JP3538131B2 - ディスク再生装置および対物レンズ遮蔽方法 - Google Patents

ディスク再生装置および対物レンズ遮蔽方法

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JP3538131B2
JP3538131B2 JP2000252432A JP2000252432A JP3538131B2 JP 3538131 B2 JP3538131 B2 JP 3538131B2 JP 2000252432 A JP2000252432 A JP 2000252432A JP 2000252432 A JP2000252432 A JP 2000252432A JP 3538131 B2 JP3538131 B2 JP 3538131B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生動作中におい
ても、対物レンズを適切に防塵することのできるディス
ク再生装置及び対物レンズ遮蔽方法に関する。
【0002】
【従来の技術】音楽用CD(コンパクトディスク)やM
D(ミニディスク)等の普及に伴い、CDプレーヤやM
Dプレーヤに代表されるディスク再生装置が最もポピュ
ラーな音楽再生機器の1つとして広まっている。これら
ディスク再生装置は、光ピックアップにて、レーザビー
ムを対物レンズを介してディスクの記録面に照射し、デ
ィスクからの反射光を同じ対物レンズを介して光検出素
子等に集光することにより、ディスクに記録されたデー
タを読み取っている。
【0003】このようなディスク再生装置には、光ピッ
クアップの対物レンズに埃や塵が付着するのを防止する
ために、対物レンズの上部を覆うためのシャッタが設け
られている機種もある。以下、防塵のためのシャッタを
備えた従来のディスク再生装置について、図6を参照し
て説明する。図6は、従来のディスク再生装置(要部)
の構成を示す平面図である。
【0004】図6に示すディスク再生装置は、対物レン
ズ102が埋設された光ピックアップ101と、対物レ
ンズ102を遮蔽するためのシャッタ103と、光ピッ
クアップ101をディスクの径方向(図中の外周側又は
内周側)に移動させるリードスクリュ104と、リード
スクリュ104を回転駆動させるスレッドモータ105
と、シャーシ内の所定位置に立設されたボス106とを
含んで構成される。なお、シャッタ103は、軸103
aにより回動自在に支持され、また、バネ部材103b
により、対物レンズ102を開放する方向(図中のL方
向)に向けて付勢されている。
【0005】このようなディスク再生装置において、例
えば、利用者により電源OFFが指示されると、所定の
制御部によりスレッドモータ105が駆動制御され、光
ピックアップ101がディスク情報エリア外(ディスク
の情報を読み取ることのできない位置)となる外周方向
に運ばれる。そして、光ピックアップ101が外周端に
達する直前にシャッタ103がボス106と当接し、外
周端に達すると、シャッタ103がボス106に押圧さ
れて回転し、対物レンズ102を遮蔽する。具体的に
は、リードスクリュ104の回転に伴い光ピックアップ
101が図中の外周側に移動すると、シャッタ103が
ボス106と当接する。光ピックアップ101が更に外
周側に移動するのに伴い、ボス106に押圧されたシャ
ッタ103が軸103aを中心に図中のR方向に回動
し、対物レンズ102を遮蔽する。この状態で光ピック
アップ101は、所定のストッパと当接して停止する。
【0006】このように、図6に示すようなディスク再
生装置は、電源OFF状態において、対物レンズ102
がシャッタ103により遮蔽されるため、埃や塵が対物
レンズ102に付着するのを防止できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のディスク再生装置では、十分な防塵が行えな
い場合がある。これは、シャッタ103により対物レン
ズ102を遮蔽するのが電源OFF時だけであることに
起因する。
【0008】例えば、車載用に用いられるディスク再生
装置は、走行中等に多くの埃や塵が飛び交う環境にて使
用されることが予想される。このような環境では、再生
動作中にもかかわらずディスク再生装置において、多く
の埃や塵が対物レンズ102に付着してしまうこととな
る。対物レンズ102に限度量を超える埃や塵が付着す
ると、データの読出しエラー等が多発し、楽曲等の再生
に支障を来してしまうといった問題があった。
【0009】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、再生動作中においても、対物レンズを適切に防塵
することのできるディスク再生装置及び対物レンズ遮蔽
方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係るディスク再生装置は、対
物レンズを有しディスクに記録された圧縮データを読み
出す光読出手段と、前記光読出手段が有する対物レンズ
の近傍に配置された遮蔽部材を、対物レンズを覆う位置
と対物レンズを開放する位置との間に移動自在に保持す
る遮蔽手段と、前記光読出手段により読み出された圧縮
データを順次記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶
された圧縮データを順次デコードするデコード手段と、
前記デコード手段によりデコードされたデータを音声と
して出力する出力手段と、前記光読出手段により所定時
間読み出され前記記憶手段に記憶された圧縮データを、
前記デコード手段がデコードする間に、前記遮蔽手段を
制御し、前記光読出手段が有する対物レンズを遮蔽させ
る制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、光読出手段は、光ピッ
クアップ等からなり、対物レンズを有しディスクに記録
された例えば、5倍に圧縮された圧縮データを読み出
す。遮蔽手段は、光読出手段が有する対物レンズの近傍
に配置された遮蔽部材を、対物レンズを覆う位置と対物
レンズを開放する位置との間に移動自在に保持する。記
憶手段は、例えば、DRAM等からなり、光読出手段に
より読み出された圧縮データを順次記憶する。デコード
手段は、記憶手段に記憶された圧縮データをデコードす
る。出力手段は、例えば、スピーカ等からなり、デコー
ド手段によりデコードされたデータを音声として出力す
る。制御手段は、光読出手段により所定時間読み出され
記憶手段に記憶された圧縮データを、デコード手段がデ
コードする間に、遮蔽手段を制御し、光読出手段が有す
る対物レンズを遮蔽させる。この結果、再生動作中にお
いても、対物レンズを適切に防塵することができる。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係るディスク再生装置は、対物レンズが埋設さ
れ、所定のガイド軸によりディスクの径方向に移動自在
に支持された光ピックアップと、前記光ピックアップと
接して立設された回動軸により回動自在に支持されたシ
ャッタと、前記光ピックアップをディスクの径方向に移
動させるモータと、前記光ピックアップの移動の終端と
なる待機位置に立設され、前記光ピックアップと共に移
動した前記シャッタと当接し、前記シャッタを回動させ
る突起部材と、前記光ピックアップがディスクから読み
出した圧縮データを復調して順次記憶する記憶手段と、
ディジタルデータを音声として出力する出力手段と、前
記光ピックアップにより所定時間読み出され前記記憶手
段に記憶された圧縮データを、前記デコード手段がデコ
ードする間に、前記モータを制御して前記光ピックアッ
プを待機位置に移動させ、前記シャッタを前記突起部材
と当接させることにより、回動した前記シャッタにより
前記光ピックアップの対物レンズを遮蔽させる制御手段
と、を備えることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、光ピックアップは、対
物レンズが埋設され、ガイド軸によりディスクの径方向
に移動自在に支持される。シャッタは、光ピックアップ
と接して立設された回動軸により回動自在に支持され
る。モータは、例えば、スピンドルモータからなり、リ
ードスクリューを介して光ピックアップをディスクの径
方向に移動させる。突起部材は、光ピックアップの移動
の終端となる待機位置に立設され、光ピックアップと共
に移動したシャッタと当接し、シャッタを回動させる。
記憶手段は、DRAM等からなり、光ピックアップがデ
ィスクから読み出した例えば、5倍に圧縮された圧縮デ
ータを順次記憶する。出力手段は、例えば、スピーカ等
からなり、ディジタルデータを音声として出力する。制
御手段は、光ピックアップにより所定時間読み出され記
憶手段に記憶された圧縮データを、デコード手段がデコ
ードする間に、モータを制御して光ピックアップを待機
位置に移動させ、シャッタを突起部材と当接させること
により、回動したシャッタにより光ピックアップの対物
レンズを遮蔽させる。この結果、再生動作中において
も、対物レンズを適切に防塵することができる。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係るディスク再生装置は、対物レンズを有する光
ピックアップを介してディスクに記録された圧縮データ
を間欠的に読み出す読出手段と、光ピックアップをディ
スクの径方向に移動させる移動手段と、光ピックアップ
が有する対物レンズの近傍に配置され、前記移動手段に
より光ピックアップが移動の終端となる待機位置に運ば
れた際に、所定の部材に押圧され対物レンズを遮蔽する
遮蔽部材と、前記読出手段により読み出された圧縮デー
タを順次記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
た圧縮データを復調し、音声として出力する出力手段
と、前記読出手段が読み出しを中止している間に、前記
移動手段を制御して光ピックアップを待機位置に移動さ
せ、前記遮蔽部材により光ピックアップの対物レンズを
遮蔽させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、読出手段は、対物レン
ズを有する光ピックアップを介してディスクに記録され
た例えば、5倍に圧縮された圧縮データを間欠的に読み
出す。移動手段は、光ピックアップをディスクの径方向
に移動させる。遮蔽部材は、光ピックアップが有する対
物レンズの近傍に配置され、移動手段により光ピックア
ップが移動の終端となる待機位置に運ばれた際に、所定
の部材に押圧され対物レンズを遮蔽する。記憶手段は、
読出手段により読み出された圧縮データを順次記憶す
る。出力手段は、記憶手段に記憶された圧縮データを復
調し、音声として出力する。制御手段は、読出手段が読
み出しを中止している間に、移動手段を制御して光ピッ
クアップを待機位置に移動させ、遮蔽部材により光ピッ
クアップの対物レンズを遮蔽させる。この結果、再生動
作中においても、対物レンズを適切に防塵することがで
きる。
【0016】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る対物レンズ遮蔽方法は、対物レンズが埋設さ
れ、ガイド軸によりディスクの径方向に移動自在に支持
された光ピックアップと、光ピックアップと接して立設
された回動軸により回動自在に支持されたシャッタと、
光ピックアップの移動の終端となる待機位置に立設さ
れ、光ピックアップと共に移動したシャッタと当接し、
シャッタを回動させる突起部材とを有するディスク再生
装置の対物レンズ遮蔽方法であって、光ピックアップを
介してディスクに記録された圧縮データを読み出し、所
定の記憶部に格納する圧縮データ読出ステップと、前記
圧縮データ読出ステップにてディスクから読み出され記
憶部に記憶された圧縮データを順次デコードするデコー
ドステップと、前記デコードステップにて圧縮データが
デコードされる間に、光ピックアップを待機位置に移動
させ、シャッタを突起部材と当接させることにより、回
動したシャッタにより光ピックアップの対物レンズを遮
蔽させる制御ステップと、を備えることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、圧縮データ読出ステッ
プは、光ピックアップを介してディスクに記録された例
えば、5倍に圧縮された圧縮データを読み出し、所定の
記憶部に格納する。デコードステップは、圧縮データ読
出ステップにてディスクから読み出され記憶部に記憶さ
れた圧縮データを順次デコードする。制御ステップは、
デコードステップにて圧縮データがデコードされる間
に、光ピックアップを待機位置に移動させ、シャッタを
突起部材と当接させることにより、回動したシャッタに
より光ピックアップの対物レンズを遮蔽させる。この結
果、再生動作中においても、対物レンズを適切に防塵す
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかるディ
スク再生装置について、以下図面を参照して説明する。
【0019】図1は、この発明の実施の形態に適用され
るディスク再生装置の一例を示す模式図である。図1に
示すように、ディスク再生装置は、光ピックアップ1
と、対物レンズ2と、シャッタ3と、ボス4と、スレッ
ドモータ5と、リードスクリュ6と、スピンドルモータ
7と、ターンテーブル8と、RFアンプ9と、DSP1
0と、ドライバ11と、DRAM12と、デコーダ13
と、DAC14と、スピーカ15とを含んで構成され、
ターンテーブル8上に載置されたディスク20を再生す
る。なお、ディスク20は、例えば、MD(ミニディス
ク)であり、ATRACK(Adaptive TRansform Acoust
ic Codindg)方式にて5倍圧縮されたオーディオデータ
が記録されている。
【0020】光ピックアップ1は、ターンテーブル8上
に載置されたディスク20からデータを適宜読み出すこ
とのできるように、所定のガイド軸等によりディスク2
0の径方向に移動自在に支持されている。対物レンズ2
は、光ピックアップ1の表面部に埋設され、所定のレー
ザービームを照射し、また、反射光を入光する。
【0021】すなわち、光ピックアップ1は、埋設され
た対物レンズ2を介して所定のレーザービームをディス
ク20の記録面に照射し、そして、その反射光を対物レ
ンズ2を介してフォトダイオードに集光することによ
り、オーディオデータの読み出し等を行う。なお、光ピ
ックアップ1は、フォーカスエラー信号、トラッキング
エラー信号に従って、FC(フォーカスコントロー
ル)、TC(トラッキングコントロール)をドライバ1
1で駆動して、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ
の制御を行う。
【0022】シャッタ3は、所定形状の薄板等からな
り、回動軸を中心とした回動に伴い対物レンズ2を遮蔽
し、また、開放する。具体的に説明すると、シャッタ3
は、図2(a),(b)に示すように、軸3aにより支
持され、軸3aを中心に回動する。そして、シャッタ3
には、バネ部材3bが取り付けられており、このバネ部
材3bにより図2(a)に示すL方向に向けて付勢され
ている。このため、読出状態(ディスク20からのデー
タの読み出し時)において、シャッタ3は、対物レンズ
2を覆うことなく開放する。
【0023】また、待機状態(読み出しの待機時)にお
いて、光ピックアップ1が外周側に移動して外周端の直
前に至ると、シャッタ3がボス4と当接する。そして、
図2(b)に示すように、光ピックアップ1が外周端と
なる待機位置まで更に移動するのに伴い、ボス4に押圧
されたシャッタ3が軸3aを中心として図中のR方向に
回動し、対物レンズ2を遮蔽する。ボス4は、シャーシ
内におけるディスク20の外周部近傍に立設されてお
り、光ピックアップ1が外周端近傍に移動した際に、シ
ャッタ3と当接する。
【0024】図1に戻って、スレッドモータ5は、ドラ
イバ11から供給されるSL信号に従って回転駆動す
る。スレッドモータ5は、自己の回転に伴いリードスク
リュ6を回転させ、光ピックアップ1をディスク20の
径方向に移動させる。リードスクリュ6は、図2
(a),(b)に示すように、自己の回転に伴い光ピッ
クアップ1を、ディスク20の外周側又は内周側に移動
させる。すなわち、リードスクリュ6は、図示せぬガイ
ド軸等により移動自在に支持された光ピックアップ1
を、スレッドモータ5の回転に伴って、ディスク20の
径方向に適宜移動させる。
【0025】図1に戻って、スピンドルモータ7は、回
転軸上に嵌合されたターンテーブル8と共に、ドライバ
11から供給されるSP信号に従って回転駆動する。具
体的にスピンドルモータ7は、SP信号に従ってターン
テーブル8上に載置されたディスク20を、例えば、線
速度一定にて回転駆動させる。ターンテーブル8は、ス
ピンドルモータ7の回転軸上に嵌合され、スピンドルモ
ータ7の回転に伴い回転する。ターンテーブル8上に
は、再生対象のディスク20が載置される。
【0026】RFアンプ9は、光ピックアップ1がディ
スク20から読み出したオーディオデータ(例えば、5
倍に圧縮されたデータ)をDSP10に供給する。ま
た、RFアンプ9は、光ピックアップ1から送られた信
号に従って、フォーカスエラー信号やトラッキングエラ
ー信号を生成し、生成したフォーカスエラー信号等をD
SP10に供給する。
【0027】DSP(Digital Signal Processor)10
は、ディスク再生装置全体を制御する。DSP10は、
RFアンプ9から送られたオーディオデータをDRAM
12に順次記憶する。また、DSP10は、ドライバ1
1を介して光ピックアップ1、スレッドモータ5、及び
スピンドルモータ7等を駆動制御する。例えば、DSP
10は、ドライバ11を介してSL信号をスレッドモー
タ5に供給することにより、光ピックアップ1をデータ
読出位置及び、待機位置に適宜移動させる。
【0028】ドライバ11は、モータ駆動用IC等から
なり、DSP10に制御され、光ピックアップ1、スレ
ッドモータ5、及びスピンドルモータ7に所定の制御信
号を供給する。例えば、ドライバ11は、ターンテーブ
ル8上に載置されたディスクを線速度一定で回転させる
ためのSP信号を生成し、スピンドルモータ7に供給す
る。
【0029】DRAM(Dynamic Random Access Memor
y)12は、例えば、書き込みと読み出しを独立して行
うことのできるデュアルポートRAMからなり、DSP
10から供給されたオーディオデータを順次記憶する。
DRAM12には、所定量のオーディオデータが記憶さ
れ、デコーダ13を介して順次読み出される。デコーダ
13は、DRAM12からデータを読み出し、デコード
する。すなわち、デコーダ13は、ATRAC方式にて
5倍圧縮されたデータを圧縮したオーディオデータにし
てDAC14を介してスピーカ15にて出力する。
【0030】DAC(デジタルアナログコンバータ)1
4は、デコーダ13からのオーディオデータをアナログ
信号(オーディオ信号)に変換して、スピーカ15に供
給する。スピーカ15は、DAC14を介して供給され
たオーディオデータに従って、コーン紙等を振動させ音
声(楽曲音)として出力する。
【0031】以下、本発明の実施の形態に係るディスク
再生装置の動作について図面を参照して説明する。ま
ず、5倍に圧縮されたオーディオデータの読み出しと、
その再生との関係について図3を参照して説明する。図
3は、オーディオデータを読み出す読出時間(ta)及
び、オーディオデータを読み出す必要のない待機時間
(ts)を説明するためのタイミング図である。
【0032】例えば、光ピックアップ1を介してディス
ク20からオーディオデータを10秒間読み出してDR
AM12に格納すると、デコーダ13を介して50秒間
の再生が可能となる。ここで、振動等のショックを受け
ても音切れしないように、10秒のマージンを持たせた
としても、40秒間は、ディスク20からオーディオデ
ータを読み出す必要がなくなる。すなわち、DSP10
は、光ピックアップ1を介して5倍のレートの(5倍圧
縮された)オーディオデータをディスク20から10秒
間(ta)読み出してDRAM12に記憶し、40秒間
(ts)読み出しを停止するという間欠的な読み出し動
作を行う。
【0033】なお、並行してデコーダ13にて、DRA
M12に記憶されたオーディオデータを1倍のレートの
オーディオデータにデコードして50秒間出力するとい
う動作が行われる。これらの動作を繰り返し行うこと
で、ディスク20を音切れなく再生することができる。
そして、DSP10は、ディスク20からの読み出しを
停止する40秒間(ts)を使用して、光ピックアップ
1を外周端の待機位置に移動させる。この場合、シャッ
タ3により対物レンズ2を所定時間(40秒−移動時間
×2)だけ遮蔽することができる。
【0034】次に、図4を参照して、ディスク再生装置
の具体的な動作について説明する。図4(a)は、デー
タ間欠読出処理を説明するためのフローチャートであ
り、図4(b)は、楽曲再生処理を説明するためのフロ
ーチャートである。なお、これらデータ間欠読出処理及
び、楽曲再生処理は、並行して実行される。
【0035】まず、図4(a)に示すデータ間欠読出処
理について説明する。このデータ間欠読出処理は、所定
の操作部を介して、ディスク20の再生が指示された際
に開始し、例えば、ディスク20に記録された最後の楽
曲のオーディオデータを全て読み出した際に終了する。
【0036】まず、DSP10は、ディスク20からオ
ーディオデータを読み出し、DRAM12に書き込む
(ステップS11)。すなわち、DSP10は、ドライ
バ11を介して光ピックアップ1を制御して、所定時間
(ta)5倍に圧縮されたオーディオデータを読み出
し、順次DRAM12に記憶する。
【0037】DSP10は、オーディオデータの読出位
置を保持する(ステップS12)。すなわち、DSP1
0は、ディスク20において現在読み出している読出位
置を保持する。
【0038】DSP10は、光ピックアップ1を外周端
の待機位置に移動させる(ステップS13)。すなわ
ち、DSP10は、ドライバ11を介してスレッドモー
タ5を制御して、光ピックアップ1を外周端の待機位置
まで移動させる。この際、光ピックアップ1が待機位置
まで更に移動するのに伴い、ボス4に押圧されたシャッ
タ3が軸3aを中心として回動し、対物レンズ2を遮蔽
する。
【0039】DSP10は、所定時間(ts)が経過す
るまで、光ピックアップ1を待機位置に待機させる(ス
テップS14)。すなわち、この間、シャッタ3は、対
物レンズ2を遮蔽し続ける。
【0040】所定時間経過後、DSP10は、ステップ
S12にて保持した読出位置に光ピックアップ1を移動
させる(ステップS15)。DSP10は、ステップS
11に処理を戻し、上述のステップS11〜S15の処
理を繰り返し実行する。すなわち、DSP10は、間欠
的な読み出しを繰り返す。
【0041】次に、図4(b)に示す楽曲再生処理につ
いて説明する。この楽曲再生処理は、データ間欠読出処
理により所定量のオーディオデータがDRAM12に記
憶された際に開始する。
【0042】まず、デコーダ13は、DSP10に制御
され、DRAM12からオーディオデータを読み出す
(ステップS21)。すなわち、デコーダ13は、5倍
に圧縮されたオーディオデータを読み出す。
【0043】デコーダ13は、圧縮されたオーディオデ
ータをデコードする(ステップS22)。すなわち、デ
コーダ13は、圧縮されたオーディオデータを生成す
る。
【0044】デコーダ13は、デコードしたオーディオ
データをDAC14を介してスピーカ15にて出力する
(ステップS23)。すなわち、スピーカ15からディ
スク20から読み出された楽曲が出力される。デコーダ
13は、上述のステップS21〜S23の処理を繰り返
し実行する。すなわち、デコーダ13は、DRAM12
に記憶された全てのオーディオデータを読み出してデコ
ードするまで、繰り返す。
【0045】このように、光ピックアップ1を介して行
われる間欠的なオーディオデータの読み出し動作におい
て、読み出しを停止するタイミングに、光ピックアップ
1を外周端の待機位置に移動させ、対物レンズ2をシャ
ッタ3により遮蔽する。この結果、再生動作中において
も、対物レンズ2を適切に防塵することができる。
【0046】上記の実施の形態では、光ピックアップ1
を外周側に移動させ、シャッタ3をボス4に当接させ
て、対物レンズ2を遮蔽したが、シャッタ3を遮蔽する
位置は、任意である。例えば、ボス4をディスク20の
内周端となる待機位置に立設し、読み出しを停止するタ
イミングに光ピックアップ1を内周側に移動させ、シャ
ッタ3をボス4に当接させて、対物レンズ2を遮蔽して
もよい。
【0047】上記の実施の形態では、光ピックアップ1
をボス4が立設された待機位置に移動させることによ
り、シャッタ3により対物レンズ2を遮蔽したが、光ピ
ックアップ1を待機位置に移動させることなく、シャッ
タ3により対物レンズ2を遮蔽できるようにしてもよ
い。例えば、図5に示すようなシャッタ回動機構を対物
レンズ2の近傍に配置することにより、光ピックアップ
1を待機位置に移動させることなく、シャッタ3により
対物レンズ2を遮蔽することができる。
【0048】図5に示すシャッタ回動機構は、マグネッ
ト31と、ヨーク32と、コイル33とを含んで構成さ
れる。シャッタ3は、回転軸がコイル33内に貫通さ
れ、コイル33に生じた磁界によって回動する。なお、
DSP10は、所定の駆動回路を介してコイル33の電
線に第1の向きの電流と、第2の向きの電流とを供給す
ることができる。DSP10は、オーディオデータを読
み出す際に、コイル33の電線に第1の向きの電流を供
給し、シャッタ3を開放する。また、DSP10は、読
み出しを停止する際に、コイル33の電線に第2の向き
の電流を供給し、シャッタ3により対物レンズを遮蔽す
る。この場合も、再生動作中においても、対物レンズ2
を適切に防塵することができる。
【0049】また、上記の実施の形態では、MDを再生
するディスク再生装置等について説明したが、再生対象
の媒体はMDに限られず、他にCD、DVD(デジタル
ビデオディスク)等を再生するディスク再生装置に適用
可能である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
再生動作中においても、対物レンズを適切に防塵するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の
構成の一例を示す模式図である。
【図2】対物レンズを遮蔽するシャッタの動作を説明す
るための平面図であり、(a)がシャッタが開いた状態
を示す図であり、(b)がシャッタが閉じた状態を示す
図である。
【図3】スレッドモータ、DRAM、及びスピンドルモ
ータ等の動作タイミングを説明するためのタイミング図
である。
【図4】(a)が本発明の実施の形態に係るデータ間欠
読出処理を説明するためのフローチャートであり、
(b)が本発明の実施の形態に係る楽曲再生処理を説明
するためのフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施の形態に係るシャッタ回動機
構の一例を示す斜視図である。
【図6】従来のディスク再生装置(要部)の構成の一例
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 光ピックアップ 2 対物レンズ 3 シャッタ 4 ボス 5 スレッドモータ 6 リードスクリュ 7 スピンドルモータ 8 ターンテーブル 9 RFアンプ 10 DSP 11 ドライバ 12 DRAM 13 デコーダ 14 DAC 15 スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/12 G11B 7/085 G11B 7/135 G11B 19/02 501

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズを有しディスクに記録された圧
    縮データを読み出す光読出手段と、 前記光読出手段が有する対物レンズの近傍に配置された
    遮蔽部材を、対物レンズを覆う位置と対物レンズを開放
    する位置との間に移動自在に保持する遮蔽手段と、 前記光読出手段により読み出された圧縮データを順次記
    憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された圧縮データを順次デコードす
    るデコード手段と、 前記デコード手段によりデコードされたデータを音声と
    して出力する出力手段と、 前記光読出手段により所定時間読み出され前記記憶手段
    に記憶された圧縮データを、前記デコード手段がデコー
    ドする間に、前記遮蔽手段を制御し、前記光読出手段が
    有する対物レンズを遮蔽させる制御手段と、 を備えることを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】対物レンズが埋設され、所定のガイド軸に
    よりディスクの径方向に移動自在に支持された光ピック
    アップと、 前記光ピックアップと接して立設された回動軸により回
    動自在に支持されたシャッタと、 前記光ピックアップをディスクの径方向に移動させるモ
    ータと、 前記光ピックアップの移動の終端となる待機位置に立設
    され、前記光ピックアップと共に移動した前記シャッタ
    に当接し、前記シャッタを回動させる突起部材と、 前記光ピックアップがディスクから読み出した圧縮デー
    タを復調して順次記憶する記憶手段と、 ディジタルデータを音声として出力する出力手段と、 前記光ピックアップにより所定時間読み出され前記記憶
    手段に記憶された圧縮データを、前記デコード手段がデ
    コードする間に、前記モータを制御して前記光ピックア
    ップを待機位置に移動させ、前記シャッタを前記突起部
    材と当接させることにより、回動した前記シャッタによ
    り前記光ピックアップの対物レンズを遮蔽させる制御手
    段と、 を備えることを特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】対物レンズを有する光ピックアップを介し
    てディスクに記録された圧縮データを間欠的に読み出す
    読出手段と、 光ピックアップをディスクの径方向に移動させる移動手
    段と、 光ピックアップが有する対物レンズの近傍に配置され、
    前記移動手段により光ピックアップが移動の終端となる
    待機位置に運ばれた際に、所定の部材に押圧され対物レ
    ンズを遮蔽する遮蔽部材と、 前記読出手段により読み出された圧縮データを順次記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された圧縮データを復調し、音声と
    して出力する出力手段と、 前記読出手段が読み出しを停止している間に、前記移動
    手段を制御して光ピックアップを待機位置に移動させ、
    前記遮蔽部材により光ピックアップの対物レンズを遮蔽
    させる制御手段と、 を備えることを特徴とするディスク再生装置。
  4. 【請求項4】対物レンズが埋設され、ガイド軸によりデ
    ィスクの径方向に移動自在に支持された光ピックアップ
    と、光ピックアップと接して立設された回動軸により回
    動自在に支持されたシャッタと、光ピックアップの移動
    の終端となる待機位置に立設され、光ピックアップと共
    に移動したシャッタと当接し、シャッタを回動させる突
    起部材とを有するディスク再生装置の対物レンズ遮蔽方
    法であって、 光ピックアップを介してディスクに記録された圧縮デー
    タを読み出し、所定の記憶部に格納する圧縮データ読出
    ステップと、 前記圧縮データ読出ステップにてディスクから読み出さ
    れ記憶部に記憶された圧縮データを順次デコードするデ
    コードステップと、 前記デコードステップにて圧縮データがデコードされる
    間に、光ピックアップを待機位置に移動させ、シャッタ
    を突起部材と当接させることにより、回動したシャッタ
    により光ピックアップの対物レンズを遮蔽させる制御ス
    テップと、 を備えることを特徴とする対物レンズ遮蔽方法。
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