JP3536360B2 - 水抜き機構付き給水装置 - Google Patents

水抜き機構付き給水装置

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JP3536360B2
JP3536360B2 JP18859894A JP18859894A JP3536360B2 JP 3536360 B2 JP3536360 B2 JP 3536360B2 JP 18859894 A JP18859894 A JP 18859894A JP 18859894 A JP18859894 A JP 18859894A JP 3536360 B2 JP3536360 B2 JP 3536360B2
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勝彦 長野
忠洋 本田
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水抜き機構付き給水装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平5-222747号公報に見られる
ように、吐水口内の残留水を無くすために、吐水口の下
方に、給水側に開口した入口通路と、吐水側に開口した
出口通路と、外部に開口した逃し通路とを形成し、内部
に主弁からの水圧で作動する弁体を内蔵した逃し弁を設
けて、主弁が開弁したときには逃し通路を閉じて吐水口
から出水し、主弁が閉弁したときには逃し通路を開い
て、逃し弁と吐水口との間に残留した水を逃し通路から
外部に排出するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、凍結防止の
ための水抜きは、給水管と主弁間の一次側配管の水抜き
が必要であるにもかかわらず、上記の従来技術では、図
5で示すように、逃し弁aが主弁bの下流側に設けられ
ているため、吐水口cと逃し弁a間の水を抜くことはで
きるが、主弁bと逃し弁aとの間に水が残留することに
なり、凍結防止のための水抜きには不十分である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、水及び/又
は湯を供給する給水源に接続した給水管を分岐させて、
一方の分岐端に吐水口に吐水管を介して連通した主弁を
接続し、他方の分岐端に排水管に連通した水抜き弁を接
続すると共に、水抜き弁と主弁との間の給水管に第1分
岐部を形成し、主弁と吐水口との間の吐水管に第2分岐
部を形成して、第1分岐部と第2分岐部とを、中途に第
1分岐部から第2分岐部への水流を阻止し、第2分岐部
から第1分岐部へは水を流通させる逆止弁を介装したバ
イパス通路で連通させたことを特徴とする水抜き機構付
き給水装置を提供せんとするものである。
【0005】また、次のような特徴を併せ有するもので
ある。
【0006】上記水抜き弁が給水源の近傍に設けられて
いること上記水抜き弁が給水管及び吐水管の最下部に設
けられていること。
【0007】上記逆止弁の内部に、中途に下向きの弁座
を形成した縦方向の流路を設け、弁座下方の流路中に弁
体を上下摺動自在に嵌入すると共に、弁座下方の流路の
内周面に複数の流通溝を形成して、弁体の上方摺動によ
って上記弁座を閉弁し、弁体の下方摺動によって上記弁
座を開弁するように構成すると共に、弁体に弁体を上方
向に付勢するための浮力を付与したこと。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0009】図1は、本発明に係る水抜き機構Aを具備
した給水装置Bの構成を示しており、給水源1と接続し
た給水管2の中途に水抜き弁3を接続し、給水管2の終
端に主弁4を接続し、同主弁4に吐水管5の始端を接続
し、同吐水管5の終端に吐水口6を開口させている。
【0010】そして、主弁4と水抜き弁3間の給水管2
と吐水管5とに、望ましくは主弁4に近接してそれぞれ
第1、第2分岐部7,8 を設けて、上記第1、第2分岐部
7,8を、中途に給水管2から吐水管5方向への水流を阻
止するが、吐水管5から給水管2方向へは水を流通させ
る逆止弁9を介装したバイパス配管10で連通させてい
る。
【0011】かかる構成によって、主弁4を開弁したと
きは通常に吐水口6から出水することができ、主弁4を
閉弁しているときは、上記逆止弁9によって吐水口6方
向の水の流通が阻止されているので、吐水口6からの出
水を停止させることができる。
【0012】そして、凍結防止等の目的で給水装置B内
の水を排出するには、止水栓1aを閉弁し、水抜き弁3を
開弁すると、水抜き弁3と主弁4との間の給水管2中の
水が水抜き弁3から排水管3aを介して外部に排出され、
これと同時に、前記逆止弁9が開弁するので、大気が吐
水管5中に導入され、吐水管5中の水が、第2分岐部8
→バイパス配管10→逆止弁9→バイパス配管10→第1分
岐部7→給水管2→水抜き弁3→排水管3aの順に流れて
外部に排出される。
【0013】このように、吐水口6から水抜き弁3まで
の配管から、水を完全に排出することができるので、凍
結防止に極めて有効である。
【0014】特に、水抜き弁3を可及的に給水源1に近
接させることで、広い範囲の配管から水を排出すること
ができるようになり、凍結防止効果を更に高めることが
できる。
【0015】また、吐水口6と主弁4とが大きく離れて
いても(例えば、30cm以上)、排水管3aの開口部が吐水
口6よりも低位置であれば、サイフォン作用によって吐
水管5中の水が給水管2側に吸い出され、支障なく外部
に排出されることになる。
【0016】図2及び図3は、逆止弁9を示しており、
略筒状の逆止弁外殻11の内部に、中途に下向きの弁座12
を形成した縦方向の流路13を形成し、上記弁座12下方の
流路13に弁体15を上下摺動自在に嵌入して、弁体15の上
方摺動によって上記弁座12を閉弁し、下方摺動によって
弁座12を開弁するように構成し、流路13内壁面に摺接す
る弁体外周面に複数の流通溝14を形成すると共に、弁体
15の下方に球状浮力体16を配設して弁体15を上方向に付
勢するための浮力を付与している。
【0017】なお、弁体15に浮力を付与するには、上記
の球状浮力体16の他に、弁体15自体を水より比重が小さ
い素材で形成したり、弁体15の内部に空洞を形成したり
することができる。
【0018】かかる構成によって、弁体15は常時閉弁方
向の付勢を受けることになり、主弁4の開閉による圧力
変動によって閉弁状態が悪化したり、閉弁の立上りが遅
れて主弁4閉弁後に吐水口6から漏水するというような
不具合を防止することができる。
【0019】図3は、本発明を洗面台の自動水栓Cに適
用した実施例を示しており、洗面台の上面板17に斜め上
方向に立設した水栓18の先端部下面に手センサー19と吐
水口6とを開口し、吐水口6は、水栓18内上部に形成し
た吐水通路20と中継管21よりなる吐水管5を介し、上面
板17下方に配設した機能部22に接続しており、手センサ
ー19は電気配線23を介して制御部24に接続している。な
お、25は整流板、26は水栓18取付用のナット、27,28 は
中継管21接続用の袋ナットである。
【0020】機能部22は、上記中継管21と給水源1に接
続した給水管2との間に介在しており、水抜き弁ケーシ
ング29とバルブケーシング30とで構成されている。
【0021】水抜き弁ケーシング29は、その内部におい
て、始端を給水源1に接続した給水流路31を略U字形状
に屈折させ、その最下部に止水弁孔32を形成した仕切り
壁33を設けて、同止水弁孔32を水抜き弁ケーシング29の
壁体を横方向に挿通した止水弁34の止水弁体35により開
閉するようにしている。
【0022】また、略U字形状の給水流路31最下部の下
面壁に水抜き流路36を形成し、同水抜き流路36を下方向
から挿入した水抜き弁3の水抜き弁体37で開閉自在に閉
塞している。なお、38は他の水栓を接続するための連通
孔である。
【0023】かかる構成によって、止水弁34と水抜き弁
3とをコンパクトに水抜き弁ケーシング29中に収納する
ことができ、特に、水抜き弁3を給水流路31の最下部に
位置させることができる。
【0024】水抜き弁ケーシング29の終端は、バルブケ
ーシング30の始端に接続しており、バルブケーシング30
の内部において、バルブ流路39を略L字状に屈折させ、
その水平部40の終端にストレーナー41を配設し、垂直部
42には下面の逆止弁取付孔43と側面の主弁孔44とを形成
した略L字形状の仕切り壁45を設けて、同垂直部42を水
抜き弁ケーシング29に連通した部分と、水栓18に連通し
た部分とに区画している。
【0025】そして、逆止弁取付孔43には前記逆止弁9
が装着されており、主弁孔44には制御部24に接続したソ
レノイド46で駆動されるダイヤフラム型の主弁体47が開
閉自在に装着されている。
【0026】かかる構成によって、水抜き弁3を閉弁
し、止水弁34を開弁しておくと、使用者が手などを水栓
18の下方に差し出したとき、手センサー19がこれを感知
して、制御部24を介してソレノイド46に開弁信号を出力
し、ソレノイド46およびダイヤフラムの作動により主弁
体47が開弁して吐水口6から出水し、手センサー19が手
などを感知しなくなると、制御部24から閉弁信号が出力
して出水を停止させることができる。
【0027】また、凍結防止等のために水抜きを行うと
きは、まず、止水弁34を閉弁し、次いで水抜き弁3を開
弁すると、逆止弁9が開弁するので、主弁4の開閉状態
に関係なく、吐水口6から水抜き弁3までの水が水抜き
流路36から外部に排出されることになる。
【0028】特に、水抜き弁3が給水源1に接近してお
り、更に、水抜き弁3及び水抜き流路36が水抜き弁ケー
シング29の最下部に設けられているので、水抜きできる
範囲が広くなり、水抜き弁ケーシング29内の水はもちろ
ん、吐水口6と主弁4間の距離が30cm以上離れていて
も、止水弁34から吐水口6までの水を完全に排出するこ
とができ、凍結防止効果を高めることができる。
【0029】また、水抜き時の逆止弁9の開閉が、主弁
4の開閉状態に関係なく行われるため、水抜き作業時に
おいて、主弁4を開弁する必要がなく、これらの手間を
省くことができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、給水源と吐水口との間
に介在した主弁の上流側と下流側とを、中途に吐水口方
向の水流を阻止し、給水源方向には水を流通させる逆止
弁を介設したバイパス通路で連通させたことにより、水
抜き弁を開弁したとき主弁の開閉状態に関係なく水抜き
弁と吐水口間の水を排出することができる。
【0031】また、上記水抜き弁を給水源の近傍に設け
ることによって、水抜きできる範囲が広くなり、水抜き
の効果(凍結防止効果等)を向上することができる。
【0032】上記逆止弁の内部に、中途に下向きの弁座
を形成した縦方向の水流路を形成し、弁座下方の水流路
に外周面に複数の流通溝を形成した弁体を上下摺動自在
に嵌入して、弁体の上方摺動によって上記弁座を閉弁
し、弁体の下方摺動によって上記弁座を開弁するように
構成すると共に、弁体に弁体を上方向に付勢するための
浮力を付与したことによって、弁体のガイドを要せず構
造が簡単になり、上記浮力によって弁体が閉弁方向に常
時付勢されているので、主弁の開閉による水圧の変動に
かかわりなく閉弁状態を保持することができ、主弁閉弁
後に吐水口からの水漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水抜き機構付き給水装置の構成を
示す説明図。
【図2】逆止弁の縦断面説明図。
【図3】図2におけるI−I線断面図。
【図4】本発明の水抜き機構付き給水装置を適用した洗
面台の水栓の断面説明図。
【図5】従来の水抜き構造の説明図。
【符号の説明】
1 給水源 2 給水管 3 水抜き弁 4 主弁 5 吐水管 6 吐水口 9 逆止弁 10 バイパス配管 12 弁座 13 流路 14 流通溝 15 弁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/044

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水及び/又は湯を供給する給水源(1) に
    水抜き弁(3) を接続し、同水抜き弁(3) に給水管(2) を
    介して主弁(4) を接続し、同主弁(4) に吐水管(5) を介
    して吐水口(6) を接続し、上記給水管(2) と吐水管(5)
    とを、中途に吐水口(6) 方向の水流を阻止するが、給水
    源(1) 方向には水を流通できる逆止弁(9) を介設したバ
    イパス配管(10)で連通させたことを特徴とする水抜き機
    構付き給水装置。
  2. 【請求項2】 上記水抜き弁(3) が給水源(1) の近傍に
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の水抜き
    機構付き給水装置。
  3. 【請求項3】 上記水抜き弁(3) が給水管(2) 及び吐水
    管(5) の最下部に設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の水抜き機構付き給水装置。
  4. 【請求項4】 上記逆止弁(9) の内部に、中途に下向き
    の弁座(12)を形成した縦方向の流路(13)を設け、弁座(1
    2)下方の流路(13)中に弁体(15)を上下摺動自在に嵌入す
    ると共に、弁座(12)下方の流路(13)の内周面に複数の流
    通溝(14)を形成して、弁体(15)の上方摺動によって上記
    弁座(12)を閉弁し、弁体(15)の下方摺動によって上記弁
    座(12)を開弁するように構成すると共に、弁体(15)に弁
    体(15)を上方向に付勢するための浮力を付与したことを
    特徴とする請求項1記載の水抜き機構付き給水装置。
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