JP2519893Y2 - ゲートポンブ - Google Patents

ゲートポンブ

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JP2519893Y2
JP2519893Y2 JP1988121596U JP12159688U JP2519893Y2 JP 2519893 Y2 JP2519893 Y2 JP 2519893Y2 JP 1988121596 U JP1988121596 U JP 1988121596U JP 12159688 U JP12159688 U JP 12159688U JP 2519893 Y2 JP2519893 Y2 JP 2519893Y2
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gate
pump
water
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pipe
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宏 谷内
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、止水ゲート扉体とポンプとを一体に構成し
たゲートポンプに関する。
[従来の技術] ゲートポンプは、例えば潅漑用水門等の各種ゲートに
用いられており、水路中に設置されている。これ等の各
種ゲートでは、下流側水位が低い場合にはゲートを全開
して自然流下によって排水せしめ、下流側水位が高い場
合にはゲートを全閉にしてポンプにより強制的に排水を
行うように作動する。
従来、この種のゲートポンプは、扉体とは別に設けた
取付枠にポンプを据付け、吸入口を扉体の取水側下部に
開口させ、吐出口は吐出水が扉体に当接しないように下
流側に開口し、開口部には逆止弁が設けられていた。
このような従来のゲートポンプとしては、例えば特公
昭56-5883号公報において、ポンプ群を並設した水門が
示されている。しかし、この水門では、ポンプ吸込口を
扉体の取水側下部に開口させるため、吸込側に90°エル
ボ等の配管が必要であり、そして下流側では側面にポン
プ吐出口を設け開口部に逆止弁を設けているので、扉体
の取水側側面から逆止弁までの寸法、即ちゲートポンプ
の幅が大きくなってしまう。また、ポンプ吸込口に配管
が取付けられ、取付口には逆止弁が取付けられているの
で、ポンプ本体の重量が増加し、それを支える扉体、及
び取付枠の剛性も増加しなければならず、ゲートポンプ
全体の重量が増大してしまう。さらに、維持管理のため
にポンプ全体を止水ゲートから取外す際には、ポンプ本
体を取付枠から外し、それから配管、逆止弁を取外さな
ければならず、多大な労力が必要になるという問題点が
あった。
その他の従来技術としては、止水ゲート扉体の取水側
側面に水中モータポンプを懸垂させ、止水ゲート扉体の
内部に配管と逆流防止弁を組込んだ例がある。しかし、
ここの従来技術では、止水ゲート扉体の取水側側面に懸
垂している水中モータポンプが、ゲート開閉時に邪魔に
ならないように取水側上方に開口部を必要とする。この
ため、扉体の取水側でシールする事が不可能であり、下
流側でシールせざるをえない。また、ゲートの下流側水
位が高い場合には逆流を防止するためにゲートを全閉と
するが、この時下流側より水圧が付加されて止水ゲート
扉体を取水側へ押し付ける力が作用する。その結果、該
ゲートはいわゆる逆圧ゲートになってしまう。そして、
逆圧ゲートでは、水圧で作用する力が取水側シール面を
引き離す方向に作用するので、完全な止水が困難であ
る。さらに幅の寸法が大きくなり、重量も増大するとい
う問題がある。
また実開昭62-44928号公報には、扉体と排水ポンプと
を一体に構成した技術が開示されている。しかしなが
ら、かかる公知技術では排出路が水門の側面から突出し
ているために水門にモーメントが作用し、そのために設
備全体を大きく丈夫なものにしなければならない。ま
た、下流側に排出路が設けられているので、正圧ゲート
とすることはできない。
[考案が解決しようとする課題] したがって本考案の目的は、止水ゲート扉にモーメン
トが生ずることなく、また、いわゆる正圧ゲートとする
ことのできるゲートポンプを提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、止水ゲート扉体とポンプとを一体に
構成したゲートポンプにおいて、止水ゲート扉体の液を
吸込む吸入口を設け、該吸込口から液を吸込んで上方に
吐出する水中ポンプを止水ゲート扉体の内部に配置した
パイプ内に収納し、前記パイプは止水ゲート扉体の上部
まで延びてその上端が液を吐出する吐出口を構成してお
り、そして前記吐出口に逆流防止用のフロートが設けら
れている。
また本考案によれば、止水ゲート扉体とポンプとを一
体に構成したゲートポンプにおいて、止水ゲート扉体の
下部に液を吸込む吸込口を設け、該吸込口から液を吸込
んで上方に突出する水中ポンプを止水ゲート扉体の内部
に配置したパイプ内に収納し、前記パイプは下流側水路
の最大水位より上方レベルまで延長されており、該パイ
プの上端が吐出口を構成している。
[作用] 上記のような構成を有する本考案によれば、パイプ内
に設けた水中モータポンプを止水ゲート扉体の内部に完
全に収容し、止水ゲート扉体の下方から、排出するべき
液(水)を吸い込み、止水ゲート扉体上端、すなわちパ
イプ上端に設けた吐出口より上方へ吐出し、且つ吐出口
に設けたフロートにより逆流を防止しているので、止水
ゲート扉体の側面部に吐出口や逆止弁のような突起物を
形成する必要がなく、該ゲートを幅寸法が小さいものに
することができる。また、重心を扉体の中心線上にもっ
てこれるので、余分な剛性を必要とせず、より軽量化す
ることができる。さらに、止水ゲート扉体の取水側側面
の上方に開口部を設ける必要がないので、該扉体の上流
側を完全にシールすることができ、いわゆる正圧ゲート
とすることができる。すなわち、ゲート全閉時には、下
流側から上流側に向けて止水ゲートを押し付ける力が作
用し、この力はシールを押し付けるように作用するので
ある。
他方、パイプを最大下流側水位より上方のレベルまで
延長した本考案のゲートポンプによれば、止水ゲート扉
体の下方から吸込まれた排出するべき液(水)は、最大
外水位より上方のレベルにおいて開口したパイプ上端の
吐出口から吐出される。そのため、外水位が最大外水位
であっても逆流が起こることがなく、そのため逆止弁等
の逆止機構が不要である。この場合は予め最大下流側水
位がわかっているときに有効である。
なお、逆圧ゲートとは、扉体と受座との間のシールが
圧力側にあるため、扉体を受座から引離す方向へ圧力が
作用してしまうゲートをいう。逆圧ゲートでは、水圧に
さからって受座に押しつける特別な装置が必要であり、
その構造が複雑である。また、通常、完全に止水するこ
とは不可能である。
そして、正圧ゲートとは扉体と受座との間のシールが
反圧力側にあるため、圧力による力が扉体を受座に押し
付ける方向に作用するゲートをいう。構造が簡単で、完
全な止水が容易に実現される。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本考案の実施例について説
明する。
第2図は、本考案のゲートポンプ10を用いた用水路施
設の一例を示している。用水路12を流れる水は、貯留槽
14を介してゲートポンプ10の上流側(図中左側)水路16
に至る。そしてゲートポンプ10の下流側(図中右側)に
は下流側水路18が設けられている。
第2図中、符号22は、水路16内を流れる水から異物を
除去するための巻き上げ式自動除塵機を示し、符号24は
その除塵機22を巻き上げるための巻上手段を示す。ま
た、符号26は第2図の施設用の自家発電機室を示し、符
号28は受配電盤室および休憩室を示している。
第3図は、第2図における上流側水路16、ゲートポン
プ10、下流側水路18の配置を示すものである。第3図に
おいて、ゲートポンプ10はその受座30に座着した状態で
示されている。
第3図において、上流側水路16の水位が下流側水路18
の水位よりも高い場合は、ゲートポンプ操作台31(第3
図)によってゲートポンプ10を第3図で示す位置より上
方へ引き上げてゲートを全開とし、上流側水路16と下流
側水路18とを直接連通させる。その結果、自然流下によ
って上流側から下流側へ排水される。
他方、上流側水路16の水位が下流側水路18の水位より
も低い場合には、自然流下による排水ができない。その
ため、第3図で示すようにゲートポンプ10を底部の受座
30へ座着せしめてゲートを全閉とし、両水路16、18を相
互に分離する。この状態で、ゲートポンプ10により上流
側水路16から水を吸い込み、矢印Wで示すようにゲート
ポンプ10の上方へ吐出し、下流側水路18へ排水する。
このゲートポンプ10は第1図において詳細に示されて
いる。全体を符号10で示すゲートポンプは、止水ゲート
扉体32と、その内部へ完全に収容されている水中ポンプ
34とを含んでいる。符号33はゲートポンプ10の側面に設
けられたシール用の受座を示す。すなわち、シール用の
受座は側面と底面に設けられている。水中ポンプ34は中
空コラムすなわちパイプ36と共に止水ゲート扉体32内部
に収納されており、吸込口38から水を吸い込んでパイプ
上端の吐出口40から上方へ吐き出すようになっている。
このパイプ上端は図示の通り止水ゲート扉体32の上端と
ほぼ同じ高さであり、そしてこの吐出口40には逆流防止
用フロート42が設けられ、このフロート42は、サポート
44によって支持されたガイド46に沿って上下方向に移動
する。そして、フロート42には鎖48が取付けられてお
り、異物を噛み込んだ際にはこの鎖48を介してフロート
42を引き上げることができる。なお、第1図において矢
印Sは上流側水路16からの流れを示し、矢印tはゲート
ポンプ10から吐出された水の流れを示し、そして符号LW
LとHWLはそれぞれ上流側水路16の最低水位と下流側水路
18の最高水位を示している。
第2図、第3図を参照して説明したように、自然流下
時にはゲートポンプ10全体を上方へ引き上げるので、水
は、何ら障害物なく上流側水路16から下流側水路18へ流
下する。一方、下流側水路18の水位(外水位)が上昇
し、ゲートポンプ10を下降して受座30へ座着すると、フ
ロート42は自重および水圧により下方へ押し付けられ、
ポンプ吐出口40を閉塞して逆流を防止する。そして、水
中モータポンプ34を運転すると、その吐出圧力によって
フロート42が上方へ押し上げられ、吐出口40から水が排
出される。
第4図は本考案の第2実施例を示すものであり、第1
図と同一の部材には同一の符号が付されている。第4図
において、ゲートポンプ50を収納しているパイプ52は下
流側水路18の最大外水位HWLより上方のレベルまで延長
しているので、吐出口40も最大外水位HWLよりも上方の
位置に開口している。水中モータポンプ34によって排出
される水は吐出口40より吐出して流下(矢印d)するの
で、外水位が最大(HWL)であっても下流側水路18の水
が吐出口40を介して逆流することがない。この実施例は
あらかじめ下流側の最大外水位が解っている場合に効果
的である。他の構成に関しては第1図と実質的に同様な
ので、説明を省略する。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のゲートポンプによれ
ば、パイプ内に設けた付水中モータポンプを止水ゲート
扉体内部へ完全に収容し、その上端に吐出口を設けてあ
るので、止水ゲート扉体の側面に吐出口や逆止弁等の突
起物を形成する必要がない。そのため、幅寸法の小さな
ものとすることができる。また、重心が扉体の中心線上
にあるので、余分な剛性を与える必要がなく、より軽量
とすることができ、小さなスペースにも設置可能であ
る。さらに、パイプを最大外水位よりも上方のレベルま
で延長して逆流を防止した結果、吐出配管、逆止弁が不
要となる。これに加えて、止水ゲート扉体の取水側にお
いてシールが可能であるため、止水ゲート全閉時に下流
側からの圧力がシールを押し付ける方向に作用する、い
わゆる正圧ゲートとすることができる。そしてパイプ内
部より水中モータと一体となったポンプ回転体(水中モ
ータポンプ)を取り出すだけで、メンテナンスを容易に
実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のゲートポンプの1実施例を示す正面
図、第2図は第1図のゲートポンプを用いた用水路施設
の平面図、第3図は第2図のA−A線矢視図、第4図は
本考案の第2実施例を示す正面図である。 10……ゲートポンプ、32……止水ゲート扉体、34……水
中モータポンプ、36、52……パイプ、38……吸込口、40
……吐出口、42……逆流防止用フロート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−215735(JP,A) 特開 昭52−136401(JP,A) 実開 昭62−44928(JP,U) 実開 平2−42927(JP,U) 特公 昭56−5883(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】止水ゲート扉体とポンプとを一体に構成し
    たゲートポンプにおいて、止水ゲート扉体の下部に液を
    吸込む吸込口を設け、該吸込口から液を吸込んで上方に
    吐出する水中ポンプを止水ゲート扉体の内部に配置した
    パイプ内に収納し、前記パイプは止水ゲート扉体の上部
    まで延びてその上端が液を吐出する吐出口を構成してお
    り、そして前記吐出口に逆流防止用のフロートが設けら
    れていることを特徴とするゲートポンプ。
  2. 【請求項2】止水ゲート扉体とポンプとを一体に構成し
    たゲートポンプにおいて、止水ゲート扉体の下部に液を
    吸込む吸込口を設け、該吸込口から液を吸込んで上方に
    吐出する水中ポンプを止水ゲート扉体の内部に配置した
    パイプ内に収納し、該パイプは下流側水路の最大水位よ
    り上方レベルまで延長されており、該パイプの上端が吐
    出口を構成していることを特徴とするゲートポンプ。
JP1988121596U 1988-09-19 1988-09-19 ゲートポンブ Expired - Lifetime JP2519893Y2 (ja)

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