwriting risk |
| US7876205B2 (en) | 2007-10-02 | 2011-01-25 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | System and method for detecting use of a wireless device in a moving vehicle |
| US8688180B2 (en) | 2008-08-06 | 2014-04-01 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | System and method for detecting use of a wireless device while driving |
| US8963702B2 (en) | 2009-02-13 | 2015-02-24 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | System and method for viewing and correcting data in a street mapping database |
| US8892341B2 (en) | 2009-02-13 | 2014-11-18 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | Driver mentoring to improve vehicle operation |
| US8188887B2 (en) | 2009-02-13 | 2012-05-29 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | System and method for alerting drivers to road conditions |
| US9172477B2 (en) | 2013-10-30 | 2015-10-27 | Inthinc Technology Solutions, Inc. | Wireless device detection using multiple antennas separated by an RF shield |
| KR101953565B1 (ko) * | 2016-11-02 | 2019-03-04 | 현대자동차주식회사 | 타이어 압력 모니터링 시스템 및 그의 구동 방법 |
Family Cites Families (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3975708A (en) * | 1974-02-27 | 1976-08-17 | T.S.W.S., Inc. | Vehicle condition monitoring system |
| US4222031A (en) * | 1978-10-02 | 1980-09-09 | Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho | Warning device for a vehicle |
| US4271402A (en) * | 1979-08-29 | 1981-06-02 | General Motors Corporation | Motor vehicle diagnostic and monitoring device having keep alive memory |
| JPS56135337A (en) * | 1980-03-21 | 1981-10-22 | Nippon Denso Co Ltd | Method and system for indicating abnormal condition for car |
| GB2084769B (en) * | 1980-08-06 | 1985-03-13 | Racal Microelect System | Back-up electrical power supply |
| DE3229411A1 (de) * | 1981-08-06 | 1983-03-03 | Nissan Motor Co., Ltd., Yokohama, Kanagawa | Elektronische vorrichtung mit selbstueberwachung fuer ein kraftfahrzeug |
| DE3540599A1 (de) * | 1985-11-15 | 1987-05-21 | Porsche Ag | Diagnosesystem fuer ein kraftfahrzeug |
| JPH0511331Y2 (ja) * | 1986-09-24 | 1993-03-19 | ||
| US5155663A (en) * | 1990-02-19 | 1992-10-13 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Memory cartridge system with adapter |
| JPH05165738A (ja) * | 1991-12-16 | 1993-07-02 | Fujitsu Ltd | 半導体メモリ装置 |
| GB9220234D0 (en) * | 1992-09-24 | 1992-11-04 | Otter Controls Ltd | Tyre condition monitoring |
| JP2939070B2 (ja) * | 1992-11-25 | 1999-08-25 | アルパイン株式会社 | 車載用テレビジョン装置 |
| DE4303583C2 (de) * | 1993-02-08 | 1996-02-22 | Alpha Beta Electronics Ag | Ventil mit einer Einrichtung zur Erzeugung eines drahtlos übermittelbaren Druckabnahme-Anzeigesignals für Fahrzeugreifen |
| US5463374A (en) * | 1994-03-10 | 1995-10-31 | Delco Electronics Corporation | Method and apparatus for tire pressure monitoring and for shared keyless entry control |
-
1995
- 1995-10-11 JP JP26289895A patent/JP3543879B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-10-08 US US08/727,764 patent/US5844475A/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-10-10 DE DE69614630T patent/DE69614630T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-10-10 EP EP96307367A patent/EP0768192B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5844475A (en) | 1998-12-01 |
| JPH09104211A (ja) | 1997-04-22 |
| EP0768192A1 (en) | 1997-04-16 |
| EP0768192B1 (en) | 2001-08-22 |
| DE69614630D1 (de) | 2001-09-27 |
| DE69614630T2 (de) | 2002-08-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3543879B2 (ja) | タイヤ空気圧異常警報装置 | |
| JP3212311B2 (ja) | 車両用空気入りタイヤの空気圧監視装置 | |
| US4952908A (en) | Trailer stability monitor | |
| US4912969A (en) | Method of testing a set of wheel speed sensors forming parts of an anti-lock brake control system | |
| CN109591522B (zh) | 商用车安全运行监测预警*** | |
| CN105835817B (zh) | 爆胎车辆控制方法、装置及*** | |
| KR100783959B1 (ko) | 타이어압력감지시스템(ｔｐｍｓ)을 이용한 스페어타이어장착 차량의 최고속도 제한 방법 | |
| JPS6364804A (ja) | アンチブロツキング装置を装備した車両 | |
| US6571481B1 (en) | Automatic low tire pressure detector | |
| JP2002193070A (ja) | Ｅｃｕ | |
| JP3904155B2 (ja) | 遠隔タイヤ圧力監視システム | |
| US20070100525A1 (en) | Safety apparatus for a motor vehicle, and method for communicating the status of a safety apparatus of a motor vehicle | |
| CN108790626B (zh) | 一种应用中央充放气***的安全控制***及控制方法 | |
| KR20090004056U (ko) | 타이어 공기압 측정용 압력센서 및 이를 구비한 타이어공기압 모니터링 시스템 | |
| US20140052332A1 (en) | Tpms connected to propulsion system | |
| KR100331421B1 (ko) | 차량의 타이어 상태 표시장치 | |
| JP4042975B2 (ja) | タイヤ空気圧監視システムの監視ユニット | |
| CN107323181A (zh) | 车辆用爆胎安全装置的监测***及监测方法 | |
| US6154124A (en) | Windshield wiper alarm | |
| CN216659467U (zh) | 爆胎应急处理装置 | |
| JP2645937B2 (ja) | タイヤ空気圧警報装置 | |
| CN210881549U (zh) | 一种车用安全绑带气囊及车轮 | |
| CN107323182A (zh) | 一种汽车防爆胎智能*** | |
| KR100646464B1 (ko) | 공기압 저감 경고를 저장하는 타이어 공기압 모니터링 장치 | |
| JPS61129357A (ja) | 診断機能を有する車両用制御装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040316 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040330 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416 Year of fee payment: 10 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |