JP3537557B2 - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に装
着された自動原稿搬送装置に関し、詳しくは、複数の原
稿束から原稿を１枚ずつ分離して読取位置で停止した画
像読取手段に搬送するようにした自動原稿搬送装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来から複写機等の画像形成装置にあっ
ては、複数枚の原稿からなる原稿束を原稿載置台に載置
して複写を指示すると、原稿を１枚ずつ分離して読取位
置に搬送し、読取位置で停止した画像読取手段によって
原稿の読取りが終了すると、原稿を所定の排紙位置に排
紙するようにした自動原稿搬送装置を備えたものがあ
り、このような自動原稿搬送装置としては、例えば、実
開平３ー８５３７７号公報に記載されたようなものが知
られている。

【０００３】このものは、複数の原稿からなる原稿を載
置する原稿載置台と、該原稿載置台に載置された原稿を
分離して給紙する分離給紙手段と、該分離給紙手段の原
稿搬送方向下流に沿って配置された２つのスリットガラ
スと、該２つのスリットガラス上にそれぞれ設けられた
第１および第２の搬送ドラムと、該搬送ドラムの間に設
けられ、原稿をスイッチバックして第２の搬送ドラムに
搬送するスイッチバック手段と、第２の搬送ドラムの原
稿の搬送方向下流に設けられた原稿排紙台と、を備えて
いる。

【０００４】このような構成を有する自動原稿搬送装置
にあっては、片面原稿の搬送時には、分離給紙手段によ
って分離された原稿を第１搬送ドラムを通して第２搬送
ドラムに搬送し、第２搬送ドラム下方のスリットガラス
を通して画像読取手段によって読取った後、原稿排紙台
に排紙し、両面原稿の搬送時には、分離給紙手段によっ
て分離された原稿の表面を第１搬送ドラム下方のスリッ
トガラスを通して画像読取手段によって読取った後、ス
イッチバック手段によってスイッチバックして原稿面を
反転した後、第２搬送ドラム下方のスリットガラスを通
して読取手段手段によって原稿の裏面を読取った後、原
稿排紙台に排紙するようになっている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動原稿搬送装置にあっては、２つのスリッ
トガラスおよび搬送ドラムと、このスリットガラスの間
に設けられたスイッチバック手段と、を有し、両面原稿
の搬送時に、第１の搬送ドラム下方のスリットガラスを
通して原稿の表面を読取った後、スイッチバック手段で
反転し、次いで、第２の搬送ドラム下方のスリットガラ
スを原稿の裏面を読取るようになっていたため、原稿の
搬送路が非常に長い上に構造が複雑なものとなってしま
った。このため、自動搬送搬送装置が大型化・高重量化
して製造コストが増大してしまうという問題があった。

【０００６】そこで本発明は、両面原稿の搬送経路を短
かくするとともに構造を簡素なものにして、小型および
軽量化を図ることができる低コストな自動原稿搬送装置
を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
上記課題を解決するために、読取位置に原稿を搬送しな
がら画像読取手段によって原稿を読取らせるようにした
自動原稿搬送装置において、複数の原稿からなる原稿束
が載置された原稿載置台と、該原稿載置台から原稿を１
枚ずつ分離し、分離後の原稿を反転させて搬送する第１
搬送路を通して前記読取位置に搬送する分離・搬送手段
と、前記読取位置で読取が終了した後、第２搬送路を通
して搬送される原稿を原稿排紙台上に排紙する正逆回転
可能な排紙手段と、前記第２搬送路の原稿搬送方向下流
側と前記第１搬送路の所定箇所を連通するスイッチバッ
ク通路と、前記排紙手段と前記第２搬送路を連通する第
１連通位置および前記排紙手段と前記スイッチバック通
路を連通する第２連通位置に連通可能な切換手段と、前
記切換手段が前記第２連通位置に切り換えられたとき、
前記排紙手段が前記スイッチバック通路を介して前記第
１搬送路に連通し、前記排紙手段を、駆動部材および前
記駆動部材に当接、離隔可能な従動部材から構成すると
ともに、同一の原稿の搬送方向の前端側と後端側が前記
駆動部材および従動部材間で重なる場合に、前記従動部
材を前記駆動部材から離間させることを特徴としてい
る。

【０００８】その場合、切換手段が第２連通位置に切り
換えられたとき、排紙手段がスイッチバック通路を介し
て第１搬送路に連通されるため、両面原稿の搬送時に、
表面の読取りが終了した原稿の裏面の読取りが行なわれ
る際に、原稿がスイッチバック通路を介して読取位置に
返送されて原稿がループ状に搬送される。このため、原
稿の搬送経路が短くなるとともに、その構造が簡素なも
のとなり、自動原稿搬送装置の小型・軽量化が図られ、
安価なものとなる。

【０００９】

【００１０】また、同一の原稿の搬送方向の前端側と後
端側が駆動部材および従動部材間で重なる場合に、従動
部材を駆動部材から離間させるので、原稿の前後端側が
こすれることがなく、原稿が汚れることがない。また、
搬送負荷が軽減されるので、原稿の搬送速度が安定し、
画像の読取精度が向上する。なお、駆動部材が従動部材
から離隔する際の両部材間の距離は、原稿の２枚分の長
さに相当する距離である、約１mm以上に設定されるのが
好ましい。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図１〜６は本発明に係る自動原稿搬送
装置の一実施例を示す図であり、自動原稿搬送装置を複
写機等の画像形成装置に装着した例を示している。

【００１２】まず、構成を説明する。図１、２におい
て、１は画像形成装置としての複写機であり、この複写
機１の上面にはスリットガラス（読取位置）２とコンタ
クトガラス３が設けられている。このスリットガラス２
とコンタクトガラス３の下方には画像読取手段としての
露光ランプ４と第１ミラー５等が設けられており、この
ランプ４と第１ミラー５はコンタクトガラス３に載置さ
れた原稿を読取る際には、コンタクトガラス３の下方で
図１中、左右方向に移動し、スリットガラス２上で原稿
を読取る際には、スリットガラス２の下方で停止し、露
光ランプ４によって原稿面を露光した後、この反射光を
公知のように第１ミラー５および図示しないレンズを介
してＣＣＤに結像するようになっている。

【００１３】また、複写機１の上部には自動原稿搬送装
置（以下、単にＡＤＦという）６が装着されており、こ
のＡＤＦ６の下面にはコンタクトガラス３に載置された
原稿をコンタクトガラス３に押圧するとともに原稿の読
取時の白基準となる反射板７が設けられている。また、
ＡＤＦ６の上部には原稿載置台８が設けられており、こ
の載置台８には複数の原稿からなる原稿束Ｐが載置され
るようになっている。この原稿載置台８に載置された原
稿束Ｐはこの原稿束Ｐに当接・離隔可能な呼出しコロ９
によって給紙された後、分離コロ対10によって分離され
るようになっている。この分離コロ対10は共に時計方向
に回転するようになっており、原稿束Ｐから最上位に位
置する原稿を分離するようになっている。

【００１４】この分離された原稿はプルアウトコロ対11
および搬送コロ対12によって第１搬送路13に沿って搬送
されるようになっており、この第１搬送路13は原稿を反
転してスリットガラス２に搬送する搬送路を構成してい
る。本実施例では、上述した呼出しコロ９、分離コロ対
10、プルアウトコロ対11および搬送コロ対12が分離・搬
送手段を構成しており、給紙モータ51によって駆動され
る。また、分離コロ対10の下方側のコロ10ａは給紙クラ
ッチ55に連結されており、この給紙クラッチ55はコント
ローラ50からの信号に基づいて駆動され、先行する原稿
が分離されたときに、コロ10ａに給紙モータ51の駆動力
を伝達させずに分離原稿に対して空回りするようになっ
ている。

【００１５】また、原稿載置台８上には原稿セットセン
サー14が設けられており、このセンサー14は原稿載置台
８上の原稿の有無を検出してコントローラ50に信号を出
力するようになっている。また、分離コロ対10とプルア
ウトコロ対11の間には原稿分離センサー15が設けられて
おり、このセンサ15は原稿が分離されたことを検出して
コントローラ50に信号を出力するようになっており、コ
ントローラ50はこの信号が入力すると上述したように給
紙クラッチ55を制御してコロ10ａに給紙モータ51の駆動
力を伝達しないようにしている。

【００１６】また、スリットガラス２の原稿搬送方向下
流には搬送コロ対16が設けられており、この搬送コロ対
16は給紙モータ51によって駆動され、スリットガラス２
で読取りが終了した原稿を第２搬送路17を介して排紙コ
ロ対（排紙手段）18に向かって搬送するようになってい
る。この排紙コロ対18は駆動コロ（駆動部材）18ａおよ
び従動コロ（従動部材）18ｂから構成されており、駆動
コロ18ａは複写機１側に配設され、排紙モータ53によっ
て正逆回転されるようになっている。

【００１７】そして、この排紙コロ対18はスリットガラ
ス２上で読取りが終了した原稿を挟持して原稿載置台８
下部に設けられた原稿排紙台19に排紙するようになって
いる。また、従動コロ18ｂはソレノイド52によって駆動
コロ18ａに対して当接離隔されるようになっており、駆
動コロ18ａから離隔したときに、駆動コロ18ａとの間に
図３に示すように約１mm以上（約原稿２枚分の厚さに相
当）の隙間δを形成するようになっている。また、ソレ
ノイド52はコントローラ50からの信号によって駆動され
るようになっている。

【００１８】一方、排紙コロ対18の原稿の搬送方向下流
には第２搬送路17の原稿搬送方向下流側と第１搬送路13
の所定箇所を連通するスイッチバック通路20が設けられ
ており、排紙コロ対18の原稿搬送方向上流側には切換手
段としての切換爪21が設けられている。この切換爪21は
コントローラ50によって制御される切換ソレノイド54に
よって排紙コロ対18と第２搬送路17を連通する第１連通
位置（図１中、実線で示す）および排紙コロ対18とスイ
ッチバック通路20を連通する第２連通位置（図１中、破
線で示す）に切換えられるようになっており、原稿の搬
送路を可変するものである。

【００１９】また、第１搬送路13にはレジストセンサー
22が設けられており、このセンサー22は原稿の前端部を
検出してコントローラ50に信号を出力するようになって
いる。また、排紙コロ対18の原稿の搬送方向上流側には
排紙センサー23が設けられており、この排紙センサー23
は原稿の前後端部を検出してコントローラ50に信号を出
力するようになっている。

【００２０】コントローラ50は原稿セットセンサー14お
よび原稿分離センサー15に基づいて給紙モータ51および
給紙クラッチ55を駆動するとともに、レジストセンサー
22および排紙センサー23から検出信号に基づいて後述す
るようにソレノイド52、排紙モータ53および切換ソレノ
イド54を制御するようになっている。なお、図１中、24
はスリットとガラス２を通過した原稿をすくい上げて第
２搬送路17に搬送するスケールである。

【００２１】次に、両面原稿の搬送動作について説明す
る。まず、原稿載置台８に複数の両面原稿からなる原稿
束Ｐを載置すると、原稿セットセンサー14が原稿が載置
されたことを検出してコントローラ50に信号を出力す
る。そして、複写機１の操作パネルに設けられた複写ス
タートスイッチを押下すると、コントローラ50はセット
センサー14および複写スタートスイッチの作動信号によ
って給紙モータ51によって分離・給紙手段を駆動させ
る。

【００２２】すなわち、原稿束Ｐはこの原稿束Ｐに当接
した呼出しコロ９によって給紙された後、分離コロ対10
によって分離され、次いで、プルアウトコロ対11および
搬送コロ対12によって第１搬送路13に沿って搬送され
る。また、原稿Ｐ1の前端部が分離センサー15に検出さ
れると、給紙クラッチ55によってコロ10ａが空回りして
後続する原稿が分離されることが防止される。

【００２３】次いで、原稿Ｐ1の前端部がレジストセン
サ22によって検出されると、コントローラ50はこの信号
に基づいて露光ランプ４を駆動して原稿Ｐ1の表面を読
取るとともに排紙モータ53を駆動して駆動コロ18ａを時
計回転方向に正転駆動する。次いで、読取りが終了した
原稿Ｐ1は搬送コロ対16によって第２搬送路17を介して
排紙コロ対18に向かって搬送されるが、このとき、切換
爪21は図１中、実線で示す第１連通位置に位置している
ため、表面の読取りが終了した原稿Ｐ1は排紙コロ対18
に挟持されて搬送される（図４参照）。

【００２４】次いで、原稿Ｐ1の後端部が排紙センサー2
3によって検出されると、コントローラ50は排紙モータ5
3の作動を一旦停止した後、切換ソレノイド54によって
切換爪21を一点鎖線で示す第２連通位置に切換えた後、
排紙モータ53を反時計回転方向に逆転駆動する。このた
め、後端部が排紙コロ対18によって挟持された原稿Ｐ1
がスイッチバック通路20を通して第１搬送路13に搬送さ
れる（図５参照）。

【００２５】このとき、原稿Ｐ1の前端部がレジストセ
ンサー22によって検出されると、コントローラ50は給紙
モータ51の作動を一旦停止するとともに、切換ソレノイ
ド54を第１連通位置に切換える。次いで、給紙モータ51
を駆動して原稿Ｐ1の搬送を再開した後、露光ランプ４
を駆動して原稿Ｐ1の裏面を読取るとともに排紙モータ5
3を駆動して排紙コロ対18によって原稿Ｐ1を原稿排紙台
19に排紙する。このとき、排紙原稿Ｐ1の後端部が排紙
センサー23によって検出されると、給紙クラッチ55を駆
動して後続した原稿の給紙を行なう。

【００２６】一方、スイッチバック通路20が短い場合や
Ａ４等の長尺な原稿Ｐ1を搬送する場合には、原稿Ｐ1の
前後端側が排紙コロ対18によって重ねられた状態で挟持
されることがある。本実施例では、このような状態での
原稿Ｐ1の搬送時には、図５に示すように、表面の読取
りが終了した原稿Ｐ1がスイッチバック通路20を介して
第１搬送路13に搬送され、レジストセンサー22によって
原稿Ｐ1の前端部が検知されると、コントローラ50がソ
レノイド52を駆動して従動コロ18ｂを駆動コロ18ａから
δだけ離隔させるとともに、給紙モータ51の作動を一旦
停止し、さらに、切換ソレノイド54を第１連通位置に切
換える。次いで、給紙モータ51を駆動して原稿Ｐ1の搬
送を再開するとともに、露光ランプ４を駆動して原稿Ｐ
1の裏面を読取り、さらに、排紙モータ53を駆動して排
紙コロ対18によって原稿Ｐ1を搬送する。

【００２７】このとき、図６に示すように原稿Ｐ1の前
後端側が重ねられた状態で搬送される。次いで、原稿Ｐ
1の後端部がレジストセンサ22によって検出されるとコ
ントローラ50によってソレノイド52を駆動して従動コロ
18ｂを原稿Ｐ1を介して駆動コロ18ａに当接させて原稿
Ｐ1を排紙する。なお、本実施例では、Ａ４等の長尺な
原稿Ｐ1を搬送することを複写機１の操作パネルで設定
したとき、上述したように従動コロ18ｂを駆動コロ18ａ
から離隔する制御を行なったり、原稿載置台８上に原稿
の長さを検出するセンサを設け、このセンサ情報に基づ
いて従動コロ18ｂを駆動コロ18ａから離隔する制御を行
なっても良い。また、スイッチバック通路20が短い場合
には、従動コロ18ｂを駆動コロ18ａから離隔する制御を
常時行なっても良い。

【００２８】このように本実施例では、切換爪21を第２
連通位置に切り換えたとき、排紙コロ対18をスイッチバ
ック通路20を介して第１搬送路13に連通し、両面原稿の
搬送時に表面の終了した原稿をスイッチバック通路20お
よび第１搬送路13を通してスリットガラス２に返送して
いるため、原稿をループ状に搬送することができる。こ
のため、原稿の搬送経路を短くするとともに、その構造
を簡素なものにして、ＡＤＦ６の小型・軽量化を図るこ
とができ、安価に製造することができる。

【００２９】また、駆動コロ18ａを複写機１側に設け、
従動コロ18ｂをこの位置を避ける位置に配置しているた
め、原稿の搬送方向前端側および後端側が排紙コロ対18
に挟持されて重なった状態でスイッチバック通路20、第
１搬送路13および第２搬送路17上の順に搬送される場合
に、原稿の前端側を常に駆動コロ18ａに摺接させること
ができ、原稿を駆動コロ18ａによって原稿排紙台19にス
ムーズに搬送・排紙することができる。また、スイッチ
バック通路20が短い場合でも原稿をスムーズに排紙する
ことができるので、原稿の搬送路をより一層短くするこ
とができ、ＡＤＦ６をより一層小型・軽量化することが
できる。

【００３０】また、従動コロ18ｂを駆動コロ18ａに対し
て当接、離隔可能に設け、離隔時に駆動コロ18ａと従動
コロ18ｂの間の隙間δを１mmに設定したため、スイッチ
バック通路20が短い場合や長尺な原稿を搬送する際に原
稿の搬送方向前後端側が排紙コロ対18に挟持されて重な
る場合に、駆動コロ18ａから従動コロ18ｂを離隔させる
ようにすれば、原稿の前後端側がこすれるのを防止する
ことができ、原稿が汚れるのを防止することができる。
また、搬送負荷を低減することができるので、原稿の搬
送速度を安定させて、画像の読取精度を向上させること
ができる。

【００３１】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、両面原稿
の搬送時に、表面の読取が終了した原稿の裏面の読取り
を行なう際に、原稿をスイッチバック通路を介して読取
位置に返送してループ状に搬送することができる。この
ため、原稿の搬送経路を短くすることができるととも
に、その構造を簡素なものにすることができる。この結
果、自動原稿搬送装置の小型・軽量化を図ることがで
き、安価に製造することができる。

【００３２】

【００３３】また、同一の原稿の搬送時に原稿の搬送方
向前後端側が排紙手段に挟持されて重なる場合に、駆動
部材から従動部材を離隔させるようにすれば、原稿の前
後端側がこすれるのを防止して、原稿が汚れるのを防止
することができる。また、搬送負荷を軽減することがで
きるので、原稿の搬送速度を安定させることができ、画
像の読取精度を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る自動原稿搬送装置の一実施例の概
略構成図である。

【図２】一実施例の制御系のブロック図である。

【図３】一実施例の従動部材を駆動部材に対して当接・
離隔させたときの状態を示すである。

【図４】一実施例の排紙手段によって原稿の後端部が挟
持されて停止された状態を示す図である。

【図５】一実施例の原稿がスイッチバック通路を介して
第１搬送路に返送される状態を示す図である。

【図６】一実施例の原稿の前後端側が排紙手段によって
重ねられて挟持される状態を示す図である。

【符号の説明】

１ 複写機（画像形成装置） ２ スリットガラス（読取位置） ４ 露光ランプ（画像読取手段） ５ 第１ミラー（画像読取手段） ６ ＡＤＦ（自動原稿搬送装置） ８ 原稿載置台 ９ 呼出しコロ（分離・搬送手段） 10 分離コロ対（分離・搬送手段） 11 プルアウトコロ対（分離・搬送手段） 12 搬送コロ対（分離・搬送手段） 13 第１搬送路 17 第２搬送路 18 排紙コロ対（排紙手段） 19 原稿排紙台 20 スイッチバック通路 21 切換爪（切換手段） Ｐ 原稿

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B65H 85/00 B65H 29/58 G03G 15/00 107 G03G 21/14

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】読取位置に原稿を搬送しながら画像読取手
   段によって原稿を読取らせるようにした自動原稿搬送装
   置において、 複数の原稿からなる原稿束が載置された原稿載置台と、 該原稿載置台から原稿を１枚ずつ分離し、分離後の原稿
   を反転させて搬送する第１搬送路を通して前記読取位置
   に搬送する分離・搬送手段と、 前記読取位置で読取が終了した後、第２搬送路を通して
   搬送される原稿を原稿排紙台上に排紙する正逆回転可能
   な排紙手段と、 前記第２搬送路の原稿搬送方向下流側と前記第１搬送路
   の所定箇所を連通するスイッチバック通路と、 前記排紙手段と前記第２搬送路を連通する第１連通位置
   および前記排紙手段と前記スイッチバック通路を連通す
   る第２連通位置に連通可能な切換手段と、 前記切換手段が前記第２連通位置に切り換えられたと
   き、前記排紙手段が前記スイッチバック通路を介して前
   記第１搬送路に連通し、 前記排紙手段を、駆動部材および前記駆動部材に当接、
   離隔可能な従動部材から構成するとともに、同一の原稿
   の搬送方向の前端側と後端側が前記駆動部材および従動
   部材間で重なる場合に、前記従動部材を前記駆動部材か
   ら離間させることを特徴とする自動原稿搬送装置。